JPH055247A - 給糸体の補給方法 - Google Patents
給糸体の補給方法Info
- Publication number
- JPH055247A JPH055247A JP17574191A JP17574191A JPH055247A JP H055247 A JPH055247 A JP H055247A JP 17574191 A JP17574191 A JP 17574191A JP 17574191 A JP17574191 A JP 17574191A JP H055247 A JPH055247 A JP H055247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loom
- yarn
- yarn feed
- yarn feeder
- feed units
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数種類の給糸体を用いる織布工場において
給糸体の補給のために織機を巡回するときの被運搬給糸
体の数量に不足が生じないようにすること。 【構成】 多数の織機が設置されかつ種類の異なるよこ
糸の給糸体が用いられる織布工場において、給糸体の補
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、給糸体の補給を必要とする織機について搬
送車を巡回させる。
給糸体の補給のために織機を巡回するときの被運搬給糸
体の数量に不足が生じないようにすること。 【構成】 多数の織機が設置されかつ種類の異なるよこ
糸の給糸体が用いられる織布工場において、給糸体の補
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、給糸体の補給を必要とする織機について搬
送車を巡回させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種類の異なるよこ糸の
給糸体が準備されかつ多数の織機が設置された織布工場
における前記織機への給糸体の補給方法に関する。
給糸体が準備されかつ多数の織機が設置された織布工場
における前記織機への給糸体の補給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、織布工場内のステーションで複数
種の給糸体のそれぞれの複数個を台車に積み込んだ後、
作業員がこの台車を押して織機を巡回し、その途中で、
給糸体の補給の必要な織機があるとき、当該織機の空の
給糸体を当該織機に適合する種類の給糸体と交換してい
た。
種の給糸体のそれぞれの複数個を台車に積み込んだ後、
作業員がこの台車を押して織機を巡回し、その途中で、
給糸体の補給の必要な織機があるとき、当該織機の空の
給糸体を当該織機に適合する種類の給糸体と交換してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の方
法では巡回の途中で特定の種類の給糸体の数量に不足を
生じ、このために以後の給糸体の補給に支障をきたすこ
とがあった。本発明の目的は、複数種類の給糸体を用い
る織布工場において給糸体の補給のために織機を巡回す
るときの被運搬給糸体の数量に不足が生じないようにす
ることを目的とする。
法では巡回の途中で特定の種類の給糸体の数量に不足を
生じ、このために以後の給糸体の補給に支障をきたすこ
とがあった。本発明の目的は、複数種類の給糸体を用い
る織布工場において給糸体の補給のために織機を巡回す
るときの被運搬給糸体の数量に不足が生じないようにす
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】給糸体の補給方法に係る
本発明は、多数の織機が設置されかつ種類の異なるよこ
糸の給糸体が用いられる織布工場において、給糸体の補
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、前記給糸体の補給を必要とする織機につい
て前記搬送車を巡回させることを含む。前記搬送車は、
前記織機を巡る最短の経路に沿って、または給糸体の補
給の要求順に従って巡回させることができる。
本発明は、多数の織機が設置されかつ種類の異なるよこ
糸の給糸体が用いられる織布工場において、給糸体の補
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、前記給糸体の補給を必要とする織機につい
て前記搬送車を巡回させることを含む。前記搬送車は、
前記織機を巡る最短の経路に沿って、または給糸体の補
給の要求順に従って巡回させることができる。
【0005】
【発明の作用および効果】本発明によれば、給糸体の補
