JPH0578992B2 - - Google Patents
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- JPH0578992B2 JPH0578992B2 JP59139018A JP13901884A JPH0578992B2 JP H0578992 B2 JPH0578992 B2 JP H0578992B2 JP 59139018 A JP59139018 A JP 59139018A JP 13901884 A JP13901884 A JP 13901884A JP H0578992 B2 JPH0578992 B2 JP H0578992B2
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- color difference
- circuit
- signal
- color
- limiter
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 41
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 39
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 235000018185 Betula X alpestris Nutrition 0.000 description 1
- 235000018212 Betula X uliginosa Nutrition 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、カラービデオカメラの信号処理回路
などに用いて好適な色差マトリクス補正回路に関
する。
などに用いて好適な色差マトリクス補正回路に関
する。
従来、カラービデオカメラにおいては、色再現
性を向上させるために、得られた色信号を補正す
るのが一般的である。この色信号を補正する1つ
の方法として、形成された色差信号をマトリクス
補正するようにした方法があり、これを色差マト
リクス補正と称している。
性を向上させるために、得られた色信号を補正す
るのが一般的である。この色信号を補正する1つ
の方法として、形成された色差信号をマトリクス
補正するようにした方法があり、これを色差マト
リクス補正と称している。
この色差マトリクス補正は、
(1) 白バランスを変化させない。
(2) ベクトルスコープなどの測定により、ベクト
ル設計がしやすい。
ル設計がしやすい。
などの利点があり、色再現性を向上させる上で非
常に有効な方法である。
常に有効な方法である。
第1図はかかる色差マトリクス補正を行なうカ
ラービデオカメラの信号処理回路の一例を示すブ
ロツク図であつて、1は撮像素子、2はマトリク
ス回路、3,4,5,6はガンマ補正回路、7は
マトリクス回路、8,9は減算回路、10は色差
マトリクス補正回路、11はエンコーダである。
ラービデオカメラの信号処理回路の一例を示すブ
ロツク図であつて、1は撮像素子、2はマトリク
ス回路、3,4,5,6はガンマ補正回路、7は
マトリクス回路、8,9は減算回路、10は色差
マトリクス補正回路、11はエンコーダである。
同図において、撮像素子1の出力信号はマトリ
クス回路2に供給され、広帯域の輝度信号Y0と
緑信号G0、赤信号R0、青信号B0が形成される。
夫々の信号はガンマ補正回路3〜6に供給され、
テレビジヨン受像機(図示せず)のブラウン管が
有するガンマ特性を相殺するように、ガンマ補正
がなされる。一般に、ブラウン管のガンマ係数γ
は2.2であるから、上記夫々の信号は1/2.2乗の
処理がなされる。ガンマ補正されて得られた広帯
域の輝度信号Yはエンコーダ11に供給される。
クス回路2に供給され、広帯域の輝度信号Y0と
緑信号G0、赤信号R0、青信号B0が形成される。
夫々の信号はガンマ補正回路3〜6に供給され、
テレビジヨン受像機(図示せず)のブラウン管が
有するガンマ特性を相殺するように、ガンマ補正
がなされる。一般に、ブラウン管のガンマ係数γ
は2.2であるから、上記夫々の信号は1/2.2乗の
処理がなされる。ガンマ補正されて得られた広帯
域の輝度信号Yはエンコーダ11に供給される。
