JPH0545443A - レーダ指示装置 - Google Patents
レーダ指示装置Info
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- JPH0545443A JPH0545443A JP3230928A JP23092891A JPH0545443A JP H0545443 A JPH0545443 A JP H0545443A JP 3230928 A JP3230928 A JP 3230928A JP 23092891 A JP23092891 A JP 23092891A JP H0545443 A JPH0545443 A JP H0545443A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はレーダ装置によって集められたレー
ダ画像データをオペレータに可視表示するレーダ指示装
置に関するものであり、アンテナ回転速度の変動に対し
ても表示画面にモアレ縞や過去のデータの消え残りが生
じないようにして、表示画面の視認性を向上させること
を目的とする。 【構成】 極座標系で得られたレーダ画像データを直交
座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間を
補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置に
おいて、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角
度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手段
21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラ
インの補間角度間隔を算出する補間角度間隔算出手段2
2とを備え、隣り合う実データラインの間に補間角度間
隔算出手段22により算出した補間角度間隔で補間ライ
ンを補間するように構成されたものである。
ダ画像データをオペレータに可視表示するレーダ指示装
置に関するものであり、アンテナ回転速度の変動に対し
ても表示画面にモアレ縞や過去のデータの消え残りが生
じないようにして、表示画面の視認性を向上させること
を目的とする。 【構成】 極座標系で得られたレーダ画像データを直交
座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間を
補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置に
おいて、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角
度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手段
21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラ
インの補間角度間隔を算出する補間角度間隔算出手段2
2とを備え、隣り合う実データラインの間に補間角度間
隔算出手段22により算出した補間角度間隔で補間ライ
ンを補間するように構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーダ装置によって集め
られたレーダ画像データをオペレータに可視表示するレ
ーダ指示装置に関するものである。レーダ指示装置はア
ンテナの回転速度が不安定となった時にも表示画面にモ
アレ縞などが発生しないようにしてその視認性が良いこ
とが必要とされる。
られたレーダ画像データをオペレータに可視表示するレ
ーダ指示装置に関するものである。レーダ指示装置はア
ンテナの回転速度が不安定となった時にも表示画面にモ
アレ縞などが発生しないようにしてその視認性が良いこ
とが必要とされる。
【0002】
【従来の技術】極座標系で得られたレーダ画像データを
直交座標系に変換してラスタ走査方式のディスプレイに
PPI表示等で可視表示するには、レーダ装置で集めた
レーダ画像データをいったん画像メモリに入れ、この画
像メモリからラスタ走査方式で読み出してディスプレイ
に表示しており、その際、視認性の良い画面を作るため
に、図7に示されるように実データラインの間に補間ラ
インを挿入して画面内の全ての画素にアクセスできるよ
うにしている。ここで図7中の実データラインはアンテ
ナ方位角θk の位置での一回のレーダビーム操作で得ら
れる走査ラインである。
直交座標系に変換してラスタ走査方式のディスプレイに
PPI表示等で可視表示するには、レーダ装置で集めた
レーダ画像データをいったん画像メモリに入れ、この画
像メモリからラスタ走査方式で読み出してディスプレイ
に表示しており、その際、視認性の良い画面を作るため
に、図7に示されるように実データラインの間に補間ラ
インを挿入して画面内の全ての画素にアクセスできるよ
うにしている。ここで図7中の実データラインはアンテ
