JPH05504774A - エイズ治療を増進するためのメタロポルフィリン類の使用 - Google Patents
エイズ治療を増進するためのメタロポルフィリン類の使用Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
エイズ治療を増進するためのメタロポルフィリン類の使用関連出願
本願は同一出願人の共に係属中の特許出願番号(171560,191の一部f
t!続出願である。
発明の背景
本発明は哺乳動物、特にヒトのレトロウィルス感染のようなウィルス感染を治療
する方法および組成物に関する。
レトロウィルスはRNAウィルスの広い群であり、その複製中に、RNAメツセ
ージをDNAに変換するために逆転写酵素(RT)を使用する。ウィルスのレト
ロウィルス科はレンチウィルス亜科(ヴイスナ、メディ、遅発性肺炎ウィルス[
スロー ウィルスJ)、スブーマウィルス亜科(発泡性ウィルス)およびオンコ
ウイルス亜科(Am、B型、C壓、D蟹、RNA腫瘍ウィルス)を包含している
。レトロウィルス科は、ネヅミ、鳥類、ネコ、ヒトなとの霊長目の動物に感染す
ることか示されている。
ヒト免疫欠損ウィルス(HIV−1)またはヒトT−細胞リンパ趨向性ウィルス
(HTLV−I[[)は後天性免疫欠損症候群(エイズAI[S)の原因となり
、エイズは複合体(ARC)に関係し、また、疾病に関係かあるエイズはレトロ
ウィルスである。また、ネコ白血病ウィルス(FeLV)もレトロウィルスであ
る。
HIV−1およびHIV−2のようなHIV種のレトロウィルスは、試験管中で
補助/誘導子細胞を破壊する。HIVウィルスは、エイズの病因であり、疾病に
関係する。今日まで、エイズの多くの症例か合衆国で報告されており、また、こ
の疾病の発生と流行か増加し続けている。疾病コントロールセンターに報告され
たエイズは1989年1年だけで35.238件てあり、1981年以来では全
部で100.000件を越えている。
エイズは、その殆が常に病気の最初の臨床的な徴候から1乃至2年以内に死亡し
ている。この疾病は、最初は4つの危険率の高い群(ホモの人、血友病患者、ハ
イチ人および静脈注射薬常習者)間で記載され、特徴付けられた。しかしながら
、この明らかなこの危険率の高い群に属さない人々もこの疾病に罹っている。エ
イズは一般に親密な性的接触により、または、感染した血液製品の投与により、
また、場合によっては母体−胎児の経路によって蔓延している。エイズの症状が
現われている多(の患者は、感染してから発症までの間に6個月乃至5年(以上
)の潜伏期間かあるので、接触して自分の病気をうつす時に、自覚症状かない。
歴史的に、ヌクレオシド類は、レトロウィルス感染のようなりNAウィルス感染
およびRNAウィルス感染を治療するための抗−レトロウィルス剤の最高のもの
の中の1つである。エイズの治療のために、3−アジド−3′−デオキシチミジ
ン(AZT)かこのような治療剤として最も好結果を与えている。しかしなから
、AZTには公知の欠陥があるので、その殆どがヌクレオシドではない他の多く
の薬剤が現在、試験管内で、また、生体内で研究されつ−ある。これらの中のい
くつかは臨床実験の段階に達している。これらは:
硫酸デキストラン AS I 01
カスタノスペルミン アンビリケン
インターフェロン類 GM−C3P
リバビリン インターロイキン−2
ドキソルビシン フすスカルネット
AL721 スラミン
アンスマイシン ネコァブチン
HPA−29
AZTおよび関連ヌクレオシド類の使用の詳細は合衆国特許第4、724.23
2号に記載されており、これに対する引例にも開示されている。
エイズの治療のための抗ウイルス治療は、継続しているレトロウィルスの複製か
疾病の発病および進行に関係があるという仮定に基づいている。従って、RTは
エイズの抗ウイルス治療のための主たる目標とされており、また、実際に、この
酵素に作用するAZTを含有する剤の研究がなされている。これらの化合物のホ
スホリル化物は鎖ターミネータとして作用することにより、H[V複製を阻害す