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、これらの織機について前記搬送車を巡回さ
せることから、巡回の途中、積載された給糸体に過不足
を生じることはなく、効率の良い補給作業を行なうこと
ができる。
給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を搬送
車に搭載し、これらの織機について前記搬送車を巡回さ
せることから、巡回の途中、積載された給糸体に過不足
を生じることはなく、効率の良い補給作業を行なうこと
ができる。
【0006】
【実施例】図1を参照すると、多数の織機10が縦横に
配置された織機設置領域12と、前記織機、より詳細に
は各織機の近傍に設置された給糸スタンド上に供給され
る、種類(例えば色や質)の異なるよこ糸の給糸体14
を準備し、また、前記織機から回収された空の給糸体
(図示せず)を受け入れるためのステーション16とを
有する織布工場18が示されている。
配置された織機設置領域12と、前記織機、より詳細に
は各織機の近傍に設置された給糸スタンド上に供給され
る、種類(例えば色や質)の異なるよこ糸の給糸体14
を準備し、また、前記織機から回収された空の給糸体
(図示せず)を受け入れるためのステーション16とを
有する織布工場18が示されている。
【0007】本発明に係る給糸体の補給方法は、給糸体
の補給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を
搬送車20に搭載し、前記給糸体の補給を必要とする織
機について搬送車20を巡回させることを含む。本発明
によれば、給糸体の補給を求める織機を予め知りかつそ
の求めに応じた種類および数量の給糸体をもって前記織
機を巡回することから、巡回中に給糸体の過不足を生じ
ることはない。搬送車20は、給糸体の補給の要求順す
なわち要求時刻の順序に従って前記織機を巡回させるこ
とができる。しかし、前記給糸体の補給を必要とする織
機を巡る最短の経路を割り出し、この経路に沿って、す
なわち補給を必要とする織機のうちステーション16に
最も近い織機に最初に給糸体を補給し、次いで、補給を
完了した織機に最も近い織機に順次に給糸体を補給すべ
く搬送車20を巡回させれば、給糸体の補給に要する時
間を短縮することができる。
の補給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を
搬送車20に搭載し、前記給糸体の補給を必要とする織
機について搬送車20を巡回させることを含む。本発明
によれば、給糸体の補給を求める織機を予め知りかつそ
の求めに応じた種類および数量の給糸体をもって前記織
機を巡回することから、巡回中に給糸体の過不足を生じ
ることはない。搬送車20は、給糸体の補給の要求順す
なわち要求時刻の順序に従って前記織機を巡回させるこ
とができる。しかし、前記給糸体の補給を必要とする織
機を巡る最短の経路を割り出し、この経路に沿って、す
なわち補給を必要とする織機のうちステーション16に
最も近い織機に最初に給糸体を補給し、次いで、補給を
完了した織機に最も近い織機に順次に給糸体を補給すべ
く搬送車20を巡回させれば、給糸体の補給に要する時
間を短縮することができる。
【0008】図示の搬送車20は、織布工場18の天井
に取り付けられステーション16と織機設置領域12の
織機列間とを経て伸びるレール22に懸架され、レール
22に沿って走行可能のドッファから成る。
に取り付けられステーション16と織機設置領域12の
織機列間とを経て伸びるレール22に懸架され、レール
22に沿って走行可能のドッファから成る。
【0009】図2に示すように、搬送車20は、レール
22に沿って矢印方向に走行可能の走行体24と、走行
体24に取り付けられた、給糸体14の把持装置26
と、走行体24に懸架された、複数種の給糸体14を保
持するための保持台28とを備える。搬送車20は、図
示の例に代えて、織布工場18の床面に設置された案内
部材に沿って該床面を走行するものを利用することがで
きる。
22に沿って矢印方向に走行可能の走行体24と、走行
体24に取り付けられた、給糸体14の把持装置26
と、走行体24に懸架された、複数種の給糸体14を保
持するための保持台28とを備える。搬送車20は、図
示の例に代えて、織布工場18の床面に設置された案内
部材に沿って該床面を走行するものを利用することがで
きる。
【0010】把持装置26は、走行体24からレール2
2と直角な横方向に伸びかつ矢印で示すようにレール2
2と直角な横方向およびレール22と平行な横方向のそ
れぞれ(矢印で示す)に移動可能であるアーム30と、
アーム30の先端に固定され、一対のワイヤ32を巻き
上げ可能に保持するリール34と、両ワイヤ32の先端
に固定され、鉛直面内を矢印方向に互いに揺動可能の一
