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JPH0557730A - 弾性成形型 - Google Patents

弾性成形型

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JPH0557730A
JPH0557730A JP3219296A JP21929691A JPH0557730A JP H0557730 A JPH0557730 A JP H0557730A JP 3219296 A JP3219296 A JP 3219296A JP 21929691 A JP21929691 A JP 21929691A JP H0557730 A JPH0557730 A JP H0557730A
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JP
Japan
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elastomer
weight
elastic
molding die
mold
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JP3219296A
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JP3160676B2 (ja
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Akinori Watanabe
昭徳 渡邉
Itaru Horiguchi
至 堀口
Futayo Andou
二世 安藤
Atsushi Sato
篤史 佐藤
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Priority to DE199292110050T priority patent/DE519372T1/de
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  • Confectionery (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表面にツヤがある成形品を成形することがで
き、また成形材料中の油性成分によって膨潤変形するこ
とがない弾性成形型を提供する。 【構成】エラストマ−の積層膜で構成された弾性成形型
であって、その最内層が補強材を含まないエラストマ−
であることを特徴とする弾性成形型である。最内層のエ
ラストマ−は耐油性エラストマ−で構成しても良い。ま
た最内層のエラストマ−に撥油剤を配合してもよい。ま
た外層を補強材を含むエラストマ−で構成しても良い。
更に内層と外層との間に油遮断層を設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性成形型に関し、更
に詳しくはエラストマ−の積層膜で構成した弾性成形型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天然ゴム、クロロプレンゴムなど
の弾性材料で作った成形型、すなわち弾性成形型を用い
て成形する方法が知られている。この成形方法は、弾性
成形型の開口部から、該成形型内に流動性の成形材料を
導入、充填し、次いで、加熱或は冷却するなどして成形
材料を固化し、この固化した成形品を弾性成形型より取
り出す方法である。この成形品の取り出しは、弾性成形
型を空気圧差を利用するなどして膨張させ、成形品を型
から剥がし、膨張した開口部より排出させることにより
行う。この弾性成形型は、繰り返し何回も使用される。
【0003】この方法を用いると、成形型の製造コスト
が安価であり、また離型のための逆テ−パや抜け勾配を
考慮する必要がないため、希望する種々のデザインの成
形品を得ることができ、また割型で成形した場合のよう
に表面に型跡を生じ外観を損することがないので、多種
形状のものを少量生産するのに適しており、チョコレ−
ト、チ−ズ、ゼリ−、氷、かまぼこなどの成形に採用さ
れている。
【0004】ところが、この弾性成形型を用いて成形し
た場合、成形品の表面のツヤが充分でないという欠点が
あり、チョコレ−ト成形品の場合は特にその商品価値を
損ねる問題点があった。またこの弾性成形型を繰返し使
用している間に型崩れを起こすという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ツヤのある
成形品を成形することができ、しかも繰り返し使用して
も型崩れしない耐久性のよい弾性成形型を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、弾性成形
型を用いた成形品の表面にツヤが出ない原因について種
々究明した結果、その原因が弾性成形型の機械的性質を
向上させ、また耐久性を付与するために従来配合してい
