[go: up one dir, main page]

JPH0582521U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JPH0582521U
JPH0582521U JP2474292U JP2474292U JPH0582521U JP H0582521 U JPH0582521 U JP H0582521U JP 2474292 U JP2474292 U JP 2474292U JP 2474292 U JP2474292 U JP 2474292U JP H0582521 U JPH0582521 U JP H0582521U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
core
water chamber
cooling
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2474292U
Other languages
English (en)
Inventor
貞夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2474292U priority Critical patent/JPH0582521U/ja
Publication of JPH0582521U publication Critical patent/JPH0582521U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアの先端部分および側壁部分を略同温度に
冷却できる冷却手段を備えた射出成形用金型。 【構成】 金型のコア12の根本部分12aから内部先
端近くまで冷却水室19を形成し、冷却水室19に通水
しコア12を冷却する冷却手段を備えた射出成形用金型
であって、冷却水室19の根本部分12aの開口に装着
する冷却水室栓21は、冷却水室栓21を貫通し冷却水
室19内の先端近くに開口した冷却水供給管22と、冷
却水室栓21を貫通する冷却水排出口23とを有し、冷
却用水を冷却水供給管22から冷却水室19内に供給し
コア12の根本部分12aに位置する冷却水排出口23
からコア12の外に排出することを特徴とする射出成形
用金型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷却手段を有するコアを組み込んだ射出成形用金型に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の横型・射出成形装置の構成概要を示す側面図である。 射出成形装置の構成は大別して射出ユニット1と型締め機構部2とからなって いる。
【0003】 射出ユニット1は、ホッパ3からシリンダ4内に投入された原料樹脂、添加剤 等を加熱混和して可塑化し、プランジャーまたはスクリューにより加圧してノズ ル5から高圧で射出する構成となっている。
【0004】 型締め機構部2は、不図示の金型を複数に分割して固定側金型取付け盤6と可 動側金型取付け盤7とに分割して取付けし、型締めラム8により可動側金型取付 け盤7を固定側金型取付け盤6側に前進させて分割取付けした金型を圧着して金 型の接合部分等に溶融樹脂を射出成形する空隙であるキャビティを形成し、また 可動側金型取付け盤7を後退させ金型を引き離してキャビティ内に形成した成形 品を不図示のエジェクタピン等によって押し出し金型から取り外す構成となって いる。
【0005】 図3は、一般的な射出成形用金型の一例を示す断面図である。固定側金型取付 け盤6には、固定側金型9が取付けてあり、可動側金型取付け盤7にはスペーサ ブロック10、受け板11を介してコア12を組み込んだ可動側金型13が取付 けてある。
【0006】 そして、固定側金型9に装着したスプルーブッシュ14に設けた樹脂流路(ス プルー)から固定側金型9と可動側金型13の分離面に形成したランナー15を 通りゲート18からキャビティ16内に溶融樹脂を射出注入し成形する。そして 、キャビティ16内の射出溶融樹脂が冷却固化したら可動側金型13を後退させ ると同時にエジェクタピン17を突出させる等により成形品をキャビティ16か ら取り出す構成となっている。
【0007】 射出成形装置にとって、成形品の品質維持と成形速度の向上、即ち単位時間当 たりの射出(ショット)回数の増加が課題となっている。そのため、キャビティ 16内に射出した高温の溶融樹脂の冷却促進のため金型内に冷却水を通す等の金 型冷却手段が設けてある。
【0008】 特に、小形成形品を多数個取りする構成の金型では、外周面を高温の溶融樹脂 に囲まれるコア12の冷却は射出成形のスピードを左右する重要課題であり、通 水による冷却手段の採用が効果的である。
【0009】 図4は、冷却手段を備えたコアを固定側金型に組み込んだ射出成形用金型の要 部断面図であり、図3に示す射出成形用金型と同一または相当する部分は同一符 合で示す。
【0010】 コア12は、固定側金型に嵌込み固定した根本部分12aと、固定された金型 から突出してキャビティを形成する先端部分12bとに区分できる。
【0011】 そして、根本部分12aの底面、即ち金型9,13または受け板11,或は金 型取付け盤6,7に当接している面からコアの内部先端近くまで、コア12の強 度に影響のない範囲で空洞とした冷却水室19が設けてあり、冷却水室19の底 面開口から冷却水室19内の中間までアルミニウム製の仕切り板20を打ち込み 冷却水室19内を仕切り、仕切り板20の片側から冷却用水W1を先端に向けて 供給し、仕切り板20の他方側から冷却用水W2を冷却水室19外に排出する構 成となっている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、コア12の冷却は射出成形のスピードを左右する重要課題であ る。しかし、前記のコア冷却手段を有する射出成形用金型は、コア12の先端部 近くの、細くなっている部分まで柔軟性のあるアルミニウム製の仕切り板20を 打ち込むことが困難であり、冷却用水を先端部分まで十分に循環させることがで きず、また仕切り板20の片側・供給側では冷却用水は十分な冷却能力・効果を 有しているが、排出側では冷却用水は高温樹脂に接しているコア内壁との間の熱 交換によって温度上昇しているため、冷却能力・効果が低下している。