対の鉤形アーム36を有するクランパ38とを含む。
2と直角な横方向に伸びかつ矢印で示すようにレール2
2と直角な横方向およびレール22と平行な横方向のそ
れぞれ(矢印で示す)に移動可能であるアーム30と、
アーム30の先端に固定され、一対のワイヤ32を巻き
上げ可能に保持するリール34と、両ワイヤ32の先端
に固定され、鉛直面内を矢印方向に互いに揺動可能の一
対の鉤形アーム36を有するクランパ38とを含む。
【0011】この把持装置26によれば、クランパ38
の鉤形アーム36が保持台28上の給糸体14または各
織機10上の空の給糸体のボビンの両端に位置すること
となるようにアーム30およびリール34を作動させ、
その後、両鉤形アーム36を互いに他の一方に向けて揺
動させ、ボビンとトレイ40に設けられた係止部(図示
せず)とに挿入することにより前記給糸体が把持され、
また、両鉤形アーム36を反対方向へ揺動させることに
より前記給糸体の把持状態が解除される。把持装置26
を介して織機10上の空の給糸体を保持台28に回収し
た後、当該織機が必要とする種類の給糸体14を保持台
28から当該織機10へ移動することにより、前記空の
給糸体を給糸体14と交換することができる。前記給糸
体の交換作業は、作業員の手で行なうこともできる。
の鉤形アーム36が保持台28上の給糸体14または各
織機10上の空の給糸体のボビンの両端に位置すること
となるようにアーム30およびリール34を作動させ、
その後、両鉤形アーム36を互いに他の一方に向けて揺
動させ、ボビンとトレイ40に設けられた係止部(図示
せず)とに挿入することにより前記給糸体が把持され、
また、両鉤形アーム36を反対方向へ揺動させることに
より前記給糸体の把持状態が解除される。把持装置26
を介して織機10上の空の給糸体を保持台28に回収し
た後、当該織機が必要とする種類の給糸体14を保持台
28から当該織機10へ移動することにより、前記空の
給糸体を給糸体14と交換することができる。前記給糸
体の交換作業は、作業員の手で行なうこともできる。
【0012】保持台28は全体に矩形状の板部材から成
り、給糸体14の運搬のために付属される、図示の例で
は三角形状のトレイ40の角部を受け入れ可能である複
数の溝42を有する。保持台28は、走行体24に昇降
可能に取り付けられた一対のL形アーム44に載置さ
れ、これにより、走行体24に懸架されている。
り、給糸体14の運搬のために付属される、図示の例で
は三角形状のトレイ40の角部を受け入れ可能である複
数の溝42を有する。保持台28は、走行体24に昇降
可能に取り付けられた一対のL形アーム44に載置さ
れ、これにより、走行体24に懸架されている。
【0013】保持台28への給糸体14の搭載は、作業
員の手であるいは図示の例のように積載ロボット46を
用いて行なうことができる。
員の手であるいは図示の例のように積載ロボット46を
用いて行なうことができる。
【0014】回収した空の給糸体が搭載された保持台2
8はステーション16の入口の近傍に設けられた空の給
糸体の回収位置で搬送車20から切り離され、また、前
記織機を巡回中に積載ロボット46を介して必要な給糸
体14が搭載された他の保持台28がステーション16
の出口の近傍に設けられた準備位置で搬送車20に取り
付けられる。前記回収位置で切り離された保持台28
は、空の給糸体の回収後、移動装置(図示せず)よって
前記準備位置まで搬送され、ここで給糸体の積み込みを
待つ。
8はステーション16の入口の近傍に設けられた空の給
糸体の回収位置で搬送車20から切り離され、また、前
記織機を巡回中に積載ロボット46を介して必要な給糸
体14が搭載された他の保持台28がステーション16
の出口の近傍に設けられた準備位置で搬送車20に取り
付けられる。前記回収位置で切り離された保持台28
は、空の給糸体の回収後、移動装置(図示せず)よって
前記準備位置まで搬送され、ここで給糸体の積み込みを
待つ。
【0015】本発明の方法は、コンピュータの制御下に
おくことにより、より円滑に実施することができる。図
示の例では、各織機10がホストコンピュータ50に電
気的に接続され、ホストコンピュータ50にはサーバ5
2、給糸制御コンピュータ54および給糸体積載制御コ
ンピュータ56がそれぞれ電気的に接続されている。給
糸制御コンピュータ54には受発信器58が電気的に接
続され、また、給糸体積載制御コンピュータ56は積載
ロボット46に電気的に接続されている。
おくことにより、より円滑に実施することができる。図
示の例では、各織機10がホストコンピュータ50に電
気的に接続され、ホストコンピュータ50にはサーバ5
2、給糸制御コンピュータ54および給糸体積載制御コ
ンピュータ56がそれぞれ電気的に接続されている。給
