JPH0553325B2 - - Google Patents
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- JPH0553325B2 JPH0553325B2 JP25853085A JP25853085A JPH0553325B2 JP H0553325 B2 JPH0553325 B2 JP H0553325B2 JP 25853085 A JP25853085 A JP 25853085A JP 25853085 A JP25853085 A JP 25853085A JP H0553325 B2 JPH0553325 B2 JP H0553325B2
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- Image Processing (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、伝送すべき情報信号を時間軸方向に
サンプリング量子化して、その1標本値当りの平
均ビツト数を低減して符号化する方法に係り、特
にビツト数を低減した符号の直流成分、低減成分
を抑圧するのに好適な符号変換方法に関する。
サンプリング量子化して、その1標本値当りの平
均ビツト数を低減して符号化する方法に係り、特
にビツト数を低減した符号の直流成分、低減成分
を抑圧するのに好適な符号変換方法に関する。
画像信号をデイジタル信号に変換して伝送する
場合、その1標本値(以下これを画素と称する)
当りの量子化ビツト数は、直線量子化の場合で通
常7〜8ビツトが必要とされている。画像信号を
直線量子化した場合の伝送レートは、標準テレビ
方式の場合で100Mbit/sec程度が必要となり、
一部で提案されている高品位テレビ方式にいたつ
ては、上記標準テレビ方式の2倍以上の伝送レー
トが要求される。
場合、その1標本値(以下これを画素と称する)
当りの量子化ビツト数は、直線量子化の場合で通
常7〜8ビツトが必要とされている。画像信号を
直線量子化した場合の伝送レートは、標準テレビ
方式の場合で100Mbit/sec程度が必要となり、
一部で提案されている高品位テレビ方式にいたつ
ては、上記標準テレビ方式の2倍以上の伝送レー
トが要求される。
この画像信号をデイジタル信号で磁気記録再生
する装置(以下これをデイジタルVTRと称する)
では、上述の様に伝送レートが著しく高いために
充分な録画時間が得られず、またデイジタル信号
処理回路の高速動作も要求され技術的にも困難が
伴う。このため、デイジタルVTRはいまだ家庭
用としてなど広く普及するに至つていない。
する装置(以下これをデイジタルVTRと称する)
では、上述の様に伝送レートが著しく高いために
充分な録画時間が得られず、またデイジタル信号
処理回路の高速動作も要求され技術的にも困難が
伴う。このため、デイジタルVTRはいまだ家庭
用としてなど広く普及するに至つていない。
こうした問題を改善するために、いわゆる高能
率符号化の検討が従来より行われており、予測符
号化方式(DPCM)がよく知られている。予測
符号化方式については、吹抜敬彦著、“画像のデ
イジタル信号処理”日刊工業新聞社刊などで詳述
されている。
率符号化の検討が従来より行われており、予測符
号化方式(DPCM)がよく知られている。予測
符号化方式については、吹抜敬彦著、“画像のデ
イジタル信号処理”日刊工業新聞社刊などで詳述
されている。
この予測符号化方式によれば、1画素当りのビ
ツト数を4〜5ビツト程度に低減可能で、前記し
た直線量子化方式に比べてビツト数を約1/2に低
減することが可能である。
ツト数を4〜5ビツト程度に低減可能で、前記し
た直線量子化方式に比べてビツト数を約1/2に低
減することが可能である。
しかし、この予測符号化方式には、上記文献に
も述べられているように、予測符号化により生ず
る量子化雑音が累積する問題や、伝送系で生ずる
符号誤りによりその影響が次々と伝搬するいわゆ
るエラー伝搬などの本質的な問題がある。これら
の問題により画質が著しく劣化し、特に高画質の
要求される機器,装置ではこの予測符号化方式の
実用化は困難であつた。
も述べられているように、予測符号化により生ず
る量子化雑音が累積する問題や、伝送系で生ずる
符号誤りによりその影響が次々と伝搬するいわゆ
るエラー伝搬などの本質的な問題がある。これら
の問題により画質が著しく劣化し、特に高画質の
要求される機器,装置ではこの予測符号化方式の
実用化は困難であつた。
さらに、デイジタル信号を変調することにより
伝送信号の直流成分、低域成分を抑圧し、伝送誤
り率を低減する方式について従来より検討されて
いる。その変調方式については、伊藤陽之助、西
村一敏“デイジタル磁気記録の変復調方式”,日
経エレクトロニクスpp.126〜164(1978年12月11
日)などに詳述されている。
伝送信号の直流成分、低域成分を抑圧し、伝送誤
り率を低減する方式について従来より検討されて
いる。その変調方式については、伊藤陽之助、西
村一敏“デイジタル磁気記録の変復調方式”,日
経エレクトロニクスpp.126〜164(1978年12月11
日)などに詳述されている。
しかし、一例としてデイジタルFM変調方式
は、直流成分を持たないという特徴があるが、そ
の伝送にはベースバンド帯域の2倍帯域を必要と
し、伝送帯域で換算すると記録時間が半減するな
ど各変調方式ともにその冗長度に応じて伝送帯域
が広く必要になり、長時間記録を困難にしてい
た。
は、直流成分を持たないという特徴があるが、そ
の伝送にはベースバンド帯域の2倍帯域を必要と
し、伝送帯域で換算すると記録時間が半減するな
ど各変調方式ともにその冗長度に応じて伝送帯域
が広く必要になり、長時間記録を困難にしてい
た。
以上、高能率符号化、変調方式いずれの点から
も記録、及び伝送の高密度化が困難であつた。
も記録、及び伝送の高密度化が困難であつた。
本発明の目的は、符号化に伴なう信号劣化を最
小限に抑えて1標本値当り平均ビツト数を低減す
るとともに、符号の直流成分、低域成分を抑圧で
き符号誤りを低減でき、実質伝送できる情報量を
大きくすることのできる符号変換方式とその装置
を提供することにある。
小限に抑えて1標本値当り平均ビツト数を低減す
るとともに、符号の直流成分、低域成分を抑圧で
き符号誤りを低減でき、実質伝送できる情報量を
大きくすることのできる符号変換方式とその装置
を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、伝送す
べき情報信号のN個(Nは2以上の整数)の標本
値のうち、基準となる少なくとも1つの標本値を
その量子化誤差が無視できる程度に充分な量子化
ビツト数nで符号化し、他の残りの標本値は上記
基準標本値に関連する差分に基づき上記値nより
小さな量子化ビツト数m(n>m)で符号化する
ことにより、その差分符号化に基づく量子化雑音
の累積が生じないようにし、符号誤りによるエラ
ー伝搬が長期間に渡らないようにして、1標本値
当りの平均ビツト数を低減する。
べき情報信号のN個(Nは2以上の整数)の標本
値のうち、基準となる少なくとも1つの標本値を
その量子化誤差が無視できる程度に充分な量子化
ビツト数nで符号化し、他の残りの標本値は上記
基準標本値に関連する差分に基づき上記値nより
小さな量子化ビツト数m(n>m)で符号化する
ことにより、その差分符号化に基づく量子化雑音
の累積が生じないようにし、符号誤りによるエラ
ー伝搬が長期間に渡らないようにして、1標本値
当りの平均ビツト数を低減する。
さらに、情報信号の相関性により上記差分量は
小さいことを利用する。即ち、量子化ビツト数m
の符号語のうち、CDS(一つの符号語の最初から
最後までの“1”と“0”の出現数の差)の絶対
値が小さい符号語を差分量の小さいレベルに対応
