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JPH055900U - カレンダー - Google Patents

カレンダー

Info

Publication number
JPH055900U
JPH055900U JP3258192U JP3258192U JPH055900U JP H055900 U JPH055900 U JP H055900U JP 3258192 U JP3258192 U JP 3258192U JP 3258192 U JP3258192 U JP 3258192U JP H055900 U JPH055900 U JP H055900U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
crosshead
hollow
supported
calender
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3258192U
Other languages
English (en)
Inventor
ベルンハルト・ブレンデル
ベルンハルト・フンガー
Original Assignee
エデユアルド・キユスターズ・マシーネンフアブリーク・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6368730&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH055900(U) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by エデユアルド・キユスターズ・マシーネンフアブリーク・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー filed Critical エデユアルド・キユスターズ・マシーネンフアブリーク・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Publication of JPH055900U publication Critical patent/JPH055900U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • F16C13/026Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls
    • B21B27/05Sleeved rolls with deflectable sleeves
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/002Opening or closing mechanisms; Regulating the pressure
    • D21G1/0026Arrangements for maintaining uniform nip conditions
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • D21G1/0206Controlled deflection rolls
    • D21G1/0213Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
    • D21G1/022Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】使用可能な圧延荷重の領域を拡張すること。 【構成】回転しないクロスヘッド4と、このクロスヘッ
ドの周囲に回転可能であり、前記クロスヘッドの両端で
支持された中空ロール5とにより構成され、液圧で内部
を支持されたロール3を下ロールとし、この下ロールと
共にロールギャップ形成する中実ロール1を上ロールと
して有するカレンダーにおいて、液圧で内部を支持され
た前記ロール3は両側で作用し、前記中実ロール1は反
っていることを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転しないクロスヘッドと、このクロスヘッドの周囲に回転可能で あり、クロスヘッドの両端で支持された中空ロールとにより構成され、液圧で内 部を支持されたロールを下ロールとし、この下ロールと共にロールギャップを形 成する中実ロールを上ロールとして有するカレンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のカレンダーは米国特許第3119324号により公知である。「液圧で 内部を支持された」という表現で、あらゆる種類のロールが把握されねばならな い。該ロールは回転しないクロスヘッドを有し、このクロスヘッドの周囲に中空 ロールが回転可能であり、クロスヘッドに設けられた液圧式加圧手段が中空ロー ルの内周面に作用する。
