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JPH0542882Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0542882Y2
JPH0542882Y2 JP2047888U JP2047888U JPH0542882Y2 JP H0542882 Y2 JPH0542882 Y2 JP H0542882Y2 JP 2047888 U JP2047888 U JP 2047888U JP 2047888 U JP2047888 U JP 2047888U JP H0542882 Y2 JPH0542882 Y2 JP H0542882Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor arm
anchor
torsion bar
arm
cross member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2047888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01123507U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2047888U priority Critical patent/JPH0542882Y2/ja
Publication of JPH01123507U publication Critical patent/JPH01123507U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0542882Y2 publication Critical patent/JPH0542882Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車懸架用トーシヨンバー装置に
関する。
(従来の技術とその問題点) 第5図に従来の自動車懸架用トーシヨンバー装
置におけるアンカーアーム取付部の正面断面図を
示し、第6図に第5図のA−A矢視断面図を示
す。
この自動車懸架用トーシヨンバー装置では、横
断面略U字形のクロスメンバー1の外周部にブラ
ケツト2が固着され、アーム受け部材3の一端部
がブラケツト2に形成した取付片2aにボルト4
で締付固定される一方、アーム受け部材3の他端
部がクロスメンバー1内の両側壁間に架設した取
付片1aにボルト5で締付固定されている。そし
て本体部が第7図に示すように断面U字形をなす
アンカーアーム6は、その基端側のボス部6aを
第5図に示すように上記アーム受け部材3の凹曲
部3aで受ける一方、第6図に示すようにボス部
6aの周面に形成した段差部6bにブラケツト2
の円弧状下縁2bを嵌着することにより、クロス
メンバー1に対し揺動自在に支持されかつ前後
(第6図の左右方向)の位置決めがはかられてい
る。またトーシヨンバー7は、その一端部周面に
形成したセレーションを上記ボス部6aの内周面
に形成したセレーシヨンと噛み合わせることによ
りアンカーアーム6に連結されている。さらにク
ロスメンバー1とブラケツト2の両側壁にはこれ
らを貫通する半円形の横穴8が形成され、この2
つの横穴8の間に揺動自在にスイベル9が載架さ
れている。このスイベル9には上記アンカーアー
ム6の先端部を貫通するアンカーボルト10が連
結され、このアンカーボルト10の軸部に螺合す
るナツト11でアンカーボルト10を第5図にお
いて時計方向に押し上げることにより、トーシヨ
ンバー7に対して所定のねじれ角を与えるように
構成されている。
上記した従来の自動車懸架用トーシヨンバー装
置においては、トーシヨンバー7の一端部にアン
カーアーム6のボス部6aを組み付けるのに、そ
のときのアンカーアーム6の角度設定を作業者の
目視によつて行なわなければならないため、熟練
していないと作業者間で角度にばらつきが生じる
ことになり、このあとナツト11の螺合調整によ
りトーシヨンバー7に与えられるねじれ角の調整
範囲にばらつきが生じるという欠点がある。
また、アンカーアーム6の前後方向の位置決め
をはかるために、ボス部6aの周面に段差部6b
を加工しなければならず加工に手間がかかるばか
りか、この段差部6b大径側にブラケツト2の円
弧状下縁2bが乗り上げた状態で組み付けられて
しまうおそれもあり、製造コストの増大や組付け
精度の低下を招くという欠点もある。
(考案の目的) この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、アンカーアームの組付時の角度設定と
角度調整後のアンカーアームの前後の位置決めを
簡単な構成により容易に行なうことのできる自動
懸架用トーシヨンバー装置を提供することを目的
とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、横断面逆U字形のクロスメンバー
内に収容されるアンカーアームの基端部をクロス
メンバーの一方の側壁に回転自在でかつクロスメ
ンバーの幅方向に摺動自在に支持させてそのアン
