JPH0571411B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0571411B2 JPH0571411B2 JP60238629A JP23862985A JPH0571411B2 JP H0571411 B2 JPH0571411 B2 JP H0571411B2 JP 60238629 A JP60238629 A JP 60238629A JP 23862985 A JP23862985 A JP 23862985A JP H0571411 B2 JPH0571411 B2 JP H0571411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- time
- change rate
- setting
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
Landscapes
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車の定速走行装置に関し、更に
詳細には、下り坂において定速走行を望ましい状
態で維持するように自動変速機のシウトダウン・
シフトアツプ制御を好適に行ない得る自動車の定
速走行装置に関する。
詳細には、下り坂において定速走行を望ましい状
態で維持するように自動変速機のシウトダウン・
シフトアツプ制御を好適に行ない得る自動車の定
速走行装置に関する。
(従来の技術)
自動車が設定された速度で定速走行するように
速度制御する定速走行装置を搭載した従来の自動
変速機付き自動車においては、オーバトライブレ
ンジで定速走行中、急な下り坂でエンジンブレー
キの効きが悪く、車速が設定車速よりかなり増加
してしまう場合がある。そこで、特開昭59−
126142号公報に開示された車両用定速走行装置に
おいては、オーバドライブ付自動変速機を備えた
車両で、オーバドライブレンジで定速走行中、急
な下り坂でエンジンブレーキの効きが悪く、車速
が設定車速値より予め定めた値以上増加した場合
には、オーバドライブレンジからシフトダウンす
るようにしたので、定速走行中に急勾配の下り坂
にさしかかつても自動的にシフトダウンして、エ
ンジンブレーキの効きがよくなり車速の増速を抑
えることができるようになつている。
速度制御する定速走行装置を搭載した従来の自動
変速機付き自動車においては、オーバトライブレ
ンジで定速走行中、急な下り坂でエンジンブレー
キの効きが悪く、車速が設定車速よりかなり増加
してしまう場合がある。そこで、特開昭59−
126142号公報に開示された車両用定速走行装置に
おいては、オーバドライブ付自動変速機を備えた
車両で、オーバドライブレンジで定速走行中、急
な下り坂でエンジンブレーキの効きが悪く、車速
が設定車速値より予め定めた値以上増加した場合
には、オーバドライブレンジからシフトダウンす
るようにしたので、定速走行中に急勾配の下り坂
にさしかかつても自動的にシフトダウンして、エ
ンジンブレーキの効きがよくなり車速の増速を抑
えることができるようになつている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上述のような構成の定速走行装
置においては、車速が上記設定車速値以上の予め
定めた値近傍にある場合や、下り坂が長い場合に
は、シウトダウンとシフトアツプが連続して生
じ、ハンチングが生ずるという問題がある。
置においては、車速が上記設定車速値以上の予め
定めた値近傍にある場合や、下り坂が長い場合に
は、シウトダウンとシフトアツプが連続して生
じ、ハンチングが生ずるという問題がある。
そこで、本発明は、自動車が下り坂を定速走行
している場合であつても、自動変速機のシフトダ
ウン・シフトアツプのハイチングが防止できる自
動車の定速走行装置を提供することを目的とする
ものである。
している場合であつても、自動変速機のシフトダ
ウン・シフトアツプのハイチングが防止できる自
動車の定速走行装置を提供することを目的とする
ものである。
(問題を解決するための手段)
本発明の自動車の定速走行装置は、第1図に示