【0003】 個々の支持要素を有し液圧で内部を支持された西独公開公報第2230139 号に基づくロールは、いわゆるフローティングロールとして形成された西独公告 公報第1026609号に基づくロールであるか、ロールの長手方向に亘って通 過し管状の圧力ピストンを有する西独公開公報第1460066号に基づくロー ルである。上記のロールは、クロスヘッドが中空ロールの両端から突出し、そこ で外力が導入される点で共通している。 上位概念に基づくカレンダーに対する特別な適用例は、西独特許公報第332 9595号に基づくシートカレンダーである。
【0004】 このシートカレンダーの場合、クロスヘッドは一側のみで中空ロールから突出 し、外力は中空ロール自体の軸方向突部に加えられる。中空ロールの端部の内側 は、クロスヘッドの軸受上で支持されている。該軸受は、一種のフローティング として形成された液圧式長手方向チャンバにより生起されたすべての力を伝達す る必要がある。そうなれば、軸受はかなりの寸法でなければならないだろう。
【0005】 しかし、そうするには、自由になる空間がほとんどない。実際には、寸法が小 さくすべての力を長い間伝達することができない軸受しか使用できない。この問 題の構造面での解決は、軸受の脇に液圧式チャンバを設けて、力をクロスヘッド から中空ロールの両端に伝達し、伝達した値だけ軸受の負担を軽減することであ る。
【0006】 こうした種類のどちらか一方の種類のカレンダーにロールギャップが形成され ている場合、上ロールはその重みで少し撓む。その時、液圧で内部を支持された 下ロールが上方に整定されると、まず中央で接触がある。整定が続行されると、 接触領域が広がる。下ロールの撓みを防止するため、下ロール内に、一定の液圧 が必要である。
【0007】 その時、上ロールが一定の圧延荷重(Linienkraft )をもってウェブの幅に亘 って均等に下ロールに接触するような点がある。上記圧延荷重は、ロールギャッ プでの実際に使用可能な圧延荷重の下限である。
【0008】 この場合、液圧で内部を支持されたロール内の圧力を、ウェブ幅に亘って均等 性を保持しつつ、装置によって限定された最大圧力にまで高めることができる。 最大限に達成可能な圧延荷重が、最大圧延荷重に該当する。この時、圧液での内 部支持によって生起された力と、圧液で内部を支持されたロールの両端に掛かる 力とが連続的に注意深く調整される。 下限と、上記の最大限に達成可能な圧延荷重との間の領域は、使用可能な作動 領域、即ちいわゆる圧延荷重の窓である。この窓の下限は一定の高さにある。
【0009】 一定の作動工程の場合、例えば、ティシューを二重にしたり、フリース又はフ ォイルを加工する場合、均等に移行可能な圧延荷重の上限が存在すること、他の 場合には、上限が存在することが妨げとなる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、圧延荷重の窓を拡張することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の課題は、液圧で内部を支持されたロールは両側で作用し、中実ロールは 反っていることにより解決される。
【0012】 両側で作用し液圧で内部を支持されたロールは、液圧による内部支持の手段が 作用面において2つの方向に選択的に、即ちロールギャップに接近する方向及び ロールギャップから離れる方向に加圧することができるようなロールでなければ ならない。このようなロールは、例えば西独公開公報第2230139号の第9 図から、西独特許公報第3445890号から、及びフランス特許公報第153 6535号から、又は西独公告公報第1947927号から公知である。
【0013】 公知の実施例の場合、両側であること(Doppelseitigkeit)は、互いに独立し て制御可能な圧延荷重を2方向に同時に加えることに役立つ。即ち、公知の実施 例では、両側で作用し液圧で内部を支持されたロールが、種々の側から作用面に 沿って種々の側に接触する2つのカウンタロールとそれぞれ協働する。
【0014】 本考案はこれと異なっている。液圧で内部を支持されたロールの、ロールギャ ップと反対側は何もない。即ち、そこには、カウンターロールが接触していない 。