カーアームの基端部にトーシヨンバーを連結する
一方、前記クロスメンバーの上片に前記アンカー
アームの一部が貫通する開口を形成し、アンカー
ボルト支持部材を前記クロスメンバーの両側片間
に掛け渡し固定して、アンカーボルトの頭部を前
記アンカーボルト支持部材により揺動自在に支持
しながらアンカーボルトの軸部を前記アンカーア
ームの先端部に貫通してナツト止めした自動車懸
架用トーシヨンバーであつて、上記目的を達成す
るために、前記アンカーアームの基端部に前記ト
ーシヨンバーを組み付けるさいの前記アンカーア
ームの角度を規制する角度設定用口縁部と、前記
ナツトの締付けにより前記アンカーアームを前記
アンカーボルト支持部材側へ回転させて角度調整
したときの前記アンカーアームの前後方向の位置
規制をする位置決め用狭幅口部とを前記開口に形
成している。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である自動車懸架
用トーシヨンバー装置におけるアンカーアーム取
付部の平面図を示し、第2図はその正面断面図、
第3図は第2図のB−B矢視断面図を示す。
この自動車懸架用トーシヨンバー装置では、断
面略逆U字形のクロスメンバー12にその一方の
側壁を貫通する円形の軸支穴13が形成されてい
る。アンカーアーム14は、そのボス部14aを
上記軸支穴13に嵌挿するとともに、クロスメン
バー12の両側壁の間に架設したアーム支持プレ
ート15で上記ボス部14aを支持することによ
り、クロスメンバー12に対して幅方向(第3図
左右方向)に摺動自在でかつ軸支穴13の回りに
揺動自在に支持されている。トーシヨンバー16
は、従来装置の場合と同様に一端部周面に形成し
たセレーシヨンをアンカーアーム14のボス部1
4aの内周面に形成したセレーシヨンと噛み合わ
せることによりアンカーアーム14に連結されて
いる。またクロスメンバー12の両側壁には半円
形の横穴17が形成され、この2つの横穴17の
間に揺動自在にアンカーボルト支持部材としての
スイベル18が貫通設置されている。このスイベ
ル18にはボルト挿通穴(図示省略)が形成され
ており、そのボルト挿通穴にアンカーボルト19
が下方より挿通されてボルト頭部19aがスイベ
ル18に係止されるとともに、アンカーボルト1
9の軸部がアンカーアーム14の先端部を貫通し
てスペーサ23を介してナツト20が螺合され
る。こうして、アンカーボルト19に螺合するナ
ツト20でアンカーアーム14を第2図において
時計方向に押し下げることにより、トーシヨンバ
ー16に対して所定のねじれ角を与えるように構
成されている。
クロスメンバー12の上面には、第3図に示す
ようにアンカーアーム14の先端側が一部突出す
る開口21が形成されている。この開口21は第
4図に拡大して示すようにアンカーアーム14の
ボス部14a設置位置に対応する広幅口部21a
とスイベル18設置位置側に延びる狭幅口部21
bとからなる概形L字状で、広幅口部21aから
狭幅口部21bへと変化する境界の部分にはこの
開口21の幅方向に延びる角度設定用口縁部21
cが形成されている。この角度設定用口縁部21
cは、後述するようにトーシヨンバー16にアン
カーアーム14のボス部14aを組み付けるさ
い、アンカーアーム14の角度を設定するのに用
いられ、また狭幅口部21bは、角度調整を終え
たあとのアンカーアーム14を前後方向に位置規
制する位置決め用として用いられる。なお、第2
図において22はフレームである。
この自動車懸架用トーシヨンバー装置における
アンカーアーム14の組付手順は以下のようにし
て行なわれる。
先ず、クロスメンバー12の上面の開口21よ
りクロスメンバー12内にアンカーアーム14を
挿入し、そのボス部14aをアーム支持プレート
15上に支持させる。つぎに、上記開口21より
突出するアンカーアーム14の先端側を角度設定
用口縁部21cにもたせかけて第2図に仮想線で
示す姿勢に保ち(これにより組付時のアンカーア
ーム14の角度が規制される)、片面を縦穴21
の広幅口部21aの一方の端面21a1に押し当て
てアンカーアーム14を仮保持する。そして、ア
ンカーアーム14のボス部14aにトーシヨンバ
ー16を結合させる。このあと、今度はアンカー
アーム14のボス部14aを軸支穴13に嵌挿し
てその軸支穴13にガイドさせながら第3図の左
方向へ移動させて、アンカーアーム14を開口2
1の広幅口部21aの反対側端面21a2に押し当
てる。この状態で、アンカーボルト19をスイベ
ル18およびアンカーアーム14の先端部に貫通
させてスペーサ23を介しナツト20を締結す
る。このあとアンカーアーム14の角度調整を行
なう。この角度調整はアンカーボルト19のナツ
ト20を移動させることにより、アンカーアーム
14を第2図に実線で示すように所定の角度まで
時計方向に押し倒すことで達成される。そして、
この角度調整によりアンカーアーム14の先端側
は縦穴21の狭幅口部21b側に移動するため、
狭幅口部21bの両端面21b1,21b2によつて
アンカーアーム14の前後方向(第3図の左右方
向)への位置規制が行なわれる。
この実施例では、アンカーアーム14をクロス
