JPH0558368B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0558368B2 JPH0558368B2 JP21230887A JP21230887A JPH0558368B2 JP H0558368 B2 JPH0558368 B2 JP H0558368B2 JP 21230887 A JP21230887 A JP 21230887A JP 21230887 A JP21230887 A JP 21230887A JP H0558368 B2 JPH0558368 B2 JP H0558368B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk support
- thickness
- turntable
- mold
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コンパクトデイスクプレーヤ等の機
器におけるターンテーブルの成形方法に関するも
のである。
器におけるターンテーブルの成形方法に関するも
のである。
従来、コンパクトデイスクプレーヤ等における
ターンテーブルは、第3図に示すように、上型1
と下型2との間に溶融した合成樹脂を注入して冷
却・硬化させ、成形を行うものであつた。
ターンテーブルは、第3図に示すように、上型1
と下型2との間に溶融した合成樹脂を注入して冷
却・硬化させ、成形を行うものであつた。
ところで、上記のように成形されたターンテー
ブル3のデイスク支持面4上に、図示しないデイ
スクを高精度に位置決めして回転駆動するために
は、デイスク支持面4がターンテーブル3の中心
孔5に貫通させる図示しないスピンドルシヤフト
の中心軸線と直角をなすようにターンテーブル3
を成形する必要がある。
ブル3のデイスク支持面4上に、図示しないデイ
スクを高精度に位置決めして回転駆動するために
は、デイスク支持面4がターンテーブル3の中心
孔5に貫通させる図示しないスピンドルシヤフト
の中心軸線と直角をなすようにターンテーブル3
を成形する必要がある。
ところが、実際には、ターンテーブル3が冷
却・硬化により収縮する際の各部の変形量のばら
つきにより、第4図に若干誇張して示すように、
デイスク支持面4の平面性が損なわれ、デイスク
支持面4によるデイスクの高精度の位置決めが不
可能になるという問題を有していた。
却・硬化により収縮する際の各部の変形量のばら
つきにより、第4図に若干誇張して示すように、
デイスク支持面4の平面性が損なわれ、デイスク
支持面4によるデイスクの高精度の位置決めが不
可能になるという問題を有していた。
また、デイスク支持面4上でのデイスクの滑り
を防止するため、デイスク支持面4に摩擦係数の
大きい材料からなるシートを貼着することがある
が、この場合、塗布する接着剤の量のばらつき等
により、デイスクに接触するシート表面の位置の
ばらつきがデイスク支持面4の位置のばらつきに
比して一層大きいものとなるという欠点があつ
た。
を防止するため、デイスク支持面4に摩擦係数の
大きい材料からなるシートを貼着することがある
が、この場合、塗布する接着剤の量のばらつき等
により、デイスクに接触するシート表面の位置の
ばらつきがデイスク支持面4の位置のばらつきに
比して一層大きいものとなるという欠点があつ
た。
本発明に係るターンテーブルの成形方法は、以
上の問題点を解決するために、デイスク支持面を
含むデイスク支持部と、該デイスク支持部を除く
基体部とに分け、第1の金型内に合成樹脂溶液を
注入して冷却・硬化することにより上記基体部を
成形した後、この基体部を第2の金型内に装着し
該基体部と金型間の空間に合成樹脂溶液を注入す
ることにより上記基体部上に上記デイスク支持部
を一体に成形するものである。
上の問題点を解決するために、デイスク支持面を
含むデイスク支持部と、該デイスク支持部を除く
基体部とに分け、第1の金型内に合成樹脂溶液を
注入して冷却・硬化することにより上記基体部を
成形した後、この基体部を第2の金型内に装着し
該基体部と金型間の空間に合成樹脂溶液を注入す
ることにより上記基体部上に上記デイスク支持部
を一体に成形するものである。
上記成形方法によれば、ターンテーブルの基体
部に成形時において基体部の肉厚に変動が生じて
も、この基体部の肉厚の変動は、その後に成形さ
れるデイスク支持部の肉厚の変化により吸収され
るようになる。すなわち、基体部に肉厚が小さい
部位では、それに応じてデイスク支持部の肉厚が
大きくなり、基体部の肉厚が大きい部位では、デ
イスク支持部の肉厚が小さくなるので、結局、デ
イスク支持部の表面は充分な平面性を有するよう
になる。
部に成形時において基体部の肉厚に変動が生じて
も、この基体部の肉厚の変動は、その後に成形さ
れるデイスク支持部の肉厚の変化により吸収され
るようになる。すなわち、基体部に肉厚が小さい
部位では、それに応じてデイスク支持部の肉厚が
大きくなり、基体部の肉厚が大きい部位では、デ
イスク支持部の肉厚が小さくなるので、結局、デ
イスク支持部の表面は充分な平面性を有するよう
になる。