【0015】 両側で作用し液圧で内部を支持され両端に軸受を有するロールを選択する理由 は、この種のロールを、一方か他方の方向に選択的に作動する液圧式加圧手段に より種々の面に撓めることができることにある。
【0016】 本考案では、ロールギャップと反対側への撓みが利用される。ロールギャップ が形成され、上ロールが反る時、上記の撓みにより、下ロールを、上ロールの覆 い被さるような撓み曲線に適合させ、適合した曲線をもって上ロールに調整する ことができる。
【0017】 このような方法で、ウェブ幅に亘って均等な圧延荷重の分布は、圧延荷重が実 際に零の場合、達成される。即ち、もはや下限はなく、下限の上方に、カレンダ ーが作動されるのみである。上方にのみ撓み可能な下ロールの場合、上ロールの 撓み部分が調整されて、均等な圧延荷重が達成されるまで、一定の圧延荷重が存 在するだろう。
【0018】 これに対し、本考案の場合、圧延荷重の窓は下方にほぼ零までに拡張されてい る。圧延荷重が零の場合にロールが均等に接触することから出発して、下ロール をロールギャップから離れた方向に撓ませる液圧式支持手段の力が零まで下げら れ、次いで、ロールギャップに作用する液圧式支持手段の力が零から上げられて 、可能な最大限圧力が液圧式支持手段内で達成される。
【0019】 この場合に調整される圧延荷重は、圧延荷重の窓の上限である。液圧式支持手 段内の圧力は、常に、外側の荷重手段からクロスヘッドの両端に掛かる力と一致 して変化する。 下ロールの両側での作用の特徴は、上ロールの反りと協働する。
【0020】 上ロールが反っている時、液圧で内部を支持されたロールによってロールギャ ップから離れた方向に撓みと相殺される曲げひずみは、撓み部分及び反りによっ て生じる水平の線からの偏向の合計である。圧延荷重が零の時に均等な接触を達 成するために、下ロールを、ロールギャップから離れた方向に相応に強く前方に 曲げなければならない。ロールギャップから離れた方向に撓みが軽減される時、 いつか撓み曲線が達成される。この撓み曲線は少し反っているロールか、反って いないロールの力のない(kraeftefrei )撓み曲線に等しい。
【0021】 しかし、この瞬間に、より強く反ったロールでは、すでに正の圧延荷重が存在 する。ロールギャップから離れた方向に指向する撓みが更に軽減されると共に、 ロールギャップに接近する方向に指向する撓みに、装置によって制限された圧力 の限界まで移行する時、状況は、わずかに反ったロールか、又は反っていないロ ールの場合と同様である。即ち、圧力の上限に達するまで、圧延荷重の同一の上 昇が生じる。圧延荷重の上限は、上記の既存の正の圧延荷重分だけ高くなる。 両側で作用することと撓み部分との相互作用により、圧延荷重の窓が零に下げ られる一方、上方に上げられる。 請求項2に基づき、本考案は、液圧で内部を支持されたロールでは、外力がク ロスヘッドの両端に作用するカレンダー用に考慮されている。
【0022】 しかし、他の実施例は、請求項3のように、外力が中空ロールの両端に作用す るような液圧で内部を支持されたロールを有する。これは西独特許公報第332 9595号より公知である。
【0023】 西独特許公報第3329595号に基づくシートカレンダに関して、本考案の 重要な他の利点が生じる。シートロールが両側で作用し液圧で内部を支持された ロールとして形成される時、ウェブ幅に亘って均等な圧延荷重の分布は、圧延荷 重が極めてわずかであっても、達成される。このように圧延荷重の窓を下方に開 くことによっても、ただ均等な接触が得られるためだけならば、液圧で内部を支 持されたロール内で圧力は失われない。
【0024】 全圧力は圧延荷重を生起するために役立つ。これにより、液圧で内部を支持さ れたロール内の圧力は下げられ、軸受の負荷の軽減に役立ち且つ圧力供給手段を 含めてかなりの追加的なコストが掛かる液圧式の側のチャンバは、事情によって は幾つかの場合に、無くてもよい。
【0025】 最後に述べられた種類のカレンダーの場合に妨害的な曲げモーメントを停止す るためには、外側及び内側の軸受がロールの長手方向に同一の箇所に設置されて いるという、請求項4に記載の基づく構造が好ましい。しかし、内側の軸受が外 側の軸受より大きな相互の間隔を有することができる。
【0026】 液圧で内部を支持されたロールが西独特許公報第3329595号に基づき形 成され、即ち、内側の軸受の近傍に圧液が充填可能ないわゆる側チャンバを有す る場合、請求項5に基づく調整可能な圧液の別個の供給は好都合である。これに より、作動幅の縁側における温度分布に影響が及ぼされる。