たカ−ボンブラックやクレ−などの補強材に起因するこ
とを知見した。すなわち、従来、この種の弾性成形型
は、成形型としての機械的性質や耐久性をもたせるた
め、天然ゴムやクロロプレンゴム等のエラストマ−に、
補強材としてカ−ボンブラックやクレ−を添加配合した
ラテックスを素材として製造していたが、このカ−ボン
ブラックやクレ−の存在が、成形品の表面を粗面にし、
ツヤの発生を阻害していたことを知った。そこで本発明
者らは、弾性成形型を多層構造のエラストマ−膜で構成
することにより、本発明の目的を達成した。
【0007】すなわち、本発明は、エラストマ−の積層
膜で構成された弾性成形型であって、その最内層が補強
材を含まないエラストマ−であることを特徴とする弾性
成形型である。
【0008】このように最内層、すなわち成形材料と接
する部分を補強材を含まないエラストマ−で構成する
と、成形材料のツヤを極めて向上させることができる。
そして、弾性成形型としての機械的性質や耐久性をもた
せるためには、外層をカ−ボンブラックやクレ−等の補
強材を添加したエラストマ−で構成するのが好ましい。
例えば、従来の弾性成形型の素材である天然ゴム、クロ
ロプレンゴムにカ−ボンブラックやクレ−を添加配合し
たラテックスを用いて外層を構成する。勿論、目的とす
る成形品の種類によってはエラストマ−としてニトリル
ブタジェンゴム、アクリル系ゴム、ウレタン系ゴム、フ
ッ素系ゴムなどの他のエラストマ−も使用できる。外層
と内層との厚さの割合は、要求される弾性成形型の強
度、弾性などを考慮して適宜に決定する。
【0009】弾性成形型の最内層を形成するエラストマ
−としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルブ
タジェンゴム、アクリル系ゴム、ウレタン系ゴム、フッ
素系ゴムなどが用いられる。これらは溶液或は分散液に
して、弾性成形型の内面に塗布して皮膜を形成させる。
塗布はスプレ−、刷毛塗り、浸漬などにより行なう。ま
た、上記のエラストマ−を、弾性成形型の外層内面に合
致するよう成形しておき、これを弾性成形型の内面に接
着させて最内層を形成してもよい。
【0010】ところで、弾性成形型で成形する成形材料
の中には油性成分を含むものがあり、その代表的なもの
の一つがチョコレ−トである。従来チョコレ−ト成形用
の弾性成形型には、その弾性の良さから、素材として、
天然ゴム、クロロプレンゴムが主に用いられている。し
かしながら、天然ゴムは耐油性が大変低く、またクロロ
プレンゴムも耐油性が不充分である。そのため、この弾
性成形型は繰返し使用している間にチョコレ−ト中の油
脂成分により段々膨潤する。そしてこの膨潤にしたがっ
て弾性成形型の内表面が粗面になり、そのため成形され
た成形品の表面のツヤが失なわれるようになる。
【0011】したがって、最内面を天然ゴム、クロロプ
レンゴムで構成した場合には、その中に補強材を含ませ
なくても、チョコレ−ト等の油脂分の多い成形材料を成
形するときには、長期間にわたってツヤのある成形品を
得ることが困難になる。しかして、このように油成分を
含有する成形材料を成形する場合には、最内層のエラス
トマ−として、耐油性エラストマ−例えばアクリル系ゴ
ム、ウレタン系ゴム、フッ素系ゴムなどを使用すると、
これらのエラストマ−は、成形材料中の油成分で膨潤し
難いので、長期間にわたってツヤのある成形品を得るこ
とが出来る。
【0012】また天然ゴム、クロロプレンゴムで構成し
た弾性成形型は、成形材料中の油成分で膨潤して変形
し、次第に大きくなり、同一の成形型で長時間均一な重
量及び寸法の製品を作ることは困難であるという問題点
があった。しかるに上記の如く、最内層を耐油性のエラ
ストマ−で構成すると、最内層が成形材料中の油性成分
によって膨潤しなく、ツヤのよい成形品が得られるばか
りでなく、成形材料中の油性成分は最内層で遮断され、
弾性成形型の外層部まで浸透して弾性成形型を膨潤変形
させることもなくなるので、上記の問題点を完全に解消
することができる。
【0013】また本発明の成形弾性型においては、最内
層に補強材不含有エラストマ−、中間層に油遮断層、外
層に補強材含有エラストマ−を配置してもよい。油遮断
層を構成するエラストマ−としては、ニトリルブタジェ
ンゴム、アクリル系ゴム、ウレタン系ゴム、フッ素系ゴ
ムなどが挙げられる。この構造にした場合は、成形材料
に油性成分が含まれていても、油遮断層のため油性成分
が外層に浸透し弾性成形型そのものを膨潤させ、変形さ
せることがない。また、外層を補強材含有エラストマ−
で構成させることによって、弾性成形型の強度が保た
れ、耐久性がよくなる。
【0014】更に、本発明において、最内層のエラスト
マ−に珪素樹脂及びフッ素樹脂から成る群より選ばれた
撥油剤を添加配合すると、よりツヤの有る成形品を長期
に渡って得ることができる。またこれらの撥油剤を配合
することにより、弾性成形型内表面の粘着性をおさえ、
チョコレ−トの離型性を向上させることができ、弾性成
形型内表面におけるチョコレ−ト残りをなくすことがで
