JPH0544067Y2 - - Google Patents
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- JPH0544067Y2 JPH0544067Y2 JP15672988U JP15672988U JPH0544067Y2 JP H0544067 Y2 JPH0544067 Y2 JP H0544067Y2 JP 15672988 U JP15672988 U JP 15672988U JP 15672988 U JP15672988 U JP 15672988U JP H0544067 Y2 JPH0544067 Y2 JP H0544067Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- nails
- storage groove
- cylinder
- chute
- Prior art date
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、多数の釘を収納し、この収納した釘
をワンタツチ操作で確実、かつ容易に繰り出すこ
とができる釘収納シユートと繰り出し機能を備え
た釘保持具に関するものである。
をワンタツチ操作で確実、かつ容易に繰り出すこ
とができる釘収納シユートと繰り出し機能を備え
た釘保持具に関するものである。
「従来の技術」
従来手作業を介して釘を連続的に打ち込んでい
く場合、釘打込工具による機械的方法と、釘を一
本一本手で取り、保持し、その後金槌等の打込道
具の打撃による手持ち方法とに大別されるもので
ある。
く場合、釘打込工具による機械的方法と、釘を一
本一本手で取り、保持し、その後金槌等の打込道
具の打撃による手持ち方法とに大別されるもので
ある。
そして、その際、釘を保持するにあたつては、
機械的方法では、多数の釘を収納できる釘収納ケ
ーシングが装備され、この釘収納ケーシングで釘
が整列されており、その最先の釘が釘打撃位置に
繰り出され、ここでこの釘が打ち込まれると同時
に、打ち込みが完了すると、続いて次の釘が繰り
出されてくるシステムとなつている。
機械的方法では、多数の釘を収納できる釘収納ケ
ーシングが装備され、この釘収納ケーシングで釘
が整列されており、その最先の釘が釘打撃位置に
繰り出され、ここでこの釘が打ち込まれると同時
に、打ち込みが完了すると、続いて次の釘が繰り
出されてくるシステムとなつている。
一方手持ち方法では、いちいち一本ずつ釘を取
り出し、その釘を保持しながら打ち込み作業をす
る。このような作業を繰り返して行くことによ
り、釘が順次打ち込まれて行くものである。それ
が為、作業が煩雑であること、殊に寒い季節など
に於ける作業又は狭隘な処での釘打ち作業等で
は、極めて作業能率が悪いこと。また整然とした
釘打ち作業ができず少なからず問題があること。
り出し、その釘を保持しながら打ち込み作業をす
る。このような作業を繰り返して行くことによ
り、釘が順次打ち込まれて行くものである。それ
が為、作業が煩雑であること、殊に寒い季節など
に於ける作業又は狭隘な処での釘打ち作業等で
は、極めて作業能率が悪いこと。また整然とした
釘打ち作業ができず少なからず問題があること。
そこで、これらの改良、殊に手持ち方法に於け
る改良としては、次のような技術文献がある。
る改良としては、次のような技術文献がある。
先ず実開昭57−63677号の釘の打ち込み器具が
あり、その要旨は、釘把持用の台に釘喰え込み用
の縦溝を縦設し、この縦溝が釘を垂直状態に把持
することと、この縦溝の開閉をハンドルを介して
なす構成である。
あり、その要旨は、釘把持用の台に釘喰え込み用
の縦溝を縦設し、この縦溝が釘を垂直状態に把持
することと、この縦溝の開閉をハンドルを介して
なす構成である。
また実開昭63−44784号の釘打ち用釘保持具が
あり、その要旨は、弾性保持板と把杆とよりな
り、前記弾性保持板にその外周端面に達するスリ
ツトを備えた釘保持用の保持孔を設ける構成であ
る。
あり、その要旨は、弾性保持板と把杆とよりな
り、前記弾性保持板にその外周端面に達するスリ
ツトを備えた釘保持用の保持孔を設ける構成であ
る。
「考案が解決しようとする問題点」