ナ方位角θk の位置での一回のレーダビーム操作で得ら
れる走査ラインである。
【0003】図6にはかかる補間機能を備えたレーダ指
示装置の従来例が示される。図中、1は1実データライ
ン分ずつレーダビデオデータが逐次に入力される入力バ
ッファ、2はレンジ情報(距離情報)を発生するための
ビデオレンジカウンタ、3は最大レンジ(最大距離)の
タイミングを発生するためのレンジ最大値検出回路、4
は1画面分のビデオデータを蓄えるフレームメモリであ
る。
示装置の従来例が示される。図中、1は1実データライ
ン分ずつレーダビデオデータが逐次に入力される入力バ
ッファ、2はレンジ情報(距離情報)を発生するための
ビデオレンジカウンタ、3は最大レンジ(最大距離)の
タイミングを発生するためのレンジ最大値検出回路、4
は1画面分のビデオデータを蓄えるフレームメモリであ
る。
【0004】5はアンテナ方位角θk 、補間角度間隔Δ
θ、補間数Nが入力されてこれらに基づいてディスプレ
イ上におけるビデオデータの描画時のアンテナ方位角θ
を次式、 θ=θk +Δθ×N (但し、n=0〜Nの整数) により発生するビデオデータ角度発生回路である。ここ
でアンテナ方位角θk はk番目の実データラインについ
てのアンテナの方位角、補間角度間隔Δθは隣り合う実
データラインの間に挿入される補間ライン間の角度(一
定値)、補間数Nは隣り合う実データラインの間に挿入
される補間ラインの本数(一定値)である。
θ、補間数Nが入力されてこれらに基づいてディスプレ
イ上におけるビデオデータの描画時のアンテナ方位角θ
を次式、 θ=θk +Δθ×N (但し、n=0〜Nの整数) により発生するビデオデータ角度発生回路である。ここ
でアンテナ方位角θk はk番目の実データラインについ
てのアンテナの方位角、補間角度間隔Δθは隣り合う実
データラインの間に挿入される補間ライン間の角度(一
定値)、補間数Nは隣り合う実データラインの間に挿入
される補間ラインの本数(一定値)である。
【0005】6はビデオデータ角度発生回路5から出力
される極座標系のアンテナ方位角θの情報を直交座標系
における位置情報であるラインアドレスに変換してこれ
を書込みアドレスとしてフレームメモリ4に与える座標
変換回路、12はフレームメモリ4からビデオデータを
ラスタ走査方式で順次に読み出すための読出しアドレス
を発生する読出しアドレス発生回路、7はフレームメモ
リから読み出したビデオデータをPPI表示するための
ラスタ走査方式のディスプレイである。
される極座標系のアンテナ方位角θの情報を直交座標系
における位置情報であるラインアドレスに変換してこれ
を書込みアドレスとしてフレームメモリ4に与える座標
変換回路、12はフレームメモリ4からビデオデータを
ラスタ走査方式で順次に読み出すための読出しアドレス
を発生する読出しアドレス発生回路、7はフレームメモ
リから読み出したビデオデータをPPI表示するための
ラスタ走査方式のディスプレイである。
【0006】このレーダ指示装置では、k番目の実デー
タラインのレーダビデオデータが入力されると、その時
のアンテナ方位角θk に対応したラインアドレスをビデ
オデータ角度発生回路5と座標変換回路6で発生して、
受信したレーダビデオデータをそのラインアドレスに従
ってフレームメモリ4に書き込む。また隣り合う実デー
タラインの間、例えばk番目と(k+1)番目の実デー
タラインの間ではビデオデータ角度発生回路5により描
画時のアンテナ方位角θ=θk +Δθ、θk +2Δθ、
θk +3Δθ、・・・、θk +N×Δθ、を順次に発生
し、これらを逐次にラインアドレスに変換してフレーム
メモリ4のそのアドレス位置に補間用のビデオデータを
書き込む。
タラインのレーダビデオデータが入力されると、その時
のアンテナ方位角θk に対応したラインアドレスをビデ
オデータ角度発生回路5と座標変換回路6で発生して、
受信したレーダビデオデータをそのラインアドレスに従
ってフレームメモリ4に書き込む。また隣り合う実デー
タラインの間、例えばk番目と(k+1)番目の実デー
タラインの間ではビデオデータ角度発生回路5により描
画時のアンテナ方位角θ=θk +Δθ、θk +2Δθ、
θk +3Δθ、・・・、θk +N×Δθ、を順次に発生
し、これらを逐次にラインアドレスに変換してフレーム
メモリ4のそのアドレス位置に補間用のビデオデータを
書き込む。
【0007】このようにしてフレームメモリ4に書き込
まれたビデオデータは順次に読み出されてラスタ走査方
式でディスプレイ7に可視表示される。これにより図7
の実データラインと間に示されるように、これら実
データラインと間も補間ラインの画素により埋めら
れることになり、それにより画素がアクセスされない部
分が生じることを防止でき、画面表示を見やすくするこ
とができる。
まれたビデオデータは順次に読み出されてラスタ走査方
式でディスプレイ7に可視表示される。これにより図7
の実データラインと間に示されるように、これら実
データラインと間も補間ラインの画素により埋めら
れることになり、それにより画素がアクセスされない部
分が生じることを防止でき、画面表示を見やすくするこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】レーダ装置は風や雨な
どの様々なレーダ環境に起因してアンテナの回転速度が
必ずしも安定していない。このため隣り合う実データラ
インの間のアンテナ方位角の角度差は常に一定ではな
く、図7の実データラインと間のようにアンテナ方
位角の角度差が通常のもの(実データラインと間)
よりも大きくなることがある。一方、表示画面の補間ラ
インの補間角度間隔Δθとその本数Nは一定であるた
め、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
が大きくなると、図7の実データラインと間に示さ
れるように画素がアクセスされない範囲(斜線部分)が
出現してしまい、これにより表示画面にモアレ縞が生じ
たり過去のデータの消え残りなどが発生し、表示画面の
視認性が悪くなるという問題点がある。
どの様々なレーダ環境に起因してアンテナの回転速度が
必ずしも安定していない。このため隣り合う実データラ
インの間のアンテナ方位角の角度差は常に一定ではな
く、図7の実データラインと間のようにアンテナ方
位角の角度差が通常のもの(実データラインと間)
よりも大きくなることがある。一方、表示画面の補間ラ
インの補間角度間隔Δθとその本数Nは一定であるた
め、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
が大きくなると、図7の実データラインと間に示さ
れるように画素がアクセスされない範囲(斜線部分)が
出現してしまい、これにより表示画面にモアレ縞が生じ
たり過去のデータの消え残りなどが発生し、表示画面の
視認性が悪くなるという問題点がある。
【0009】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、アンテナ回
転速度の変動に対しても表示画面にモアレ縞や過去のデ
ータの消え残りが生じないようにして、表示画面の視認
性を向上させることにある。
れたものであり、その目的とするところは、アンテナ回
転速度の変動に対しても表示画面にモアレ縞や過去のデ
ータの消え残りが生じないようにして、表示画面の視認
性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。図中、21は隣り合う実データラインの
アンテナ方位角の角度差を検出する角度差検出手段、2
2は角度差検出手段21で検出したアンテナ方位角の角
度差に基づき補間ラインの補間角度間隔を算出する補間
角度間隔算出手段、23は角度差検出手段21で検出し
たアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラインの本数を
算出する補間数算出手段、26は角度差検出手段21で
検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラインの
補間角度間隔と補間数を算出する補間角度間隔・補間数
算出手段、24は補間処理等を行いつつレーダ画像デー
タを表示装置25に可視表示するよう制御を行う表示制
御手段、25は例えばラスタ走査方式の表示装置であ
る。
説明図である。図中、21は隣り合う実データラインの
アンテナ方位角の角度差を検出する角度差検出手段、2
2は角度差検出手段21で検出したアンテナ方位角の角
度差に基づき補間ラインの補間角度間隔を算出する補間
角度間隔算出手段、23は角度差検出手段21で検出し
たアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラインの本数を
算出する補間数算出手段、26は角度差検出手段21で
検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラインの
補間角度間隔と補間数を算出する補間角度間隔・補間数
算出手段、24は補間処理等を行いつつレーダ画像デー
タを表示装置25に可視表示するよう制御を行う表示制
御手段、25は例えばラスタ走査方式の表示装置であ
る。
【0011】本発明に係るレーダ指示装置は、一つの形
態として、極座標系で得られたレーダ画像データを直交
座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間を
補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置に
おいて、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角
度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手段
21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラ
インの補間角度間隔を算出する補間角度間隔算出手段2
2とを備え、隣り合う実データラインの間に補間角度間
隔算出手段22により算出した補間角度間隔で補間ライ
ンを補間するように構成されたものである。
態として、極座標系で得られたレーダ画像データを直交
座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間を
補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置に
おいて、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角
度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手段
21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ラ
インの補間角度間隔を算出する補間角度間隔算出手段2
2とを備え、隣り合う実データラインの間に補間角度間
隔算出手段22により算出した補間角度間隔で補間ライ
ンを補間するように構成されたものである。
【0012】また本発明に係るレーダ指示装置は、他の
形態として、極座標系で得られたレーダ画像データを直
交座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間
を補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置
において、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の
角度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手
段で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ライ
ンの本数を算出する補間数算出手段23とを備え、隣り
合う実データラインの間に補間数算出手段23により算
出した補間数で補間ラインを補間するように構成された
ものである。
形態として、極座標系で得られたレーダ画像データを直
交座標系に変換するとともに隣り合う実データライン間
を補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示装置
において、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の
角度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検出手
段で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき補間ライ
ンの本数を算出する補間数算出手段23とを備え、隣り
合う実データラインの間に補間数算出手段23により算
出した補間数で補間ラインを補間するように構成された
ものである。
【0013】また本発明に係るレーダ指示装置は、また
他の形態として、極座標系で得られたレーダ画像データ
を直交座標系に変換するとともに隣り合う実データライ
ン間を補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示
装置において、隣り合う実データラインのアンテナ方位
角の角度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検
出手段21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき
補間ラインの補間角度間隔と補間数を算出する補間角度
間隔・補間数算出手段26とを備え、隣り合う実データ
ラインの間に補間角度間隔・補間数算出手段26により
算出した補間角度間隔と補間数で補間ラインを補間する
ように構成されたものである。
他の形態として、極座標系で得られたレーダ画像データ
を直交座標系に変換するとともに隣り合う実データライ
ン間を補間して表示装置25に可視表示するレーダ指示
装置において、隣り合う実データラインのアンテナ方位
角の角度差を検出する角度差検出手段21と、角度差検
出手段21で検出したアンテナ方位角の角度差に基づき
補間ラインの補間角度間隔と補間数を算出する補間角度
間隔・補間数算出手段26とを備え、隣り合う実データ
ラインの間に補間角度間隔・補間数算出手段26により
算出した補間角度間隔と補間数で補間ラインを補間する
ように構成されたものである。
【0014】
【作用】最初の形態のレーダ指示装置においては、隣り
合う実データラインのアンテナ方位角の角度差を角度差
検出手段21で検出し、その角度差に応じて補間角度間
隔算出手段22で補間角度間隔を算出することで、その
隣り合う実データライン間に挿入する補間ラインの補間
角度間隔を変え、補間ラインがその隣り合う実データラ
イン間に均一的に配されるようにしており、これにより
画面上においてアクセスされない画素の範囲が生じない
ようにしている。
合う実データラインのアンテナ方位角の角度差を角度差