糸制御コンピュータ54には受発信器58が電気的に接
続され、また、給糸体積載制御コンピュータ56は積載
ロボット46に電気的に接続されている。
【0016】搬送車20の運行について(但し、複数の
織機がそれぞれ多色緯入れを行なうことを前提とす
る。) 1)ある織機において、給糸体のよこ糸が消費されたと
き、その検出信号が当該織機の制御装置に出力される。
各織機は、糸種ごとに緯入れ系列(緯入れ用ノズル、測
長貯留装置および給糸スタンドによって構成される緯入
れ部材)を有し、前記よこ糸の消費を検出するためのセ
ンサが例えばそれぞれの給糸スタンドに設けられてい
る。前記織機の制御装置は、よこ糸の消費を検出したセ
ンサが属する緯入れ系列の系列番号と織機番号とを補給
の要求信号としてホストコンピュータ50に出力する。
織機がそれぞれ多色緯入れを行なうことを前提とす
る。) 1)ある織機において、給糸体のよこ糸が消費されたと
き、その検出信号が当該織機の制御装置に出力される。
各織機は、糸種ごとに緯入れ系列(緯入れ用ノズル、測
長貯留装置および給糸スタンドによって構成される緯入
れ部材)を有し、前記よこ糸の消費を検出するためのセ
ンサが例えばそれぞれの給糸スタンドに設けられてい
る。前記織機の制御装置は、よこ糸の消費を検出したセ
ンサが属する緯入れ系列の系列番号と織機番号とを補給
の要求信号としてホストコンピュータ50に出力する。
【0017】2)ホストコンピュータ50は織機番号と
その系列番号とに対応して記憶された糸種の情報、すな
わち仕掛品情報から供給すべき給糸体の種類を検索し、
サーバ52内の待ち行列に織機番号とよこ糸の種類とを
入力する。このように、織機から補給の要求信号が入力
される毎に、サーバ52内の待ち行列に織機番号とよこ
糸の種類とを順次入力する。
その系列番号とに対応して記憶された糸種の情報、すな
わち仕掛品情報から供給すべき給糸体の種類を検索し、
サーバ52内の待ち行列に織機番号とよこ糸の種類とを
入力する。このように、織機から補給の要求信号が入力
される毎に、サーバ52内の待ち行列に織機番号とよこ
糸の種類とを順次入力する。
【0018】3)搬送車20がステーション16に帰還
すると、給糸制御コンピュータ54がサーバ52内の前
記待ち行列を読み出し、搬送車20の経路情報(方向情
報およびポイント制御情報)を求め、これをサーバ52
にファイルする。
すると、給糸制御コンピュータ54がサーバ52内の前
記待ち行列を読み出し、搬送車20の経路情報(方向情
報およびポイント制御情報)を求め、これをサーバ52
にファイルする。
【0019】より詳細には、織機設置領域12内の複数
の織機10が複数の行および列を成して配列されている
場合、給糸制御コンピュータ54がサーバ52内の待ち
行列を読み出し、読み出された織機が属する複数の行の
うち、ステーション16に最も近い行を検索し、さら
に、その行に存在する織機が属する複数の列のうち、ス
テーション16に最も近い列を検索する。その列に対応
する織機を第1順位とする。
の織機10が複数の行および列を成して配列されている
場合、給糸制御コンピュータ54がサーバ52内の待ち
行列を読み出し、読み出された織機が属する複数の行の
うち、ステーション16に最も近い行を検索し、さら
に、その行に存在する織機が属する複数の列のうち、ス
テーション16に最も近い列を検索する。その列に対応
する織機を第1順位とする。
【0020】さらに、搬送車20がステーション16か
ら第1順位の織機へ移動するために切り替えの必要なレ
ール22のポイントすなわち縦方向のレール22と横方
向のレール22との連結状態を変更する切り替え点と、
その切り替え方向とを求め、これらを第1順位の織機に
適合するよこ糸の種類とともに、経路情報としてサーバ
52内にファイルする。
ら第1順位の織機へ移動するために切り替えの必要なレ
ール22のポイントすなわち縦方向のレール22と横方
向のレール22との連結状態を変更する切り替え点と、
その切り替え方向とを求め、これらを第1順位の織機に
適合するよこ糸の種類とともに、経路情報としてサーバ
52内にファイルする。
【0021】次に、待ち行列から第1順位の織機の番号
とよこ糸の種類とを除き、残りの待ち行列内の織機が属
する複数の行のうち、第1順位の織機に最も近い行を検
索し、さらに、その行内に存在する織機が属する複数の
列のうち、第1順位の織機に最も近い列を検索する。そ
の列に対応する織機を第2順位とする。さらに、搬送車
20が第1順位の織機から第2の順位の織機まで移動す
るために、切り替えが必要なレール22のポイントと、
その切り替え方向とを求め、これらを対応するよこ糸の
種類とともに、経路情報としてサーバ52内にファイル
する。
とよこ糸の種類とを除き、残りの待ち行列内の織機が属
する複数の行のうち、第1順位の織機に最も近い行を検