メンバー12内にセツトするとともに、アンカー
アーム19を上向きに設置した構成としているた
め、クロスメンバー12の下面側に露出する部材
がなく、このことから走破性が向上し石当りなど
により損傷を防止できる。また、アンカーアーム
14専用のスペースも不要となる。さらに、アン
カーアーム14のボス部14aは軸支穴13だけ
でも支持可能であるが、アーム支持プレート15
を別に付加していることで、その支持強度が大幅
に向上することになる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の自動車懸架用トーシ
ヨンバー装置によれば、クロスメンバーの上片に
開口を形成し、この開口に組付時のアンカーアー
ムの角度を規制する角度設定用口縁部と、角度調
整を終了したあとのアンカーアームの前後位置を
規制する位置決め用狭幅口部とを形成しているの
で、アンカーアーム組付時の角度設定を熟練を要
することなく容易に行なえるとともに、アンカー
アームのボス部に段差部を加工するなどせず簡単
な構成によりアンカーアームの前後位置決めを行
なうことができ、コストの低減および組付作業の
改善をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である自動車懸架
用トーシヨンバー装置におけるアンカーアーム取
付部を示す平面図、第2図はそのアンカーアーム
取付部の正面断面図、第3図は第2図のB−B矢
視断面図、第4図は開口の拡大平面図、第5図は
従来の自動車懸架用トーシヨンバー装置における
アンカーアーム取付部を示す正面断面図、第6図
は第5図のA−A矢視断面図、第7図はアンカー
アーム本体部の縦断面図である。 12……クロスメンバー、14……アンカーア
ーム、14a……ボス部、16……トーシヨンバ
ー、18……スイベル、19……アンカーボル
ト、20……ナツト、21……開口、21b……
位置決め用狭幅部、21c……角度設定用口縁
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面逆U字形のクロスメンバー内に収容され
    るアンカーアームの基端部をクロスメンバーの一
    方の側壁に回転自在でかつクロスメンバーの幅方
    向に摺動自在に支持させてそのアンカーアームの
    基端部にトーシヨンバーを連結する一方、前記ク
    ロスメンバーの上片に前記アンカーアームの一部
    が貫通する開口を形成し、アンカーボルト支持部
    材を前記クロスメンバーの両側片間に掛け渡し固
    定して、アンカーボルトの頭部を前記アンカーボ
    ルト支持部材により揺動自在に支持しながらアン
    カーボルトの軸部を前記アンカーアームの先端部
    に貫通してナツト止めした自動車懸架用トーシヨ
    ンバー装置において、 前記アンカーアームの基端部に前記トーシヨン
    バーを組み付けるさいの前記アンカーアームの角
    度を規制する角度設定用口縁部と、前記ナツトの
    締付けにより前記アンカーアームを前記アンカー
    ボルト支持部材側へ回転させて角度調整したとき
    の前記アンカーアームの前後方向の位置規制をす
    る位置決め用狭幅口部とを前記開口に形成したこ
    とを特徴とする自動車懸架用トーシヨンバー装
    置。
JP2047888U 1988-02-17 1988-02-17 Expired - Lifetime JPH0542882Y2 (ja)

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JP2047888U JPH0542882Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17

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JP2047888U JPH0542882Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17

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Publication Number Publication Date
JPH01123507U JPH01123507U (ja) 1989-08-22
JPH0542882Y2 true JPH0542882Y2 (ja) 1993-10-28

Family

ID=31236880

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JP2047888U Expired - Lifetime JPH0542882Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17

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JPH01123507U (ja) 1989-08-22

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