JPH0575192A - 半導体レ−ザ駆動回路 - Google Patents
半導体レ−ザ駆動回路Info
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- JPH0575192A JPH0575192A JP3258676A JP25867691A JPH0575192A JP H0575192 A JPH0575192 A JP H0575192A JP 3258676 A JP3258676 A JP 3258676A JP 25867691 A JP25867691 A JP 25867691A JP H0575192 A JPH0575192 A JP H0575192A
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- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 15
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 101100537098 Mus musculus Alyref gene Proteins 0.000 description 2
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/125—Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
- G11B7/126—Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Semiconductor Lasers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体レーザ素子を高周波電流を重畳した直
流電流で駆動し、温度変化に対して発光量を一定に制御
する際する場合、直流電流が発光開始電流を越えてレー
ザ光のノイズが増大することを防止する。また、回路構
成を簡単にする。 【構成】 上記直流電流は常に発光開始電流以下に保持
し、重畳する高周波電流の振幅を温度変化に応じて調節
する。また、光量設定回路に一定の温度特性を有する半
導体素子を配設することにより、温度変化に対して発光
量を一定に制御する。 【効果】 半導体レーザ素子が連続発光することがなく
なるので、ノイズの増大が防止される。また、温度検出
回路や光量検出回路を備えることなく、所定の制御を実
行することができる。
流電流で駆動し、温度変化に対して発光量を一定に制御
する際する場合、直流電流が発光開始電流を越えてレー
ザ光のノイズが増大することを防止する。また、回路構
成を簡単にする。 【構成】 上記直流電流は常に発光開始電流以下に保持
し、重畳する高周波電流の振幅を温度変化に応じて調節
する。また、光量設定回路に一定の温度特性を有する半
導体素子を配設することにより、温度変化に対して発光
量を一定に制御する。 【効果】 半導体レーザ素子が連続発光することがなく
なるので、ノイズの増大が防止される。また、温度検出
回路や光量検出回路を備えることなく、所定の制御を実
行することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に光ディスク装置に
好適な半導体レーザ駆動回路に関する。
好適な半導体レーザ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置では、半導体レ
ーザ素子(以下、単に半導体レーザという)によりレー
ザ光を出射し、各種プリズムやレンズなどの光学系を通
して、レーザ光を光ディスクに照射している。この場
合、出射光の一部が光学系で反射して半導体レーザに戻
る、いわゆる戻り光が発生する。この戻り光は、光ディ
スクに照射するレーザ光のノイズになってしまう。
ーザ素子(以下、単に半導体レーザという)によりレー
ザ光を出射し、各種プリズムやレンズなどの光学系を通
して、レーザ光を光ディスクに照射している。この場
合、出射光の一部が光学系で反射して半導体レーザに戻
る、いわゆる戻り光が発生する。この戻り光は、光ディ
スクに照射するレーザ光のノイズになってしまう。
【0003】このようなノイズを低減するため、例え
ば、特開昭60−192377号公報に見られるよう
に、半導体レーザを駆動する直流電流に高周波のパルス
電流を重畳するようにしたものが提案されている。この
提案では、図10に示すように、レーザ光の発光に最低
必要な閾値電流It以下の直流電流Ibに一定振幅のパ
ルス電流Ipを重畳した電流により、半導体レーザを駆
動するようにしている。
ば、特開昭60−192377号公報に見られるよう
に、半導体レーザを駆動する直流電流に高周波のパルス
電流を重畳するようにしたものが提案されている。この
提案では、図10に示すように、レーザ光の発光に最低
必要な閾値電流It以下の直流電流Ibに一定振幅のパ
ルス電流Ipを重畳した電流により、半導体レーザを駆
動するようにしている。
【0004】いま、環境温度Tにおいて、半導体レーザ
の光量Lと駆動電流Iと関係である光量−電流特性が、
同図実線に示すような特性であったとする。この場合、
半導体レーザは、そのパルス電流Ipに同期して同図L
pに示すように発光する。
の光量Lと駆動電流Iと関係である光量−電流特性が、
同図実線に示すような特性であったとする。この場合、
半導体レーザは、そのパルス電流Ipに同期して同図L
pに示すように発光する。
【0005】従来は、このようにして半導体レーザを駆
動する場合、発光量の平均パワーPoが常に一定になる
ように、直流電流Ibを調節していた。
動する場合、発光量の平均パワーPoが常に一定になる
ように、直流電流Ibを調節していた。
