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JPH0585503U - 表面精密仕上げ用切削バイト - Google Patents

表面精密仕上げ用切削バイト

Info

Publication number
JPH0585503U
JPH0585503U JP3278692U JP3278692U JPH0585503U JP H0585503 U JPH0585503 U JP H0585503U JP 3278692 U JP3278692 U JP 3278692U JP 3278692 U JP3278692 U JP 3278692U JP H0585503 U JPH0585503 U JP H0585503U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
cutting tool
cutting
magnet roll
finishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3278692U
Other languages
English (en)
Inventor
俊昭 石丸
泰 掛橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP3278692U priority Critical patent/JPH0585503U/ja
Publication of JPH0585503U publication Critical patent/JPH0585503U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機やファクシミリ、更にはレーザープリ
ンタ等の直接接触式電子写真現像装置に使用するマグネ
ットロールの表面精密仕上げ用切削バイトに関する。 【構成】 表面の磁石層に直接トナーを吸着させる直接
接触式電子写真現像装置に使用するマグネットロールの
表面仕上げ用切削バイトにおいて、シャンク2の水平基
準面6に対する刃先3の傾斜角度を45°以上に設定
し、マグネットロールの表面に切削傷をつけることな
く、粗さ5μm以下に切削することが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機やファクシミリ、更にはレーザープリンタ等の直接接触式電 子写真現像装置に使用するマグネットロールの表面精密仕上げ用切削バイトに関 する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やファクシミリ等の電子写真現像装置には、感光体にトナーを搬送する 装置としてマグネットロールが用いられている。従来は、例えば円筒状磁石体に 金属製シャフトを貫設して構成したマグネットロールに、非磁性体製のスリーブ を非接触状態で外装し、このスリーブをマグネットロールに対して相対的に回転 させることにより、スリーブ表面に吸着したトナーを、近接配置した感光体に非 接触転写するものが主流であったが、近年にいたっては、このスリーブを排除し た現像法が普及しつつある。この現像法には円柱又は円筒状の金属製シャフトの 外周にゴムマグネットを配置し、更にその外側に表面を平滑化した半球状の金属 製浮遊電極を配設したマグネットロールが用いられている。又、最近にいたって はこの種のマグネットロールは更に改良されて、最外層の浮遊電極は取り除かれ 、シャフト軸周に樹脂磁石層を誘電体を兼ねて形成するとともに、その表面を細 かい表面肌に仕上げたマグネットロールを構成し、このマグネットロールの表面 にトナーを直接吸着させてトナーを搬送させる、いわゆる直接接触式電子写真現 像法が提案されている。
【0003】 例えば、特開昭63−22367号公報記載の現像装置では、感光体からなる 潜像担持体に近接配置された1成分磁性トナーを担持しながら現像領域に搬送す る現像剤搬送部材として、外周に磁力を有する磁石体を用い、該磁石体の表面に 集められたトナーを、帯電部材との間隙で摩擦帯電させることによって磁石体表 面にトナー薄層を形成し、該トナー薄層を磁石体の回転とともに移動させること によってトナーを感光体に搬送するものを用いている。
【0004】 このような磁化誘電体マグネットロールにおけるシャフト軸周に形成される磁 石層は、ゴム系バインダーに等方性Baフェライトを分散したゴムマグネットか ら形成されている。かかるマグネットロールは、ゴム原料をフェライト等の磁性 配合物と共に混練してシート状としたものを金属製シャフトに巻き付けた後、高 温でプレス加工成形し、次いで表面を研磨仕上げする方法で製造されている。 また、本出願人は、磁性粉末と熱可塑性合成樹脂を混練した熱可塑性樹脂磁石 組成物を、金属製シャフトの周囲に射出成形又は押出し成形等によるインサート 成形によって直接層状に形成するマグネットロールの製造方法を既に提案し、更 に樹脂磁石層の表面粗度を5μm以下にするために、樹脂磁石層の表面を切削及 び研削する仕上げ方法も提案している。
【0005】 このようにマグネットロールにおいては、磁石層表面に均一にトナーを吸着す る必要があることから表面粗さを小さくすることが求められている。又、帯電し たトナーを静電力によって感光体表面の潜像に転写するので、該ロール表面の電 位を均一にする必要があるとされ、より一層の細かい表面粗さが要求されている 。従来、表面粗さを小さくする方法は、バイトのノーズ半径Rを大きくするか、 又は送りピッチを小さくするかで表面粗さを決定していた。しかしながら、かか る方法は切削抵抗が大きくなりびびりが発生したり、加工能率が低下したり、あ るいはマグネットロールの磁石層内に金属異物等を含有した場合は、傷が発生し たりした。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、従来汎用されていた バイトの欠点を改良し、マグネットロールの磁石層の表面に切削傷を付けず、表 面粗さ5μm以下に切削することが可能な表面精密仕上げ用切削バイトを提供す る点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前述の課題解決のために、表面の磁石層に直接トナーを吸着させる 直接接触式電子写真現像装置に使用するマグネットロールの表面仕上げ用切削バ イトにおいて、シャンクの水平基準面に対する刃先の傾斜角度を45°以上に設 定し、マグネットロールの表面に切削傷をつけることなく、粗さ5μm以下に切 削することが可能な表面精密仕上げ用切削バイトを構成した。
【0008】
【作用】
以上の如き内容からなる本考案の表面精密仕上げ用切削バイトは、刃先にシャ ンクの水平基準面、即ち旋盤の回転軸に対して45°以上の極端な傾斜角度を持 たせることによって、切削抵抗を小さくしたり、磁石層に金属異物を含有してい る場合でも刃先から異物を逃がし、切削傷が発生することなく、マグネットロー ルの表面を5μm以下の表面粗さに切削することが可能なものである。
【0009】
【実施例】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。図1は、 本考案のバイト1の代表的実施例を示し、図中2はシャンク、3は刃先、4は超 硬チップをそれぞれ示している。尚、図2はバイト1の正面図、図3は平面図、 図4は側面図を示している。
【0010】 前記シャンク2は、通常、鋼製で作成され、その断面は通常は正方形か若しく は幅より高さが大きい縦長長方形の長尺物であり、その先端部に刃先3を切削形 成されている。そして、刃先3の先端部には高速度鋼や超硬合金あるいは人工ダ イヤモンド等で作成した超硬チップ4がロウ付け等によって固着されており、こ の超硬チップ4の先端に切れ刃5が形成されている。
【0011】 そして、本考案は図4に示すように、前記シャンク2の水平基準面6、即ち旋 盤の回転軸に対する刃先3の上面及び切れ刃5の傾斜角度θを45°以上に設定 したものである。また、この傾斜角度θの上限は、70°程度が好ましい。70 °以上になると切削能率が極端に低下するとともに、切れ刃5によってマグネッ トロールの表面に過度な切れ込みが発生することになる。
【0012】 尚、従来のバイト1の刃先3には、切れ刃傾き角、横すくい角、前逃げ角、横 逃げ角が適宜設定され、超硬チップ4には、2次切れ刃傾き角、2次切れ刃横す くい角、2次切れ刃前逃げ角、2次切れ刃横逃げ角が適宜設定されているが、前 述の傾斜角度θはその何れでもないことは勿論である。
【0013】 次に、本考案のバイト1による表面精密仕上げの効果を確認した比較実験につ いて説明する。先ず、サンプルとしてフェライト含有フレキシブル樹脂磁石を、 直径18mmの鉄シャフトの周囲に1mmの厚さに形成した長さ240mmのマ グネットロールを成形した。そして、このマグネットロールの表面を、傾斜角度 θを0°、20°、30°、45°、60°に設定したバイトを使用して切削し 、切削傷の発生状況を比較した。その結果を次の表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】 この比較実験の結果、傾斜角度θを45°、60°に設定した本考案の実施例 であるバイトによる切削は、傾斜角度θが0°、20°、30°の比較例のバイ トによる切削に比べて、切削傷の発生本数及びその傷の深さにおいて有意に優れ ていると言えるのである。
【0016】
【考案の効果】 以上にしてなる本考案の表面精密仕上げ用切削バイトは、表面の磁石層に直接 トナーを吸着させる直接接触式電子写真現像装置に使用するマグネットロールの 表面仕上げ用切削バイトにおいて、シャンクの水平基準面に対する刃先の傾斜角 度を45°以上に設定したので、マグネットロールの磁石層表面に切削傷をつけ ることなく、また切削傷がついたとしてもその傷の深さが浅く、磁石層表面を5 μm以下の表面粗さに精密仕上げすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバイトの先端部を示す斜視図である。
【図2】同じくバイトの正面図である。
【図3】同じくバイトの平面図である。
【図4】同じくバイトの側面図である。
【符号の説明】
1 バイト 2 シャンク 3 刃先 4 超硬チップ 5 切れ刃 6 水平基準面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の磁石層に直接トナーを吸着させる
    直接接触式電子写真現像装置に使用するマグネットロー
    ルの表面仕上げ用切削バイトにおいて、シャンクの水平
    基準面に対する刃先の傾斜角度を45°以上に設定し、
    マグネットロールの表面に切削傷をつけることなく、粗
    さ5μm以下に切削することが可能な表面精密仕上げ用
    切削バイト。
JP3278692U 1992-04-17 1992-04-17 表面精密仕上げ用切削バイト Pending JPH0585503U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278692U JPH0585503U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 表面精密仕上げ用切削バイト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278692U JPH0585503U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 表面精密仕上げ用切削バイト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0585503U true JPH0585503U (ja) 1993-11-19

Family

ID=12368537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3278692U Pending JPH0585503U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 表面精密仕上げ用切削バイト

Country Status (1)

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JP (1) JPH0585503U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012532030A (ja) * 2009-07-02 2012-12-13 ガーション システム リミテッド 切削工具、切削工具ホルダ、およびそのための切削インサート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012532030A (ja) * 2009-07-02 2012-12-13 ガーション システム リミテッド 切削工具、切削工具ホルダ、およびそのための切削インサート
US9592562B2 (en) 2009-07-02 2017-03-14 Gershon System Ltd. Cutting tools, cutting tool holders and cutting inserts therefor

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