JPH0559284B2 - - Google Patents
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- JPH0559284B2 JPH0559284B2 JP57095591A JP9559182A JPH0559284B2 JP H0559284 B2 JPH0559284 B2 JP H0559284B2 JP 57095591 A JP57095591 A JP 57095591A JP 9559182 A JP9559182 A JP 9559182A JP H0559284 B2 JPH0559284 B2 JP H0559284B2
- Authority
- JP
- Japan
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- clutch
- pressure plate
- intermediate plate
- spring
- wall element
- Prior art date
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Links
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/08—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
- F16D25/088—Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members being distinctly separate from the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/06—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like
- F16D43/08—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like the pressure ring actuating friction plates, cones or similar axially-movable friction surfaces
- F16D43/12—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like the pressure ring actuating friction plates, cones or similar axially-movable friction surfaces the centrifugal masses acting on, or forming a part of, an actuating mechanism by which the pressure ring can also be actuated independently of the masses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、駆動側クラツチ素子に対し、相対的
に回転はしないが軸方向には移動出来るように結
合されたプレツシヤープレートによつて駆動側ク
ラツチ素子の摩擦面に対して押し付けることの出
来る摩擦ライニング付きの少なくとも一枚の円板
の形状を成している被駆動側クラツチデイスク、
プレツシヤープレートとクラツチカバーとの間に
設けられ且つクラツチばねによつて付勢されてプ
レツシヤープレートに向かつて軸方向に移動可能
な中間板、上記駆動クラツチ素子に堅固に結合さ
れたクラツチカバー、上記中間板とプレツシヤー
プレートとの間に設置され、回転数に応じて上記
クラツチデイスクに対する押し付け力を変化させ
るように、プレツシヤープレートと相互作用する
遠心おもりを備え、この遠心おもりは、プレツシ
ヤープレートに対向する壁素子を有し且つ半径方
向の外方に向かつて狭められているスペース内に
配置された半径方向に移動可能な部材としての形
態を成しており、上記の壁素子は、上記中間板の
1部材を形成しており、さらに、該中間板はプレ
ツシヤープレートに対面する当接部を有してお
り、上記中間板は、上記クラツチカバーと中間板
との間に設けられたクラツチばねが中間板の当接
部を介して上記プレツシヤープレートをデイスク
に対して押し付ける第一の位置と、上記ばねが上