ガンマ補正されて得られた緑信号G、赤信号
R、青信号Bはマトリクス回路7に供給されて狭
帯域の輝度信号YLが形成され、この輝度信号YL
は減算回路8,9に供給されて赤信号R、青信号
Bから夫々減算し、色差信号(R−YL)と色差
信号(B−YL)とが形成される。これら色差信
号(R−YL)、(B−YL)は夫々色差マトリクス
補正回路10で補正され、エンコーダ11に供給
される。エンコーダ11では、供給された広帯域
輝度信号Yと色差信号(R−YL)、(B−YL)と
が合成され、たとえばNTSC方式のカラービデオ
信号が得られる。
R、青信号Bはマトリクス回路7に供給されて狭
帯域の輝度信号YLが形成され、この輝度信号YL
は減算回路8,9に供給されて赤信号R、青信号
Bから夫々減算し、色差信号(R−YL)と色差
信号(B−YL)とが形成される。これら色差信
号(R−YL)、(B−YL)は夫々色差マトリクス
補正回路10で補正され、エンコーダ11に供給
される。エンコーダ11では、供給された広帯域
輝度信号Yと色差信号(R−YL)、(B−YL)と
が合成され、たとえばNTSC方式のカラービデオ
信号が得られる。
ところで、色差マトリクス回路10において
は、線形マトリクス回路が形成されており、補正
された色差信号(R−YL)をSR-Y、補正された
色差信号(B−YL)をSB-Yとすると、色差マト
リクス回路10は次の関係式で示す処理を行な
う。
は、線形マトリクス回路が形成されており、補正
された色差信号(R−YL)をSR-Y、補正された
色差信号(B−YL)をSB-Yとすると、色差マト
リクス回路10は次の関係式で示す処理を行な
う。
SR-Y=a(R−YL)+b(B−YL)
SB-Y=c(B−YL)+d(R−YL)
〔但し、a,b,c,dは定数である〕
いま、b=d=0、c=1とし、定数aを変化
させると、ベクトルスコープ上では、第2図に示
すように、色再現性が(R−Y)軸に沿つて変化
する。また、b=0、a=c=1とし、定数dを
変化させると、第3図に示すように、ベクトルス
コープ上での色再現性は、色差信号(B−Y)の
レベルに応じて(B−Y)軸に沿つて変化する
が、また、定数dに応じて(R−Y)軸に沿つて
変化する。同様にして、(B−Y)軸のまわりの
色再現性も変化させることができ、結局、定数
a,b,c,dを選択することにより、最も望ま
しい色再現性を得ることができるようにすること
ができる。
させると、ベクトルスコープ上では、第2図に示
すように、色再現性が(R−Y)軸に沿つて変化
する。また、b=0、a=c=1とし、定数dを
変化させると、第3図に示すように、ベクトルス
コープ上での色再現性は、色差信号(B−Y)の
レベルに応じて(B−Y)軸に沿つて変化する
が、また、定数dに応じて(R−Y)軸に沿つて
変化する。同様にして、(B−Y)軸のまわりの
色再現性も変化させることができ、結局、定数
a,b,c,dを選択することにより、最も望ま
しい色再現性を得ることができるようにすること
ができる。
しかし、このような色差マトリクス補正では、
第2図および第3図から明らかなように、ある色
相を補正するために、定数の調整を行なうと、こ
れとともに、常に複数の色相も変化してしまい、
個々の色相を独立に補正することができず、色補
正の自由度が低いことになる。
第2図および第3図から明らかなように、ある色
相を補正するために、定数の調整を行なうと、こ
れとともに、常に複数の色相も変化してしまい、
個々の色相を独立に補正することができず、色補
正の自由度が低いことになる。
この結果、この色信号の補正方法では、撮像系
や回路系などを含めた総合特性に対する色再現性
の特定のひずみに対しては有効であるが、多くの
場合、ある特定の色について補正しようとする
と、他の良好な色再現性をもつ色の色相や飽和度
などが変化してしまい、かえつて総合的な色再現
性が劣化することになる。
や回路系などを含めた総合特性に対する色再現性
の特定のひずみに対しては有効であるが、多くの
場合、ある特定の色について補正しようとする
と、他の良好な色再現性をもつ色の色相や飽和度
などが変化してしまい、かえつて総合的な色再現
性が劣化することになる。
したがつて、上記従来の色差マトリクス補正回
路では、種々の撮像素子に応じて、かつ、種々の
