JPH0560205B2 - - Google Patents
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- JPH0560205B2 JPH0560205B2 JP25459284A JP25459284A JPH0560205B2 JP H0560205 B2 JPH0560205 B2 JP H0560205B2 JP 25459284 A JP25459284 A JP 25459284A JP 25459284 A JP25459284 A JP 25459284A JP H0560205 B2 JPH0560205 B2 JP H0560205B2
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 87
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電磁継電器、特にコイルへの励磁・消
磁に基づいて鉄心の端部磁極面に鉄片を接離せし
め、この鉄片を保持する可動台を介して接点機構
を開閉動作させる電磁継電器に関する。
磁に基づいて鉄心の端部磁極面に鉄片を接離せし
め、この鉄片を保持する可動台を介して接点機構
を開閉動作させる電磁継電器に関する。
[発明の概要]
本発明は、鉄心磁極面とこの磁極面の直交方向
に接離する鉄片との対向面のうち、コイルと反対
側にギヤツプを形成し、鉄片と鉄心磁極面との当
接面を可動台が接点機構を駆動する点に近付けた
ものである。
に接離する鉄片との対向面のうち、コイルと反対
側にギヤツプを形成し、鉄片と鉄心磁極面との当
接面を可動台が接点機構を駆動する点に近付けた
ものである。
[従来の技術]
第7図ないし第11図に従来の電磁継電器を示
す。
す。
樹脂製スプール1は胴部1aの両端に端子支持
部1b,1cを有するつば部1d,1eを一体に
成形したもので、一方の端子支持部1cには1本
のコイル端子2が、他方の端子支持部1bには2
本のコイル端子3,4及び1本の軸受部材5がそ
れぞれインサート成形にて固定されている。この
スプール1は前記つば部1d,1eの下面に形成
した突起1f,1fを樹脂製ベース7の孔7cに
嵌合するとともに熱カシメを施すことにより、ベ
ース7の所定位置に固定される。その際、ヨーク
8は基部8aが前記突起1fにて位置決めされる
とともにつば部1d,1eの下面とベース7との
間に挾着固定される。また、コイル端子2,3の
下部2a,3aがベース7の各孔7a,7bから
下方に突出する。
部1b,1cを有するつば部1d,1eを一体に
成形したもので、一方の端子支持部1cには1本
のコイル端子2が、他方の端子支持部1bには2
本のコイル端子3,4及び1本の軸受部材5がそ
れぞれインサート成形にて固定されている。この
スプール1は前記つば部1d,1eの下面に形成
した突起1f,1fを樹脂製ベース7の孔7cに
嵌合するとともに熱カシメを施すことにより、ベ
ース7の所定位置に固定される。その際、ヨーク
8は基部8aが前記突起1fにて位置決めされる
とともにつば部1d,1eの下面とベース7との
間に挾着固定される。また、コイル端子2,3の
下部2a,3aがベース7の各孔7a,7bから
下方に突出する。
前記コイルスプール1の胴部1aに巻回された
コイル9の両端部9a,9bはコイル端子2,4
にはんだ付けされ、端部9bは抵抗6を介してコ
イル端子3と接続される。
コイル9の両端部9a,9bはコイル端子2,4
にはんだ付けされ、端部9bは抵抗6を介してコ
イル端子3と接続される。
一方、鉄心10はコイルスプール1の胴部1a
に挿入され、一端部10aはヨーク8の起立片8
bの孔8cに圧入してカシメ固定されている。こ
の鉄心10の他端部であつてスプール1から突出
した突出端部10bは両側面に遮磁板16,17
が設けられ、ベース7のリブ7dに形成した凹部
7eに圧入固定されている。
に挿入され、一端部10aはヨーク8の起立片8
bの孔8cに圧入してカシメ固定されている。こ
の鉄心10の他端部であつてスプール1から突出
