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JPH0577023U - 段ボール箱の開梱機構 - Google Patents

段ボール箱の開梱機構

Info

Publication number
JPH0577023U
JPH0577023U JP2658592U JP2658592U JPH0577023U JP H0577023 U JPH0577023 U JP H0577023U JP 2658592 U JP2658592 U JP 2658592U JP 2658592 U JP2658592 U JP 2658592U JP H0577023 U JPH0577023 U JP H0577023U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
band
shaped
cardboard box
corrugated cardboard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2658592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2554404Y2 (ja
Inventor
哲郎 栗野
雅芳 菅原
Original Assignee
本州製紙株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 本州製紙株式会社 filed Critical 本州製紙株式会社
Priority to JP1992026585U priority Critical patent/JP2554404Y2/ja
Publication of JPH0577023U publication Critical patent/JPH0577023U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554404Y2 publication Critical patent/JP2554404Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天面あるいは壁面などの開封部を、相当幅で
帯状に引き裂いて開梱する際に、前記帯が途中で切れる
ことなく、ワンタッチで、しかも綺麗に開封できる段ボ
ール箱を提供すること。 【構成】 あらかじめ形成された帯状切裂部20に沿っ
て切裂いて内容物を取り出すようにした段ボール箱にお
いて、前記帯状切裂部を2本の近接しかつ並行するカッ
トライン21、21で構成すると共に、前記2本のカッ
トラインの間隔Lを帯状切裂部の引っ張り始端から終端
に向かって漸減するように形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として缶ビール、缶コーラ等の液体飲料や食品、その他紙やプラ スチック製の小箱に収容された商品を複数個まとめて輸送、保管するための段ボ ール箱に関するものであって、輸送後においてはこの箱の天面をワンタッチで、 しかも綺麗に開封できるようにした段ボール箱に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
缶ビールや缶ジュースあるいは缶コーヒーは、ラップラウンド方式またはセッ トアップ方式の包装箱に詰め込まれた状態で輸送、保管または荷扱いされるとと もに、小売り店等では、店員等が包装箱から商品を出して店頭に陳列するために 並べたり、自動販売機に装填して販売に供せられている。上記従来の包装箱には 、開封を容易にする為、開封部分にカットラインが設けられ、開梱時、店員等が 包装箱を手早く開封できるようにされていた。上記カットラインとしては、ミシ ン目、ジッパー、ハーフカット線から成るカットラインが知られている。段ボー ル箱に設けるカットラインはミシン目であることが多い。いずれも開封部分に2 本の平行で、かつ近接する切線a,aを設けて、天面あるいは壁面などの開封部 を、相当幅で帯状に引き裂いて開梱するように構成されていた(図4参照)。
【0003】 ところが上記帯状引裂部を切り裂き開封するとき、図5に図解するように、平 行2本の切線a,aに沿うように切取り口cからカットラインを切り始めると、 帯bには内側に向かう引っ張り分力が働くので、切線を外れた内側位置で破断さ れ易く、帯bは次第に細くなる。そして切線をはずれた部分はシートの肉厚が大 きく、強度も高いためしばしば帯bが途中でちぎれて開梱の目的を達することが できない不都合があった。
【0004】 本考案はこのような問題点を回避するため、天面あるいは壁面などの開封部を 、相当幅で帯状に引き裂いて開梱する際に、前記帯が途中で切れることなく、ワ ンタッチで、しかも綺麗に開封できる段ボール箱を提供することを意図したもの である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、あらかじめ形成された帯状切裂部に沿って切裂いて内容物を取り出 すようにした段ボール箱において、前記帯状切裂部を2本の近接しかつ並行する カットラインで構成すると共に、前記2本のカットラインの間隔Lを帯状切裂部 の引っ張り始端から終端に向かって漸減するように形成させたものである。
【0006】
【作用】
従って上記帯状引裂部を切り裂き開封するとき、帯の切取り始端を引っ張り、 カットラインを切り始めると、切り取った帯には内側に向かう引っ張り分力が働 くが、前記カットラインはその間隔が帯状切裂部の引っ張り始端から終端に向か って漸減するように形成されている、換言すると、引っ張り分力が働く方向にそ のカットライン形成されているために該ラインにリードされて引裂部を綺麗にか つ手早く切り裂くことができ、しかも帯部が途中で切れることなく、ワンタッチ で段ボール箱が開封できる。
【0007】
【実施例】
次に本考案を図面に基づいて具体的に説明する。図1はこの考案の一実施例を 一部切り欠いて示した斜視図、図2は同じく開封時の一例を示した斜視図、図3 は同上展開図である。
【0008】 図3において、符号10は本考案の段ボール箱を構成するためのシート・ブラ ンクを示し、符号11〜14は同上ブランクに一方向に区画連接した外壁板であ る。個別の機能からすると、それぞれ天板11、側板12、14、底板13、及 び連接片15を構成している。連接片15は外壁板11〜14を角筒状に接続す るためのものである。符号16と18は前記天板11または底板13の両端縁に 連接した比較的短寸の外フラップ、同じく17と19は側板12と14の両端縁 に連接した内フラップである。
【0009】 ところで本考案にあっては、前記側板12と14とその両端縁に連接した内フ ラップ17、19の上に、次のような構成の帯状切裂部20を設ける。すなわち 帯状切裂部20を側板12と14の長手方向に沿って2本の近接して並行するカ ットライン21、21で構成すると共に、前記2本のカットラインの間隔Lを帯 状切裂部の引っ張り始端から終端に向かって漸減するように形成する。ちなみに 符号23が前記引っ張り始端を形成する切取り口であり、ほぼI型をしている。 図示実施例の切り取り口は、前記カットライン21、21で構成されている帯状 切裂部のほぼ中央部にカットラインに対して直角する方向に形成されている。ま た符号24は、外フラップ16のコーナ部に形成させた45度のカットラインで ある。
