[go: up one dir, main page]

JPH0589210A - Cad/cam装置 - Google Patents

Cad/cam装置

Info

Publication number
JPH0589210A
JPH0589210A JP3249241A JP24924191A JPH0589210A JP H0589210 A JPH0589210 A JP H0589210A JP 3249241 A JP3249241 A JP 3249241A JP 24924191 A JP24924191 A JP 24924191A JP H0589210 A JPH0589210 A JP H0589210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
draft
line
arc
intersection
deformation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3249241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2768576B2 (ja
Inventor
Masataka Sugiura
政孝 杉浦
Tomoko Washimi
倫子 鷲見
Yutaka Tanaka
豊 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3249241A priority Critical patent/JP2768576B2/ja
Publication of JPH0589210A publication Critical patent/JPH0589210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2768576B2 publication Critical patent/JP2768576B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • B29C33/3835Designing moulds, e.g. using CAD-CAM

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手による煩雑な円弧修正作業をなくし、抜
き勾配角度を後から変更するときに作業が重複すること
なく容易に、且つ、短時間に抜き勾配変形を行った金型
を設計できる。 【構成】 抜き勾配をつける線を指定角度分回転移動す
る抜き勾配線変形において、抜き勾配をつける線上に端
点が存在する形状のうち、線分だけではなく、従来変形
させていなかった円弧についても、抜き勾配線の変形に
合わせて連続性等の関係を保つように変形し、抜き勾配
をつける線上に端点が存在し、且つ、接していない円弧
を抜き勾配線の変形に追従させて変形する際に、平行移
動モードと交点カットモードのいずれかを指定でき、抜
き勾配をつける線に抜き勾配角度を変更するときの変形
に必要な情報を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CAD/CAM装置
に関し、さらに詳細には、被加工形状を変形させてプラ
スチック成形に用いられる金型を設計するCAD/CA
M装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形に用いられる金型を設
計する際に、成形品を金型から取り出し易くするため、
抜き方向につけられる勾配を抜き勾配という。また、被
加工形状を抜き勾配分だけ変形させることを抜き勾配変
形という。
【0003】図12は、上記抜き勾配変形により金型を
設計する従来のCAD/CAM装置の一例を示すブロッ
ク図である。以下、従来の操作について、図11に示し
た一般的なCAD/CAM装置のシステム構成と合わせ
て説明する。
【0004】このCAD/CAM装置51において、情
報入力部2により加工図面の情報を入力すると、その加
工図面が表示部6に表示される。そこで、図14(a)
及び(c)のように表示された加工図面中に含まれてい
る線分8aをマウス25等により選択する。次に、線分
8aを回転移動するときの中心となる固定点10をマウ
ス25にて指示する。そして、固定点10を中心にその
線分をどちら側に回転させるかをマウス25にて任意の
点Dを指示することにより、変形方向を決定する。次
に、抜き勾配角度の入力を行う。
【0005】上記情報入力部2を介したこれらの入力情
報は、情報記憶部53に記憶される。情報解析部54
は、前記入力情報に基づいて、図13のフローチャート
に示す処理により線分8aの抜き勾配変形を行う。
【0006】すなわち、図14(b)及び(d)に示す
ように、固定点10を中心に、抜き勾配線8aを指示方
向にθだけ回転移動して、変形後の抜き勾配線8bを得
る(S51)。この抜き勾配変形により得られた被加工
形状は、情報表示制御部5により、表示部6に表示され
る。
【0007】上記図13に示した処理では、図14
(b)のように、抜き勾配線上に要素の端点が乗ってい
