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JPH0567089U - シールドケース構造 - Google Patents

シールドケース構造

Info

Publication number
JPH0567089U
JPH0567089U JP1445592U JP1445592U JPH0567089U JP H0567089 U JPH0567089 U JP H0567089U JP 1445592 U JP1445592 U JP 1445592U JP 1445592 U JP1445592 U JP 1445592U JP H0567089 U JPH0567089 U JP H0567089U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
cover
attached
engaging
elastic plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1445592U
Other languages
English (en)
Inventor
徳一 西尾
謙一 城
Original Assignee
日本電気エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気エンジニアリング株式会社 filed Critical 日本電気エンジニアリング株式会社
Priority to JP1445592U priority Critical patent/JPH0567089U/ja
Publication of JPH0567089U publication Critical patent/JPH0567089U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器等のシールドケースに対するカバー
の着脱を容易に行う一方で、ケースとカバーとの隙間か
らの電気的ノイズの漏洩を有効に防止する。構造を提供
することにある。 【構成】 電気装置を内装した金属性のケース1と、こ
のケース1の開口を塞ぐようにケースに取着されるカバ
ー2との間に、導電性の弾性板3を介装し、この弾性板
3の弾性変形によってケース1とカバー2との間の隙間
を遮蔽し、電気的ノイズの漏洩を防止する。又、ケース
1に設けた係合手段(係合溝11)と、カバー2に設け
た係合手段(折曲片21,係合突状21a)とを直接係
合させることで、カバー2をケース1に対してワンタッ
チで着脱可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は無線通信装置等に用いられて電気的ノイズを遮蔽するためのシールド ケース構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信装置等の機器では、機器で発生される高周波等の電気的ノイズが周辺 機器に悪影響を与えないように、機器全体を電気的に遮蔽するためのシールドケ ースが用いられる。図7はその一例を示す部分分解斜視図であり、金属等で形成 されたケース1の開口に金属板で形成したカバー2を被せ、その複数箇所をネジ 6でケース1に固定する構造が取られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなシールドケース構造では、ケース1の開口縁部とカバー2の周縁部 との面精度が高くないと、両者間に非接触の部分が生じ易く、この非接触の隙間 部分からケース1に内装した電気装置からの高周波が外部に漏洩するという問題 がある。これに対処するためには、ネジ6の本数を多くして隙間を少なくする必 要があるが、メンテナンス時等におけるネジ6の締緩工数が多くなり、カバーの 着脱作業が繁雑になるという問題が生じる。 本考案の目的は、カバーの着脱を容易に行う一方で、ケースとカバーとの隙間 からの電気的ノイズの漏洩を有効に防止したシールドケース構造を提供すること にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電気装置を内装したケースと、このケースの開口を塞ぐようにケー スに取着したカバーとの間に、導電性の弾性板を介装する。 又、ケースに設けた係合手段と、カバーに設けた係合手段とを直接係合させる ことで、カバーをケースに取着する。
【0005】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の第1実施例の 部分分解斜視図である。同図において、1は金属製のケースであり、内部に無線 通信装置等の機器を内装する。このケース1は上面開口に沿った側面位置に凹状 の係合溝11が形成されている。又、前記ケース1の上面開口に被せられるカバ ー2は、その周縁部に直角な折曲げ片21を設け、かつこの折曲げ片21の中間 部を周縁部に沿って内側に突出するように曲げ形成した係合突条21aを設けて いる。そして、このカバー2をケース1に装着する際には、ケースの上面開口上 に導電性の弾性板3を載せ、この弾性板3の上からカバー2を被せ、その折曲げ 片21に設けた係合突条21aをケース1の係合溝11に係合させている。