る。HIVの逆転写酵素は、哺乳動物のDNAポリメラーゼよりも、これらのホ
スホリル化ジデオキシヌクレオチドの阻害効果に対してずっと敏感である。AZ
Tの投与は、その結果として免疫上の改善をもたらし、エイズ患者を生存する利
益を与えることを示している。
AZTによるエイズの治療の成功は、しかしながら、赤血球貧血、好中球減少症
および血小板減少症を含む重大な逆効果の結果を制限している。AZTは、投与
量に関係し、時間によって、赤血球、顆粒球、マクロファージおよび原始造血系
統の増殖を抑制する。AZTの規定食餌法は著しい骨髄毒性を伴う。さらに、A
ZTによる長期間の治療は、薬剤耐性表現型のウィルスを育利に複製させるよう
な選択的な血圧を生じさせるかもしれない。このような変異種は進行したHIV
−1合併症に罹っている患者から分離されており、時には治療開始後6個月とい
う早期の患者から分離されている。
ヘムまたは鉄プロトポルフィリン■はピロールと称される4つの単位を含む赤い
色素である:これらの単位は化学的に結合して、1つの大きなテトラビロール(
ポルフィリン)環構造を形成している。金属原子がこのポルフィリンの中心にキ
レートされている:より高い有機性において、この金属は鉄であり、このポルフ
ィリン環構造はプロトポルフィリン■と称されている。生理学上の組織において
、ヘムは成るたん白質と結合している。これらのヘムたん白質は、金属原子の位
置で酸素と結合するか、または、エレクトロン伝達系と結合している膜の成分と
して作用する。細胞の呼吸、エネルギーの発生および化学的な酸化は、これらの
ヘムたん白質に依存している。ヘミンはヘムの塩化物である。ヘム合成およびヘ
ム分解は細胞のヘムのホメオスタシス(恒常性)の維持および造血分化に対して
重要である。
Tsutsui とMuel 1er(1)は、ラウシ+−Rauscherネ
゛ヅミの白血病のウィルス結合RT活性は、100μmの濃度のヘミンによって
抑制されると報告している。ヘミンは鉄プロトポルフィリン■(ヘム)の塩化物
である。このヘミンの高濃度によるRTの阻害は可逆的であり、覆板(temp
late)に対するよりはむしろ酵素に対すものであると思われる。他方、ヘミ
ンは鳥類の骨髄性白血病ウィルスから精製されたRTの活性を阻害しなかった。
合成ヘム類は、キレート化された原子か、錫、クロム、コバルト、亜鉛またはマ
ンガンのような鉄以外の金属である有機金属ポルフィリン類またはポルフィリン
環構造がプロトポリフィリン頚もしくはメツポルフィリン類中のものとして変更
された類似体なとの広範囲のものを包含している。例で示すことができる代表的
な合成ヘム類は、錫プロトプロフィリン(SnPP) 、錫メソポルフィリン(
SnMP) 、錫ショートジューテロポルフィリン(Sn[zDP)およびこれ
らに対応する亜鉛、クローム、マンガンおよびコバルト化合物であり、これらの
全ては公知であるか、または、公知の方法で製造することができる。全ては、本
発明の実施に際して有用である。錫プロトポルフィリンおよび錫メソポルフィリ
ンが、容易に入手可能であり、特に活性が高いので、好ましい。
本発明の実施に際して有用な他のヘムの誘導体は、ヘムの酸付加塩類、特に、ア
ルギニンのようなL−アミノ酸などのヘムのアミノ酸塩を包含している。ヘムの
アルギニン塩が本発明の実施のために好ましい。無機酸および有機酸の他の無毒
性の酸付加塩類、特に天然のし一アミノ酸の酸付加塩も使用することができる。
レトロウィルス感染の治療におけるAZTおよびAZT梨ヌクレオシド類の前記
のような欠点のために、これに替わる薬剤、または、少なくとも、投与量を減ら
すことができ、中毒の余病を減少させ、もしくは、長期間にわたる治療薬の使用
を可能するために公知の治療薬の抗ウイルス効果を増強する薬剤を発見するため
に、多くの時間、努力および金員が費されている。
発明の簡単な要約
ヘム、合成ヘム類およびヘム酸付加塩類が単独で、または、抗−HIV薬剤との
併用がエイズの治療に有用であることがわかった。便宜上、ヘム、ヘム酸付加塩
類および合成ヘム類を、以下で「ヘム物質」と称することかある。ヘム物質は、