きる。この効果は、最内層のエラストマ−が耐油性であ
るもののときは勿論、耐油性でないもののときも生じ
る。珪素樹脂としてはメチルハイドロジェンポリシロキ
サン、ジメチルポリシロキサン、ジメチル−メチルフェ
ニルポリシロキサンなど並びにこれらのアミノ変性物、
エポキシ変性物、カルボキシ変性物及びアルコ−ル変性
物などが用いられる。またフッ素樹脂としてはポリテト
ラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレ
ン、ポリフッ化ビニルなどが用いられる。これらの配合
量は最内層エラストマ−100重量部に対し2〜10重
量部が好ましい。
【0015】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を更に詳しく説明
する。 実施例1.弾性成形型の内層部及び外層部をつくるた
め、次の成分を配合した。 内層部形成用成分 クロロプレンゴムラテックス(固形分として) 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 1重量部 チウラム系加硫促進剤 1重量部 硫黄 1重量部 老化防止剤 1重量部 安定剤 適量 グリシン(20%) 適量
【0016】 外層部形成用成分 クロロプレンゴムラテックス(固形分として) 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 1重量部 チウラム系加硫促進剤 1重量部 硫黄 1重量部 老化防止剤 1重量部 安定剤 適量 カ−ボンブラック 30重量部 グリシン(20%) 適量
【0017】上記の各ラテックスから、内層部と外層部
を有する弾性成形型を次のようにして成形した。すなわ
ちガラスで作った元型を、20%硝酸カルシウム溶液に
浸漬し、乾燥する。この元型を内層部形成用のラテック
スに浸漬し、乾燥する。次いで再び20%硝酸カルシウ
ム溶液に浸漬し、乾燥し、その後外層部形成用のラテッ
クスに浸漬し、乾燥する。かくして形成されたエラスト
マ−の積層膜を元型から剥離し、1%のアンモニア水で
凝固剤を抽出し、乾燥後加熱加硫して弾性成形型を得
た。
【0018】実施例2.次の各成分を混合して、弾性成
形型の外層部用のラテックスを調製した。 天然ゴムラテックス(固形分として) 100重量部 硫黄 1重量部 酸化亜鉛 1重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 0.4重量部 チウラム系加硫促進剤 0.4重量部 老化防止剤 1重量部 クレ− 25重量部 安定剤 適量
【0019】陶器でつくった元型を、まず20%硝酸カ
ルシウムに浸漬し、次いで上記調製したラテックスに2
〜10分間浸漬し、引き上げ、90℃で30分間乾燥し
た。固化したラテックスを原型から剥離し、1%のアン
モニア水で抽出処理し、その後、90℃で60分間乾燥
した。かくして弾性成形型の外層部を形成した。次の成
分を配合して、弾性成形型の内層部形成用の各種の耐油
性樹脂の分散液を調整した。
【0020】 (1)アクリル系ゴムの分散液 アクリル系ゴム(日本ゼオン製 LX−851) 100重量部 水 100重量部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル) 0.1重量部 増粘剤(メチルセルロ−ス) 適量
【0021】 (2)ウレタン系ゴムの分散液 ウレタン系ゴム(第一工業製薬製 ス−パ−フレックスE−2000) 100重量部 水 100重量部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル) 0.1重量部 増粘剤(ポリアクリル酸ナトリウム) 適量
【0022】 (3)フッ素系ゴムの場合 フッ素ゴムラテックス(ダイキン製 GL−152 A) 100重量部 フッ素ゴム用硬化剤(ダイキン製 GL−152 B) 5重量部
【0023】上記(1)、(2)、(3)の各処理剤
を、上記の天然ゴム製弾性成形型の外層部の内側に塗布
し、皮膜を形成させて、弾性成形型の内層部をつくっ
た。塗布はスプレ−で行なった。乾燥には、各処理剤が
強固な皮膜を形成するに充分な温度と時間をかけた。す
なわち、アクリル系ゴムの場合には、90℃で1〜2時
間行なった。ウレタン系ゴムの場合は90℃で1〜2時
間行なった。またフッ素系ゴムの場合は50〜70℃で
10〜20分乾燥した後、基材ゴムの耐熱性に応じて、
150℃で20〜40分加熱した。
【0024】そして、天然ゴムからなる弾性成形型、並
びに上記の如くして得た外層部が天然ゴムであり、内層
部がそれぞれアクリル系ゴム、ウレタン系ゴム及びフッ
素系ゴムである弾性成形型に、チョコレ−トを充填し、
40℃で24時間経時したときの各種の物性を調べた。