記の壁素子と遠心おもりとを介して上記プレツシ
ヤープレートをクラツチデイスクに押し付ける第
二の位置、さらにプレツシヤープレートが回転数
の如何にかかわらずクラツチデイスクとの結合を
外される程度まで上記壁素子が遠心おもりから離
れる第三の位置との間を軸方向に移動させられる
自動車用の摩擦クラツチに係り、特に従来型摩擦
クラツチの本来機能を全く損ねることなく、これ
に従来の遠心クラツチの有用機能のみを巧みに組
合せ、半クラツチ操作を容易ならしめた摩擦クラ
ツチに係る。
に回転はしないが軸方向には移動出来るように結
合されたプレツシヤープレートによつて駆動側ク
ラツチ素子の摩擦面に対して押し付けることの出
来る摩擦ライニング付きの少なくとも一枚の円板
の形状を成している被駆動側クラツチデイスク、
プレツシヤープレートとクラツチカバーとの間に
設けられ且つクラツチばねによつて付勢されてプ
レツシヤープレートに向かつて軸方向に移動可能
な中間板、上記駆動クラツチ素子に堅固に結合さ
れたクラツチカバー、上記中間板とプレツシヤー
プレートとの間に設置され、回転数に応じて上記
クラツチデイスクに対する押し付け力を変化させ
るように、プレツシヤープレートと相互作用する
遠心おもりを備え、この遠心おもりは、プレツシ
ヤープレートに対向する壁素子を有し且つ半径方
向の外方に向かつて狭められているスペース内に
配置された半径方向に移動可能な部材としての形
態を成しており、上記の壁素子は、上記中間板の
1部材を形成しており、さらに、該中間板はプレ
ツシヤープレートに対面する当接部を有してお
り、上記中間板は、上記クラツチカバーと中間板
との間に設けられたクラツチばねが中間板の当接
部を介して上記プレツシヤープレートをデイスク
に対して押し付ける第一の位置と、上記ばねが上
記の壁素子と遠心おもりとを介して上記プレツシ
ヤープレートをクラツチデイスクに押し付ける第
二の位置、さらにプレツシヤープレートが回転数
の如何にかかわらずクラツチデイスクとの結合を
外される程度まで上記壁素子が遠心おもりから離
れる第三の位置との間を軸方向に移動させられる
自動車用の摩擦クラツチに係り、特に従来型摩擦
クラツチの本来機能を全く損ねることなく、これ
に従来の遠心クラツチの有用機能のみを巧みに組
合せ、半クラツチ操作を容易ならしめた摩擦クラ
ツチに係る。
この型式の遠心クラツチは、例えば従来の手動
変速機と同じ原理によつて作られた手動シフト式
変速機とか自動変速機と共に用いられるが、この
場合、シフトは電気的に行なわれるものである。
上述型式の普通の遠心クラツチは、遠心おもりが
クラツチカバー中に枢着され、引込まれた位置に
向つてばね付勢されるレバーによつて担持されて
いる。エンジンの速度が増すにつれて、これらの
クラツチレバーは振り出されてプレツシヤープレ
ートをクラツチデイスクに向つてますます近づく
様に動かし、運転速度に達した時にはずみ車に対
してクラツチデイスクをしつかりと押し付ける。
シフトする時はクラツチ切離し用スラストベアリ
ングがクラツチレバーに押し付けられ、プレツシ
ヤープレートをクラツチデイスクから引き離すも
のである。
変速機と同じ原理によつて作られた手動シフト式
変速機とか自動変速機と共に用いられるが、この
場合、シフトは電気的に行なわれるものである。
上述型式の普通の遠心クラツチは、遠心おもりが
クラツチカバー中に枢着され、引込まれた位置に
向つてばね付勢されるレバーによつて担持されて
いる。エンジンの速度が増すにつれて、これらの
クラツチレバーは振り出されてプレツシヤープレ
ートをクラツチデイスクに向つてますます近づく
様に動かし、運転速度に達した時にはずみ車に対
してクラツチデイスクをしつかりと押し付ける。
シフトする時はクラツチ切離し用スラストベアリ
ングがクラツチレバーに押し付けられ、プレツシ
ヤープレートをクラツチデイスクから引き離すも
のである。
この設計及び作用の遠心クラツチは多くの重大
な欠点を有する。先ずこの遠心クラツチは、
1500r・p・mに近い回転速度に達した後にのみ
全クラツチ力を発揮するもので燃料節約に最良な
低エンジン速度を用いることが不可能である。次
に、クラツチ切離しは遠心おもりによるクラツチ
結合力に対抗して行なわなければならないから比
較的高いエンジン速度に於ては非常に大きいクラ
ツチ切離し力を必要とする。最後は、エンジンを
押しがけ可能にするためには或る特別な遠心クラ
ツチ作用阻止機構を必要とすることである。
な欠点を有する。先ずこの遠心クラツチは、
1500r・p・mに近い回転速度に達した後にのみ
全クラツチ力を発揮するもので燃料節約に最良な
低エンジン速度を用いることが不可能である。次
に、クラツチ切離しは遠心おもりによるクラツチ
結合力に対抗して行なわなければならないから比
較的高いエンジン速度に於ては非常に大きいクラ
ツチ切離し力を必要とする。最後は、エンジンを
押しがけ可能にするためには或る特別な遠心クラ
ツチ作用阻止機構を必要とすることである。
本発明の目的は公知設計遠心クラツチのこれら
の欠点を解消し、これにまさる利点を追加した冒
頭に説明した型式の摩擦クラツチを得ることにあ
る。
の欠点を解消し、これにまさる利点を追加した冒
頭に説明した型式の摩擦クラツチを得ることにあ
る。
この目的は、本発明によれば、遠心おもりが半
径方向に外方へ狭くなつているスペース中に配置
された半径方向に変位可能な素子の形態をなし、
プレツシヤープレートに向つて軸方向に変位可能
な壁素子を有し、該壁素子がプレツシヤープレー
トに向つてばね付勢されると共に前記クラツチ切
離し機構によつてその反対方向にも変位可能とす
ることによつて達成される。
径方向に外方へ狭くなつているスペース中に配置
された半径方向に変位可能な素子の形態をなし、
プレツシヤープレートに向つて軸方向に変位可能
な壁素子を有し、該壁素子がプレツシヤープレー
トに向つてばね付勢されると共に前記クラツチ切
離し機構によつてその反対方向にも変位可能とす
ることによつて達成される。
本発明による構造は高いエンジン速度に於て、
遠心おもりのためのスペースの最も狭い部分で
も、おもりよりも広くなる様スペースを拡大する
ことによつておもりからクラツチ結合力を除去し
てクラツチ切離しを行なう。このクラツチ切離し
はばね付勢された壁素子をプレツシヤープレート
から変位することによつて行なわれるが、このこ
とはクラツチ切離しに必要な力が上記ばね力を越
えるだけで足り、エンジン速度とは全く無関係と
なる。
遠心おもりのためのスペースの最も狭い部分で
も、おもりよりも広くなる様スペースを拡大する
ことによつておもりからクラツチ結合力を除去し
てクラツチ切離しを行なう。このクラツチ切離し
はばね付勢された壁素子をプレツシヤープレート
から変位することによつて行なわれるが、このこ
とはクラツチ切離しに必要な力が上記ばね力を越
えるだけで足り、エンジン速度とは全く無関係と
なる。
エンジン速度と無関係な一定のばね力によるク
ラツチ結合は壁素子と固定結合された当接部がプ
レツシヤープレートに直接圧接するようにして達
成することができる。これは低エンジン速度で運
転する際に完全結合力を発揮し、且つ特別な遠心
クラツチ作用阻止手段の必要性を除き、エンジン
が押しがけできるようにするものである。
ラツチ結合は壁素子と固定結合された当接部がプ
レツシヤープレートに直接圧接するようにして達
成することができる。これは低エンジン速度で運
転する際に完全結合力を発揮し、且つ特別な遠心
クラツチ作用阻止手段の必要性を除き、エンジン
が押しがけできるようにするものである。
壁素子が中間の位置に置かれる際はエンジン速
度が増すと共に狭くなつて行くスペース中でおも
りが次第に外方へと押され、遠心おもりの作用に
よつて実質的なクラツチ結合が得られる。
度が増すと共に狭くなつて行くスペース中でおも
りが次第に外方へと押され、遠心おもりの作用に
よつて実質的なクラツチ結合が得られる。
本発明を添付図面に示した実施例に基ずいて以
下さらに詳細に説明する。
下さらに詳細に説明する。
図中1は始動リム2を備えたエンジンのはずみ
車を示す。クラツチカバー3ははずみ車1に固く
ねじ締されている。摩擦ライニング5を備えた従
来型クラツチデイスク4がはずみ車1の摩擦面6
とプレツシヤープレート8の摩擦面7との間にあ
り、該プレツシヤープレートははずみ車に対し回
転できないが軸方向に変位可能にはずみ車1と結
合されている。プレツシヤープレート8はばね9
によつてはずみ車から離される方向に力が与えら
れている。クラツチデイスク4はギヤーボツクス
への入力軸11のスプラインを介して係合される
ハブ10を有する。
車を示す。クラツチカバー3ははずみ車1に固く
ねじ締されている。摩擦ライニング5を備えた従
来型クラツチデイスク4がはずみ車1の摩擦面6
とプレツシヤープレート8の摩擦面7との間にあ
り、該プレツシヤープレートははずみ車に対し回
転できないが軸方向に変位可能にはずみ車1と結
合されている。プレツシヤープレート8はばね9
によつてはずみ車から離される方向に力が与えら
れている。クラツチデイスク4はギヤーボツクス
への入力軸11のスプラインを介して係合される
ハブ10を有する。
クラツチカバー3とプレツシヤープレート8と
の間には、3本のクラツチアーム13で支持され
た中間板12が存在し、該アームは次いで公知方
法でクラツチカバー3に枢着され、アーム13の
枢軸14はナツト16によつて調節ねじ15上に
固定されている。クラツチばね17はクラツチカ
バー3と中間板12との間に取り付けられ、中間
板をプレツシヤープレート8に向つて押す。ばね
17の力に抗して中間板12をクラツチカバー3
に向つて変位することはクラツチアーム13を反
時計廻りに枢動することによつて得られ(第2図
乃至第4図)、これはクラツチフオーク19と相
互に作用するスリーブで取り付けられた従来のク
ラツチ切離しスラストベアリング18の軸方向変
位によつて行なわれる(第3図及び第4図)。
の間には、3本のクラツチアーム13で支持され
た中間板12が存在し、該アームは次いで公知方
法でクラツチカバー3に枢着され、アーム13の
枢軸14はナツト16によつて調節ねじ15上に
固定されている。クラツチばね17はクラツチカ
バー3と中間板12との間に取り付けられ、中間
板をプレツシヤープレート8に向つて押す。ばね
17の力に抗して中間板12をクラツチカバー3
に向つて変位することはクラツチアーム13を反
時計廻りに枢動することによつて得られ(第2図
乃至第4図)、これはクラツチフオーク19と相
互に作用するスリーブで取り付けられた従来のク
ラツチ切離しスラストベアリング18の軸方向変
位によつて行なわれる(第3図及び第4図)。
プレツシヤープレート8と中間板12との間の
スペース中には、半径方向に可動な遠心おもり2
1が存在している。該おもり21は、第1金属シ
リンダ22及び該第1シリンダよりも短かい第2
金属シリンダ23とより成り、該おもりのニード
ル軸受上に回転しうるように取り付けられてい
る。シリンダ23はプレツシヤープレート中のみ
ぞ24中に横たわり、シリンダ22はシリンダ2
3のための軸端を備え、みぞ24の縁上に載つて
いる。ここではみぞの深さが両シリンダの半径の
差よりも大きく、従つて外側シリンダは自由に回
転することができ、これがスペース20内で動く
時には中間板12の壁素子25に対してころがる
ことができる。中間板12は、当接部27で終る
外方限界衝接壁26を有する。
スペース中には、半径方向に可動な遠心おもり2
1が存在している。該おもり21は、第1金属シ
リンダ22及び該第1シリンダよりも短かい第2
金属シリンダ23とより成り、該おもりのニード
ル軸受上に回転しうるように取り付けられてい
る。シリンダ23はプレツシヤープレート中のみ
ぞ24中に横たわり、シリンダ22はシリンダ2
3のための軸端を備え、みぞ24の縁上に載つて
いる。ここではみぞの深さが両シリンダの半径の
差よりも大きく、従つて外側シリンダは自由に回
転することができ、これがスペース20内で動く
時には中間板12の壁素子25に対してころがる
ことができる。中間板12は、当接部27で終る
外方限界衝接壁26を有する。
第3図及び第4図に示された1つの操作シリン
ダ28により、クラツチフオーク19を制御し3
つの異なる状態にクラツチをセツトできる。第2
図に示された第1の状態に於ては、クラツチアー
ム13はクラツチ切離しスラストベアリング(図
示せず)による作用はなく、ばね17は中間板1
2を介しその当接部27がクラツチデイスクに対
しプレツシヤープレート8を押し付ける。この位
置に於てはこのクラツチは一定圧力がプレツシヤ
ープレートに作用する従来の乾燥単板デイスクク
ラツチとして働く。
ダ28により、クラツチフオーク19を制御し3
つの異なる状態にクラツチをセツトできる。第2
図に示された第1の状態に於ては、クラツチアー
ム13はクラツチ切離しスラストベアリング(図
示せず)による作用はなく、ばね17は中間板1
2を介しその当接部27がクラツチデイスクに対
しプレツシヤープレート8を押し付ける。この位
置に於てはこのクラツチは一定圧力がプレツシヤ
ープレートに作用する従来の乾燥単板デイスクク
ラツチとして働く。
第3図は、クラツチアーム13が第2図の位置
から僅かに反時計廻りに枢動した位置にある状態
を示す。今中間板12が取つている位置に於て
は、壁素子25とプレツシヤープレート8との間
の距離は、遠心おもり21が半径方向の内方位置
にあるアイドリング速度に於て、はずみ車とプレ
ツシヤープレートとの間のばね9がプレツシヤー
プレートとクラツチデイスクとの結合をはずすよ
うな大きさの距離である。ここで、エンジン回転
数が増すと、遠心おもり21は次第に外方へ押し
出され、壁素子25との相互作用によつてプレツ
シヤープレート8をクラツチデイスクに対して押
し付ける。運転速度に達し、操作シリンダ28の
操作を止め、クラツチ切離しスラストベアリング
18の右方への変位を解除した時は、プレツシヤ
ープレート上への最大力はばね17によつて定め
られる(第2図)。この完全結合に達する前は、
第3図に示すようにおもり21と壁26との間に
間〓b、当接部27とプレツシヤープレート8と
の間には間〓aが存在し、従つてクラツチアーム
を微細に調節しなくてもクラツチ切離し状態から
半クラツチ状態を経て実質的な結合状態まで至る
遠心クラツチとして働く。
から僅かに反時計廻りに枢動した位置にある状態
を示す。今中間板12が取つている位置に於て
は、壁素子25とプレツシヤープレート8との間
の距離は、遠心おもり21が半径方向の内方位置
にあるアイドリング速度に於て、はずみ車とプレ
ツシヤープレートとの間のばね9がプレツシヤー
プレートとクラツチデイスクとの結合をはずすよ
うな大きさの距離である。ここで、エンジン回転
数が増すと、遠心おもり21は次第に外方へ押し
出され、壁素子25との相互作用によつてプレツ
シヤープレート8をクラツチデイスクに対して押
し付ける。運転速度に達し、操作シリンダ28の
操作を止め、クラツチ切離しスラストベアリング
18の右方への変位を解除した時は、プレツシヤ
ープレート上への最大力はばね17によつて定め
られる(第2図)。この完全結合に達する前は、
第3図に示すようにおもり21と壁26との間に
間〓b、当接部27とプレツシヤープレート8と
の間には間〓aが存在し、従つてクラツチアーム
を微細に調節しなくてもクラツチ切離し状態から
半クラツチ状態を経て実質的な結合状態まで至る
遠心クラツチとして働く。
第4図に於てはクラツチアームが第3図に於け
る位置からさらに反時計廻りに僅かに枢動してい
る。この位置に於ては、中間板12はクラツチカ
バー3に当り、スペース20の最小幅はおもりの
実効幅よりも大きい。すなわち、おもりが半径方
向最外方位置にある時でも、おもり21と壁素子
25との間に遊びcが存在する。この時は本クラ
ツチは従来のデイスククラツチの切離しとして作
用し、ばね17は効いていない。
る位置からさらに反時計廻りに僅かに枢動してい
る。この位置に於ては、中間板12はクラツチカ
バー3に当り、スペース20の最小幅はおもりの
実効幅よりも大きい。すなわち、おもりが半径方
向最外方位置にある時でも、おもり21と壁素子
25との間に遊びcが存在する。この時は本クラ
ツチは従来のデイスククラツチの切離しとして作
用し、ばね17は効いていない。
第5図は、多少変形された実施態様で、第2図
と同じ作動状態のクラツチが示されている。中間
板12は上述実施態様の壁26に対応する部分が
ない。その代りにクラツチカバー3はその壁部分
50が遠心おもりの半径方向外方位置、すなわち
第4図に相当する位置に於ける該おもりに対する
限界衝接壁として役立つように内側へ曲げられて
いる。第5図に示された位置に於てはおもりの間
の部分51が直接にプレツシヤープレート8に対
して当接する。従つて部分51は前記実施態様に
於ける当接部27と同じ機能を有する。第1図乃
至第4図の実施態様にまさる第5図に示された実
施態様の利点は、クラツチカバーが外方限界衝接
壁として用いられクラツチが比較的容易にバラン
スすることである。何となればカバー3がはずみ
車1に固定され、中間板12のようにばねで支持
されていないからである。
と同じ作動状態のクラツチが示されている。中間
板12は上述実施態様の壁26に対応する部分が
ない。その代りにクラツチカバー3はその壁部分
50が遠心おもりの半径方向外方位置、すなわち
第4図に相当する位置に於ける該おもりに対する
限界衝接壁として役立つように内側へ曲げられて
いる。第5図に示された位置に於てはおもりの間
の部分51が直接にプレツシヤープレート8に対
して当接する。従つて部分51は前記実施態様に
於ける当接部27と同じ機能を有する。第1図乃
至第4図の実施態様にまさる第5図に示された実
施態様の利点は、クラツチカバーが外方限界衝接
壁として用いられクラツチが比較的容易にバラン
スすることである。何となればカバー3がはずみ
車1に固定され、中間板12のようにばねで支持
されていないからである。
第1図は本発明によるクラツチの端面図であ
る。第2図は第1図の−線で切つた縦断面図
であつて、第1の位置に於ける状態を図示するも
のである。第3図は第2図に対応する縦断面であ
つて、第2位置に於ける状態を図示するものであ
る。第4図は第3図に対応する縦断面図であつ
て、第3位置に於ける状態を図示するものであ
る。第5図は第2図に対応する縦断面であつて、
若干の変形された本発明クラツチを図示するもの
である。 1……はずみ車、3……クラツチカバー、4…
…クラツチデイスク、8……プレツシヤープレー
ト、12……中間板、13……クラツチ切離し機
構、17……クラツチばね、20……スペース、
21……遠心おもり、22……内側シリンダ素
子、23……外側シリンダ素子、24……半径方
向みぞ、25……壁素子、27……当接部、26
……限界衝接壁。
る。第2図は第1図の−線で切つた縦断面図
であつて、第1の位置に於ける状態を図示するも
のである。第3図は第2図に対応する縦断面であ
つて、第2位置に於ける状態を図示するものであ
る。第4図は第3図に対応する縦断面図であつ
て、第3位置に於ける状態を図示するものであ
る。第5図は第2図に対応する縦断面であつて、
若干の変形された本発明クラツチを図示するもの
である。 1……はずみ車、3……クラツチカバー、4…
…クラツチデイスク、8……プレツシヤープレー
ト、12……中間板、13……クラツチ切離し機
構、17……クラツチばね、20……スペース、
21……遠心おもり、22……内側シリンダ素
子、23……外側シリンダ素子、24……半径方
向みぞ、25……壁素子、27……当接部、26
……限界衝接壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 駆動側クラツチ素子に対し、相対的に回転は
しないが軸方向には移動出来るように結合された
プレツシヤープレート8によつて駆動側クラツチ
素子の摩擦面に対して押し付けることの出来る摩
擦ライニング付きの少なくとも一枚の円板の形状
を成している被駆動側クラツチデイスク4、プレ
ツシヤープレートとクラツチカバーとの間に設け
られ且つクラツチばね17によつて付勢されてプ
レツシヤープレートに向かつて軸方向に移動可能
な中間板12、上記駆動クラツチ素子に堅固に結
合されたクラツチカバー3、上記中間板12とプ
レツシヤープレート8との間に設置され、回転数
に応じて上記クラツチデイスクに対する押し付け
力を変化させるように、プレツシヤープレート8
と相互作用する遠心おもり21を備え、この遠心
おもりは、プレツシヤープレート8に対向する壁
素子25を有し且つ半径方向の外方に向かつて狭
められているスペース内に配置された半径方向に
移動可能な部材としての形態を成しており、上記
の壁素子25は、上記中間板12の1部材を形成
しており、さらに、該中間板12はプレツシヤー
プレートに対面する当接部27を有しており、上
記中間板12は、上記クラツチカバーと中間板と
の間に設けられたクラツチばね17が中間板12
の当接部27を介して上記プレツシヤープレート
をクラツチデイスクに対して押し付ける第一の位
置、上記ばね17が上記の壁素子25と遠心おも
り21とを介して上記プレツシヤープレートをク
ラツチデイスクに押し付ける第二の位置、さらに
プレツシヤープレートが回転数の如何にかかわら
ずクラツチデイスクとの結合を外される程度まで
上記壁素子25が遠心おもりから離れる第三の位
置との間を軸方向に移動することを特徴とする自
動車用の摩擦クラツチ。 2 各遠心おもりが相互に回転可能な二個の同心
円状に配置されたシリンダ素子からなり、そのう
ちの内側シリンダ素子が外側シリンダ素子よりも
大きな軸方向寸法を有し且つプレツシヤープレー
ト中の半径方向のみぞ24の上に載置されてお
り、そのみぞの深さがシリンダ素子の各半径の差
より大きく、また外側シリンダ素子が上記壁素子
25の直ぐ前面に配置されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載の摩擦クラツチ。 3 クラツチカバーが、遠心おもりの半径方向の
最も外側の位置を決定する限界衝接壁を形成して
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の摩擦クラツチ。
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