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JPH0544540Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0544540Y2
JPH0544540Y2 JP1370789U JP1370789U JPH0544540Y2 JP H0544540 Y2 JPH0544540 Y2 JP H0544540Y2 JP 1370789 U JP1370789 U JP 1370789U JP 1370789 U JP1370789 U JP 1370789U JP H0544540 Y2 JPH0544540 Y2 JP H0544540Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
plunger
sleeve
rod
lock screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1370789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02105570U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1370789U priority Critical patent/JPH0544540Y2/ja
Priority to US07/469,921 priority patent/US5080564A/en
Priority to DE9090400327T priority patent/DE69000833T2/de
Priority to EP90400327A priority patent/EP0382630B1/en
Priority to AT90400327T priority patent/ATE85403T1/de
Priority to KR1019900001505A priority patent/KR930006092B1/ko
Publication of JPH02105570U publication Critical patent/JPH02105570U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0544540Y2 publication Critical patent/JPH0544540Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料噴射装置のプリストローク制御
機構に関する。
(従来の技術) 従来の燃料噴射装置のプリストローク制御機構
としては、例えば、特開昭62−91645号公報に開
示されたものがある。このプリストローク制御機
構は、第5図に示すように、プリストローク位置
を調整するタイミングスリーブ(制御スリーブ)
114をプランジヤ108に摺動自在に取り付
け、タイミングスリーブ114をプランジヤ10
8に沿つて上下動させるためのタイミングロツド
(操作軸)126を回動自在にプランジヤ108
に対して直角方向に取り付け、タイミングロツド
126にロツクスクリユ129で固定してあるピ
ン(レバー)128の先端をタイミングスリーブ
114の溝(切欠溝)114bに摺動自在に嵌合
してなる。
タイミングロツド126にはタイミングスリー
ブ114に対向するねじ穴126aが設けてあ
る。そのねじ穴126aには、ピン128をタイ
ミングロツド126に固定させるために、ワツシ
ヤ130を介してロツクスクリユ129がねじ込
んである。そのロツクスクリユ129の外周には
ねじ山が切つてあり、ピン128の後端部が挿入
される貫通孔129aを有している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、タイミングロツドの回動中心に関す
るタイミング調整機構各部のモーメントを考えた
場合、タイミングスリーブが前記回動中心に対し
て不平衡なウエイトとして作用している。これに
より、例えばエンジンが作動したときに生ずる振
動が燃料噴射装置に伝達した場合、タイミングス
リーブ114がプランジヤ軸方向に振れ、プリス
トローク位置が動いてしまうという問題があつ
た。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、エンジン側からの振動によつて生ずる前記タ
イミングスリーブの軸方向の振れを吸収して、プ
リストローク位置の変動を防ぐことができる燃料
噴射装置のプリストローク制御機構を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上述の目的を達成するために、プリス
トローク位置を調整するタイミングスリーブがプ
ランジヤに摺動自在に取り付けてあり、前記タイ
ミングスリーブをプランジヤに沿つて上下動させ
るためのタイミングロツドが回動自在に前記プラ
ンジヤに対して直角方向に取り付けてあり、前記
タイミングロツドにロツクスクリユで固定してあ
るピンの先端が前記タイミングスリーブの溝に摺
動自在に嵌合してある燃料噴射装置のプリストロ
ーク制御機構において、前記ロツクスクリユが、
前記タイミングロツドの回動中心に関して、前記
タイミングスリーブとつり合うバランスウエイト
となるように構成されていることを特徴とする。
(作用) ロツクスクリユがタイミングロツドの回動中心
に関してタイミングスリーブとつり合うバランス
ウエイトとなるので、エンジンにより生じた振動
によりタイミングスリーブが軸方向に振れるのが