【0027】 縁部における問題を防止する他の構造は、請求項6の内容である。これによっ ても、中空ロールの内側における加圧の長さがウェブによる逆圧の付勢の長さと 異なっている場合に生じることがあり好ましくない曲げモーメントが防止される 。
【0028】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0029】 第1図に示され全体として符号100を付されたカレンダーは、従来の、即ち 中実の上ロール1を有する。上ロール1はロールネック2の所でロール台に支持 されており、中央において両端よりいくらか湾曲しており、例えば数メートルの 長さのロールで100μの撓みであるような方法で撓み部分を有する。分かり易 くするため、径Dの変化が第2図の上ロール1の長さLに関して曲線15で示さ れており、Doはロール本体の両端における直径でなければならず、径DはDo の両側から中央に向かって増大する。
【0030】 下ロール3は両側で作用し液圧で内部を支持されたロールとして形成されてお り、固定のクロスヘッド4を有する。中空ロール5はクロスヘッド4の周囲で回 転可能であり、両端においてクロスヘッド4の軸受6上に支持されている。ウェ ブ(図示せず)により生じる圧延荷重と平衡を保っている外力は、中空ロール3 から突出するクロスヘッド4端部に加えられる。
【0031】 中空ロール5の内周面7とクロスヘッド4の外周面との間に、全体に亘って空 間8が形成されており、この空間8は、クロスヘッド4の両側でクロスヘッド4 に取着された長手方向パッキング9と、軸受6の内側に取着されたエンドクロス パッキング10とにより、ロールギャップW側に位置する半円筒形の長手方向チ ャンバ11と、ロールギャップWと反対側に位置する長手方向チャンバ12とに 区分されている。
【0032】 圧液は導管13を通って長手方向チャンバ11に、また導管14を通って長手 方向チャンバ12に充填される。実際には、クロスヘッド4は中空ロール5の内 部空間8をほとんど塞いでいる。即ち、空間8は、半径方向に、図示するより非 常に小さい広がりを有する。
【0033】 長手方向チャンバ11に圧液が充填されると、圧液は第1図で上方に即ちロー ルギャップWの方向に向いた均等な力を中空ロールの内周面7に加える。圧液は パッキング9,10によりクロスヘッド4にかかる。この結果、クロスヘッド4 は負荷を受けて下方に曲がると共に、負荷は中空ロール5から離れる。これと同 じことが下側の長手方向チャンバ12の充填の場合に該当する。この場合、均等 な力が、中空ロール5の内周面に下側に加えられる。これが「両側で作用する」 という表現の意味である。
【0034】 力は上方か下方に加えられる。長手方向チャンバ11,12はロール3の作用 面に対し、即ちロール対1,3の軸を通る面に対し対称的に位置している。軸受 6が中空ロール5の両端に設置されているので、中空ロール5は長手方向チャン バ11,12内での加圧に従って上方か下方に曲げられる。
【0035】 第1図で下ロール3は無圧である。上ロール1は自らの重さで撓んでいる。上 ロール1が中空ロール5の上面の中央に接触している状態が図示されている。中 央には、一定の圧延荷重が存在するのに対し、ロールギャップWは縁部領域で隙 間があき、圧延荷重はない。
【0036】 下ロール3を上ロール1の方向に整定することは、今では可能だろう。そうな れば、接触領域は中央で広がるだろう。下ロール3は、上方から下ロール3に作 用する力に対し、長手方向チャンバ11への漸次の加圧により、真っ直ぐに保た れるだろう。下ロール3を上ロール1の方向に連続的に整定することにより、ロ ールギャップWは閉じられるだろうし、一定の圧延荷重が長手方向チャンバ11 内の一定の圧力に等しい場合、ウェブ幅に亘って均等な接触が達成されるだろう 。この圧延荷重の下方では、均等な接触は不可能である。従って、均等な接触は 、作動方法を述べる場合、使用可能な作動領域の下限を表わしている。
【0037】 しかし、下ロール3は両側で作用している。第3図から明らかなように、長手 方向チャンバ12に圧液が充填されたことにより、軸受6が設置されているため 、中空ロール5がロールギャップWから離れる方向に適切に撓められる。この撓 みは、中空ロール5の上面からの撓み曲線が上ロール1の下面の撓み曲線に等し く、第3図で開いて図示したロールギャップWが作動幅に亘って均等なギャップ 幅を有するように制御される。
【0038】 第4図に基づく下ロール3が上ロール1の方向に整定される時、ロールギャッ プW内での接触の均等性が既に与えられており、ロールギャップW内に重要な圧 延荷重が支配的でなくてよい。下ロール3がロールギャップWから離れる方向に 撓むことができることにより、ウェブ幅に亘って均等な接触が「最初から」可能 である。
【0039】 圧延荷重を零値から上げるため、第4図の状態から出発して、長手方向チャン バ12内の圧力が下げられ、長手方向チャンバ11の圧力が上げられる。このこ とにより、上ロール1の中央がまず持ち上げられる。そして、ロール1,3がま さに置かれており第5図に破線で示されている中間状態を経て、第5図に実線で 示された最終状態が達成される。この最終状態では、長手方向チャンバ11内に 最大限可能な圧力が支配的であり、上ロール1は上方に撓められている。次いで 、ロールギャップW内に最大限可能な圧延荷重が支配している。圧延荷重の窓は 、第4図の零値から第5図の最大値までに延びる。
【0040】 上ロール1が反って、中央でわずかに、即ち100μだけ大きくなった直径を 有することにより、最大値が高められる。実際に生じる上ロール1の撓み部分も 数10分の1mmの領域に位置する。こうした値は、50cm乃至80cmの直径と5 m以上の長さというロールの寸法に比べればわずかに見えるが、圧延荷重の分布 と、紙、プラスチックフォイル等の処理とに多大な影響を有している。
【0041】 第6図に示され全体として符号200を付されたカレンダーは、同様に、中実 の上ロール101を有する。上ロール101はロールネック102の所でロール 台20又は揺り腕(Schwinge)20′に支持されており、第2図に示した径変化 に対応するロール本体の撓み部分を有する。
【0042】 下ロール103は両側で作用するフローティングロールとして形成されており 、固定のクロスヘッド104を有する。中空ロール105はクロスヘッド104 の周囲に回転可能であり、両端においてクロスヘッド104の軸受6上に支持さ れている。
【0043】 しかし、カレンダー100において外力が中空ロール5から突出するクロスヘ ッド4端部に加えられるのに対し、下ロール103は、中空ロール105の端部 に、軸方向に円筒状の突出部105′を有する。突出部105′に、ロール台2 0に支持される軸受16が設置されている。外力は、ここでは、外側から直接中 空ロール105に導入される。
【0044】 内側の軸受6は、下ロール103の長手方向に見て軸受16の箇所に設置され ているので、軸受6,16により、曲げモーメントが中空ロール105に加えら れない。
【0045】 中空ロール105の内周面7とクロスヘッド104の外周面との間に、周囲に 空間8が形成されており、この空間8は、クロスヘッド104の両側でクロスヘ ッド104に取着された長手方向パッキング9と、中空ロール105の両端の領 域に取着されたエンドクロスパッキング10とにより、ロールギャップW側に位 置する半円筒形の長手方向チャンバ11(いわゆるSロールチャンバ)と、ロー ルギャップWと反対側に位置する半円筒形の長手方向チャンバ12とに区分され ている。
【0046】 エンドクロスパッキング10の外側且つ軸受6の内側で軸方向に、他のエンド クロスパッキング23が設けられており、該エンドクロスパッキング23は半円 筒形の長手方向チャンバとして形成された側チャンバ21,22を区切っている 。該側チャンバ21,22は、長手方向パッキング9に続く長手方向パッキング 19により互いに分離されている。
【0047】 異なった圧力と異なった温度とを有する圧液は、長手方向チャンバ11又は1 2及び21又は22に互いに別個に作用することができる。上側の長手方向チャ ンバ11に圧液、詳しくは長手方向チャンバ12より高い圧力の圧液が作用する と、中空ロール105は下側から力を受ける。
【0048】 第6図では、この力は中空ロール105を上方に撓めようとしている。反力は 軸受6によりクロスヘッド104に導出される。軸受への負荷が著しいので、圧 液が長手方向チャンバ11に作用する時、下側の側チャンバ21に圧力が生起さ れ、この圧力は、長手方向チャンバ11内に生起された力の一部を受け、その力 による軸受への負荷を軽減する。
【0049】 しかし、長手方向チャンバ12内に、圧力、詳しくは長手方向チャンバ11よ り高い圧力が生起されると、中空ロール105はロールギャップWから離れる方 向につまり下方に撓められる。圧液で上側の側チャンバ22に作用することによ り、軸受6の負荷が軽減される。 下ロール103は上方か下方に撓められ、この意味で「両側で作用する」ので ある。
【0050】 幾つかの適用例では、長手方向チャンバ11又は12に供給される圧液は高温 に加熱される。その目的は、中空ロール105が対応の高い表面温度をもってウ ェブ18に作用することができるためである。ロール表面の温度は、ロール本体 の端部に向かって下がる傾向にある。これを防止するために考えられることは、 側チャンバ21又は22内での圧液の温度が高くなっていて、中空ロール105 の低温の突起部105′への熱の放出を防止することである。
【0051】 長手方向チャンバ11,12,21,22に通じる導管は図示されておらず、 第6図の右側の、突起部105′から突出するクロスヘッド104端部に接続さ れている。この端部で、クロスヘッド104は回転しない。
【0052】 第6図の実施例では、ウェブ18の幅WB は2つの長手方向チャンバ11,1 2の長さLK と同一になるように選択されているので、長手方向チャンバ11, 12の両端又はウェブ18の縁部に何等突出が生ぜず、圧液による加圧の長さが ウェブ18の逆圧の領域と一致する。
【0053】 カレンダー200の既述の特徴は、ロールギャップWの長さに亘って最適に均 等な圧延荷重の分布を達成することであると共に、あり得る圧延荷重の領域を零 からそれ以外の値に増大することである。中実のロール101の撓み部分と下ロ ール103の両側での作用とは、カレンダー100に関して記述した方法で補い 合う。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェブの走行方向から見たカレンダーの断面
図。
【図2】反った上ロールに沿う直径の分布図。
【図3】図1とは異なる状態を示すカレンダーの断面
図。
【図4】図1とは異なる状態を示すカレンダーの断面
図。
【図5】図1とは異なる状態を示すカレンダーの断面
図。
【図6】カレンダーの他の実施例の説明図。
【符号の説明】
1…中実ロール、3…ロール、4…クロスヘッド、6…
軸受、11,12…長手方向チャンバ、16…軸受、2
1,22…側チャンバ、101…中実ロール、103…
ロール、104…クロスヘッド、105…中空ロール、
105′…両端、LK …長手方向チャンバの長さ、WB
…ウェブの幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ベルンハルト・フンガー ドイツ連邦共和国、デー − 4150 クレ フエルト 29、アム・フイーフエルスホー フ 22

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しないクロスヘッドと、このクロス
    ヘッドの周囲に回転可能であり、前記クロスヘッドの両
    端で支持された中空ロールとにより構成され、液圧で内
    部を支持されたロールを下ロールとし、この下ロールと
    共にロールギャップ形成する中実ロールを上ロールとし
    て有するカレンダーにおいて、 液圧で内部を支持された前記ロール(3,103)は両
    側で作用し、前記中実ロール(1,101)は反ってい
    ることを特徴とするカレンダー。
  2. 【請求項2】 液圧で内部を支持された前記ロール
    (3)では、外力が前記クロスヘッド(4)の両端に作
    用することを特徴とする請求項1に記載のカレンダー。
  3. 【請求項3】 液圧で内部を支持された前記ロール(1
    03)では、外力が前記中空ロール(105)の両端
    (105´)に作用することを特徴とする請求項1に記
    載のカレンダー。
  4. 【請求項4】 クロスヘッド(104)と中空ロール
    (105)の間の軸受(6)は、前記ロール(103)
    の長手方向に見て、外力の導入に役立つ前記中空ロール
    (105)の外側の軸受(16)と同一の箇所に設置さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載のカレンダ
    ー。
  5. 【請求項5】 クロスヘッドと中空ロールの間の軸受の
    近傍に、該軸受の負荷の軽減に役立ち半円筒形の長手方
    向チャンバとして形成された側チャンバを備えたカレン
    ダーにおいて、 液圧による内部支持の手段と別に調節可能な圧液が前記
    側チャンバ(21,22)に作用可能であることを特徴
    とする請求項3又は4に記載のカレンダー。
  6. 【請求項6】 前記液圧による内部支持の手段が半円筒
    形で圧液が充填可能な長手方向チャンバを有するカレン
    ダーにおいて、 前記長手方向チャンバ(11,12)の長さ(LK )は
    ウェブの幅(WB )に一致することを特徴とする請求項
    3乃至5のいずれかの1に記載のカレンダー。
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