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JPH0542010A - フアスナ− - Google Patents

フアスナ−

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Publication number
JPH0542010A
JPH0542010A JP3231186A JP23118691A JPH0542010A JP H0542010 A JPH0542010 A JP H0542010A JP 3231186 A JP3231186 A JP 3231186A JP 23118691 A JP23118691 A JP 23118691A JP H0542010 A JPH0542010 A JP H0542010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
piece
slider
fitting
fastener piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP3231186A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiko Ishida
富美子 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
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Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP3231186A priority Critical patent/JPH0542010A/ja
Publication of JPH0542010A publication Critical patent/JPH0542010A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スライダ−を操作する際に、布地を噛み込んだ
り、務歯の欠落によってスライダ−が動かなくなる不具
合を防止し、ファスナ−の閉じ忘れた場合にも、衣類な
どの開口部が開いたままの状態になるのを防止できるフ
ァスナ−を提供する。 【構成】ファスナ−は、内側面に嵌合突条8が設けられ
た第1のファスナ−片F1 と、内側面にこの嵌合突条8
に対応する嵌合溝18が設けられた第2のファスナ−片
2 と、各ファスナ−片を連結、分離させるスライダ−
Sとで構成される。第1のファスナ−片の嵌合突条の先
端部分は鉤状に形成される。スライダ−を一方に動かす
と、各ファスナ−片の外側面に嵌着されている一対の嵌
着板23の作用により、第1のファスナ−片の嵌合突条
が第2のファスナ−片の嵌合溝に順次嵌入して、各ファ
スナ−片が連結される。スライダ−Sを逆方向に動かす
と、その分離突起の作用により、各ファスナ−片が順次
分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などの開口部又は
分離部の各布地の端縁に取付けて、この部分の布地を連
結・分離させるためのファスナ−に関するものであり、
更に詳しくは、スライダ−を操作させて一対のファスナ
−片を分離させたり、連結させたりする際に、ファスナ
−片、或いはスライダ−の部分に布地が噛み込まないよ
うにしたファスナ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファスナ−は、無数の務歯が小ピ
ッチで取付けられた一対のファスナ−片と、スライダ−
とから構成されており、スライダ−をスライドさせて各
ファスナ−片の務歯を噛み合わせたり、その噛み合わせ
を解くことにより、衣類の開口部の開閉を行っていた。
このように、従来のファスナ−は、スライダ−の操作に
より一対のファスナ−片に取付けられた各務歯を噛み合
わせる構造であるため、スライダ−を操作する際、この
スライダ−の部分、或いはファスナ−片の務歯の部分に