る連続した線分29aについては、変形後の抜き勾配線
8bとの交点を算出し、線分29b及び抜き勾配線8b
の端点を、この交点とする(S52)。しかし、図14
(d)のように、連続する形状が円弧30である場合に
は、抜き勾配線8bだけが変形されるために連続でなく
なる。そこで、この円弧30のように、抜き勾配線上に
端点が乗っている円弧については、抜き勾配変形後、連
続性が保てるようにCADの別機能を用いて、平行移動
し、交点を端点とする等、円弧の修正を行っていた。
【0008】その他、この発明に関連する参考技術文献
として特開平1−291375号公報に開示されている
「CAD/CAM装置」がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のCAD/CAM
装置では、上記のように抜き勾配線上に端点が乗ってい
る円弧は抜き勾配変形を行った後、連続性を保つため、
別のCAD機能を用いて人手で連続する円弧の修正を行
う必要がある。また、抜き勾配変形を行ない、上記の連
続化修正を行った後、抜き勾配角度を変更するときには
再び抜き勾配変形、関連円弧の連続化修正を行う必要が
ある。このため、抜き勾配変形を行う回数が多いほど修
正作業が煩雑になり、時間がかかるという問題点があっ
た。また、修正漏れや修正ミスを生じるという問題点も
あった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、人手による煩雑な円弧修正作業
をすることなく、また、抜き勾配角度を後から変更する
ときに作業が重複することなく容易に、且つ、短時間に
抜き勾配変形を行った金型を設計できるようにしたCA
D/CAM装置を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るC
AD/CAM装置は、プラスチック成形に用いられる金
型を設計するCAD/CAM装置において、成形品を金
型から取り出し易いようにつけられる角度(抜き勾配角
度)をθとするとき、抜き勾配をつける線(抜き勾配
線)を、変形の基準となる抜き勾配線とは平行でない別
の線(基準線)との交点(固定点)を中心にθだけ回転
移動して、抜き勾配角度だけ傾斜した抜き勾配線を得る
抜き勾配線変形の際に、抜き勾配線上に端点が乗ってい
る線分は、抜き勾配角度分だけ傾斜した抜き勾配線との
交点を算出し、その交点を端点とする線分を得る隣接線
分変形手段と、抜き勾配線上に端点が存在し、且つ、接
している円弧は、その円弧の半径を固定し、抜き勾配線
に接した状態を保つように、且つ、他の隣り合う図形要
素との関係を保つように、円弧の中心点を移動させて円
弧を得る隣接円弧変形手段とを具備するものである。
【0012】この第2の発明に係るCAD/CAM装置
は、抜き勾配線上に端点が存在する円弧のうち、抜き勾
配線に接しないもの(接しない隣円弧)については、固
定点から抜き勾配線に乗っている方の接しない隣円弧の
端点までの距離をdとするとき、その円弧の半径は固定
したまま中心点を基準線方向にd・tanθだけ移動さ
せた円弧を得る平行移動モードによる隣円弧変形手段
と、接しない隣円弧と、抜き勾配角度だけ傾斜した抜き
勾配線との交点を算出し、その交点を端点とする円弧を
得る交点カットモードによる隣円弧変形手段との2つの
手段をモード切り換えによって変更するモード指定隣円
弧変形手段を付加するものである。
【0013】この第3の発明に係るCAD/CAM装置
は、被加工形状のうち、前記隣接線分変形手段により抜
き勾配角度だけ傾斜させた抜き勾配線に、変形時に設定
された基準線、固定点、抜き勾配角度及び前記平行移動
モード、交点カットモード等、抜き勾配角度の変更時に
必要な情報を記憶することにより、抜き勾配角度の編集
を実行するものである。
【0014】
【作用】この第1の発明のCAD/CAM装置では、抜
き勾配線は、固定点を中心に抜き勾配角度だけ回転した
線分に変形され、抜き勾配線上に端点が乗っている線分
は、隣接線分変形手段により変形後の抜き勾配線との交
点を端点とする線分に変形されるという従来の処理に加
えて、抜き勾配線上に端点が乗っている接円弧は、隣接
円弧変形手段により抜き勾配線との隣接関係を保つ円弧
に変形される。
【0015】この第2の発明のCAD/CAM装置で
は、抜き勾配線上に端点が乗っている円弧のうち、抜き
勾配線に接しないものについては、変形モードが平行移
動モードのときは円弧を基準線方向に平行移動して円弧
を変形し、変形モードが交点カットモードのときは変形
後の抜き勾配線との交点が円弧の端点となるように変形
する。
【0016】この第3の発明のCAD/CAM装置で
は、抜き勾配角度を再入力するときには、基準線、変形
方向を指定せずに変形する。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この発明の一実施例によるCAD/CA
M装置1の構成を示すブロック図である。このCAD/
CAM装置1は、情報を入力する情報入力部2と、情報
入力部2から入力された情報を記憶する情報記憶部3
と、情報記憶部3に記憶されている情報を解析する情報