抗ウィルス化合物、特にAZTのような抗レトロウイルス化合物の活性を増強す
る。本発明は、AZTまたはジデオキシイノシン(DD I)のようなヌクレオ
シド盟の治療薬との併用が特に有用である。本発明は、また、エリスロボエチン
(EPO)とともに、1種以上のヘム物質、AZTのような抗−HIV薬剤を含
有している薬学上の組成物もその範囲内に含む。ヘム物質およびEPOの組合せ
は抗−HIV薬剤の悪影響を消すために有効であることが観察されている。
従って、本発明は、このような治療が必要とされている哺乳動物、特にヒトのレ
トロウィルス感染の治療のための方法および組成物を含んでいる。本発明は、特
に、ヒトのエイズ感染を制御することに適用することかできる。
図面の簡単な説明
図1,2.3.4および5は、ヘミン、AZT、およびヘミンとAZTとの組合
せ、およびEPOとこれらの薬剤とを組合せて使用した本記載の研究結果をグラ
フで示している。
発明の詳細な説明
本明細書で使用する“共同投与(coadministration)″という
用語は、複数の治療剤を同時に、又は1つの治療剤の投与が他の治療剤の作用に
育苗な効果を有するように充分に接近した時間的間隔で継続的に投与することを
意味している。通常、治療剤は非経口的に1投薬単位(dose unit)で
投与されるか、本発明はそれに限定されるものではない。実際、治療合剤の1成
分、例えばヌクレオシドを経口的に、ヘム物質を非経口的に投与することができ
る。
便宜上、本発明を主としてヘム、AZT (アジドチミジン)およびEPOに関
するものとして説明するか、上記より明らかなように、本発明はこれらの物質に
限定されるものではない。
ヘム単独又は色々な濃度のAZTとの抗ウイルス効力を測定するために、何れも
患者(ヒト)から分離したHIVのAZT感受性菌株、HIVのAZT耐性菌株
、およびE RCBioservicesCorporationから得たAZ
T感受性菌株HTLV−III Bを用いて多くの試験を行なった。
AZTのような抗レトロウイルス薬物の悪影響を逆転するヘム物質とEPOの併
用の能力を立証するために他の試験を行なった。
細胞およびウィルス
AZTと共同投与されるヘム物質に関する本検討においては、全体で3種類のH
IV−1型の菌株を利用した。2種の菌株はエイズ患者から得られた血液から分
離されたものである(文献2)。
1つは4ケ月間AZT治療を続けていた患者から得られた分離株(1solat
e)であり:この分離株は、第1表においては(lμMAZTて)AZT−耐性
として明示されている。他の分離株は、AZTを受けたことかない患者由来のも
のであり、第1表では(lμM AZTで)AZT−感受性として引用されてい
る。3番目のHIV菌株(HTLV−III B)+!、NIATD(国立アレ
ルギー感染症研究所)エイズ調査および標準試験(NIAID AIDSRes
earch and Reference)プログラムによってERCBios
ervicesCorporation (Rockville、 MD)から
得たものである。
HTLV−[11B (文献3.4)をH99細胞(文献5.6)(E RCB
ioservices Carp、 >中で複製した。AZT−耐性の患者由来
のHIVもH99細胞に適応したが、AZT−感受性のHIV(第1表)はこれ
らの細胞に適応することができなかった。
2種類(7)HTV菌株ヲ10 %胎仔” シ血清(F B S ) (Gib
co)ヲ添加したIMDM (イスコープ改変デュルベツコ培地) (Gibc
o)中てH9細胞に接種(passage) L/、3〜4日で継代培養した。
HTVによるH9の感染
H9細胞(0,5X 10 ’ /d) eHIV (HTLV−III Bオ
よびAZT−耐性患者からの分離株)の2種類の菌株で感染させた。段階的濃度
のヘミン(Sigma、 St、 Louis)(0〜15.0 ttM)を上
記2種類の培養株(cultures)に加えた。この培養株を37°Cで10
%FBSを添加したRPMI 1640培地中に維持し、ヘミンを含む培地の5