するように符号変換することにより、直流成分、
及び低域成分の少ない符号化を行なう。また、基
準となる標本値に対しては、基準標本値のレベル
の大きい順にnビツトの符号のCDSの大きい順
に対応させて符号変換し、nビツト毎に交互に符
号反転することにより、直流成分,低域成分を抑
圧する。
小さいことを利用する。即ち、量子化ビツト数m
の符号語のうち、CDS(一つの符号語の最初から
最後までの“1”と“0”の出現数の差)の絶対
値が小さい符号語を差分量の小さいレベルに対応
するように符号変換することにより、直流成分、
及び低域成分の少ない符号化を行なう。また、基
準となる標本値に対しては、基準標本値のレベル
の大きい順にnビツトの符号のCDSの大きい順
に対応させて符号変換し、nビツト毎に交互に符
号反転することにより、直流成分,低域成分を抑
圧する。
直流成分,低域成分の抑圧により伝送符号誤り
率を低減でき、伝送効果を高めることができる。
率を低減でき、伝送効果を高めることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。第1図は本
発明をVTRなどの磁気記録再生装置に適用した
場合の一実施例を示すブロツク図、第2図は本発
明に係わる符号器20の一実施例を示す図、第3
図はその動作説明用の波形図、第4図はその符号
特性の一実施例を示す図、第5図、第6図はその
符号変換特性の一実施例を示す図である。
発明をVTRなどの磁気記録再生装置に適用した
場合の一実施例を示すブロツク図、第2図は本発
明に係わる符号器20の一実施例を示す図、第3
図はその動作説明用の波形図、第4図はその符号
特性の一実施例を示す図、第5図、第6図はその
符号変換特性の一実施例を示す図である。
第1図において、1は記録すべき画像信号Vの
入力端子、2は再生された画像信号V′の出力端
子、3は磁気ヘツド、4は磁気テープ、10は
A/D変換器、20は符号器、30はPCMプロ
セツサ、40はメモリ、60は記録増幅器、70
は再生等化器、90は復号器、100はD/A変
換器である。
入力端子、2は再生された画像信号V′の出力端
子、3は磁気ヘツド、4は磁気テープ、10は
A/D変換器、20は符号器、30はPCMプロ
セツサ、40はメモリ、60は記録増幅器、70
は再生等化器、90は復号器、100はD/A変
換器である。
端子1から入力された映像信号VはA/D変換
器10によりビツト数nで量子化されたデイジタ
ル信号aに変換される。このnビツトのデイジタ
ル信号aは、本発明に係る符号器20によつて、
後述するように適宜ビツト圧縮され、符号変換さ
れる。この符号器20の出力f(以下これをデー
タfと記す)は、PCMプロセツサ30を介して
メモリ40に逐次書込まれる。そして、メモリ4
0への書込み時に、データfの所定のビツト数か
らなるブロツクごとにそのアドレスを示すアドレ
ス符号と符号訂正のためいわゆるパリテイ符号が
追加され、メモリ40に書込まれる。
器10によりビツト数nで量子化されたデイジタ
ル信号aに変換される。このnビツトのデイジタ
ル信号aは、本発明に係る符号器20によつて、
後述するように適宜ビツト圧縮され、符号変換さ
れる。この符号器20の出力f(以下これをデー
タfと記す)は、PCMプロセツサ30を介して
メモリ40に逐次書込まれる。そして、メモリ4
0への書込み時に、データfの所定のビツト数か
らなるブロツクごとにそのアドレスを示すアドレ
ス符号と符号訂正のためいわゆるパリテイ符号が
追加され、メモリ40に書込まれる。
メモリ40への書込み終了後、引続いて読取ら
れたデータf及びアドレス符号、パリテイ符号は
PCMプロセツサ30にて並列データから直列デ
ータに変換されるとともにブロツクの頭出しのた
めの同期符号が、また必要に応じて符号誤り検出
のための誤り検出符号や、あるいはこれらデータ
列の前後に適宜調歩符号などが追加されて出力さ
れる。
れたデータf及びアドレス符号、パリテイ符号は
PCMプロセツサ30にて並列データから直列デ
ータに変換されるとともにブロツクの頭出しのた
めの同期符号が、また必要に応じて符号誤り検出
のための誤り検出符号や、あるいはこれらデータ
列の前後に適宜調歩符号などが追加されて出力さ
れる。
このPCMプロセツサ30からの出力データ列
gは、記録増幅器40を介して磁気ヘツド3によ
り逐次磁気テープ4に記録される。
gは、記録増幅器40を介して磁気ヘツド3によ
り逐次磁気テープ4に記録される。
次に再生系において、磁気テープ4より磁気ヘ
ツド3により再生された信号は、再生等化器70
で適宜再生等化され記録データ列gと同様の信号
g′として出力される。このデータ列g′はPCMプ
ロセツサ30にて、そのブロツクごとに同期符号
に基づきデータの頭出しや、前記誤り検出符号に
基づき符号誤り検出などが行なわれて後、直列デ
ータから並列データに変換されてからメモリ40
に逐次書込まれる。
ツド3により再生された信号は、再生等化器70
で適宜再生等化され記録データ列gと同様の信号
g′として出力される。このデータ列g′はPCMプ
ロセツサ30にて、そのブロツクごとに同期符号
に基づきデータの頭出しや、前記誤り検出符号に
基づき符号誤り検出などが行なわれて後、直列デ
ータから並列データに変換されてからメモリ40
に逐次書込まれる。
メモリ40に書込まれたデータは、PCMプロ
セツサ30により上記パリテイ符号に基づいて逐
次符号訂正されてから、冗長の符号は逐次除去さ
れ、上記符号器20からの出力データfと同様の
データa′が出力されて復号器90に供給される。
セツサ30により上記パリテイ符号に基づいて逐
次符号訂正されてから、冗長の符号は逐次除去さ
れ、上記符号器20からの出力データfと同様の
データa′が出力されて復号器90に供給される。
復号器90にて復号されてnビツトのデイジタ
ル信号f′が出力され、このデイジタル信号f′は
D/A変換器100にてアナログ信号に変換され
て、元の画像信号V′が復元されて端子2に出力
される。
ル信号f′が出力され、このデイジタル信号f′は
D/A変換器100にてアナログ信号に変換され
て、元の画像信号V′が復元されて端子2に出力
される。
次に本発明に係る符号器20動作を第2図に示
す一実施例により第3図の波形図を用いて説明す
る。
す一実施例により第3図の波形図を用いて説明す
る。
第2図において、201は上記A/D変換器1
0から出力されるnビツトのデイジタル信号aの
入力端子である。第3図1に示すように、A/D
変換器10で端子1から入力される画像信号Vが
サンプリング周期τごとに逐次サンプリングさ
れ、各標本値のレベルに応じてnビツトのデイジ
タル信号Ai(iは整数)に逐次変換されて出力さ
れる。
0から出力されるnビツトのデイジタル信号aの
入力端子である。第3図1に示すように、A/D
変換器10で端子1から入力される画像信号Vが
サンプリング周期τごとに逐次サンプリングさ
れ、各標本値のレベルに応じてnビツトのデイジ
タル信号Ai(iは整数)に逐次変換されて出力さ
れる。
ここで、上記量子化ビツト数nは、その量子化
誤差が無視できる程度の大きな値であり、画像信
号を取り扱う本実施例では、例えばn=8と定め
られる。
誤差が無視できる程度の大きな値であり、画像信
号を取り扱う本実施例では、例えばn=8と定め
られる。
本発明では、N個(Nは2以上の整数)の標本
値のうち、基準となる少なくとも1つの標本値を
その量子化誤差が無視できる程度に充分なビツト
数nで符号化し、他の残りの標本値は上記基準標
本値に関連する差分に基づき上記値nより小さな
ビツト数mで符号化することにより、1標本値当
りの平均ビツト数を低減する。
値のうち、基準となる少なくとも1つの標本値を
その量子化誤差が無視できる程度に充分なビツト
数nで符号化し、他の残りの標本値は上記基準標