解析部4と、情報解析部4により解析された情報を表示
部6に表示制御する情報表示制御部5と、情報表示制御
部5により表示動作を制御される表示部6とを有してい
る。
【0018】次に、図4に示す変形例を図2と図3に示
すフローチャートを参照して、その動作を説明する。表
示部6に表示された加工図面中に含まれている変形対象
となる形状を抽出する(S1)。例えば、表示された加
工図面に含まれる変形対象要素を、図4(a)に示すよ
うに四角形7(マウス25で2点A、Bをヒットして生
成する)で囲むことにより抽出する。
【0019】次に、変形対象要素7内の抜き勾配線8a
を指定する(S2)。例えば、抜き勾配線8aを指定す
る場合は、この線分上の任意の点Cをマウス25でヒッ
トすることにより選択する。
【0020】次に、指定された抜き勾配線8aは既に抜
き勾配を付けた形状であるか否かを判断し(S3)、指
定された抜き勾配線8aが既に抜き勾配を付けている線
分ならば、抜き勾配角度を入力する(S4)。この判定
は、抜き勾配線8aにステップS10によって設定され
る編集用データが付加されているか否かによって実行す
る。反対に、指定された抜き勾配線8aが抜き勾配を付
けていない線分ならば、加工図面中より抜き勾配線8a
と平行でない基準線9を指定する(S5)。ここで、選
択された基準線9と抜き勾配線8aとの交点を情報解析
部4により算出し、その点を固定点10とする。
【0021】次に、情報入力部2により、例えばキーボ
ード24等を用いて抜き勾配角度を入力する(S6)。
抜き勾配線8aを、固定点10を中心にどちら側に回転
させるかを決定するため、変形方向を指定する(S
7)。例えば、抜き勾配線8aの左側の任意の点Dをマ
ウス25でヒットした場合、抜き勾配線8aは、固定点
10を中心に時計回りに回転し、逆に、任意の点Dが右
側であるならば、反時計回りに回転するものとする。以
上の入力情報は、情報記憶部3に記憶される。
【0022】次に、情報解析部4により図14に示した
ような従来と同様の抜き勾配変形を行う(S8)。次
に、抜き勾配線上に端点の乗っている変形対象要素7内
の形状を変形する(S9)。この処理を詳しく説明した
ものが図3に示すフローチャートである。
【0023】変形対象要素7内の要素の中から要素の端
点が抜き勾配線8a上に存在する要素を、情報解析部4
により検索する(S12)。そして、検索された要素が
線分のときにはステップS13へ、抜き勾配線に接する
円弧のときにはステップS14へ、それ以外の円弧のと
きにはステップS15へ各々進む。図4(a)の例で
は、抜き勾配線上に端点のある形状は線分になるためス
テップS13へ進む。
【0024】図4(b)に示すように変形した抜き勾配
線8bと線分11aとの交点を情報解析部4により算出
し、その点を変形した抜き勾配線8bと線分11aの各
々の端点とする(S13)。これによって図4(c)に
示す抜き勾配線8cと隣接線分11cのように連続した
形状が得られる。
【0025】次に、基準線9、固定点10、抜き勾配角
度、ステップS15にて設定される円弧変形モード等、
抜き勾配角度の変更時に必要な情報を、抜き勾配変形後
の抜き勾配線に対応させて記憶させる(S10)。ここ
で、抜き勾配角度は、固定点を中心に抜き勾配線が回転
した方向に応じて、正負の符号付き抜き勾配角度に直し
て記憶させる。そして、得られた変形後の形状を情報表
示制御部5により表示部6に表示する(S11)。
【0026】次に、図5に示すような抜き勾配線上に端
点が乗っている抜き勾配線に接する円弧の変形について
述べる。図2のフローチャートに示したステップS1か
らステップS9までとステップS11については、上記
の図4の変形例と同じであるため、その説明は省略す
る。ここでは、ステップS10について、図3のフロー
チャートを参照して説明する。
【0027】図3に示したステップS12にて、図5
(a)〜(c)に示す例にあってはステップS14に進
む。ここで、接円弧12aは情報解析部4により半径が
同一で、変形後の抜き勾配線8bに接し、他の隣り合う
図形13aとの関係を保つように中心を平行移動する。
そして、抜き勾配線8b、接円弧12b、接円弧の他の
隣り合う図形13aが連続となるように、ステップS1
3のように各形状の交点を情報解析部4により算出し、
各々の形状の端点をこの交点に変更する(S14)。こ
れにより、抜き勾配線8c、隣円弧12c、接円弧の他
の隣り合う図形13cのように連続した形状が得られ
る。
【0028】次に、図6に示すような抜き勾配線上に端
点が乗っている抜き勾配線に接しない円弧の変形につい
て述べる。図2のフローチャートに示したステップS1
からステップS9までとステップS11については、上
記の図4の変形例と同じであるため、その説明は省略す
る。ここでは、ステップS10について、図3のフロー
チャートを参照して説明する。
【0029】図3に示したステップS12にて、図6に
示す例にあってはステップS15に進む。ここで、情報
入力部2により、円弧変形モードを入力(指定)する
(S15)。例えば、図7に示すように、表示部6に表
示されるサイドメニューの中からモードを指定する。指