【0013】 上記現象のため、コア12の先端部分および冷却用水の排出側の冷却が不十分 であり、射出成形スピードの上昇は多くを望めない。またコア12表面の温度が アンバランスであり、キャビティ16内の溶融樹脂の冷却が不均衡となり、成形 品にヒケ、窪み、歪等が生じたり、成形製品に潜在応力となって残り後日、変形 や強力不足といった問題が生ずることがある。
【0014】 この考案は、上記従来技術の問題点を解消するために成されたもので、コアの 先端部分および側壁部分を略同温度に冷却できる冷却手段を備えた射出成形用金 型を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため、この考案に係る射出成形用金型は、金型のコアの根本部分から内部 に冷却水室を形成し、該冷却水室に通水しコアを冷却する冷却手段を備えた射出 成形用金型であって、前記冷却水室の根本部分開口に装着する冷却水室栓は、冷 却水室栓を貫通し冷却水室内の先端近くに開口した冷却水供給管と、冷却水室栓 を貫通する冷却水排出口とを有し、冷却用水を前記冷却水供給管から冷却水室内 に供給しコアの根本部分に位置する前記冷却水排出口からコア外に排出すること を特徴とする構成によって、前記の目的を達成しようとするものである。
【0016】
【作用】
上記の構成により、コアを冷却する冷却用水は、コアの根本部分開口に装着さ れた冷却水室栓を貫通する冷却水供給管を通りコアの冷却水室内の先端近くに放 出される。
【0017】 冷却水室の先端近くに放出された冷却用水は、コア内壁全面を冷却しつつコア の根本部分開口に向って移動し、冷却水室栓を貫通する冷却水排出口からコア外 に排出される。
【0018】 上記、冷却水供給管は冷却水室の先端近くまで容易に延長でき、しかも冷却水 供給管は高温のキャビティ内壁とは接触していないため、冷却用水を温度上昇さ せることなく冷却水室の先端近くで放出して、高温になり易いコアの先端部分を 十分に冷却することができる。
【0019】 また、コアの先端部分から根本部分までの側壁を冷却する冷却用水は、高温度 となる先端部分を冷却したことにより或る程度まで温度上昇しており、根本部分 の冷却水室栓の外周部分に設けた冷却水排出口まで流れる間の温度差は比較的に 少ない。しかも流れ方向でなく側周方向では略同温度であり、コアの全体を略同 温度に冷却することができる。
【0020】
【実施例】
以下、この考案に係る射出成形用金型を実施例により説明する。 実施例の射出成形用金型は、コアの冷却手段に特徴を有しており、他の構成は 従来の射出成形用金型の構成に準ずることができるので重複説明を省略する。
【0021】 図1はこの考案の一実施例の要部断面図であり、前記従来の射出成形用金型と 同一または相当する部分は同一符号で示し、重複説明を省略する。
【0022】 実施例は、コア12の根本部分12aの底面、即ち金型9,13または受け板 11,或は金型取付け盤6,7に当接している面からコア12の内部先端近くま で、コア12の強度に影響のない範囲で大きく空洞とした冷却水室19が設けて あり、冷却水室19に通水しコア12を冷却する冷却手段を備えた射出成形用金 型である。
【0023】 冷却水室19の根本部分開口に装着する冷却水室栓21は、冷却水室栓21を 貫通した銅パイプの冷却水供給管22と、冷却水室栓21の外周に近い部分に設 けた冷却水室栓21を貫通する複数の冷却水排出口23とを有している。
【0024】 そして、コア12の根本部分12aにある冷却水室19の開口に冷却水室栓2 1を装着して、コア12を金型に組み込みしたとき、冷却水供給管22は冷却水 室19の中心部を先端方向に向かい、先端開口22aは冷却水室19内の先端近 くに位置している。冷却水供給管22の根本開口22bおよび冷却水室栓21の 外周近い部分に設けた複数の冷却水排出口23は、不図示の冷却用水供給口およ び同回収口に接続される構成となっている。
【0025】 上記の構成により、コア12を冷却する冷却用水は、コア12の根本部分12 aにある開口に装着した冷却水室栓21を貫通する冷却水供給管22を通りコア 12の冷却水室19内の先端近くに放出される。
【0026】 冷却水室19の先端近くに放出された冷却用水は、コア12の内壁全面を冷却 しつつコア12の根本部分12aに向って移動し、冷却水室栓21の外周に近い 部分に設けた複数の冷却水排出口23からコア12の外に排出される。
【0027】 上記、冷却水供給管22は冷却水室19の先端近くまで容易に延長できる。し かも、冷却水供給管22は高温のキャビティ16の内壁とは接触していないため 、冷却用水を温度上昇させることなく冷却水室19の先端近くで放出して、高温 になり易いコア12の先端部分を十分に冷却することができる。
【0028】 また、コア12の先端部分から根本部分12aまでの側壁を冷却する冷却用水 は、高温度となる先端部分を冷却したことにより或る程度まで温度上昇しており 、根本部分12aの冷却水室栓21の外周に近い部分に設けた冷却水排出口23 まで流れる間の温度差は比較的に少ない。しかも流れ方向でなく側壁周方向では 略同温度であり、コア12の全体を略同温度に冷却することができる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、コアを冷却する冷却用水は、コアの 根本部分開口に装着された冷却水室栓を貫通する冷却水供給管を通りコアの冷却 水室内の先端近くに放出される。
【0030】 冷却水室の先端近くに放出された冷却用水は、コア内壁全面を冷却しつつコア の根本部分開口に向って移動し、冷却水室栓に設けた冷却水排出口からコア外に 排出される。
【0031】 上記、冷却水供給管は冷却水室の先端近くまで容易に延長できる。しかも、冷 却水供給管は高温のキャビティ内壁とは接触していないため、冷却用水を温度上 昇させることなく冷却水室の先端近くで放出して、コアの先端部分を十分に冷却 することができる。