【0006】 このため、カバー2は係合突条21aと係合溝11との係合によってケース1 に取着された状態が保持され、かつこのときには弾性板3は弾性変形された状態 でケース1とカバー2との間に介在され、ケースとカバーとの間の隙間を自身の 導電性材質によって電気的に遮蔽する。したがって、カバー2を簡単に着脱する ことができる一方で、ケースとカバーとの間に製造精度上による隙間が生じる場 合でも、これを弾性板3によって完全に遮蔽することができる。
【0007】 図2は本考案の第2実施例の部分分解斜視図である。この実施例では、ケース 1の上面開口に沿う一方の側面には図1の実施例と同様の係合溝12を形成し、 他方の側面には上縁部を外方に突出させたフック13部を設けている。一方、カ バー2の対向する縁部はそれぞれ直角に折り曲げて折曲げ片22を形成するとと もに、一方の折曲げ片の先端部は内側に鋭角に曲げ形成して前記係合溝12に係 合する係合突部22aを設けている。又、他方の折曲げ片の先端部はフック状に 曲げ形成し、フック片22bを設けている。
【0008】 この構成では、ケース1の上面開口に導電性の弾性板3を載せた後、カバー2 のフック片22bをケース1のフック部13に係合させ、この係合部分をヒンジ としてカバー2を回動させながらケース1上に被せ、係合突部22aを係合溝1 2に弾性力をもって係合させることで、カバーをケースに取着することができる 。この場合でも、ケース1とカバー2との間の隙間は、弾性板3の弾性変形によ って遮蔽することができる。
【0009】 図3は本考案の第3実施例の部分分解斜視図である。この実施例では、ケース 1の上面開口の周縁部に外側に突出されるフランジ14を設け、かつこのフラン ジの先端部の外形を所要の間隔をおいて矩形状に形成し、複数の矩形片14aを 形成する。又、カバー2の周縁部には、前記フランジ14の矩形片14a間に進 入可能な折曲げ片23を下方向に突出させ、かつ各折曲げ片23の先端部23a は外側に向けて直角に曲げ形成している。更に、付属部品として、連続した三角 形状となるように板厚方向に曲げ形成した弾性材からなる係止帯4を有している 。
【0010】 この構成では、ケース1の上面開口に導電性の弾性板3を載せた後、カバー2 を被せると、同図に仮想線で示すように、カバー2の折曲げ片23の先端部23 aはそれぞれケース1の矩形片14aの間に進入される。その上で、側方から係 止帯4を矩形片14aと折曲げ片の先端部23aとの間に弾性変形させながら挿 入することで、この係止帯4の弾性復帰力により、矩形片14aに対して折曲げ 片23を下方に付勢し、カバーをケースに保持させる。この場合でも、弾性板3 によってケースとカバーとの間の隙間を遮蔽することができる。
【0011】 図4は本考案の第4実施例の部分分解斜視図である。この実施例では、カバー 2の両縁部にフック部材24を一体に固着する一方、ケース1の対応する側面に キャッチクリップ15を取着する。このキャッチクリップ15はフック部材24 と協動してカバー2をケース1に保持させるものであることは言うまでもない。 この場合にも、ケース1とカバー2との間に導電性の弾性板3を介在させるこ とで、両者の隙間を遮蔽することができる。
【0012】 図5は本考案の第5実施例の部分分解斜視図である。この実施例では、ケース 1の上面開口の両縁部に外側に張り出したフランジ16を設けるとともに、カバ ー2はこのフランジ16を含むケース寸法よりも大きな幅寸法の形状記憶合金板 で形成する。この形状記憶合金板は、加熱状態では平坦形状となり、冷却状態で はその両側縁2aが下方にU字型に湾曲される形状となるように構成する。
【0013】 このため、ケース1の上面開口に導電性の弾性板3を載せた後、カバー2を加 熱して平坦形状とした状態で弾性板3の上にカバーを載置する。そして、カバー 2を自然冷却させれば、カバーは記憶形状に復帰変形され、その両側縁2aが下 方にU字型に湾曲してケース1のフランジ16を包みこみ、ケースに取着される 。この際、弾性板3はカバーによって押圧され、ケース1との間の隙間を遮蔽す る。
【0014】 図6は本考案の第6実施例の部分分解斜視図である。ここでは、ケース1Aは 上下に開口が設けられた枠体として構成される。又、これら上下の開口をそれぞ れ覆うように上カバー2Aと下カバー2Bが設けられる。各カバー2A,2Bは 周縁部に折曲げ片が設けられて浅皿状に形成され、ケース1Aの上下の開口に被 せられる。又、ケース1Aと上下の各カバー2A,2Bとの間には導電性の弾性 板3A,3Bが介装される。そして、上カバー2Aの中央には挿通穴25を開け 、かつケース1A及び各弾性板3A,3Bのそれぞれ対応する位置にも挿通穴1 7,31,32を開設する。更に、下カバー2Bの対応する中央位置にはネジ穴 26を形成する。