すように、自動車の自動変速機aの変速段をシフ
トアツプ・シフトダウンさせるシフト切換手段b
と、エンジンcへの燃料供給量を制御する燃料供
給制御手段dと、車速を検出する車速検出手段e
と、車速を設定車速fに維持するように前記燃料
供給制御手段を制御するとともに、下り坂走行
時、前記車速検出手段により検出される車速が前
記設定車速よりも所定値以上増加したときに、第
1設定時間後に、前記シフト切換手段を作動させ
てシフトダウンし、車速が前記設定車速に前記所
定値を加えた車速以下に復帰したとき、第2設定
時間後に、前記シフト切換手段を作動させて、シ
フトアツプさせる制御手段gと、車速が、前記設
定車速より所定値以上増加した時点および前記設
定車速に前記所定値を加えた車速以下に復帰した
時点の直前の車速変化率をそれぞれ演算する車速
変化率演算手段hと、この車速変化率演算手段で
演算した車速変化率に応じて前記第1および第2
設定時間を設定する時間設定手段iとを備えてい
ることを特徴とするものである。なお、前記時間
設定手段は、前記車速変化率の大きさに応じて、
第1設定時間を短く設定し、第2設定時間を長く
設定するようになつているのものが望ましい。
すように、自動車の自動変速機aの変速段をシフ
トアツプ・シフトダウンさせるシフト切換手段b
と、エンジンcへの燃料供給量を制御する燃料供
給制御手段dと、車速を検出する車速検出手段e
と、車速を設定車速fに維持するように前記燃料
供給制御手段を制御するとともに、下り坂走行
時、前記車速検出手段により検出される車速が前
記設定車速よりも所定値以上増加したときに、第
1設定時間後に、前記シフト切換手段を作動させ
てシフトダウンし、車速が前記設定車速に前記所
定値を加えた車速以下に復帰したとき、第2設定
時間後に、前記シフト切換手段を作動させて、シ
フトアツプさせる制御手段gと、車速が、前記設
定車速より所定値以上増加した時点および前記設
定車速に前記所定値を加えた車速以下に復帰した
時点の直前の車速変化率をそれぞれ演算する車速
変化率演算手段hと、この車速変化率演算手段で
演算した車速変化率に応じて前記第1および第2
設定時間を設定する時間設定手段iとを備えてい
ることを特徴とするものである。なお、前記時間
設定手段は、前記車速変化率の大きさに応じて、
第1設定時間を短く設定し、第2設定時間を長く
設定するようになつているのものが望ましい。
(発明の作用・効果)
上記したような構成の本発明の自動車の定速走
行装置においては、定速走行中、下り坂で車速が
設定車速より所定の速度以上となつたとき、第1
設定時間後にシウトダウンし、上記所定の速度内
に復帰したとき、第2設定時間後にシフトアツプ
させるようにしたので、上記第1および第2設置
時間と作用により自動変速機の変速ハンチングが
防止できる。また、本発明においては、車速変化
率が大きいとき、すなわち自動車が急な坂道を走
行しているときには、上記第1設定時間を短く
し、第2設定時間を長くするようにしたので、車
速制御のオーバーシユート量を小さく抑えること
ができる。
行装置においては、定速走行中、下り坂で車速が
設定車速より所定の速度以上となつたとき、第1
設定時間後にシウトダウンし、上記所定の速度内
に復帰したとき、第2設定時間後にシフトアツプ
させるようにしたので、上記第1および第2設置
時間と作用により自動変速機の変速ハンチングが
防止できる。また、本発明においては、車速変化
率が大きいとき、すなわち自動車が急な坂道を走
行しているときには、上記第1設定時間を短く
し、第2設定時間を長くするようにしたので、車
速制御のオーバーシユート量を小さく抑えること
ができる。
(実施例)
以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい
実施例による自動車の定速走行装置について説明
する。
実施例による自動車の定速走行装置について説明
する。
(実施例)
以下に、図面を参照して本発明の好ましい実施
例による自動車の定速走行装置について説明す
る。
例による自動車の定速走行装置について説明す
る。
第2図に示すように、定速走行装置は、電源1