0%を7日間に2度置換した。78目に0、5 rIdlの部分標本を等容量の
FBSと共に集め、検定するまで一70°Cに凍結した。
p24検定
Abbottプロトコル(文献7)に従い、Abbott HI V抗原検出シ
ステムによって、HIV抗原、p24を調べるために試料を2度検定した。対照
(200μI)又は希釈試料(180μりには20ulのTriton X −
100を各ウェルに加え、次いてI(T[、V−IIIBに対するヒト抗体で被
覆したポリスチレンのビーズを加えた。検定プレートを室温で16〜20時間保
持した。そのビーズを水洗した後、HTLV−rIIに対するウサギ抗体(20
0μりを各ウェルに加え、検定プレートを40”Cで4時間インキュベートした
。ビーズを洗滌した後、ホースラディッシュペルオキシダーゼと複合された(c
onjugated)ヤギ抗ウサギIgGの200μlを各ウェルに加え、検定
プレートを40”Cで2時間インキュベートした。最終洗滌後、ビーズを検定プ
レートからチューブへ移植し、0.02%の過酸化水素を含む、新たにwj4製
されたOPD (o−)二二レンジアミン・2塩酸)の基質溶液の300μlを
1つのビーズを含む各検定チューブに加えた。検定チューブを暗かりで、30分
間、室温でインキュベートした。INの硫酸1iを各チューブに加えて反応を停
止させた。対照および処理した培養株の吸取を492n+nにおいて分光光度肝
で測定した。
抹消血液リンパ球(PBL)中でのHIVの培養健康な供血者からのヒトPBL
(o、5xlO’ /mj)を、1nVi tro−で、2人のエイズ患者(
第1表)から分離したHIVで感染させた。A Z T (Burroughs
Wellcome)をその培養株に18Mの最終濃度で加え、一方、ヘミンを
全容量2rnl中に18M又は10MMの最終濃度で添加した。これらの培養株
を37°Cて維持し、AZT、ヘミン又はAZTとヘミンとの組合わせを含む培
地の50%を7日内に2度置換した。7日目に部分標本を等容量のFBSと共に
集め、検定するまで一70゛Cに凍結した。
細胞生活能力(Cell Viability)細胞の生活能力をトリバンブル
ー除去法で評価した。本明細書に報告されている全ての実験において、細胞生活
能力は72%以上であった。
第1表に示されている実験では、AZT(14M)はPBLのin VitrO
培養て7日目に薬物感受性菌株(第1表、患者1)におけるH?V複製を完全に
阻害した。ヘミンはAZTと同時に投与した場合には該薬物の抗ウィルス作用を
変化させなかった。また、ヘミン単独(10MM)はウィルス複製に対する実質
的な抑制効果をもっていた。AZT酎性耐IV分離株(第1表、患者2)に対し
ては、ヘミン単独又はAZTは検討された濃度において抗ウィルス活性をもたな
かった。しかし乍ら、AZT(1μM)とヘミン(1μM又は10MM)の組合
わせを用いたときは、HIV複製は完全に阻害された。
これらの観察を広げるために、ヘミンおよびAZTに関する追加の実験を行なっ
てH99細胞中のHrV複製を検討した。これらの実験では患者2からのAZT
耐性HIVをH9細胞に適応さぜた。HTLV−[11B型もH99細胞中で複
製され、AZT感受性菌株として役立った。H9細胞に患者lからのAZT感受
性HIV分離株を適応させることか可能であることは証明できなかった。H9細
胞をHIVの2種の菌株で感染させ、AZTの段階的量(O〜1μM)をその培
養株の2つのグループに加えた。培養株を、lO%FBSを添加したRPMI
1640培地中に37°Cて維持し、7日内に2度、ヘミン(l又は10MM)
含有培地の50%を置換した。0.5−の部分標本を集め、7日目に等容量のF
BSを加え、検定するまで一70°Cに凍結した。HTLV−Irl B型AZ
T感受性HIVについては、AZTの5096阻害a度(ICf。)はo、 o
o sμM(第1図)であった。IOμMの濃度のヘミン単独が殆んど完全に
複製を遮断した(第1図)。AZTにヘミンを加えると薬物のIC5oを著しく
低下させた(第1図)。
10MMの投与量におけるヘミン単独の効力のため、AZTのウィルス破壊性効
果の増加は測定できなかった。
患者2からのAZT耐性HIV菌株では、H9細胞中のAZT単独のIC6,は
1μMを越えた。1μMのヘミン単独はウィルス複製に効果かなかった;10M
Mの濃度ではウィルス増殖に関する実質的な阻害(40%)か観察された(第2
図)。
HIVのAZT耐性および、A−Z T感受性の菌株の両者のH9細胞における
HIVの複製に対するヘミン単独の用量一応答効果も測定した。薬物感受性菌株
のウィルス性複製は<O,OSμMのヘミン濃度で50%低下した(第3図):
薬物耐性菌株については、ヘミンの匹敵する阻害濃度は約15μMであった。
これらのデータは、ヘミン(10MM)単独が、培養されたPBLにおけるAZ
T感受性分離株の複製を阻害することかでき、AZTとの組合わせで、18M又
はIOμM濃度のヘミンか(HIV菌株中の)薬物耐性HIV菌株に対するAZ
Tの効力を大きく高めたことを示している。H9細胞中で増殖したAZT感受性
およびAZT耐性ウィルス性菌株の両者に対しては、ヘミン単独かウィルス破壊
的な性質を示し、またAZT感受性ウィルス分離株に対するAZTの抗ウィルス
作用を増加させた。これらの作用に必要なヘミンの投与量は、Rauscher
マウス白血病ウィルスのウィルス関連RT(耐性伝達)活性を阻害するのに必要
なヘミンの投与量(文献l)よりも明らかに少なく、非細胞毒性であることか証
明されている他の哺乳動物の細胞系中に使用される投与量(文献8.9)よりも
著しく少なかった。
AZTの悪影響に対するヘムとEPOの組合わせの効果を測定するために、正常
ヒト骨髄造血コロニーをメチルセルロース培地中で増殖させ、[5cove等の
方法に従い(文献10) 、CFU−E(コロニー形成ユニット、赤血球)およ
びBFU−E (バースト形成ユニット、赤血球)を得るため1.OU/+J〜
6U/rnlのEPO(Epo東洋東洋人阪、日本)を加えて赤血球のコロニー
増殖に対する効果を立証した。CFU−Hの増殖は7日間記録され、BFU−E
は14日間記録された。培養物は0.1μm/LのAZTを含んでおり、増殖は
ヘミンの添加および未添加で観察された。結果は第5図に示されている。
第5図に見られるように、EPO単独は試験された全ての濃度でAZTの細胞障
害効果に打ち勝つことはできなかった。ヘミンの無い全ての培養物において、全
てのEpoの濃度でCFU−E増殖に関する同程度の阻害か得られ、IU/d以
上の全てのE poa度でBFU−E増殖に関するより大きな阻害か得られた。
一方、ヘミンはAZTの細胞障害効果に逆らってCFU−EおよびBFU−Eコ
ロニーの増殖を保護することができた。AZT(0,1μmol/L)によって
抑制された培養物にヘミン(10μmol/L)を添加するとCFU−Eコロニ
ーの計数は279%まで、BFU−Eの計数は282%までの程度だけ、それぞ
れ増加した。ヘミンの刺激効果か最大になったのは、CFU−Eコロニー形成に
対してはIU/−のEpoか、BFU−Eコロニー形成に対しては2U/−のE
poか存在する場合であった。
本発明の好ましい組成物は非経口的投与のために設計されている。1つ又はそれ
以上の抗ウィルス剤は、通常、等張状態の、水成の緩衝溶液であり、代表的には
塩化ナトリウム、グルコース又は他の標準溶質の添加によって等張性にされたも
のである。この組成物は更にプロピレングリコール、ゴマ油又は他の不活性な賦
形剤を含んでいても良い。上に示唆したように、AZTおよび同様な作用物質(
agents)は経口経路で別に投与してもよい。
本発明の治療組成物は通常ヘム物質を含んでおり、レトロウィルス感染、特にH
IVI又はHIV2に帰因するHIV感染の治療に有用な1つ又はそれ以上の化
合物を追加的に含んでいてもよい。ヘム物質および抗レトロウィルス剤は、普通
、そのような感染によって苦しめられている人のような哺乳動物を治療するのに
有用で効果がある量存在している。AZTおよびDDIのような抗HIVヌクレ
