JPH0591448A - 映像信号a−d変換装置 - Google Patents
映像信号a−d変換装置Info
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- JPH0591448A JPH0591448A JP2778692A JP2778692A JPH0591448A JP H0591448 A JPH0591448 A JP H0591448A JP 2778692 A JP2778692 A JP 2778692A JP 2778692 A JP2778692 A JP 2778692A JP H0591448 A JPH0591448 A JP H0591448A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 241001270131 Agaricus moelleri Species 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用
してレベル分解能の高いA−D変換を可能とし、コント
ラストの良い画像を表示できるようにする。 【構成】 A−D変換装置3内に設けられた基準電位発
生回路11は、所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電
位を発生してコンパレータ121 〜12n に供給する
が、この際、映像増幅回路1から送られてくる映像信号
の平均レベルを検出し、その平均レベルに追従して上限
基準電位と下限基準電位を、所定電位を保ったまま自動
的に可変する。コンパレータ121 〜12n は、映像増
幅回路1から送られてくる映像信号を上記上限基準電位
と下限基準電位の間でデジタル信号に変換する。従っ
て、映像信号が変動しても、それに応じてA−D変換の
上限基準電位と下限基準電位が所定電圧幅を保ったま
ま、映像信号の平均値に追従して変化するので、常にA
−D変換の分解能を最大限に発揮させることができる。
してレベル分解能の高いA−D変換を可能とし、コント
ラストの良い画像を表示できるようにする。 【構成】 A−D変換装置3内に設けられた基準電位発
生回路11は、所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電
位を発生してコンパレータ121 〜12n に供給する
が、この際、映像増幅回路1から送られてくる映像信号
の平均レベルを検出し、その平均レベルに追従して上限
基準電位と下限基準電位を、所定電位を保ったまま自動
的に可変する。コンパレータ121 〜12n は、映像増
幅回路1から送られてくる映像信号を上記上限基準電位
と下限基準電位の間でデジタル信号に変換する。従っ
て、映像信号が変動しても、それに応じてA−D変換の
上限基準電位と下限基準電位が所定電圧幅を保ったま
ま、映像信号の平均値に追従して変化するので、常にA
−D変換の分解能を最大限に発揮させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン映像信号を
デジタル信号に変換する映像信号A−D変換装置に関す
る。
デジタル信号に変換する映像信号A−D変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用小型テレビ受像機として、
ブラウン管の代りに液晶表示パネルを使用した液晶テレ
ビ受像機が開発され、すでに実用化されている。液晶表
示パネルを使用してテレビ画像を表示させる場合、その
階調数は液晶表示素子の能力から現在では16階調程度
が妥当であると考えられている。上記16の階調信号
は、4ビットのA−D変換装置によって作ることができ
る。
ブラウン管の代りに液晶表示パネルを使用した液晶テレ
ビ受像機が開発され、すでに実用化されている。液晶表
示パネルを使用してテレビ画像を表示させる場合、その
階調数は液晶表示素子の能力から現在では16階調程度
が妥当であると考えられている。上記16の階調信号
は、4ビットのA−D変換装置によって作ることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、映像信号を
忠実にA−D変換するには、映像信号の白レベルから黒
レベルまでをA−D変換しなければならず、その分解能
は7ビット以上必要とする。A−D変換装置は、コンパ
レータを用いて構成されるもので、例えば4ビットの場
合は15個、5ビット出力の場合は31個、6ビット出
力の場合は63個というように多数のコンパレータを必
要とし、分解能を向上すると構成が複雑化して非常に高
価なものとなる。また、映像信号は、常に白レベルから
黒レベルまで変化しているわけではないので、映像信号
の全範囲をA−D変換するとコントラストが悪い。
忠実にA−D変換するには、映像信号の白レベルから黒
レベルまでをA−D変換しなければならず、その分解能
は7ビット以上必要とする。A−D変換装置は、コンパ
レータを用いて構成されるもので、例えば4ビットの場
合は15個、5ビット出力の場合は31個、6ビット出
力の場合は63個というように多数のコンパレータを必
要とし、分解能を向上すると構成が複雑化して非常に高
価なものとなる。また、映像信号は、常に白レベルから
黒レベルまで変化しているわけではないので、映像信号
の全範囲をA−D変換するとコントラストが悪い。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、人間の視覚が映像信号の変化がゆるやかな部分では