索し、さらに、その行内に存在する織機が属する複数の
列のうち、第1順位の織機に最も近い列を検索する。そ
の列に対応する織機を第2順位とする。さらに、搬送車
20が第1順位の織機から第2の順位の織機まで移動す
るために、切り替えが必要なレール22のポイントと、
その切り替え方向とを求め、これらを対応するよこ糸の
種類とともに、経路情報としてサーバ52内にファイル
する。
【0022】このようにして、待ち行列内のすべての織
機について、順次、補給の順位と経路情報とを求め、フ
ァイルする。なお、前記検索過程において、待ち行列の
織機に補給すべき給糸体の数が保持台28に積載可能な
数を越える場合は、給糸体の数が積載可能数と等しくな
った時点で前記検索を終了する。そして、別の搬送車2
0がステーション16内にあれば、残りの待ち行列につ
いての新たな検索を行ない、経路情報を作成する。別の
搬送車20がステーション16に存在しないときは、新
たな給糸体の要求を待ち、要求があったとき、前記残り
の待ち行列にさらに入力する。
機について、順次、補給の順位と経路情報とを求め、フ
ァイルする。なお、前記検索過程において、待ち行列の
織機に補給すべき給糸体の数が保持台28に積載可能な
数を越える場合は、給糸体の数が積載可能数と等しくな
った時点で前記検索を終了する。そして、別の搬送車2
0がステーション16内にあれば、残りの待ち行列につ
いての新たな検索を行ない、経路情報を作成する。別の
搬送車20がステーション16に存在しないときは、新
たな給糸体の要求を待ち、要求があったとき、前記残り
の待ち行列にさらに入力する。
【0023】4)給糸制御コンピュータ54は、前記経
路情報を参照して、搬送車20が第1順位の織機に到達
することができるように、当該織機の位置発信器をオン
としかつポイントの切替え命令を出す。前記位置発信器
は各織機ごとに所定の位置に設けられており、給糸制御
コンピュータ54からホストコンピュータ50および織
機の制御装置(図示せず)を介して作動される。前記位
置発信器が作動状態のとき、搬送車20は前記位置発信
器からの位置決め信号を受信して停止し、その位置で当
該織機に対する給糸体の交換が可能となる。
路情報を参照して、搬送車20が第1順位の織機に到達
することができるように、当該織機の位置発信器をオン
としかつポイントの切替え命令を出す。前記位置発信器
は各織機ごとに所定の位置に設けられており、給糸制御
コンピュータ54からホストコンピュータ50および織
機の制御装置(図示せず)を介して作動される。前記位
置発信器が作動状態のとき、搬送車20は前記位置発信
器からの位置決め信号を受信して停止し、その位置で当
該織機に対する給糸体の交換が可能となる。
【0024】5)給糸体積載制御コンピュータ56は、
前記経路情報ファイルから順位とよこ糸の種類とを読み
出し、積載ロボット46に対して必要な給糸体14を順
次搬送車20の保持台28に積載するように指令し、給
糸体の積載後、給糸制御コンピュータ54に積載完了指
令を出す。
前記経路情報ファイルから順位とよこ糸の種類とを読み
出し、積載ロボット46に対して必要な給糸体14を順
次搬送車20の保持台28に積載するように指令し、給
糸体の積載後、給糸制御コンピュータ54に積載完了指
令を出す。
【0025】6)給糸制御コンピュータ54から受発信
器58を介して発信指令が出力されると、搬送車20は
第1順位の織機へ向けて出発する。搬送車20が当該織
機に到着すると、前記空の給糸体を回収し、該当する給
糸体を保持台28から織機に移載する。
器58を介して発信指令が出力されると、搬送車20は
第1順位の織機へ向けて出発する。搬送車20が当該織
機に到着すると、前記空の給糸体を回収し、該当する給
糸体を保持台28から織機に移載する。
【0026】7)織機が給糸体の移載完了を検出する
と、織機はこれを示す信号をホストコンピュータ50を
通して給糸制御コンピュータ54に出力する。
と、織機はこれを示す信号をホストコンピュータ50を
通して給糸制御コンピュータ54に出力する。
【0027】8)給糸制御コンピュータ54は、前記経
路情報を参照して、搬送車20が次の順位の織機へ到達
するように、当該織機の位置発信器をオンにしかつポイ
ントの切換えを指令する。
路情報を参照して、搬送車20が次の順位の織機へ到達
するように、当該織機の位置発信器をオンにしかつポイ
ントの切換えを指令する。
【0028】9)給糸制御コンピュータ54は受発信器
58を介して搬送車20に対して方向指示(右または
左)と発進指令を与え、これに基いて搬送車20は次の
順位の織機へ向けて発進する。
58を介して搬送車20に対して方向指示(右または
左)と発進指令を与え、これに基いて搬送車20は次の
順位の織機へ向けて発進する。
