JPH0556811B2 - - Google Patents
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- JPH0556811B2 JPH0556811B2 JP60227328A JP22732885A JPH0556811B2 JP H0556811 B2 JPH0556811 B2 JP H0556811B2 JP 60227328 A JP60227328 A JP 60227328A JP 22732885 A JP22732885 A JP 22732885A JP H0556811 B2 JPH0556811 B2 JP H0556811B2
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- JP
- Japan
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- gear
- rotation
- magnet
- shaft
- transmitter
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- Details Of Flowmeters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 発明の目的
イ−1 産業上の利用分野
この発明は水道メータが、間違つて配管に逆向
きに接続されていることを見出す装置に関する。
きに接続されていることを見出す装置に関する。
イ−2 従来技術
発電式水道メータの発信器は計量部とともに地
中に埋設され、離れた場所に設置されている受信
器と2本の電線で接続されている。そして、発信
器からの電気パルスは1m3/パルスの単位流量パ
ルスが用いられている。
中に埋設され、離れた場所に設置されている受信
器と2本の電線で接続されている。そして、発信
器からの電気パルスは1m3/パルスの単位流量パ
ルスが用いられている。
第13図で、1は計量部で羽根車2が流体通路
中に回転可能に軸受けされていて、減速歯車列3
を介して指針4を駆動するとともに、磁気結合を
構成する駆動磁石5を回転させる。
中に回転可能に軸受けされていて、減速歯車列3
を介して指針4を駆動するとともに、磁気結合を
構成する駆動磁石5を回転させる。
水は入口6から入つて羽根車2を回転させて出
口から下流に流れる。8は文字板、9はガラス、
10はガラス9の中央に固定された発信器装着用
部材、11は部材10をガラス9に固定するため
のナツト、12はナツト11と座金13とでガラ
ス9の中央に固定された板ばねである。
口から下流に流れる。8は文字板、9はガラス、
10はガラス9の中央に固定された発信器装着用
部材、11は部材10をガラス9に固定するため
のナツト、12はナツト11と座金13とでガラ
ス9の中央に固定された板ばねである。
なおこの図の駆動磁石5は直径方向に2極に着
磁されていて、水の通過流量40につき1回転す
るよう前記減速歯車列3で歯車比が定めてある。
14は発信器で、全体がほゞ円筒状のケースを有
し、そのケースの下端突出部15が前記発信器装
着用部材10の中央のくぼみにはまり、ケース外
周の溝部に前記板ばね12が係合することで、発
信器14が計量部1の上部に装着固定されてい
る。16は発信器14の受板17に固定された軸
18に回転可能に遊合するピニオン19に固着さ
れた従動磁石で、前記駆動磁石5とともに磁気結
合を構成し、計量部1の回転を発信器14に伝
え、40計量する毎に1回転の速さで回転する。
発信器14は、発電機20と、後述するように、
従動磁石16の回転を減速する歯輪列と、この歯
輪列中に設けた逆転止め機構と、歯輪例により巻
き上げられてエネルギーを貯えるスプリングと、
このスプリングのエネルギーを歯輪列の定量回転
毎に放出して前記発電機20を間欠駆動する間欠
送り機構を有しており、発電機20のコイルに各
一端を接続された2本の電線を有する伝送用コー
ド23により、電気パルス(単位流量パルス)を