色に対して色再現ベクトルを良好に補正すること
は極めて困難である。
路では、種々の撮像素子に応じて、かつ、種々の
色に対して色再現ベクトルを良好に補正すること
は極めて困難である。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
色補正の自由度が拡大し、良好な色再現性を容易
に得ることができるようにした色差マトリクス補
正回路を提供するにある。
色補正の自由度が拡大し、良好な色再現性を容易
に得ることができるようにした色差マトリクス補
正回路を提供するにある。
この目的を達成するために、本発明は、色差信
号(R−Y),(B−Y)をリミツタ回路に供給
し、該リミツタ回路の出力信号を補正信号とし、
該色差信号(R−Y),(B−Y)を補正するよう
にした点に特徴がある。
号(R−Y),(B−Y)をリミツタ回路に供給
し、該リミツタ回路の出力信号を補正信号とし、
該色差信号(R−Y),(B−Y)を補正するよう
にした点に特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
第4図は本発明による色差マトリクス補正回路
の一実施例を示すブロツク図であつて、12,1
3は入力端子、14〜17はリミツタ回路、18
は演算増幅回路、19,20は出力端子である。
の一実施例を示すブロツク図であつて、12,1
3は入力端子、14〜17はリミツタ回路、18
は演算増幅回路、19,20は出力端子である。
同図において、減算回路8(第1図)で形成さ
れた色差信号(R−YL)は、入力端子12から
リミツタ回路14,15および演算増幅回路18
に供給され、また、減算回路9(第1図)で形成
された色差信号(B−YL)は、入力端子13か
らリミツタ回路16,17と演算増幅回路18と
に供給される。
れた色差信号(R−YL)は、入力端子12から
リミツタ回路14,15および演算増幅回路18
に供給され、また、減算回路9(第1図)で形成
された色差信号(B−YL)は、入力端子13か
らリミツタ回路16,17と演算増幅回路18と
に供給される。
リミツタ回路14〜17は夫々所定の閾値Vth
が設定されており、リミツタ回路14,16は入
力信号の閾値Vth以下の部分をクリツプし、リミ
ツタ回路15,17は入力信号の閾値Vth以上の
部分をクリツプする。たとえば、いま、リミツタ
回路14,15の入力信号の波形が第5図aに示
すものとすると、リミツタ回路14は、この入力
信号の閾値Vth以上の同図bに示す波形の信号を
出力し、また、リミツタ回路15は、上記入力信
号の閾値Vth以下の同図cに示す波形の信号を出
力する。
が設定されており、リミツタ回路14,16は入
力信号の閾値Vth以下の部分をクリツプし、リミ
ツタ回路15,17は入力信号の閾値Vth以上の
部分をクリツプする。たとえば、いま、リミツタ
回路14,15の入力信号の波形が第5図aに示
すものとすると、リミツタ回路14は、この入力
信号の閾値Vth以上の同図bに示す波形の信号を
出力し、また、リミツタ回路15は、上記入力信
号の閾値Vth以下の同図cに示す波形の信号を出
力する。
さて、いま、リミツタ回路14〜17の入力信
号をxとし、リミツタ回路14,16の出力信号
(すなわち、入力信号の閾値Vth以下がクリツプさ
れた信号)を (x)とし、リミツタ回路15,17
の出力信号を(x)とすると、これら出力信号
(x),(x)を次のように定義する。 (x)=0 (x<Vth) x−Vth(xVth) (x)=x−Vth(x<Vth) 0 (xVth) ……(1) かかる定義によると、リミツタ回路14の出力信
号は (R−YL)、リミツタ回路15の出力信号
は(R−YL)と表わすことができ、また、リ
ミツタ回路16の出力信号は (B−YL)、リミ
ツタ回路17の出力信号は(B−YL)と表わ
すことができる。これら出力信号 (R−YL)、
(R−YL)、 (B−YL)、(B−YL)は
夫々演算増幅回路18に供給される。
号をxとし、リミツタ回路14,16の出力信号
(すなわち、入力信号の閾値Vth以下がクリツプさ
れた信号)を (x)とし、リミツタ回路15,17
の出力信号を(x)とすると、これら出力信号
