JPH0578197A - TiO2−SnO2膜の製法 - Google Patents
TiO2−SnO2膜の製法Info
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- JPH0578197A JPH0578197A JP5523592A JP5523592A JPH0578197A JP H0578197 A JPH0578197 A JP H0578197A JP 5523592 A JP5523592 A JP 5523592A JP 5523592 A JP5523592 A JP 5523592A JP H0578197 A JPH0578197 A JP H0578197A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源より蒸
着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −SnO
2 膜を成膜すると同時に、基板の成膜領域に酸素を供給
することによりTiO2−SnO2 固溶体膜を生成さ
せ、さらにこの固溶体膜を酸化性雰囲気中で1350℃
以上で加熱し結晶の再配列を行い、さらに酸化性雰囲気
中で800℃以上で加熱しスピノーダル分解を生じさせ
る。 【効果】低温で且つ高速成膜で非常に結晶性の高いTi
O2 −SnO2 の固溶体膜を作製することができるとと
もに、熱処理によりその結晶性をさらに高めることがで
きる。
着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −SnO
2 膜を成膜すると同時に、基板の成膜領域に酸素を供給
することによりTiO2−SnO2 固溶体膜を生成さ
せ、さらにこの固溶体膜を酸化性雰囲気中で1350℃
以上で加熱し結晶の再配列を行い、さらに酸化性雰囲気
中で800℃以上で加熱しスピノーダル分解を生じさせ
る。 【効果】低温で且つ高速成膜で非常に結晶性の高いTi
O2 −SnO2 の固溶体膜を作製することができるとと
もに、熱処理によりその結晶性をさらに高めることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TiO2 とSnO2 か
らなる膜の製法に関するものであり、詳細には、TiO
2 とSnO2 の固溶体からなる膜あるいはTiO2 −S
nO2 スピノーダル分解した膜の新規な製法に関するも
のである。
らなる膜の製法に関するものであり、詳細には、TiO
2 とSnO2 の固溶体からなる膜あるいはTiO2 −S
nO2 スピノーダル分解した膜の新規な製法に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】従来より、TiO2 −SnO2 系酸化物
は、その組成比や化学量論組成比を調整することにより
機能性を有する材料として注目されており、最近では、
TiO2 −SnO2 系酸化物をスピノーダル分解させて
微細な組織を形成させることにより、さらに機能性を向
上させようとする試みが行われている。
は、その組成比や化学量論組成比を調整することにより
機能性を有する材料として注目されており、最近では、
TiO2 −SnO2 系酸化物をスピノーダル分解させて
微細な組織を形成させることにより、さらに機能性を向
上させようとする試みが行われている。
【0003】従来より、TiO2 −SnO2 系酸化物固
溶体やスピノーダル分解した物質は、例えばゾル−ゲル
法等により作製されている。この方法はTiおよびSn
の金属のアルコキシドを溶剤中にて混合し、これを所定
の基板に塗布乾燥後、500〜1000℃の酸化性雰囲
気中で焼成した後、1400℃以上の酸化性雰囲気での
熱処理により、TiO2 とSnO2 とを固溶させること
が行われ、またスピノーダル分解させるためにはこの固
溶体を800℃以上の酸化性雰囲気中で熱処理すること
により得られている。
溶体やスピノーダル分解した物質は、例えばゾル−ゲル
法等により作製されている。この方法はTiおよびSn
の金属のアルコキシドを溶剤中にて混合し、これを所定
の基板に塗布乾燥後、500〜1000℃の酸化性雰囲
気中で焼成した後、1400℃以上の酸化性雰囲気での
熱処理により、TiO2 とSnO2 とを固溶させること
が行われ、またスピノーダル分解させるためにはこの固
溶体を800℃以上の酸化性雰囲気中で熱処理すること
により得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
ゾル−ゲル法によれば、有機物の熱分解に伴い、膜自体
がポーラスとなり、緻密で平滑な膜が得られにくいとい
う問題がある。しかも、その焼成温度、焼成雰囲気等の
設定条件が多くこれらを管理するのが難しく、しかも緻
密な固溶体膜を得ようとする場合、1サイクルで100
0Å程度の極めて薄い膜のレベルでしか生じないため
に、厚い膜を作成しようとする場合には所定の基板への
上記の塗布、乾燥、焼成を繰り返し行う必要があり、し
かもそのために膜中に不純物の混入の恐れがある。
ゾル−ゲル法によれば、有機物の熱分解に伴い、膜自体
がポーラスとなり、緻密で平滑な膜が得られにくいとい
う問題がある。しかも、その焼成温度、焼成雰囲気等の
設定条件が多くこれらを管理するのが難しく、しかも緻
密な固溶体膜を得ようとする場合、1サイクルで100
0Å程度の極めて薄い膜のレベルでしか生じないため
に、厚い膜を作成しようとする場合には所定の基板への
上記の塗布、乾燥、焼成を繰り返し行う必要があり、し
かもそのために膜中に不純物の混入の恐れがある。
【0005】よって、本発明は、結晶性に優れたTiO
2 −SnO2 固溶体およびスピノーダル分解したTiO
2 −SnO2 膜を作成することのできる新規な方法を提
供するものである。
2 −SnO2 固溶体およびスピノーダル分解したTiO
2 −SnO2 膜を作成することのできる新規な方法を提
供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、上記問
題点に対して検討を重ねた結果、膜生成手段としてPV
D法(物理的気相合成法)を用いて成膜するにあたり、
成膜する基板表面の成膜領域に例えば酸素ガスを吹きつ
け、充分な酸素を供給することにより、TiO2 −Sn
O2 が均一に固溶した膜が生成されることを見出した。
さらに本発明者等は、この固溶体膜を所定の温度にて加
熱処理することによりその固溶体膜の結晶性が飛躍的に
向上すること、さらにはかかる固溶体膜を用いて加熱処
理することにより安定したスピノーダル分解が生じるこ
とを見出したものである。
題点に対して検討を重ねた結果、膜生成手段としてPV
D法(物理的気相合成法)を用いて成膜するにあたり、
成膜する基板表面の成膜領域に例えば酸素ガスを吹きつ
け、充分な酸素を供給することにより、TiO2 −Sn
O2 が均一に固溶した膜が生成されることを見出した。
さらに本発明者等は、この固溶体膜を所定の温度にて加
熱処理することによりその固溶体膜の結晶性が飛躍的に
向上すること、さらにはかかる固溶体膜を用いて加熱処
理することにより安定したスピノーダル分解が生じるこ
とを見出したものである。
【0007】即ち、本発明のTiO2 −SnO2 膜の製
法は、TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源より蒸着
物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −SnO2
膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸素を供
給することによりTiO2−SnO2 固溶体膜を生成さ
せることを特徴とするものであり、さらに、前記固溶体
膜を酸化性雰囲気中で1350℃以上で加熱し結晶の再
配列を行うことを特徴とするものである。さらに本発明
は、上記の成膜工程にて得られた固溶体膜を所望により
上記結晶の再配列を行った後、酸化性雰囲気中で800
℃以上で加熱しスピノーダル分解を生じさせることを特
徴とするものである。
法は、TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源より蒸着
物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −SnO2
膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸素を供
給することによりTiO2−SnO2 固溶体膜を生成さ
せることを特徴とするものであり、さらに、前記固溶体
膜を酸化性雰囲気中で1350℃以上で加熱し結晶の再
配列を行うことを特徴とするものである。さらに本発明
は、上記の成膜工程にて得られた固溶体膜を所望により
上記結晶の再配列を行った後、酸化性雰囲気中で800
℃以上で加熱しスピノーダル分解を生じさせることを特
徴とするものである。
【0008】以下、本発明を図面を参照しながら詳述す
る。
る。
【0009】図1は、本発明における成膜方法を説明す
るための図である。図1において、1は蒸着源、2は基
板である。本発明によれば、蒸着源1として、TiO2
およびSnO2 からなるバルク体を用いる。具体的には
TiO2 粉末とSnO2 粉末を混合成形し、700℃程
度の酸化性雰囲気中で焼成したものであり、その密度は
50〜90%程度からなるものである。また、この蒸着
源1の各酸化物の組成は、生成する膜の機能に応じて所
望の割合に制御できるが、最終的にスピノーダル分解を
生じさせる場合には、TiO2 :SnO2 が実質上3:
7〜7:3であることが望ましい。
るための図である。図1において、1は蒸着源、2は基
板である。本発明によれば、蒸着源1として、TiO2
およびSnO2 からなるバルク体を用いる。具体的には
TiO2 粉末とSnO2 粉末を混合成形し、700℃程
度の酸化性雰囲気中で焼成したものであり、その密度は
50〜90%程度からなるものである。また、この蒸着
源1の各酸化物の組成は、生成する膜の機能に応じて所
望の割合に制御できるが、最終的にスピノーダル分解を
生じさせる場合には、TiO2 :SnO2 が実質上3:
7〜7:3であることが望ましい。
【0010】次に、蒸着源1より、TiO2 およびSn
O2 を蒸発させるが、蒸発手段としては蒸着源1を適当
な加熱手段(図示せず)を用いて1700〜2000℃
に加熱することにより前記酸化物の蒸気を発生させるこ
とができるが、望ましくは蒸着源1に対して例えばイオ
ンビーム3によりアルゴンイオンを照射することにより
蒸着物質をスパッタすることが望ましい。その他に通常
の真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法等を採用することもできる。
O2 を蒸発させるが、蒸発手段としては蒸着源1を適当
な加熱手段(図示せず)を用いて1700〜2000℃
に加熱することにより前記酸化物の蒸気を発生させるこ
とができるが、望ましくは蒸着源1に対して例えばイオ
ンビーム3によりアルゴンイオンを照射することにより
蒸着物質をスパッタすることが望ましい。その他に通常
の真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法等を採用することもできる。
【0011】蒸着源1より発生した蒸着物質は、基板2
の表面にTiO2 −SnO2 として成膜されるが、本発
明によれば、基板の成膜領域に適当な酸素供給手段5に
より酸素を供給させることが重要である。これは、成膜
時にTiO2 およびSnO2 自体の酸素の欠乏を防止す
ることを主たる目的とするものであり、酸素を供給する
ことによりTiO2 とSnO2 とが均質に固溶した膜を
生成することができる。即ち、酸素の供給なしに成膜を
行うと成分中のSnO2 の酸素が解離して目的の化学量
論組成の膜を得ることができないためである。酸素供給
手段5としては、図1に示すように酸素ガスを基板にお
よそ2〜10sccm程度の流量で供給すればよい。
の表面にTiO2 −SnO2 として成膜されるが、本発
明によれば、基板の成膜領域に適当な酸素供給手段5に
より酸素を供給させることが重要である。これは、成膜
時にTiO2 およびSnO2 自体の酸素の欠乏を防止す
ることを主たる目的とするものであり、酸素を供給する
ことによりTiO2 とSnO2 とが均質に固溶した膜を
生成することができる。即ち、酸素の供給なしに成膜を
行うと成分中のSnO2 の酸素が解離して目的の化学量
論組成の膜を得ることができないためである。酸素供給
手段5としては、図1に示すように酸素ガスを基板にお
よそ2〜10sccm程度の流量で供給すればよい。
【0012】また、この時の基板2は、適当な加熱手段
により所定の温度に加熱されていることが望ましい。こ
れは、蒸着物質が基板表面で配列する際のエネルギーを
付与するものであり、例えば、ヒータ4を用いて加熱す
る場合には、その基板温度は300℃以上、特に500
〜700℃の範囲に設定される。これは、基板温度が3
00℃よりも低いとアモルファス状の膜となりやすいた
め加熱処理を行っても固溶体は生成せず、また基板温度
が700℃を越えるとSnO2の蒸発が激しく、Ti:
Sn比の制御が困難となりやすいためである。
により所定の温度に加熱されていることが望ましい。こ
れは、蒸着物質が基板表面で配列する際のエネルギーを
付与するものであり、例えば、ヒータ4を用いて加熱す
る場合には、その基板温度は300℃以上、特に500
〜700℃の範囲に設定される。これは、基板温度が3
00℃よりも低いとアモルファス状の膜となりやすいた
め加熱処理を行っても固溶体は生成せず、また基板温度
が700℃を越えるとSnO2の蒸発が激しく、Ti:
Sn比の制御が困難となりやすいためである。
【0013】このような成膜時にエネルギーを付与する
ための方法としては、ヒータ等の加熱手段の他に、図8
に示すように基板の成膜領域に対してイオンビーム6を
照射することもできる。この方法によれば、加熱方法を
必要とせず、低温プロセスで成膜することができるため
に特に有効である。具体的には、100〜300eV、
150μA/cm2 以上、特に200〜300μA/c
m2 の条件で照射すればよい。イオンが150μA/c
m2 より低いと、前記と同様にアモルファス状の膜とな
りやすく、逆に300μA/cm2 を越えると膜自体が
スパッタされて膜の制御が困難となるためである。
ための方法としては、ヒータ等の加熱手段の他に、図8
に示すように基板の成膜領域に対してイオンビーム6を
照射することもできる。この方法によれば、加熱方法を
必要とせず、低温プロセスで成膜することができるため
に特に有効である。具体的には、100〜300eV、
150μA/cm2 以上、特に200〜300μA/c
m2 の条件で照射すればよい。イオンが150μA/c
m2 より低いと、前記と同様にアモルファス状の膜とな
りやすく、逆に300μA/cm2 を越えると膜自体が
スパッタされて膜の制御が困難となるためである。
【0014】特に、本発明によれば、図6に示すように
例えばアルゴン等で希釈した酸素のイオンビームを照射
することにより、成膜時の酸素供給とエネルギー供給と
を同時に行うことができるために特に有効である。
例えばアルゴン等で希釈した酸素のイオンビームを照射
することにより、成膜時の酸素供給とエネルギー供給と
を同時に行うことができるために特に有効である。
【0015】また、上記成膜時において用いられる基板
としては、1400℃での加熱によって膜成分との反応
が無いか、反応しても反応速度が遅く、しかも成膜され
るTiO2 −SnO2 膜の特定の結晶面と実質的に同一
の格子配列を有する基板が膜の結晶性の点から望まし
く、具体的には、サファイヤの(011- 2)R面、
(112- 0)A面及び(0001)C面であることが
望ましい。さらにその他の条件として、反応炉内の圧力
は1.0×10-5〜2.0×10-4torrに設定され
るのが適当である。
としては、1400℃での加熱によって膜成分との反応
が無いか、反応しても反応速度が遅く、しかも成膜され
るTiO2 −SnO2 膜の特定の結晶面と実質的に同一
の格子配列を有する基板が膜の結晶性の点から望まし
く、具体的には、サファイヤの(011- 2)R面、
(112- 0)A面及び(0001)C面であることが
望ましい。さらにその他の条件として、反応炉内の圧力
は1.0×10-5〜2.0×10-4torrに設定され
るのが適当である。
【0016】次に、本発明によれば、上記の方法により
得られたTiO2 −SnO2 固溶体膜に対して、135
0℃以上、特に1400〜1500℃の酸化性雰囲気中
で熱処理を行う。この熱処理によれば、結晶の再配列を
行うことができ、図5の比較からも明らかなように結晶
の再配列により膜の結晶性を高めることができる。ま
た、この熱処理によれば、後述する実施例から明らかな
ように基板としてサファイヤの(011- 2)のR面を
用いた場合に、固溶体膜は基板に対してエピタキシャル
成長していることが確認される。なお、通常、TiO2
はAl2 O3 と1200℃程度で容易に反応するための
この熱処理に際しては、TiO2 のサファイヤ基板との
反応を抑制しつつ結晶の再配列を行うことが重要であ
り、そのためには上記温度範囲での熱処理時間を10秒
〜5分程度に短時間で行うことが必要である。
得られたTiO2 −SnO2 固溶体膜に対して、135
0℃以上、特に1400〜1500℃の酸化性雰囲気中
で熱処理を行う。この熱処理によれば、結晶の再配列を
行うことができ、図5の比較からも明らかなように結晶
の再配列により膜の結晶性を高めることができる。ま
た、この熱処理によれば、後述する実施例から明らかな
ように基板としてサファイヤの(011- 2)のR面を
用いた場合に、固溶体膜は基板に対してエピタキシャル
成長していることが確認される。なお、通常、TiO2
はAl2 O3 と1200℃程度で容易に反応するための
この熱処理に際しては、TiO2 のサファイヤ基板との
反応を抑制しつつ結晶の再配列を行うことが重要であ
り、そのためには上記温度範囲での熱処理時間を10秒
〜5分程度に短時間で行うことが必要である。
【0017】さらに、本発明によれば、上記の方法によ
って得られたTiO2 −SnO2 固溶体膜に対して80
0〜1200℃の大気中等の酸化性雰囲気中で5分〜1
00時間熱処理することにより固溶体膜のスピノーダル
分解を生じさせることができる。この熱処理の温度が8
00℃より低いとスピノーダル分解は実質的に生じず、
逆に1200℃より高いと膜は基板との固相反応を起こ
し望ましくない。
って得られたTiO2 −SnO2 固溶体膜に対して80
0〜1200℃の大気中等の酸化性雰囲気中で5分〜1
00時間熱処理することにより固溶体膜のスピノーダル
分解を生じさせることができる。この熱処理の温度が8
00℃より低いとスピノーダル分解は実質的に生じず、
逆に1200℃より高いと膜は基板との固相反応を起こ
し望ましくない。
【0018】
【作用】本発明によれば、TiO2 とSnO2 からなる