した突出端部10bは両側面に遮磁板16,17
が設けられ、ベース7のリブ7dに形成した凹部
7eに圧入固定されている。
可動ブロツク11は樹脂製の可動台12と永久
磁石13と鉄心14,15とで構成され、鉄片1
4,15は永久磁石13を挾んだ状態で可動台1
2に固定されている。この可動台12は鉄片1
4,15が前記鉄心10の突出端部10bの両側
面に対向するように設置され、鉄片14の外側と
はヨーク8の起立片8dが位置している。また、
可動台12の側部には軸部12a、突片12b
が、下面にはリブ12eがそれぞれ突設され、軸
部12aは前記軸受部材5のガイド孔5aにスラ
イド自在に挿通され、リブ12e,12eはベー
ス7のリブ7dの上面7f,7f上にスライド自
在に位置する。
磁石13と鉄心14,15とで構成され、鉄片1
4,15は永久磁石13を挾んだ状態で可動台1
2に固定されている。この可動台12は鉄片1
4,15が前記鉄心10の突出端部10bの両側
面に対向するように設置され、鉄片14の外側と
はヨーク8の起立片8dが位置している。また、
可動台12の側部には軸部12a、突片12b
が、下面にはリブ12eがそれぞれ突設され、軸
部12aは前記軸受部材5のガイド孔5aにスラ
イド自在に挿通され、リブ12e,12eはベー
ス7のリブ7dの上面7f,7f上にスライド自
在に位置する。
前記ベース7には3本の固定端子18,19,
20がインサート成形にて上下に貫通して固定さ
れており、対向する2本の固定端子18,19に
は固定接点21,22が固着され、他の1本の固
定端子20には先端に可動接点23を有する可動
接触片24の後端が片持ち状態で固定されてい
る。そして、可動接触片24には前記可動台12
の突片12bに形成した溝部12dが係合してい
る。
20がインサート成形にて上下に貫通して固定さ
れており、対向する2本の固定端子18,19に
は固定接点21,22が固着され、他の1本の固
定端子20には先端に可動接点23を有する可動
接触片24の後端が片持ち状態で固定されてい
る。そして、可動接触片24には前記可動台12
の突片12bに形成した溝部12dが係合してい
る。
なお、カバー25はベース7上に固定され、コ
イル9、接点21,22,23等の部品を被覆す
る。
イル9、接点21,22,23等の部品を被覆す
る。
以上の構成からなる電磁継電器は、コイル9の
無励磁時にあつては、永久磁石13の磁石にて鉄
心10の突出端部10bと鉄片15との間に吸引
力が作用する。その結果、可動ブロツク11が第
9図では上方、第10図では左方に移動し、駆動
点Pにて可動接触片24が撓められて可動接点2
3が固定接点21を閉成する。
無励磁時にあつては、永久磁石13の磁石にて鉄
心10の突出端部10bと鉄片15との間に吸引
力が作用する。その結果、可動ブロツク11が第
9図では上方、第10図では左方に移動し、駆動
点Pにて可動接触片24が撓められて可動接点2
3が固定接点21を閉成する。
一方、コイル9を励磁すると、鉄心10の突出
端部10bと鉄片14間に吸引力が作用するとと
もに鉄片15との間に反発力が作用し、可動ブロ
ツク11が第9図中下方(第10図中右方)に移
動し、可動接点23はいまひとつの固定接点22
を閉成する。
端部10bと鉄片14間に吸引力が作用するとと
もに鉄片15との間に反発力が作用し、可動ブロ
ツク11が第9図中下方(第10図中右方)に移
動し、可動接点23はいまひとつの固定接点22
を閉成する。
(発明が解決しようとする問題点)
以上の電磁継電器にあつては、可動ブロツク1
1の往復移動は端部12aとガイド孔5aとの係
合及びベース7のバリア7gに形成した切欠き7
hと可動台12の首部12cとの係合により行わ
れ、これらの間にはガイドが円滑に行われるよう
に適当なクリアランスが設定されている。しかし
ながら、これらのクリアランス分だけ可動ブロツ
ク11が移動してしまい、動作特性が変化すると
いう問題点を有している。
1の往復移動は端部12aとガイド孔5aとの係
合及びベース7のバリア7gに形成した切欠き7
hと可動台12の首部12cとの係合により行わ