(x),(x)を次のように定義する。 (x)=0 (x<Vth) x−Vth(xVth) (x)=x−Vth(x<Vth) 0 (xVth) ……(1) かかる定義によると、リミツタ回路14の出力信
号は (R−YL)、リミツタ回路15の出力信号
は(R−YL)と表わすことができ、また、リ
ミツタ回路16の出力信号は (B−YL)、リミ
ツタ回路17の出力信号は(B−YL)と表わ
すことができる。これら出力信号 (R−YL)、
(R−YL)、 (B−YL)、(B−YL)は
夫々演算増幅回路18に供給される。
演算増幅回路18は、次式で示す演算を行なつ
て2つの補正された色差信号SR-Y,SB-Yを形成す
る。
て2つの補正された色差信号SR-Y,SB-Yを形成す
る。
SR-Y=a1(R−YL)+a2 (R−YL)+a3(R
−YL)+a4(B−YL)+a5 (B−YL)+a6(B
−YL) ……(2) SB-Y=b1(B−YL)+b2 (B−YL)+b3(B
−YL)b4(R−YL)+b5 (R−YL)+b6 (R−
YL) ……(3) 〔但し、a1〜a6,b1〜b6は定数である〕 これら色差信号SR-Y,SB-Yはエンコーダ11
(第1図)に供給され、カラービデオ信号が形成
される。
−YL)+a4(B−YL)+a5 (B−YL)+a6(B
−YL) ……(2) SB-Y=b1(B−YL)+b2 (B−YL)+b3(B
−YL)b4(R−YL)+b5 (R−YL)+b6 (R−
YL) ……(3) 〔但し、a1〜a6,b1〜b6は定数である〕 これら色差信号SR-Y,SB-Yはエンコーダ11
(第1図)に供給され、カラービデオ信号が形成
される。
第6図は、閾値Vth=0とし、定数b2を正また
は負として、 SB-Y=b1(B−YL)+b2 (R−YL) としたときの色再現性の変化を示したものであ
り、この補正により、(R−Y)軸の正領域のみ
について色相補正が行なわれる。
は負として、 SB-Y=b1(B−YL)+b2 (R−YL) としたときの色再現性の変化を示したものであ
り、この補正により、(R−Y)軸の正領域のみ
について色相補正が行なわれる。
第7図は同じく閾値Vth=0とし、
SR-Y=a1(R−YL)+a5 (B−YL)+a6(B
−YL) SB-Y=b1(B−YL)+b5 (R−YL)+b6(R
−YL) としたときの色再現性の変化を示したものであ
り、これら定数、したがつて加算比を変えること
により、a,b,c,d方向の色相補正を独立に
行なうことができる。
−YL) SB-Y=b1(B−YL)+b5 (R−YL)+b6(R
−YL) としたときの色再現性の変化を示したものであ
り、これら定数、したがつて加算比を変えること
により、a,b,c,d方向の色相補正を独立に
行なうことができる。
上記(1),(2)式による色差マトリクス補正は、さ
らに、各位相方向の飽和度の補正ができ、したが
つて、この実施例によれば、各種の色に対して自
由度の高い色再現性の補正が可能である。
らに、各位相方向の飽和度の補正ができ、したが
つて、この実施例によれば、各種の色に対して自
由度の高い色再現性の補正が可能である。
第8図は上記実施例を用いた単管カラービデオ
カメラの色再現性の一例を示す説明図であつて、
撮像素子としてサチコンを用い、カラーバーチヤ
ートを撮像した際のベクトルスコープ上の色再現
を観測したものである。なお、各色再現性は〇印
で示している。
カメラの色再現性の一例を示す説明図であつて、
撮像素子としてサチコンを用い、カラーバーチヤ
ートを撮像した際のベクトルスコープ上の色再現
を観測したものである。なお、各色再現性は〇印
で示している。
同図において、いま、
SR-Y=(R−YL)−0.15(B−YL)+0.5 (B
−YL) として黄(YE)と青(B)の色相を補正すると、各
色再現性は矢印に示した方向に変化する。
−YL) として黄(YE)と青(B)の色相を補正すると、各
色再現性は矢印に示した方向に変化する。
また、軸方向の飽和度の補正を含め、
SR-Y=(R−YL)+0.6(R−YL)+0.5 (B
−YL)−0.15(B−YL) SB-Y=(B−YL)+0.18 (B−YL) の色差マトリクス補正を行なうことにより、第9
図に示すように、色再現性が改善される。
−YL)−0.15(B−YL) SB-Y=(B−YL)+0.18 (B−YL) の色差マトリクス補正を行なうことにより、第9
