JPH0540707Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0540707Y2 JPH0540707Y2 JP630089U JP630089U JPH0540707Y2 JP H0540707 Y2 JPH0540707 Y2 JP H0540707Y2 JP 630089 U JP630089 U JP 630089U JP 630089 U JP630089 U JP 630089U JP H0540707 Y2 JPH0540707 Y2 JP H0540707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- linear motor
- frame
- roller shaft
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 30
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 30
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Linear Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、磁石可動型リニアモータの可動子の
改良に関する。
改良に関する。
「従来の技術」
アルミ押出品等によつてなるリニアモータレー
ルを備えた固定子内に、可動子が配置された電動
リニアモータの一種である磁石可動型リニアモー
タは、出願人による先の出願に係る昭和62年実用
新案登録願第184105号(実開平1−90285号)に
より提案されたように、可動子側に磁石を配設
し、固定子はリニアモータレールに可撓性のプリ
ント基板により形成した給電パターンにシートコ
イルを順次取付けて形成したベルト状コイルを敷
設してなるものである。
ルを備えた固定子内に、可動子が配置された電動
リニアモータの一種である磁石可動型リニアモー
タは、出願人による先の出願に係る昭和62年実用
新案登録願第184105号(実開平1−90285号)に
より提案されたように、可動子側に磁石を配設
し、固定子はリニアモータレールに可撓性のプリ
ント基板により形成した給電パターンにシートコ
イルを順次取付けて形成したベルト状コイルを敷
設してなるものである。
このような磁石可動型リニアモータの、可動子
の一例を第8図に示す。
の一例を第8図に示す。
この可動子11は、3個の樹脂フレーム12
に、相隣る極性が互いに異なるように、3個の磁
石13をN,S,N(又はS,N,S)の順で、
ヨーク14とともに固定し、樹脂フレーム12の
移動方向の前後にそれぞれローラシヤフト15を
挿通するとともに、S極性の磁石を固定する中央
の樹脂フレーム12のローラシヤフト15を、前
側と後側のN極性の磁石13を固定する各樹脂フ
レーム12の前側及び後側のローラシヤフト15
と共用する形で3個の樹脂フレーム12を連結し
ている。各ローラシヤフト15は図示しないリニ
アモータレールの案内部に案内されて走行する走
行ローラ16,16を支持している。
に、相隣る極性が互いに異なるように、3個の磁
石13をN,S,N(又はS,N,S)の順で、
ヨーク14とともに固定し、樹脂フレーム12の
移動方向の前後にそれぞれローラシヤフト15を
挿通するとともに、S極性の磁石を固定する中央
の樹脂フレーム12のローラシヤフト15を、前
側と後側のN極性の磁石13を固定する各樹脂フ
レーム12の前側及び後側のローラシヤフト15
と共用する形で3個の樹脂フレーム12を連結し
ている。各ローラシヤフト15は図示しないリニ
アモータレールの案内部に案内されて走行する走
行ローラ16,16を支持している。
「考案が解決しようとする課題」
上記のような従来の可動子11は、各樹脂フレ
ーム12の前側のローラシヤフト15が、その前
方に位置する樹脂フレーム12の後側のローラシ
ヤフト15を兼ね、また各樹脂フレーム12の後
側のローラシヤフト15が、その後方に位置する
樹脂フレーム12の前側のローラシヤフト15を
兼ねている。このようにして、各樹脂フレーム1
2の前側、後側のローラシヤフト15は略平行と
なるように拘束され、第9図に示すように、可動