0からイグニツシヨンスイツチ12を経由して導
かれた電源回路13にメインスイツチ14を介し
て接続された制御装置11を有する。この制御装
置11はマイクロコンピユータにより構成され、
各種の演算を行なう中央演算処理部(CPU)、後
述するフローチヤートで示す制御プログラム等を
内蔵した固定記憶部(ROM)、および各種デー
タを一時記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)を含んでいる。この制御装置11に対
しては、車速設定手段としてのセツトスイツチ1
6、コーストスイツチ17及びリジユームスイツ
チ18からの信号、および車速を検出する車速セ
ンサ19からの信号が入力され、また制御装置1
1からは、エンジンへの燃料の供給量を制御する
熱量供給装置20および自動変速機21に信号が
出力されるようになつている。
0からイグニツシヨンスイツチ12を経由して導
かれた電源回路13にメインスイツチ14を介し
て接続された制御装置11を有する。この制御装
置11はマイクロコンピユータにより構成され、
各種の演算を行なう中央演算処理部(CPU)、後
述するフローチヤートで示す制御プログラム等を
内蔵した固定記憶部(ROM)、および各種デー
タを一時記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)を含んでいる。この制御装置11に対
しては、車速設定手段としてのセツトスイツチ1
6、コーストスイツチ17及びリジユームスイツ
チ18からの信号、および車速を検出する車速セ
ンサ19からの信号が入力され、また制御装置1
1からは、エンジンへの燃料の供給量を制御する
熱量供給装置20および自動変速機21に信号が
出力されるようになつている。
上記セツトスイツチ16、コーストスイツチ1
7及びリジユームスイツチ18は制御装置11と
アースとの間に接続されているが、これらのスイ
ツチのうちセツトスイツチ16は、上記車速セン
サ7からの信号が示す車速が例えば40〜100Km/
hの範囲内にある場合において所望の車速となつ
た時にON操作することにより、その時の車速を
定速走行の設定車速として設定するものである。
また、コーストスイツチ17は定速走行中におい
て減速する場合に使用するもので、ON操作中車
速が低下する。更に、リジユームススイツチ18
は上記メインスイツチ14のOFF操作以外の原
因で定速走行制御が解除された場合において、こ
れをON操作することにより解除前の設定車速に
復帰させるものである。そして、これらのスイツ
チ16,17,18の操作と車速センサ19から
の信号とに基づいて制御装置11からエンジンの
燃料供給制御装置22のアクチユエータ23のソ
レノイド23a,23b,23cに、車速を維持
し、減速し或いは復帰させるように信号が出力さ
れるようになつている。また、定速走行時に、下
り坂において、車速センサ7の出力から、車速が
設定車速よりも所定値以上増大した場合には、後
述するように自動変速機21にシフトダウン信号
Sdを出力する。
7及びリジユームスイツチ18は制御装置11と
アースとの間に接続されているが、これらのスイ
ツチのうちセツトスイツチ16は、上記車速セン
サ7からの信号が示す車速が例えば40〜100Km/
hの範囲内にある場合において所望の車速となつ
た時にON操作することにより、その時の車速を
定速走行の設定車速として設定するものである。
また、コーストスイツチ17は定速走行中におい
て減速する場合に使用するもので、ON操作中車
速が低下する。更に、リジユームススイツチ18
は上記メインスイツチ14のOFF操作以外の原
因で定速走行制御が解除された場合において、こ
れをON操作することにより解除前の設定車速に
復帰させるものである。そして、これらのスイツ
チ16,17,18の操作と車速センサ19から
の信号とに基づいて制御装置11からエンジンの
燃料供給制御装置22のアクチユエータ23のソ
レノイド23a,23b,23cに、車速を維持
し、減速し或いは復帰させるように信号が出力さ
れるようになつている。また、定速走行時に、下