【0006】ところで、半導体レーザは、環境温度の変
化により光量−電流特性が変化する性質がある。例え
ば、いま、環境温度がTからT’に上昇したとすると、
光量−電流特性は、同図一点鎖線に示すように変化す
る。この場合、直流電流をIb’まで大きくして、所定
の平均パワーPoを得るようにしていた。
化により光量−電流特性が変化する性質がある。例え
ば、いま、環境温度がTからT’に上昇したとすると、
光量−電流特性は、同図一点鎖線に示すように変化す
る。この場合、直流電流をIb’まで大きくして、所定
の平均パワーPoを得るようにしていた。
【0007】ところが、この場合、直流電流Ib’が閾
値電流Itを越えてしまうため、半導体レーザはオフす
る期間がなくなり連続発光する。このように半導体レー
ザが連続発光すると、パルス電流を重畳することによる
ノイズ低減効果が低下し、光ディスクに照射するレーザ
光のノイズが増大していた。
値電流Itを越えてしまうため、半導体レーザはオフす
る期間がなくなり連続発光する。このように半導体レー
ザが連続発光すると、パルス電流を重畳することによる
ノイズ低減効果が低下し、光ディスクに照射するレーザ
光のノイズが増大していた。
【0008】一方、温度変化に対して発光量を一定に制
御するための回路方式として、例えば、特開昭61−4
2182号公報に見られるように、温度センサーで環境
温度を検知して、その検知結果により半導体レーザの駆
動電流を調節するものが提案されている。また、特開昭
63−124235号公報に見られるように、受光素子
により半導体レーザの発光量を検知して、その検知結果
により半導体レーザの駆動電流を調節するものが提案さ
れている。
御するための回路方式として、例えば、特開昭61−4
2182号公報に見られるように、温度センサーで環境
温度を検知して、その検知結果により半導体レーザの駆
動電流を調節するものが提案されている。また、特開昭
63−124235号公報に見られるように、受光素子
により半導体レーザの発光量を検知して、その検知結果
により半導体レーザの駆動電流を調節するものが提案さ
れている。
【0009】しかしながら、これらの提案のものは、温
度センサーや受光素子と共にそれらのものから検知信号
を取り出す検知回路などが必要であるため、半導体レー
ザの駆動回路が複雑になっていた。
度センサーや受光素子と共にそれらのものから検知信号
を取り出す検知回路などが必要であるため、半導体レー
ザの駆動回路が複雑になっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、ノイズ低減のために、高周波電流を重畳した直流電
流により半導体レーザを駆動する場合、温度変化によ
り、レーザ光のノイズが増大してしまうという問題があ
った。また、従来は、温度変化に対して発光量を一定に
制御する回路は、回路構成が複雑になってしまうという
問題があった。
は、ノイズ低減のために、高周波電流を重畳した直流電
流により半導体レーザを駆動する場合、温度変化によ
り、レーザ光のノイズが増大してしまうという問題があ
った。また、従来は、温度変化に対して発光量を一定に
制御する回路は、回路構成が複雑になってしまうという
問題があった。
【0011】本発明は、以上の問題を解決し、レーザ光
のノイズの増大を防止する一方、回路構成を簡単にした
半導体レーザ駆動回路を提供することを目的とする。
のノイズの増大を防止する一方、回路構成を簡単にした
半導体レーザ駆動回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために、本願の1つ
の発明は、半導体レーザ素子には、常に発光開始電流以
下の一定の直流電流を通電すると共に、その一定電流に
高周波電流を重畳し、直流電流は一定値のままで、高周
波電流の振幅を温度変化に応じて調節することにより、
発光パワーを一定レベルに制御するようにしたことを特
徴としている。また、もう1つの発明は、1つのトラン
ジスタのベース電流に比例した駆動電流を半導体レーザ
素子に通電し、そのベース電流を調節することにより、
発光パワーを任意に設定する光量設定回路を備えている
場合に、その光量設定回路内に、温度上昇に応じて上記
ベース電流を低下させる半導体素子を配設したことを特
徴としている。
の発明は、半導体レーザ素子には、常に発光開始電流以
下の一定の直流電流を通電すると共に、その一定電流に
高周波電流を重畳し、直流電流は一定値のままで、高周
波電流の振幅を温度変化に応じて調節することにより、
発光パワーを一定レベルに制御するようにしたことを特
徴としている。また、もう1つの発明は、1つのトラン
ジスタのベース電流に比例した駆動電流を半導体レーザ
素子に通電し、そのベース電流を調節することにより、
発光パワーを任意に設定する光量設定回路を備えている
場合に、その光量設定回路内に、温度上昇に応じて上記
ベース電流を低下させる半導体素子を配設したことを特
徴としている。
【0013】
【作用】上記1つの発明によれば、半導体レーザに通電
する直流電流は、常に発光開始電流以下であり、環境温
度が変化しても連続発光することがなくなるので、ノイ
ズの増大が防止される。
する直流電流は、常に発光開始電流以下であり、環境温
度が変化しても連続発光することがなくなるので、ノイ
ズの増大が防止される。
【0014】また、もう1つの発明では、光量設定回路
に半導体素子を配設するだけで、温度変化に対して発光
量を一定に制御することができるので、半導体レーザ駆
動回路の回路構成が簡単になる。
に半導体素子を配設するだけで、温度変化に対して発光
量を一定に制御することができるので、半導体レーザ駆
動回路の回路構成が簡単になる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例に係る半導
