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JPH0547328Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0547328Y2
JPH0547328Y2 JP1987175526U JP17552687U JPH0547328Y2 JP H0547328 Y2 JPH0547328 Y2 JP H0547328Y2 JP 1987175526 U JP1987175526 U JP 1987175526U JP 17552687 U JP17552687 U JP 17552687U JP H0547328 Y2 JPH0547328 Y2 JP H0547328Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
box
powder
clearance
rotating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987175526U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0178773U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987175526U priority Critical patent/JPH0547328Y2/ja
Publication of JPH0178773U publication Critical patent/JPH0178773U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0547328Y2 publication Critical patent/JPH0547328Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の利用分野】
本考案は、食品用の粉砕機、粉体輸送装置、噴
霧乾燥装置、送風機など、食品粉体取扱装置にお
ける外付け型回転軸のシール構造に関する。
【従来の技術とその問題点】
(背景) 今日行われている、外付け型回転軸のシール構
造は基本的に第3図のようなもので、ケーシング
(例えばブロワ)の器壁1から伸びる円筒状鍔付
パツキン箱2内に数本のグランドパツキン3,3
…を挿入した上、同じく鍔付のパツキン押さえ4
を挿入し、両者の鍔部2a,4aをボルト5で固
定する方法を採つている(実教出版株式会社刊
「図説機械用語辞典1953」92頁参照)。 この場合、グランドパツキン3は器壁1と回転
軸5間の隙間Cから入り込む粉体との摩擦により
発熱すると同時に次第に摩耗するから、定期的に
取り外して新品と交換する。この摩擦による摩耗
は、ケーシング内の取扱物が粉体である場合は当
然激しくなり、現に本考案者が第3図の軸封装置
をオカラ粉砕機、食品用噴霧乾燥機等に使用した
体験によつても、該パツキン交換後、数日以内に
洩れが発生し、この現象をパツキン数の増加によ
り阻止するのは事実上不可能であつた。しかも取
扱対象物が食品の粉末である場合(粉体輸送装
置、噴霧乾燥装置等)、該粉末が概して熱に不安
定であるため、摩擦によるグランドパツキンの温
度上昇が対象食品粉末の品質を低下させること
は、パツキンの交換の手数以上の、より重要な問
題である。 (従来技術の問題点) 従来、鉱石粉砕機などのローラーミルにおい
て、回転ケーシング、即ちローラー壁面に複雑な
凹凸を設けると共に、器壁内の固定軸面に対向す
る凸凹リングを取り付けてラビリンスを形成さ
せ、固定軸内の空気通路を介して該ラビリンス内
へ加圧空気を吹き込むようにした装置が開発され
ている(実公昭62−8689号公報参照)。しかしこ
の方法を回転軸の軸封用に利用するときは、回転
軸中へ通気する必要があるため、空気入り口と回
転軸面とのシールに面倒な機構を必要とするのみ
でなく、ラビリンス加工も工作的に極めて面倒で
ある。
【考案の目的】
以上の現状に鑑み、本考案は、回転軸を備える
粉体食品取扱装置において、従来の外付け型軸封
装置に対し僅かの工作を加えるだけで、実質的に
粉体洩れを阻止することができ、しかも耐久性に
優れた粉体食品取扱用軸封装置を提供することを
目的とする。
【目的達成のための手段】
(概要) 本考案は、上記目的を達成するため、回転装置
を囲むケーシングの外壁に固定された筒状の鍔付
パツキング箱と、該箱内を該箱の軸心方向に沿つ
て貫通する回転軸の周囲に施された環状のグラン
ドパツキンと、前記回転軸の外周面とパツキング
箱との間に位置し、かつその内周壁と前記回転軸
の外周面との間にクリヤランスを有する円筒状の
鍔付パツキン押さえとを有する外付け型軸封装置
において、該装置は、前記パツキン押さえに連結
され、かつそれを軸方向に沿つて貫通する送気管
と前記クリヤランスの外端面を気密的に外界と遮
断するシール材とを含み、送気管内へ圧入された
気体が、上記クリヤランスを経て上記グランドパ
ツキンに衝突し、該パツキンを冷却させると同時
に上記ケーシング内からパツキン箱内へ迷入する
粉体に対し封止作用を営むようにしたことを特徴
とする食品粉体取扱用回転機器における回転軸の
シール装置を要旨とする。以下、考案の詳細につ
いて説明する。 (構造) 本案装置におけるパツキン箱及びパツキン押さ
えの構造は、基本的に従来のものと類似である
が、本案装置においては、パツキン箱内を気密化
する必要があるのでパツキン押さえのフランジ側
開口部内周に例えば弗素ゴム等の低摩擦性弾性材
料で作られたガスケツトが施される。このガスケ
ツトは、好ましくは例えば《オイルシート》等と
呼ばれる、コ字状断面を有し、内圧により拡開し
てシール効果を高める形式のものが好ましい。 上のフランジ押さえは、更にそのスリーブ部に
穿設された気体導入孔(貫通孔)を有し、外部の
圧力源と接続するための継手が付加される。因
に、ブロワ等の粉体取扱装置の内部におけるゲー
ジ圧は精々0.1Kg/cm2以下であるから、本継手は
簡単な構造でよく、例えば該スリーブ部に直接埋
め込まれた銅又は黄銅パイプでもよい。 (グランドパツキン) 本考案によれば、極端にはグランドパツキンを
全廃することも可能であるが、前記ガスケツトへ
の負荷を減じるため、少数のグランドパツキンは
併用した方がよい。本パツキンの材料としては、
麻、アスベスト、フアイバー、皮革などが利用さ
れるが、成るべくグラフアイト、二硫化モリブデ
ン又は二硫化タングステン等による減摩処理を施