検出手段21で検出し、その角度差に応じて補間角度間
隔算出手段22で補間角度間隔を算出することで、その
隣り合う実データライン間に挿入する補間ラインの補間
角度間隔を変え、補間ラインがその隣り合う実データラ
イン間に均一的に配されるようにしており、これにより
画面上においてアクセスされない画素の範囲が生じない
ようにしている。
【0015】二番目の形態のレーダ指示装置において
は、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
を角度差検出手段21で検出し、その角度差に応じて補
間数算出手段23で補間ラインの本数を算出すること
で、その隣り合う実データライン間に挿入する補間ライ
ンの本数を変え、補間ラインがその隣り合う実データラ
イン間に均一的に配されるようにしており、これにより
画面上においてアクセスされない画素の範囲が生じない
ようにしている。
は、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
を角度差検出手段21で検出し、その角度差に応じて補
間数算出手段23で補間ラインの本数を算出すること
で、その隣り合う実データライン間に挿入する補間ライ
ンの本数を変え、補間ラインがその隣り合う実データラ
イン間に均一的に配されるようにしており、これにより
画面上においてアクセスされない画素の範囲が生じない
ようにしている。
【0016】三番目の形態のレーダ指示装置において
は、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
を角度差検出手段21で検出し、その角度差に応じて補
間角度間隔・補間数算出手段26で補間ラインの補間角
度間隔と本数を算出することで、その隣り合う実データ
ライン間に挿入する補間ラインの補間角度間隔と本数を
変え、補間ラインがその隣り合う実データライン間に均
一的に配されるようにしており、これにより画面上にお
いてアクセスされない画素の範囲が生じないようにして
いる。
は、隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差
を角度差検出手段21で検出し、その角度差に応じて補
間角度間隔・補間数算出手段26で補間ラインの補間角
度間隔と本数を算出することで、その隣り合う実データ
ライン間に挿入する補間ラインの補間角度間隔と本数を
変え、補間ラインがその隣り合う実データライン間に均
一的に配されるようにしており、これにより画面上にお
いてアクセスされない画素の範囲が生じないようにして
いる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのレーダ指示装
置が示される。図中、入力バッファ1、ビデオレンジカ
ウンタ2、レンジ最大値検出回路3、フレームメモリ
4、ビデオデータ角度発生回路5、座標変換回路6、デ
ィスプレイ7、読出しアドレス発生回路12は従来の技
術の項で説明したものと同じ構成のものである。
する。図2には本発明の一実施例としてのレーダ指示装
置が示される。図中、入力バッファ1、ビデオレンジカ
ウンタ2、レンジ最大値検出回路3、フレームメモリ
4、ビデオデータ角度発生回路5、座標変換回路6、デ
ィスプレイ7、読出しアドレス発生回路12は従来の技
術の項で説明したものと同じ構成のものである。
【0018】相違点として、アンテナ方位角θk が二分
岐され、その一方が遅延回路9を介して、また他方が直
接に補間角度間隔計算回路10に入力されており、更に
遅延回路9の出力がビデオデータ角度発生回路5に入力
されている。補間角度間隔計算回路10は補間角度間隔
Δθを計算してそれをビデオデータ角度発生回路5に与
える。またビデオデータは遅延回路8を介して入力バッ
ファ1に入力される。ここで遅延回路1と9は実データ
ラインの間隔分の時間遅延を与える回路である。
岐され、その一方が遅延回路9を介して、また他方が直
接に補間角度間隔計算回路10に入力されており、更に
遅延回路9の出力がビデオデータ角度発生回路5に入力
されている。補間角度間隔計算回路10は補間角度間隔
Δθを計算してそれをビデオデータ角度発生回路5に与
える。またビデオデータは遅延回路8を介して入力バッ
ファ1に入力される。ここで遅延回路1と9は実データ
ラインの間隔分の時間遅延を与える回路である。
【0019】補間角度間隔計算回路10はk番目と(k
+1)番目の実データライン間のアンテナ方位角の差
(θk+1 −θk )をその間に挿入する一定の補間ライン
本数Nで除算することで、そのk番目と(k+1)番目
の実データライン間に挿入する補間ラインの補間角度間
隔Δθを計算して、この補間角度間隔Δθをビデオデー
タ角度発生回路5に入力させる。
+1)番目の実データライン間のアンテナ方位角の差
(θk+1 −θk )をその間に挿入する一定の補間ライン
本数Nで除算することで、そのk番目と(k+1)番目
の実データライン間に挿入する補間ラインの補間角度間
隔Δθを計算して、この補間角度間隔Δθをビデオデー