第14図の受信器24に伝える。伝送用コード2
3の2本の電線は、受信器24の端子箱25内
で、受信器24の図示されていないパスルモータ
のコイルに接続される。パルスモータは、前記単
位流量パルスを受ける都度に歩進し、表示用数字
車を回転させ、表示数字26が積算流量をm3単位
で表示する。
磁されていて、水の通過流量40につき1回転す
るよう前記減速歯車列3で歯車比が定めてある。
14は発信器で、全体がほゞ円筒状のケースを有
し、そのケースの下端突出部15が前記発信器装
着用部材10の中央のくぼみにはまり、ケース外
周の溝部に前記板ばね12が係合することで、発
信器14が計量部1の上部に装着固定されてい
る。16は発信器14の受板17に固定された軸
18に回転可能に遊合するピニオン19に固着さ
れた従動磁石で、前記駆動磁石5とともに磁気結
合を構成し、計量部1の回転を発信器14に伝
え、40計量する毎に1回転の速さで回転する。
発信器14は、発電機20と、後述するように、
従動磁石16の回転を減速する歯輪列と、この歯
輪列中に設けた逆転止め機構と、歯輪例により巻
き上げられてエネルギーを貯えるスプリングと、
このスプリングのエネルギーを歯輪列の定量回転
毎に放出して前記発電機20を間欠駆動する間欠
送り機構を有しており、発電機20のコイルに各
一端を接続された2本の電線を有する伝送用コー
ド23により、電気パルス(単位流量パルス)を
第14図の受信器24に伝える。伝送用コード2
3の2本の電線は、受信器24の端子箱25内
で、受信器24の図示されていないパスルモータ
のコイルに接続される。パルスモータは、前記単
位流量パルスを受ける都度に歩進し、表示用数字
車を回転させ、表示数字26が積算流量をm3単位
で表示する。
上記従来の発信器14と受信器24は第15図
に示すように、発電機コイル27と、パルスモー
タのコイル27′とが2本の電線21,22を有
する伝送用コード23で電気的に接続され受信器
24の前記端子箱内の端子28,29で取外し可
能に接続されている。
に示すように、発電機コイル27と、パルスモー
タのコイル27′とが2本の電線21,22を有
する伝送用コード23で電気的に接続され受信器
24の前記端子箱内の端子28,29で取外し可
能に接続されている。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点
上記従来の発電式水道メータでは計量部1と発
信器14が地中埋設されているため、メータの作
動確認は発信器24の表示が単位流量パルス毎に
歩進すことを目視で行なつていた。ところが、メ
ータ下流のじや口を全開して1〜2m3/hの水を
流したとしても、30分〜1時間流しつぱなしで、
ようやく1パルス歩進するだけであるため、時間
がかかり過ぎて、実用的ではない。
信器14が地中埋設されているため、メータの作
動確認は発信器24の表示が単位流量パルス毎に
歩進すことを目視で行なつていた。ところが、メ
ータ下流のじや口を全開して1〜2m3/hの水を
流したとしても、30分〜1時間流しつぱなしで、
ようやく1パルス歩進するだけであるため、時間
がかかり過ぎて、実用的ではない。
水道メータの不動故障、出入口逆接続などの点
検を行なうにも同様である。不動故障は長時間を
要し、出入口逆接続の場合は発信器の発電機が作
動しないため不動故障と見分けがつかない。
検を行なうにも同様である。不動故障は長時間を
要し、出入口逆接続の場合は発信器の発電機が作
動しないため不動故障と見分けがつかない。
そこで、従来は、このような懸念のある場合
は、メータ(計量部と発信器)を堀り起こして点
検する必要があり、不便であつた。
は、メータ(計量部と発信器)を堀り起こして点
検する必要があり、不便であつた。
この発明は上記にかんがみ、前記従動磁石の回
転を検出して電気信号を発生するセンサを発信器
に内蔵させ、別にこの電気信号の波形を判断する
チエツカを設けることにより、メータの出入口逆
接続の発見をメータを堀り起こすことなく短時間
でできるようにしたものである。
転を検出して電気信号を発生するセンサを発信器
に内蔵させ、別にこの電気信号の波形を判断する
チエツカを設けることにより、メータの出入口逆
接続の発見をメータを堀り起こすことなく短時間
でできるようにしたものである。
ロ 発明の構成
ロ−1 問題点を解決するための手段
この発明は、計量部の駆動磁石の回転を磁気結
合で伝達する従動磁石と、この従動磁石の回転を
減速する歯輪列と、この歯輪列の歯車軸に取付け
られた切り欠き歯車56と該歯車軸と隣接する歯
車軸に遊合されたクラツチ歯車57との係合によ
つて構成される逆転止め機構と、ぜんまい軸・該
軸に取り付けられた香箱、歯輪列の歯車と係合す
る前記香箱とで構成される間欠送り機構と、この
間欠送り機構により間欠駆動されて単位流量パル
スを発生する発電機とを有する発信器と、この発
信機の発電機のコイルに2本の電線で接続され、
発信器と離れた場所に設置される受信器とからな
る遠隔指示式水道メータにおいて、前記従動磁石
の回転を検出するセンサと、このセンサの電気信
号を受け、この信号を従動磁石の1回転に対し複
数個のパルスに整形し、このパルスが決められた
時間の間に2パルス入つたことを判断して逆接続
信号出すチエツカを設けた水道メータの逆接続検
出装置である。
合で伝達する従動磁石と、この従動磁石の回転を
減速する歯輪列と、この歯輪列の歯車軸に取付け
られた切り欠き歯車56と該歯車軸と隣接する歯
車軸に遊合されたクラツチ歯車57との係合によ
つて構成される逆転止め機構と、ぜんまい軸・該
軸に取り付けられた香箱、歯輪列の歯車と係合す
る前記香箱とで構成される間欠送り機構と、この
間欠送り機構により間欠駆動されて単位流量パル
スを発生する発電機とを有する発信器と、この発
信機の発電機のコイルに2本の電線で接続され、
発信器と離れた場所に設置される受信器とからな
る遠隔指示式水道メータにおいて、前記従動磁石
の回転を検出するセンサと、このセンサの電気信
号を受け、この信号を従動磁石の1回転に対し複
数個のパルスに整形し、このパルスが決められた
時間の間に2パルス入つたことを判断して逆接続
信号出すチエツカを設けた水道メータの逆接続検
出装置である。
ロ−2 作用
メータ下流のじや口を全開して水を流すと、1
〜2m3/hの水が流れ、水道メータが正しい向き
で配管に接続されているときは、従動磁石は正方
向に比較的速く連続回転する。40毎に1回転す
る歯車比であると、1〜2m3/hの流量で従動磁
石は2.4〜1.2分で1回転する。センサはこの回転
を検出して高密度パルスを連続的に発生する。
〜2m3/hの水が流れ、水道メータが正しい向き
で配管に接続されているときは、従動磁石は正方
向に比較的速く連続回転する。40毎に1回転す
る歯車比であると、1〜2m3/hの流量で従動磁
石は2.4〜1.2分で1回転する。センサはこの回転
を検出して高密度パルスを連続的に発生する。
又、メータの出入口が逆接続のときは、従動磁
石に噛合う歯輪列中に設けた逆転防止機構が作用
するため、水を流して羽根車を逆転させると、後
述するように、従動磁石は駆動磁石と同じ速さの
逆転→停止→急速正転を繰り返す。そのため、セ
ンサに生じる電気信号の間隔は短かい間隔と長い
間隔とが隣接することになる。これをチエツカで
観測することで、出入口逆接続であることが確認
できる。
石に噛合う歯輪列中に設けた逆転防止機構が作用
するため、水を流して羽根車を逆転させると、後
述するように、従動磁石は駆動磁石と同じ速さの
逆転→停止→急速正転を繰り返す。そのため、セ
ンサに生じる電気信号の間隔は短かい間隔と長い
間隔とが隣接することになる。これをチエツカで
観測することで、出入口逆接続であることが確認
できる。
ロ−3 実施例
第1図において、30は従動磁石16の回転軸
(ピニオン)に取り付けた4極磁石で、その近く
にセンサ31が取付部材32で受板17に固着さ
れている。この実施例ではセンサ31として磁気
抵抗素子を用いている。33はセンサ31に接続
した電線で、一本は前記一方の電線22の一端に
接続され、もう一本は別に設けた電線34の一端
に接続されている。
(ピニオン)に取り付けた4極磁石で、その近く
にセンサ31が取付部材32で受板17に固着さ
れている。この実施例ではセンサ31として磁気
抵抗素子を用いている。33はセンサ31に接続
した電線で、一本は前記一方の電線22の一端に
接続され、もう一本は別に設けた電線34の一端
に接続されている。
伝送用コード35は3本の電線21,22,3
4を有し、第2図〜第5図の受信器24の端子箱
25内の端子28,29と36にそれぞれ接続さ
れる。端子29と36は第3、第4図に示すよう
に雌端子37と38にそれぞれ電気的に接続され
ている。この雌端子37,38には第2図に示す
ようにチエツカ39の2本の電線40の端に設け
たプラグ41,42が挿入され電気的に接続され
る。
4を有し、第2図〜第5図の受信器24の端子箱
25内の端子28,29と36にそれぞれ接続さ
れる。端子29と36は第3、第4図に示すよう
に雌端子37と38にそれぞれ電気的に接続され
ている。この雌端子37,38には第2図に示す
ようにチエツカ39の2本の電線40の端に設け
たプラグ41,42が挿入され電気的に接続され
る。
第2図のチエツカ39は、2本のプラグ41,
42を受信器24の端子箱の雌端子に挿入するこ
とで、発信器14のセンサ31と電気的に接続さ
れ、センサ31からの電気信号を観測することが
できるものであり、電源スイツチ43、従動磁石
16が回転してセンサ31からの信号が変動する
のを表示したり内蔵電池の電圧を表示するバツテ
リチエツカ44、センサ31の信号レベルを調整
する調整ボリユーム45と、メータが出入口逆接
続で逆転しているときに点灯する逆転表示ランプ
46と、計測開始押ボタンスイツチ47と、バツ
テリチエツク押ボタンスイツチ48と、計測開始
からの時間と、計測開始からの積算流量とを表示
する表示器49とを備えている。発信器14は第
6図と第7図に示すように、ピニオン19に固着
した2極の従動磁石16と別の4極の磁石30と
が設けてあり、このピニオンが第6図の軸18に
回転可能に遊合されている。50は2番軸51と
ともに回転可能の2番歯車、52は2番ピニオ
ン、53は3番軸54及び3番ピニオン55と共
に回転可能の3番歯車、56は2番軸51に取付
けた切り欠き歯車で3番軸54に遊合したクラツ
チ歯車57とともに前記逆転止め機構70を構成
する。58は4番車、59は5番車、60は全舞
軸、61は発電機20の軸に取付けられた歯車
で、全舞62の香箱に設けたピニオンと噛合う。
従動磁石の正方向回転は2番車〜5番車からなる
減速歯輪列63で減速されて全舞軸60の全舞
(スプリング)62を巻き込む。5番車59と全
舞軸60の香箱60aには周知の間欠送り機構7
1が設けられている。これらの従動磁石16、減
速歯輪列63、逆転止め機構70、スプリング
(全舞)62、間欠送り機構71、発電機20は
第13図の従来技術と全く同じである。
42を受信器24の端子箱の雌端子に挿入するこ
とで、発信器14のセンサ31と電気的に接続さ
れ、センサ31からの電気信号を観測することが
できるものであり、電源スイツチ43、従動磁石
16が回転してセンサ31からの信号が変動する
のを表示したり内蔵電池の電圧を表示するバツテ
リチエツカ44、センサ31の信号レベルを調整
する調整ボリユーム45と、メータが出入口逆接
続で逆転しているときに点灯する逆転表示ランプ
46と、計測開始押ボタンスイツチ47と、バツ
テリチエツク押ボタンスイツチ48と、計測開始
からの時間と、計測開始からの積算流量とを表示
する表示器49とを備えている。発信器14は第
6図と第7図に示すように、ピニオン19に固着
した2極の従動磁石16と別の4極の磁石30と
が設けてあり、このピニオンが第6図の軸18に
回転可能に遊合されている。50は2番軸51と
ともに回転可能の2番歯車、52は2番ピニオ
ン、53は3番軸54及び3番ピニオン55と共
に回転可能の3番歯車、56は2番軸51に取付
けた切り欠き歯車で3番軸54に遊合したクラツ
チ歯車57とともに前記逆転止め機構70を構成
する。58は4番車、59は5番車、60は全舞
軸、61は発電機20の軸に取付けられた歯車
で、全舞62の香箱に設けたピニオンと噛合う。
従動磁石の正方向回転は2番車〜5番車からなる
減速歯輪列63で減速されて全舞軸60の全舞
(スプリング)62を巻き込む。5番車59と全
舞軸60の香箱60aには周知の間欠送り機構7
1が設けられている。これらの従動磁石16、減
速歯輪列63、逆転止め機構70、スプリング
(全舞)62、間欠送り機構71、発電機20は
第13図の従来技術と全く同じである。
今、水道メータが正常に作動しているとき、水
道メータ下流のじや口を全開し、1〜2cm3/hの
流量を流すと、従動磁石16は駆動磁石5に追従
して回転する。駆動磁石5の回転が第13図の従
来技術と同じ40毎に1回転するものとすれば、
駆動磁石5は2.4分〜1.2分で1回転する。磁石3
0が4極であるので、駆動磁石5の1回転の間に
センサ31の抵抗値は第8図に示すように、4回
変動する。そして1回の変動が10の流量に対応
するため、センサを構成する磁気抵抗素子の抵抗
値変化による高密度の電気パルスを前記チエツカ
39で積算すれば積算流量を1の分解能で表示
できる。
道メータ下流のじや口を全開し、1〜2cm3/hの
流量を流すと、従動磁石16は駆動磁石5に追従
して回転する。駆動磁石5の回転が第13図の従
来技術と同じ40毎に1回転するものとすれば、
駆動磁石5は2.4分〜1.2分で1回転する。磁石3
0が4極であるので、駆動磁石5の1回転の間に
センサ31の抵抗値は第8図に示すように、4回
変動する。そして1回の変動が10の流量に対応
するため、センサを構成する磁気抵抗素子の抵抗
値変化による高密度の電気パルスを前記チエツカ
39で積算すれば積算流量を1の分解能で表示
できる。
水道メータの計量部1が出入口逆接続である
と、羽根車2が逆転し、駆動磁石5が連続的に逆
転する。従動磁石16は駆動磁石5に追従して逆
転しようとするが、逆転止め機構70により阻止
されるため継続して逆転することができない。
と、羽根車2が逆転し、駆動磁石5が連続的に逆
転する。従動磁石16は駆動磁石5に追従して逆
転しようとするが、逆転止め機構70により阻止
されるため継続して逆転することができない。
逆転止め機構70は2番軸に取付けられた切り
欠き歯車56と、3番軸に遊合するクラツチ歯車
57とで構成され、第9図Aに示すように切り欠
き歯車56は10枚の歯を有し、各歯の一側が切り
欠いてある。又クラツチ歯車57は6枚の低い歯
と、4枚の高い歯からなつている。
欠き歯車56と、3番軸に遊合するクラツチ歯車
57とで構成され、第9図Aに示すように切り欠
き歯車56は10枚の歯を有し、各歯の一側が切り
欠いてある。又クラツチ歯車57は6枚の低い歯
と、4枚の高い歯からなつている。
計量部1の羽根車2が逆転するとき(つまり出
入口が逆接続のとき)は第9図Aに示すように駆
動磁石5が時計方向に逆回転し、従動磁石もこれ
に追従しようとする。又、切り欠き歯車56はス
プリング(全舞)62の力で図示の破線矢印のよ
うに反時計方向に逆回転しようとするが、同図A
のように、切り欠き歯車56の歯56aがクラツ
チ歯車57の歯57aに係止されて逆転が止めら
れるため、従動磁石16は同図Aの状態で止めら
れる。
入口が逆接続のとき)は第9図Aに示すように駆
動磁石5が時計方向に逆回転し、従動磁石もこれ
に追従しようとする。又、切り欠き歯車56はス
プリング(全舞)62の力で図示の破線矢印のよ
うに反時計方向に逆回転しようとするが、同図A
のように、切り欠き歯車56の歯56aがクラツ
チ歯車57の歯57aに係止されて逆転が止めら
れるため、従動磁石16は同図Aの状態で止めら
れる。
なお第9図では、説明の便宜上、駆動磁石5を
外の円で従動磁石16を内の円で示している。
外の円で従動磁石16を内の円で示している。
この状態から、駆動磁石5がさらに45度逆転し
たときの様子を同図Bに示すが、従動磁石は逆転
止め機構の作用で同図Aのまゝの状態である。さ
らに駆動磁石が回転して、同図Aの状態から180
度(1/2回転)すると、同図Cの状態となり、こ
の状態をわずか過ぎると駆動磁石5と従動磁石1
6とが反撥吸引し合つて、従動磁石16が同図D
に示す位置まで180度(1/2回転)正転する。その
ため、切り欠き歯車56も時計方向(正方向)に
2歯だけ回転し、図示の位置に歯56aが移動す
る。この第9図Dから、駆動磁石5がさらに180
度(1/2回転)時計方向に逆回転して同図Aの状
態に戻るまでの間は、従動磁石16は駆動磁石5
に追従して逆回転し、同図Aの状態になると逆転
止め機構70が作動して、従動磁石16が停止す
る。このように第9図DからAまでの駆動磁石1/
2回転の間は従動磁石が駆動磁石に追従して逆回
転し、同図AからCまでの約半回転の間は、従動
磁石が停止し、同図Dの状態で瞬間的に従動磁石
が半回だけ正転することを繰り返す。
たときの様子を同図Bに示すが、従動磁石は逆転
止め機構の作用で同図Aのまゝの状態である。さ
らに駆動磁石が回転して、同図Aの状態から180
度(1/2回転)すると、同図Cの状態となり、こ
の状態をわずか過ぎると駆動磁石5と従動磁石1
6とが反撥吸引し合つて、従動磁石16が同図D
に示す位置まで180度(1/2回転)正転する。その
ため、切り欠き歯車56も時計方向(正方向)に
2歯だけ回転し、図示の位置に歯56aが移動す
る。この第9図Dから、駆動磁石5がさらに180
度(1/2回転)時計方向に逆回転して同図Aの状
態に戻るまでの間は、従動磁石16は駆動磁石5
に追従して逆回転し、同図Aの状態になると逆転
止め機構70が作動して、従動磁石16が停止す
る。このように第9図DからAまでの駆動磁石1/
2回転の間は従動磁石が駆動磁石に追従して逆回
転し、同図AからCまでの約半回転の間は、従動
磁石が停止し、同図Dの状態で瞬間的に従動磁石
が半回だけ正転することを繰り返す。
従つて、メータが出入口逆接続でメータが逆転
するときは、従動磁石16は駆動磁石に追従して
半回転→駆動磁石半回転の間停止→瞬時的に半回
転の正転という運動を繰り返す。このとき、セン
サ31の抵抗は第10図のように変化し、メータ
が正常作動の場合の第8図と異なり、断続的に抵
抗値が変るため、チエツカ39でその違いを判断
し、メータが出入口逆接続であることを知ること
ができる。特にt5とt6で生じるパルスの間隔
はほゞ一定で非常に短かい。そして、水道メータ
が正しい向きに接続されているときはこのような
短かい間隔のパルスは生じない。
するときは、従動磁石16は駆動磁石に追従して
半回転→駆動磁石半回転の間停止→瞬時的に半回
転の正転という運動を繰り返す。このとき、セン
サ31の抵抗は第10図のように変化し、メータ
が正常作動の場合の第8図と異なり、断続的に抵
抗値が変るため、チエツカ39でその違いを判断
し、メータが出入口逆接続であることを知ること
ができる。特にt5とt6で生じるパルスの間隔
はほゞ一定で非常に短かい。そして、水道メータ
が正しい向きに接続されているときはこのような
短かい間隔のパルスは生じない。
なおチエツカ39は計測開始押ボタンスイツチ
47を押すと、時間と、積算流量の表示が零にリ
セツトされるようになつている。
47を押すと、時間と、積算流量の表示が零にリ
セツトされるようになつている。
次にチエツカの逆転検出回路について説明す
る。
る。
第11図はチエツカの逆転検出回路のブロツク
図で、第12図はその作動を説明する図である。
センサ31からの電気信号は磁気抵抗素子の抵抗
値変化信号としてチエツカ39に伝送され、パル
ス整形回路72で従動磁石の1回転に対し複数個
のパルスに整形される。第12図に示すように、
センサの抵抗変化の信号が、パルス整形回路の出
力では従動磁石の1回転当り4個の短形パルスに
整形される。第1図の構造の発電式メータが配管
に逆向きに接続されていると、メータ下流のじや
口を開いて一定流量で水を流すと、センサ31を
構成する磁気抵抗素子の抵抗値は第12図Aのよ
うに変化する。(メータの接続が逆向きでなく正
しい方向のときは破線のように変化する。)この
抵抗変化の信号をパルス整形回路72で整形した
パルスを同図Bに示す。
図で、第12図はその作動を説明する図である。
センサ31からの電気信号は磁気抵抗素子の抵抗
値変化信号としてチエツカ39に伝送され、パル
ス整形回路72で従動磁石の1回転に対し複数個
のパルスに整形される。第12図に示すように、
センサの抵抗変化の信号が、パルス整形回路の出
力では従動磁石の1回転当り4個の短形パルスに
整形される。第1図の構造の発電式メータが配管
に逆向きに接続されていると、メータ下流のじや
口を開いて一定流量で水を流すと、センサ31を
構成する磁気抵抗素子の抵抗値は第12図Aのよ
うに変化する。(メータの接続が逆向きでなく正
しい方向のときは破線のように変化する。)この
抵抗変化の信号をパルス整形回路72で整形した
パルスを同図Bに示す。
このパルスは立上り検出回路73に入力されパ
ルス整形回路72の出力パルスの立上り時に非常
に短い一定時間巾の短形パルスを出力し、この短
いパルスはカウンタA74のクロツク入力端子C
に入力される。カウンタA74のリセツト端子R
にはクロツク発信器75からのクロツク信号が入
力される。尚、このクロツク信号の周期は第12
図におけるt5,t6の間隔より長く設定してあ
る。このクロツク信号の間隔内に立上り検出回路
73からの信号が2パルス入るとカウンタA74
の出力端子Q2からの信号が保持回路76に入力
され逆転検出信号となる。又、上記実施例では、
磁気抵抗素子31に作用する磁石30を従動磁石
16とは別の4極磁石にしたが、第16図のよう
に、磁気結合の従動磁石16を大形にし、4極に
してこの磁界で磁気抵抗素子31の抵抗値が変化
するようにすることもできる。
ルス整形回路72の出力パルスの立上り時に非常
に短い一定時間巾の短形パルスを出力し、この短
いパルスはカウンタA74のクロツク入力端子C
に入力される。カウンタA74のリセツト端子R
にはクロツク発信器75からのクロツク信号が入
力される。尚、このクロツク信号の周期は第12
図におけるt5,t6の間隔より長く設定してあ
る。このクロツク信号の間隔内に立上り検出回路
73からの信号が2パルス入るとカウンタA74
の出力端子Q2からの信号が保持回路76に入力
され逆転検出信号となる。又、上記実施例では、
磁気抵抗素子31に作用する磁石30を従動磁石
16とは別の4極磁石にしたが、第16図のよう
に、磁気結合の従動磁石16を大形にし、4極に
してこの磁界で磁気抵抗素子31の抵抗値が変化
するようにすることもできる。
ハ 発明の効果
この発明では、比較的速く回転する従動磁石の
回転を磁気抵抗素子等のセンサ31で検出するよ
うにし、メータ逆接続時にセンサ31で生じる電
気信号の間隔が特異な点に注目し、これをチエツ
カで検出して逆接続を判断するようにしたため、
短時間に自動的にメータの逆接続を点検すること
が可能となる効果がある。
回転を磁気抵抗素子等のセンサ31で検出するよ
うにし、メータ逆接続時にセンサ31で生じる電
気信号の間隔が特異な点に注目し、これをチエツ
カで検出して逆接続を判断するようにしたため、
短時間に自動的にメータの逆接続を点検すること
が可能となる効果がある。
第1図〜第7図はこの発明の実施例で、第1図
は計量部と発信器の縦断面、第2図は受信器とチ
エツカの正面図、第3図と第4図は受信器の端子
箱の縦断面、第5図は電気回路図、第6図は発信
器の輪列を展開した縦断面、第7図は従動磁石ま
わりの図で同Aは正面図、Bは縦断面図、Cは下
面図、第8図と第10図はセンサ(磁気抵抗素
子)の抵抗値の変化を示す線図、第9図は逆転止
め機構の作動を説明する図、第11図はこの発明
の実施例でチエツカのブロツク線図、第12図は
作動を説明する線図、第13図〜第15図は従来
技術で、第13図は計量部と発信器の縦断面、第
14図は受信器の正面図、第15図は電子回路
図、第16図は他の実施例の従動磁石まわりを示
し、同図Aは縦断面図、Bは下面図である。 1……計量部、5……駆動磁石、14……発信
器、16……従動磁石、20……発電機、24…
…受信器、30……別の磁石、31……センサ、
39……チエツカ、63……歯輪列、64……ス
プリング、70……逆転止め機構、71……間欠
送り機構。
は計量部と発信器の縦断面、第2図は受信器とチ
エツカの正面図、第3図と第4図は受信器の端子
箱の縦断面、第5図は電気回路図、第6図は発信
器の輪列を展開した縦断面、第7図は従動磁石ま
わりの図で同Aは正面図、Bは縦断面図、Cは下
面図、第8図と第10図はセンサ(磁気抵抗素
子)の抵抗値の変化を示す線図、第9図は逆転止
め機構の作動を説明する図、第11図はこの発明
の実施例でチエツカのブロツク線図、第12図は
作動を説明する線図、第13図〜第15図は従来
技術で、第13図は計量部と発信器の縦断面、第
14図は受信器の正面図、第15図は電子回路
図、第16図は他の実施例の従動磁石まわりを示
し、同図Aは縦断面図、Bは下面図である。 1……計量部、5……駆動磁石、14……発信
器、16……従動磁石、20……発電機、24…
…受信器、30……別の磁石、31……センサ、
39……チエツカ、63……歯輪列、64……ス
プリング、70……逆転止め機構、71……間欠
送り機構。
Claims (1)
- 1 計量部の駆動磁石の回転を磁気結合で伝達す
る従動磁石と、この従動磁石の回転を減速する歯
輪列と、この歯輪列中の歯車軸に取付けられた切
り欠き歯車56と該歯車軸と隣接する歯車軸に遊
合されたクラツチ歯車57との係合によつて構成
される逆転止め機構と、ぜんまい軸・該軸に取り
付けられた香箱、歯輪列の歯車と係合する前記香
箱とで構成される間欠送り機構と、この間欠送り
機構により間欠駆動されて単位流量パルスを発生
する発電機とを有する発信器と、この発信器の発
電機のコイルに2本の電線で接続され、発信器と
離れた場所に設置される受信器とからなる遠隔指
示式水道メータにおいて、前記従動磁石の回転を
検出するセンサと、このセンサの電気信号を受
け、この信号を従動磁石の1回転に対し複数個の
パルスに整形し、このパルスが決められた時間の
間に2パルス入つたことを判断して、逆接続信号
を出すチエツカを設けた水道メータの逆接続検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227328A JPS6285821A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 水道メ−タの逆接続検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60227328A JPS6285821A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 水道メ−タの逆接続検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6285821A JPS6285821A (ja) | 1987-04-20 |
JPH0556811B2 true JPH0556811B2 (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=16859087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60227328A Granted JPS6285821A (ja) | 1985-10-11 | 1985-10-11 | 水道メ−タの逆接続検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6285821A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501834B2 (ja) * | 1987-08-13 | 1996-05-29 | 三菱電機株式会社 | 遠隔計測装置 |
-
1985
- 1985-10-11 JP JP60227328A patent/JPS6285821A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6285821A (ja) | 1987-04-20 |
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