防止される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る燃料噴射装置
のプリストローク制御機構を示す拡大縦断面図、
第2図はそのプリストローク制御機構を備えた燃
料噴射装置を示す縦断面図である。
図中2はデイーゼルエンジンの列型の燃料噴射
装置のハウジング、4は同ハウジング内に保持さ
れた複数個のバレルの一つであつて、各バレル4
の軸線がハウジング2内の一平面上に並列に並ぶ
ように位置されている。6は各バレル4の上部に
取り付けられたエンジンの各気筒に夫々接続され
る吐出弁ホルダ、7aは吐出弁、8は各バレル4
内に摺動自在に嵌装されたプランジヤ、10は同
プランジヤを下方へ付勢するスプリング、12は
図示しないエンジンの駆動軸に連動されプランジ
ヤ8を押し上げるカム、14はプランジヤ8外周
に摺動自在に嵌装されたタイミングスリーブ、1
6は各バレル4に固定されタイミングスリーブ1
4の案内溝17に係合してその回動を規制するガ
イドピン、18はバレル4に回動自在に支持され
かつプランジヤ8に回動不能に係合されたスリー
ブである。プランジヤ8は、その上端面と周側面
とを連通する油路8aと、油路8aに連通して周
側面に形成した周側面開口8bと、プランジヤ軸
線に沿う縦溝8cと、プランジヤ軸線に対し傾斜
する傾斜溝8dとを有しており、上記溝8c,8
dと周側面側開口8b(以下開口という)とで制
御溝が形成される。他方、タイミングスリーブ1
4には噴射終りを規定する制御孔14aが貫設さ
れている。
符号15は図示しないフイードポンプから供給
される燃料を貯留する燃料室を示し、燃料は、プ
ランジヤ8がバレル4に油密状態を保持したまま
嵌合されているため、カム軸室13に洩れない。
また21はカム軸室13内へ潤滑油を供給するた
めの給油口、23はタペツト25に突設したガイ
ドピンであつて、ハウジング2に刻設したガイド
溝27に摺動できるように係合する。26はタイ
ミングスリーブ14をプランジヤ8に沿つて上下
動させるためのタイミングロツド26であつて、
プランジヤ8に対して直角方向に回動自在に取り
付けてある。タイミングロツド26には、第3図
に示すように、各タイミングスリーブ14にそれ
ぞれ対向するねじ穴26aが設けてある。ねじ穴
26aには、ピン28をタイミングロツド26に
固定させるために、ワツシヤ30を介してロツク
スクリユ29がねじ込んである。ロツクスクリユ
29の一端外周にはねじ山29bが切つてあり、
他端部は大きく膨らんでいる。
ロツクスクリユ29はピン28の一部が挿入さ
れる貫通孔29aを有し、ロツクスクリユ29の
一端部外周にはねじ山が切つてあり、その他端部
は大きく膨らんでおり、従来のロツクスクリユに
較べ重量を増してある。そして、ロツクスクリユ
29が、タイミングロツド26の回動中心に関し
て、タイミングスリーブ14とつり合うバランス
ウエイトとなるように、ロツクスクリユ29の重
量位置及び質量が設定されている。ロツクスクリ
ユ29によりタイミングロツド26に固定された
ピン28の先端は、タイミングスリーブ14に設
けてある溝14bに摺動自在に嵌合してある。し
たがつて、ピン28は、タイミングロツド26の
回転運動をタイミングスリーブ14に伝え、タイ
ミングスリーブ14はプランジヤ8に沿つて上下
動する。なお、ピン28の先端部の外周面はガタ
が生じないように溝14bの内周面と常に接触す
る曲率を有している。
さらに上記構成ではエンジンの駆動軸より回転
力を受けて連動するカム軸12aにより、カム1
2が1回転すると、タペツト25のローラ25a
はカム12に押圧される毎に、プランジヤ8を上
方に一定リフト量、即ち、1ストローク上下に往
復動するものである。
ここで、プランジヤ8がカム12により押圧さ
れて燃料を圧送する過程を第4図a〜d(タイミ
ングスリーブ14は定位置にあるものとする)に
ついて説明すると、プランジヤ8とタイミングス
リーブ14との関係位置がa図に示す状態、すな
わち、開口8bがタイミングスリーブ14によつ
て未だ完全に閉塞されていないときは加圧室20
と燃料室15とは連通しているため、燃料は圧送
されない。次いで開口8bがbの状態を経由して
c図に示すようにタイミングスリーブ14により
閉塞されると、加圧室20は燃料室15から遮断
され、プランジヤ8により加圧される。このa〜
cの間をプランジヤ8がストロークすることをプ
リストロークという。c図のようにプランジヤ8
が上昇すると、加圧室20内の吐出圧が吐出弁ホ
ルダ6のスプリング7bのばね力に打勝つて吐出
弁7aが開き、高圧燃料は噴射管7aを介して図
示しない噴射ノズルへ供給される。そしてプラン
ジヤの傾斜溝8bがd図のように制御孔14aに
連通するまで燃料は圧送されるが、d図に示すよ
うに傾斜溝8dが制御孔14aに臨むようになる
と、加圧室20は油路8a、開口8b、溝8cを
介して燃料室15と連通して圧送が終了する。ま
た傾斜溝8dはプランジヤ8の外周においてその
軸線に対し傾斜して延びているので、プランジヤ
8をスリーブ18によつて回動変位させることに
より、プランジヤ8のストロークにおいて傾斜溝
8dと制御スリーブ14の開口14aとの対応時
期を変えることができ、これによりプランジヤ8
の1ストローク当りの噴射量を調節できる。な
お、スリーブ18の回動方向の変位は、同スリー
ブ18上に固着されたボール22に係合するラツ
ク24をその長手方向に変位させることによつて
行なわれる。
図示しないアクチユエータが作動してタイミン
グロツド26が反時計方向に回動すると、そのタ