れ、これらの間にはガイドが円滑に行われるよう
に適当なクリアランスが設定されている。しかし
ながら、これらのクリアランス分だけ可動ブロツ
ク11が移動してしまい、動作特性が変化すると
いう問題点を有している。
この点につき、第11図、第12図を参照して
詳述する。第11図は前記電磁継電器の動作時の
状態を図示したものであり、このとき、鉄片14
と鉄心10の突出端部10b間には吸引力Fmが
作用している。また、可動接触片24の駆動点P
には反力Fcが作用している。この二つの力は方
向が相反してFm>Fcの関係にあり、作用点がず
れていることから回転モーメントが生じる。
詳述する。第11図は前記電磁継電器の動作時の
状態を図示したものであり、このとき、鉄片14
と鉄心10の突出端部10b間には吸引力Fmが
作用している。また、可動接触片24の駆動点P
には反力Fcが作用している。この二つの力は方
向が相反してFm>Fcの関係にあり、作用点がず
れていることから回転モーメントが生じる。
ところで、鉄片14の鉄心10に対する当接点
O〜Pの長さをl1点Oから吸引力Fmの中心まで
の長さをl2とすると、l2・Fm<l1・Fcの関係が成
立するとき、点Qは鉄心10から離れ、可動ブロ
ツク11は点Oを中心に第12図反時計回り方向
に回転する。この回転は軸部12bとガイド孔5
aとの間及び首部12cと切欠き7hとの間のク
リアランスが零となる点で規制され、駆動点Pは
P′に移動する。このことはΔl1だけ可動接触片2
4のたわみ量が減少することを意味する。一方、
復帰時には前記と同様に可動ブロツク11が時計
回り方向に回転し、可動接触片24のたわみ量は
設定値より減少する。このような駆動点Pの移動
は動作電圧の上昇と復帰電圧の低下を招来し、動
作特性にばらつきを生じ接触信頼性に欠けるとい
う問題点を発生せしめる。
O〜Pの長さをl1点Oから吸引力Fmの中心まで
の長さをl2とすると、l2・Fm<l1・Fcの関係が成
立するとき、点Qは鉄心10から離れ、可動ブロ
ツク11は点Oを中心に第12図反時計回り方向
に回転する。この回転は軸部12bとガイド孔5
aとの間及び首部12cと切欠き7hとの間のク
リアランスが零となる点で規制され、駆動点Pは
P′に移動する。このことはΔl1だけ可動接触片2
4のたわみ量が減少することを意味する。一方、
復帰時には前記と同様に可動ブロツク11が時計
回り方向に回転し、可動接触片24のたわみ量は
設定値より減少する。このような駆動点Pの移動
は動作電圧の上昇と復帰電圧の低下を招来し、動
作特性にばらつきを生じ接触信頼性に欠けるとい
う問題点を発生せしめる。
以上の問題点の対策としては、前記クリアラン
スを極力小さくすることが考えられるが、部品加
工時の寸法精度のばらつきを考慮するといま以上
に小さくすることは実際問題として不可能である
し、コストの面でも得策ではない。
スを極力小さくすることが考えられるが、部品加
工時の寸法精度のばらつきを考慮するといま以上
に小さくすることは実際問題として不可能である
し、コストの面でも得策ではない。
[問題点を解決するための手段]
そこで、本発明に係る電磁継電器は、鉄片と鉄
心磁極面の対向面であつて鉄心端部側にギヤツプ
を形成したことを特徴とする。前記従来技術との
対比で説明すれば、鉄心と鉄片との吸着面を可動
台の接点駆動点側に縮小したものである。即ち、
第2図に示すように、鉄心と鉄片は点O〜Qの長
さで対向するも点O〜O′間にギヤツプを形成し、
点O′〜Q間でのみ当接するようにし、吸引力Fm
の中心を駆動点Pに近接せしめた。
心磁極面の対向面であつて鉄心端部側にギヤツプ
を形成したことを特徴とする。前記従来技術との
対比で説明すれば、鉄心と鉄片との吸着面を可動
台の接点駆動点側に縮小したものである。即ち、
第2図に示すように、鉄心と鉄片は点O〜Qの長
さで対向するも点O〜O′間にギヤツプを形成し、
点O′〜Q間でのみ当接するようにし、吸引力Fm
の中心を駆動点Pに近接せしめた。
[作用]
以上の構成にあつては、点O〜O′間のパーミ
アンスはギヤツプのために減少し、点O′〜Q間