り坂において、車速センサ7の出力から、車速が
設定車速よりも所定値以上増大した場合には、後
述するように自動変速機21にシフトダウン信号
Sdを出力する。
次に、上記アクチユエータ23の構成を説明す
ると、第3図に示すように、該アクチユエータ2
3は負圧ダイヤフラム式のアクチユエータであつ
て、ケーシング26内をゴム製のダイヤフラム2
7により外部に対して気密とされた負圧室28と
通孔29によつて外部に連通された大気室30と
に区画形成し、且つ該ダイヤフラム27を負圧室
28内に配置されたスプリング31によつて大気
中30側に付勢すると共に、上記ケーシング26
の端面に負圧室28内への負圧の導入をコントロ
ールする負圧導入用ソレノイド弁51と第1、第
2大気導入用ソレノイド弁52,53(第2大気
導入用ソレノイド弁53については図示せず)と
を設けた構成とされている。そして、上記ダイヤ
フラム27に連結されたロツド32がケーシング
26に設けされた軸受部33に摺動自在に保持さ
れた状態で大気室30を貫通して外部に突出され
ていると共に、ワイヤ34を介してエンジンの吸
気通路に備えられたスロツトルバルブ35に連結
され、ダイヤフラム27のA方向(負圧室28
側)への移動時にスロツトルバルブ35を開方向
に作動させるようになつている。
ると、第3図に示すように、該アクチユエータ2
3は負圧ダイヤフラム式のアクチユエータであつ
て、ケーシング26内をゴム製のダイヤフラム2
7により外部に対して気密とされた負圧室28と
通孔29によつて外部に連通された大気室30と
に区画形成し、且つ該ダイヤフラム27を負圧室
28内に配置されたスプリング31によつて大気
中30側に付勢すると共に、上記ケーシング26
の端面に負圧室28内への負圧の導入をコントロ
ールする負圧導入用ソレノイド弁51と第1、第
2大気導入用ソレノイド弁52,53(第2大気
導入用ソレノイド弁53については図示せず)と
を設けた構成とされている。そして、上記ダイヤ
フラム27に連結されたロツド32がケーシング
26に設けされた軸受部33に摺動自在に保持さ
れた状態で大気室30を貫通して外部に突出され
ていると共に、ワイヤ34を介してエンジンの吸
気通路に備えられたスロツトルバルブ35に連結
され、ダイヤフラム27のA方向(負圧室28
側)への移動時にスロツトルバルブ35を開方向
に作動させるようになつている。
また、上記負圧導入用ソレノイド弁51は、一
端が負圧源から導かれた負圧導入パイプ36に接
続され且つ他端が負圧室28内に連通された通路
51bを弁体51cで開通、遮断するようにした
もので、この弁体51cはスプリング51dによ
り通路51bを遮断するように押圧付勢されてい
ると共に、ソレノイド23aの通電時に上記スプ
リング51dに抗して通路51bを開通させるよ
うに移動される。同様に、第1大気導入用ソレノ
イド弁52(第2大気導入用ソレノイド弁53に
ついても同様)も、一端が大気に開放され且つ他
端が負圧室28内に連通された通路52bを弁体
52c開通、遮断する構成で、該弁体52cはス
プリング52dにより通路52bを開通させるよ
うに引張付勢されていると共に、ソレノイド23
bの通電時に上記スプリング52dに抗して通路
52bを遮断するようになつている。そして、こ
れらのソレノイド弁51,52,53におけるソ
レノイド23a,23b,23cが第1図に示す
制御装置11からの信号で通電制御されることに
より、該アクチエータ23の負圧室28内におけ
る負圧がコントロールされると共に、この負圧に
応じてダイヤフラム27が変位することにより上
記スロツトルバルブ35の開度が制御されるよう
になつている。
端が負圧源から導かれた負圧導入パイプ36に接
続され且つ他端が負圧室28内に連通された通路
51bを弁体51cで開通、遮断するようにした
もので、この弁体51cはスプリング51dによ
り通路51bを遮断するように押圧付勢されてい
ると共に、ソレノイド23aの通電時に上記スプ
リング51dに抗して通路51bを開通させるよ
うに移動される。同様に、第1大気導入用ソレノ
イド弁52(第2大気導入用ソレノイド弁53に
ついても同様)も、一端が大気に開放され且つ他