タ角度発生回路5に入力させる。
【0020】この実施例装置の動作を以下に説明する。
補間角度間隔計算回路10は1レーダデータ分遅延させ
たアンテナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θk+1 の
角度差(θk+1 −θk )により、k番目と(k+1)番
目の実データライン間の補間ラインの補間角度間隔Δθ
を計算し、ビデオデータ角度発生回路5はこの補間角度
間隔Δθと補間本数Nに基づいて表示画面における描画
時のアンテナ方位角θ、 θ=θk +n×Δθ (n=0〜N) を順次に発生する。このアンテナ方位角θを座標変換回
路6で直交座標系のラインアドレスに変換して、このラ
インアドレスに従いレーダビデオデータをフレームメモ
リ4に書き込む。
補間角度間隔計算回路10は1レーダデータ分遅延させ
たアンテナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θk+1 の
角度差(θk+1 −θk )により、k番目と(k+1)番
目の実データライン間の補間ラインの補間角度間隔Δθ
を計算し、ビデオデータ角度発生回路5はこの補間角度
間隔Δθと補間本数Nに基づいて表示画面における描画
時のアンテナ方位角θ、 θ=θk +n×Δθ (n=0〜N) を順次に発生する。このアンテナ方位角θを座標変換回
路6で直交座標系のラインアドレスに変換して、このラ
インアドレスに従いレーダビデオデータをフレームメモ
リ4に書き込む。
【0021】このようにすると、図3に示されるよう
に、アンテナ方位角の角度差が通常よりも広がった実デ
ータラインとの間であっても、その間に挿入される
補間ライン同士の補間角度間隔Δθが通常よりも大きく
なり、従って実データラインと間にN本の補間ライ
ンがほぼ均一に配されることになるので、画素がアクセ
スされない範囲が実質的に無くなり、モアレ縞などの発
生を防止でき、表示画面の視認性が向上する。
に、アンテナ方位角の角度差が通常よりも広がった実デ
ータラインとの間であっても、その間に挿入される
補間ライン同士の補間角度間隔Δθが通常よりも大きく
なり、従って実データラインと間にN本の補間ライ
ンがほぼ均一に配されることになるので、画素がアクセ
スされない範囲が実質的に無くなり、モアレ縞などの発
生を防止でき、表示画面の視認性が向上する。
【0022】図4には本発明の他の実施例としてのレー
ダ指示装置が示される。図4において、前述の図2の実
施例と同じ回路要素には同じ参照番号が付してある。相
違点として、前述の実施例の補間角度間隔計算回路10
に換えて補間数計算回路11が用いられており、この補
間数計算回路11で計算された補間本数Nがビデオデー
タ角度発生回路5に入力される。またこのビデオデータ
角度発生回路5には一定値の補間角度間隔Δθが入力さ
れる。
ダ指示装置が示される。図4において、前述の図2の実
施例と同じ回路要素には同じ参照番号が付してある。相
違点として、前述の実施例の補間角度間隔計算回路10
に換えて補間数計算回路11が用いられており、この補
間数計算回路11で計算された補間本数Nがビデオデー
タ角度発生回路5に入力される。またこのビデオデータ
角度発生回路5には一定値の補間角度間隔Δθが入力さ
れる。
【0023】補間数計算回路11は1レーダデータ分遅
延させたアンテナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θ
k+1 の角度差(θk+1 −θk )と補間角度間隔Δθ(一
定)により、k番目と(k+1)番目の実データライン
の間に挿入する補間ラインの本数Nを次式に従って計算
する。 N= INT{(θk+1 −θk )/Δθ} 但し、 INT{ }は少数点以下切捨てを意味する。
延させたアンテナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θ
k+1 の角度差(θk+1 −θk )と補間角度間隔Δθ(一
定)により、k番目と(k+1)番目の実データライン
の間に挿入する補間ラインの本数Nを次式に従って計算
する。 N= INT{(θk+1 −θk )/Δθ} 但し、 INT{ }は少数点以下切捨てを意味する。
【0024】この実施例装置の動作を以下に説明する。
補間数計算回路11は1レーダデータ分遅延させたアン
テナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θk+1 の差(θ
k+1 −θk )により、k番目と(k+1)番目の実デー
タライン間の補間ラインの本数Nを計算し、ビデオデー
タ角度発生回路5はこの補間角度間隔Δθと補間本数N
に基づいて表示画面における描画時のアンテナ方位角
θ、 θ=θk +n×Δθ (n=0〜N) を順次に発生する。このアンテナ方位角θを座標変換回
路6で直交座標系のラインアドレスに変換して、このラ
インアドレスに従いレーダビデオデータをフレームメモ
リ4に書き込む。
