JPH0540247Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0540247Y2 JPH0540247Y2 JP11419086U JP11419086U JPH0540247Y2 JP H0540247 Y2 JPH0540247 Y2 JP H0540247Y2 JP 11419086 U JP11419086 U JP 11419086U JP 11419086 U JP11419086 U JP 11419086U JP H0540247 Y2 JPH0540247 Y2 JP H0540247Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- passage
- gas
- upstream
- passages
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、一対の絞弁を有し、これより下流
の吸気通路を2系統に分離独立させてなる内燃機
関の吸気装置に関する。
の吸気通路を2系統に分離独立させてなる内燃機
関の吸気装置に関する。
従来の技術
第4図および第5図は従来の吸気装置の一構成
例としてV型6気筒内燃機関31の吸気装置を示
している。この吸気装置は、両バンクの間にコレ
クタ部32を有し、このコレクタ部32の一端に
接続された吸気通路33に、絞弁34が介装され
ているとともに、この絞弁34より下流側に排気
還流(以下EGRと略す)ガス通路35の先端が
開口しており、かつ絞弁34をバイパスした補助
空気通路36の先端が上記コレクタ部32に開口
している。そして上記コレクタ部32内には、各
気筒の吸気の干渉を避けるために隔壁37が設け
られており、#1,#3,#5の気筒群に連通す
るコネクタ通路32aと、#2,#4,#6の気
筒群に連通するコネクタ通路32bとを隔ててい
る。(実開昭59−196546公報参照) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のように絞弁34下流にEGRガ
ス通路35が開口した吸気装置においては、吸気
の脈動に伴つて還流排気が絞弁34側に拡散する
ことがあり、排気中のカーボン等の付着により絞
弁34が固着してしまつたり、絞弁34近傍の各
種負圧取出口を閉塞してしまつたりする虞れがあ
つた。
例としてV型6気筒内燃機関31の吸気装置を示
している。この吸気装置は、両バンクの間にコレ
クタ部32を有し、このコレクタ部32の一端に
接続された吸気通路33に、絞弁34が介装され
ているとともに、この絞弁34より下流側に排気
還流(以下EGRと略す)ガス通路35の先端が
開口しており、かつ絞弁34をバイパスした補助
空気通路36の先端が上記コレクタ部32に開口
している。そして上記コレクタ部32内には、各
気筒の吸気の干渉を避けるために隔壁37が設け
られており、#1,#3,#5の気筒群に連通す
るコネクタ通路32aと、#2,#4,#6の気
筒群に連通するコネクタ通路32bとを隔ててい
る。(実開昭59−196546公報参照) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のように絞弁34下流にEGRガ
ス通路35が開口した吸気装置においては、吸気
の脈動に伴つて還流排気が絞弁34側に拡散する
ことがあり、排気中のカーボン等の付着により絞
弁34が固着してしまつたり、絞弁34近傍の各
種負圧取出口を閉塞してしまつたりする虞れがあ
つた。
また上記の第4,5図の構成では、コレクタ部
32より上流において両気筒群の吸気が合流して
いるが、更に吸気の動的効果を高めるために、絞
弁34に至るまで両気筒群の吸気系統を2系統に
分離独立させようとすると、還流排気を均等に分
配するのが困難となり易い。
32より上流において両気筒群の吸気が合流して
いるが、更に吸気の動的効果を高めるために、絞
弁34に至るまで両気筒群の吸気系統を2系統に
分離独立させようとすると、還流排気を均等に分
配するのが困難となり易い。
尚、これらの問題は、ブローバイガスを吸気系
に導く場合でも同様に生じる。
に導く場合でも同様に生じる。
問題点を解決するための手段
この考案は、互いに独立した一対のコレクタ部
を有するとともに、このコレクタ部上流に夫々独
立した吸気通路を有し、かとこの一対の吸気通路
の少くとも上流側部分が互いに平行に隣接して形
成され、ここに共通の回転軸に固着した絞弁が
夫々配設されてなる内燃機関の吸気装置におい
て、上記吸気通路の絞弁下流でかつ互いに隣接し
た内側の壁面に、ブローバイガスもしくはEGR
ガス等のガス通路を略対称に開口させるととも
に、上記絞弁をバイパスした補助空気通路を、上
記ガス通路の開口の上流かつ近傍に略対称に開口
させたことを特徴としている。
を有するとともに、このコレクタ部上流に夫々独
立した吸気通路を有し、かとこの一対の吸気通路
の少くとも上流側部分が互いに平行に隣接して形
成され、ここに共通の回転軸に固着した絞弁が
夫々配設されてなる内燃機関の吸気装置におい
て、上記吸気通路の絞弁下流でかつ互いに隣接し
た内側の壁面に、ブローバイガスもしくはEGR
ガス等のガス通路を略対称に開口させるととも
に、上記絞弁をバイパスした補助空気通路を、上
記ガス通路の開口の上流かつ近傍に略対称に開口
させたことを特徴としている。
作 用
上記の構成においては、補助空気通路から吸気
通路内に噴出する空気流が一種のエアカーテンと
して作用し、ガス通路から供給されるEGRガス