オシドが好ましい。上に示されているように、その組成物は更にEPOを含んで
いてもよい。
本発明の活性剤に対する存用な投与量の範囲は選択された作用物質、患者の年令
、体重、一般的な体調、および所属の医師又は獣医によって容易に評価される他
の要素によって変化する。
本発明のヘム物質については、代表的に有用な投与量の範囲は、AZTのような
他の抗HIV剤か存在してもしなくても、普通、約0.5〜50■/kg体重で
ある。抗I(IV剤に対する投与量の範囲は、これらの薬物について通常用いら
れるのと同じオーダーの量であるか、この組成物に対するヘム物質の育苗な寄与
のため、特定の組成物における抗HIV剤の濃度はその作用物質か単独で用いら
れる場合に推薦されるのより低くてもよい。
そのような投与量の水準での治療に備えるために、色々な投与量の単位が提供さ
れる。代表的な投与量単位は、ヘムか単独に使用されてもされなくても、0.2
5〜50■/kgのヘム物質を含んでいでもよい。抗HIV薬物の濃度は、多分
、それが単独で使用される場合と同じオーダーの量である。
AZTについては、本発明のヘミン生成物と共に投与するときの投与量の水準は
、普通、約5〜250■/kg体重である。そのような水準は約1〜80■/
kgのAZTを含む非経口的投与量単位を与えることによって都合よく達成でき
る。
もしも本発明の組成物かEPOを含むならば、投与量の範囲は順当にいけば、普
通、50〜300■/kg体重である。代表的には、投与量単位は約lO〜10
0単位/kgのEPOを含んでいる。
酸付加塩の方かヘム又はヘムか通常使用される形態であるヘミンよりも、より水
溶性であるので、本発明で使用するためにはヘムよりもヘムアルギネートの方か
好ましい。その上、それはヘムの経静脈的使用に関連する合併症なしに経静脈的
に投与することができる。また、それはヘムよりも安定である。両方の物質は普
通ならば動物源から得られるものであるので、望ましくない不純物を少なくし又
は除くためには、更に、該物質にウィルス又は他の感染性の生体がないことを確
実にするために、退屈で高価な方法によって製造しなければならない。
合成ヘムは、それらが本発明の緩衝された、等張、水成の組成物中に有用な濃度
で可溶性であり、経静脈的を含め、いかなる非経口経路によっても投与すること
ができるだけでなく、幾つかの他の理由によっても、本発明の実施には特に好ま
しい。それらは化学的に合成することか可能であり、普通の注意をもって取扱え
ばウィルス又は他の汚染を受けることはなく、自然の生成物とは対照的に、数年
間安定な凍結乾燥された形態に製造することかできる。
本発明の組成物は、標準的な容易に利用できる成分を使用して上述のような目的
に利用される通常の方法によって製造される。
代表的には、緩衝された組成物のpHは、普通、約7〜8であり、好ましくは7
.4〜7.5である。
表 1
HTV抗源、P24、pg/ml(%阻害)治 療 AZT感受性 AZT耐性
AZT感受性H[V分離株
AZT O11800(0,0) 101000(0,0)AZT l am
42(100,0) 90000(11,0)ヘミン 1 μm 104000
(12,0) 99500(1,5)ヘミン 10μm 35000(70,0
)” 101500(0,0)AZTIμm+ヘミン1μm 42(100,0
)” +400(99,0)”AZTIμm+ヘミンIOμm 29(100,
0)@+45(100,0)”*p値 0,01〜O,OO1
文 献
1、Tsutsui、 K、およびG、 C,1jueller、 1987
ヘミンはマウス白血病のウィルスのウィルス粒子関係逆転酵素を阻害する。
Biochem、 and Biophys、 Res、 Comm、、 14
9 : 6282、Ho、 D、 D、、 T、 R,Rota、 R,T、
5chooley、 J、 C,Kaplan。
J、 D、 A11an、 J、ε、 Groopman、 L、 Re5ni
k、 D、 Fe1senstein。
C,A、 AndrewsおよびM、 S、 Hirsch 1985 、獲得