定された円弧変形モードは、情報記憶部3に記憶され
る。次に、入力された円弧変形モードは何かを判断し
(S16)、平行移動モードのときはステップS17へ
進み、交点カットモードのときはステップS18へ進
む。
【0030】次に、平行移動モードであると判断したと
きは、図6(a)の抜き勾配線8a上に端点がある円弧
14aを基準線9と平行な方向に移動する(S17)。
すなわち、図8に示すように、円弧14aの半径と弦の
長さを変えないように固定点10から抜き勾配線上の円
弧14aの端点までの距離をd、抜き勾配角度をθとす
るとき、基準線9と平行な方向に円弧14aの中心をd
・tanθだけ移動する。そして、図6(b)の抜き勾
配線8b、円弧14b、円弧の他の隣り合う図形15a
が連続となるように、各形状の交点を情報解析部4によ
り算出し、各々の形状の端点を変更する。これによって
図6(c)に示すような平行移動モードで変形した抜き
勾配線8c、円弧14c、円弧の他の隣り合う図形15
cの連続した形状が得られる。
【0031】次に、交点カットモードであると判断した
ときは、図6(a)の抜き勾配線8a上に端点がある円
弧14aの他の隣り合う図形15aに影響を与えないよ
うに、この円弧14aを変形している。つまり、図6
(d)の変形後の抜き勾配線8bと円弧14aが連続と
なるように、この2形状の交点を情報解析部4により算
出し、各々の形状の端点を変更する(S18)。これに
よって図6(e)の交点カットモードで変形した抜き勾
配線8e、円弧14e、円弧の他の隣り合う図形15a
の連続した形状が得られる。
【0032】次に、抜き勾配変形の編集について説明す
る。図9(a)の実線形状は、破線形状を上記の方法
で、抜き勾配角度をθ1、円弧変形モードは平行移動モ
ードに設定して抜き勾配変形を行ったものである。この
形状に対して、抜き勾配角度をθ2に変更して図9
(b)に示す実線形状を得る際の処理について説明す
る。
【0033】図2のフローチャートに示したステップS
1については、上記の抜き勾配変形と同様である。ステ
ップS2も変形時と同様に変更を行う抜き勾配線8cを
指定する。ステップS3にて、抜き勾配線8cに編集用
の情報が付加されているため、ステップS4に進む。ス
テップS4では、抜き勾配変形を行う前の形状からの角
度θ2を入力する。
【0034】抜き勾配線8cに付加されている情報のう
ち、基準線9、固定点10、円弧変形モードについて
は、そのまま情報記憶部3に記憶される。変形方向につ
いては、抜き勾配線8aに付加された抜き勾配角度情報
の正負によって決定し、情報記憶部3に記憶される。ま
た、抜き勾配角度については、図9(b)に示すよう
に、(θ2−θ1)が情報記憶部3に記憶される。ステ
ップS8以後の動作については、上記の抜き勾配変形の
場合と同様であるために、その説明は省略する。
【0035】次に第2の実施例を説明する。上記第1の
実施例における図4、図5、図6では、抜き勾配線上に
端点が乗っている形状が1つのときの例を示したが、図
10(a)のように、抜き勾配線8a上に端点が乗って
いる形状が複数個(図10の例では16a、17a、1
8aの3個)存在するときの対応としては、図2に示し
たステップS9を端点が乗っている形状の数だけ繰り返
し実行することにより、図10(b)に示す変形結果が
得られる。
【0036】なお、CAD/CAM装置の一般的なシス
テム構成として、図11に示すものがある。このCAD
/CAM装置は、形状情報に対して各種の演算処理を実
行するCPU19と、各種情報を記憶するメモリ20
と、形状や文字を記録するプリンタ21と、各種情報を
紙テープに穿孔したり、穿孔した紙テープから各種情報
を読み取ったりする紙テープ入出力装置22と、形状や
文字を表示するCRT表示器23と、情報を入力するた
めのキーボード24と、CRT表示器23上で作図する
ために必要な情報を入力するマウス(或いはタブレッ
ト)25と、保存したい情報を書き込んだり、保存した
情報を読み出したりする補助記憶装置26と、これらの
構成要素を全て接続するバス27とから構成されてい
る。
【0037】
【発明の効果】この発明に係るCAD/CAM装置によ
れば、被加工形状に抜き勾配変形を行うことにより、抜
き勾配線上に端点が乗っている形状は、全て連動して連
続になるように変形する。また、抜き勾配変形を行った
後、抜き勾配角度を変更するときには、抜き勾配線を選
択し、新たな抜き勾配角度を入力するだけで関連形状も
含めて変形を実行し直す。このため、人手の修正を要す
ることなく短時間で抜き勾配を考慮した金型の設計を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るCAD/CAM装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示したCAD/CAM装置の動作を示す
フローチャートである。
【図3】図1に示したCAD/CAM装置の関連形状の
修正処理動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したCAD/CAM装置による抜き勾
配線と、連続する線分の抜き勾配変形を示す説明図であ
る。
【図5】図1に示したCAD/CAM装置による抜き勾
配線と、連続する接円弧の抜き勾配変形を示す説明図で
ある。
【図6】図1に示したCAD/CAM装置による抜き勾
配線と、接しない円弧の抜き勾配変形を示す説明図であ
る。
【図7】図1に示したCAD/CAM装置の情報入力部
を示す説明図である。
【図8】図1に示したCAD/CAM装置の接しない円
弧の平行移動モードによる抜き勾配変形を示す説明図で
ある。
【図9】図1に示したCAD/CAM装置による抜き勾
配変形後の抜き勾配角度再入力時の変形を示す説明図で
ある。
【図10】図1に示したCAD/CAM装置による抜き
勾配線と、複数の追従する形状の抜き勾配変形を示す説
明図である。
【図11】一般的なCAD/CAM装置のシステム構成
を示す説明図である。
【図12】従来のCAD/CAM装置の概略構成を示す
説明図である。
【図13】従来のCAD/CAM装置における抜き勾配
変形動作を示すフローチャートである。
【図14】従来のCAD/CAM装置による抜き勾配変
形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CAD/CAM装置 2 情報入力部 3 情報記憶部 4 情報解析部 5 情報表示制御部 6 表示部 7 変形対象範囲 8a 変形前の抜き勾配線 9 基準線 10 固定点 D 変形方向
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この第3の発明に係るCAD/CAM装置
は、被加工形状のうち、前記抜き勾配線変形により抜き
勾配角度だけ傾斜させた抜き勾配線に、変形時に設定さ
れた基準線、固定点、抜き勾配角度及び前記平行移動モ
ード、交点カットモード等、抜き勾配角度の変更時に必
要な情報を記憶することにより、抜き勾配角度の編集を
実行するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 豊 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱 電機株式会社名古屋製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形に用いられる金型を設
    計するCAD/CAM装置において、成形品を金型から
    取り出し易いようにつけられる角度(抜き勾配角度)を
    θとするとき、抜き勾配をつける線(抜き勾配線)を、
    変形の基準となる抜き勾配線とは平行でない別の線(基
    準線)との交点(固定点)を中心にθだけ回転移動し
    て、抜き勾配角度だけ傾斜した抜き勾配線を得る抜き勾
    配線変形の際に、抜き勾配線上に端点が乗っている線分
    は、抜き勾配角度分だけ傾斜した抜き勾配線との交点を
    算出し、その交点を端点とする線分を得る隣接線分変形
    手段と、抜き勾配線上に端点が存在し、且つ、接してい
    る円弧は、その円弧の半径を固定し、抜き勾配線に接し
    た状態を保つように、且つ、他の隣り合う図形要素との
    関係を保つように、円弧の中心点を移動させて円弧を得
    る隣接円弧変形手段とを具備することを特徴とするCA
    D/CAM装置。
  2. 【請求項2】 抜き勾配線上に端点が存在する円弧のう
    ち、抜き勾配線に接しないもの(接しない隣円弧)につ
    いては、固定点から抜き勾配線に乗っている方の接しな
    い隣円弧の端点までの距離をdとするとき、その円弧の
    半径は固定したまま中心点を基準線方向にd・tanθ
    だけ移動させた円弧を得る平行移動モードによる隣円弧
    変形手段と、接しない隣円弧と、抜き勾配角度だけ傾斜
    した抜き勾配線との交点を算出し、その交点を端点とす
    る円弧を得る交点カットモードによる隣円弧変形手段と
    の2つの手段をモード切り換えによって変更するモード
    指定隣円弧変形手段を付加することを特徴とする請求項
    1のCAD/CAM装置。
  3. 【請求項3】 被加工形状のうち、前記隣接線分変形手
    段により抜き勾配角度だけ傾斜させた抜き勾配線に、変
    形時に設定された基準線、固定点、抜き勾配角度及び前
    記平行移動モード、交点カットモード等、抜き勾配角度
    の変更時に必要な情報を記憶することにより、抜き勾配
    角度の編集を実行することを特徴とする請求項1のCA
    D/CAM装置。
JP3249241A 1991-09-27 1991-09-27 Cad装置 Expired - Lifetime JP2768576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3249241A JP2768576B2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 Cad装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3249241A JP2768576B2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 Cad装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589210A true JPH0589210A (ja) 1993-04-09
JP2768576B2 JP2768576B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=17190029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3249241A Expired - Lifetime JP2768576B2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 Cad装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2768576B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203548A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Pentel Corp 金型装置
JP2011516999A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 シーメンス プロダクト ライフサイクル マネージメント ソフトウェアー インコーポレイテッド ソリッドモデル内の幾何関係性を変更するシステムおよび方法
CN111086132A (zh) * 2019-12-30 2020-05-01 天津银宝山新科技有限公司 一种塑料格栅预变形模具设计方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203548A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Pentel Corp 金型装置
JP2011516999A (ja) * 2008-04-14 2011-05-26 シーメンス プロダクト ライフサイクル マネージメント ソフトウェアー インコーポレイテッド ソリッドモデル内の幾何関係性を変更するシステムおよび方法
US8896597B2 (en) 2008-04-14 2014-11-25 Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. System and method for modifying geometric relationships in a solid model
CN111086132A (zh) * 2019-12-30 2020-05-01 天津银宝山新科技有限公司 一种塑料格栅预变形模具设计方法
CN111086132B (zh) * 2019-12-30 2022-04-12 天津银宝山新科技有限公司 一种塑料格栅预变形模具设计方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2768576B2 (ja) 1998-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0589210A (ja) Cad/cam装置
WO2004001514A1 (ja) 板金加工用cad/camシステム
JPH07302356A (ja) 自由曲面作成方法及び自由曲面作成装置
JP3070080B2 (ja) 表示システム
JP3305395B2 (ja) 図形分割装置
JPH05228741A (ja) Cad/cam装置
JP2751114B2 (ja) 文字処理方法
JP3788818B2 (ja) 表示図形編集システム
JP2746162B2 (ja) 板材加工図形データへの工具配置方法
JPH10240790A (ja) フィレット面の作成指示方法
JP3254286B2 (ja) 刷版マスク作成装置
JP2896544B2 (ja) 文字発生方法および装置
JPH07121219A (ja) 数値制御情報作成方法
JPH07148694A (ja) カッティングシステムのカッティングコマンド発生方法
JP2570908B2 (ja) Cad/cam装置
JPH07178545A (ja) 板金加工cad/camシステム
JPH0689312A (ja) 作図装置
JPH03175504A (ja) Cad/cam装置
JPH06266782A (ja) オペレーションマクロ方式cad装置
JP2003006236A (ja) タイヤ用文字列作図システム
JPH07121735A (ja) 図形処理方法とその装置
JPH03105574A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH05204432A (ja) Ncデータ自動生成装置
JPH0822315A (ja) 板材加工図形データの修正方法
JPH0744733A (ja) 曲面分割方法および装置