補間数計算回路11は1レーダデータ分遅延させたアン
テナ方位角θk と現在のアンテナ方位角θk+1 の差(θ
k+1 −θk )により、k番目と(k+1)番目の実デー
タライン間の補間ラインの本数Nを計算し、ビデオデー
タ角度発生回路5はこの補間角度間隔Δθと補間本数N
に基づいて表示画面における描画時のアンテナ方位角
θ、 θ=θk +n×Δθ (n=0〜N) を順次に発生する。このアンテナ方位角θを座標変換回
路6で直交座標系のラインアドレスに変換して、このラ
インアドレスに従いレーダビデオデータをフレームメモ
リ4に書き込む。
【0025】このようにすると、図5に示されるよう
に、アンテナ方位角の角度差が通常よりも広がった実デ
ータラインとの間であっても、その間に挿入される
補間ラインの本数Nが通常よりも多くなり、従って実デ
ータラインと間に一定の補間角度間隔Δθごとに補
間ラインが均一に配されることになるので、画素がアク
セスされない範囲が実質的に無くなり、モアレ縞などの
発生を防止でき、表示画面の視認性が向上する。
に、アンテナ方位角の角度差が通常よりも広がった実デ
ータラインとの間であっても、その間に挿入される
補間ラインの本数Nが通常よりも多くなり、従って実デ
ータラインと間に一定の補間角度間隔Δθごとに補
間ラインが均一に配されることになるので、画素がアク
セスされない範囲が実質的に無くなり、モアレ縞などの
発生を防止でき、表示画面の視認性が向上する。
【0026】なお、本発明の実施にあたっては上述の実
施例の他、種々の変形形態が可能である。例えば、上述
の実施例では隣り合う実データライン間のアンテナ方位
角の角度差に応じて、補間ラインの補間角度間隔を変え
るか、あるいは補間本数を変えるかの何れか一方とした
が、もちろんこの両者を同時に変えて隣り合う実データ
ライン間にアクセスされない画素領域が生じることを防
止するようにしてもよい。
施例の他、種々の変形形態が可能である。例えば、上述
の実施例では隣り合う実データライン間のアンテナ方位
角の角度差に応じて、補間ラインの補間角度間隔を変え
るか、あるいは補間本数を変えるかの何れか一方とした
が、もちろんこの両者を同時に変えて隣り合う実データ
ライン間にアクセスされない画素領域が生じることを防
止するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、アンテナ回転速度の変動により実データライン間の
アンテナ方位角の角度差が変化しても、その変化に応じ
た態様で補間ラインが挿入されるようになるから、表示
画面中で画素がアクセスされない範囲を無くすことがで
き、よって表示画面にモアレ縞や過去のデータの消え残
りが生じないようになり、表示画面の視認性が向上す
る。
ば、アンテナ回転速度の変動により実データライン間の
アンテナ方位角の角度差が変化しても、その変化に応じ
た態様で補間ラインが挿入されるようになるから、表示
画面中で画素がアクセスされない範囲を無くすことがで
き、よって表示画面にモアレ縞や過去のデータの消え残
りが生じないようになり、表示画面の視認性が向上す
る。
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としてのレーダ指示装置を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】図2の実施例装置の動作を説明するための表示
画面を示す図である。
画面を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例としてのレーダ指示装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】図4の実施例装置の動作を説明するための表示
画面を示す図である。
画面を示す図である。
【図6】レーダ指示装置の従来例を示すブロック図であ
る。
る。
【図7】従来例装置の動作を説明するための表示画面を
示す図である。
示す図である。
1 ビデオデータ入力バッファ 2 ビデオレンジカウンタ 3 レンジ最大値検出回路 4 フレームメモリ 5 ビデオデータ角度発生回路 6 座標変換回路 7 ディスプレイ 8、9 遅延回路 10 補間角度間隔計算回路 11 補間数計算回路 12 読出しアドレス発生回路
Claims (3)
- 【請求項1】 極座標系で得られたレーダ画像データを
直交座標系に変換するとともに隣り合う実データライン
間を補間して表示装置(25)に可視表示するレーダ指
示装置において、 隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差を検
出する角度差検出手段(21)と、 該角度差検出手段で検出したアンテナ方位角の角度差に
基づき補間ラインの補間角度間隔を算出する補間角度間
隔算出手段(22)とを備え、 該隣り合う実データラインの間に該補間角度間隔算出手
段により算出した補間角度間隔で補間ラインを補間する
ように構成されたレーダ指示装置。 - 【請求項2】 極座標系で得られたレーダ画像データを