【0015】 この構成では、ケース1Aの上下開口に弾性板3A,3Bを当てがった上で、 それぞれの外側から上カバー2Aと下カバー2Bを当接させ、締結ネジ5を上カ バー2Aの挿通穴25から弾性板3A、ケース1A、弾性板3Bの各挿通穴31 ,17,32を通し、下カバー2Bのネジ穴26に螺合させる。これにより、上 カバー2Aと下カバー2Bとを1本の締結ネジ5によって締結でき、弾性板3, 3Bを介してケース1Aを挟持した状態となる。この場合には上カバー2A及び 下カバー2Bとケース1Aとの隙間をそれぞれの弾性板3A,3Bで遮蔽する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、カバーとケースとの間に生じる隙間は、両者間 に介在させた導電性の弾性板によって遮蔽でき、電気的ノイズを有効に遮蔽する ことができる効果がある。又、ケースとカバーに設けた係合手段を直接係合させ てカバーをケースに取着するので、カバーをワンタッチ操作で容易にケースに取 着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の部分分解斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例の部分分解斜視図である。
【図3】本考案の第3実施例の部分分解斜視図である。
【図4】本考案の第4実施例の部分分解斜視図である。
【図5】本考案の第5実施例の部分分解斜視図である。
【図6】本考案の第6実施例の部分分解斜視図である。
【図7】従来のシールドケース構造の一例の部分分解斜
視図である。
【符号の説明】
1,1A ケース 2,2A,2B カバー 3,3A,3B 導電性弾性板 4 係合帯 5 締結ネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気装置を内装したケースと、このケー
    スの開口を塞ぐようにケースに取着されるカバーとで構
    成されるシールドケース構造において、前記ケースの開
    口とカバーとの間に導電性の弾性板を介装したことを特
    徴とするシールドケース構造。
  2. 【請求項2】 ケースに設けた係合手段と、カバーに設
    けた係合手段とを直接係合させてカバーをケースに取着
    する請求項1のシールドケース構造。
JP1445592U 1992-02-15 1992-02-15 シールドケース構造 Pending JPH0567089U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1445592U JPH0567089U (ja) 1992-02-15 1992-02-15 シールドケース構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP1445592U JPH0567089U (ja) 1992-02-15 1992-02-15 シールドケース構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0567089U true JPH0567089U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11861522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1445592U Pending JPH0567089U (ja) 1992-02-15 1992-02-15 シールドケース構造

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JP (1) JPH0567089U (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253254A (ja) * 1995-03-20 1996-10-01 Fujitsu Ltd シェルフアセンブリのカバー取付構造
JPH1187968A (ja) * 1997-09-12 1999-03-30 Pfu Ltd フレームグランド接続構造
JPH11163578A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Nec Home Electron Ltd 電子機器のシールド構造
JP2003179818A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Shinko Electric Ind Co Ltd バックプレート、ハウジング及び撮像装置
JP2004327499A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Sharp Corp 電波漏れ防止構造
JP2005123635A (ja) * 2004-10-25 2005-05-12 Sharp Corp 電子機器用筐体
JP2005183560A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Yoriyuki Kataoka デスクトップ型パソコン等におけるパソコン本体の飾り板

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