端が負圧室28内に連通された通路52bを弁体
52c開通、遮断する構成で、該弁体52cはス
プリング52dにより通路52bを開通させるよ
うに引張付勢されていると共に、ソレノイド23
bの通電時に上記スプリング52dに抗して通路
52bを遮断するようになつている。そして、こ
れらのソレノイド弁51,52,53におけるソ
レノイド23a,23b,23cが第1図に示す
制御装置11からの信号で通電制御されることに
より、該アクチエータ23の負圧室28内におけ
る負圧がコントロールされると共に、この負圧に
応じてダイヤフラム27が変位することにより上
記スロツトルバルブ35の開度が制御されるよう
になつている。
次に、上記実施例の具体的作動を説明する。
通常の走行時において車側が例えば40〜100
Km/hの範囲内にある時に、定速走行装置の制御
装置11に接続されたセツトスイツチ16をON
操作すると、車速センサ19からの信号が示すそ
の時の車速が設定車速VSとして該制御装置11
のRA内に設定されると共に、それ以後はこの制
定車速と上記車速センサ19からの信号が示す実
車速VAとを比較しながら実車速VAを設定車速VS
に一致させるように制御装置11からアクチユエ
ータ23に信号が出力される。
Km/hの範囲内にある時に、定速走行装置の制御
装置11に接続されたセツトスイツチ16をON
操作すると、車速センサ19からの信号が示すそ
の時の車速が設定車速VSとして該制御装置11
のRA内に設定されると共に、それ以後はこの制
定車速と上記車速センサ19からの信号が示す実
車速VAとを比較しながら実車速VAを設定車速VS
に一致させるように制御装置11からアクチユエ
ータ23に信号が出力される。
つまり、実車速VAが設定車速VSより低くなる
と、制御装置11からアクチユエータ23におけ
る負圧導入用ソレノイド弁51及び第1大気導入
用ソレノイド弁52のソレノイ23a,23bに
通電信号が出力されて、負圧導入用ソレノイド弁
51が開き、第1大気導入用ソレノイド弁52が
閉じる。そのため、アクチユエータ23の負圧室
28に負圧が導入されてダイヤフラム27がA方
向に変位されると共に、これに伴つてロツド32
及びワイヤ34を介してスロツバルブ35が開方
向に作動される。これにより、実車速が上昇し、
設定車速に一致されることになる。一方、実車速
VAが設定車速VSより高い時は、上記ソレノイド
23a,23bに対する通電が行なわれないこと
により、負圧導入用ソレノイド弁51が閉じ且つ
第1大気導入用ソレノイド弁52が開き、そのた
め負圧室28内の負圧が低下される。そのため、
上記ダイヤフラム27が反A方向に変位されてス
ロツトルバルブ35が閉方向に作動され、これに
より実車速が設定車速に一致するように低下され
る。尚、このような定速走行制御時においては、
第2大気導入用ソレノイド弁53のソレノイド2
3cは常時通電されて、該弁53が閉じた状態に
保持されている。また、定速走行制御の解除手段
としてのクラツクスイツチ24又はブレーキスイ
ツチ25がONされると、上記各ソレノイド23
a,23b,23cへの通電が全て停止されて、
負圧導入用ソレノイド弁51が閉じ、且つ第1、
第2大気導入用ソレノイド弁52,53が開いて
負圧室28内が大気に開放されることによりアク
チユエータ23の作動が完全に停止され、エンジ
ンのスロツトルバルブ35はアクセルペダルの操
作によつて作動されることになる。
と、制御装置11からアクチユエータ23におけ
る負圧導入用ソレノイド弁51及び第1大気導入
用ソレノイド弁52のソレノイ23a,23bに
通電信号が出力されて、負圧導入用ソレノイド弁
51が開き、第1大気導入用ソレノイド弁52が
閉じる。そのため、アクチユエータ23の負圧室
28に負圧が導入されてダイヤフラム27がA方
向に変位されると共に、これに伴つてロツド32
及びワイヤ34を介してスロツバルブ35が開方
向に作動される。これにより、実車速が上昇し、
設定車速に一致されることになる。一方、実車速
VAが設定車速VSより高い時は、上記ソレノイド
23a,23bに対する通電が行なわれないこと
により、負圧導入用ソレノイド弁51が閉じ且つ