蒸着源を用いて、物理蒸着法により、成膜するに際して
基板の成膜領域への酸素を供給を行うことによりTiO
2 −SnO2 固溶体膜を作成することができる。しかも
かかる膜を所定の温度で短時間加熱することにより固溶
体膜の再配列が生じるとともに基板として適当なものを
選択することにより基板に対してエピタキシャル成長さ
せることができる。また、かかる固溶体を用いて適当な
加熱処理を行いスピノール分解を生じさせると、均質で
安定した微細組織を有するTiO2 −SnO2 膜を形成
することができる。
蒸着源を用いて、物理蒸着法により、成膜するに際して
基板の成膜領域への酸素を供給を行うことによりTiO
2 −SnO2 固溶体膜を作成することができる。しかも
かかる膜を所定の温度で短時間加熱することにより固溶
体膜の再配列が生じるとともに基板として適当なものを
選択することにより基板に対してエピタキシャル成長さ
せることができる。また、かかる固溶体を用いて適当な
加熱処理を行いスピノール分解を生じさせると、均質で
安定した微細組織を有するTiO2 −SnO2 膜を形成
することができる。
【0019】
実施例1 ターゲット1としてTiO2 :SnO2 が1:1からな
る組成で密度4.0g/cm3 の焼結体を準備した。こ
のターゲットを図1に示すような反応炉内に設置すると
ともに、基板2として25mm×25mm×0.3mm
の大きさのサファイヤ基板(R面)を図1に示す位置に
配置し、炉内の圧力を5×10-5torrに設定した。
そしてターゲットに対してアルゴンイオンを照射し、タ
ーゲットよりスパッタした。一方、基板1に対して基板
1の背面にヒータ4をセットし、基板を200〜700
℃の範囲に加熱した。また基板の成膜領域に対してノズ
ルを向け、酸素を5sccmの流量で供給した。この状
態で3時間成膜を行ったところ、3000Åの膜が生成
された。
る組成で密度4.0g/cm3 の焼結体を準備した。こ
のターゲットを図1に示すような反応炉内に設置すると
ともに、基板2として25mm×25mm×0.3mm
の大きさのサファイヤ基板(R面)を図1に示す位置に
配置し、炉内の圧力を5×10-5torrに設定した。
そしてターゲットに対してアルゴンイオンを照射し、タ
ーゲットよりスパッタした。一方、基板1に対して基板
1の背面にヒータ4をセットし、基板を200〜700
℃の範囲に加熱した。また基板の成膜領域に対してノズ
ルを向け、酸素を5sccmの流量で供給した。この状
態で3時間成膜を行ったところ、3000Åの膜が生成
された。
【0020】得られた膜に対して、CuKα−X線回折
測定を行った。その結果を図1に示した。図1によれ
ば、基板温度200℃ではTiO2 −SnO2 (10
1)面のピークは観察されず、固溶体が生成されていな
かったが、基板温度を300℃以上に設定し、その温度
を高めることによりTiO2 −SnO2 (101)面ピ
ークが大きくなり、膜自体が(101)面方向に配向し
ていることがわかった。
測定を行った。その結果を図1に示した。図1によれ
ば、基板温度200℃ではTiO2 −SnO2 (10
1)面のピークは観察されず、固溶体が生成されていな
かったが、基板温度を300℃以上に設定し、その温度
を高めることによりTiO2 −SnO2 (101)面ピ
ークが大きくなり、膜自体が(101)面方向に配向し
ていることがわかった。
【0021】一方、比較として、上記の条件のうち、酸
素の供給を全く行わずに成膜を行い、3000Åの膜を
得た。この膜を電子顕微鏡で観察したところ、表面が荒
れたポーラスな膜であった。そこでこの膜に対してXP
S(X線光電子分光分析)を測定した結果を図2および
図3に示した。その結果、膜中には成膜時の還元作用に
よると思われるSn金属やSnOが観察され、化学量論
比に対して酸素が欠乏していることがわかった。そこ
で、この膜に対して酸素を供給させる目的で大気中で1
時間熱処理を行ったところ、結晶の粒成長が見られた。
また、この膜に対してX線回折測定を行ったところ、T
iO2 −SnO2 (101)面ピークは観察されず、固
溶体は全く生成されていなかった。
素の供給を全く行わずに成膜を行い、3000Åの膜を
得た。この膜を電子顕微鏡で観察したところ、表面が荒
れたポーラスな膜であった。そこでこの膜に対してXP
S(X線光電子分光分析)を測定した結果を図2および
図3に示した。その結果、膜中には成膜時の還元作用に
よると思われるSn金属やSnOが観察され、化学量論
比に対して酸素が欠乏していることがわかった。そこ
で、この膜に対して酸素を供給させる目的で大気中で1
時間熱処理を行ったところ、結晶の粒成長が見られた。
また、この膜に対してX線回折測定を行ったところ、T
iO2 −SnO2 (101)面ピークは観察されず、固
溶体は全く生成されていなかった。