【0010】 なお、前記カットラインとしては段ボールの表裏を貫通するように設けるミシ ン目、ジッパー、あるいは段ボールの肉厚のほぼ半分まで切り込んで成るハーフ カット線のいずれかによって形成されている。
【0011】 上記ブランク10を用いてラップラウンド方式で段ボール箱を組み立てる場合 は、まず展開形状の段ボールブランク10の底板13上に缶ビールなどの商品を 整列させた状態で所定個数載置する。次に両側板12,14を底板13に対し直 角に立ち上げ、ついで天板11を集積した商品の上に包み込むようにして折り曲 げ、連接片15とホットメルト接続して角筒状に連繋した後、内外のフラップ1 6,17,18,19を順次内側に向け折り曲げ、角筒体の開口面を閉塞する。 この場合、外フラップ16に設けたカットライン24の外側の部分を、内フラッ プ19上にホットメルトで点付けしておくのが良い。
【0012】 このように成箱された箱内から缶ビール等の商品を取り出す場合は、側面に 設けた切り取り口23を摘んで、帯状引裂部20を切り裂き開封する。このとき 、切取り始端を引っ張り、カットライン21を切り始めると、切り取った帯には 内側に向かう引っ張り分力が働くが、前記カットラインはその間隔Lが帯状切裂 部の引っ張り始端から終端に向かって漸減するように形成されているため、その カットラインにリードされて引裂部を綺麗に切り裂くことができ、しかも帯部が 途中で切れることがない。そして外フラップ16に設けたカットライン24を切 り破り、連接片15の部分をヒンジ部として天板11を上方に開くと、図2に示 すようにワンタッチで段ボール箱の天面を片開き式に開封できる。
【0013】 なお上記片開きの天板を閉じて再封したときは、保管中の商品を小出しに取り 出すときに便利であり、保管中の商品の汚損を避け、内部に埃などが入るのを防 ぐことができる。
【0014】 段ボール箱に商品を入れたまま店頭に陳列する場合は、下部トレイと天蓋部と に分離させる。このときは、両側板に設けた切り取り口23を摘んで、帯状引裂 部20を切り裂き開封するか(図1参照)、あるいは点板11と連接片15のホ ットメルト貼着部分を剥すことにより開封してもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上、実施例につき具体的に述べたように、本考案は、あらかじめ形成された 帯状切裂部に沿って切裂いて内容物を取り出すようにした段ボール箱において、 前記帯状切裂部を2本の近接しかつ並行するカットラインで構成させ、かつ前記 2本のカットラインの間隔を帯状切裂部の引っ張り始端から終端に向かって漸減 するように形成さされている。すなわち帯状切裂部に対して引っ張り分力が働く 方向にそのカットライン形成されているために該ラインにリードされて引裂部を 綺麗にかつ手早く切り裂くことができる。従って従来のように帯部が途中で切れ る欠点を回避でき、従来のものに較べ開梱作業が格段に容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を一部切り欠いて示した斜
視図である。
【図2】同じく開封時の一例を示した斜視図である。
【図3】同上展開図である。
【図4】従来のカットラインの態様を示した説明図であ
る。
【図5】図4のカットラインの開封時の挙動を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 シート・ブランク 11 天板 12 側板 13 底板 14 側板 15 連接片 16 外フラップ 17 内フラップ 18 外フラップ 19 内フラップ 20 帯状切裂部 21 カットライン 23 切取り口 24 カットライン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ形成された帯状切裂部に沿っ
    て切裂いて内容物を取り出すようにした段ボール箱にお
    いて、前記帯状切裂部を2本の近接して並行するカット
    ラインで構成すると共に、前記2本のカットラインの間
    隔Lを帯状切裂部の引っ張り始端から終端に向かって漸
    減するように形成させたことを特徴とする段ボール箱の
    開梱機構。
  2. 【請求項2】 天板、底板及び2枚の側板並びに連接片
    を一方向に設け、かつ前記天板、底板及び2枚の側板の
    両端縁部には比較的短寸の内フラップと外フラップとを
    突出させ、更に前記2枚の側板のうち少なくとも一方
    と、その両端縁部に設けた内フラップとに跨って帯状切
    裂部を形成し、前記帯状切裂部を2本の近接して並行す
    るカットラインで構成すると共に、前記2本のカットラ
    インの間隔Lを帯状切裂部の引っ張り始端から終端に向
    かって漸減するように形成させたことを特徴とする段ボ
    ール箱
  3. 【請求項3】 帯状切裂部のほぼ中央部にカットライン
    に対して直角する方向にほぼI型をした切取り口を設け
    て成る請求項2記載の段ボール箱。
JP1992026585U 1992-03-31 1992-03-31 段ボール箱の開梱機構 Expired - Lifetime JP2554404Y2 (ja)

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JP1992026585U JP2554404Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 段ボール箱の開梱機構

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JPH0577023U true JPH0577023U (ja) 1993-10-19
JP2554404Y2 JP2554404Y2 (ja) 1997-11-17

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ID=12197629

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JP1992026585U Expired - Lifetime JP2554404Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 段ボール箱の開梱機構

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JP2005104548A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Fuji Xerox Office Supply Co Ltd 紙製収納箱
JP2009262995A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Rengo Co Ltd 引裂帯付き段ボール箱
JP2010017954A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Nippon Die Steel Kk 段ボールの抜型

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