なお、デイスク支持部の肉厚のばらつきに応じ
てデイスク支持部の冷却・硬化時にも変形量のば
らつきは生じうるが、デイスク支持部の肉厚は基
体部の肉厚に比して充分小さいものであるので、
デイスク支持部の変形量のばらつきは微小なもの
であり、従つて、デイスク支持部の変形量のばら
つきによるデイスク支持部表面の平面性の低下は
僅かなものである。
てデイスク支持部の冷却・硬化時にも変形量のば
らつきは生じうるが、デイスク支持部の肉厚は基
体部の肉厚に比して充分小さいものであるので、
デイスク支持部の変形量のばらつきは微小なもの
であり、従つて、デイスク支持部の変形量のばら
つきによるデイスク支持部表面の平面性の低下は
僅かなものである。
本発明の一実施例を第1図a,bおよび第2図
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
第1図aには第1の上型6と下型7とを密着さ
せた状態を示している。この状態で、上型6と下
型7との間の空間に、溶融した合成樹脂を注入
し、冷却・硬化させることにより、ターンテーブ
ル8の基体部9が成形される。
せた状態を示している。この状態で、上型6と下
型7との間の空間に、溶融した合成樹脂を注入
し、冷却・硬化させることにより、ターンテーブ
ル8の基体部9が成形される。
次に、第1の上型6のみを基体部9から取り外
し、第1図bに示す如く、代わりに、第2の上型
10を基体部9に装着して下型7と密着させる。
第2の上型10は環状溝11を有しており、第2
の上型10と下型7とを密着させた時に、環状溝
11と、既に成形された基体部9の外周部上面と
の間に、環状の空間が形成されるようになつてい
る。そして、この環状空間内に基体部9の成形に
使用したのと同一の合成樹脂を溶融状態で注入す
ることにより、基体部9上にターンテーブル8に
おける環状のデイスク支持部12が成形される。
デイスク支持部12の肉厚は基体部9の外周部位
の肉厚より充分小さく設定されている。
し、第1図bに示す如く、代わりに、第2の上型
10を基体部9に装着して下型7と密着させる。
第2の上型10は環状溝11を有しており、第2
の上型10と下型7とを密着させた時に、環状溝
11と、既に成形された基体部9の外周部上面と
の間に、環状の空間が形成されるようになつてい
る。そして、この環状空間内に基体部9の成形に
使用したのと同一の合成樹脂を溶融状態で注入す
ることにより、基体部9上にターンテーブル8に
おける環状のデイスク支持部12が成形される。
デイスク支持部12の肉厚は基体部9の外周部位
の肉厚より充分小さく設定されている。
上記の成形方法によれば、ターンテーブル8に
おける基体部9の肉厚のばらつきが、デイスク支
持部12の肉厚の変化により吸収されるので、第
2図に示す如く、デイスク支持部12成形後のデ
イスク支持部12の表面は充分平滑なものとな
る。
おける基体部9の肉厚のばらつきが、デイスク支
持部12の肉厚の変化により吸収されるので、第
2図に示す如く、デイスク支持部12成形後のデ
イスク支持部12の表面は充分平滑なものとな
る。
なお、上記実施例では、ターンテーブル8にお
ける基体部9とデイスク支持部12とは同一材料
により成形したが、デイスク支持部12上でのデ
イスクの滑りを防止する必要がある場合は、デイ
スク支持部12のみを基体部9の成形材料とは異
なる、摩擦係数の大きい材料により成形しても良
い。この場合、従来の如く、摩擦係数の大きい材
料からなるシートをターンテーブルに貼着する手
間が省けるばかりでなく、摩擦係数の大きい材料
からなるデイスク支持部12表面の平面性を充分
高いものとすることができる。
ける基体部9とデイスク支持部12とは同一材料
により成形したが、デイスク支持部12上でのデ
イスクの滑りを防止する必要がある場合は、デイ
スク支持部12のみを基体部9の成形材料とは異
なる、摩擦係数の大きい材料により成形しても良
い。この場合、従来の如く、摩擦係数の大きい材
料からなるシートをターンテーブルに貼着する手
間が省けるばかりでなく、摩擦係数の大きい材料
からなるデイスク支持部12表面の平面性を充分
高いものとすることができる。
本発明に係るターンテーブルの成形方法は、、
デイスク支持面を含むデイスク支持部と、該デイ
スク支持部を除く基体部とに分け、第1の金型内
に合成樹脂溶液を注入して冷却・硬化することに
より上記基体部を成形した後、この基体部を第2
の金型内に装着し該基体部と金型間の空間に合成
樹脂溶液を注入することにより上記基体部上に上
記デイスク支持部を一体に成形する方法である。
デイスク支持面を含むデイスク支持部と、該デイ
スク支持部を除く基体部とに分け、第1の金型内
に合成樹脂溶液を注入して冷却・硬化することに
より上記基体部を成形した後、この基体部を第2
の金型内に装着し該基体部と金型間の空間に合成
樹脂溶液を注入することにより上記基体部上に上
記デイスク支持部を一体に成形する方法である。
これにより、基体部の成形時において基体部の
肉厚に変動が生じても、この基体部の肉厚の変動
は、その後に成形されるデイスク支持部の肉厚の
変化により吸収されるようになる。すなわち、基