【0022】次に、本発明法により得られた固溶体膜を
1450℃の大気中で1分間保持し、室温まで徐冷し
た。処理後の膜に対して、X線回折測定を行い、処理前
の膜とのチャートの比較を行った。その結果を図5に示
した。図5によれば、処理前にチャートのピークやグラ
ンドに小さなリップルの発生が認められたのに対して、
熱処理を施すことによりリップルが消失するとともに、
ピークがシャープになっており、膜の結晶性が向上した
ことが理解される。また処理後の膜に対して電子線回折
を測定したところ、スポットパターンが見られ、膜が単
結晶化していることがわかった。さらにサファイヤのR
面(011- 2)と固溶体膜の(101)面の格子配列
について検討したところ、両者の格子配列が実質的に同
一になっていることが確認され、これによりサファイヤ
基板に対して固溶体膜がエピタキシャル成長しているこ
とが確認された。
1450℃の大気中で1分間保持し、室温まで徐冷し
た。処理後の膜に対して、X線回折測定を行い、処理前
の膜とのチャートの比較を行った。その結果を図5に示
した。図5によれば、処理前にチャートのピークやグラ
ンドに小さなリップルの発生が認められたのに対して、
熱処理を施すことによりリップルが消失するとともに、
ピークがシャープになっており、膜の結晶性が向上した
ことが理解される。また処理後の膜に対して電子線回折
を測定したところ、スポットパターンが見られ、膜が単
結晶化していることがわかった。さらにサファイヤのR
面(011- 2)と固溶体膜の(101)面の格子配列
について検討したところ、両者の格子配列が実質的に同
一になっていることが確認され、これによりサファイヤ
基板に対して固溶体膜がエピタキシャル成長しているこ
とが確認された。
【0023】次に、上記のようにして得られた固溶体膜
に対して、900℃の大気中で5〜60分間熱処理を行
い、各時間毎により得られた膜に対してX線回折測定を
行った。その結果を図6および図7に示した。図6およ
び図7によれば、熱処理時間を長くするに従い、固溶体
膜のピークである(101)面ピーク、および(20
2)面ピークが徐々に小さくなるに従い、それらのピー
クの両側にチタンリッチ相のサテライトピークおよびス
ズリッチ相のサテライトピークが発現した。この現象は
典型的なスピノーダル分解の発生を示すものである。因
みに電子顕微鏡により組織を観察したところ、ほぼ10
nmの間隔でラメラ状の構造に見られ、その各組織に対
してEDS(エネルギー分散型X線分析)により分析を
行ったところ、白色部分がTi組成に富み、黒色部分が
Snに富んだ組織となっていることがわかった。
に対して、900℃の大気中で5〜60分間熱処理を行
い、各時間毎により得られた膜に対してX線回折測定を
行った。その結果を図6および図7に示した。図6およ
び図7によれば、熱処理時間を長くするに従い、固溶体
膜のピークである(101)面ピーク、および(20
2)面ピークが徐々に小さくなるに従い、それらのピー
クの両側にチタンリッチ相のサテライトピークおよびス
ズリッチ相のサテライトピークが発現した。この現象は
典型的なスピノーダル分解の発生を示すものである。因
みに電子顕微鏡により組織を観察したところ、ほぼ10
nmの間隔でラメラ状の構造に見られ、その各組織に対
してEDS(エネルギー分散型X線分析)により分析を
行ったところ、白色部分がTi組成に富み、黒色部分が
Snに富んだ組織となっていることがわかった。
【0024】実施例2 ターゲット1としてTiO2 :SnO2 が1:1からな
る組成で密度4.0g/cm3 の焼結体を準備した。こ
のターゲットを図8に示すような反応炉内に設置すると
ともに、基板2として25mm×25mm×0.3mm
の大きさのサファイヤ基板(R面)を図8に示す位置に
配置し、炉内の圧力を5×10-5torrに設定した。
そしてターゲットに対してアルゴンイオンを照射し、タ
ーゲットよりスパッタした。一方、基板1に対して図8
に示すようにアルゴンで希釈した酸素イオンビームを照
射し、そのエネルギー値を100〜300eVで、15
0μA/cm2 、250μA/cm2 とした。この状態
で、3時間成膜を行ったところ、3000Åの膜が生成
された。
る組成で密度4.0g/cm3 の焼結体を準備した。こ
のターゲットを図8に示すような反応炉内に設置すると
ともに、基板2として25mm×25mm×0.3mm
の大きさのサファイヤ基板(R面)を図8に示す位置に
配置し、炉内の圧力を5×10-5torrに設定した。
そしてターゲットに対してアルゴンイオンを照射し、タ
ーゲットよりスパッタした。一方、基板1に対して図8
に示すようにアルゴンで希釈した酸素イオンビームを照
射し、そのエネルギー値を100〜300eVで、15
0μA/cm2 、250μA/cm2 とした。この状態