敏感で、変化が激しい部分では鈍感であることを利用
し、映像信号の平均値付近をA−D変換することによ
り、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示し得る映像信号A−D変換装
置を提供することを目的とする。
で、人間の視覚が映像信号の変化がゆるやかな部分では
敏感で、変化が激しい部分では鈍感であることを利用
し、映像信号の平均値付近をA−D変換することによ
り、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示し得る映像信号A−D変換装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、映像信号の平均レベルを検出する手段と、
所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電位が供給され、
該上限基準電位と下限基準電位の間で映像信号をA−D
変換するA−D変換手段と、上記検出手段により検出さ
れた映像信号の平均レベルに追従して、上記A−D変換
手段に供給される上記上限基準電位と下限基準電位を、
上記所定電位を保ったまま自動的に可変する手段とを具
備したことを特徴とするものである。
するために、映像信号の平均レベルを検出する手段と、
所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電位が供給され、
該上限基準電位と下限基準電位の間で映像信号をA−D
変換するA−D変換手段と、上記検出手段により検出さ
れた映像信号の平均レベルに追従して、上記A−D変換
手段に供給される上記上限基準電位と下限基準電位を、
上記所定電位を保ったまま自動的に可変する手段とを具
備したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成することによって、映像信号が
変動しても、それに応じてA−D変換の上限基準電位と
下限基準電位が所定電圧幅を保ったまま、映像信号の平
均値に追従して変化するので、常にA−D変換の分解能
を最大限に発揮させることができる。
変動しても、それに応じてA−D変換の上限基準電位と
下限基準電位が所定電圧幅を保ったまま、映像信号の平
均値に追従して変化するので、常にA−D変換の分解能
を最大限に発揮させることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は液晶テレビ受像機における主要部の構成を
示したものである。同図において1は映像増幅回路で、
映像検波回路(図示せず)からの信号を増幅し、同期分
離回路2及びA−D変換装置3へ出力する。また、映像
増幅回路1の出力信号の一部は、音声増幅回路(図示せ
ず)へ送られる。上記同期分離回路2は、入力された映
像信号中から水平及び垂直同期信号を分離し、制御回路
4へ出力する。この制御回路4はシフトレジスタ5を介
して第1駆動回路6に駆動タイミング信号を与えると共
に第2駆動回路7にタイミング信号を与える。
する。図1は液晶テレビ受像機における主要部の構成を
示したものである。同図において1は映像増幅回路で、
映像検波回路(図示せず)からの信号を増幅し、同期分
離回路2及びA−D変換装置3へ出力する。また、映像
増幅回路1の出力信号の一部は、音声増幅回路(図示せ
ず)へ送られる。上記同期分離回路2は、入力された映
像信号中から水平及び垂直同期信号を分離し、制御回路
4へ出力する。この制御回路4はシフトレジスタ5を介
して第1駆動回路6に駆動タイミング信号を与えると共
に第2駆動回路7にタイミング信号を与える。
【0008】上記第1駆動回路6は、液晶表示パネル8
の垂直方向に対する走査を行ない、第2駆動回路7は液
晶表示パネル8の水平方向に対する走査を行なう。ま
た、制御回路4は、映像信号を1水平走査おきに選択す
るチップイネーブル信号/CE(符号“/”は信号CE
の反転を示す)を発生し、A−D変換装置3へ与える。
このA−D変換装置3は、基準電位発生回路11、コン
パレータ121 〜12n、デコーダ13、バイアス回路
14を主体として構成される。
の垂直方向に対する走査を行ない、第2駆動回路7は液
晶表示パネル8の水平方向に対する走査を行なう。ま
た、制御回路4は、映像信号を1水平走査おきに選択す
るチップイネーブル信号/CE(符号“/”は信号CE
の反転を示す)を発生し、A−D変換装置3へ与える。
このA−D変換装置3は、基準電位発生回路11、コン
パレータ121 〜12n、デコーダ13、バイアス回路
14を主体として構成される。
【0009】上記基準電位発生回路11は詳細を後述す
るように、映像信号の白レベル電圧、黒レベル電圧に応
じて低レベルの基準電位VL 及び高レベルの基準電位V
H を発生するもので、この基準電位VL ,VH は、直接
あるいは抵抗R1 〜Rm で分圧されてコンパレータ12
1 〜12n の基準端子に入力される。そして、上記コン
パレータ121 〜12n の比較端子には、映像増幅回路
1の出力信号が与えられる。
るように、映像信号の白レベル電圧、黒レベル電圧に応
じて低レベルの基準電位VL 及び高レベルの基準電位V
H を発生するもので、この基準電位VL ,VH は、直接
あるいは抵抗R1 〜Rm で分圧されてコンパレータ12
1 〜12n の基準端子に入力される。そして、上記コン
パレータ121 〜12n の比較端子には、映像増幅回路
1の出力信号が与えられる。
【0010】一方、バイアス回路14は、チップイネー