その結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】実施例3. クロロプレンゴムラテックス(固形分として) 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 1重量部 チウラム系加硫促進剤 1重量部 老化防止剤 2重量部 クレ− 10重量部 安定剤 適量 グリシン(20%) 適量
【0027】陶器でつくった元型を、まず20%硝酸カ
ルシウムに浸漬し、次いで上記調製したラテックスに2
〜10分間浸漬し、引き上げ、90℃で30分間乾燥し
た。固化したラテックスを原型から剥離し、1%のアン
モニア水で抽出処理し、その後、90℃で60分間乾燥
した。かくして弾性成形型の外層部を形成した。次の成
分を配合して、弾性成形型の内層部形成用の撥油剤配合
耐油性ゴムの分散液を調整した。この分散液を実施例2
と同様にして外層部の内面に塗布し、最内層を形成し
た。
【0028】 ポリエステルポリウレタンエマルジョン(固形分) 100重量部 水溶性メラミン系架橋剤 3重量部 有機アミン塩素架橋剤 0.3重量部 フッ素系界面活性剤 0.2重量部 メチルハイドロジェンポリシロキサンエマルジョン 6重量部
【0029】ここにおいて、水溶性メラミン系、有機ア
ミン塩系架橋剤は、ポリエステルポリウレタンの架橋度
をさらに高める作用をなす。また、フッ素系界面活性剤
は、ぬれ易さを向上させると共に水性泡の消泡、抑泡作
用をなす。また、メチルハイドロジェンポリシロキサン
エマルジョンにかえてポリテトラフルオロエチレンエマ
ルジョンを用いても同様の効果が得られた。
【0030】実施例4.陶器で作った元型を、次の組成
からなる内層部形成用のラテックスに浸漬し、乾燥し
て、弾性成形型の内層部を形成した。 クロロプレンゴムラテックス(固形分として) 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 1重量部 チウラム系加硫促進剤 1重量部 硫黄 1重量部 老化防止剤 1重量部 安定剤 適量 グリシン(20%) 適量
【0031】次に、元型に形成した内層部の上に、次の
組成からなるアクリル系ゴム分散液をスプレ−塗布し、
乾燥し、油遮断層を形成した。 アクリル系ゴム(日本ゼオン製 LX−851) 100重量部 水 100重量部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル) 0.1重量部 増粘剤(メチルセルロ−ス) 適量
【0032】その後更に、次の組成からなる外層部形成
用のラテックスに浸漬し、乾燥して、弾性成形型の外層
部を形成した。 クロロプレンゴムラテックス(固形分として) 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 ジチオカルバメ−ト系加硫促進剤 1重量部 チウラム系加硫促進剤 1重量部 硫黄 1重量部 老化防止剤 1重量部 安定剤 適量 カ−ボンブラック 30重量部 グリシン(20%) 適量 以上の如くして形成されたエラストマ−の積層膜を元型
から剥離し、1%のアンモニア水で凝固剤を抽出し、乾
燥後、加熱加硫して弾性成形型を得た。
【0033】
【発明の効果】本発明の弾性成形型は、最内層部を補強
材不含有のエラスチックで構成したから、表面のツヤが
良い成形品を成形することができる。また、最内層部に
耐油性のエラストマ−を採用することにより、長期間に
わたってツヤが良い表面をもつ成形品を成形することが
でき、更に弾性成形型が成形材料の油性成分で膨潤変形
するのを防ぐことができる。また、最内層部のエラスト
マ−に珪素樹脂等の撥油剤を配合することにより一層長
期間にわたってツヤが良い表面をもつ成形品を成形する
ことができる。本発明の弾性成形型においては、その外
層部を補強材を含ませたエラストマ−で構成することに
より、強度を大きくし、耐久性を高めることができる。
また、弾性成形型の最内層と外層との間に耐油性エラス
トマ−を介在させることによって、弾性成形型が成形材
料の油性成分により膨潤変形するのを防ぐことができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06 B29L 31:00 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エラストマ−の積層膜で構成された弾性成
    形型であって、その最内層が補強材を含まないエラスト
    マ−であることを特徴とする弾性成形型。
  2. 【請求項2】最内層のエラストマ−が耐油性エラストマ
    −である請求項1記載の弾性成形型。
  3. 【請求項3】最内層のエラストマ−が珪素樹脂及びフッ
    素樹脂から成る群より選ばれた一種以上の撥油剤を含有
    する請求項1又は2記載の弾性成形型。
  4. 【請求項4】外層が補強材を含むエラストマ−である請
    求項1、2又は3記載の弾性成形型。
  5. 【請求項5】内層と外層との間に油遮断層を設けた請求
    項1、3又は4記載の弾性成形型。
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