のバーミアンスは増大する。また、可動台が回転
する支点はO′となる。従つて、吸引力Fmの中心
は駆動点Pに近接し、支点O′を中心に回動する
可動台の変位量はΔl2であり、これは従来の変位
量Δl1と比べると大巾に減少している。
アンスはギヤツプのために減少し、点O′〜Q間
のバーミアンスは増大する。また、可動台が回転
する支点はO′となる。従つて、吸引力Fmの中心
は駆動点Pに近接し、支点O′を中心に回動する
可動台の変位量はΔl2であり、これは従来の変位
量Δl1と比べると大巾に減少している。
[実施例]
以下、第1図〜第6図を参照して本発明の各実
施例について説明する。なお、各実施例の説明
は、本発明に係る部分のみとし、それ以外の構
成、動作については第7図ないし第11図で示し
た従来のものと同様であり、同一部品には同一符
号を付して説明を省略する。
施例について説明する。なお、各実施例の説明
は、本発明に係る部分のみとし、それ以外の構
成、動作については第7図ないし第11図で示し
た従来のものと同様であり、同一部品には同一符
号を付して説明を省略する。
第1実施例(第1図参照)
この第1実施例は、鉄心10の突出端部10b
の両側面に切欠き10d,10eを形成して点O
〜O′にエアーギヤツプ30,31を設けたもの
で、鉄心10、鉄片14,15は点O′〜Q間で
のみ当接する。
の両側面に切欠き10d,10eを形成して点O
〜O′にエアーギヤツプ30,31を設けたもの
で、鉄心10、鉄片14,15は点O′〜Q間で
のみ当接する。
このものの吸引力Fmと反力Fcの力関係は第2
図に示すとおりである。可動接触片24による反
力Fcと吸引力Fmともに支点O′を中心として反時
計回り方向の回転モーメントを生じ、可動台12
の駆動点PはP′まで移動するが、可動接触片24
のたわみ量(接点フオロー)を減少させる変位量
Δl2は従来の変位量Δl1に比べて大巾に減少する。
このため、動作特性が安定し、回転モーメント
(Fc・l4)が減少するために可動台12の位置決
め部、即ちガイド孔5a、切欠き7hでの摩擦力
も減少する。
図に示すとおりである。可動接触片24による反
力Fcと吸引力Fmともに支点O′を中心として反時
計回り方向の回転モーメントを生じ、可動台12
の駆動点PはP′まで移動するが、可動接触片24
のたわみ量(接点フオロー)を減少させる変位量
Δl2は従来の変位量Δl1に比べて大巾に減少する。
このため、動作特性が安定し、回転モーメント
(Fc・l4)が減少するために可動台12の位置決
め部、即ちガイド孔5a、切欠き7hでの摩擦力
も減少する。
具体的には、第2図に示すように、動作時にお
ける点O〜O′間のパーミアンスはエアーギヤツ
プ30,31の存在にて減少し、磁束は点O′〜
Q間に多く集中する。このため、吸引力Fmの中
心は駆動点Pに近接することとなり、回転モーメ
ント(Fm・l3)も減少する。従つて、鉄心10
の切欠き10d,10eをさらに深くすると、磁
束のほとんどは点O′〜Q間に集中し、l3がさらに
減少することとなり、回転モーメント(Fm・l3)
も減少し、動作特性はさらに改善される。
ける点O〜O′間のパーミアンスはエアーギヤツ
プ30,31の存在にて減少し、磁束は点O′〜
Q間に多く集中する。このため、吸引力Fmの中
心は駆動点Pに近接することとなり、回転モーメ
ント(Fm・l3)も減少する。従つて、鉄心10
の切欠き10d,10eをさらに深くすると、磁
束のほとんどは点O′〜Q間に集中し、l3がさらに
減少することとなり、回転モーメント(Fm・l3)
も減少し、動作特性はさらに改善される。
また、点O′Q間の磁束密度が高くなることか
ら、動作時の吸引力(保持力)が増大し、外部か
らの振動、衝撃に対する耐力が向上するととも
に、コイル9の近傍に磁束が集中するためにコイ
ル9に対する励磁による吸引力の変化も大きくな
り、少ない励磁力で接点を駆動でき、高感度化を
達成できる。一方、鉄片14,15と鉄心10間
の寸法が等しい動作途中の状態においては、鉄心
14,15と鉄心10間のパーミアンスが減少
し、吸引力は小さくなる。このことは切欠き10