本値に関連する差分に基づき上記値nより小さな
ビツト数mで符号化することにより、1標本値当
りの平均ビツト数を低減する。
この第2図及び第3図はN=3とした場合の一
実施例を示すものである。即ち、第3図の1に示
すように(A3i−1,A3i,A3i+1)で代表
される3つの標本値のうち、○印で示す標本値
A3iは基準標本値としてnビツトで符号化する。
以下この基準データを同じ記号A3iとして表わ
す。他の残りの×印で示す2つの標本値A3i−
1,A3i+1については、上記基準標本値A3i
との差分に応じた次式で与えられる2つの差分デ
ータB3i−1,B3i+1をビツト数m(<n)で
符号化する。
実施例を示すものである。即ち、第3図の1に示
すように(A3i−1,A3i,A3i+1)で代表
される3つの標本値のうち、○印で示す標本値
A3iは基準標本値としてnビツトで符号化する。
以下この基準データを同じ記号A3iとして表わ
す。他の残りの×印で示す2つの標本値A3i−
1,A3i+1については、上記基準標本値A3i
との差分に応じた次式で与えられる2つの差分デ
ータB3i−1,B3i+1をビツト数m(<n)で
符号化する。
B3i−1=A3i−A3i−1
B3i+1=A3i−A3i+1 …(1)
一例として、n=8、m=4とすれば、基準デ
ータはA3iは8ビツト、差分データB3i−1,
B3i+1は共に4ビツトで符号化され、従つて
1標本値当りの平均ビツト数は16/3=5.33ビツト となり、全ての標本値を8ビツトで符号化する従
来方式と比べて2/3にビツト圧縮することが可能
となる。
ータはA3iは8ビツト、差分データB3i−1,
B3i+1は共に4ビツトで符号化され、従つて
1標本値当りの平均ビツト数は16/3=5.33ビツト となり、全ての標本値を8ビツトで符号化する従
来方式と比べて2/3にビツト圧縮することが可能
となる。
以上の原理に基づくビツト圧縮は次のようにし
て行なわれる。第2図において、端子201より
入力されるnビツトのデイジタル信号a(第3図
2のa)は、基準データ抜取り器230に供給さ
れる一方、遅延器210にてサンプリング周期τ
に相当する時間遅延され、その出力b(第3図2
のb)は減算回路240の一方に入力される。
て行なわれる。第2図において、端子201より
入力されるnビツトのデイジタル信号a(第3図
2のa)は、基準データ抜取り器230に供給さ
れる一方、遅延器210にてサンプリング周期τ
に相当する時間遅延され、その出力b(第3図2
のb)は減算回路240の一方に入力される。
基準データ抜取り器230にて、上記信号aよ
り基準標本値(A3i)が抜取られ、かつ3τの期
間その基準標本値がホールドされて出力される。
この基準データ抜取り器230からの出力c(第
3図2のc)は、減算器240の他方に入力され
ると共にROM251に入力される。
り基準標本値(A3i)が抜取られ、かつ3τの期
間その基準標本値がホールドされて出力される。
この基準データ抜取り器230からの出力c(第
3図2のc)は、減算器240の他方に入力され
ると共にROM251に入力される。
以上の各出力a,b,cはいずれもnビツトの
信号である。減算器240にて上記出力cとbの
差分演算が行なわれて両者の差分に応じたnビツ
トの出力d(第3図2のd)が得られる。具体的
には、3つの標本値(A3i−1,A3i,A3i+
1)に対し、前記(1)式で示した2つの差分データ
B3i−1とB3i+1が減算器240より出力d
として順次出力される。この出力dは読取り専用
モモリROM250のアドレス信号として供給さ
れる。ROM250は減算器240からのnビツ
トの出力dをm(<n)ビツトに変換する機能を
有する。そいてROM250における変換後の符
号の直流成分,低域成分が抑圧されるように
ROM250には符号変換データが書込まれてい
る。
信号である。減算器240にて上記出力cとbの
差分演算が行なわれて両者の差分に応じたnビツ
トの出力d(第3図2のd)が得られる。具体的
には、3つの標本値(A3i−1,A3i,A3i+
1)に対し、前記(1)式で示した2つの差分データ
B3i−1とB3i+1が減算器240より出力d
として順次出力される。この出力dは読取り専用
モモリROM250のアドレス信号として供給さ
れる。ROM250は減算器240からのnビツ
トの出力dをm(<n)ビツトに変換する機能を
有する。そいてROM250における変換後の符
号の直流成分,低域成分が抑圧されるように
ROM250には符号変換データが書込まれてい
る。
n=8,m=4の場合についてROM250に
おける変換特性の一例を第4図に示す。
おける変換特性の一例を第4図に示す。
ROM250には、第4図に示すa0,a1,…,
a7とb0,b1,…,b7に対応する全部で16(即ち4
ビツト相当)のデータが書込まれており、これら
データは減算器240からのn(=8)ビツトの
出力dに応じてアドレス指定されて読取られる。
更に具体的には、減算器240からの出力dの値
が正又は0(即ちA3i≧A3i−1あるいはA3i
≧A3i+1)の時には記号aに対応するデータ
が読取られ、またdの値が負(即ちA3i<A3i
−1あるいはA3i<A3i+1)の時には記号b
に対応するデータが読取られる。その一例とし
て、第4図に示すようにdの値(即ち差分データ
Biの値)が54の時はa5に対応するデータCiが
ROM250より出力される。
a7とb0,b1,…,b7に対応する全部で16(即ち4
ビツト相当)のデータが書込まれており、これら
データは減算器240からのn(=8)ビツトの
出力dに応じてアドレス指定されて読取られる。
更に具体的には、減算器240からの出力dの値
が正又は0(即ちA3i≧A3i−1あるいはA3i
≧A3i+1)の時には記号aに対応するデータ
が読取られ、またdの値が負(即ちA3i<A3i
−1あるいはA3i<A3i+1)の時には記号b
に対応するデータが読取られる。その一例とし
て、第4図に示すようにdの値(即ち差分データ
Biの値)が54の時はa5に対応するデータCiが
ROM250より出力される。
かくしてROM250にて、減算器240から
のn(=8)ビツトの出力dはm(=4)ビツトに
変換される。即ち、前記(1)式のnビツトのデータ
B3i−1はmビツトの符号C3i−1に、またn
ビツトのデータB3i+1はmビツトの符号C3i
+1にそれぞれ変換され、その出力e(第3図2
のe)はデータセレクタ260の端子Y1に供給
される。
のn(=8)ビツトの出力dはm(=4)ビツトに
変換される。即ち、前記(1)式のnビツトのデータ
B3i−1はmビツトの符号C3i−1に、またn
ビツトのデータB3i+1はmビツトの符号C3i
+1にそれぞれ変換され、その出力e(第3図2
のe)はデータセレクタ260の端子Y1に供給
される。
ROM250から出力されるa0,a1,…,a7と
b0,b1,…,b7の各レベルに割当てられる符号の
一実施例を第5図に示す。
b0,b1,…,b7の各レベルに割当てられる符号の
一実施例を第5図に示す。
m(=4)ビツトの符号は全部で2m(=16)個で
あるが、mビツトの符号語のCDSを求め、差分
データの絶対値の小さいものから順にCDSの絶
対値の小さいものに割当てる。m=4の場合につ
いて具体的に述べると、CDS=0となる符号語
は6個あり、それをa0,a1,a2,b0,b1,b2に割
当てる。次にCDS=+2となる符号語は4個有
り、それをa3,a4,a5,a6に、CDS=−2となる
4個の符号語b3,b4,b5,b6に、CDS=+4とな
る符号語をa7に、CDS=−4となる符号語をb7に
割当てる。このようにして求めた符号の一例を第
5図に示す。なお、あるCDSの値に対し複数の
符号語が得られる場合には、同一CDS値内の符