【0029】10)7および8の操作を繰り返す。 11)最終順位の織機への移載が完了すると、給糸制御
コンピュータ54が前記空の給糸体の回収位置へのポイ
ンタ制御および方向・発進指令を出力する。
コンピュータ54が前記空の給糸体の回収位置へのポイ
ンタ制御および方向・発進指令を出力する。
【0030】12)搬送車20は前記空の給糸体の回収
位置へ移動し、保持台28を切り離された後、前記準備
位置に戻る。なお、空の給糸体の前記回収位置におい
て、保持台28を搬送車20に取り付けたまま空の給糸
体を回収し、その後、搬送車20とともに保持台28を
前記準備位置へ移動させ、給糸体を積載するようにして
もよい。
位置へ移動し、保持台28を切り離された後、前記準備
位置に戻る。なお、空の給糸体の前記回収位置におい
て、保持台28を搬送車20に取り付けたまま空の給糸
体を回収し、その後、搬送車20とともに保持台28を
前記準備位置へ移動させ、給糸体を積載するようにして
もよい。
【0031】搬送車20への給糸体14の積載について 1)給糸体積載制御コンピュータ56が、積載ロボット
46に対して、糸種ごとに設けられた給糸体14の取り
出し口60への移動と、積載順位とを指令する。
46に対して、糸種ごとに設けられた給糸体14の取り
出し口60への移動と、積載順位とを指令する。
【0032】本実施例の織布工場では3種類の給糸体1
4が用いられ、これらの給糸体14は糸種ごとに設けら
れた3台のベルトコンベヤ上にそれぞれ載置されてい
る。前記ベルトコンベヤは、給糸体積載制御コンピュー
タ56によって各々制御され、ベルトコンベヤの一端に
設けられた取り出し口60へ給糸体14を移動する。
4が用いられ、これらの給糸体14は糸種ごとに設けら
れた3台のベルトコンベヤ上にそれぞれ載置されてい
る。前記ベルトコンベヤは、給糸体積載制御コンピュー
タ56によって各々制御され、ベルトコンベヤの一端に
設けられた取り出し口60へ給糸体14を移動する。
【0033】2)積載ロボット46は、指令された給糸
体取り出し口60ヘそのアーム(図示せず)を伸ばし、
必要な給糸体14を把持する。 3)積載ロボット46は積載順位に従って給糸体14を
保持台28の該当位置に置く。 4)1ないし3の操作を繰り返す。
体取り出し口60ヘそのアーム(図示せず)を伸ばし、
必要な給糸体14を把持する。 3)積載ロボット46は積載順位に従って給糸体14を
保持台28の該当位置に置く。 4)1ないし3の操作を繰り返す。
【0034】給糸体の補給を必要とする織機上の空の給
糸体と給糸体14との交換制御について 1)搬送車が目的の織機の近傍に到達すると、前記位置
発信器からの位置決め信号によって停止し、把持装置2
6が織機上に下降する。 2)把持装置26は空の給糸体を把持して上昇し、次い
で搬送車20の保持台28の溝42にトレイ40の角部
を挿入する。なお、ステーション16では、予め1つの
溝42を残した状態で給糸体14が保持台28に搭載さ
れている。
糸体と給糸体14との交換制御について 1)搬送車が目的の織機の近傍に到達すると、前記位置
発信器からの位置決め信号によって停止し、把持装置2
6が織機上に下降する。 2)把持装置26は空の給糸体を把持して上昇し、次い
で搬送車20の保持台28の溝42にトレイ40の角部
を挿入する。なお、ステーション16では、予め1つの
溝42を残した状態で給糸体14が保持台28に搭載さ
れている。
【0035】3)把持装置26は補給の順位に該当する
保持台28上の位置から給糸体14を把持した後、下降
する。 4)把持装置26は、次いで、給糸体14を織機に移載
した後、上昇する。
保持台28上の位置から給糸体14を把持した後、下降
する。 4)把持装置26は、次いで、給糸体14を織機に移載
した後、上昇する。
【図1】織布工場の概略図である。
【図2】搬送車の概略的な斜視図である。
14 給糸体 18 織布工場 20 搬送車
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数の織機が設置されかつ種類の異なる
よこ糸の給糸体が用いられる織布工場において、給糸体
の補給を必要とする織機に適合する種類と数の給糸体を
搬送車に搭載し、前記給糸体の補給を必要とする織機に
ついて前記搬送車を巡回させる、給糸体の補給方法。 【請求項2】 前記織機を巡る最短の経路に沿って前記
搬送車を巡回させる、請求項(1)に記載の補給方法。 【請求項3】 給糸体の補給の要求順に従って前記搬送