d,10eの深さによつて吸引カーブを制御でき
ることを意味する。
ら、動作時の吸引力(保持力)が増大し、外部か
らの振動、衝撃に対する耐力が向上するととも
に、コイル9の近傍に磁束が集中するためにコイ
ル9に対する励磁による吸引力の変化も大きくな
り、少ない励磁力で接点を駆動でき、高感度化を
達成できる。一方、鉄片14,15と鉄心10間
の寸法が等しい動作途中の状態においては、鉄心
14,15と鉄心10間のパーミアンスが減少
し、吸引力は小さくなる。このことは切欠き10
d,10eの深さによつて吸引カーブを制御でき
ることを意味する。
第2実施例(第3図参照)
この第2実施例は、鉄片14,15の対向面に
切欠き14a,15bを形成して鉄心10の突出
端部10bとの間にエアーギヤツプ30,31を
設けたものである。
切欠き14a,15bを形成して鉄心10の突出
端部10bとの間にエアーギヤツプ30,31を
設けたものである。
第3実施例(第4図参照)
この第3実施例は、鉄心10の突出端部10b
の両側に設けた遮磁板16,17をいわば途中で
カツトし、エアーギヤツプ30,31を設けたも
のである。
の両側に設けた遮磁板16,17をいわば途中で
カツトし、エアーギヤツプ30,31を設けたも
のである。
第4実施例(第5図参照)
この第4実施例は、鉄心10の突出端部10b
の両側にゆるいテーパ面10f,10gを形成し
て鉄片14,15間にエアーギヤツプ30,31
を設けたものである。
の両側にゆるいテーパ面10f,10gを形成し
て鉄片14,15間にエアーギヤツプ30,31
を設けたものである。
第5実施例(第6図参照)
この第5実施例は、前記第4実施例とは逆に、
鉄片14,15の対向面にゆるいテーパ面14
b,15bを形成し、鉄心10の突出端部10b
との間にエアーギヤツプ30,31を設けたもの
である。
鉄片14,15の対向面にゆるいテーパ面14
b,15bを形成し、鉄心10の突出端部10b
との間にエアーギヤツプ30,31を設けたもの
である。
[発明の効果]
以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、鉄片と鉄心磁極面との対向面のうち、コイル
と反対側にギヤツプを形成したため、鉄心と鉄片
との吸着面が可動台の接点駆動点側に縮小され、
吸引力Fmの中心が接点駆動点側に移動する。従
つて、回転モーメントFm・l3,Fc・l4が減少し、
接点駆動点Pの変位量Δl2が従来のΔl1よりも大巾
に減少し、動作電圧と復帰電圧の余分な上昇、低
下が防止され、動作特性のばらつきが減少すると
ともに接触信頼性が向上する。また、可動台のガ
イド部のクリアランスは従来のものと同様である
から部品加工時の寸法精度を特に高める必要はな
く、コストアツプを招来することはない。しか
も、回転モーメントの減少により可動台のガイド
部での摩擦が低減し、長寿命化をも達成できる。
ば、鉄片と鉄心磁極面との対向面のうち、コイル
と反対側にギヤツプを形成したため、鉄心と鉄片
との吸着面が可動台の接点駆動点側に縮小され、
吸引力Fmの中心が接点駆動点側に移動する。従
つて、回転モーメントFm・l3,Fc・l4が減少し、
接点駆動点Pの変位量Δl2が従来のΔl1よりも大巾
に減少し、動作電圧と復帰電圧の余分な上昇、低
下が防止され、動作特性のばらつきが減少すると
ともに接触信頼性が向上する。また、可動台のガ
イド部のクリアランスは従来のものと同様である
から部品加工時の寸法精度を特に高める必要はな
く、コストアツプを招来することはない。しか
も、回転モーメントの減少により可動台のガイド
部での摩擦が低減し、長寿命化をも達成できる。
第1図は第1実施例の平面図、第2図はその吸
引力特性の説明図、第3図は第2実施例の平面
図、第4図は第3実施例の平面図、第5図は第4
実施例の平面図、第6図は第5実施例の平面図で
ある。第7図以下は従来の電磁継電器を示し、第
7図は分解斜視図、第8図はその基本構成図、第
9図はカバーを切欠いた平面図、第10図は垂直
断面図、第11図は動作時の平面図、第12図は