等の上流側への拡散を阻止する。また、EGRガ
ス等は、略対称に開口したガス通路を介して両吸
気通路に均等に供給されるとともに、補助空気通
路から噴出する空気と良好に混合してコレクタ部
に送られるので、各気筒に均等に分配される。
通路内に噴出する空気流が一種のエアカーテンと
して作用し、ガス通路から供給されるEGRガス
等の上流側への拡散を阻止する。また、EGRガ
ス等は、略対称に開口したガス通路を介して両吸
気通路に均等に供給されるとともに、補助空気通
路から噴出する空気と良好に混合してコレクタ部
に送られるので、各気筒に均等に分配される。
実施例
第1図および第2図は、この考案の一実施例を
示している。この実施例は、やはりV型6気筒内
燃機関1に適用した例を示しており、両パンクの
間に一対のコレクタ部2,3が配設されていると
ともに、このコレクタ部2,3と吸気導入通路4
とを、一対の吸気通路5,6が接続している。
示している。この実施例は、やはりV型6気筒内
燃機関1に適用した例を示しており、両パンクの
間に一対のコレクタ部2,3が配設されていると
ともに、このコレクタ部2,3と吸気導入通路4
とを、一対の吸気通路5,6が接続している。
上記コレクタ部2,3は、互いに独立して構成
され、一方が#1,#3,#5の気筒群にブラン
チ部7を介して連通し、かつ他方が#2,#4,
#6の気筒群にブランチ部8を介して連通してい
る。尚、この実施例では、両コレクタ部2,3が
一体に鋳造されている。また吸気通路5,6は、
吸気導入通路4と接続する上流側部分が互いに平
行に隣接して形成されているとともに、これより
下流側で二股状に分岐し、夫々の先端がコレクタ
部2,3の異なる端部に接続されている。そし
て、上記のように互いに平行となつた上流部分
に、共通の回転軸9に固着した絞弁10,11が
夫々配設されている。すなわち、絞弁10,11
よりも下流側が各気筒群毎に完全に分離して形成
されており、吸気の干渉を防止して動的効果の向
上を図つている。
され、一方が#1,#3,#5の気筒群にブラン
チ部7を介して連通し、かつ他方が#2,#4,
#6の気筒群にブランチ部8を介して連通してい
る。尚、この実施例では、両コレクタ部2,3が
一体に鋳造されている。また吸気通路5,6は、
吸気導入通路4と接続する上流側部分が互いに平
行に隣接して形成されているとともに、これより
下流側で二股状に分岐し、夫々の先端がコレクタ
部2,3の異なる端部に接続されている。そし
て、上記のように互いに平行となつた上流部分
に、共通の回転軸9に固着した絞弁10,11が
夫々配設されている。すなわち、絞弁10,11
よりも下流側が各気筒群毎に完全に分離して形成
されており、吸気の干渉を防止して動的効果の向
上を図つている。
12は、内燃機関1の排気通路13に接続され
たEGRガス通路であつて、その先端は、両吸気
通路5,6の絞弁10,11下流における二股状
分岐部に下面側から接続され、ここで第3図に示
すようにT字状に分岐して、夫々が吸気通路5,
6に開口している。つまり、吸気通路5,6の互
いに隣接した内側の壁面に、対称に開口してい
る。尚、14は、上記EGRガス通路12を開閉
する排気還流制御弁である。
たEGRガス通路であつて、その先端は、両吸気
通路5,6の絞弁10,11下流における二股状
分岐部に下面側から接続され、ここで第3図に示
すようにT字状に分岐して、夫々が吸気通路5,
6に開口している。つまり、吸気通路5,6の互
いに隣接した内側の壁面に、対称に開口してい
る。尚、14は、上記EGRガス通路12を開閉
する排気還流制御弁である。
また15は、絞弁10,11をバイパスして設
けられたアイドル回転数制御のための補助空気通
路であつて、その先端は、両吸気通路5,6の二
股状分岐部に下面側から接続され、ここでT字状
に分岐して夫々が吸気通路5,6に対称に開口し
ている。そして、この補助空気通路15の開口1
6,17は、上記のEGRガス通路12の開口1
8,19に対し僅かに上記補助空気通路15に介
装された流量制御用電磁弁であつて、これは例え
ば160Hz程度で常時開閉され、そのON時間割合
を変化させることで補助空気流量を制御してい
る。
けられたアイドル回転数制御のための補助空気通
路であつて、その先端は、両吸気通路5,6の二
股状分岐部に下面側から接続され、ここでT字状
に分岐して夫々が吸気通路5,6に対称に開口し
ている。そして、この補助空気通路15の開口1
6,17は、上記のEGRガス通路12の開口1
8,19に対し僅かに上記補助空気通路15に介
装された流量制御用電磁弁であつて、これは例え
ば160Hz程度で常時開閉され、そのON時間割合
を変化させることで補助空気流量を制御してい
る。
尚、この実施例では上記吸気通路5,6の大部
分がコレクタ部2,3と一体に鋳造されており、
絞弁10,11の近傍の部分のみが、スロツトル
チヤンバ21として別体に構成されている。
分がコレクタ部2,3と一体に鋳造されており、
絞弁10,11の近傍の部分のみが、スロツトル
チヤンバ21として別体に構成されている。
上記の構成においては、EGRガス通路12を
流れて来た排気は、開口18,19を介して吸気
通路5,6内に流入するが、これよりも上流に位
置する補助空気通路15の開口16,17から噴
出した空気流が、吸気通路5,6を横切る一種の
エアカーテンとして作用するため、吸気の脈動を
受けても絞弁10,11側へ拡散することがな
い。従つて絞弁10,11周辺の排気による汚損
は非常に少ないものとなる。
流れて来た排気は、開口18,19を介して吸気
通路5,6内に流入するが、これよりも上流に位
置する補助空気通路15の開口16,17から噴
出した空気流が、吸気通路5,6を横切る一種の
エアカーテンとして作用するため、吸気の脈動を
受けても絞弁10,11側へ拡散することがな
い。従つて絞弁10,11周辺の排気による汚損
は非常に少ないものとなる。
またEGRガス通路12は、第3図に示すよう
に対称に分岐しているので、吸気通路5,6に対
し均等に排気が流入する。そして、開口18,1
9から流入した後、これに隣接する開口16,1
7から噴出する補助空気と良好に混合するので、
各気筒に極めて均等に排気が分配される。
に対称に分岐しているので、吸気通路5,6に対
し均等に排気が流入する。そして、開口18,1
9から流入した後、これに隣接する開口16,1
7から噴出する補助空気と良好に混合するので、
各気筒に極めて均等に排気が分配される。
一方、EGRガス通路12や補助空気通路15
の先端部分を上記のように吸気通路5,6の二股
状分岐部に形成することによつて、外部に複雑な
配管を設ける必要がなく、極めて簡単な構成でも
つて両吸気通路5,6に排気や補助空気を均等に
供給できる。
の先端部分を上記のように吸気通路5,6の二股
状分岐部に形成することによつて、外部に複雑な
配管を設ける必要がなく、極めて簡単な構成でも
つて両吸気通路5,6に排気や補助空気を均等に
供給できる。
考案の効果
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
内燃機関の吸気装置においては、EGRガスやブ
ローバイガス等の絞弁周辺への付着を防止でき、
これに起因した絞弁の作動不良を生じることがな
い。そして、絞弁より下流を2系統に分離独立さ
せた場合に問題となり易いEGRガス等の各気筒
への分配を極めて良好なものとすることができ
る。
内燃機関の吸気装置においては、EGRガスやブ
ローバイガス等の絞弁周辺への付着を防止でき、
これに起因した絞弁の作動不良を生じることがな
い。そして、絞弁より下流を2系統に分離独立さ
せた場合に問題となり易いEGRガス等の各気筒
への分配を極めて良好なものとすることができ
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はその−線に沿つた断面図、第3図は
−線に沿つた断面図、第4図は従来の一構成例
を示す断面図、第5図はその−線に沿つた断
面図である。 2,3……コレクタ部、5,6……吸気通路、
10,11……絞弁、12……EGRガス通路、
15……補助空気通路。
2図はその−線に沿つた断面図、第3図は
−線に沿つた断面図、第4図は従来の一構成例
を示す断面図、第5図はその−線に沿つた断
面図である。 2,3……コレクタ部、5,6……吸気通路、
10,11……絞弁、12……EGRガス通路、
15……補助空気通路。
Claims (1)
- 互いに独立した一対のコレクタ部を有するとと
もに、このコレクタ部上流に夫々独立した吸気通
路を有し、かつこの一対の吸気通路の少くとも上
流側部分が互いに平行に隣接して形成され、ここ
に共通の回転軸に固着した絞弁が夫々配設されて
なる内燃機関の吸気装置において、上記吸気通路
の絞弁下流でかつ互いに隣接した内側の壁面に、
ブローバイガスもしくは排気還流ガス等のガス通
路を略対称に開口させるとともに、上記絞弁をバ
イパスした補助空気通路を、上記ガス通路の開口
の上流かつ近傍に略対称に開口させたことを特徴
とする内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11419086U JPH0540247Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11419086U JPH0540247Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321715U JPS6321715U (ja) | 1988-02-13 |
JPH0540247Y2 true JPH0540247Y2 (ja) | 1993-10-13 |
Family
ID=30996697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11419086U Expired - Lifetime JPH0540247Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540247Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6313800B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-04-18 | 株式会社Subaru | 排気ガス環流装置 |
JP6640782B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-02-05 | 日立建機株式会社 | 建設機械のブローバイガス還流装置 |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP11419086U patent/JPH0540247Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6321715U (ja) | 1988-02-13 |
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