直交座標系に変換するとともに隣り合う実データライン
間を補間して表示装置(25)に可視表示するレーダ指
示装置において、 隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差を検
出する角度差検出手段(21)と、 該角度差検出手段で検出したアンテナ方位角の角度差に
基づき補間ラインの本数を算出する補間数算出手段(2
3)とを備え、 該隣り合う実データラインの間に該補間数算出手段によ
り算出した補間数で補間ラインを補間するように構成さ
れたレーダ指示装置。 - 【請求項3】 極座標系で得られたレーダ画像データを
直交座標系に変換するとともに隣り合う実データライン
間を補間して表示装置(25)に可視表示するレーダ指
示装置において、 隣り合う実データラインのアンテナ方位角の角度差を検
出する角度差検出手段(21)と、 該角度差検出手段で検出したアンテナ方位角の角度差に
基づき補間ラインの補間角度間隔と補間数を算出する補
間角度間隔・補間数算出手段(26)とを備え、 該隣り合う実データラインの間に該補間角度間隔・補間
数算出手段により算出した補間角度間隔と補間数で補間
ラインを補間するように構成されたレーダ指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230928A JPH0545443A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | レーダ指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230928A JPH0545443A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | レーダ指示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545443A true JPH0545443A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16915482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3230928A Withdrawn JPH0545443A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | レーダ指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022192A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Furuno Electric Co., Ltd. | レーダ装置および類似装置 |
JP2010286359A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Furuno Electric Co Ltd | 信号処理装置、この信号処理装置を備えるレーダ装置及びその信号処理装置の画素抜け検出方法 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP3230928A patent/JPH0545443A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022192A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Furuno Electric Co., Ltd. | レーダ装置および類似装置 |
JP2005077213A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Furuno Electric Co Ltd | レーダ装置および類似装置 |
GB2420925A (en) * | 2003-08-29 | 2006-06-07 | Furuno Electric Co | Radar device and similar device |
GB2420925B (en) * | 2003-08-29 | 2007-03-07 | Furuno Electric Co | Radar apparatus or like |
US7834805B2 (en) | 2003-08-29 | 2010-11-16 | Furuno Electric Company Limited | Radar apparatus |
JP2010286359A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Furuno Electric Co Ltd | 信号処理装置、この信号処理装置を備えるレーダ装置及びその信号処理装置の画素抜け検出方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |