JPH0544306A - 石綿スレート屋根の改修屋根構造 - Google Patents
石綿スレート屋根の改修屋根構造Info
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- JPH0544306A JPH0544306A JP22460691A JP22460691A JPH0544306A JP H0544306 A JPH0544306 A JP H0544306A JP 22460691 A JP22460691 A JP 22460691A JP 22460691 A JP22460691 A JP 22460691A JP H0544306 A JPH0544306 A JP H0544306A
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
間および芯材間の段差を新規下地シートで修正してガイ
ド性と防水性、強度を具備した新規下地を形成し、この
下地上に金属製横段葺屋根材を芯材を介して施工できる
ようにすることである。 【構成】 既存石綿スレート屋根1の石綿スレート屋根
材5間および新規屋根の芯材14裏面間の段差部上をバ
ックアップ材8,9を植設した新規下地シート6で充填
して全体として新旧の段差部を補充した新規下地を形成
し、この下地上に金属製横段葺屋根材12を装着して既
存石綿スレート屋根を改修した屋根構造である。
Description
除去することなしに、かつ新規屋根と既存屋根材間に特
殊な下地シートを介在させた改修屋根構造に関するもの
である。
屋根の改修は、既存屋根材を全部除去するか、新規下地
として既存屋根上に垂木を打設し、その上に野地板を敷
設した新規下地を形成した後に新規屋根材を葺成するか
のいずれかの構造であった。
根を除去し、新規屋根を形成するには居住を長期に亘っ
て中止する必要があると共に、廃棄物となった屋根材の
処分に困り、その上、改修用の総コストが膨大となる不
利があった。また、既存屋根に新規下地を形成し、その
上に新規屋根材を葺成して屋根を改修した場合は、居住
を中止する必要がなくなり、上記より大幅に改善される
ことが多いが、工期が長くなり、必要部材も増しコスト
アップは免れず、かつケラバ、軒等の納まりのための特
別部材、防音材の付加等を行わなければならなかった。
さらに、石綿スレート屋根材の既存屋根は外圧に弱く、
重なり合った部分に垂木が均一に面接触せず、安定性に
欠けるばかりでなく、新規屋根改修時に既存屋根材の重
合部を破損する不利があった。
を除去するため、既存石綿スレート屋根の屋根材表面、
および新規屋根材の芯材間に屋根勾配と平行に設けた下
地シートの表、裏両面間に生ずる方向が正逆で、かつ断
面3角形状の空隙にこの空隙を充填すると共に、圧縮強
度、防水性、釘打ち性、ガイド性のあるプラスチックフ
ォームからなるバックアップ材を上記シートと一体に介
在させ、前記芯材上に新規横段葺金属製屋根材を葺成し
た石綿スレート屋根の改修屋根構造を提案するものであ
る。
ート屋根の改修屋根構造の一実施例について詳細に説明
する。すなわち、図1は上記発明の代表的な一例を示す
断面図であり、1は既存屋根で垂木2と野地板3と防水
シート4と石綿スレート屋根材(以下、単に屋根材とい
う)5とから形成されている。
(b)に示すようなものであり、図1に示すように既存
屋根1の屋根材5の表面頂点間またはその幾分上方の位
置で既存屋根1の勾配と平行に張った下地シート7の
表、裏面に形成したプラスチックフォームからなるバッ
クアップ材8、9とから形成したものである。さらに説
明すると、新規下地シート6は新規屋根12の下地機能
を有すると共に、ガイド材、断熱材、防水材、および寸
法補修材、充填材として使用するものである。
屋根材5間の段差部に生ずる断面3角形状の空隙10と
新規屋根12の芯材14間に生ずる断面3角形の空隙1
1とを充填するのに役立つものである。なお、空隙1
0、11は方向が逆であり、かつその寸法等は任意であ
る。
材、連結材として機能するものであり、アルミクラフト
紙、アスファルトフェルト、プラスチックシート、鉛箔
等の1種、またはこれらの1種以上をラミネートした可
撓性のあるシートであり、その大きさは幅が200〜7
00mm位、長さが2000〜3000mm位である。
ンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノー
ルフォーム、ポリスチレンフォーム、塩化ビニルフォー
ム等の1種からなり、圧縮強度が0.5〜3kg/cm
2 位で断面が空隙10、11に対応する3角形(楔形)
か、これより幾分小さい寸法である。なお、下地シート
7とバックアップ材8、9の一体化には接着剤、両面テ
ープ等のいずれでもよく、図ではバックアップ材9に下
地シート7を一体に形成した場合を示している。勿論、
フォーム形成時の自己接着性で一体に形成することもで
きる。なお、バックアップ材8、9の寸法としては図2
においての長さを1000〜3000mm、幅を150
〜500mm位、高さを5〜50mm位とし、かつバッ
クアップ材8、9で寸法が異なることもある。しかもバ
ックアップ材8、9の下地シート7上における位置は既
存屋根1、新規屋根12の段差に対応するように植設し
たものである。
属製横段葺屋根材であり、新規下地シート6上に金属製
屋根材13と芯材14と固定具15とから図1に示すよ
うに段葺に形成したものである。また、芯材14は図4
に示すように900×1800mm、厚さが7〜15m
m位のシージングインシュレーションボード、揆水処理
されたロックウール、耐圧縮性が強化されたプラスチッ
クフォーム等の1種からなるものである。