号語の順は任意であり、第5図に示す符号変換に
限るものではない。
あるが、mビツトの符号語のCDSを求め、差分
データの絶対値の小さいものから順にCDSの絶
対値の小さいものに割当てる。m=4の場合につ
いて具体的に述べると、CDS=0となる符号語
は6個あり、それをa0,a1,a2,b0,b1,b2に割
当てる。次にCDS=+2となる符号語は4個有
り、それをa3,a4,a5,a6に、CDS=−2となる
4個の符号語b3,b4,b5,b6に、CDS=+4とな
る符号語をa7に、CDS=−4となる符号語をb7に
割当てる。このようにして求めた符号の一例を第
5図に示す。なお、あるCDSの値に対し複数の
符号語が得られる場合には、同一CDS値内の符
号語の順は任意であり、第5図に示す符号変換に
限るものではない。
一般に画像信号は時間軸方向に対し相関が強く
低域成分が大きいため、隣接する標本値の差信号
Biのレベルは小さい。従つて一般の画像信号に
本発明に係る第5図の符号変換を適用すれば、符
号CiのCDSの絶対値は小さくなり、符号の直流
成分、低域成分を抑圧することができる。
低域成分が大きいため、隣接する標本値の差信号
Biのレベルは小さい。従つて一般の画像信号に
本発明に係る第5図の符号変換を適用すれば、符
号CiのCDSの絶対値は小さくなり、符号の直流
成分、低域成分を抑圧することができる。
一方、基準データ抜取り器230からの出力c
はROM251のアドレス信号としてROM25
1に供給される。基準データA3iより成る信号
cはnビツトの信号であり、ROM251では基
準データA3iに対しnビツトの符号をCDSの大
きいものから順に配置する。第6図はn=8ビツ
トの場合の符号変換の一例を示す。
はROM251のアドレス信号としてROM25
1に供給される。基準データA3iより成る信号
cはnビツトの信号であり、ROM251では基
準データA3iに対しnビツトの符号をCDSの大
きいものから順に配置する。第6図はn=8ビツ
トの場合の符号変換の一例を示す。
一般の画像信号は時間軸方向に対し相関が大き
く低域区分が大きいため、信号cのレベル変化は
小さい。従つて、信号cの符号A3iをアドレス
信号としてROM251から読出した新たな符号
をA′3iとすると、ROM251から連続して出力
されるA′3i3とA′3i+3のCDSは一致する確立が
きわめて高く、異なつてもその差は小さい。
く低域区分が大きいため、信号cのレベル変化は
小さい。従つて、信号cの符号A3iをアドレス
信号としてROM251から読出した新たな符号
をA′3iとすると、ROM251から連続して出力
されるA′3i3とA′3i+3のCDSは一致する確立が
きわめて高く、異なつてもその差は小さい。
ROM251からの出力信号を符号反転回路2
52に入力し、一基準データ毎に(即ち、N(=
3)τ毎に)、“0”,“1”のレベルを反転する。
即ち、符号A′3iの“1”,“0”のレベルを反転
した符号を′3で表わすと、符号反転回路25
2に入力された符号列A3i−′3,A′3i,A3i
+′3,A3i+′6,…は符号列A3i−′3,′3
i,A3i+′3,3+′6…として出力される。
以下符号反転回路252の出力データをD3iで
表わす。
52に入力し、一基準データ毎に(即ち、N(=
3)τ毎に)、“0”,“1”のレベルを反転する。
即ち、符号A′3iの“1”,“0”のレベルを反転
した符号を′3で表わすと、符号反転回路25
2に入力された符号列A3i−′3,A′3i,A3i
+′3,A3i+′6,…は符号列A3i−′3,′3
i,A3i+′3,3+′6…として出力される。
以下符号反転回路252の出力データをD3iで
表わす。
従つて、隣接するnビツト符号語2つのCDS
の合計を求めると互いに打消し合い、その合計は
0もしくは小さい値となる。即ち、A3i−′3と
A3iのCDSの和は0もしくは小さい値となる。
の合計を求めると互いに打消し合い、その合計は
0もしくは小さい値となる。即ち、A3i−′3と
A3iのCDSの和は0もしくは小さい値となる。
以上のように、mビツトの差分信号から作られ
た符号のCDSは小さく、また、基準データに基
づくnビツトの符号は互いに隣接する基準データ
毎にCDSを打消し合うことにより、符号の直流
成分、低域成分を小さくすることができる。
た符号のCDSは小さく、また、基準データに基
づくnビツトの符号は互いに隣接する基準データ
毎にCDSを打消し合うことにより、符号の直流
成分、低域成分を小さくすることができる。
このようにして得られた符号反転回路252の
出力はデータセレクタ260の端子Y2に供給さ
れる。
出力はデータセレクタ260の端子Y2に供給さ
れる。
データセレクタ260にて、ROM250から
の出力eと符号反転回路252からの出力が交互
に選択され、ROM250からの出力eよりmビ
ツトのデータC3i−1とC3i+1が選択出力さ
れ、また符号反転回路252からの出力よりnビ
ツトの基準データD3iが選択出力される。従つ
て、このデータセレクタ260からの出力f(第
3図2のf)は、(C3i−1,D3i,C3i+1)
の順で各データビツト数はそれぞれ(m,n,
m)に対応した符号として表現することができ
る。
の出力eと符号反転回路252からの出力が交互
に選択され、ROM250からの出力eよりmビ
ツトのデータC3i−1とC3i+1が選択出力さ
れ、また符号反転回路252からの出力よりnビ
ツトの基準データD3iが選択出力される。従つ
て、このデータセレクタ260からの出力f(第
3図2のf)は、(C3i−1,D3i,C3i+1)
の順で各データビツト数はそれぞれ(m,n,
m)に対応した符号として表現することができ
る。
以下他の標本値も同様にして、3つの標本値毎
に逐次ビツト数(m,n,m)の符号としてビツ
ト圧縮されていく。
に逐次ビツト数(m,n,m)の符号としてビツ
ト圧縮されていく。
かくして第2図に示した符号器にてビツト圧
縮、符号変換して得た出力fは端子202より、
前記第1図のPCMプロセツサ30を介してメモ
リ40に逐次書込まれる。
縮、符号変換して得た出力fは端子202より、
前記第1図のPCMプロセツサ30を介してメモ
リ40に逐次書込まれる。
ここで、1ワードをnビツトとし、n=2×m
とすると、効率良くメモリ40に符号を書込むこ
とができる。
とすると、効率良くメモリ40に符号を書込むこ
とができる。
即ち、メモリ40をワード単位で格納する構成
とし、nビツトデータD3iについてはそのまま
ワード単位で書込み、mビツトデータについては
最初のデータC3i−1を1ワードのうちの半分
(例えば上位mビツト)に書込み、これに引続き
次のデータC3i+1はそのワードの残りの半分
(例えば下位mビツト)に書込む。
とし、nビツトデータD3iについてはそのまま
ワード単位で書込み、mビツトデータについては
最初のデータC3i−1を1ワードのうちの半分
(例えば上位mビツト)に書込み、これに引続き
次のデータC3i+1はそのワードの残りの半分
(例えば下位mビツト)に書込む。
このようにすることにより、メモリ40には無
駄なスペースを生じさせることなく密に書込むこ
とができメモリ容量を低減できるばかりでなく、
記録及び再生のいずれにおいてもデータをすべて
一定のワード単位で処理することができることか
ら、PCMプロセツサ30での処理の煩雑化を防
止でき、回路規模を縮小できる効果が得られる。
駄なスペースを生じさせることなく密に書込むこ
とができメモリ容量を低減できるばかりでなく、
記録及び再生のいずれにおいてもデータをすべて
一定のワード単位で処理することができることか
ら、PCMプロセツサ30での処理の煩雑化を防
止でき、回路規模を縮小できる効果が得られる。
このようにして、PCMプロセツサ30を介し
て順次ワード単位に読取られ、かつその読取られ
たnビツトの並列のデータは逐次ワード毎に直列
に変換されて出力される。その結果、第3図2の
gに示すように、上記のビツト数(m,n,m)
の符号データ(C3i−1,D3i,C3i+1)が
(C3i−1,C3i+1,D3i)の順序でビツト数
(m,m,n)の直列データgとしてPCMプロセ
ツサ30より出力される。この直列データ出力g
は記録増幅器60を介して磁気ヘツド3により磁
気テープ4に直接記録(いわゆるNRZ記録)さ
れる。
て順次ワード単位に読取られ、かつその読取られ
たnビツトの並列のデータは逐次ワード毎に直列
に変換されて出力される。その結果、第3図2の
gに示すように、上記のビツト数(m,n,m)
の符号データ(C3i−1,D3i,C3i+1)が
(C3i−1,C3i+1,D3i)の順序でビツト数
(m,m,n)の直列データgとしてPCMプロセ
ツサ30より出力される。この直列データ出力g
は記録増幅器60を介して磁気ヘツド3により磁
気テープ4に直接記録(いわゆるNRZ記録)さ
れる。
次に、本発明に係る復号器90の一実施例を第
7図に、その動作説明用の各部波形図を第8図に
示す。
7図に、その動作説明用の各部波形図を第8図に
示す。
再生時には上記により記録されたデータは磁気
テープ4より磁気ヘツド3により再生されて、再
生等化器70で適宜等化されて、再生等化器70
からは上記の直列データ出力gと同様の(C3i
−1,C3i+1,D3i)の順序でビツト数(m,
m,n)の直列データ出力g′(第8図のg′)が得
られる。
テープ4より磁気ヘツド3により再生されて、再
生等化器70で適宜等化されて、再生等化器70
からは上記の直列データ出力gと同様の(C3i
−1,C3i+1,D3i)の順序でビツト数(m,
m,n)の直列データ出力g′(第8図のg′)が得
られる。
この直列データ出力g′は、PCMプロセツサ3
0を介してワード毎に並列データに変換されてか
ら逐次メモリ40に書込まれる。メモリ40に
(C3i−1,C3i+1,D3i)の順で書込まれた
データは、まずmビツトのデータC3i−1が、
続いてnビツトのデータD3iが、これに引続き
残りのmビツトのデータC3i+1が逐次読取ら
れる。従つて、PCMプロセツサ30からは、上
記符号器20からの出力fと同様の出力a′(第8
図のa′)が得られ、この出力a′は第7図に示す復
号器90の端子301に供給される。
0を介してワード毎に並列データに変換されてか
ら逐次メモリ40に書込まれる。メモリ40に
(C3i−1,C3i+1,D3i)の順で書込まれた
データは、まずmビツトのデータC3i−1が、
続いてnビツトのデータD3iが、これに引続き
残りのmビツトのデータC3i+1が逐次読取ら
れる。従つて、PCMプロセツサ30からは、上
記符号器20からの出力fと同様の出力a′(第8
図のa′)が得られ、この出力a′は第7図に示す復
号器90の端子301に供給される。
ここで前記(1)式より、元の標本値A3i−1と
A3i+1は次式により求めることができる。
A3i+1は次式により求めることができる。
A3i−1=A3i−B3i−1
A3i+1=A3i−B3i+1 …(2)
復号器90は記録再生された上記データ(C3
i−1,D3i,C3i+1)からnビツトのデー
タB3i−1,B3i+1とA3iを得、上記(2)式に
基づく演算を行なうことによつて、元の標本値
(A3i−1,A3i,A3i+1)を復元させるも
のである。
i−1,D3i,C3i+1)からnビツトのデー
タB3i−1,B3i+1とA3iを得、上記(2)式に
基づく演算を行なうことによつて、元の標本値
(A3i−1,A3i,A3i+1)を復元させるも
のである。
即ち、第7図において、端子301に供給され
るPCMプロセツサ30からの出力a′は基準デー
タ抜取り器330に入力される一方、遅延器31
0にてサンプリング周期τに相当する時間遅延さ
れ、その出力b′(第8図のb′)はROM350のm
ビツトのアドレス信号として供給される。
るPCMプロセツサ30からの出力a′は基準デー
タ抜取り器330に入力される一方、遅延器31
0にてサンプリング周期τに相当する時間遅延さ
れ、その出力b′(第8図のb′)はROM350のm
ビツトのアドレス信号として供給される。
ROM350にて上記遅延器310から出力さ
れるmビツトのデータC3i−1,C3i+1は前
記第4図に示した特性に準じてnビツトのデータ
B3i−1,B3i+1にそれぞれ変換される。そ
の一例として、第4図に示すように遅延器310
からの出力データCiがa5に対応している場合に
は、54の値を有するデータBiがROM350より
出力される。
れるmビツトのデータC3i−1,C3i+1は前
記第4図に示した特性に準じてnビツトのデータ
B3i−1,B3i+1にそれぞれ変換される。そ
の一例として、第4図に示すように遅延器310
からの出力データCiがa5に対応している場合に
は、54の値を有するデータBiがROM350より
出力される。
かくして、ROM350にてnビツトに変換さ
れた出力c′(第8図のc′)は減算器340の一方
に供給される。
れた出力c′(第8図のc′)は減算器340の一方
に供給される。
基準データ抜取り器330にて、上記出力a′よ
りそれに含まれる基準データD3iがN(=3)τ
毎に抜取られ、符号反転回路331にて一基準デ
ータ毎(N(=3)τ毎)に交互に符号反転され
る。符号反転回路331の出力信号(A′3i,A3
i′+3…)はROM332のアドレス信号として
供給され、第6図に示した符号変換に基づき、元
の基準データ(A3i,A3i+3,…)を得、3τ
の期間その基準データをホールドして出力する。
このROM332の出力信号d′(第8図のd′)は減
算器340の他方に入力されると共にデータセレ
クタ360の端子Y2に供給される。
りそれに含まれる基準データD3iがN(=3)τ
毎に抜取られ、符号反転回路331にて一基準デ
ータ毎(N(=3)τ毎)に交互に符号反転され
る。符号反転回路331の出力信号(A′3i,A3
i′+3…)はROM332のアドレス信号として
供給され、第6図に示した符号変換に基づき、元
の基準データ(A3i,A3i+3,…)を得、3τ
の期間その基準データをホールドして出力する。
このROM332の出力信号d′(第8図のd′)は減
算器340の他方に入力されると共にデータセレ
クタ360の端子Y2に供給される。
減算器340にて上記出力d′の基準データA3
iと上記出力c′の差分データB3i−1,B3i+
1との差分演算が行なわれ、前記(2)式で示した差
分データA3i−1,A3i+1が減算器340よ
り出力される。この出力e′(第8図のe′)はデー
タセレクタ360の端子Y1に供給される。
iと上記出力c′の差分データB3i−1,B3i+
1との差分演算が行なわれ、前記(2)式で示した差
分データA3i−1,A3i+1が減算器340よ
り出力される。この出力e′(第8図のe′)はデー
タセレクタ360の端子Y1に供給される。
データセレクタ360にて上記出力d′より基準
データA3iが、上記出力e′より差分データA3i
−1,A3i+1がそれぞれ選択され、元の標本
値(A3i−1,A3i,A3i+1)に対応するデ
ータf′(第8図のf′)が復元されて端子302に出
力される。
データA3iが、上記出力e′より差分データA3i
−1,A3i+1がそれぞれ選択され、元の標本
値(A3i−1,A3i,A3i+1)に対応するデ
ータf′(第8図のf′)が復元されて端子302に出
力される。
第3図、第8図の波形図に示した本発明の実施
例では、符号データ(C3i−1,D3i,C3i+
1を(C3i−1,C3i+1,D3i)の順序で
PCMプロセツサ30より出力するようにした。
ここで、mビツトデータCiはCDSが小さく直流
成分,低域成分が少ない。一方、nビツトデータ
のD3iについては、A3i′−3と′3でCDSを打
消し合つて直流成分,低域成分を抑圧している。
そこで、以下のようにすればさらに直流成分,低
域成分を抑圧することができる。即ち、PCMプ
ロセツサ30での符号データ読出し順序を4ワー
ド周期で、(C3i−4,C3i−2,A′3i−3),
(′3,C3i−1,C3i+1)となるようにし、
nビツトデータを2つ連続して読み出す。これに
より、nビツトデータA′3i−3とA3i′が隣接し、
2ワード内でCDSが互いに打消し合い直流成分,
低域成分を著しく抑圧する効果が得られる。
例では、符号データ(C3i−1,D3i,C3i+
1を(C3i−1,C3i+1,D3i)の順序で
PCMプロセツサ30より出力するようにした。
ここで、mビツトデータCiはCDSが小さく直流
成分,低域成分が少ない。一方、nビツトデータ
のD3iについては、A3i′−3と′3でCDSを打
消し合つて直流成分,低域成分を抑圧している。
そこで、以下のようにすればさらに直流成分,低
域成分を抑圧することができる。即ち、PCMプ
ロセツサ30での符号データ読出し順序を4ワー
ド周期で、(C3i−4,C3i−2,A′3i−3),
(′3,C3i−1,C3i+1)となるようにし、
nビツトデータを2つ連続して読み出す。これに
より、nビツトデータA′3i−3とA3i′が隣接し、
2ワード内でCDSが互いに打消し合い直流成分,
低域成分を著しく抑圧する効果が得られる。
本発明の他の実施例を第9図に示す。第9図は
本発明に係わる符号器20の他の実施例を示すブ
ロツク図であり、第10図、第11図はその動作
説明用の各部波形図である。第12図は本発明に
係わる復号器90の他の実施例を示すブロツク図
であり、第13図はその各部波形図である。第9
図、第12図は一部第2図、第7図と共通であ
り、その共通部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
本発明に係わる符号器20の他の実施例を示すブ
ロツク図であり、第10図、第11図はその動作
説明用の各部波形図である。第12図は本発明に
係わる復号器90の他の実施例を示すブロツク図
であり、第13図はその各部波形図である。第9
図、第12図は一部第2図、第7図と共通であ
り、その共通部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
第9図において、端子201より第1図のA/
D変換器10から出力されるnビツトのデイジタ
ル信号aが入力され、以下信号b,c,dが第2
図と同様に得られる。第10図a〜dは各信号a
〜dの波形図である。
D変換器10から出力されるnビツトのデイジタ
ル信号aが入力され、以下信号b,c,dが第2
図と同様に得られる。第10図a〜dは各信号a
〜dの波形図である。
本実施例は基準データ抜取り回路230で抜取
つたnビツトの基準データA3iの先頭に1ビツ
トの冗長ビツトを付加し、n+1ビツトの符号を
NRZI変換(符号“0”ならば非反転、符号
“1”ならば反転する符号変換方式)し、基準デ
ータA3iの直前までのDSV値(過去から現在ま
での“1”レベルと“0”レベルのそれぞれの総
出現数の差)を求め以下のDSV値が0に近づく
ように付加した冗長ビツトを制御して、伝送符号
の直流成分,低域成分を抑圧するものである。以
下その詳細を説明する。
つたnビツトの基準データA3iの先頭に1ビツ
トの冗長ビツトを付加し、n+1ビツトの符号を
NRZI変換(符号“0”ならば非反転、符号
“1”ならば反転する符号変換方式)し、基準デ
ータA3iの直前までのDSV値(過去から現在ま
での“1”レベルと“0”レベルのそれぞれの総
出現数の差)を求め以下のDSV値が0に近づく
ように付加した冗長ビツトを制御して、伝送符号
の直流成分,低域成分を抑圧するものである。以
下その詳細を説明する。
減算器240の出力はデータセレクタ420の
一方の入力端子X1と遅延時間τの遅延器を介し
て他方の入力端子X1に入力される。データセレ
クタ420では、端子X1,X2より入力された信
号を交互に選択することにより、信号d1(第10
図のd1)を出力する。信号d1はROM250に入
力され、第4図、第5図に示す特性に従い直流成
分,低域成分が抑圧されて信号e(第10図のe)
が出力され、信号eはデータセレクタ260の端
子Y1とDSVを計数するDSVカウンタ回路430
に入力される。
一方の入力端子X1と遅延時間τの遅延器を介し
て他方の入力端子X1に入力される。データセレ
クタ420では、端子X1,X2より入力された信
号を交互に選択することにより、信号d1(第10
図のd1)を出力する。信号d1はROM250に入
力され、第4図、第5図に示す特性に従い直流成
分,低域成分が抑圧されて信号e(第10図のe)
が出力され、信号eはデータセレクタ260の端
子Y1とDSVを計数するDSVカウンタ回路430
に入力される。
一方、基準データ抜取り回路230で抜取られ
た基準データA3iはNRZI変換回路440に入力
され、NRZI変換された後(NRZI変換された基
準データをE3iとする)冗長ビツト制御回路4
50に入力される。冗長ビツト制御回路450で
は、信号E3iの直前に1ビツトの冗長ビツトを
付加し以下のDSV値が0に近づくようにその符
号を制御する。なお、冗長ビツトはNRZI変換規
則に従つて付加するが、それについては第11図
を用いて説明する。
た基準データA3iはNRZI変換回路440に入力
され、NRZI変換された後(NRZI変換された基
準データをE3iとする)冗長ビツト制御回路4
50に入力される。冗長ビツト制御回路450で
は、信号E3iの直前に1ビツトの冗長ビツトを
付加し以下のDSV値が0に近づくようにその符
号を制御する。なお、冗長ビツトはNRZI変換規
則に従つて付加するが、それについては第11図
を用いて説明する。
第11図は、冗長ビツト制御回路450での冗
長ビツトの制御方法の説明図である。第11図の
1,2は基準標本値E3iの直前(信号C3i−2)
までのDSVが正の場合、3,4は負の場合につ
いて示している。また、1,3はE3iのCDSが
正の場合で、2,4は負の場合について示してい
る。各場合ともにE3iまでのDSVが0に近づく
ように冗長ビツトを制御している。即ち、1,4
の場合には冗長ビツトが“1”となりデータE3
iの符号が反転するように制御し、即ち3が
出力されるように制御し、また2,3の場合には
冗長ビツトが“0”となるように制御し、E3i
のまま出力されるように制御する。
長ビツトの制御方法の説明図である。第11図の
1,2は基準標本値E3iの直前(信号C3i−2)
までのDSVが正の場合、3,4は負の場合につ
いて示している。また、1,3はE3iのCDSが
正の場合で、2,4は負の場合について示してい
る。各場合ともにE3iまでのDSVが0に近づく
ように冗長ビツトを制御している。即ち、1,4
の場合には冗長ビツトが“1”となりデータE3
iの符号が反転するように制御し、即ち3が
出力されるように制御し、また2,3の場合には
冗長ビツトが“0”となるように制御し、E3i
のまま出力されるように制御する。
以上のように冗長ビツトを制御することによ
り、DSV値を0に近づけることができ、直流成
分,低域成分を抑圧する効果が得られる。
り、DSV値を0に近づけることができ、直流成
分,低域成分を抑圧する効果が得られる。
また、冗長ビツトをいずれに選択してもデータ
E3iまでのDSV値が変化しない場合には、信号
C3i−2の最終ビツトと冗長ビツト間で符号反
転するように、冗長ビツトの符号を制御する。こ
のように制御することにより、符号の反転頻度を
高めることができ、再生時に必要となるタイミン
グ抽出情報を多く与えることができ、伝送誤りを
減少させる効果が得られる。
E3iまでのDSV値が変化しない場合には、信号
C3i−2の最終ビツトと冗長ビツト間で符号反
転するように、冗長ビツトの符号を制御する。こ
のように制御することにより、符号の反転頻度を
高めることができ、再生時に必要となるタイミン
グ抽出情報を多く与えることができ、伝送誤りを
減少させる効果が得られる。
以上のように動作する冗長ビツト制御回路45
0の出力をデータセレクタ260とDSVカウン
タ回路430に入力する。なお、以下では冗長ビ
ツトを付加した基準データをF3iとする。
0の出力をデータセレクタ260とDSVカウン
タ回路430に入力する。なお、以下では冗長ビ
ツトを付加した基準データをF3iとする。
信号F3iはDSVカウンタ回路430に入力さ
れ、差分信号(C3i−3,C3i−2)に続いて
DSVのカウントが行なわれる。
れ、差分信号(C3i−3,C3i−2)に続いて
DSVのカウントが行なわれる。
データセレクタ260では、差分信号と基準デ
ータとを交互に選択し、信号f(第10図のf)
を得る。以下第1図、第2図に示す実施例と同様
に信号fはPCMプロセツサ30を介してメモリ
40に逐次書込まれ、その後第1図の実施例と同
様に、PCMプロセツサ30から直列データg(第
10図のg)が出力される。本実施例の場合に
は、n+1=2mとなるようにビツト数を設定す
れば、1ワードをn+1ビツトとして、ワード単
位に処理を行なうことができ、これについても第
1図、第2図に示す実施例と同様に、効率良くメ
モリを使用できる。
ータとを交互に選択し、信号f(第10図のf)
を得る。以下第1図、第2図に示す実施例と同様
に信号fはPCMプロセツサ30を介してメモリ
40に逐次書込まれ、その後第1図の実施例と同
様に、PCMプロセツサ30から直列データg(第
10図のg)が出力される。本実施例の場合に
は、n+1=2mとなるようにビツト数を設定す
れば、1ワードをn+1ビツトとして、ワード単
位に処理を行なうことができ、これについても第
1図、第2図に示す実施例と同様に、効率良くメ
モリを使用できる。
次に第9図の符号器に対応する復号器の実施例
を第12図に示す。第13図はその各部波形図で
ある。第12図は一部第7図と共通であり、その
共通部分には同一符号を付しその詳細説明は省略
する。第12図において、510はNRZI復調回
路、520は冗長ビツト除去回路である。
を第12図に示す。第13図はその各部波形図で
ある。第12図は一部第7図と共通であり、その
共通部分には同一符号を付しその詳細説明は省略
する。第12図において、510はNRZI復調回
路、520は冗長ビツト除去回路である。
第10図gに示す様に記録された信号は、第1
3図g′に示す様に再生される。信号g′はPCMプ
ロセツサ30を介してワード毎に並列データに変
換されてから、逐次メモリ40に書込まれる。メ
モリ40に(F3i,C3i−1,C3i+1)の順
に書込まれたデータは、(C3i−1,F3i,C3i
+1)の順に読取られ(第13図のa′)第12図
の端子301から復号器に入力される。
3図g′に示す様に再生される。信号g′はPCMプ
ロセツサ30を介してワード毎に並列データに変
換されてから、逐次メモリ40に書込まれる。メ
モリ40に(F3i,C3i−1,C3i+1)の順
に書込まれたデータは、(C3i−1,F3i,C3i
+1)の順に読取られ(第13図のa′)第12図
の端子301から復号器に入力される。
端子301より入力されたデータa′は基準デー
タ抜取り器330に入力されるとともに、遅延器
310に入力される。遅延器310に入力された
データa′は第7図の実施例と同様に、時間τ遅延
された後(第13図のb′)その出力はROM35
0に入力され、nビツトの差分データ(第13図
のc′)を得、減算器340に入力される。
タ抜取り器330に入力されるとともに、遅延器
310に入力される。遅延器310に入力された
データa′は第7図の実施例と同様に、時間τ遅延
された後(第13図のb′)その出力はROM35
0に入力され、nビツトの差分データ(第13図
のc′)を得、減算器340に入力される。
一方、基準データ抜取り器330で抜取られた
基準データF3iはNRZI復調回路330に入力さ
れ、復調された後、基準データの先頭に付加され
た冗長ビツトを冗長ビツト除去回路520で除去
し(第13図のd′)、その出力データd′を減算回
路340とデータセレクタ360のY2端子に入
力する。
基準データF3iはNRZI復調回路330に入力さ
れ、復調された後、基準データの先頭に付加され
た冗長ビツトを冗長ビツト除去回路520で除去
し(第13図のd′)、その出力データd′を減算回
路340とデータセレクタ360のY2端子に入
力する。
減算回路340では、第7図に示す実施例と同
様に(2)式に示す演算が行なわれ、元の標本値が復
元(第13図のe′)される。減算回路340の出
力データe′はデータセレクタ360の端子Y1に入
力され、以下第7図に示す実施例と同様に処理さ
れ、画像信号V′が復元される。
様に(2)式に示す演算が行なわれ、元の標本値が復
元(第13図のe′)される。減算回路340の出
力データe′はデータセレクタ360の端子Y1に入
力され、以下第7図に示す実施例と同様に処理さ
れ、画像信号V′が復元される。
なお、第9図、第12図に示す実施例ではnビ
ツトの基準データの直流成分,低域成分の抑圧の
ためにNRZI変換を行ない、NRZI変換規則に従
つた冗長ビツトを付加する例について示した。し
かしnビツトの基準データをNRZI変換せずに直
流成分,低域成分を抑圧することもできる。
ツトの基準データの直流成分,低域成分の抑圧の
ためにNRZI変換を行ない、NRZI変換規則に従
つた冗長ビツトを付加する例について示した。し
かしnビツトの基準データをNRZI変換せずに直
流成分,低域成分を抑圧することもできる。
第9図で、基準データ抜取り器230の出力
A3iをNRZI変換回路440を介さずに冗長ビツ
ト制御回路450に入力する。冗長ビツトが
“1”ならば入力された基準データA3iの各符号
が反転された3が出力され、冗長ビツトが
“0”ならば反転されずA3iのまま出力されるこ
とを示す。冗長ビツトは第9図に示す実施例と同
様に基準データA3iの直前までのDSV値と基準
データA3iのCDS値をもとに制御され以下の
DSV値が0に近づくように制御される。以下第
9図の実施例と同様に処理することにより直流成
分,低域成分を抑圧することができる。
A3iをNRZI変換回路440を介さずに冗長ビツ
ト制御回路450に入力する。冗長ビツトが
“1”ならば入力された基準データA3iの各符号
が反転された3が出力され、冗長ビツトが
“0”ならば反転されずA3iのまま出力されるこ
とを示す。冗長ビツトは第9図に示す実施例と同
様に基準データA3iの直前までのDSV値と基準
データA3iのCDS値をもとに制御され以下の
DSV値が0に近づくように制御される。以下第
9図の実施例と同様に処理することにより直流成
分,低域成分を抑圧することができる。
上記に対応した復号器の動作を説明する。第1
2図で、基準データ抜き取り器330の出力を
NRZI復調回路510を介さずに冗長ビツト除去
回路520に入力する。冗長ビツト除去回路52
0では冗長ビツトの符号により入力された基準デ
ータの符号を反転し、さらに冗長ビツトを除去し
て復元された基準データを出力する。なお上記の
反転制御は符号器の動作に対応させ、上記符号器
の例に対応した復号器では冗長ビツト“1”で符
号反転、“0”で非反転制御を行なう。以下第1
2図に示す実施例と同様に処理することにより映
像信号V′が復元できる。
2図で、基準データ抜き取り器330の出力を
NRZI復調回路510を介さずに冗長ビツト除去
回路520に入力する。冗長ビツト除去回路52
0では冗長ビツトの符号により入力された基準デ
ータの符号を反転し、さらに冗長ビツトを除去し
て復元された基準データを出力する。なお上記の
反転制御は符号器の動作に対応させ、上記符号器
の例に対応した復号器では冗長ビツト“1”で符
号反転、“0”で非反転制御を行なう。以下第1
2図に示す実施例と同様に処理することにより映
像信号V′が復元できる。
以上述べたように本発明によれば、伝送すべき
情報信号の劣化を生じさせないで、あるいは生じ
てもその影響が少なく、また量子化雑音の累積や
符号誤りによるエラー伝搬を生ずることなく信号
の情報量を効率良く低減することができるととも
に、冗長ビツトを付加せずに、あるいは付加して
も最少にして伝送するデイジタル信号の直流成
分,低域成分を抑圧することができ、符号誤りを
低下させることができ、実質の伝送可能な情報量
を大きくとれるという効果がある。
情報信号の劣化を生じさせないで、あるいは生じ
てもその影響が少なく、また量子化雑音の累積や
符号誤りによるエラー伝搬を生ずることなく信号
の情報量を効率良く低減することができるととも
に、冗長ビツトを付加せずに、あるいは付加して
も最少にして伝送するデイジタル信号の直流成
分,低域成分を抑圧することができ、符号誤りを
低下させることができ、実質の伝送可能な情報量
を大きくとれるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は本発明に係わる符号器の一実施例を示す
ブロツク図、第3図はその各部波形図、第4図は
その符号及び復号特性を示す図、第5図、第6図
は本発明に係わる符号変換特性の一実施例を示す
図、第7図は本発明に係わる復号器の一実施例を
示すブロツク図、第8図はその各部波形図、第9
図は本発明に係わる符号器の他の実施例を示すブ
ロツク図、第10図、第11図はその各部波形
図、第12図は本発明に係わる復号器の他の実施
例を示すブロツク図、第13図はその各部波形図
である。 20……符号器、90……復号器、210,3
10,410……遅延器、230,330……基
準データ抜取り器、240,340……減算器、
250,251,332,350……ROM、2
52,331……符号反転回路、260,36
0,420……データセレクタ、430……
DSVカウンタ回路、440……NRZI変換回路、
450……冗長ビツト制御回路、510……
NRZI復調回路、520……冗長ビツト除去回
路。
第2図は本発明に係わる符号器の一実施例を示す
ブロツク図、第3図はその各部波形図、第4図は
その符号及び復号特性を示す図、第5図、第6図
は本発明に係わる符号変換特性の一実施例を示す
図、第7図は本発明に係わる復号器の一実施例を
示すブロツク図、第8図はその各部波形図、第9
図は本発明に係わる符号器の他の実施例を示すブ
ロツク図、第10図、第11図はその各部波形
図、第12図は本発明に係わる復号器の他の実施
例を示すブロツク図、第13図はその各部波形図
である。 20……符号器、90……復号器、210,3
10,410……遅延器、230,330……基
準データ抜取り器、240,340……減算器、
250,251,332,350……ROM、2
52,331……符号反転回路、260,36
0,420……データセレクタ、430……
DSVカウンタ回路、440……NRZI変換回路、
450……冗長ビツト制御回路、510……
NRZI復調回路、520……冗長ビツト除去回
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 情報信号のN個(Nは2以上の整数)の標本
値ごとにそのうちの少なくとも1つの標本値を基
準標本値としてビツト数n(nは2以上の整数)
で符号化し、残りの標本値を上記基準標本値との
差分に基づいてビツト数m(m<nの整数)で符
号化する符号変換方法において、 絶対値の大きな上記差分に対してはCDS(1つ
の符号の最初から最後までの“1”と“0”の出
現数の差)の絶対値の大きな上記mビツト符号を
割当て、絶対値の小さな上記差分に対しては
CDSの絶対値の小さな上記mビツト符号を割当
てて符号化することを特徴とする符号変換方法。 2 上記基準標本値に対しその大きさの順に上記
nビツトの符号をそのCDSの大きさの順に割当
てて符号変換し、該符号変換されたnビツトの基
準標本値を該基準標本値毎に交互に符号反転する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の符
号変換方法。 3 上記符号化された基準標本値の前までの
DSV(過去から現在までの“1”レベルと“0”
レベルのそれぞれの総出現数の差)を求め、 上記符号化された基準標本値の前に少なくとも
1ビツトの冗長ビツトを付加し、 上記符号化された基準標本値のCDSを求め、 上記冗長ビツトの符号により上記符号化された
基準標本値の符号の反転の有無を制御し、 上記符号化された基準標本値の前までのDSV
と上記符号化された基準標本値のCDSにより以
降のDSVが0に近づくように上記冗長ビツトの
符号を制御することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の符号変換方法。 4 上記符号化された基準標本値の前までの
DSVを求め、 上記符号化された基準標本値をNRZI変換し、 該基準標本値の前にNRZI変換規則に基づいて
少なくとも1ビツトの冗長ビツトを付加し、 上記NRZI変換された基準標本値のCDSを求
め、 上記DSVと上記NRZI変換された基準標本値の
CDSにより以降のDSVが0に近づくように上記
冗長ビツトの符号を制御することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の符号変換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25853085A JPS62120128A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 符号変換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25853085A JPS62120128A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 符号変換方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120128A JPS62120128A (ja) | 1987-06-01 |
JPH0553325B2 true JPH0553325B2 (ja) | 1993-08-09 |
Family
ID=17321493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25853085A Granted JPS62120128A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 符号変換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62120128A (ja) |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP25853085A patent/JPS62120128A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62120128A (ja) | 1987-06-01 |
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