以上で詳述した機械的方法は、釘収納ケーシン
グ内に確かに多数の釘が収納でき、かつ自動的連
続的に釘が供給される利点は有する。
グ内に確かに多数の釘が収納でき、かつ自動的連
続的に釘が供給される利点は有する。
しかしながら、この釘収納ケーシングは、装置
内に一体的に組み込まれているものであり、この
釘収納ケーシングは単独での使用は不可能であり
その他の利用方法は、到底考えられない処であ
る。このように、釘収納ケーシングの利用方法
は、限定されている処である。
内に一体的に組み込まれているものであり、この
釘収納ケーシングは単独での使用は不可能であり
その他の利用方法は、到底考えられない処であ
る。このように、釘収納ケーシングの利用方法
は、限定されている処である。
また前述の技術文献は、釘の把持と、この把持
が打ち込み時まで維持される利点はあるが、釘の
保持部材(台の縦溝、弾性保持板の保持孔)の供
給に対しては、いちいち手作業でなすものであ
り、大変に煩雑であることと、自動連続的には、
釘が供給又は繰り出れないものであり、大いに問
題があるものと思量される。
が打ち込み時まで維持される利点はあるが、釘の
保持部材(台の縦溝、弾性保持板の保持孔)の供
給に対しては、いちいち手作業でなすものであ
り、大変に煩雑であることと、自動連続的には、
釘が供給又は繰り出れないものであり、大いに問
題があるものと思量される。
「問題点を解決するための手段」
上記に鑑み、本考案は、自動連続的に、ワンタ
ツチでかつ確実に釘の繰り出しができる構造とす
る為に、釘を多数収納できる本体ケースに設けた
シユートと、このシユートの繰出側に設けられた
数本の釘を収納できる釘収納溝を備え、かつ枢軸
を介して回転する回転筒と、この回転筒の一定ピ
ツチずつの回転す司る操作板と、この操作板によ
る一定ピツチの回転後に、この一定ピツチの回転
距離を保持する(いわゆる前記操作板の後退で、
一定ピツチ回転した回転筒の戻りを防止する。)
規制板と、前記回転筒の繰出側に設けられた釘収
納溝に位置する最先の釘が、磁石の磁着力を介し
て移動され収納される繰り出し穴を有する供給筒
と、この供給筒の繰り出し穴に摺動自在に設けら
れた押出杆とで構成されている。
ツチでかつ確実に釘の繰り出しができる構造とす
る為に、釘を多数収納できる本体ケースに設けた
シユートと、このシユートの繰出側に設けられた
数本の釘を収納できる釘収納溝を備え、かつ枢軸
を介して回転する回転筒と、この回転筒の一定ピ
ツチずつの回転す司る操作板と、この操作板によ
る一定ピツチの回転後に、この一定ピツチの回転
距離を保持する(いわゆる前記操作板の後退で、
一定ピツチ回転した回転筒の戻りを防止する。)
規制板と、前記回転筒の繰出側に設けられた釘収
納溝に位置する最先の釘が、磁石の磁着力を介し
て移動され収納される繰り出し穴を有する供給筒
と、この供給筒の繰り出し穴に摺動自在に設けら
れた押出杆とで構成されている。
また回転筒の回転並びに回転規制(回転停止)
を確実にする為に、回転筒の切欠孔にそれぞれ係
入される操作板及び規制板の先部とを設け、しか
も操作板のスライド移行を介して回転筒を、一定
ピツチ回転して、釘を順次この回転を介して搬送
すること、並びに規制板の制御を介して一定ピツ
チ回転前進した回転筒の、戻り方向への回転を規
制する構成としてある。
を確実にする為に、回転筒の切欠孔にそれぞれ係
入される操作板及び規制板の先部とを設け、しか
も操作板のスライド移行を介して回転筒を、一定
ピツチ回転して、釘を順次この回転を介して搬送
すること、並びに規制板の制御を介して一定ピツ
チ回転前進した回転筒の、戻り方向への回転を規
制する構成としてある。
更に回転筒の繰出側の釘収納溝に位置する最先
の釘を確実に供給筒の繰り出し穴に供給する為
に、供給筒に磁石を設けてある。
の釘を確実に供給筒の繰り出し穴に供給する為
に、供給筒に磁石を設けてある。
「作用」
以下本考案の作用を説明すると、本体ケースの
ケース蓋体に開設した開口より順次多数本の釘を
挿入していくと、本体ケースのシユートの釘収納
溝部に釘が多数本充填され、かつその最先の釘が
有底筒体の供給側の開口部並びに回転筒の釘収納
溝に位置する。
ケース蓋体に開設した開口より順次多数本の釘を