第1大気導入用ソレノイド弁52が開き、そのた
め負圧室28内の負圧が低下される。そのため、
上記ダイヤフラム27が反A方向に変位されてス
ロツトルバルブ35が閉方向に作動され、これに
より実車速が設定車速に一致するように低下され
る。尚、このような定速走行制御時においては、
第2大気導入用ソレノイド弁53のソレノイド2
3cは常時通電されて、該弁53が閉じた状態に
保持されている。また、定速走行制御の解除手段
としてのクラツクスイツチ24又はブレーキスイ
ツチ25がONされると、上記各ソレノイド23
a,23b,23cへの通電が全て停止されて、
負圧導入用ソレノイド弁51が閉じ、且つ第1、
第2大気導入用ソレノイド弁52,53が開いて
負圧室28内が大気に開放されることによりアク
チユエータ23の作動が完全に停止され、エンジ
ンのスロツトルバルブ35はアクセルペダルの操
作によつて作動されることになる。
ここで、上記定速走行時において、上述のよう
なスロツトルバルブ35の開度調整のみでは定速
走行状態を保持できない場合がある。例えば、長
い下り坂を走行する場合には、定速走行時ギヤ変
速段である第4速のままでは実車速VAは設定車
速VSを大幅に上回つてしまう。
なスロツトルバルブ35の開度調整のみでは定速
走行状態を保持できない場合がある。例えば、長
い下り坂を走行する場合には、定速走行時ギヤ変
速段である第4速のままでは実車速VAは設定車
速VSを大幅に上回つてしまう。
そこで本発明においては、第4図に示すよう
に、実車速VAが設定車速VSを予め定めた所定値
△V以上越えたとき、制御装置11の作用により
△t1時間後に第4速から第3速にシフトダウンを
行ない、またこのシフトダウンにより実車速VA
がVS+△Vより小さくなつたときには、△t2時間
後に第3速から第4速ヘシフトアツプすることに
より、定速走行を維持するとともに、上記△t1、
△t2の作用により第4速と第3速との間でのハン
チングを防止している。更に、本発明において
は、制御回路11において、VAがVS+△Vを越
えた時点およびVAがVS+△V以下となつた時点
の直前の車速変化率|dVA/dt|を演算し、この車 速変化率の大きさに応じて、第1設定時間△t1を
短く設定し、第2設定時間△t2を長く設定するよ
うになつているので、制御のオーバーシユート量
を小さくしている。なお、上記|dVA/dt|が3 Km/lsec、4Km/lsec、5Km/lsecのとき△t1は
それぞれ3sec、4sec、5sec程度に設定するのが望
ましい。
に、実車速VAが設定車速VSを予め定めた所定値
△V以上越えたとき、制御装置11の作用により
△t1時間後に第4速から第3速にシフトダウンを
行ない、またこのシフトダウンにより実車速VA
がVS+△Vより小さくなつたときには、△t2時間
後に第3速から第4速ヘシフトアツプすることに
より、定速走行を維持するとともに、上記△t1、
△t2の作用により第4速と第3速との間でのハン
チングを防止している。更に、本発明において
は、制御回路11において、VAがVS+△Vを越
えた時点およびVAがVS+△V以下となつた時点
の直前の車速変化率|dVA/dt|を演算し、この車 速変化率の大きさに応じて、第1設定時間△t1を
短く設定し、第2設定時間△t2を長く設定するよ
うになつているので、制御のオーバーシユート量
を小さくしている。なお、上記|dVA/dt|が3 Km/lsec、4Km/lsec、5Km/lsecのとき△t1は
それぞれ3sec、4sec、5sec程度に設定するのが望
ましい。
次に、第5図のフローチヤートを参照しつつ、
上記車速制御の詳細について説明する。なお、こ
の制御においては、VS+△VをあらためてVSと
して話を進める。また、以下の説明において、
“SF”はシフトフラグを示し、SF=1のときは、
第3速を、SF=0のときはオーバトライブ(第
4速)をそれぞれ示す。
上記車速制御の詳細について説明する。なお、こ
の制御においては、VS+△VをあらためてVSと
して話を進める。また、以下の説明において、
“SF”はシフトフラグを示し、SF=1のときは、
第3速を、SF=0のときはオーバトライブ(第
4速)をそれぞれ示す。
定速走行が開始されると、まずシフトフラグ
SFが0に設定され、定速走行制御が行なわれる。
この後、速度偏差はあるか、すなわちVA−VS≧
0かが判定され、この判定がNOのときには、現
在第4速かの判定を行なう。この判定がYESの
ときには、上記定速走行制御のステツプの戻る。
上記VA−VS≧0かの判定がYESのときには、SF
=1かの判定が行なわれ、この判定がYESのと
きには、上記定速走行制御のステツプに戻る。
SFが0に設定され、定速走行制御が行なわれる。
この後、速度偏差はあるか、すなわちVA−VS≧
0かが判定され、この判定がNOのときには、現
在第4速かの判定を行なう。この判定がYESの
ときには、上記定速走行制御のステツプの戻る。
上記VA−VS≧0かの判定がYESのときには、SF
=1かの判定が行なわれ、この判定がYESのと
きには、上記定速走行制御のステツプに戻る。
上記VA−VS≧0かの判定がYESで、SF=1か
の判定がNOのときには、第4速で走行してい
て、初めてVAかVSを越えたことを意味し、この
ときには、まず車速変化率を演算し、ついでこの
変化率に基づき△t1を設定し、タイマの作動を開
始し、この設定した△t1秒経過した後に、第4速
から第3速にシフトダウンし、そしてSFを“1”
として、上記定速走行制御のステツプに戻る。
の判定がNOのときには、第4速で走行してい
て、初めてVAかVSを越えたことを意味し、この
ときには、まず車速変化率を演算し、ついでこの
変化率に基づき△t1を設定し、タイマの作動を開
始し、この設定した△t1秒経過した後に、第4速
から第3速にシフトダウンし、そしてSFを“1”
として、上記定速走行制御のステツプに戻る。
一方、上記VA−VS≧0かの判定がNOで、SF
=0かの判定がNOのときには、第4速で走行し
ていて、VAがVSより大きくなつたので、第3速
へシフトダウンし、そのシフトダウン後に初めて
VAがVSより小さくなつたことを意味し、このと
きには、車速変化率を演算し、次いでこの変化に
基づき△t2を設定し、タイマの作動を開始し、△
t2秒経過した後に第3速から第4速にシフトアツ
プし、そしてSFを0として、上記定速走行制御
のステツプに戻る。
=0かの判定がNOのときには、第4速で走行し
ていて、VAがVSより大きくなつたので、第3速
へシフトダウンし、そのシフトダウン後に初めて
VAがVSより小さくなつたことを意味し、このと
きには、車速変化率を演算し、次いでこの変化に
基づき△t2を設定し、タイマの作動を開始し、△
t2秒経過した後に第3速から第4速にシフトアツ
プし、そしてSFを0として、上記定速走行制御
のステツプに戻る。
以上説明したように本発明によれば、定速走行
中のシフトダウン、シフトアツプにあたつて、こ
れらのシフトチエンジを所定の設定条件を満足し
た後車速変化率に基づき設定した時間後に行なう
ようにしているので、長い下り坂等における変速
ハンチングを防止し、そして、制御のオーバーシ
ユート量を小さく抑えることができる。
中のシフトダウン、シフトアツプにあたつて、こ
れらのシフトチエンジを所定の設定条件を満足し
た後車速変化率に基づき設定した時間後に行なう
ようにしているので、長い下り坂等における変速
ハンチングを防止し、そして、制御のオーバーシ
ユート量を小さく抑えることができる。
第1図は、本発明の定速走行装置の全体構成
図、第2図は、本発明の一実施例による定速走行
装置の要部を示すブロツク図、第3図は、第2図
のアクチユエータの構成を示す断面図、第4図
は、本発明の定速走行制御の一例を説明するタイ
ムチヤート、第5図は、本発明の定速走行制御の
一例を説明するフローチヤートである。 a……自動変速機、b……シフト切換手段、c
……エンジン、d……燃料供給制御手段、e……
車速検出手段、g……制御手段、h……車速変化
率演算手段、i……時間設定手段。
図、第2図は、本発明の一実施例による定速走行
装置の要部を示すブロツク図、第3図は、第2図
のアクチユエータの構成を示す断面図、第4図
は、本発明の定速走行制御の一例を説明するタイ