されたものが望ましい。
【作用】
本考案におけるシール装置の構造は非常に簡単
であつて、普通の外付け型軸封装置に多少の工作
を施すだけで、食品粉体取扱装置用回転機器に対
し効果的な粉体シールを施すことができる。しか
もパツキン押さえと回転軸との間のクリヤランス
へ通気された加圧空気は、グランドパツキンへ衝
突してその摩擦熱を奪うから、単なる粉体シール
に留まらず、食品の加熱を抑制するのに有効であ
る。このため、蛋白質のような熱に弱い物質でも
摩擦熱の影響を受け難い。なお、粉体が外部へ漏
出する恐れがないため、清掃の手数が不要となり
職場環境が改善される。
【実施例】
第1図は、本案装置の一例のパツキン押さえ側
から見た一部切欠平面図、第2図は、第1図、線
X−Xに沿う断面図である。 (構造) 全体は、スリーブ状の鍔付パツキン箱2と、該
箱の内壁に対し密に嵌挿されうる鍔付グランド押
さえ4と、該グランド押さえの鍔4a側入口部内
周に刻設された環状の溝6と、同じくグランド押
さえ4のスリーブ部4bに穿たれた貫通孔7とを
主要な構成として構成され、前記溝6内には断面
コ字状のガスケツト(オイルシール)8がバネ9
により密に装着され、また上記貫通孔7には、そ
の内壁に刻まれた捻子溝10を介して管継手11
が螺着されている。そして0.5Kg/cm2程度の低圧
空気がパイプ12を介して回転軸Sとグランド押
さえ4のスリーブ部4b内壁との間のクリヤラン
ス13内へ送り込まれる。なお、該グランド押さ
え4の奥側には、三枚のグランドパツキン3が耐
負荷用に挿入されており、全体はボルト5,5…
により固定されている。 (動作) パイプ12より継手11を介してクリヤランス
13内へ圧入された空気Aは、第2図矢印の向き
に進んで軸Sと器壁1との隙間cからケーシング
内へ吹き出すので、粉体取扱装置側からパツキン
箱2内への塵埃Dの侵入が実質的に阻止される。
このため、少数枚数のグランドパツキン3だけで
粉塵の漏出が長期に亙り完全に阻止される。因
に、オカラ粉砕機のブロワ軸に装置された本例の
装置は、設置後4月以上に亙り、一切の粉塵漏出
なしに経過している。
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案は、粉末食品取扱用
回転機器の外付け型軸封装置として、粉体シール
のため効果的な軸封装置を提供する。特に、本案
シール装置は、グランドパツキンに対する冷却手
段を兼ねているので、取扱食品粉体の品質を低下
させることがなく、しかも普通の粉体用軸封装置
を僅かに加工するだけで製作できるので、保守管
理の省力化、公害防止及び労働衛生の向上等に多
大の寄与を果たしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案装置の一例のパツキン押さえ側
から見た一部切欠平面図、第2図は、第1図、線
X−Xに沿う断面図、第3図は、公知の回転軸シ
ール構造の概略を示す図である。図中の符号の意
味は以下の通り: 1……粉体取扱回転装置のケーシング;2……
1のパツキン箱;2a……2の鍔部、13……2
内のクリヤランス;3……2内のグランドパツキ
ン;4……パツキン押さえ;4a……4の鍔部、
4b……4のスリーブ部;6……4aの溝、7…
…4bの貫通孔;8……6内のオイルシール;9
……8内のスプリング;10……7内の捻子溝、
11……管継手、12……送気パイプ;5……固
定用ボルト;S……公知例の回転軸;c……1−
S間のクリヤランス、A……空気、D……粉塵。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 回転装置を囲むケーシングの外壁に固定され
    た筒状の鍔付パツキング箱と、該箱内を該箱の
    軸心方向に沿つて貫通する回転軸の周囲に施さ
    れた環状のグランドパツキンと、前記回転軸の
    外周面とパツキング箱との間に位置し、かつそ
    の内周壁と前記回転軸の外周面との間にクリヤ
    ランスを有する円筒状の鍔付パツキン押さえと
    を有する外付け型軸封装置において、該装置
    は、前記パツキン押さえに連結され、かつそれ
    を軸方向に沿つて貫通する送気管と前記クリヤ
    ランスの外端面を気密的に外界と遮断するシー
    ル材とを含み、送気管内へ圧入された気体が、
    上記クリヤランスを経て上記グランドパツキン
    に衝突し、該パツキンを冷却させると同時に上
    記ケーシング内からパツキン箱内へ迷入する粉
    体に対し封止作用を営むようにしたことを特徴
    とする食品粉体取扱用回転機器における回転軸
    のシール装置。 2 シール材が、拡開用のスプリングを内蔵する
    断面「コ」字状のガスケツトである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のシール装置。
JP1987175526U 1987-11-17 1987-11-17 Expired - Lifetime JPH0547328Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987175526U JPH0547328Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987175526U JPH0547328Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178773U JPH0178773U (ja) 1989-05-26
JPH0547328Y2 true JPH0547328Y2 (ja) 1993-12-13

Family

ID=31467316

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987175526U Expired - Lifetime JPH0547328Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JP2003090444A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Nok Corp 粉体密封装置

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JPH0178773U (ja) 1989-05-26

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