ブル信号/CEに同期して動作し、コンパレータ121
〜12n にバイアスを与える。コンパレータ121 〜1
2nは、バイアス回路14からバイアスが与えられてい
る間動作し、その出力信号をデコーダ13へ入力する。
このデコーダ13は、入力信号を例えば4ビットのデジ
タル信号にデコードし、A−D変換装置3の出力として
シフトレジスタ9へ送出する。このシフトレジスタ9
は、例えば液晶表示パネル8が120×160ドット2
重マトリクスの場合、4ビット×320段に構成され
る。そして、上記シフトレジスタ9に入力されたデータ
は、バッファ10を介して第2駆動回路7へ送られる。
この第2駆動回路7は、バッファ10の出力に対し、制
御回路4からの輝度パルスに基づいて輝度変調し、液晶
表示パネル8に駆動バイアスを与える。
ブル信号/CEに同期して動作し、コンパレータ121
〜12n にバイアスを与える。コンパレータ121 〜1
2nは、バイアス回路14からバイアスが与えられてい
る間動作し、その出力信号をデコーダ13へ入力する。
このデコーダ13は、入力信号を例えば4ビットのデジ
タル信号にデコードし、A−D変換装置3の出力として
シフトレジスタ9へ送出する。このシフトレジスタ9
は、例えば液晶表示パネル8が120×160ドット2
重マトリクスの場合、4ビット×320段に構成され
る。そして、上記シフトレジスタ9に入力されたデータ
は、バッファ10を介して第2駆動回路7へ送られる。
この第2駆動回路7は、バッファ10の出力に対し、制
御回路4からの輝度パルスに基づいて輝度変調し、液晶
表示パネル8に駆動バイアスを与える。
【0011】次に上記基準電位発生回路11の詳細につ
いて図2により説明する。映像増幅回路1から送られて
くる映像信号は、積分回路21を介してOPアンプ22
の+入力端子へ入力される。このOPアンプ22は、ボ
ルテージフォロアのバッファとして用いられるもので、
その出力は自己の−入力端子へ入力されると共に抵抗2
3を介してOPアンプ24の−入力端子へ入力される。
このOPアンプ24の+入力端子には、1/2Vccの直
流電圧が与えられる。そして、上記OPアンプ24の出
力は、抵抗25を介して自己の−入力端子へ入力され
る。上記OPアンプ24は、直流反転アンプとして用い
られるもので、その出力は抵抗26を介してOPアンプ
27の−入力端子へ入力されると共に、抵抗28を介し
てOPアンプ29の−入力端子へ入力される。また、上
記OPアンプ27,29の+入力端子には、1/2Vcc
の電圧が与えられる。
いて図2により説明する。映像増幅回路1から送られて
くる映像信号は、積分回路21を介してOPアンプ22
の+入力端子へ入力される。このOPアンプ22は、ボ
ルテージフォロアのバッファとして用いられるもので、
その出力は自己の−入力端子へ入力されると共に抵抗2
3を介してOPアンプ24の−入力端子へ入力される。
このOPアンプ24の+入力端子には、1/2Vccの直
流電圧が与えられる。そして、上記OPアンプ24の出
力は、抵抗25を介して自己の−入力端子へ入力され
る。上記OPアンプ24は、直流反転アンプとして用い
られるもので、その出力は抵抗26を介してOPアンプ
27の−入力端子へ入力されると共に、抵抗28を介し
てOPアンプ29の−入力端子へ入力される。また、上
記OPアンプ27,29の+入力端子には、1/2Vcc
の電圧が与えられる。
【0012】さらに、Vccの電圧を抵抗30、可変抵抗
31、抵抗32の直列回路によって分圧しており、抵抗
30と可変抵抗31との間の分圧電圧がOPアンプ29
の−入力端子へ供給され、可変抵抗31と抵抗32との
間の分圧電圧がOPアンプ27の−入力端子に供給され
る。また、OPアンプ27,29の出力は、それぞれ抵
抗33,34を介して自己の−入力端子に入力される。
そして、OPアンプ27の出力が基準電位VH として、
OPアンプ29の出力が基準電位VL として取出され
る。
31、抵抗32の直列回路によって分圧しており、抵抗
30と可変抵抗31との間の分圧電圧がOPアンプ29
の−入力端子へ供給され、可変抵抗31と抵抗32との
間の分圧電圧がOPアンプ27の−入力端子に供給され
る。また、OPアンプ27,29の出力は、それぞれ抵
抗33,34を介して自己の−入力端子に入力される。
そして、OPアンプ27の出力が基準電位VH として、
OPアンプ29の出力が基準電位VL として取出され
る。
【0013】次に上記実施例の動作について図3に示す
各部の信号波形を参照して説明する。映像増幅回路1か
らは、図3(a)に示すような映像信号aが出力され、
A−D変換装置3へ入力される。上記映像信号aは、ま
ず、積分回路21で積分され、次いでOPアンプ22で
増幅されて図3(b)に示すような信号bとなる。すな
わち、この信号bは、映像信号aの平均値の変化に追従
して変化する。そして、上記信号bは、OPアンプ24
で反転増幅され、図3(c)に示す信号波形となる。す
なわち、OPアンプ24の出力信号cは、OPアンプ2
4の基準電圧として1/2Vccが与えられているので、 c=(1/2Vcc−b)+1/2Vcc =Vcc−b となる。
各部の信号波形を参照して説明する。映像増幅回路1か
らは、図3(a)に示すような映像信号aが出力され、
A−D変換装置3へ入力される。上記映像信号aは、ま
ず、積分回路21で積分され、次いでOPアンプ22で
増幅されて図3(b)に示すような信号bとなる。すな
わち、この信号bは、映像信号aの平均値の変化に追従
して変化する。そして、上記信号bは、OPアンプ24