子11全体にわたり全てのローラシヤフト15が
略平行となるように拘束されている。
ーム12の前側のローラシヤフト15が、その前
方に位置する樹脂フレーム12の後側のローラシ
ヤフト15を兼ね、また各樹脂フレーム12の後
側のローラシヤフト15が、その後方に位置する
樹脂フレーム12の前側のローラシヤフト15を
兼ねている。このようにして、各樹脂フレーム1
2の前側、後側のローラシヤフト15は略平行と
なるように拘束され、第9図に示すように、可動
子11全体にわたり全てのローラシヤフト15が
略平行となるように拘束されている。
リニアモータレールに設けられた2条の案内部
9が樹脂フレームに挿通されたシヤフトが平行と
なるような位置関係にあれば、可動子11は円滑
に走行できるが、第9図において破線で示すよう
な、前記2条の案内部9がねじれの位置関係にあ
る場合には、1個の樹脂フレーム12に支持され
た4個の走行ローラのうちいずれか1個が浮き上
がつてしまい、円滑に走行できないという問題点
があつた。
9が樹脂フレームに挿通されたシヤフトが平行と
なるような位置関係にあれば、可動子11は円滑
に走行できるが、第9図において破線で示すよう
な、前記2条の案内部9がねじれの位置関係にあ
る場合には、1個の樹脂フレーム12に支持され
た4個の走行ローラのうちいずれか1個が浮き上
がつてしまい、円滑に走行できないという問題点
があつた。
本考案はかかる問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とすることろは、2条の案内部がね
じれの関係にあるようなリニアモータレールを備
えた固定子を、円滑に走行可能な、磁石可動型リ
ニアモータの可動子を提供することである。
り、その目的とすることろは、2条の案内部がね
じれの関係にあるようなリニアモータレールを備
えた固定子を、円滑に走行可能な、磁石可動型リ
ニアモータの可動子を提供することである。
「課題を解決するための手段」
上記課題を解決するための、本考案による磁石
可動型リニアモータの可動子は、2条の案内部を
設けられたリニアモータレールを備えてなる固定
子に対して走行する、少なくとも2個の、各々が
磁石を備えたフレームが連結された、磁石可動型
リニアモータの可動子において、前記フレーム
は、走行方向の一端には両側部に軸受が形成され
てローラシヤフトが挿通され、該ローラシヤフト
が前記2条の案内部を転動する2個の走行ローラ
を保持するとともに、走行方向の他端には中央部
に連結アーバが、隣接するフレームに向けて突設
され、前記連結アーバの先端部近傍に設けられた
遊嵌部に、隣接するフレームの軸受に挿通された
ローラシヤフトの中央部を遊嵌して、各々のフレ
ームが、前記2条の案内部に対し、前記2個の走
行ローラと、前記遊嵌部との3個所で位置を拘束
されることを特徴とする。
可動型リニアモータの可動子は、2条の案内部を
設けられたリニアモータレールを備えてなる固定
子に対して走行する、少なくとも2個の、各々が
磁石を備えたフレームが連結された、磁石可動型
リニアモータの可動子において、前記フレーム
は、走行方向の一端には両側部に軸受が形成され
てローラシヤフトが挿通され、該ローラシヤフト
が前記2条の案内部を転動する2個の走行ローラ
を保持するとともに、走行方向の他端には中央部
に連結アーバが、隣接するフレームに向けて突設
され、前記連結アーバの先端部近傍に設けられた
遊嵌部に、隣接するフレームの軸受に挿通された
ローラシヤフトの中央部を遊嵌して、各々のフレ
ームが、前記2条の案内部に対し、前記2個の走
行ローラと、前記遊嵌部との3個所で位置を拘束
されることを特徴とする。
「作用」
上記構成による本考案の磁石可動型リニアモー
タの可動子は、固定子のリニアモータレールに設
けられた2条の案内部に対し、各々のフレームが
3箇所で位置を拘束されているので、前記各々の
フレームに設けられた2個のローラの中心を結ぶ
軸線が互いに平行でない状態にあつても、確実に
前記案内部に追従して走行する。
タの可動子は、固定子のリニアモータレールに設
けられた2条の案内部に対し、各々のフレームが
3箇所で位置を拘束されているので、前記各々の
フレームに設けられた2個のローラの中心を結ぶ
軸線が互いに平行でない状態にあつても、確実に
前記案内部に追従して走行する。
「実施例」
本考案の一実施例である磁石可動型リニアモー
タについて、添付図面に基づいて説明する。
タについて、添付図面に基づいて説明する。
本実施例のリニアモータ1の固定子2は第3
図、第5図に示すように、プレス成形されたシー
トコイル3を給電パターン4の裏面に、順次貼着
してベルト条コイル5とし、リニアモータレール
6内に挿着したものである。給電パターン4は、
ポリエステルまたはポリミイド等の合成樹脂より
なる可撓性の帯状の絶縁基板4′上に、銅箔をエ
ツチングしたり鍍金等の方法により形成したもの
であり、そのパターンをシートコイル3の略中央
部において該コイル3へ、磁束の方向に合わせて
逆の電流方向に給電可能とするため、互いに屈曲
して入り組んだパターン4a,4bとなし、その
両側に短冊状のパターン4c,4dを長手方向に
連続して配置する。短冊状のパターン4c,4d
には、それぞれシートコイル3の巻始め端と巻終
わり端とを結線する。
図、第5図に示すように、プレス成形されたシー
トコイル3を給電パターン4の裏面に、順次貼着
してベルト条コイル5とし、リニアモータレール
6内に挿着したものである。給電パターン4は、
ポリエステルまたはポリミイド等の合成樹脂より
なる可撓性の帯状の絶縁基板4′上に、銅箔をエ
ツチングしたり鍍金等の方法により形成したもの
であり、そのパターンをシートコイル3の略中央
部において該コイル3へ、磁束の方向に合わせて
逆の電流方向に給電可能とするため、互いに屈曲
して入り組んだパターン4a,4bとなし、その
両側に短冊状のパターン4c,4dを長手方向に
連続して配置する。短冊状のパターン4c,4d
には、それぞれシートコイル3の巻始め端と巻終
わり端とを結線する。
リニアモータレール6は、断面の両端にそれぞ
れ挿着溝7,7、案内部である走行ローラ用溝
9,9、中央部にヨーク固定部8を、アルミ押出
品により一体成形したものである。このリニアモ
ータレール6には、ヨーク固定部8にヨーク10
を固定し、挿着溝7,7に前記ベルト状コイル5
を挿着して固定する。リニアモータレール6に
は、第5図図示のように、ねじれ部6a及び湾曲
部6bが設けられている。
れ挿着溝7,7、案内部である走行ローラ用溝
9,9、中央部にヨーク固定部8を、アルミ押出
品により一体成形したものである。このリニアモ
ータレール6には、ヨーク固定部8にヨーク10
を固定し、挿着溝7,7に前記ベルト状コイル5
を挿着して固定する。リニアモータレール6に
は、第5図図示のように、ねじれ部6a及び湾曲
部6bが設けられている。
可動子11は、第1図〜第4図に示すように、
3個の樹脂フレーム12が連結されている。樹脂
フレーム12には、相隣る極性が互いに異なるよ
うに3個の磁石13が、N,S,N(又はS,N,
S)の順で、ヨーク14とともに固定されてい
る。各磁石13の長さはシートコイル3の長さの
2/3とする。
3個の樹脂フレーム12が連結されている。樹脂
フレーム12には、相隣る極性が互いに異なるよ
うに3個の磁石13が、N,S,N(又はS,N,
S)の順で、ヨーク14とともに固定されてい
る。各磁石13の長さはシートコイル3の長さの
2/3とする。
樹脂フレーム12の走行方向の一端には、両側
部に軸受12a,12aが設けられている。該軸
受12a,12aにはローラシヤフト15が挿通
され、該ローラシヤフトの両端は走行ローラ1
6,16を支持している。樹脂フレーム12の前
記一端の走行ローラ16,16の内側には、アー
バ位置決め部12h,12hが形成されている。
部に軸受12a,12aが設けられている。該軸
受12a,12aにはローラシヤフト15が挿通
され、該ローラシヤフトの両端は走行ローラ1
6,16を支持している。樹脂フレーム12の前
記一端の走行ローラ16,16の内側には、アー
バ位置決め部12h,12hが形成されている。
樹脂フレーム12の走行方向の他端には、中央
部に丸棒状の連結アーバ12bが突設され、該連
結アーバ12bの先端部近傍に遊嵌部12cが凹
設されている。遊嵌部12cは第3図、第4図に
示すように、隣接する樹脂フレーム12のアーバ
位置決め部12h,12hにより位置決めされ、
軸受12a,12aに挿通されるローラシヤフト
15の中央部15aを遊嵌している。遊嵌部12
cの断面は、第3図に示すように円弧状部12d
を有し、その当接するローラシヤフト15及び樹
脂フレーム12が矢印Aの方向に円滑に揺動可能
にしている。
部に丸棒状の連結アーバ12bが突設され、該連
結アーバ12bの先端部近傍に遊嵌部12cが凹
設されている。遊嵌部12cは第3図、第4図に
示すように、隣接する樹脂フレーム12のアーバ
位置決め部12h,12hにより位置決めされ、
軸受12a,12aに挿通されるローラシヤフト
15の中央部15aを遊嵌している。遊嵌部12
cの断面は、第3図に示すように円弧状部12d
を有し、その当接するローラシヤフト15及び樹
脂フレーム12が矢印Aの方向に円滑に揺動可能
にしている。
連結された3個の樹脂フレーム12のうち、第
1図図示の、一端に位置する樹脂フレーム12′
のみには隣接する樹脂フレームの軸受に相当する
略コ字状のブラケツト12eがピンかしめにより
固着されている。ブラケツト12eの両端縁部1
2f,12fには略U字状に開放されたローラシ
ヤフト遊嵌部12g,12gが穿設されている。
1図図示の、一端に位置する樹脂フレーム12′
のみには隣接する樹脂フレームの軸受に相当する
略コ字状のブラケツト12eがピンかしめにより
固着されている。ブラケツト12eの両端縁部1
2f,12fには略U字状に開放されたローラシ
ヤフト遊嵌部12g,12gが穿設されている。
3個の樹脂フレーム12のうち、両端の樹脂フ
レーム12には、第3図図示のように、二股に分
岐した給電ブラシ17,17がねじ止めされてい
る。中央の樹脂フレームには、第4図図示のよう
に、給電ブラシ19,19がねじ止めされてい
る。
レーム12には、第3図図示のように、二股に分
岐した給電ブラシ17,17がねじ止めされてい
る。中央の樹脂フレームには、第4図図示のよう
に、給電ブラシ19,19がねじ止めされてい
る。
樹脂フレーム12は第3図、第5図に示すよう
に、走行方向の一端において2個の走行ローラ1
6,16によりリニアモータレール6の走行ロー
ラ溝9,9に対して位置決めされ、走行方向の他
端において、隣接する樹脂フレーム12が位置決
めされる2個の走行ローラ16,16の中央部で
ある連結アーバ12bの遊嵌部12cにより位置
決めされている。遊嵌部12cにおいて連結する
アーバ12bに対し2個の走行ローラ16,16
のローラシヤフト15は第3図図示のように矢印
Aの方向に回動自在であるから、第6図に示すよ
うに、各々の樹脂フレーム12はリニアモータレ
ール6に対し、3点a,b,cで拘束されてい
る。
に、走行方向の一端において2個の走行ローラ1
6,16によりリニアモータレール6の走行ロー
ラ溝9,9に対して位置決めされ、走行方向の他
端において、隣接する樹脂フレーム12が位置決
めされる2個の走行ローラ16,16の中央部で
ある連結アーバ12bの遊嵌部12cにより位置
決めされている。遊嵌部12cにおいて連結する
アーバ12bに対し2個の走行ローラ16,16
のローラシヤフト15は第3図図示のように矢印
Aの方向に回動自在であるから、第6図に示すよ
うに、各々の樹脂フレーム12はリニアモータレ
ール6に対し、3点a,b,cで拘束されてい
る。
このため、隣り合うローラシヤフト15,15
が平行に拘束されることはないので、第5図図示
のように、リニアモータレール6のねじれ部6
a、湾曲部6bを円滑に走行できる。
が平行に拘束されることはないので、第5図図示
のように、リニアモータレール6のねじれ部6
a、湾曲部6bを円滑に走行できる。
次に、上記構成の磁石可動型リニアモータの作
動原理につき第6図、第7図を参照して説明す
る。
動原理につき第6図、第7図を参照して説明す
る。
給電ブラシ17,17は、N極性の磁石13を
挟んで両側に配置され、給電ブラシ19,19は
S極性の磁石13を挟んで両側及び前後に配置さ
れている。
挟んで両側に配置され、給電ブラシ19,19は
S極性の磁石13を挟んで両側及び前後に配置さ
れている。
N極性の磁石13に設けられる給電ブラシ1
7,17は、第6図に示す給電パターン4のライ
ンLa,Lb及びLc,Ld上を移動し、S極性の磁石
13に設けられる給電ブラシ19,19は同じく
ラインLaとLc,LbとLd上を移動するように配置
する。
7,17は、第6図に示す給電パターン4のライ
ンLa,Lb及びLc,Ld上を移動し、S極性の磁石
13に設けられる給電ブラシ19,19は同じく
ラインLaとLc,LbとLd上を移動するように配置
する。
本実施例のリニアモータ1は、前記した固定子
2と可動子11とから構成され、固定子2の給電
パターン4のパターン4aに(+)電極、パター
ン4bに(−)電極を接続して、直流電圧を印加
すると、給電ブラシ17,17及び19,19に
より橋絡される短冊状のパターン4c,4dを介
して、各磁石13に対応するシートコイル3にの
み、第7図a〜fに示すように、磁束の方向に対
応した向きの電流が流れる。
2と可動子11とから構成され、固定子2の給電
パターン4のパターン4aに(+)電極、パター
ン4bに(−)電極を接続して、直流電圧を印加
すると、給電ブラシ17,17及び19,19に
より橋絡される短冊状のパターン4c,4dを介
して、各磁石13に対応するシートコイル3にの
み、第7図a〜fに示すように、磁束の方向に対
応した向きの電流が流れる。
第7図において、N極性の磁石13からは対応
するコイル3に対して下方に向かう方向の、S極
性の磁石13からはコイル3に対して上方に向か
う方向の磁束が加えられる。
するコイル3に対して下方に向かう方向の、S極
性の磁石13からはコイル3に対して上方に向か
う方向の磁束が加えられる。
まず、第7図aに示す状態においては、前記給
電パターン4を介して各給電ブラシ17,17,
19,19により磁石13に対応する2個のコイ
ル3の左側コイル3の左辺には紙面から手前へ、
右辺には手前から紙面へ向かう右廻りの電流が、
右側のコイル3には、前記と逆の左廻りの電流が
流され、各磁石13はフレミングの左手法則によ
り右方向に推力を受けて同図矢線方向に移動す
る。第7図bの位置では、左側のN極性の磁石1
3の給電ブラシ17,17が左側のコイル3の右
辺側に移動して、給電パターン4により電流方向
が逆方向に変化する。また右側のコイル3はS極
性の磁石13の給電ブラシ19,19により給電
されるため電流方向が変化しない。さらに第7図
cの位置では、左から2番目のコイル3の電流方
向が、S極性の磁石13の右方向移動により給電
ブラシ19が移動して同図bの場合と逆方向とな
る。また右側のN極性の磁石13に対応するコイ
ル3には、紙面から手前へ向かう電流が流れる。
左側のN極性の磁石13に対応する左側の最初の
コイル3には、該磁石13の給電ブラシ17,1
7が短冊状給電パターン4c,4dの不連続部に
位置するため電流が流れない。以上の第7図a,
b,cの状態ではいずれも、フレミングの左手法
則により各磁石13が右方向に向かう推力を受け
て順次矢印方向に移動する。第7図d〜fの場合
は、シートコイル3の1個分右方に移動した状態
で前記同図a〜cの状態が繰り返され、順次右方
向に移動する。
電パターン4を介して各給電ブラシ17,17,
19,19により磁石13に対応する2個のコイ
ル3の左側コイル3の左辺には紙面から手前へ、
右辺には手前から紙面へ向かう右廻りの電流が、
右側のコイル3には、前記と逆の左廻りの電流が
流され、各磁石13はフレミングの左手法則によ
り右方向に推力を受けて同図矢線方向に移動す
る。第7図bの位置では、左側のN極性の磁石1
3の給電ブラシ17,17が左側のコイル3の右
辺側に移動して、給電パターン4により電流方向
が逆方向に変化する。また右側のコイル3はS極
性の磁石13の給電ブラシ19,19により給電
されるため電流方向が変化しない。さらに第7図
cの位置では、左から2番目のコイル3の電流方
向が、S極性の磁石13の右方向移動により給電
ブラシ19が移動して同図bの場合と逆方向とな
る。また右側のN極性の磁石13に対応するコイ
ル3には、紙面から手前へ向かう電流が流れる。
左側のN極性の磁石13に対応する左側の最初の
コイル3には、該磁石13の給電ブラシ17,1
7が短冊状給電パターン4c,4dの不連続部に
位置するため電流が流れない。以上の第7図a,
b,cの状態ではいずれも、フレミングの左手法
則により各磁石13が右方向に向かう推力を受け
て順次矢印方向に移動する。第7図d〜fの場合
は、シートコイル3の1個分右方に移動した状態
で前記同図a〜cの状態が繰り返され、順次右方
向に移動する。
移動方向の変換は固定子2に印加する電圧の向
きを変えることにより行う。
きを変えることにより行う。
前記可動子11は、互いに異なる磁極の磁石を
隣合わせにして、樹脂フレーム12を前記のよう
に連結してその数を増やすことにより、推進力を
増強することができる。
隣合わせにして、樹脂フレーム12を前記のよう
に連結してその数を増やすことにより、推進力を
増強することができる。
「考案の効果」
以上述べたように、本考案による磁石可動型リ
ニアモータの可動子では、フレームの走行方向の
一端には両側部に軸受が形成されてローラシヤフ
トが挿通され、該ローラシヤフトが前記2条の案
内部を転動する2個の走行ローラを保持するとと
もに、走行方向の他端には中央部に連結アーバ
が、隣接するフレームに向けて突設され、前記連
結するアーバの先端部近傍に設けられた遊嵌部
に、隣接するフレームの軸受に挿通されたローラ
シヤフトの中央部を遊嵌して、各々のフレーム
が、前記2条の案内部に対し、前記2個の走行ロ
ーラと、前記遊嵌部との3個所で位置を拘束され
ることを特徴としているので、2条の案内部がね
じれの関係にあるようなリニアモータレールを備
えた固定子に対する追従性を向上し、円滑に走行
することができるという効果がある。
ニアモータの可動子では、フレームの走行方向の
一端には両側部に軸受が形成されてローラシヤフ
トが挿通され、該ローラシヤフトが前記2条の案
内部を転動する2個の走行ローラを保持するとと
もに、走行方向の他端には中央部に連結アーバ
が、隣接するフレームに向けて突設され、前記連
結するアーバの先端部近傍に設けられた遊嵌部
に、隣接するフレームの軸受に挿通されたローラ
シヤフトの中央部を遊嵌して、各々のフレーム
が、前記2条の案内部に対し、前記2個の走行ロ
ーラと、前記遊嵌部との3個所で位置を拘束され
ることを特徴としているので、2条の案内部がね
じれの関係にあるようなリニアモータレールを備
えた固定子に対する追従性を向上し、円滑に走行
することができるという効果がある。
第1図は本考案の実施例である磁石可動型リニ
アモータの可動子を示す斜視図、第2図は前記可
動子を構成する樹脂フレームを示す斜視図、第3
図、第4図は前記可動子の断面図、第5図は前記
可動子と固定子との位置関係を示す概略斜視図、
第6図は給電パターンの一部の正面図、第7図は
磁石可動型リニアモータの動作を示すチヤート、
第8図は従来の可動子の一例を示す斜視図、第9
図は従来の可動子における固定子の案内部との関
係を示す概略斜視図である。 1……磁石可動型リニアモータ、2……固定
子、6……リニアモータレール、9……案内部
(走行ローラ用溝)、11……可動子、12……フ
レーム(樹脂フレーム)、12a……軸受、12
b……連結アーバ、12c……遊嵌部、13……
磁石、15……ローラシヤフト、16……走行ロ
ーラ。
アモータの可動子を示す斜視図、第2図は前記可
動子を構成する樹脂フレームを示す斜視図、第3
図、第4図は前記可動子の断面図、第5図は前記
可動子と固定子との位置関係を示す概略斜視図、
第6図は給電パターンの一部の正面図、第7図は
磁石可動型リニアモータの動作を示すチヤート、
第8図は従来の可動子の一例を示す斜視図、第9
図は従来の可動子における固定子の案内部との関
係を示す概略斜視図である。 1……磁石可動型リニアモータ、2……固定
子、6……リニアモータレール、9……案内部
(走行ローラ用溝)、11……可動子、12……フ
レーム(樹脂フレーム)、12a……軸受、12
b……連結アーバ、12c……遊嵌部、13……
磁石、15……ローラシヤフト、16……走行ロ
ーラ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 2条の案内部を設けられたリニアモータレール
を備えてなる固定子に対して走行する、少なくと
も2個の、各々が磁石を備えたフレームが連結さ
れた、磁石可動型リニアモータの可動子におい
て、 前記フレームは、走行方向の一端には両側部に
軸受が形成されてローラシヤフトが挿通され、該
ローラシヤフトが前記2条の案内部を転動する2
個の走行ローラを保持するとともに、走行方向の
他端には中央部に連結アーバが、隣接するフレー
ムに向けて突設され、前記連結アーバの先端部近
傍に設けられた遊嵌部に、隣接するフレームの軸
受に挿通されたローラシヤフトの中央部を遊嵌し
て、 各々のフレームが、前記2条の案内部に対し、
前記2個の走行ローラと、前記遊嵌部との3個所
で位置を拘束されることを特徴とする磁石可動型
リニアモータの可動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP630089U JPH0540707Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP630089U JPH0540707Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0297885U JPH0297885U (ja) | 1990-08-03 |
JPH0540707Y2 true JPH0540707Y2 (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=31210405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP630089U Expired - Lifetime JPH0540707Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540707Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4574232B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-11-04 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 可動部材の搬送方法及び搬送装置 |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP630089U patent/JPH0540707Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0297885U (ja) | 1990-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0734646B2 (ja) | リニアモータ | |
US6919654B2 (en) | Linear motor with magnet rail support, end effect cogging reduction, and segmented armature | |
JP2789335B2 (ja) | カーテン駆動装置 | |
JPH0540707Y2 (ja) | ||
JP2001211630A (ja) | リニアスライダ | |
CA2335151A1 (en) | Universal electric motor with variable air gap | |
US20020053832A1 (en) | Joint driving apparatus | |
JPH0239181B2 (ja) | ||
JPH0545104Y2 (ja) | ||
JPS62207168A (ja) | 半導体直流リニアモ−タ | |
JP3175554B2 (ja) | 直流リニアモータ | |
JPH0526945Y2 (ja) | ||
JPS58204761A (ja) | 直線駆動装置 | |
JPS6334469Y2 (ja) | ||
JP3167088B2 (ja) | リニアモータ | |
JP3374609B2 (ja) | リニアモータ | |
JP3830479B2 (ja) | リニアステッピングモータ | |
JPH0132932Y2 (ja) | ||
JPH0428779U (ja) | ||
JPH0479916A (ja) | リニアモータ式カーテン装置 | |
JP2522454B2 (ja) | リニアモ―タ | |
JP2510267Y2 (ja) | リニアモ―タ | |
JPH0416635Y2 (ja) | ||
JP3803193B2 (ja) | リニアモータ | |
JPH03265459A (ja) | リニア直流モータ |