【0032】 また、コアの先端部分から根本部分までの側壁を冷却する冷却用水は、高温度 となる先端部分を冷却したことにより或る程度まで温度上昇しており、根本部分 の冷却水室栓に設けた冷却水排出口まで流れる間の温度差は比較的に少ない。し かも流れ方向でなく側壁周方向では略同温度であり、コアの全体を略同温度に冷 却することができる。
【0033】 即ち、コアの先端部分も側壁部分も略均等温度となるよう十分に冷却すること ができ、キャビティ内の溶融樹脂を均等に冷却することができるので、射出成形 速度を上げることができる。しかも成形製品に歪を生じたり、潜在応力が残り後 日、変形や強力不足といった問題を生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の要部断面図である。
【図2】 従来の横型・射出成形装置の側面図である。
【図3】 従来の一般的な射出成形用金型の断面図であ
る。
【図4】 冷却手段を備えたコアを組み込んだ従来の射
出成形用金型の要部断面図である。
【符号の説明】
1 射出ユニット 2 型締め機構部 4 シリンダ 5 ノズル 6 固定側金型取付け盤 7 可動側金型取付け盤 8 型締めラム 9 固定側金型 10 スペーサブロック 11 受け板 12 コア 12a コアの根本部分 13 可動側金型 14 スプルーブッシュ 15 ランナー 16 キャビティ 17 エジェクタピン 18 ゲート 19 冷却水室 20 仕切り板 21 冷却水室栓 22 冷却水供給管 23 冷却水排出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型のコアの根本部分から内部に冷却水
    室を形成し、該冷却水室に通水しコアを冷却する冷却手
    段を備えた射出成形用金型であって、前記冷却水室の根
    本部分開口に装着する冷却水室栓は、冷却水室栓を貫通
    し冷却水室内の先端近くに開口した冷却水供給管と、冷
    却水室栓を貫通する冷却水排出口とを有し、冷却用水を
    前記冷却水供給管から冷却水室内に供給しコアの根本部
    分に位置する前記冷却水排出口からコア外に排出するこ
    とを特徴とする射出成形用金型。
JP2474292U 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型 Pending JPH0582521U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2474292U JPH0582521U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2474292U JPH0582521U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582521U true JPH0582521U (ja) 1993-11-09

Family

ID=12146603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2474292U Pending JPH0582521U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0582521U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4238181A (en) Method and apparatus for runnerless injection-compression molding thermosetting materials
US4212624A (en) Hot-runner mold and injection molding method making use of the same
US3663145A (en) Synthetic resin injection molding apparatus
US4309379A (en) Method and apparatus for runnerless injection-compression molding thermosetting materials
US4370122A (en) Apparatus for runnerless injection compression molding of thermosetting materials
US2410510A (en) Molding thermosetting material
EP0068614B1 (en) Apparatus and method for runnerless injection compression molding of thermosetting materials
CN211221902U (zh) 一种气动推出的注塑模具
JPH0582521U (ja) 射出成形用金型
CN209504764U (zh) 一种新型模仁结构及具有该结构的汽车配件成型模具
JPH0374892B2 (ja)
US4128385A (en) Injection molding apparatus
JP2003094158A (ja) 金属射出成形機用ノズル装置
US4447386A (en) Process for runnerless injection - compression molding of thermosetting materials
JPH0246369B2 (ja)
SU1147581A1 (ru) Устройство дл изготовлени резиновых изделий
CN220720192U (zh) 一种提高冷却效果的注塑模具
JPH09103864A (ja) ダイカスト機
CN218857557U (zh) 一种模内装配的注塑模具
JPS60115417A (ja) 射出成形機の金型装置
JPH0720647B2 (ja) 成形金型のスプルーブッシュ
JP3934807B2 (ja) 射出成形方法および装置
CN210880674U (zh) 吸尘器盖子注塑模具
JPH0570922U (ja) スプルーブッシュ
CN215320317U (zh) 一种防止型芯偏移的热流道系统