で、3時間成膜を行ったところ、3000Åの膜が生成
された。
【0025】得られた膜に対して、CuKα−X線回折
測定を行った。その結果を図9に示した。図9から明ら
かなように、TiO2 −SnO2(101)面ピークが
認められ、膜自体が(101)面方向に配向しているこ
とがわかった。
測定を行った。その結果を図9に示した。図9から明ら
かなように、TiO2 −SnO2(101)面ピークが
認められ、膜自体が(101)面方向に配向しているこ
とがわかった。
【0026】得られた膜に対して、1450℃の大気中
で1分間保持し、室温まで徐冷した。その後、900℃
の大気中で60分間熱処理を行った。得られた膜の対し
てX線回折測定を行ったところ、実施例1と同様にチタ
ンリッチ相のサテライトピークおよびスズリッチ相のサ
テライトピークが認めれ、スピノーダル分解が発生した
ことを確認した。
で1分間保持し、室温まで徐冷した。その後、900℃
の大気中で60分間熱処理を行った。得られた膜の対し
てX線回折測定を行ったところ、実施例1と同様にチタ
ンリッチ相のサテライトピークおよびスズリッチ相のサ
テライトピークが認めれ、スピノーダル分解が発生した
ことを確認した。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の方法によれ
ば、従来のゾル−ゲル法等に比較して低温で且つ高速成
膜で非常に結晶性の高いTiO2 −SnO2 の固溶体膜
を作成することができるとともに、熱処理によりその結
晶性をさらに高めることができる。さらにこの結晶性の
高い固溶体膜に対して熱処理によりスピノーダル分解を
安定して生じさせることができるとともに均質な組織を
生成することができる。
ば、従来のゾル−ゲル法等に比較して低温で且つ高速成
膜で非常に結晶性の高いTiO2 −SnO2 の固溶体膜
を作成することができるとともに、熱処理によりその結
晶性をさらに高めることができる。さらにこの結晶性の
高い固溶体膜に対して熱処理によりスピノーダル分解を
安定して生じさせることができるとともに均質な組織を
生成することができる。
【0028】これによりスピノーダル分解を利用した微
細組織によりセンサ素子やその他の機能性酸化膜として
その実用化を進めることができる。
細組織によりセンサ素子やその他の機能性酸化膜として
その実用化を進めることができる。
【図1】本発明のTiO2 −SnO2 膜を作成する装置
の概略配置図である。
の概略配置図である。
【図2】本発明の方法により得られたTiO2 −SnO
2 膜の基板温度に対するX線回折チャートの変化を示す
図である。
2 膜の基板温度に対するX線回折チャートの変化を示す
図である。
【図3】比較法により得られたTiO2 −SnO2 膜の
X線光電子分光分析チャート(440〜470eV)を
示す図である。
X線光電子分光分析チャート(440〜470eV)を
示す図である。
【図4】比較法により得られたTiO2 −SnO2 膜の
X線光電子分光分析チャート(470〜500eV)を
示す図である。
X線光電子分光分析チャート(470〜500eV)を
示す図である。
【図5】成膜工程後の膜と、熱処理後の膜のX線回折チ
ャートを示す図である。
ャートを示す図である。
【図6】スピノーダル分解工程における膜の熱処理時間
に対するX線回折チャート(2θ=30〜40°)の変
化を示す図である。
に対するX線回折チャート(2θ=30〜40°)の変
化を示す図である。
【図7】スピノーダル分解工程における膜の熱処理時間
に対するX線回折チャート(2θ=70〜80°)の変
化を示す図である。
に対するX線回折チャート(2θ=70〜80°)の変
化を示す図である。
【図8】本発明のTiO2 −SnO2 膜を作成する装置
の他の態様を示す概略配置図である。
の他の態様を示す概略配置図である。
【図9】実施例2において得られたTiO2 −SnO2
膜のX線回折チャート図である。
膜のX線回折チャート図である。
1 蒸着源 2 基板 3 イオンビーム 4 ヒータ 5 酸素供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 13/00 503 B 7244−5G
Claims (4)
- 【請求項1】TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源よ
り蒸着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −S
nO2 膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸
素を供給することによりTiO2 とSnO2 との固溶体
からなる膜を生成させることを特徴とするTiO2 −S
nO2 膜の製法。 - 【請求項2】TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源よ
り蒸着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −S
nO2 膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸
素を供給することによりTiO2 とSnO2 との固溶体
からなる膜を生成させた後、さらに該固溶体膜を135
0℃以上の酸化性雰囲気で熱処理することを特徴とする
TiO2 −SnO2 膜の製法。 - 【請求項3】TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源よ
り蒸着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −S
nO2 膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸
素を供給することによりTiO2 とSnO2 との固溶体
からなる膜を生成させる成膜工程と、 前記固溶体膜を酸化性雰囲気中で800℃以上で加熱し
スピノーダル分解させる分解工程とを具備することを特
徴とするTiO2 −SnO2 膜の製法。 - 【請求項4】TiO2 およびSnO2 からなる蒸着源よ
り蒸着物質を蒸発させ、所定の基板表面にTiO2 −S
nO2 膜を成膜すると同時に、前記基板の成膜領域に酸
素を供給することによりTiO2 とSnO2 との固溶体
からなる膜を生成させた成膜工程と、 前記固溶体膜を1350℃以上の温度で熱処理する工程
と、 前記熱処理後の固溶体膜を酸化性雰囲気中で800℃以
上で加熱しスピノーダル分解させる工程とを具備するこ
とを特徴とするTiO2 −SnO2 膜の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5523592A JPH0578197A (ja) | 1991-03-15 | 1992-03-13 | TiO2−SnO2膜の製法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-76848 | 1991-03-15 | ||
JP7684891 | 1991-03-15 | ||
JP5523592A JPH0578197A (ja) | 1991-03-15 | 1992-03-13 | TiO2−SnO2膜の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578197A true JPH0578197A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=26396102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5523592A Pending JPH0578197A (ja) | 1991-03-15 | 1992-03-13 | TiO2−SnO2膜の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0578197A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001068936A1 (fr) * | 2000-03-13 | 2001-09-20 | Mitsui Mining & Smelting Co.,Ltd. | Matiere composite et son procede de production |
CN106564939A (zh) * | 2016-11-03 | 2017-04-19 | 中国检验检疫科学研究院 | 一种蜂窝状SnO2/TiO2复合型纳米材料的合成方法 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP5523592A patent/JPH0578197A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001068936A1 (fr) * | 2000-03-13 | 2001-09-20 | Mitsui Mining & Smelting Co.,Ltd. | Matiere composite et son procede de production |
CN106564939A (zh) * | 2016-11-03 | 2017-04-19 | 中国检验检疫科学研究院 | 一种蜂窝状SnO2/TiO2复合型纳米材料的合成方法 |
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