図に示すように、色再現性が改善される。
第10図は本発明による色差マトリクス補正回
路の他の実施例を示すブロツク図であつて、第4
図に対応する部分には同一符号をつけている。
路の他の実施例を示すブロツク図であつて、第4
図に対応する部分には同一符号をつけている。
先に示した(1)式から、信号 (x)と(x)との間に
は、次の関係式が成立する。
は、次の関係式が成立する。
(x)=x−(x)
この関係式を上記記(2),(3)式に適用すると、
SR-Y=a′1(R−YL)+a′2(R−YL)+a′3(B
−
YL)+a′4(B−YL) SB-Y=b′1(B−YL)+b′2(B−YL)+b′3(R
−
YL)+b′4(R−YL) 但し、a′1=a1+a2,a′2=a3−a2・ a′3=a4+a5,a′4=a6−a5・ b′1=b1+b2,b′2=b3−b2・ b′3=b4+b5,b′4=b6−b5 第10図に示した実施例は、かかる演算処理を
行なつて色差マトリクス補正を行なうものであつ
て、第4図の (R−YL)を出力するリミツタ
回路15と (B−YL)を出力するリミツタ回
路17を省略できて回路構成が簡略になる。
−
YL)+a′4(B−YL) SB-Y=b′1(B−YL)+b′2(B−YL)+b′3(R
−
YL)+b′4(R−YL) 但し、a′1=a1+a2,a′2=a3−a2・ a′3=a4+a5,a′4=a6−a5・ b′1=b1+b2,b′2=b3−b2・ b′3=b4+b5,b′4=b6−b5 第10図に示した実施例は、かかる演算処理を
行なつて色差マトリクス補正を行なうものであつ
て、第4図の (R−YL)を出力するリミツタ
回路15と (B−YL)を出力するリミツタ回
路17を省略できて回路構成が簡略になる。
第11図は本発明による色差マトリクス回路の
さらに他の実施例を示すブロツク図であつて、上
記(1)式から (x)=x− (x) が成立するから、これを上記(2),(3)式に適用する
ことにより、第4図のリミツタ回路14,16を
省略できるようにしたものである。これも、第1
0図に示した実施例と同様に、回路構成の簡略化
が達成できる。
さらに他の実施例を示すブロツク図であつて、上
記(1)式から (x)=x− (x) が成立するから、これを上記(2),(3)式に適用する
ことにより、第4図のリミツタ回路14,16を
省略できるようにしたものである。これも、第1
0図に示した実施例と同様に、回路構成の簡略化
が達成できる。
第11図は本発明による色差マトリクス補正回
路のさらに他の実施例を示すブロツク図であつ
て、21,22はリミツタ回路、23,24はマ
トリクス回路であり、第4図に対応する部分には
同一符号をつけている。
路のさらに他の実施例を示すブロツク図であつ
て、21,22はリミツタ回路、23,24はマ
トリクス回路であり、第4図に対応する部分には
同一符号をつけている。
これまでの実施例では、色差信号(R−YL)
を色差信号(B−YL)と全てのリミツタ回路の
出力信号を用いて補正し、また、色差信号(B−
YL)を色差信号(R−YL)と全てのリミツタ回
路の出力信号を用いて補正していたが、カラービ
デオカメラによつては、必ずしも得られた全ての
信号を補正信号として用いる必要はない。第11
図に示した実施例は、ある種のカラービデオカメ
ラにおいて、第4図の必要としないリミツタ回路
を省き、演算増幅器の回路構成を簡略化したもの
である。
を色差信号(B−YL)と全てのリミツタ回路の
出力信号を用いて補正し、また、色差信号(B−
YL)を色差信号(R−YL)と全てのリミツタ回
路の出力信号を用いて補正していたが、カラービ
デオカメラによつては、必ずしも得られた全ての
信号を補正信号として用いる必要はない。第11
図に示した実施例は、ある種のカラービデオカメ
ラにおいて、第4図の必要としないリミツタ回路
を省き、演算増幅器の回路構成を簡略化したもの
である。
いま、リミツタ回路21,22の入力信号をx
とすると、それらの出力信号(x)は次のように表
わされる。
とすると、それらの出力信号(x)は次のように表
わされる。
(x)=0 (x<Vth)
x−Vth(xVth)
または、
(x)=x−Vth(x<Vth)
0 (xVth)