免疫不全症候群に関連する神経症候群をもつ患者の髄液および神経組織からのH
TLV−IIIの分離。N、 Engl、 Jr、 !Jed、、 313 :
1493.3、Popovic、 M、、 M、 G、 Sanrgadha
ran、 E、 ReadおよびR,C。
Ga1lo、 1984 、 xイズおよびエイズ前駆体(pre−AIDS)
をもつ患者からの細胞変性レトロウィルス(HTLV−11[)の検出、分離お
よび連続的な製造。5cience、 224 : 497゜4、 Ga1lo
、 R,C,、S、 5alahuddin、 M、 Popovic、 G、
M、 5hearer。
M、Kaplan、B、F、Haynes、T、J、Pa1ken、R,Red
field、J。
01eske、 B、 5ofai、 G、 White、 P、 Foste
rおよびP、 D、 Markham。
1984 エイズをもつ又はエイズの危険にさらされてし)る患者力1らの細胞
変性レトロウィルス(HTLV−[[I)の常習的な検出および分離 5cie
nce、 224 : 5005、Popovic、 M、、 E、 Read
−ConnoleおよびR,C,Ga1lo、1989HTLV−IIIを感受
しやすく且つ許容性のT4正のヒト腫瘍性の細胞株。担匹旦、百: 1472.
6、Mann、 D、 L、、 S、 J、 0’ Br1en、 D、 A、
G11bert、 Y、 Re1d。
M、 Popov、 E、 Read−Connole、 R,C,Ga1lo
およびA、 F、 Gazder。
1989、 HI Vに感受しやすいヒトCDJ+細胞株H9の起点。
AIDS Res、 and Human Retroviruses、 5
: 2537、 5pivak、 J、 L、、 D、 C,Barnes、
E、 FuchsおよびT、 C,Quinn1989、 HI V感染患者中
の血清免疫反応性エリスロボエチン。
JAMA、261 : 3104゜
8、Yarchoan、 R,、R,W、 Klecker、 K、 J、 W
einhild、 K、 H。
Lyerly、E、Gelman、R,M、Blum、G、M、5hearer
、H,Mitsuya。
J、 M、 Co11ins、 C,E、 Myers、 P、 D、 Mar
kham、 D、 T、 Durak。
S、N、Lehrman、D、W、Barry、M、A、Fischl、R,C
,Ga1lo。
p、 P、 BolognesiおよびS、 Broder、 1986 、
3 ’−アジド′ 3′−デオキシチミジンの投与、およびエイズ又はエイズ関
連複合体をもつ患者に対するHTLV−1[[/LAV (リンノく部層関連ウ
ィルス)複製の阻害。Lancet、1 : 575゜9、 8rown、A、
、J、 D、Lutton、J、 C,Ne1son、 N、 ’G、 Abr
ahamおよびR,D、 Levere、 +987、小生息区細胞質分裂およ
び赤血球系ヘム代謝性酵素の発現。Blood Ce1ls、 13 : 12
3 。
10.1scove NN、 5ieber F、胃1nterhalter
KH,アガロース・コンカナバリンを使用するゲル濾過およびアフィニティー・
クロマトグラフィーによるエリスロポエチンの所要量に関するマウスおよびヒト
骨髄分析の培養物中における赤血球のコロニー形成。
×
浄iF(内容に変更なし)
要約書
国際調査報告
Claims (19)
- 1.レトロウイルス感染の治療を必要とする哺乳動物のレトロウイルス感染治療 方法であって、ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合 物からなる群から選ばれた薬剤を含有する緩衝等張水溶液を上記治療を行なうに 十分な量非経口投与することからなる方法。
- 2.レトロウイルス感染の治療を必要とするヒトのレトロウイルス感染治療方法 であって、ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物か らなる群から選ばれた薬剤を含有する緩衝等張水溶液を上記治療を行なうに十分 な量非経口投与することからなる方法。
- 3.レトロウイルス感染の治療を必要とするヒトのレトロウイルス感染治療方法 であって、ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物か らなる群から選ばれた薬剤を抗HIV剤とともに含有する緩衝等張水溶液を上記 治療を行なうに十分な量非経口投与することからなる方法。
- 4.HIV感染の治療を必要とするヒトのHIV感染治療方法であって、ヘム、 ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からなる群から選ば れた薬剤をAZTとともに含有する緩衝等張水溶液を上記治療を行なうに十分な 量非経口投与することからなる方法。
- 5.HIV感染の治療を必要とするヒトのHIV感染治療方法であって、ヘム、 ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からなる群から選ば れた薬剤をAZTとともに含有する緩衝等張水溶液の上記治療を行なうに十分な 量と、AZTの悪影響を逆転するに十分な量のエリスロポエチンとを非経口投与 することからなる方法。
- 6.ヘムの酸付加塩がヘム アルギネートである請求項2、3、4または5の方 法。
- 7.有機金属ポルフィリンがスズ プロトポルフィリンである請求項2、3、4 または5の方法。
- 8.有機金属ポルフィリンがスズ メソポルフィリンである請求項2、3、4ま たは5の方法。
- 9.上記薬剤がヘムである請求項2、3、4または5の方法。
- 10.ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からな る群から選ばれた薬剤を抗レトロウイルス剤とともに上記治療を行なうに十分な 量含有する緩衝等張水溶液からなる哺乳動物のレトロウイルス感染治療用薬剤組 成物。
- 11.ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からな る群から選ばれた薬剤を抗レトロウイルス剤とともに上記治療を行なうに十分な 量含有する緩衝等張水溶液からなるヒトのレトロウイルス感染治療用薬剤組成物 。
- 12.ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からな る群から選ばれた薬剤を抗HIV剤とともに上記治療を行なうに十分な量含有す る緩衝等張水溶液からなるヒトのHIV感染治療用薬剤組成物。
- 13.ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からな る群から選ばれた薬剤をAZTとともに上記治療を行なうに十分な量含有する緩 衝等張水溶液からなるヒトのHIV感染治療用薬剤組成物。
- 14.ヘム、ヘムの酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物からな る群から選ばれた薬剤を抗HIV剤及びエリスロポエチンとともに上記治療を行 なうに十分な量含有する緩衝等張水溶液からなるヒトのHIV感染治療用薬剤組 成物。
- 15.ヘム、ヘムのアミノ酸付加塩、有機金属ポルフィリン及びこれらの混合物 からなる群から選ばれた薬剤をAZT及びエリスロポエチンとともに上記治療を 行なうに十分な量含有する緩衝等張水溶液からなるヒトのHIV感染治療用薬剤 組成物。
- 16.ヘムのアミノ酸付加塩がヘム アルギネートである請求項10、11、1 2、13、14または15の組成物。
- 17.有機金属ポルフィリンがスズ プロトポルフィリンである請求項10、1 1、12、13、14または15の組成物。
- 18.有機金属ポルフィリンがスズ メソポルフィリンである請求項10、11 、12、13、14または15の組成物。
- 19.上記薬剤がヘムである請求項10、11、12、13、14または15の 組成物。
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