吸引力特性の説明図である。 1……スプール、9……コイル、10……鉄
心、10b……突出端部、10d,10e……切
欠き、10f,10g……テーパ面、11……可
動ブロツク、12……可動台、13……永久磁
石、14,15……鉄片、14a,15a……切
欠き、14b,15b……テーパ面、21,22
……定接点、23……可動接点、24……可動接
触片、30,31……エアーギヤツプ。
引力特性の説明図、第3図は第2実施例の平面
図、第4図は第3実施例の平面図、第5図は第4
実施例の平面図、第6図は第5実施例の平面図で
ある。第7図以下は従来の電磁継電器を示し、第
7図は分解斜視図、第8図はその基本構成図、第
9図はカバーを切欠いた平面図、第10図は垂直
断面図、第11図は動作時の平面図、第12図は
吸引力特性の説明図である。 1……スプール、9……コイル、10……鉄
心、10b……突出端部、10d,10e……切
欠き、10f,10g……テーパ面、11……可
動ブロツク、12……可動台、13……永久磁
石、14,15……鉄片、14a,15a……切
欠き、14b,15b……テーパ面、21,22
……定接点、23……可動接点、24……可動接
触片、30,31……エアーギヤツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コイルが巻回されたスプールの軸心に挿通さ
れた鉄心の一端をスプールの端部から突出せし
め、永久磁石を挾着して可動台に固定した一対の
鉄片を前記鉄心の突出端部両側の磁極面に対向せ
しめる一方、前記可動台と接点機構の可動接触片
とを前記鉄心磁極面と鉄片との吸着面よりコイル
側で連結し、コイルへの励磁・消磁に基づいて鉄
片とともに可動台を磁極面と直交方向に駆動し、
接点機構を開閉動作させる電磁継電器において、 前記鉄片と鉄心磁極面との対向面のうち、前記
コイルと反対側にギヤツプを形成したことを特徴
とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25459284A JPS61133526A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25459284A JPS61133526A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61133526A JPS61133526A (ja) | 1986-06-20 |
JPH0560205B2 true JPH0560205B2 (ja) | 1993-09-01 |
Family
ID=17267179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25459284A Granted JPS61133526A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61133526A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01107845U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-20 | ||
US6442705B1 (en) | 1999-04-26 | 2002-08-27 | International Business Machines Corporation | Method of and apparatus for improving data integrity in a disk drive system |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP25459284A patent/JPS61133526A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61133526A (ja) | 1986-06-20 |
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