体部の肉厚が小さい部位では、それに応じてデイ
スク支持部の肉厚が大きくなり、基体部の肉厚が
大きい部位では、デイスク支持部の肉厚が小さく
なるので、結局、デイスク支持部の表面は充分な
平面性を有するようになる。
肉厚に変動が生じても、この基体部の肉厚の変動
は、その後に成形されるデイスク支持部の肉厚の
変化により吸収されるようになる。すなわち、基
体部の肉厚が小さい部位では、それに応じてデイ
スク支持部の肉厚が大きくなり、基体部の肉厚が
大きい部位では、デイスク支持部の肉厚が小さく
なるので、結局、デイスク支持部の表面は充分な
平面性を有するようになる。
なお、デイスク支持部の肉厚のばらつきに応じ
てデイスク支持部の冷却・硬化時にも変形量のば
らつきは生じうるが、デイスク支持部の肉厚は基
体部の肉厚に比して充分小さいものであるので、
デイスク支持部の変形量のばらつきは微小なもの
であり、従つて、デイスク支持部の変形量のばら
つきによるデイスク支持部表面の平面性の低下は
僅かなものである。この結果、デイスク支持部表
面によりデイスクを高精度に位置決めして回転駆
動することができるという効果を奏する。
てデイスク支持部の冷却・硬化時にも変形量のば
らつきは生じうるが、デイスク支持部の肉厚は基
体部の肉厚に比して充分小さいものであるので、
デイスク支持部の変形量のばらつきは微小なもの
であり、従つて、デイスク支持部の変形量のばら
つきによるデイスク支持部表面の平面性の低下は
僅かなものである。この結果、デイスク支持部表
面によりデイスクを高精度に位置決めして回転駆
動することができるという効果を奏する。
第1図a,bおよび第2図は本発明の実施例を
示すものであつて、第1図aは第1の上型と下型
とが密着した状態を示す断面図、第1図bは第2
の上型と下型とが密着した状態を示す断面図、第
2図は本実施例により成形されたターンテーブル
の斜視図、第3図は従来のターンテーブルの成形
に使用される上型と下型の密着状態を示す断面
図、第4図は従来のターンテーブルを示す斜視図
である。 8はターンテーブル、9は基体部、12はデイ
スク支持部である。
示すものであつて、第1図aは第1の上型と下型
とが密着した状態を示す断面図、第1図bは第2
の上型と下型とが密着した状態を示す断面図、第
2図は本実施例により成形されたターンテーブル
の斜視図、第3図は従来のターンテーブルの成形
に使用される上型と下型の密着状態を示す断面
図、第4図は従来のターンテーブルを示す斜視図
である。 8はターンテーブル、9は基体部、12はデイ
スク支持部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 デイスク支持面を含むデイスク支持部と、該
デイスク支持部を除く基体部とに分け、 第1の金型内に合成樹脂溶液を注入して冷却・
硬化することにより上記基体部を成形した後、 この基体部を第2の金型内に装着し該基体部と
金型間の空間に合成樹脂溶液を注入することによ
り上記基体部上に上記デイスク支持部を一体に成
形することを特徴とするターンテーブルの成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21230887A JPS6453819A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Molding of turn table |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21230887A JPS6453819A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Molding of turn table |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453819A JPS6453819A (en) | 1989-03-01 |
JPH0558368B2 true JPH0558368B2 (ja) | 1993-08-26 |
Family
ID=16620412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21230887A Granted JPS6453819A (en) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | Molding of turn table |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6453819A (ja) |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP21230887A patent/JPS6453819A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453819A (en) | 1989-03-01 |
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