体レーザ駆動回路の回路構成図を示したものである。図
において、半導体レーザ1の一端には電源電圧Vaが印
加され、他端は、電流源回路2とスイッチ回路3と高周
波電流重畳回路4とに接続されている。受光素子5の一
端には、バイアス電圧Vbが印加され、他端は、I−V
変換回路6に接続されている。I−V変換回路6の出力
は、偏差検出回路7,8にそれぞれ入力されている。ま
た、偏差検出回路7には一定の参照電圧Ref1が入力
され、偏差検出回路8には一定の参照電圧Ref2が入
力されている。偏差検出回路7の出力は、高周波電流重
畳回路4に入力されている。高周波電流重畳回路4に
は、図示せぬ制御回路から、その回路動作をオンオフす
る制御信号が入力されている。
体レーザ駆動回路の回路構成図を示したものである。図
において、半導体レーザ1の一端には電源電圧Vaが印
加され、他端は、電流源回路2とスイッチ回路3と高周
波電流重畳回路4とに接続されている。受光素子5の一
端には、バイアス電圧Vbが印加され、他端は、I−V
変換回路6に接続されている。I−V変換回路6の出力
は、偏差検出回路7,8にそれぞれ入力されている。ま
た、偏差検出回路7には一定の参照電圧Ref1が入力
され、偏差検出回路8には一定の参照電圧Ref2が入
力されている。偏差検出回路7の出力は、高周波電流重
畳回路4に入力されている。高周波電流重畳回路4に
は、図示せぬ制御回路から、その回路動作をオンオフす
る制御信号が入力されている。
【0017】偏差検出回路8の出力は、レベル保持回路
9に入力され、そのレベル保持回路9の出力は、電流源
回路10に入力されている。電流源回路10の出力の一
端は、スイッチ回路3に接続され、他端はアースされて
いる。切換回路11には、図示せぬ制御回路から、スイ
ッチ回路3を制御するためのオンオフ信号と、データ信
号とが入力され、その内の一方によりスイッチ回路3が
制御されているようになっている。
9に入力され、そのレベル保持回路9の出力は、電流源
回路10に入力されている。電流源回路10の出力の一
端は、スイッチ回路3に接続され、他端はアースされて
いる。切換回路11には、図示せぬ制御回路から、スイ
ッチ回路3を制御するためのオンオフ信号と、データ信
号とが入力され、その内の一方によりスイッチ回路3が
制御されているようになっている。
【0018】以上の構成で、本実施例の半導体レーザ駆
動回路は、動作モードとして、図2に示すように、再生
モードと記録/消去モードとパワー制御モードとの3つ
の動作モードを有し、必要に応じて各モードが切り換わ
るようになっている。
動回路は、動作モードとして、図2に示すように、再生
モードと記録/消去モードとパワー制御モードとの3つ
の動作モードを有し、必要に応じて各モードが切り換わ
るようになっている。
【0019】再生モードは、図示せぬ光ディスクから記
録データを読み取るときのモードである。記録/消去モ
ードは、その光ディスクにデータを記録したり、記録デ
ータを消去したりするモードである。パワー制御モード
は、そのデータ記録や消去を行なう際のレーザ光の出射
光量を調節するモードである。このパワー制御モードの
動作は、回路の起動直後に一度実行する一方、起動後に
は、例えば一定時間おき、あるいは光ディスクの一定数
のセクタをアクセスするごとに繰り返し実行するもので
ある。
録データを読み取るときのモードである。記録/消去モ
ードは、その光ディスクにデータを記録したり、記録デ
ータを消去したりするモードである。パワー制御モード
は、そのデータ記録や消去を行なう際のレーザ光の出射
光量を調節するモードである。このパワー制御モードの
動作は、回路の起動直後に一度実行する一方、起動後に
は、例えば一定時間おき、あるいは光ディスクの一定数
のセクタをアクセスするごとに繰り返し実行するもので
ある。
【0020】次に、この半導体レーザ駆動回路の動作を
説明する。
説明する。
【0021】電流源回路2は、半導体レーザ1に常時一
定電流I1を通電する。この一定電流I1は、図3に示
すように、半導体レーザ1の発光に最低必要な閾値電流
It以下に設定されている。
定電流I1を通電する。この一定電流I1は、図3に示
すように、半導体レーザ1の発光に最低必要な閾値電流
It以下に設定されている。
【0022】いま、再生モードに設定されているものと
する。この場合、図4に示すように、高周波電流重畳回
路4の動作をオンにして(処理101)、スイッチ回路
3をオフにする(処理102)。
する。この場合、図4に示すように、高周波電流重畳回
路4の動作をオンにして(処理101)、スイッチ回路
3をオフにする(処理102)。
【0023】高周波電流重畳回路4がオンすると、図3
に示すように、半導体レーザ1の通電電流I1に高周波
電流パルスが重畳される。これにより、半導体レーザ1
が発光し、受光素子5はその出射光量を検知する。I−
V変換回路6は、その検知された出射光量を電圧信号と
して出力する。偏差検出回路7は、その電圧信号と一定
の参照電圧Ref1との偏差を偏差信号S1として出力
する。高周波電流重畳回路4は、その偏差信号S1に応
じて出力する高周波電流の振幅を制御する。
に示すように、半導体レーザ1の通電電流I1に高周波
電流パルスが重畳される。これにより、半導体レーザ1
が発光し、受光素子5はその出射光量を検知する。I−
V変換回路6は、その検知された出射光量を電圧信号と
して出力する。偏差検出回路7は、その電圧信号と一定
の参照電圧Ref1との偏差を偏差信号S1として出力
する。高周波電流重畳回路4は、その偏差信号S1に応
じて出力する高周波電流の振幅を制御する。
【0024】いま、環境温度T1で、半導体レーザ1が
同図実線に示すような光量−電流特性を有していたとす
ると、高周波電流の一定の振幅Ih1において、一定の
平均パワーP1の出射光が得られるようになる。
同図実線に示すような光量−電流特性を有していたとす
ると、高周波電流の一定の振幅Ih1において、一定の
平均パワーP1の出射光が得られるようになる。
【0025】ここで、例えば、環境温度がT’に上昇
し、上記光量−電流特性が一点鎖線に示すように変化し
たとする。この場合、半導体レーザの出射光量が低下す
ることになる。出射光量が低下すると、受光素子5の検
知レベルが低下し、I−V変換回路6の電圧信号も低下
し、偏差検出回路7が出力する偏差信号S1が上昇す
る。高周波電流重畳回路4は、その偏差信号S1の上昇
に応じて、高周波電流の振幅を増大する。これにより、
高周波電流の振幅がIh2に増大して、出射光の平均パ
ワーP1が一定に保持されるようになる。
し、上記光量−電流特性が一点鎖線に示すように変化し
たとする。この場合、半導体レーザの出射光量が低下す
ることになる。出射光量が低下すると、受光素子5の検
知レベルが低下し、I−V変換回路6の電圧信号も低下
し、偏差検出回路7が出力する偏差信号S1が上昇す
る。高周波電流重畳回路4は、その偏差信号S1の上昇
に応じて、高周波電流の振幅を増大する。これにより、
高周波電流の振幅がIh2に増大して、出射光の平均パ
ワーP1が一定に保持されるようになる。
【0026】また、環境温度が低下した場合には、上記
と反対の動作により、出射光の平均パワーP1が同様に
保持される。このように出射光のパワーが一定に保持さ
れた状態で、図示せぬ再生手段により、光デイスク再生
動作が実行される。
と反対の動作により、出射光の平均パワーP1が同様に
保持される。このように出射光のパワーが一定に保持さ
れた状態で、図示せぬ再生手段により、光デイスク再生
動作が実行される。
【0027】次に、パワー制御モードに設定されたとす
る。この場合、図5に示すように、高周波電流重畳回路
4の動作をオフし(処理201)、スイッチ回路3をオ
ンにする(処理202)。
る。この場合、図5に示すように、高周波電流重畳回路
4の動作をオフし(処理201)、スイッチ回路3をオ
ンにする(処理202)。
【0028】この場合、スイッチ回路3は、半導体レー
ザ1に電流I2を通電する。これにより、半導体レーザ
1が発光し、前記と同様に、受光素子5がその出射光量
を検知し、I−V変換回路6から検知レベレを示す電圧
信号が出力される。偏差検出回路8は、その電圧信号
と、一定の参照電圧Ref2との偏差を偏差信号S2と
して出力する。レベル保持回路9は、まず最初、入力さ
れた偏差信号S2をそのまま出力する。電流源回路10
は、その偏差信号S2に応じて電流I2を制御する。
ザ1に電流I2を通電する。これにより、半導体レーザ
1が発光し、前記と同様に、受光素子5がその出射光量
を検知し、I−V変換回路6から検知レベレを示す電圧
信号が出力される。偏差検出回路8は、その電圧信号
と、一定の参照電圧Ref2との偏差を偏差信号S2と
して出力する。レベル保持回路9は、まず最初、入力さ
れた偏差信号S2をそのまま出力する。電流源回路10
は、その偏差信号S2に応じて電流I2を制御する。
【0029】これにより、半導体レーザ1は、図6に示
すように、電流I1とI2の和の電流が通電され、その
出射光量が一定の平均パワーP2に制御される(処理2
03)。なお、この平均パワーP2は、再生モード時の
平均パワーP1より大きく設定されている。レベル保持
回路9は、この状態で、入力している偏差信号S2の値
を保持する(処理204)。
すように、電流I1とI2の和の電流が通電され、その
出射光量が一定の平均パワーP2に制御される(処理2
03)。なお、この平均パワーP2は、再生モード時の
平均パワーP1より大きく設定されている。レベル保持
回路9は、この状態で、入力している偏差信号S2の値
を保持する(処理204)。
【0030】次に、記録/消去モードに設定されたとす
る。この場合、図7に示すように、高周波電流重畳回路
4の動作はオフする(処理301)。そして、スイッチ
回路3に所定のデータ信号を入力する(処理302)。
る。この場合、図7に示すように、高周波電流重畳回路
4の動作はオフする(処理301)。そして、スイッチ
回路3に所定のデータ信号を入力する(処理302)。
【0031】このデータ信号は、光ディスクにデータを
記録する場合は、記録する2値データであり、消去する
場合は、オール”1”いうような一定信号である。この
データ信号により、電流I2がオンオフされる。これに
より、図6の一点鎖線に示すように、半導体レーザ1
は、データ信号に応じて発光して、変調されたレーザ光
が出射される。このレーザ光により、光ディスクに対し
てデータの記録または消去が実行される。
記録する場合は、記録する2値データであり、消去する
場合は、オール”1”いうような一定信号である。この
データ信号により、電流I2がオンオフされる。これに
より、図6の一点鎖線に示すように、半導体レーザ1
は、データ信号に応じて発光して、変調されたレーザ光
が出射される。このレーザ光により、光ディスクに対し
てデータの記録または消去が実行される。
【0032】以上のように、本実施例では、半導体レー
ザ1には、常に一定の直流電流I1を通電し、再生モー
ドでは、その一定電流に高周波電流を重畳すると共に、
その高周波電流の振幅を調節することにより半導体レー
ザ1の出射光量を一定レベルに制御するようにしてい
る。これにより、環境温度が変化しても、直流電流I1
が、発光開始電流Itを越えることがなくなるので、ノ
イズの増大が防止される。
ザ1には、常に一定の直流電流I1を通電し、再生モー
ドでは、その一定電流に高周波電流を重畳すると共に、
その高周波電流の振幅を調節することにより半導体レー
ザ1の出射光量を一定レベルに制御するようにしてい
る。これにより、環境温度が変化しても、直流電流I1
が、発光開始電流Itを越えることがなくなるので、ノ
イズの増大が防止される。
【0033】また、記録/消去モードでは、上記高周波
電流の重畳を停止して、別の電流I2を重畳し、その電
流値を調節することにより、出射光量を一定レベルに制
御するようにしている。このように、再生モード時と記
録/消去モード時とで、電流源回路2など主要回路を共
用するので、部品点数を削減することができる。
電流の重畳を停止して、別の電流I2を重畳し、その電
流値を調節することにより、出射光量を一定レベルに制
御するようにしている。このように、再生モード時と記
録/消去モード時とで、電流源回路2など主要回路を共
用するので、部品点数を削減することができる。
【0034】なお、上述の実施例では、半導体レーザ1
の出射光量を受光素子5で検知し、この検知レベルに基
ずいて高周波電流の振幅を調整するようにしたが、予め
各温度に適応する高周波電流の振幅値を記憶しておき、
動作時に、環境温度を検知して、その検知温度に対応す
る振幅に調整するようにしてもよい。
の出射光量を受光素子5で検知し、この検知レベルに基
ずいて高周波電流の振幅を調整するようにしたが、予め
各温度に適応する高周波電流の振幅値を記憶しておき、
動作時に、環境温度を検知して、その検知温度に対応す
る振幅に調整するようにしてもよい。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0036】図8は、本発明の第2の実施例に係る半導
体レーザ駆動回路の回路図を示したものである。図にお
いて、半導体レーザD1には、ダイオードD2が逆方向
に並列接続され、その一端には、電源電圧Vcが印加さ
れている。その他端は、トランジスタTr1とTr2の
それぞれのコレクタに接続されている。トランジスタT
r1のベースには、オンオフ信号が入力され、そのエミ
ッタは、抵抗R1を介してアースされている。
体レーザ駆動回路の回路図を示したものである。図にお
いて、半導体レーザD1には、ダイオードD2が逆方向
に並列接続され、その一端には、電源電圧Vcが印加さ
れている。その他端は、トランジスタTr1とTr2の
それぞれのコレクタに接続されている。トランジスタT
r1のベースには、オンオフ信号が入力され、そのエミ
ッタは、抵抗R1を介してアースされている。
【0037】トランジスタTr2のベースには、データ
信号が入力され、そのエミッタは、トランジスタTr3
のエミッタと、トランジスタTr4のコレクタとに接続
されている。トランジスタTr4のベースは、トランジ
スタTr5のベースとそのコレクタとトランジスタTr
6のコレクタとに接続されている。トランジスタTr4
のエミッタは、抵抗R2を介してアースされ、トランジ
スタTr5のエミッタは、抵抗R3を介してアースされ
ている。
信号が入力され、そのエミッタは、トランジスタTr3
のエミッタと、トランジスタTr4のコレクタとに接続
されている。トランジスタTr4のベースは、トランジ
スタTr5のベースとそのコレクタとトランジスタTr
6のコレクタとに接続されている。トランジスタTr4
のエミッタは、抵抗R2を介してアースされ、トランジ
スタTr5のエミッタは、抵抗R3を介してアースされ
ている。
【0038】トランジスタTr3のコレクタには、電源
電圧Vdが印加され、そのコレクタとベース間には、抵
抗R4が接続されている。トランジスタTr6のコレク
タは、抵抗R5を介して電源電圧Vdのラインに接続さ
れ、そのベースは、抵抗R6を介して可変抵抗器VRの
可動端子に接続されている。その可変抵抗器VRの一端
には、直列接続された2個のダイオードD3を介して、
電源電圧Vcが印加され、他端は抵抗R7を介してアー
スされている。
電圧Vdが印加され、そのコレクタとベース間には、抵
抗R4が接続されている。トランジスタTr6のコレク
タは、抵抗R5を介して電源電圧Vdのラインに接続さ
れ、そのベースは、抵抗R6を介して可変抵抗器VRの
可動端子に接続されている。その可変抵抗器VRの一端
には、直列接続された2個のダイオードD3を介して、
電源電圧Vcが印加され、他端は抵抗R7を介してアー
スされている。
【0039】なお、同図において、ダイオードD3を配
設しない回路、すなわち、電源電圧Vcを直接可変抵抗
器VRの一端に印加する回路は、既知回路である。
設しない回路、すなわち、電源電圧Vcを直接可変抵抗
器VRの一端に印加する回路は、既知回路である。
【0040】以上の構成で、本実施例の半導体レーザ駆
動回路は、動作モードとして、再生モードと記録/消去
モードとを有している。
動回路は、動作モードとして、再生モードと記録/消去
モードとを有している。
【0041】いま、再生モードに設定されたとすると、
トランジスタTr1のベースには、オンオフ信号として
一定の正電圧が印加され、トランジスタTr2のベース
のデータ信号はオフ、つまり電圧零に設定される。
トランジスタTr1のベースには、オンオフ信号として
一定の正電圧が印加され、トランジスタTr2のベース
のデータ信号はオフ、つまり電圧零に設定される。
【0042】トランジスタTr1は、ベースに上記正電
圧が印加されることによりオンする。そして、電源電圧
Vcにより、半導体レーザD1,トランジスタTr1お
よび抵抗R1の経路で一定電流が流れ、半導体レーザD
1が発光する。なお、このとき、トランジスタTr2は
オフし、トランジスタTr2側には電流は流れない。
圧が印加されることによりオンする。そして、電源電圧
Vcにより、半導体レーザD1,トランジスタTr1お
よび抵抗R1の経路で一定電流が流れ、半導体レーザD
1が発光する。なお、このとき、トランジスタTr2は
オフし、トランジスタTr2側には電流は流れない。
【0043】この半導体レーザD1の出射光により図示
せぬ光ディスクからの所定のデータ読取動作が実行され
る。
せぬ光ディスクからの所定のデータ読取動作が実行され
る。
【0044】次に、記録/消去モードにされたとする。
この場合、トランジスタTr1のベースのオンオフ信号
はオフつまり電圧零に設定され、トランジスタTr2の
ベースには、データ信号が入力される。このデータ信号
は、一定電圧がオンオフする2値信号である。
この場合、トランジスタTr1のベースのオンオフ信号
はオフつまり電圧零に設定され、トランジスタTr2の
ベースには、データ信号が入力される。このデータ信号
は、一定電圧がオンオフする2値信号である。
【0045】このデータ信号の一定電圧がオンになった
時点では、トランジスタTr2がオンする。
時点では、トランジスタTr2がオンする。
【0046】一方、トランジスタTr6のベースには、
可変抵抗器VRの調節状態に応じた電流が流入し、その
コレクタからエミッタ間が導通状態になる。そして、電
源電圧Vdにより、抵抗R5,トランジスタTr6,ト
ランジスタTr4のベースへと電流が流れ、トランジス
タTr4も導通状態になる。そして、電源電圧Vcによ
り、半導体レーザD1,トランジスタTr2,トランジ
スタTr4および抵抗R2の経路で電流が流れ、半導体
レーザD1が発光する。
可変抵抗器VRの調節状態に応じた電流が流入し、その
コレクタからエミッタ間が導通状態になる。そして、電
源電圧Vdにより、抵抗R5,トランジスタTr6,ト
ランジスタTr4のベースへと電流が流れ、トランジス
タTr4も導通状態になる。そして、電源電圧Vcによ
り、半導体レーザD1,トランジスタTr2,トランジ
スタTr4および抵抗R2の経路で電流が流れ、半導体
レーザD1が発光する。
【0047】この場合、可変抵抗器VRの可動端子がダ
イオードD3側の端子に近くなるほど、トランジスタT
r6のベース電流が増大して、そのコレクタ電流も増大
する。このコレクタ電流は、トランジスタTr4のベー
ス電流であり、このベース電流が増大すると、半導体レ
ーザD1の通電電流も増大する。
イオードD3側の端子に近くなるほど、トランジスタT
r6のベース電流が増大して、そのコレクタ電流も増大
する。このコレクタ電流は、トランジスタTr4のベー
ス電流であり、このベース電流が増大すると、半導体レ
ーザD1の通電電流も増大する。
【0048】可変抵抗器VRは、このように半導体レー
ザD1の通電電流を調節するものであり、予め半導体レ
ーザD1から適切な出射光量が得られる状態に調整され
ている。
ザD1の通電電流を調節するものであり、予め半導体レ
ーザD1から適切な出射光量が得られる状態に調整され
ている。
【0049】データ信号の一定電圧がオフになった時点
では、トランジスタTr2はオフし、半導体レーザD1
が消灯する。なお、トランジスタTr3,Tr5,抵抗
R4およびR3は、トランジスタTr2およびTr4の
オンオフ動作を安定化するためのものである。
では、トランジスタTr2はオフし、半導体レーザD1
が消灯する。なお、トランジスタTr3,Tr5,抵抗
R4およびR3は、トランジスタTr2およびTr4の
オンオフ動作を安定化するためのものである。
【0050】このようにデータ信号に応じて半導体レー
ザD1が発光する。この半導体レーザD1の出射光によ
り、図示せぬ光ディスクに対して所定の情報記録あるい
は記録データの消去動作が実行される。
ザD1が発光する。この半導体レーザD1の出射光によ
り、図示せぬ光ディスクに対して所定の情報記録あるい
は記録データの消去動作が実行される。
【0051】ところで、半導体レーザD1は、環境温度
の変化に応じて発光量が変化する性質がある。例えば、
一定電流で駆動する場合、環境温度が上昇すると、発光
量は増大する。また、一般にエミッタ接地のトランジス
タ回路は、温度が上昇すると、コレクタ電流が増大する
特性がある。
の変化に応じて発光量が変化する性質がある。例えば、
一定電流で駆動する場合、環境温度が上昇すると、発光
量は増大する。また、一般にエミッタ接地のトランジス
タ回路は、温度が上昇すると、コレクタ電流が増大する
特性がある。
【0052】従って、本実施例のように、半導体レーザ
D1の通電電流をトランジスタTr1によりオンオフす
る回路では、環境温度が上昇すると、半導体レーザD1
の発光量は増加し、温度が低下すると発光量も減少する
ことになる。
D1の通電電流をトランジスタTr1によりオンオフす
る回路では、環境温度が上昇すると、半導体レーザD1
の発光量は増加し、温度が低下すると発光量も減少する
ことになる。
【0053】ところで、一般に、ダイオードの順方向電
圧と電流とは、図9に示すように、一方が上昇すると他
方も上昇する。なお、同図の電流量は、対数スケールで
示している。この図から明らかなように、ダイオード
は、一定電流を流す場合、環境温度が上昇すると、電圧
が低下する特性がある。
圧と電流とは、図9に示すように、一方が上昇すると他
方も上昇する。なお、同図の電流量は、対数スケールで
示している。この図から明らかなように、ダイオード
は、一定電流を流す場合、環境温度が上昇すると、電圧
が低下する特性がある。
【0054】従って、本実施例では、環境温度が上昇す
ると、ダイオードD3の両端の電圧が低下する。可変抵
抗器VRのダイオードD3側端子には、電源電圧Vcか
らダイオードD3の電圧分だけ低下した電圧が印加され
るため、温度上昇により、その端子電圧が上昇し、可動
端子の電圧も上昇して、トランジスタTr6のベース電
流が減少する。これにより、トランジスタTr4のコレ
クタ電流が減少して、半導体レーザD1の通電電流が減
少するようになる。また、環境温度が低下すると、ダイ
オードD3の両端の電圧が増大し、上記と反対に半導体
レーザD1の通電電流が増大するようになる。
ると、ダイオードD3の両端の電圧が低下する。可変抵
抗器VRのダイオードD3側端子には、電源電圧Vcか
らダイオードD3の電圧分だけ低下した電圧が印加され
るため、温度上昇により、その端子電圧が上昇し、可動
端子の電圧も上昇して、トランジスタTr6のベース電
流が減少する。これにより、トランジスタTr4のコレ
クタ電流が減少して、半導体レーザD1の通電電流が減
少するようになる。また、環境温度が低下すると、ダイ
オードD3の両端の電圧が増大し、上記と反対に半導体
レーザD1の通電電流が増大するようになる。
【0055】本実施例では、このような通電電流の制御
により、半導体レーザD1の発光量の増減を抑制して常
に一定レベルを維持するように設定している。
により、半導体レーザD1の発光量の増減を抑制して常
に一定レベルを維持するように設定している。
【0056】以上のように、本実施例では、トランジス
タTr6のベース電流に比例した駆動電流を半導体レー
ザD1に通電し、そのベース電流を可変抵抗器VRによ
り調節することにより、発光パワーを任意に設定するよ
うにしている。そして、可変抵抗器VRと電源電圧Vc
のラインとの間にダイオードD2を挿入して、温度上昇
に応じて上記ベース電流を低下させ、これにより、半導
体レーザD1の発光量を一定に保持するようにしてい
る。
タTr6のベース電流に比例した駆動電流を半導体レー
ザD1に通電し、そのベース電流を可変抵抗器VRによ
り調節することにより、発光パワーを任意に設定するよ
うにしている。そして、可変抵抗器VRと電源電圧Vc
のラインとの間にダイオードD2を挿入して、温度上昇
に応じて上記ベース電流を低下させ、これにより、半導
体レーザD1の発光量を一定に保持するようにしてい
る。
【0057】従って、従来のような温度センサーや受光
素子および検知回路が不要になり、駆動回路を簡単に構
成することができる。
素子および検知回路が不要になり、駆動回路を簡単に構
成することができる。
【0058】なお、上記第2の実施例では、記録/消去
モードの場合のみ、温度変化に対して出射光量を一定に
制御するようにしたが、再生モードの場合にも、同様の
回路で出射光量を一定に制御するようにしてもよい。
モードの場合のみ、温度変化に対して出射光量を一定に
制御するようにしたが、再生モードの場合にも、同様の
回路で出射光量を一定に制御するようにしてもよい。
【0059】また、ダイオードの温度特性を利用するよ
うにしたが、例えば、トランジンタの3端子の内の2端
子は、同様の特性を有することが知られている。従っ
て、このような他の半導体素子を同様に使用できること
はいうまでもない。
うにしたが、例えば、トランジンタの3端子の内の2端
子は、同様の特性を有することが知られている。従っ
て、このような他の半導体素子を同様に使用できること
はいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本願の1つの発明によれ
ば、半導体レーザ素子には、発光開始電流以下の常に一
定の直流電流を通電し、その一定電流に重畳する高周波
電流の振幅を調節することにより、レーザ光の平均パワ
ーを一定レベルに制御するようにしたので、環境温度が
変化しても、直流電流が発光開始電流を越えることがな
くなるので、ノイズの増大が防止される。
ば、半導体レーザ素子には、発光開始電流以下の常に一
定の直流電流を通電し、その一定電流に重畳する高周波
電流の振幅を調節することにより、レーザ光の平均パワ
ーを一定レベルに制御するようにしたので、環境温度が
変化しても、直流電流が発光開始電流を越えることがな
くなるので、ノイズの増大が防止される。
【0061】また、もう1つの発明によれば、トランジ
スタのベース電流を調節して半導体レーザ素子の出射光
量を設定する光量設定回路に、半導体素子を配設するだ
けで、温度変化に対して発光量を一定に保持することが
できるので、回路構成が簡単になる。
スタのベース電流を調節して半導体レーザ素子の出射光
量を設定する光量設定回路に、半導体素子を配設するだ
けで、温度変化に対して発光量を一定に保持することが
できるので、回路構成が簡単になる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体レーザ駆動
回路のブロック構成図を示したものである。
回路のブロック構成図を示したものである。
【図2】上記半導体レーザ駆動回路の動作モードの説明
図である。
図である。
【図3】再生モードにおける半導体レーザの駆動状態説
明図である。
明図である。
【図4】再生モード時の動作フローチャートである。
【図5】パワー制御モード時の動作フローチャートであ
る。
る。
【図6】パワー制御モードおよび記録/消去モードにお
ける半導体レーザの駆動状態説明図である。
ける半導体レーザの駆動状態説明図である。
【図7】記録/消去モード時の動作フローチャートであ
る。
る。
【図8】本発明の第2の実施例に係る半導体レーザ駆動
回路の回路図を示したものである。
回路の回路図を示したものである。
【図9】ダイオードの電圧・電流特性を示すグラフ図で
ある。
ある。
【図10】従来の半導体レーザの駆動状態説明図であ
る。
る。
1,D1 半導体レーザ 2,10 電流源回路 3 スイッチ回路 4 高周波電流重畳回路 5 受光素子 6 I−V変換回路 7,8 偏差検出回路 9 レベル保持回路 11 切換回路 D2,D3 ダイオード Tr1〜Tr6 トランジスタ R1〜R7 抵抗 VR 可変抵抗器
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体レーザ素子に高周波電流を重畳し
た直流電流を通電して発光させ、その発光の平均パワー
を温度変化に拘らず常に一定に保持する半導体レーザ駆
動回路において、常に上記半導体レーザ素子に発光開始
電流以下の一定の直流電流を通電する一定電流通電手段
と、上記一定電流に高周波電流を重畳する高周波電流重
畳手段と、その高周波電流の振幅を温度変化に応じて調
節することにより上記平均パワーを一定に保持する発光
パワー制御手段とを備えていることを特徴とする半導体
レーザ駆動回路。 - 【請求項2】 上記高周波電流の重畳を停止して上記一
定電流に他の直流電流を重畳する直流電流重畳手段と、
上記他の直流電流の電流値を調節することにより半導体
レーザの発光パワーを上記平均パワーより大きい一定レ
ベルに保持する第2の発光パワー制御手段とを備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動回
路。 - 【請求項3】 半導体レーザ素子に通電して発光させ、
その発光の平均パワーを温度変化に拘らず常に一定に保
持する半導体レーザ駆動回路において、1つのトランジ
スタのベース電流に比例した駆動電流を上記半導体レー
ザ素子に通電して発光させる半導体レーザ駆動回路と、
上記ベース電流を任意に調節することにより上記半導体
レーザ素子の発光パワーを任意に設定する光量設定回路
と、その光量設定回路に挿入され環境温度の上昇に応じ
て上記ベース電流を低下させる半導体素子とを備えてい
ることを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3258676A JPH0575192A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 半導体レ−ザ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3258676A JPH0575192A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 半導体レ−ザ駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575192A true JPH0575192A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17323558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3258676A Pending JPH0575192A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 半導体レ−ザ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575192A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005101597A1 (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | レーザ駆動装置、レーザ駆動ic、光ピックアップ及び情報再生装置 |
WO2006051688A1 (ja) * | 2004-11-10 | 2006-05-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光情報記録再生装置 |
JP2007042218A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Sony Corp | 編集機及びレーザ駆動方法 |
JPWO2006137303A1 (ja) * | 2005-06-20 | 2009-01-15 | パナソニック株式会社 | 半導体レーザ駆動回路、並びに半導体レーザ駆動回路を備える光ディスク装置及び集積回路 |
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-
1991
- 1991-09-11 JP JP3258676A patent/JPH0575192A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005101597A1 (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | レーザ駆動装置、レーザ駆動ic、光ピックアップ及び情報再生装置 |
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US9755400B2 (en) * | 2012-04-17 | 2017-09-05 | Robert Bosch Gmbh | Circuit for producing a laser diode control signal |
US20160367124A1 (en) * | 2014-03-06 | 2016-12-22 | Olympus Corporation | Light source apparatus, endoscope apparatus, and light source control method |
US10327626B2 (en) * | 2014-03-06 | 2019-06-25 | Olympus Corporation | Light source apparatus for emitting light in accordance with adjusted driving condition and endoscope apparatus |
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