挿入していくと、本体ケースのシユートの釘収納
溝部に釘が多数本充填され、かつその最先の釘が
有底筒体の供給側の開口部並びに回転筒の釘収納
溝に位置する。
いわゆる最先の釘が、繰り出し位置にある状態
である。
である。
この状態に於いては、操作板の爪片は、前記最
先の釘が収納される釘収納溝の前の釘収納溝に係
入され、また規制板の爪片は、更に前の釘収納溝
に係入されている。
先の釘が収納される釘収納溝の前の釘収納溝に係
入され、また規制板の爪片は、更に前の釘収納溝
に係入されている。
そこで、本体ケースを例えば左手(右手でも、
可である。)で把持し、その何れかの指先を操作
板に当て、指先を前方に向かつてスライドさせる
と、この操作板の爪片の前進移行を介して回転筒
は、規制板の爪片の押圧に打つ勝つようにして、
第2図の矢印の如く前進方向に向かつて回転する
とともに、規制板は釘収納溝から係脱し、その爪
片は回転筒の周面に倣うように反発され、かつこ
の移動する回転筒の周面に押圧され、次の釘収納
溝(最先の釘が充填されている釘収納溝の前に位
置する釘収納溝)がくるまで、そのまま押圧され
た位置の状態となつている。これと同時に空の釘
収納溝が前記シユートの釘収納溝部と合致する位
置関係となる。いわゆる一定ピツチ前進回転する
とともに、操作板のスライド停止でもつて、回転
筒の一定ピツチの前進回転が終了する。
可である。)で把持し、その何れかの指先を操作
板に当て、指先を前方に向かつてスライドさせる
と、この操作板の爪片の前進移行を介して回転筒
は、規制板の爪片の押圧に打つ勝つようにして、
第2図の矢印の如く前進方向に向かつて回転する
とともに、規制板は釘収納溝から係脱し、その爪
片は回転筒の周面に倣うように反発され、かつこ
の移動する回転筒の周面に押圧され、次の釘収納
溝(最先の釘が充填されている釘収納溝の前に位
置する釘収納溝)がくるまで、そのまま押圧され
た位置の状態となつている。これと同時に空の釘
収納溝が前記シユートの釘収納溝部と合致する位
置関係となる。いわゆる一定ピツチ前進回転する
とともに、操作板のスライド停止でもつて、回転
筒の一定ピツチの前進回転が終了する。
この一定ピツチの前進回転が停止すると、操作
板はバネ等の引張手段を介して原位置に復帰する
とともに、規制板の爪片が回転筒の釘収納溝(前
述の最先の釘が充填されている釘収納溝の前に位
置する釘収納溝に係入される。)に係入され、回
転筒の戻り方向への回転(いわゆる逆転)を防止
する。
板はバネ等の引張手段を介して原位置に復帰する
とともに、規制板の爪片が回転筒の釘収納溝(前
述の最先の釘が充填されている釘収納溝の前に位
置する釘収納溝に係入される。)に係入され、回
転筒の戻り方向への回転(いわゆる逆転)を防止
する。
以上のような操作をこの一例では、再度繰り返
すことにより、丁度最先の釘が収納されている釘
収納溝が、有底筒体の繰出側の開口部と合致する
位置となるとともに、供給筒に設けたガイド孔を
介して釘の繰り出し穴と連通される。
すことにより、丁度最先の釘が収納されている釘
収納溝が、有底筒体の繰出側の開口部と合致する
位置となるとともに、供給筒に設けたガイド孔を
介して釘の繰り出し穴と連通される。
いわゆる回転筒の釘収納溝に収納されている最
先の釘が、繰り出し位置にある状態である。
先の釘が、繰り出し位置にある状態である。
したがつて、最先の釘は原則として有底筒体の
繰出側の開口部→供給筒のガイド孔→供給筒の繰
り出し穴への移行が自由となつている。これによ
り、前記繰り出し位置にある最先の釘は、前記ル
ートに則り、しかも磁石の磁着力を介して強制的
に吸引され、前記繰り出し穴内へと誘導される。
繰出側の開口部→供給筒のガイド孔→供給筒の繰
り出し穴への移行が自由となつている。これによ
り、前記繰り出し位置にある最先の釘は、前記ル
ートに則り、しかも磁石の磁着力を介して強制的
に吸引され、前記繰り出し穴内へと誘導される。
このようにして、繰り出し穴に誘導された最先
の釘は、この繰り出し穴内を摺動する押出杆によ
り容易に、垂直方向に押し出すことが可能な状態
となつている。
の釘は、この繰り出し穴内を摺動する押出杆によ
り容易に、垂直方向に押し出すことが可能な状態
となつている。
そこで、この供給筒を釘の打ち込み位置に設置
さらるとともに、金槌をもつて押出杆の頭部を軽
く叩く。すると押出杆が下方に移動するととも
に、この下方への移動に伴つて釘は、供給筒の繰
り出し穴より外部に達し、かつ被打ち付け面(板
面等)に打ち付けられる。
さらるとともに、金槌をもつて押出杆の頭部を軽
く叩く。すると押出杆が下方に移動するととも
に、この下方への移動に伴つて釘は、供給筒の繰
り出し穴より外部に達し、かつ被打ち付け面(板
面等)に打ち付けられる。
したがつて、釘は被打ち付け面に立設されたこ
とになるので、本装置をこの部位より離し、立設
された釘を打ち込むとともに、その後次の打ち付
け場所へ、本装置を動し、前述と同様な操作をも
つて、次の釘を打ち付けるものである。
とになるので、本装置をこの部位より離し、立設
された釘を打ち込むとともに、その後次の打ち付
け場所へ、本装置を動し、前述と同様な操作をも
つて、次の釘を打ち付けるものである。
「実施例」
以下本考案の一実施例を図面を参照しつつ具体
的に説明する。
的に説明する。
図に於て1は細長方形をなす本体ケースで、こ
の本体ケース1にはこれよりやや小さめのシユー
ト2が設けられており、このシユート2には多数
の釘Aが充填される釘収納溝部2aが設けられて
いる。
の本体ケース1にはこれよりやや小さめのシユー
ト2が設けられており、このシユート2には多数
の釘Aが充填される釘収納溝部2aが設けられて
いる。
したがつて、本体ケース1に被嵌されたケース
蓋体3の開口4より挿入された釘Aは、シユート
2の釘収納溝部2aに順次充填されていくととも
に、その最先の釘Aは釘収納溝部2aの繰出側に
位置するものである。
蓋体3の開口4より挿入された釘Aは、シユート
2の釘収納溝部2aに順次充填されていくととも
に、その最先の釘Aは釘収納溝部2aの繰出側に
位置するものである。
5は前記シユート2の繰出側に設けられた釘搬
送手段の一翼を担う有底の筒体で、この有底の筒
体5の供給側の開口部5aは前記シユート2の釘
収納溝部2aと連通されているとともに、この供
給側の開口部5aと対峙する繰出側の開口部5b
は、後述する供給筒のガイド孔と連通する構造と
なつている。
送手段の一翼を担う有底の筒体で、この有底の筒
体5の供給側の開口部5aは前記シユート2の釘
収納溝部2aと連通されているとともに、この供
給側の開口部5aと対峙する繰出側の開口部5b
は、後述する供給筒のガイド孔と連通する構造と
なつている。
そして、この有底の筒体5は本体ケース1の繰
出側の立上部が傾斜状となつていることから、こ
れに倣つて傾斜状態に設けられている。従つて本
体ケース1を手で保持して、釘打ち作業をする場
合、この本体ケース1を斜め上方に持ち上げてな
すことが理想であり、この場合有底の筒体5の底
面は被打ち付け面に当接される。よつて、原則と
して、前述の状態で本体ケース1を保持した場合
は、後述するように供給筒の繰り出し穴より押し
出される釘Aが、垂直状態で出てくるものであ
る。
出側の立上部が傾斜状となつていることから、こ
れに倣つて傾斜状態に設けられている。従つて本
体ケース1を手で保持して、釘打ち作業をする場
合、この本体ケース1を斜め上方に持ち上げてな
すことが理想であり、この場合有底の筒体5の底
面は被打ち付け面に当接される。よつて、原則と
して、前述の状態で本体ケース1を保持した場合
は、後述するように供給筒の繰り出し穴より押し
出される釘Aが、垂直状態で出てくるものであ
る。
また前記回転筒5には、後述する操作板と規制
板の先部が、それぞれ挿入される挿入用の切欠孔
6,7が設けられている。
板の先部が、それぞれ挿入される挿入用の切欠孔
6,7が設けられている。
8は前記有底の筒体5に枢軸9を介して回転自
在に設けられた多数の釘収納溝10を有する釘搬
送手段の一翼を担う回転筒で、この回転筒8は、
丁度鉄砲の回転砲身のような役目をなすものであ
る。即ち前記のシユート2の釘収納溝部2aより
有底の筒体5の供給側の開口部5aを介して供給
されてくる釘Aを、この釘収納溝10に導き、そ
の後釘Aは、この回転筒8の間欠回転を介して
(後述する操作板のスライドを介して)、釘収納溝
10が円方向に於て、その位置を順次替えること
により、究極的には有底の筒体5の繰出側の開口
部5bに搬送する。このようにして、回転筒8の
間欠回転を介して、順次回転筒8の釘収納溝10
に供給される釘Aを、次々に有底の筒体5の繰出
側の開口部5bに搬送する構造となつている。尚
釘搬送手段は、回転筒8とその他の機構例えば遮
蔽板等の部材でも可能である。
在に設けられた多数の釘収納溝10を有する釘搬
送手段の一翼を担う回転筒で、この回転筒8は、
丁度鉄砲の回転砲身のような役目をなすものであ
る。即ち前記のシユート2の釘収納溝部2aより
有底の筒体5の供給側の開口部5aを介して供給
されてくる釘Aを、この釘収納溝10に導き、そ
の後釘Aは、この回転筒8の間欠回転を介して
(後述する操作板のスライドを介して)、釘収納溝
10が円方向に於て、その位置を順次替えること
により、究極的には有底の筒体5の繰出側の開口
部5bに搬送する。このようにして、回転筒8の
間欠回転を介して、順次回転筒8の釘収納溝10
に供給される釘Aを、次々に有底の筒体5の繰出
側の開口部5bに搬送する構造となつている。尚
釘搬送手段は、回転筒8とその他の機構例えば遮
蔽板等の部材でも可能である。
11は本体ケース1にその基部を設けたバネ材
などの弾性部材で形成された操作板で、この操作
板11の先部は前記有底の筒体5に設けた切欠孔
6に挿入されているとともに、その爪片11aが
釘収納溝10に係入する構成となつている。従つ
て、この操作板11をスライド移行させることに
より、その爪片11aが釘収納溝10を押圧して
いき、究極の処回転筒8を一定ピツチ前進方向へ
移行(回転筒8が一定ピツチ前進回転)させる。
またその押圧を解除すると、操作板11はバネ1
2の復元力により後退し、原位置に復帰するとと
もに、次の釘収納溝10(この例では、釘収納溝
10の内最先の釘Aが収納されている釘収納溝1
0である。)にその爪片11aが係入される。
などの弾性部材で形成された操作板で、この操作
板11の先部は前記有底の筒体5に設けた切欠孔
6に挿入されているとともに、その爪片11aが
釘収納溝10に係入する構成となつている。従つ
て、この操作板11をスライド移行させることに
より、その爪片11aが釘収納溝10を押圧して
いき、究極の処回転筒8を一定ピツチ前進方向へ
移行(回転筒8が一定ピツチ前進回転)させる。
またその押圧を解除すると、操作板11はバネ1
2の復元力により後退し、原位置に復帰するとと
もに、次の釘収納溝10(この例では、釘収納溝
10の内最先の釘Aが収納されている釘収納溝1
0である。)にその爪片11aが係入される。
13は本体ケース1にその基部を設けた弾性部
材で形成された規制板で、この規制板13の先部
は前記有底の筒体5に設けた切欠孔7に挿入され
ているとともに、その爪片13aが釘収納溝10
に係入する構成となつている。そして、前記操作
板11のスライド移行を介して回転筒8が一定ピ
ツチ前進方向へ移行される状態の時は、爪片13
aが釘収納溝10より係脱し、その後爪片13a
は回転筒8の周面に倣うような状態に、放射方向
に押圧されている。その後操作板11のスライド
移行を停止すると、回転筒8の前進回転が停止さ
れるとともに、回転筒8の釘収納溝10(この例
では、最先の釘Aが収納されている釘収納溝10
の前の釘収納溝10である。)にその爪片13a
が係入される。またこの爪片13aの釘収納溝1
0への係入を介して、前記操作板11により一定
ピツチ前進回転された、回転筒8の戻りを防止す
る。
材で形成された規制板で、この規制板13の先部
は前記有底の筒体5に設けた切欠孔7に挿入され
ているとともに、その爪片13aが釘収納溝10
に係入する構成となつている。そして、前記操作
板11のスライド移行を介して回転筒8が一定ピ
ツチ前進方向へ移行される状態の時は、爪片13
aが釘収納溝10より係脱し、その後爪片13a
は回転筒8の周面に倣うような状態に、放射方向
に押圧されている。その後操作板11のスライド
移行を停止すると、回転筒8の前進回転が停止さ
れるとともに、回転筒8の釘収納溝10(この例
では、最先の釘Aが収納されている釘収納溝10
の前の釘収納溝10である。)にその爪片13a
が係入される。またこの爪片13aの釘収納溝1