布地が噛み込まれて、スライダ−を動かせられなくなる
不具合があった。また、一部の務歯が欠落したりする
と、スライダ−が動かなくなって、各ファスナ−片の連
結・分離が不能となる不具合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スラ
イダ−を操作する際に、従来のファスナ−のように布地
を噛み込んだり、或いは務歯の欠落によってスライダ−
を動かせられなくなり、これにより衣類などの開口部の
開閉ができなくなる不具合を防止し、更にはファスナ−
を閉じ忘れた場合にも、衣類などの開口部が開いたまま
の状態になるのを防止できるファスナ−を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した第1の手段は、内側面に先端部が鉤
状に形成された嵌合突条が長さ方向に設けられていると
共に、外側面に被嵌着部が設けられて、前記各布地の一
方の端縁に取付けられる第1のファスナ−片と、内側面
に前記第1のファスナ−片の嵌合突条に対応する嵌合溝
が長さ方向に連続して設けられていると共に、外側面に
被嵌着部が設けられて、前記各布地の他方の端縁に取付
けられる第2のファスナ−片と、該第2のファスナ−片
の嵌合溝に前記第1のファスナ−片の嵌合突条が嵌合さ
れた状態で両ファスナ−片を両側から挟み込む形となっ
てそれぞれの被嵌着部にスライド可能に嵌着される嵌着
部が、本体板のスライド方向の一端部に設けられている
と共に、連結状態の両ファスナ−片を分離させるための
分離突起が前記本体板のスライド方向の他端部に設けら
れているスライダ−とでファスナ−が構成され、前記第
1及び第2の各ファスナ−片はいずれも樹脂などの柔軟
性を有する材質で成形されており、前記スライダ−を一
方向にスライドさせて、その嵌着部により第1のファス
ナ−片の嵌合突条を第2のファスナ−片の嵌合溝に順次
嵌入させて両者を連結すると共に、このスライダ−を他
方向にスライドさせて、第2のファスナ−片の嵌合溝に
嵌入されている第1のファスナ−片の嵌合突条を順次抜
け出させて両者を分離するように構成したことである。
また、上記課題を解決するために本発明の採用した第2
の手段は、ファスナ−を構成している第1及び第2の各
ファスナ−片を、磁性粉末が含浸された柔軟性を有する
材質で成形して磁化させたことである。
【0005】
【発明の作用】各ファスナ−片が連結される方向にスラ
イダ−を動かすと、これに設けられた嵌着部によって各
ファスナ−片が両側から挟み込まれる形となって、第2
のファスナ−片の嵌合溝に第1のファスナ−片の嵌合突
条が順次嵌入して嵌合され、これにより各ファスナ−片
が連結される。また、スライダ−を上記と逆方向にスラ
イドさせると、これに設けられた分離突起によって、第
2のファスナ−片の嵌合溝に嵌合されていた第1のファ
スナ−片の嵌合突条が順次抜け出て、連結状態にあった
各ファスナ−片が順次分離される。ここで、第1のファ
スナ−片の内側に設けられた嵌合突条の先端部は鉤状に
形成されているので、各ファスナ−片の連結状態におい
て、この各ファスナ−片を分離させようとする横方向の
力が作用しても、第1のファスナ−片の嵌合突条の先端
部が第2のファスナ−片に引っ掛かるために、各ファス
ナ−片は分離されない。また、本発明に係るファスナ−
のファスナ−片には、従来のファスナ−片の務歯のよう
に、布地を噛み込む部分は一切設けられていないので、
スライダ−が動かなくなって、衣類などの開口部を開閉
できない不具合は発生しない。更に、各ファスナ−片
を、磁性粉末が含浸された柔軟性を有する材質で成形し
て磁化させると、連結時における各ファスナ−片の連結
力が一層大きくなると共に、各ファスナ−片の連結を解
いて衣類などの開口部を開いた場合においても、各ファ
スナ−片どうしが磁力により連結されて、その開口部が
大きく開かない。
【0006】
【実施例】図1は、二枚の布地N1,2 の各端縁にそれ
ぞれ第1及び第2の各ファスナ−片F1,2 を取付けて
連結した状態の平面図であり、図2は、図1のX−X線
断面図であり、図3は、各ファスナ−片F1,2 にスラ
イダ−Sを嵌め込んだ状態の斜視図であり、図4は、第
1及び第2の各ファスナ−片F1,2 を分離した状態の
平面図であり、図5は、図4のY−Y線断面図であり、
図6は、スライダ−Sを下方から見た斜視図である。本
発明に係るファスナ−は、衣類などの開口部、或いは連
結部を構成している二枚の布地N1,2 の各端縁にそれ
ぞれ取付けられる第1及び第2の各ファスナ−片F1,F
2 と、この各ファスナ−片F1,F2 を連結・分離させる
ためのスライダ−Sとで構成される。図1ないし図5に
おいて、第1及び第2の各ファスナ−片F1,2 は、両
者が互いに連結された状態では逆台形状を呈している。
第1のファスナ−片F1は、柔軟性を有する合成樹脂で
成形され、その上面2及び下面3は互いに平行な平面と
なっていて、その内側面4は上面2及び下面3と垂直に
形成されて後述の第2のファスナ−片F2 の内側面14
と当接する当接面となっている。第1のファスナ−片F
1 の外側面5と、その上面2とのなす角度は鋭角となっ
ていて、この外側面5は、スライダ−Sの嵌着板23が
嵌着される被嵌着部を構成している。この外側面5の下
端部には布地取付部6が外方に向かって設けられ、この
布地取付部6の高さ方向の中央部に布端挿入溝7が設け
られている。第1のファスナ−片F1 の内側面4には、
嵌合突条8がその長さ方向に沿って連続して突設されて
いる。この嵌合突条8の先端部分8aは鉤状に形成され
ている。
【0007】第2のファスナ−片F2 は、第1のファス
ナ−片F1 と同一材質で成形されていて、その内側面1
4に前記第1のファスナ−片F1 に設けられた嵌合突条
8に対応する嵌合溝18が設けられている構成を除く
と、この第1のファスナ−片F1 と同一形状である。即
ち、図1ないし図5において、第2のファスナ−片F2
には、互いに平行な上面12及び下面13と、これらに
垂直な内側面14と、上面12と鋭角をなしていて、ス
ライダ−Sの嵌着板23が嵌着される被嵌着部として機
能する外側面15とが設けられている。なお、図中1
6,17は、それぞれ布地取付部及び布端挿入溝を示
す。第2のファスナ−片F2 の内側面14に設けられた
嵌合溝18の形状は、第1のファスナ−片F1 の嵌合突
条8に対応させてあるために、第2のファスナ−片F2
には、第1のファスナ−片F1 の嵌合突条8の先端部分
8aを引っ掛けるための引掛部19が形成されている。
また、図1及び図4に示されるように、第1及び第2の
各ファスナ−片F1,2 の一端部(各ファスナ−片F1,
2 が連結された状態においてスライダ−Sが位置する
側の端部)の内側面は、傾斜状に切り欠かれており、後
述するスライダ−Sの分離突起25との干渉を避けてあ
る。
【0008】スライダ−Sは金属で成形されていて、図
2、図3及び図6に示されるように、長方形状の本体板
22の下面におけるスライド方向の一端部には、一対の
嵌着板23が逆ハの字形となるように斜下方に向かって
設けられている。この一対の嵌着板23は、第1及び第
2の各ファスナ−片F1,2 の各外側面5,15に密着
して、各ファスナ−片F1,2 を外側から挟み込み、こ
れにより第1のファスナ−片F1 の嵌合突条8を第2の
ファスナ−片F2 の嵌合溝18に順次嵌入させて両者を
嵌合させるためのものである。この本体板22の下面に
おける一対の嵌着板23が設けられている部分は、第1
及び第2の各ファスナ−片F1,2 の分離・連結をし易
くするために傾斜面24に形成されている(図8参
照)。また、スライダ−Sの本体板22の下面における
スライド方向の他端部には、分離突起25が該本体板2
2に対して垂直であって、しかもスライダ−Sのスライ
ド方向に沿って設けられ、この分離突起25に支え板2
6が本体板22と平行に設けられている。この分離突起
25は、スライダ−Sを動かせて連結状態の第1及び第
2の各ファスナ−片F1,2 を分離させるためのもので
あり、その先端部は、わん曲面に形成されている。スラ
イダ−Sの本体板22の下面に設けられた一対の嵌着板
23と分離突起25とは、そのスライド方向に沿って大
きく分離して設けられ、これによりスライダ−Sを動か
すことにより、一対のファスナ−片F1,2 の連結・分
離を可能にしている。また、支え板26は、本体板22
とで各ファスナ−片F1,2 を上下から挟み込んで、そ
の連結及び分離を行い易くするためのものである。本体
板22の上面には、引手取付金具27が設けられ、この
金具27にリング状の引手28が取付けられている。
【0009】図1に示されるように、第1及び第2の各
ファスナ−片F1,2 の各布地取付部6,16の布端挿
入溝7,17に布地N1,2 の端縁部を挿入して縫着
し、第1のファスナ−片F1 の嵌合突条8を第2のファ
スナ−片F2 の嵌合溝18に嵌入させて嵌合させ、内側
面4,14が切り欠かれている側の端部から、連結状態
の第1及び第2の各ファスナ−片F1,2 にスライダ−
Sを嵌め込む。即ち、連結状態の第1及び第2のファス
ナ−片F1,2 の各外側面5,15に、スライダ−Sの
一対の嵌着板23を嵌着すると共に、その本体板22と
支え板26とにより第1及び第2の各ファスナ−片F1,
2 を上下から挟み込むと、各ファスナ−片F1,2
スライダ−Sがスライド可能に嵌め込まれる。なお、各
ファスナ−片F1,2 は、いずれも柔軟性を有する樹脂
で成形されているため、第1のファスナ−片F1 に設け
られた嵌合突条8の先端部分8a、及び第2のファスナ
−片F2 に設けられた引掛部19は、いずれも弾性変形
するので、これらの部分を変形させることによって、第
1のファスナ−片F1 の嵌合突条8を第2のファスナ−
片F2 の嵌合溝18に容易に嵌入して両者を嵌合させら
れる。
【0010】次に、図7ないし図10を参照にして、上
記したファスナ−の作用について説明する。図7に示さ
れる状態において、スライダ−Sを矢印Aの方向に動か
すと、各ファスナ−片F1,2 が順次分離される。更に
詳細に説明すると、第1のファスナ−片F1 の嵌合突条
8の先端面と、第2のファスナ−片F2 の内側面14と
の間にスライダ−Sの分離突起25を割り込ませ、この
分離突起25により連結状態の各ファスナ−片F1,2
を強制的に分離させながらスライダ−Sが進むために、
図8に示されるように、各ファスナ−片F1,2 の外側
面5,15がスライダ−Sの嵌着板23により嵌着され
ると共に、その上面2,12がスライダ−Sの本体板2
2の下面に形成された傾斜面24に密着することによっ
て、各ファスナ−片F1,2 が互いに傾斜し、これによ
り第1のファスナ−片F1 の嵌合突条8の一部が第2の
ファスナ−片F2 の嵌合溝18から抜け出る。この状態
を経ると、図9に示されるように、分離された各ファス
ナ−片F1,2 の間隔が順次広くなり、第1のファスナ
−片F1 の嵌合突条8が第2のファスナ−片F2 の嵌合
溝18から完全に抜け出ることにより、両ファスナ−片
1,2 が分離される(図10参照)。逆に、図7に示
される状態において、スライダ−Sを矢印A’の方向に
動かすと、本体板22の一端部に設けられた一対の嵌着
板23の作用によって、分離されている各ファスナ−片
1,2 が順次両側から挟み込まれるので、図9及び図
8に示される各状態をこの順序で経て、分離されていた
第1のファスナ−片F1 の嵌合突条8が、第2のファス
ナ−片F2 の嵌合溝18に順次嵌入されて両者が連結さ
れる。各ファスナ−片F1,2 が連結された状態では、
各内側面4,14は、互いに密着している。また、各フ
ァスナ−片F1,2 は、いずれも柔軟性を有する樹脂で
成形されているので、各布地N1,2 の変形に対応して
自在に変形し、しかも変形によってもその連結が解かれ
ることはない。
【0011】図11に、本発明の別の実施例が示されて
いる。これは、スライダ−Sの挿入端と反対側の端部に
スライダ−Sの動きを止める下止め29を取付けると共
に、各ファスナ−片F1,2 の布端挿入溝7,17にそ
れぞれ左右の布地N1,2 の端縁部を挿入し、これらの
端縁部を接着剤により布地取付部6,16に固着したも
のを示している。左右の布地N1,2 の上端にはベルト
31が縫付けられており、スライダ−Sが上端まで移動
した時にはこのベルト31によりその動きを止められ
る。また、ベルト31の両端に取付けられたホック32
を止めるとスライダ−Sの両ファスナ−片F1,2 から
の抜け出しは完全に防止される。なお、この実施例にお
いては、接着により各ファスナ−片F1,2 を布地の端
縁部に取付けてあるが、接着ではなく縫い付けても良
い。
【0012】図12及び図13に、本発明の更に別の実
施例が示されている。これは、第1のファスナ−片F1'
の成形時に、この第1のファスナ−片F1'と、端縁部に
樹脂が含浸された布地N1 とを一体成形したものであ
る。第2のファスナ−片F2'も布地N2 と一体成形され
ている。第1のファスナ−片F1'の内側には、中空状の
嵌合突条38が設けられていると共に、その外側面35
は、上面34に対して鋭角状になっていて、スライダ−
(図示せず)と嵌着される被嵌着部となっている。第2
のファスナ−片F2'の内側には、上記嵌合突条38に対
応する嵌合溝48が設けられていると共に、その外側面
45は、上面44に対して鋭角状になっていて、スライ
ダ−(図示せず)と嵌着される被嵌着部となっている。
このファスナ−も、上記各実施例のファスナ−と全く同
様にしてスライダ−(図示せず)により分離・連結され
る。
【0013】また、第1及び第2の各ファスナ−片を、
磁性粉末が含浸された樹脂で成形すると、以下のような
特有の作用効果が奏される。即ち、第1及び第2の各フ
ァスナ−片は、その嵌合突条と嵌合溝との嵌合による連
結作用と、磁気作用による連結作用の双方によって連結
されるので、連結力が大きくなるのに加え、各ファスナ
−片が分離した状態においても、磁気作用によって各フ
ァスナ−片が連結されるため、衣類などの開口部が大き
く開かなくなり、ファスナ−の閉じ忘れを防ぐことがで
きる。
【0014】また、上記実施例は、あくまでも本発明の
一実施例にすぎず、特許請求の範囲に記載されている技
術思想の範囲内において、種々の改変が可能である。例
えば、第1のファスナ−片の内側面に嵌合突条を断続的
に設けて、これの長さ方向に沿った柔軟性を増すことが
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明の効果を要約すると、以下の通り
である。(1)ファスナ−を構成している第1及び第2
の各ファスナ−片には、従来のファスナ−片の務歯に相
当する部分は一切設けられていないので、スライダ−を
動かせて各ファスナ−片を連結したり、分離させたりす
る際に、ファスナ−片を取付けている布地を噛み込んだ
り、務歯が欠落する恐れもない。このため、使用中にお
いて、スライダ−が動かなくなって、衣類などの開口部
を開くことも、閉じることもできないという不具合は発
生しなくなる。(2)第1のファスナ−片の内側面に設
ける嵌合突条の先端部分が鉤状に成形されていて、この
嵌合突条を第2のファスナ−片の嵌合溝に嵌合させた場
合には、第1のファスナ−片の嵌合突条が第2のファス
ナ−片の嵌合溝に引っ掛かる構造であるので、連結状態
の第1及び第2の各ファスナ−片に横方向の力が作用し
ても、両者は分離されない。この結果、各ファスナ−片
の連結が確実となる。(3)磁性粉末が含浸された樹脂
で第1及び第2の各ファスナ−片を成形して磁化させる
と、この磁気作用が加わって、各ファスナ−片の連結力
が大きくなると共に、各ファスナ−片が分離した状態に
おいても、磁気作用によって各ファスナ−片が連結され
るため、衣類などの開口部が大きく開かなくなり、ファ
スナ−の閉じ忘れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二枚の布地N1,2 の各端縁にそれぞれ第1及
び第2の各ファスナ−片F1,2 を取付けて連結した状
態の平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】第1及び第2の各ファスナ−片F1,2 にスラ
イダ−Sを嵌め込んだ状態の斜視図である。
【図4】第1及び第2の各ファスナ−片F1,2 を分離
した状態の平面図である。
【図5】図4のY−Y線断面図である。
【図6】スライダ−Sを下方から見た斜視図である。
【図7】ファスナ−におけるスライダ−Sの部分の拡大
平面図である。
【図8】図7のZ1 −Z1 線断面図である。
【図9】図7のZ2 −Z2 線断面図である。
【図10】図7のZ3 −Z3 線断面図である。
【図11】布地N1,2 の端部に取付けたベルト31に
よりスライダ−Sの動きが止められるような構造のファ
スナ−の部分拡大図である。
【図12】端縁部にそれぞれ第1及び第2のファスナ−
片F1', F2'が一体成形された布地N1,2 の斜視図で
ある。
【図13】布地N1,2 の端縁部に一体成形された第1
及び第2のファスナ−片F1', F2'の連結状態の断面図
である。
【符号の説明】
1,1':第1のファスナ−片 F2,2':第2のファスナ−片 N1,2 :布地 S:スライダ− 5,35:第1のファスナ−片の外側面(被嵌着部) 8,38:嵌合突条 8a:嵌合突条の先端部分 15,45:第2のファスナ−片の外側面(被嵌着部) 18,48:嵌合溝 19:嵌合溝の引掛部 22:スライダ−の本体板 23:スライダ−の嵌着板 25:スライダ−の分離突起 26:スライダ−の支え板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類などの開口部又は分離部の各布地の
    端縁に取付けて、この部分の布地を連結・分離させるた
    めのファスナ−であって、内側面に先端部が鉤状に形成
    された嵌合突条が長さ方向に設けられていると共に、外
    側面に被嵌着部が設けられて、前記各布地の一方の端縁
    に取付けられる第1のファスナ−片と、内側面に前記第
    1のファスナ−片の嵌合突条に対応する嵌合溝が長さ方
    向に連続して設けられていると共に、外側面に被嵌着部
    が設けられて、前記各布地の他方の端縁に取付けられる
    第2のファスナ−片と、該第2のファスナ−片の嵌合溝
    に前記第1のファスナ−片の嵌合突条が嵌合された状態
    で両ファスナ−片を両側から挟み込む形となってそれぞ
    れの被嵌着部にスライド可能に嵌着される嵌着部が、本
    体板のスライド方向の一端部に設けられていると共に、
    連結状態の両ファスナ−片を分離させるための分離突起
    が前記本体板のスライド方向の他端部に設けられている
    スライダ−と、から成り、前記第1及び第2の各ファス
    ナ−片はいずれも樹脂などの柔軟性を有する材質で成形
    されており、前記スライダ−を一方向にスライドさせ
    て、その嵌着部により第1のファスナ−片の嵌合突条を
    第2のファスナ−片の嵌合溝に順次嵌入させて両者を連
    結すると共に、このスライダ−を他方向にスライドさせ
    て、第2のファスナ−片の嵌合溝に嵌入されている第1
    のファスナ−片の嵌合突条を順次抜け出させて両者を分
    離するように構成されていることを特徴とするファスナ
    −。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の各ファスナ−片は、磁性
    粉末が含浸された柔軟性を有する材質で成形されて磁化
    されていることを特徴とする請求項1に記載のファスナ
    −。
  3. 【請求項3】 スライダ−における本体板と相対向する
    部分に、第1及び第2の各ファスナ−片の分離・連結時
    に各ファスナ−片の下面を支えるための支え板が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のファスナ
    −。
JP3231186A 1991-08-17 1991-08-17 フアスナ− Pending JPH0542010A (ja)

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JP3231186A JPH0542010A (ja) 1991-08-17 1991-08-17 フアスナ−

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