第11図において、入力端子12からの色差信
号(R−YL)は、リミツタ回路21とマトリク
ス回路23に供給され、リミツタ回路21から
(R−YL)の信号が出力される。同様に、入力端
子13からの色差信号(B−YL)は、リミツタ
回路22とマトリクス回路24に供給され、リミ
ツタ回路22から(B−YL)の信号が出力され
る。リミツタ回路22の出力信号はマトリクス回
路23に供給され、リミツタ回路21の出力信号
はマトリクス回路24に供給される。
号(R−YL)は、リミツタ回路21とマトリク
ス回路23に供給され、リミツタ回路21から
(R−YL)の信号が出力される。同様に、入力端
子13からの色差信号(B−YL)は、リミツタ
回路22とマトリクス回路24に供給され、リミ
ツタ回路22から(B−YL)の信号が出力され
る。リミツタ回路22の出力信号はマトリクス回
路23に供給され、リミツタ回路21の出力信号
はマトリクス回路24に供給される。
マトリクス回路23,24は第4図の演算増幅
回路18に相当し、マトリクス回路23は次式で
示す補正された色差信号SR-Yを出力する。
回路18に相当し、マトリクス回路23は次式で
示す補正された色差信号SR-Yを出力する。
SR-Y=c1(R−YL)+c2(B−YL)
また、マトリクス回路24は次式で示す補正さ
れた色差信号SB-Yを出力する。
れた色差信号SB-Yを出力する。
SB-Y=d1(B−YL)+d2(R−YL)
これによつて、(R−Y)軸、(B−Y)軸の正
または負方向の色相補正ができる。
または負方向の色相補正ができる。
なお、この実施例は、第4図の実施例におい
て、先の(2),(3)式の定数a1,a5,b1,b5以外を全
て零とした場合、あるいは、同じく、定数a1,
a6,b1,b6以外を全て零にした場合に相当する
が、上記のように、カラービデオカメラに応じて
必要としないリミツタ回路を省き、また、演算増
幅回路の回路を簡略化して色差マトリクス補正回
路の構成を簡略化できる。
て、先の(2),(3)式の定数a1,a5,b1,b5以外を全
て零とした場合、あるいは、同じく、定数a1,
a6,b1,b6以外を全て零にした場合に相当する
が、上記のように、カラービデオカメラに応じて
必要としないリミツタ回路を省き、また、演算増
幅回路の回路を簡略化して色差マトリクス補正回
路の構成を簡略化できる。
以上説明したように、本発明によれば、任意の
色相の補正を夫々独立に行なうことができて、色
相マトリクス補正の自由度を増加させることがで
き、カラービデオカメラに応じた補正が可能とな
つて所望の良好な色再現性ベクトルを容易に実現
可能とし、上記従来技術の欠点を除いて優れた機
能の色差マトリクス補正回路を提供することがで
きる。
色相の補正を夫々独立に行なうことができて、色
相マトリクス補正の自由度を増加させることがで
き、カラービデオカメラに応じた補正が可能とな
つて所望の良好な色再現性ベクトルを容易に実現
可能とし、上記従来技術の欠点を除いて優れた機
能の色差マトリクス補正回路を提供することがで
きる。
第1図はカラービデオカメラの信号処理回路の
一例を示すブロツク図、第2図および第3図は
夫々従来の色差マトリクス補正回路による色再現
性の変化を示す説明図、第4図は本発明による色
差マトリクス補正回路の一実施例を示すブロツク
図、第5図a,b,cは第4図の各リミツタ回路
の動作を示す説明図、第6図および第7図は夫々
第4図の実施例による色再現性の変化を示す説明
図、第8図および第9図は夫々第4図の実施例を
用いた単管カラービデオカメラの色再現性の例を
示す説明図、第10図ないし第12図は夫々本発
明による色差マトリクス補正回路の他の実施例を
示すブロツク図である。 10……色差マトリクス補正回路、12,13
……入力端子、14,15,16,17……リミ
ツタ回路、18……演算増幅回路、19,20…
…出力端子、21,22……リミツタ回路、2
3,24……マトリクス回路。
一例を示すブロツク図、第2図および第3図は
夫々従来の色差マトリクス補正回路による色再現
性の変化を示す説明図、第4図は本発明による色
差マトリクス補正回路の一実施例を示すブロツク
図、第5図a,b,cは第4図の各リミツタ回路
の動作を示す説明図、第6図および第7図は夫々
第4図の実施例による色再現性の変化を示す説明
図、第8図および第9図は夫々第4図の実施例を
用いた単管カラービデオカメラの色再現性の例を
示す説明図、第10図ないし第12図は夫々本発
明による色差マトリクス補正回路の他の実施例を
示すブロツク図である。 10……色差マトリクス補正回路、12,13
……入力端子、14,15,16,17……リミ
ツタ回路、18……演算増幅回路、19,20…
…出力端子、21,22……リミツタ回路、2
3,24……マトリクス回路。
Claims (1)
- 1 第1の色差信号と第2の色差信号と夫々補正
し、所望の色再現性を得られるようにした色差マ
トリクス補正回路において、該第1の色差信号を
入力とするリミツタ回路と、該第2の色差信号を
入力とするリミツタ回路と、該第1,第2の色差
信号と夫々リミツタ回路の出力信号とが供給され
て演算処理する回路とからなり、該第1の色差信
号に該第2の色差信号および該夫々のリミツタ回
路の出力信号を所定の比率で加算して該第1の色
差信号を補正し、該第2の色信号に該第1の色差
信号および該夫々のリミツタ回路の出力信号を所
定の比率で加算して該第2の色差信号を補正する
ようにしたことを特徴とする色差マトリクス補正
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139018A JPS6119292A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 色差マトリクス補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139018A JPS6119292A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 色差マトリクス補正回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6119292A JPS6119292A (ja) | 1986-01-28 |
JPH0578992B2 true JPH0578992B2 (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=15235552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59139018A Granted JPS6119292A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 色差マトリクス補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119292A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6138359U (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-10 | 大阪機器製造株式会社 | 弁の開閉駆動機構 |
JP2569691B2 (ja) * | 1988-02-16 | 1997-01-08 | ソニー株式会社 | 色差信号形成回路 |
JPH0373694A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Sharp Corp | 色差マトリクス回路 |
JPH05161152A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-06-25 | Sharp Corp | 色再現補正回路 |
WO2009044827A1 (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | 色調整回路 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP59139018A patent/JPS6119292A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6119292A (ja) | 1986-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |