JPH0574542U - 補助膀胱装置 - Google Patents
補助膀胱装置Info
- Publication number
- JPH0574542U JPH0574542U JP2081192U JP2081192U JPH0574542U JP H0574542 U JPH0574542 U JP H0574542U JP 2081192 U JP2081192 U JP 2081192U JP 2081192 U JP2081192 U JP 2081192U JP H0574542 U JPH0574542 U JP H0574542U
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- JP
- Japan
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- connecting tube
- auxiliary bladder
- bladder device
- auxiliary
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 導尿カテーテルと圧力調整室を接続する連結
チューブ内にエアーロックが発生せず、サイホンの作動
や排尿に際しての尿の流動性が優れ、患者に余分な負担
がからず、患者並びに医療従事者が安心して使用できる
補助膀胱装置を提供する。 【構成】 膀胱内挿入用導尿カテーテル2と圧力調整室
3とを連結チューブ4にて連結してなる補助膀胱装置1
における前記連結チューブ4の内径を8mm以下となした
ことを特徴とする。
チューブ内にエアーロックが発生せず、サイホンの作動
や排尿に際しての尿の流動性が優れ、患者に余分な負担
がからず、患者並びに医療従事者が安心して使用できる
補助膀胱装置を提供する。 【構成】 膀胱内挿入用導尿カテーテル2と圧力調整室
3とを連結チューブ4にて連結してなる補助膀胱装置1
における前記連結チューブ4の内径を8mm以下となした
ことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、補助膀胱装置に関するものである。
【0002】
脊髄損傷、脳出血、脳軟化症などの患者や手術後の患者あるいは寝たきり老人 などにおいては、排尿が困難であったり、また尿失禁などの症状を伴うことが多 い。このような場合、主に留置導尿カテーテルを用いた持続導尿法により尿路管 理が行われていた。しかし、この持続導尿法は、種々の問題点を有していること が明らかになり、これらの問題点を解消するものとして補助膀胱装置が提案され た(特開昭60−171047号公報、特開昭60−176661号公報)。
【0003】 これらの補助膀胱装置は、サイホンの原理を利用することにより、膀胱に貯ま った尿を間歇的に排尿できる機能を有するものであって、排尿時に、膀胱内の尿 を残さず排尿するために、通気抵抗性フィルターを保持した圧力調整室を備えて いる。
【0004】 このような補助膀胱装置を用いることにより、膀胱は一定の周期で、尿による 充満、排出を繰り返すことになり、生体本来の排尿機能を維持することが可能と なった。また、自浄作用や感染防御機能も発現するため、細菌による尿路感染の 発生も減少させることが可能となった。
【0005】
しかしながら、導尿カテーテルと圧力調整室を接続する連結チューブ内にエア ーロック(空気柱)が発生し、サイホンの作動や排尿に際しての尿の流動性を低 下せしめ、患者に余分な負担、すなわち過剰の膀胱内圧がサイホン作動、特にサ イホンの始動に必要であるという欠点があった。
【0006】 本考案は、かかる現状に鑑み、導尿カテーテルと圧力調整室を接続する連結チ ューブ内にエアーロックが発生せず、サイホンの作動や排尿に際しての尿の流動 性が優れ、患者に余分な負担がからず、患者並びに医療従事者が安心して使用で きる補助膀胱装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
本考案者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、前記した補助 膀胱装置において、連結チューブの内径を細くし、尿柱の界面張力を利用して、 連結チューブ内にエアーロックが発生しなくなり、上記課題が解決されることを 見出し、本考案に到達した。
【0008】 すなわち、本考案の補助膀胱装置は、膀胱内挿入用導尿カテーテルと圧力調整 室とを連結チューブにて連結してなる補助膀胱装置における前記連結チューブの 内径を8mm以下となしたことを特徴とするものである。
【0009】
本考案の補助膀胱装置では、導尿カテーテルと圧力調整室とを内径8mm以下の 連結チューブにより接続することにより、チューブ内において尿の界面張力が働 き、尿柱の切れ目がなくなり、エアーロックが発生せず、尿の流動性も改善され 、さらに尿中の浮遊物も今までのように連結チューブ内に滞積することがなく、 補助膀胱装置としての機能を充分に果たすことができる。
【0010】
以下、本考案を図示の実施例に従って詳細に説明する。 図1において、1は補助膀胱装置にして、該補助膀胱装置1は導尿カテーテル 2と圧力調整室3と連結チューブ4とから主として構成されており、通常、膀胱 5内に留置された導尿カテーテル2の吐出端が連結チューブ4を介して圧力調整 室3と連結された状態で使用される。
【0011】 前記圧力調整室3には、外管6と内管7とからなる同心軸型サイホン管6,7 が内蔵されている。前記同心軸型サイホン管6,7の最高位置よりも高い位置に 通気口8が設けられており、該通気口8には通気抵抗性フィルター9が装填され 、サイホン流動速度の調整がなされている。さらに、内管6の下端には可撓性の 連結管10が連結され蓄尿室などへと誘導されるようになっている。
【0012】 なお、本考案に使用する補助膀胱装置1は、サイホン管6,7の作用により尿 を間歇的に排出するものであって、蓄尿・排尿に際して機械的あるいは電気的な 駆動及び制御装置を必要とせずに、任意の間隔をおいて排尿が可能な装置であれ ばよく、特に限定されない。このサイホン管6,7は上記の同心軸型サイホン管 (特開昭60−176661号公報など)に限らず、特開昭60−171047 号公報に記載された逆U字型などであってもよい。
【0013】 このような圧力調整室3と導尿カテーテル2を接続する連結チューブ4は、内 径がは8mm以下、好ましくは6mm以下の可撓性のある連結チューブが望ましい。 なお、この連結チューブ4の外径は特に規定しないが、連結チューブ4にキンギ ング等が起こらない程度の肉厚が望ましく、この肉厚としては、チューブの材質 により異なるけれども、1mm以上、好ましくは2mm以上がよい。
【0014】 圧力調整室3を構成する材料としては、硬質プラスチックが使用されるが、硬 質プラスチックとしては、射出成型が可能であれば、特に限定はない。好ましく はポリカーボネート、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリルホブタジエ ンスチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアリレ ート、アクリル系樹脂などが用いられる。
【0015】 本考案で用いられる連結チューブ4の材料としては、ポリウレタン、軟質ポリ 塩化ビニル、さらには天然ゴム、ブタジエン−スチレンゴム、ブチルゴム、ニト リルゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴムなどがあげられる。これらの材料 からなるチューブの内径については、圧力調整室及び導尿カテーテルと接続する 連結チューブの両端はこれらと直接またはコネクターを介して接続可能な内径で あればよく、両端以外の連結チューブの内径は前記したものであればよい。
【0016】 本考案の補助膀胱装置は、脊損患者だけでなく脳出血、脳軟化症の患者、手術 後の患者あるいは寝たきり老人などの排尿が困難である患者や、尿失禁の症状を 呈する患者において用いることができる。
【0017】
本考案の補助膀胱装置を用いると、連結チューブ内にエアーロックが発生せず 、サイホンの作動や尿の流動性を改善し、排尿に際し患者の膀胱内圧にも余分な 負担がかからなくなった。さらに滅菌された補助膀胱装置を用いることで医療従 事者の現場での操作が簡便化され、本装置の使用に伴う感染の機会の減少にもな った。
【図1】本考案の補助膀胱装置の一実施例を患者に適用
した場合の概略説明図である。
した場合の概略説明図である。
1:補助膀胱装置 2:導尿カテーテル 3:圧力調整室 4:連結チューブ 5:膀胱 6:同心軸型サイホン管の外管 7:同心軸型サホン管の内管 8:通気口 9:通気抵抗性フィルター 10:連結管
Claims (1)
- 【請求項1】 膀胱内挿入用導尿カテーテルと圧力調整
室とを連結チューブにて連結してなる補助膀胱装置にお
ける前記連結チューブの内径を8mm以下となしたことを
特徴とする補助膀胱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081192U JPH0574542U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 補助膀胱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081192U JPH0574542U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 補助膀胱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574542U true JPH0574542U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=12037428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2081192U Pending JPH0574542U (ja) | 1992-03-07 | 1992-03-07 | 補助膀胱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574542U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512603A (ja) * | 2014-01-07 | 2017-05-25 | コンサノ,アイエヌシー. | 体液の排液及び分析用のシステム、器具ならびに方法 |
JP2023083202A (ja) * | 2021-12-03 | 2023-06-15 | 和彦 福井 | 持続流出システム回路およびその品質管理システム |
-
1992
- 1992-03-07 JP JP2081192U patent/JPH0574542U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512603A (ja) * | 2014-01-07 | 2017-05-25 | コンサノ,アイエヌシー. | 体液の排液及び分析用のシステム、器具ならびに方法 |
JP2023083202A (ja) * | 2021-12-03 | 2023-06-15 | 和彦 福井 | 持続流出システム回路およびその品質管理システム |
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