で反転増幅され、図3(c)に示す信号波形となる。す
なわち、OPアンプ24の出力信号cは、OPアンプ2
4の基準電圧として1/2Vccが与えられているので、 c=(1/2Vcc−b)+1/2Vcc =Vcc−b となる。
【0014】上記OPアンプ24の出力cは、OPアン
プ27で反転増幅されて図3(e)に示す信号つまり、
基準電位VH となる。このとき、OPアンプ27の+端
子には1/2Vccの電圧が入力され、−端子には可変抵
抗31と抵抗32との間の分圧電圧dが与えられている
ので、OPアンプ27の出力eは、 e=VH =(1/2Vcc−e)+(1/2Vcc−d)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−d =3/2Vcc−(Vcc−b)−d =1/2Vcc+b−d となる。
プ27で反転増幅されて図3(e)に示す信号つまり、
基準電位VH となる。このとき、OPアンプ27の+端
子には1/2Vccの電圧が入力され、−端子には可変抵
抗31と抵抗32との間の分圧電圧dが与えられている
ので、OPアンプ27の出力eは、 e=VH =(1/2Vcc−e)+(1/2Vcc−d)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−d =3/2Vcc−(Vcc−b)−d =1/2Vcc+b−d となる。
【0015】上記の分圧電圧dは、例えば図3(d)に
示すように1/2Vccより低い値に設定されるので、基
準電位VH はハイレベルとなる。また、上記OPアンプ
24の出力は、OPアンプ29で反転増幅されて図3
(g)に示す信号gつまり基準電位VL となる。このと
きOPアンプ29の+端子には1/2Vccの電圧が入力
され、−端子には抵抗30と可変抵抗31との間の分圧
電圧が与えられているので、OPアンプ29の出力g
は、 g=VL =(1/2Vcc−c)+(1/2Vcc−f)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−f =3/2Vcc−(Vcc−b)−f =1/2Vcc+b−f となる。
示すように1/2Vccより低い値に設定されるので、基
準電位VH はハイレベルとなる。また、上記OPアンプ
24の出力は、OPアンプ29で反転増幅されて図3
(g)に示す信号gつまり基準電位VL となる。このと
きOPアンプ29の+端子には1/2Vccの電圧が入力
され、−端子には抵抗30と可変抵抗31との間の分圧
電圧が与えられているので、OPアンプ29の出力g
は、 g=VL =(1/2Vcc−c)+(1/2Vcc−f)+1/2Vcc =3/2Vcc−c−f =3/2Vcc−(Vcc−b)−f =1/2Vcc+b−f となる。
【0016】上記分圧電圧fは、例えば図3(f)に示
すように1/2Vccより高い値に設定されるので、基準
電位VL はローレベルとなる。なお、分圧電圧d,f
は、可変抵抗31の調整によって変化するので、可変抵
抗31の操作によって基準電位VH ・VL のレベル調整
を行なうことができる。また、準電位VH ・VL は、前
記の計算式からも明らかなようにOPアンプ22の出力
bに応じて変化する。すなわち、基準電位VH ・VL は
映像信号の平均値の変化に追従して変化する。
すように1/2Vccより高い値に設定されるので、基準
電位VL はローレベルとなる。なお、分圧電圧d,f
は、可変抵抗31の調整によって変化するので、可変抵
抗31の操作によって基準電位VH ・VL のレベル調整
を行なうことができる。また、準電位VH ・VL は、前
記の計算式からも明らかなようにOPアンプ22の出力
bに応じて変化する。すなわち、基準電位VH ・VL は
映像信号の平均値の変化に追従して変化する。
【0017】しかして、上記基準電位発生回路11から
出力される基準電位VH ・VL は、直接あるいは抵抗R
1 〜Rm により分圧されてコンパレータ121 〜12n
に基準電圧として入力される。上記コンパレータ121
〜12n は、映像増幅回路1から出力される映像信号を
基準電位VH ・VL に従って取出し、デコーダ13を介
して4ビットのデータに変換する。従って、常に映像信
号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれる。すな
わち、黒っぽい画像の時は映像信号の平均値が低いので
基準電位VH ・VL が低くなり、また、白っぽい画像の
時は映像信号の平均値が高いので基準電位が高くなって
映像信号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれ
る。そして、A−D変換装置3でA−D変換された4ビ
ットのデータは、シフトレジスタ9に書込まれ、バッフ
ァ10を介して第2駆動回路7へ送られ、液晶表示パネ
ル8において表示される。
出力される基準電位VH ・VL は、直接あるいは抵抗R
1 〜Rm により分圧されてコンパレータ121 〜12n
に基準電圧として入力される。上記コンパレータ121
〜12n は、映像増幅回路1から出力される映像信号を
基準電位VH ・VL に従って取出し、デコーダ13を介
して4ビットのデータに変換する。従って、常に映像信
号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれる。すな
わち、黒っぽい画像の時は映像信号の平均値が低いので
基準電位VH ・VL が低くなり、また、白っぽい画像の
時は映像信号の平均値が高いので基準電位が高くなって