ムチヤート、第5図は、本発明の定速走行制御の
一例を説明するフローチヤートである。 a……自動変速機、b……シフト切換手段、c
……エンジン、d……燃料供給制御手段、e……
車速検出手段、g……制御手段、h……車速変化
率演算手段、i……時間設定手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 自動車の自動変速機の変速段をシフトアツ
プ・シフトダウンさせるシフト切換手段と、エン
ジンへの燃料供給量を制御する燃料供給制御手段
と、車速を検出する車速検出手段と、車速を設定
車速に維持するように前記燃料供給制御手段を制
御するとともに、下り坂走行時、前記車速検出手
段により検出される車速が前記設定車速よりも所
定値以上増加したときに、第1設定時間後に、前
記シフト切換手段を作動させてシフトダウンし、
車速が前記設定車速に前記所定値を加えた車速以
下に復帰したとき、第2設定時間後、前記シフト
切換手段を作動させて、シフトアツプさせる制御
手段と、車速が、前記設定車速より所定値以上増
加した時点および前記設定車速に前記所定値を加
えた車速以下に復帰した時点の直前の車速変化率
をそれぞれ演算する車速変化率演算手段と、この
車速変化率演算手段で演算した車速変化率に応じ
て前記第1および第2設定時間を設定する時間設
定手段とを備えた自動車の定速走行装置。 2 前記時間設定手段は、前記車速変化率の大き
さに応じて、第1設定時間を短く設定し、第2設
定時間を長く設定するようになつている特許請求
の範囲第1項記載の自動車の定速走行装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60238629A JPS6299221A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 自動車の定速走行装置 |
US06/906,500 US4697478A (en) | 1985-09-11 | 1986-09-11 | Automatic cruise control system for a motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60238629A JPS6299221A (ja) | 1985-10-25 | 1985-10-25 | 自動車の定速走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6299221A JPS6299221A (ja) | 1987-05-08 |
JPH0571411B2 true JPH0571411B2 (ja) | 1993-10-07 |
Family
ID=17032985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60238629A Granted JPS6299221A (ja) | 1985-09-11 | 1985-10-25 | 自動車の定速走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6299221A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000320665A (ja) | 1999-05-14 | 2000-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用定速走行制御装置 |
JP2010060010A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Jatco Ltd | 自動変速機の制御装置 |
-
1985
- 1985-10-25 JP JP60238629A patent/JPS6299221A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6299221A (ja) | 1987-05-08 |
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