屋根構造の施工順序を図1を用いて説明する。まず、既
存屋根1の屋根材5上に例えば図2(a)に示すような
バックアップ材8を屋根材5の表面に敷設し、平面な新
規下地を形成する。次に図2(b)に示すようなバック
アップ材9と下地シート7からなるボードを新規屋根材
のピッチにあわせて上端部を下端部に重ねるようにして
屋根下地を形成する。
材を固定し、このスタート材の端部に図4に示すような
芯材14の一端を載置する。次に第1段目の屋根材1
3、例えば図3に示すような断面の金属製屋根材13の
係止部13aを図示しないスタート材の端部に係合し、
他端の固定部13cを固定具15を介して垂木2に固定
する。
固定部13c上に載置すると共に、バックアップ材9上
に配設し、金属製屋根材13の係合部13bに第2段目
の金属製屋根材13の係止部13aを係止する。従っ
て、新規屋根12を葺成するには上記したような工程を
順次、繰り返して棟まで行えばよいものである。なお、
芯材14、金属製屋根材13施工時に、空隙11に、バ
ックアップ材9を形成することもできる。
ト屋根の改修屋根構造の一実施例にすぎず、図5
(a)、(b)に示すように、バックアップ材8に下地
シート7を形成することもできる。また、空隙10、1
1のピッチがそれぞれの整数倍の場合には図6に示すよ
うに3部材を一体に形成したものを使用することもでき
る。さらに、金属製屋根材13としては図7(a)〜
(d)に示すような形状の金属製屋根材13、あるいは
図示しない周知の屋根材を用いることもできる。また、
図示しないが新規下地シート6の下地シート7の表、裏
両面に複数段に亘ってバックアップ材8、9を前記と同
様に配列することも可能である。
ト屋根の改修屋根構造によれば、既存屋根の屋根材上
に新規下地シートを用いるため、ガイド、圧縮材付の新
規下地を簡単に形成できる。既存屋根を破壊せずに、
かつ居住を中止することなしに改修できる。従前と異
なり、石綿スレート屋根材のメリットを十分に活用でき
る。断熱性、圧縮性および部材の安定化が容易とな
る。等の特徴、効果がある。
の一実施例を示す説明図である。
斜視図である。
図である。
に使用する芯材の一例を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 既存石綿スレート屋根上に金属横段葺の
新規屋根を葺成した改修屋根構造において、上記既存石
綿スレート屋根材と新規横段葺屋根材の芯材間に既存屋
根勾配と平行に下地シートを設け、該下地シートと前記
石綿スレート屋根材表面間、および新規屋根の芯材間に
形成される方向が相反する方向の断面3角形の空隙にプ
ラスチックフォームからなるバックアップ材を充填する
と共に、前記下地シートとこれらバックアップ材とを一
体に形成して新規下地を設けたことを特徴とする石綿ス
レート屋根の改修屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03224606A JP3135625B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 石綿スレート屋根の改修屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03224606A JP3135625B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 石綿スレート屋根の改修屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544306A true JPH0544306A (ja) | 1993-02-23 |
JP3135625B2 JP3135625B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=16816363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03224606A Expired - Fee Related JP3135625B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 石綿スレート屋根の改修屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5550096A (en) * | 1983-10-21 | 1996-08-27 | Nippon Shokubai Koguko Kogyo Co., Ltd. | Catalyst for purifying nitrogen oxides from exhaust and waste gases |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP03224606A patent/JP3135625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5550096A (en) * | 1983-10-21 | 1996-08-27 | Nippon Shokubai Koguko Kogyo Co., Ltd. | Catalyst for purifying nitrogen oxides from exhaust and waste gases |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3135625B2 (ja) | 2001-02-19 |
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