イミングロツド26に固定されたピン28により
タイミングスリーブ14がプランジヤ8に沿つて
下方(カム12側)に摺動してプリストローク位
置が小側に変化し、噴射時期が早くなる。これに
対し、タイミングロツド26が時計方向に回動す
ると、タイミングスリーブ14がプランジヤ8に
沿つて上方(吐出弁ホルダ6側)に摺動してプリ
ストローク位置が大側に変化し、噴射時期が遅く
なる。
また、上記一実施例によれば、ロツクスクリユ
29がタイミングロツド26の回動中心に関して
タイミングスリーブ14とつり合うバランスウエ
イトとなるので、例えばエンジン等により生じた
振動によりタイミングスリーブ14がプランジヤ
8の軸方向に振れるのが防止される。これによつ
て、タイミングロツド26のねじれが生じないと
共に、プリストローク位置は変動しない。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案の燃料噴射装置の
プリストローク制御機構によれば、ロツクスクリ
ユがタイミングロツドの回動中心に関してタイミ
ングスリーブとつり合うバランスウエイトとなる
ので、エンジン等により生じた振動によりタイミ
ングスリーブが軸方向に振れるのが防止される。
従つて、タイミングロツドのねじれも生じず、プ
リストローク位置は変動せず、制御性は損なわれ
ない。
また、部品点数は増えず、しかも組立及び調整
工程も変化しないので、コストアツプを招かずに
プリストローク位置の変動を防ぐことができると
ともに、従来通りの慣れ親しんだ作業方法により
組立、調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るプリストロー
ク制御機構を示す拡大縦断面図、第2図はそのプ
リストローク制御機構を備えた燃料噴射機構を示
す縦断面図、第3図は第1図のプリストローク制
御機構の分解斜視図、第4図a〜dはプランジヤ
とタイミングスリーブとの関係を説明するための
図、第5図は従来のプリストローク制御機構を示
す拡大縦断図である。 8……プランジヤ、14……タイミングスリー
ブ、14b……溝、26……タイミングロツド、
28……ピン、29……ロツクスクリユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プリストローク位置を調整するタイミングスリ
    ーブがプランジヤに摺動自在に取り付けてあり、
    前記タイミングスリーブをプランジヤに沿つて上
    下動させるためのタイミングロツドが回動自在に
    前記プランジヤに対して直角方向に取り付けてあ
    り、前記タイミングロツドにロツクスクリユで固
    定してあるピンの先端が前記タイミングスリーブ
    の溝に摺動自在に嵌合してある燃料噴射装置のプ
    リストローク制御機構において、前記ロツクスク
    リユが、前記タイミングロツドの回動中心に関し
    て、前記タイミングスリーブとつり合うバランス
    ウエイトとなるように構成されていることを特徴
    とする燃料噴射装置のプリストローク制御機構。
JP1370789U 1989-02-08 1989-02-08 Expired - Lifetime JPH0544540Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1370789U JPH0544540Y2 (ja) 1989-02-08 1989-02-08
US07/469,921 US5080564A (en) 1989-02-08 1990-01-24 Prestroke control device for fuel injection pumps
DE9090400327T DE69000833T2 (de) 1989-02-08 1990-02-06 Vorrichtung zur verstellung des vorhubs einer kraftstoffeinspritzpumpe.
EP90400327A EP0382630B1 (en) 1989-02-08 1990-02-06 Prestroke control device for fuel injection pumps
AT90400327T ATE85403T1 (de) 1989-02-08 1990-02-06 Vorrichtung zur verstellung des vorhubs einer kraftstoffeinspritzpumpe.
KR1019900001505A KR930006092B1 (ko) 1989-02-08 1990-02-08 연료분사펌프의 프리스트로우크(prestroke) 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1370789U JPH0544540Y2 (ja) 1989-02-08 1989-02-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02105570U JPH02105570U (ja) 1990-08-22
JPH0544540Y2 true JPH0544540Y2 (ja) 1993-11-11

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JP1370789U Expired - Lifetime JPH0544540Y2 (ja) 1989-02-08 1989-02-08

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