JPH0558910U - 流体圧機器 - Google Patents
流体圧機器Info
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- JPH0558910U JPH0558910U JP3381391U JP3381391U JPH0558910U JP H0558910 U JPH0558910 U JP H0558910U JP 3381391 U JP3381391 U JP 3381391U JP 3381391 U JP3381391 U JP 3381391U JP H0558910 U JPH0558910 U JP H0558910U
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- piston
- rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気圧シリンダにおいて、ピストンのストロ
ーク端を正確に検出し、検出精度を向上させ、従来の磁
気感応形スイッチを不要にし、取付工数および部品点数
を減少させ、外観上の見栄えを向上させる。 【構成】 空気圧シリンダ1において、シリンダ室5内
を往復移動するピストン6とを備え、シリンダ室5の左
右端にストローク端を検出する第1および第2の圧電セ
ンサ9a,9bを設けた構造とした。
ーク端を正確に検出し、検出精度を向上させ、従来の磁
気感応形スイッチを不要にし、取付工数および部品点数
を減少させ、外観上の見栄えを向上させる。 【構成】 空気圧シリンダ1において、シリンダ室5内
を往復移動するピストン6とを備え、シリンダ室5の左
右端にストローク端を検出する第1および第2の圧電セ
ンサ9a,9bを設けた構造とした。
Description
【0001】
本考案は、たとえば空気圧シリンダなどの流体圧機器に関し、特に、作動部の ストローク端を検出する構造に適用して有効な技術に関する。
【0002】
従来の空気圧シリンダでは、ピストンにマグネットを設け、ピストンのストロ ーク端に対応したシリンダチューブの外周面の位置に、磁気感応形スイッチを取 付け、ピストンのストローク端を無接触で検出する構造となっていた。
【0003】
しかし、前記した従来の空気圧シリンダの構造では、磁気感応形スイッチの取 付箇所にピストンが近接すると、磁気感応形スイッチはマグネットからの磁気に より感応し、ONする無接触形のものであるため、ピストンのストローク端を正 確に検出できず、検出精度が低下するという問題があった。
【0004】 また、磁気感応形スイッチに加えて、マグネットをピストンに設ける必要があ り、このため部品点数が増大するという問題があった。
【0005】 さらに、磁気感応形スイッチをシリンダチューブの外周面に取付ける構造であ るので、磁気感応形スイッチの取付やその位置調整が面倒で、しかも外観上の見 栄えが低下するという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、作動部のストローク端を正確に検出し、検出精度を向上させ ることのできる流体圧機器を提供することにある。
【0007】 本考案の他の目的は、従来の磁気感応形スイッチを不要にし、取付工数および 部品点数を減少させ、外観上の見栄えを向上させることのできる流体圧機器を提 供することにある。
【0008】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添 付図面から明らかになるであろう。
【0009】
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば 、以下のとおりである。
【0010】 本考案の流体圧機器は、機器本体と、この機器本体内を往復移動する作動部と を備えた流体圧機器であって、前記機器本体に作動部のストローク端を検出する 接触形の位置センサを内蔵した構造としたものである。
【0011】
前記した本考案の流体圧機器によれば、機器本体に作動部のストローク端を検 出する接触形の位置センサを内蔵した構造としたので、作動部のストローク端を 正確に検出し、検出精度を向上させることができる。
【0012】 また、機器本体に作動部のストローク端を検出する接触形の位置センサを内蔵 した構造としたので、従来の磁気感応形スイッチを不要にし、取付工数および部 品点数を減少させ、外観上の見栄えを向上させることができる。
【0013】
【実施例1】 図1は本考案の実施例1である流体圧機器を示す断面図、図2は図1の圧電セ ンサを示す断面図である。
【0014】 本実施例1における流体圧機器は、通常の空気圧シリンダ1に適用したもので 、シリンダチューブ2、ロッドカバー3およびヘッドカバー4により内部にシリ ンダ室5が形成されている。
【0015】 このシリンダ室5にピストン6が摺設され、このピストン6によりシリンダ室 5は第1および第2のシリンダ室5a,5bに仕切られ、この第1および第2の シリンダ室5a,5bは第1および第2の給排ポート7a,7bに連通されてい る。
【0016】 また、ピストン6に固定されるピストンロッド33はブッシュ8を介してロッ ドカバー3を貫通し、ロッド側に延在している。
【0017】 本実施例1はシリンダ室5内に接触形の圧電センサ9a,9bを設けた点で特 徴を有する。
【0018】 詳しくは、ロッドカバー3およびヘッドカバー4の内壁の一側に第1および第 2の圧電センサ9a,9bが嵌着され、その一部が内壁面から突出し、ピストン 6による加圧でそのストローク左右端を検出できる構造となっている。
【0019】 これらの圧電センサ9a,9bは、いずれも絶縁膜34を挟んで対向する一対 の電極35,35を有し、この一対の電極35,35は導電性の繊維からなり、 弾性樹脂36で覆われ、リード線38は配線孔10を介してシリンダチューブ2 の外部にシール状態で取り出される構造となっている。
【0020】 なお、11はロッドパッキン、12はクッションパッキン、13はピストンパ ッキン、14はクッションガスケット、15はクッションニードルである。
【0021】 次に、本実施例1の作用を説明する。
【0022】 空気圧シリンダ1のストローク端の検出を行う場合、ピストン6は第1および 第2のシリンダ室5a,5b内の空気圧により往復移動するが、第1および第2 のシリンダ室5a,5bの左右端では、第1および第2の圧電センサ9a,9b はピストン6による加圧を受けてONし、ストローク左右端の検出信号を図示省 略の制御部に送る。
【0023】 このように、シリンダ室5a,5b内に設けた接触形の圧電センサ9a,9b によりピストン6のストローク端を正確に検出し、検出精度を向上させることが できる。
【0024】 また、従来、問題となっていた磁気感応形スイッチを不要にし、取付工数およ び部品点数を減少させ、外観上の見栄えを向上させることができる。
【0025】
【実施例2】 図3は本考案の実施例2である流体圧機器を示す断面図である。
【0026】 本実施例2の流体圧機器は前記実施例1とほぼ同様の構成を有するが、短スト ロークの空気圧シリンダ1に適用したもので、中心に孔16を有する円板状の第 1および第2の圧電センサ9a,9bをロッドカバー3およびヘッドカバー4の 内壁に配置し、従来のマグネットの不要によりピストン6の厚みを減少させ、ス トロークをより一層短くしたものである。
【0027】
【実施例3】 図4は本考案の実施例3である流体圧機器を示す断面図である。
【0028】 本実施例3の流体圧機器はショックアブソーバ17に適用したものである。
【0029】 すなわち、このショックアブソーバ17は高速化に伴う衝撃・騒音を吸収し、 高速作動部やワークの破損を防止するもので、有底のシリンダチューブ2を有し ている。
【0030】 このシリンダチューブ2とロッドカバー3とで内部にシリンダ室5が形成され 、このシリンダ室5に作動油が充填され、その内周面にピストンリング19が摺 設されている。
【0031】 このピストンリング19に係止リング18を介して固定されるロッド37はロ ッドカバー3を貫通し、延在している。ロッドカバー3には、アキュームレータ 20が設けられ、このアキュームレータ20は独立気泡形のスポンジ状のもので 、ロッド37の引き込みによる内部容積の増加量を吸収する機能を有する。
【0032】 このようなショックアブソーバ17の構造において、シリンダ室5の右端に円 板状の圧電センサ9を配置し、ロッド37のストローク右端を検出できるように したものである。
【0033】 本実施例3の作用効果については、前記実施例1とほぼ同様であるので、その 説明を省略する。
【0034】 なお、21はチェックボール、22は止めねじ、23はスプリング、24はロ ッドパッキンである。
【0035】
【実施例4】 図5は本考案の実施例4である流体圧機器を示す断面図である。
【0036】 本実施例4の流体圧機器は、前記実施例3とほぼ同様の構成を有するが、ショ ックアブソーバ17において、過圧防止機構25を設けた点で異なる。
【0037】 すなわち、この過圧防止機構25は、ロッド37の引込み時の圧電センサ9へ の過圧を防止するもので、ロッド37の左端にストッパ板26が設けられ、ロッ ド37の右端部と圧電センサ9との間にセンサ圧縮部27が設けられている。
【0038】 このセンサ圧縮部27はロッド側に突起する細径部28を有し、この細径部2 8は外方フランジ状の係止部32とともにロッド37の右端部に形成された収納 穴29に遊嵌され、収納穴29の開口端部に形成した内方フランジ31により抜 け止めされ、この収納穴29内のスプリング30によりロッド37からの衝撃を 吸収する構造となっている。
【0039】 本実施例4の作用効果は、前記実施例3の作用効果に加えて、引込み時にロッ ド37をストローク右端の位置に停止させ、ロッド37からの衝撃を吸収し、圧 電センサ9への過圧を防止することができる。
【0040】 以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は、前記実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。
【0041】 たとえば、前記実施例1〜4では、空気圧シリンダやショックアブソーバのシ リンダ室内に、圧電センサを設けた場合について説明したが、これに限らず、シ リンダ形あるいはベーン形のロータリアクチュエータの揺動室内に、圧電センサ を設けることができる。
【0042】 以上の説明では、主として本考案者によってなされた考案をその利用分野であ る空気圧で作動する空気圧シリンダなどの流体圧機器に適用した場合について説 明したが、これに限らず、油圧で作動する油圧シリンダなどの流体圧機器にも適 用できる。
【0043】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0044】 (1).機器本体に作動部のストローク端を検出する位置センサを内蔵した構造とし たので、作動部のストローク端を正確に検出し、検出精度を向上させることがで きる。
【0045】 (2).機器本体に作動部のストローク端を検出する位置センサを内蔵した構造とし たので、従来の磁気感応形スイッチを不要にし、取付工数および部品点数を減少 させ、外観上の見栄えを向上させることができる。
【図1】本考案の実施例1である流体圧機器を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1の圧電センサを示す断面図である。
【図3】本考案の実施例2である流体圧機器を示す断面
図である。
図である。
【図4】本考案の実施例3である流体圧機器を示す断面
図である。
図である。
【図5】本考案の実施例4である流体圧機器を示す断面
図である。
図である。
1 空気圧シリンダ 2 シリンダチューブ 3 ロッドカバー 4 ヘッドカバー 5 シリンダ室 5a 第1のシリンダ室 5b 第2のシリンダ室 6 ピストン 7a 第1の給排ポート 7b 第2の給排ポート 8 ブッシュ 9 圧電センサ 9a 第1の圧電センサ 9b 第2の圧電センサ 10 配線孔 11 ロッドパッキン 12 クッションパッキン 13 ピストンパッキン 14 クッションガスケット 15 クションニードル 16 孔 17 ショックアブソーバ 18 係止リング 19 ピストンリング 20 アキュームレータ 21 チェックボール 22 止めねじ 23 スプリング 24 ロッドパッキン 25 過圧防止機構 26 ストッパ板 27 センサ圧縮部 28 細径部 29 収納穴 30 スプリング 31 内方フランジ 32 係止部 33 ピストンロッド 34 絶縁膜 35 電極 36 弾性樹脂 37 ロッド 38 リード線
Claims (2)
- 【請求項1】 機器本体と、この機器本体内を往復移動
する作動部とを備えた流体圧機器であって、前記機器本
体に作動部のストローク端を検出する接触形の位置セン
サを内蔵したことを特徴とする流体圧機器。 - 【請求項2】 前記位置センサとして作動部の加圧で動
作する圧電センサを用いたことを特徴とする請求項1記
載の流体圧機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3381391U JPH0558910U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 流体圧機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3381391U JPH0558910U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 流体圧機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558910U true JPH0558910U (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12396921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3381391U Pending JPH0558910U (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 流体圧機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558910U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071988A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Sick Ag | 磁気又は誘電位置センサ |
WO2014077030A1 (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-22 | パスカルエンジニアリング株式会社 | 流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置 |
EP3051150A1 (fr) * | 2015-02-02 | 2016-08-03 | Messier-Bugatti-Dowty | Capteur de proximité pour aéronef doté d'un fusible hydraulique |
WO2021220765A1 (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-04 | 金子産業株式会社 | 駆動装置及び流体圧駆動弁 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3381391U patent/JPH0558910U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071988A (ja) * | 2008-09-18 | 2010-04-02 | Sick Ag | 磁気又は誘電位置センサ |
WO2014077030A1 (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-22 | パスカルエンジニアリング株式会社 | 流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置 |
JP2014114898A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-06-26 | Pascal Engineering Corp | 流体圧シリンダ及び旋回式クランプ装置 |
EP3051150A1 (fr) * | 2015-02-02 | 2016-08-03 | Messier-Bugatti-Dowty | Capteur de proximité pour aéronef doté d'un fusible hydraulique |
FR3032175A1 (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-05 | Messier Bugatti Dowty | |
US10077104B2 (en) | 2015-02-02 | 2018-09-18 | Messier-Bugatti-Dowty | Proximity sensor for aircraft and having a hydraulic fuse |
WO2021220765A1 (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-04 | 金子産業株式会社 | 駆動装置及び流体圧駆動弁 |
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