0への係入を介して、前記操作板11により一定
ピツチ前進回転された、回転筒8の戻りを防止す
る。
前述の操作板11と規制板13とでなる繰出手
段が構成される。
段が構成される。
14は前記有底の筒体5の繰出側に設けられた
供給筒で、この供給筒14のガイド孔14aは、
前記有底の筒体5の繰出側の開口部5bと連通し
ている。またガイド孔14は供給筒14の繰り出
し穴15と連通されている。そして、この繰り出
し穴15には押出杆16が昇降自在に挿嵌されて
おり、この押出杆16は、その頭部18の押圧
で、降下し繰り出し穴15に供給された釘Aを押
し出すとともに、その押圧を解除すると、この押
圧杆16と供給筒14とに捲装したバネ17等の
弾性部材の反発力により上昇し、繰り出し穴15
を空とし次の釘Aの供給を可能とする。
供給筒で、この供給筒14のガイド孔14aは、
前記有底の筒体5の繰出側の開口部5bと連通し
ている。またガイド孔14は供給筒14の繰り出
し穴15と連通されている。そして、この繰り出
し穴15には押出杆16が昇降自在に挿嵌されて
おり、この押出杆16は、その頭部18の押圧
で、降下し繰り出し穴15に供給された釘Aを押
し出すとともに、その押圧を解除すると、この押
圧杆16と供給筒14とに捲装したバネ17等の
弾性部材の反発力により上昇し、繰り出し穴15
を空とし次の釘Aの供給を可能とする。
この操作板11と規制板13とでなる繰出手段
が構成される。
が構成される。
20は供給筒14に設けた吸引手段の一例をな
す磁石で、この磁石20の磁着力を介して、前記
回転筒8の釘収納溝10に収納された釘Aを、有
底の筒体5の繰出側の開口部5b→ガイド孔14
a→繰り出し穴15に引き寄せる役目をなす。尚
磁石20は、供給筒14の何れかの箇所に組み入
れることも可である。
す磁石で、この磁石20の磁着力を介して、前記
回転筒8の釘収納溝10に収納された釘Aを、有
底の筒体5の繰出側の開口部5b→ガイド孔14
a→繰り出し穴15に引き寄せる役目をなす。尚
磁石20は、供給筒14の何れかの箇所に組み入
れることも可である。
「考案の効果」
本考案は、以上詳述したように、自動連続的
に、かつ確実に釘の繰り出しができる構造とする
為に、釘を多数収納できる本体ケースに設けたシ
ユートと、このシユートの繰出側に設けられた数
本の釘を収納できる釘収納溝を備え、かつ枢軸を
介して回転する回転筒と、この回転筒を一定ピツ
チずつ回転し、かつ回転後の逆回転を防止する操
作手段と、前記回転筒の繰出側の釘収納溝に位置
する釘が、磁石の磁着力を介して供給筒の繰り出
し穴に引き寄せられ、この引き寄せられた釘を押
圧する前記供給筒に設けた押出杆とで構成されて
いるので、本体ケース内に挿入された釘を、自動
連続的に、かつ確実に繰り出し、かつ供給筒から
確実、かつスムーズに押し出すことができる。ま
た従来のように、いちいち釘を手持ち保持具に供
給する手間と、時間を省略できる。
に、かつ確実に釘の繰り出しができる構造とする
為に、釘を多数収納できる本体ケースに設けたシ
ユートと、このシユートの繰出側に設けられた数
本の釘を収納できる釘収納溝を備え、かつ枢軸を
介して回転する回転筒と、この回転筒を一定ピツ
チずつ回転し、かつ回転後の逆回転を防止する操
作手段と、前記回転筒の繰出側の釘収納溝に位置
する釘が、磁石の磁着力を介して供給筒の繰り出
し穴に引き寄せられ、この引き寄せられた釘を押
圧する前記供給筒に設けた押出杆とで構成されて
いるので、本体ケース内に挿入された釘を、自動
連続的に、かつ確実に繰り出し、かつ供給筒から
確実、かつスムーズに押し出すことができる。ま
た従来のように、いちいち釘を手持ち保持具に供
給する手間と、時間を省略できる。
また回転筒の切欠孔にそれぞれ係入される操作
板及び規制板の先部とを設け、しかも操作板のス
ライド移行を介して回転筒を、一定ピツチ回転し
て、釘を順次回転搬送すること、並びに規制板の
制御を介して一定ピツチ回転前進した回転筒の、
戻り方向への回転を規制する構成としたので、回
転筒の回転並びに回転規制(回転停止)が確実に
できる効果と、回転筒の釘収納溝に収納された釘
を確実に、供給筒の繰り出し穴に供給できる。
板及び規制板の先部とを設け、しかも操作板のス
ライド移行を介して回転筒を、一定ピツチ回転し
て、釘を順次回転搬送すること、並びに規制板の
制御を介して一定ピツチ回転前進した回転筒の、
戻り方向への回転を規制する構成としたので、回
転筒の回転並びに回転規制(回転停止)が確実に
できる効果と、回転筒の釘収納溝に収納された釘
を確実に、供給筒の繰り出し穴に供給できる。
更に供給筒に磁石を設けてあるので、回転筒の
繰出側の釘収納溝に位置する釘を、確実に供給筒
の繰り出し穴に供給することができる効果があ
る。
繰出側の釘収納溝に位置する釘を、確実に供給筒
の繰り出し穴に供給することができる効果があ
る。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体の斜視図、第2図はケース蓋体を取り
外し、かつ一部を欠截した斜視図、第3図は断面
図である。 1……本体ケース、2……シユート、2a……
釘収納溝部、3……ケース蓋体、4……開口、5
……筒体、5a……供給側の開口部、5b……繰
出側の開口部、6,7……切欠孔、8……回転
筒、9……枢軸、10……釘収納溝、11……操
作板、11a,13a……爪片、12,17……
バネ、13……規制板、14……供給筒、14a
……ガイド孔、15……繰り出し穴、16……押
圧杆、18……頭部、20……磁石、A……釘。
1図は全体の斜視図、第2図はケース蓋体を取り
外し、かつ一部を欠截した斜視図、第3図は断面
図である。 1……本体ケース、2……シユート、2a……
釘収納溝部、3……ケース蓋体、4……開口、5
……筒体、5a……供給側の開口部、5b……繰
出側の開口部、6,7……切欠孔、8……回転
筒、9……枢軸、10……釘収納溝、11……操
作板、11a,13a……爪片、12,17……
バネ、13……規制板、14……供給筒、14a
……ガイド孔、15……繰り出し穴、16……押
圧杆、18……頭部、20……磁石、A……釘。
Claims (1)
- 多数の釘を収納できる本体ケースに設けたシユ
ートと、このシユートの繰出側に設けられたこの
シユートより繰り出される釘を収納できる多数の
釘収納溝を備えた回転自在の回転筒を介して前記
釘を回転搬送する釘搬送手段と、この回転筒をワ
ンピツチずつ回転するとともに、一定方向にのみ
回転を許す前記本体ケースと回転筒との間に設け
た操作板と規制板とでなる繰出手段と、前記回転
筒の釘収納溝の一つと合致するガイド孔を備えた
最先の釘が挿入される繰り出し穴を有する供給筒
と、この供給筒の繰り出し穴に摺動自在に設けら
れバネを備えたる押圧杆と、前記供給筒の繰り出
し穴へ最先の釘を誘導する吸引手段とよりなる釘
収納シユートと繰り出し機能を備えた釘保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15672988U JPH0544067Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15672988U JPH0544067Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278274U JPH0278274U (ja) | 1990-06-15 |
JPH0544067Y2 true JPH0544067Y2 (ja) | 1993-11-08 |
Family
ID=31435528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15672988U Expired - Lifetime JPH0544067Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544067Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP15672988U patent/JPH0544067Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278274U (ja) | 1990-06-15 |
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