車を巡回させる、請求項(1)に記載の補給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17574191A JPH055247A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 給糸体の補給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17574191A JPH055247A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 給糸体の補給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055247A true JPH055247A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16001443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17574191A Pending JPH055247A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 給糸体の補給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055247A (ja) |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17574191A patent/JPH055247A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4979360A (en) | Transport and handling system for multi-position textile machines | |
US4583358A (en) | Roving-bobbin feeder for spinning machine | |
CN117284879A (zh) | 喂给纱线连接系统 | |
US20180282910A1 (en) | Method for Supplying Cross-Winding Devices of a Spinning-Mill Machine with Sleeves and a Spinning-Mill Machine | |
US11968786B2 (en) | Component replenishment management system and component mounting system | |
CZ283891B6 (cs) | Způsob výměny nádob pro prameny vláken u textilních strojů a zařízení k jeho provádění | |
US5287895A (en) | Equipment for transporting and handling weft-yarn stock bobbins | |
US11873185B2 (en) | Textile machine producing cross-wound packages and method for operating a textile machine producing cross-wound packages | |
JPS6117743B2 (ja) | ||
JPH055247A (ja) | 給糸体の補給方法 | |
JPH0214028A (ja) | ボビン取り扱いシステム | |
JPS62206038A (ja) | 精紡機、特にリング精紡機における糸がなくなりかけている粗糸木管を自動的に交換する方法および装置 | |
CN212292351U (zh) | 智能换丝系统 | |
JPS63152424A (ja) | 自動スライバディストリビュータ | |
JPS58169527A (ja) | ボビンクリ−ルを備えた精紡機 | |
JP2725007B2 (ja) | 粗糸ボビン搬送装置 | |
JPH01317965A (ja) | 織機のヨコ糸交換システム | |
EP4296208A1 (en) | Bobbin conveying system and bobbin conveying method | |
JPH11209002A (ja) | チーズを形成する繊維機械のためのボビン供給装置 | |
JPH0672635A (ja) | 自動玉揚方法 | |
JPH07110743B2 (ja) | 複数のスプーリングステーションを備えたスプール機械 | |
JPS6328922A (ja) | 繊維機械のボビン搬送方法 | |
JP2517819B2 (ja) | 天井搬送車の搬送システム | |
WO2024121694A1 (en) | Manipulator robot for the movement of yarn bobbins for texturing machines | |
JPH04289244A (ja) | 製織工場 |