映像信号の平均値付近に対するA−D変換が行なわれ
る。そして、A−D変換装置3でA−D変換された4ビ
ットのデータは、シフトレジスタ9に書込まれ、バッフ
ァ10を介して第2駆動回路7へ送られ、液晶表示パネ
ル8において表示される。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、映像
信号の全範囲ではなく、変化が緩やかな映像信号の平均
値付近の所定範囲をA−D変換するようにしているの
で、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示することができる。またA−
Dコンバータは、レベル分解能の低いものを使用できる
ので、コンパレータの使用数を減少して構成を簡易化で
き、コストの低下を計り得るものである。
信号の全範囲ではなく、変化が緩やかな映像信号の平均
値付近の所定範囲をA−D変換するようにしているの
で、レベル分解能の低いA−Dコンバータを使用してレ
ベル分解能の高いA−D変換を行なうことができ、コン
トラストの良い画像を表示することができる。またA−
Dコンバータは、レベル分解能の低いものを使用できる
ので、コンパレータの使用数を減少して構成を簡易化で
き、コストの低下を計り得るものである。
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】図1におけるA−D変換装置内の基準電位発生
回路の詳細を示す回路図。
回路の詳細を示す回路図。
【図3】図2における各部の動作信号波形図。
3…A−D変換装置、11…基準電位発生回路、121
〜12n…コンパレータ、13…デコーダ、14…バイ
アス回路、21…積分回路、22,24,27,29…
OPアンプ。
〜12n…コンパレータ、13…デコーダ、14…バイ
アス回路、21…積分回路、22,24,27,29…
OPアンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】 映像信号の平均レベルを検出する手段
と、 所定電圧幅の上限基準電位と下限基準電位が供給され、
該上限基準電位と下限基準電位の間で映像信号をA−D
変換するA−D変換手段と、 上記検出手段により検出された映像信号の平均レベルに
追従して、上記A−D変換手段に供給される上記上限基
準電位と下限基準電位を、上記所定電位を保ったまま自
動的に可変する手段とを具備したことを特徴とする映像
信号A−D変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4027786A JP2508941B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 映像信号a−d変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4027786A JP2508941B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 映像信号a−d変換装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15284489A Division JPH0263278A (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 液晶表示装置の階調補正回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591448A true JPH0591448A (ja) | 1993-04-09 |
JP2508941B2 JP2508941B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=12230663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4027786A Expired - Lifetime JP2508941B2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 映像信号a−d変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508941B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675775A (en) * | 1979-11-27 | 1981-06-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | Facsimile device |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4027786A patent/JP2508941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675775A (en) * | 1979-11-27 | 1981-06-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | Facsimile device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2508941B2 (ja) | 1996-06-19 |
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