JPH0539092Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0539092Y2 JPH0539092Y2 JP3859487U JP3859487U JPH0539092Y2 JP H0539092 Y2 JPH0539092 Y2 JP H0539092Y2 JP 3859487 U JP3859487 U JP 3859487U JP 3859487 U JP3859487 U JP 3859487U JP H0539092 Y2 JPH0539092 Y2 JP H0539092Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- rear end
- end opening
- container body
- movable bottom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 5
- POIUWJQBRNEFGX-XAMSXPGMSA-N cathelicidin Chemical group C([C@@H](C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CO)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)CC)C(=O)NCC(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CC=1C=CC=CC=1)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)CC)C(=O)N[C@@H](C(C)C)C(=O)N[C@@H](CCC(N)=O)C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)CC)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CC=1C=CC=CC=1)C(=O)N[C@@H](CC(C)C)C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(=O)N[C@@H](CC(N)=O)C(=O)N[C@@H](CC(C)C)C(=O)N[C@@H](C(C)C)C(=O)N1[C@@H](CCC1)C(=O)N[C@@H](CCCNC(N)=N)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)O)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CO)C(O)=O)NC(=O)[C@H](CC=1C=CC=CC=1)NC(=O)[C@H](CC(O)=O)NC(=O)CNC(=O)[C@H](CC(C)C)NC(=O)[C@@H](N)CC(C)C)C1=CC=CC=C1 POIUWJQBRNEFGX-XAMSXPGMSA-N 0.000 description 7
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 2
- 239000006071 cream Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229920000715 Mucilage Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、クリーム状内容物等の注出容器に関
し、更に詳しくは、容器内への内容物充填後にエ
ア抜きを行うようにした注出容器に関する。
し、更に詳しくは、容器内への内容物充填後にエ
ア抜きを行うようにした注出容器に関する。
従来、容器の先端に設けた注出ヘツドに弾性押
圧操作弁を含むポンプ機構を組み込み、このポン
プ機構を作動させて容器内のクリーム状などの内
容物を注出する方式のものとしては、例えば第3
図a,bに示す実開昭60−84566号公報に記載の
注出容器、そして実開昭60−38270号公報に記載
の粘質物注出装置等を含む多くの提案がなされて
いる。
圧操作弁を含むポンプ機構を組み込み、このポン
プ機構を作動させて容器内のクリーム状などの内
容物を注出する方式のものとしては、例えば第3
図a,bに示す実開昭60−84566号公報に記載の
注出容器、そして実開昭60−38270号公報に記載
の粘質物注出装置等を含む多くの提案がなされて
いる。
第3図の注出容器の場合、器体1の口部2にド
ーム状の弾性弁体3が設けられ、器体1および弾
性弁体3のそれぞれに連通する注出筒4の内部に
は摺動弁5が設けられ、この摺動弁5はスプリン
グ6によつて前記注出筒4の先端の注出口4aを
内方から閉じる方向に付勢されている。内容物7
を注出させる際は、弾性弁体3を押圧縮操作する
と、摺動弁5内の連通路5aを通して押し出され
る内容物7の圧力によつて、摺動弁5がスプリン
グ6の弾性力に抗して後退し、注出筒4の先端注
出口4aが開状態になつて内容物7を注出するよ
うになつている。また、器体1の後端開口部には
盤状体8および戻り防止部材9からなる底盤が内
周面に摺動自在に嵌装され、内容物7の減量によ
つて器体1の内部に負圧が生じると、これに対応
して底盤が内容物7の減少に伴い器体1の先端に
向かつて摺動上昇するようになつている。
ーム状の弾性弁体3が設けられ、器体1および弾
性弁体3のそれぞれに連通する注出筒4の内部に
は摺動弁5が設けられ、この摺動弁5はスプリン
グ6によつて前記注出筒4の先端の注出口4aを
内方から閉じる方向に付勢されている。内容物7
を注出させる際は、弾性弁体3を押圧縮操作する
と、摺動弁5内の連通路5aを通して押し出され
る内容物7の圧力によつて、摺動弁5がスプリン
グ6の弾性力に抗して後退し、注出筒4の先端注
出口4aが開状態になつて内容物7を注出するよ
うになつている。また、器体1の後端開口部には
盤状体8および戻り防止部材9からなる底盤が内
周面に摺動自在に嵌装され、内容物7の減量によ
つて器体1の内部に負圧が生じると、これに対応
して底盤が内容物7の減少に伴い器体1の先端に
向かつて摺動上昇するようになつている。
ところで、この第3図の注出容器の場合、器体
1の後端開口端から内部に内容物を充填した後
に、盤状体8および戻り防止部材9による底盤を
器体1の後端開口端から嵌装して内容物を密封す
るようになつている。そして、内容物の充填後は
器体1内および内容物中に含有のエアを抜くこと
が望まれるが、第3図の注出容器の底盤を初め、
前述の各公報に記載の注出容器のいずれの底盤部
材にはエア抜き用孔またはエア抜き装置の類が設
けられていない。
1の後端開口端から内部に内容物を充填した後
に、盤状体8および戻り防止部材9による底盤を
器体1の後端開口端から嵌装して内容物を密封す
るようになつている。そして、内容物の充填後は
器体1内および内容物中に含有のエアを抜くこと
が望まれるが、第3図の注出容器の底盤を初め、
前述の各公報に記載の注出容器のいずれの底盤部
材にはエア抜き用孔またはエア抜き装置の類が設
けられていない。
したがつて、これら従来例においては、特に第
3図の注出容器の場合、底盤を器体1の内周面に
嵌装していない開封状態で内容物を充填し、充填
後に開封状態でエア抜きを行つたのち、底盤を弾
性変形などさせて器体1の内周面にこじ入れるよ
うに組み入れ、この底盤で内容物を密封する手段
が採られる。
3図の注出容器の場合、底盤を器体1の内周面に
嵌装していない開封状態で内容物を充填し、充填
後に開封状態でエア抜きを行つたのち、底盤を弾
性変形などさせて器体1の内周面にこじ入れるよ
うに組み入れ、この底盤で内容物を密封する手段
が採られる。
しかしながら、かかるエア抜き手段を採用する
と、密封後に容器体の内部に残存したエアおよび
内容物中に含有されたままのエアが効果的に抜き
取ることができないという問題点がある。
と、密封後に容器体の内部に残存したエアおよび
内容物中に含有されたままのエアが効果的に抜き
取ることができないという問題点がある。
本考案は、このような従来の問題点を鑑みなさ
れたものであり、内容物充填後のエア抜きを十分
に行うようにした注出容器の提供を目的としてい
る。
れたものであり、内容物充填後のエア抜きを十分
に行うようにした注出容器の提供を目的としてい
る。
本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
に次なる構成とした。
に次なる構成とした。
即ち、平断面円形の容器胴部10cを有する容
器本体10の先端に、内容物を注出するポンプ機
構を備えた注出ヘツドHを設け、容器本体10の
後端開口部10dの平断面形状を、短軸D1の寸
法が容器胴部10cの内径dにほぼ等しい楕円状
に成形する。
器本体10の先端に、内容物を注出するポンプ機
構を備えた注出ヘツドHを設け、容器本体10の
後端開口部10dの平断面形状を、短軸D1の寸
法が容器胴部10cの内径dにほぼ等しい楕円状
に成形する。
また、後端開口部10dから可動底蓋22を容
器胴部10cの内周面に気液密的に摺動自在に嵌
装すると共に、後端開口部10dではこの後端開
口部10dの長軸D2側の内周面と可動底蓋22
の外周面との間にエア抜き用クリアランスCが生
じるようにする。
器胴部10cの内周面に気液密的に摺動自在に嵌
装すると共に、後端開口部10dではこの後端開
口部10dの長軸D2側の内周面と可動底蓋22
の外周面との間にエア抜き用クリアランスCが生
じるようにする。
注出ヘツドHを装着した状態の容器本体10を
倒立させて内容物の充填が行なわれる。充填後は
容器本体10の後端開口部10dから可動底蓋2
2を挿入する。この時、後端開口部10dの長軸
D2側の内周面と可動底蓋22の外周面との間に
生じたエア抜き用クリアランスCから、容器本体
10の内部に封じ込められたエアが大気中に放出
される。可動底蓋22が後端開口部10dを過
ぎ、容器胴部10cの内周面に密接嵌合する位置
に達した段階でエアの放出が終了し、これと相ま
つて可動底蓋22によつて容器本体10の内部が
密封される。
倒立させて内容物の充填が行なわれる。充填後は
容器本体10の後端開口部10dから可動底蓋2
2を挿入する。この時、後端開口部10dの長軸
D2側の内周面と可動底蓋22の外周面との間に
生じたエア抜き用クリアランスCから、容器本体
10の内部に封じ込められたエアが大気中に放出
される。可動底蓋22が後端開口部10dを過
ぎ、容器胴部10cの内周面に密接嵌合する位置
に達した段階でエアの放出が終了し、これと相ま
つて可動底蓋22によつて容器本体10の内部が
密封される。
以下、本考案による注出容器の一実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。
て図面を参照しつつ説明する。
第1図および第2図において、容器本体10は
円筒状の容器胴部10cを有し、この容器本体1
0の先端には注出ヘツドHが装着されている。即
ち、この注出ヘツドHは、容器本体10の先端の
端部に貫通孔10aが開口され、この貫通孔10
aを被うようにして第一弾性弁体V1がその本体
11を介して容器本体10のネジ端部10bに螺
着されている。この第一弾性弁体V1の本体11
には容器本体10側の貫通孔10aを開閉する逆
止弁12が一体成形され、この逆止弁12は容器
本体10の内外の圧力バランスによつて貫通孔1
0aを閉じかつ開くだけの弾性力をもつて成形さ
れている。本体11には更に複数の流通孔13が
設けられている。
円筒状の容器胴部10cを有し、この容器本体1
0の先端には注出ヘツドHが装着されている。即
ち、この注出ヘツドHは、容器本体10の先端の
端部に貫通孔10aが開口され、この貫通孔10
aを被うようにして第一弾性弁体V1がその本体
11を介して容器本体10のネジ端部10bに螺
着されている。この第一弾性弁体V1の本体11
には容器本体10側の貫通孔10aを開閉する逆
止弁12が一体成形され、この逆止弁12は容器
本体10の内外の圧力バランスによつて貫通孔1
0aを閉じかつ開くだけの弾性力をもつて成形さ
れている。本体11には更に複数の流通孔13が
設けられている。
また、前記注出ヘツドHにおいて直接ポンプ作
用する第二弾性弁体V2が第一弾性弁体V1を外側
から被う恰好で嵌着されている。この第二弾性弁
体V2は次なる構成部分による一体成形となつて
いる。即ち、第一弾性弁体V1側の流通孔13に
連通する注出管14が設けられ、この注出管14
の内部には流通孔13を開閉する開閉弁15が設
けられている。また、注出管14の先端開口端に
はこれを閉塞する止栓キヤツプ16が着脱自在と
なつており、この止栓キヤツプ16は本体19か
ら長く屈曲自在に延びる繋ぎ帯17に繋止されて
いる。
用する第二弾性弁体V2が第一弾性弁体V1を外側
から被う恰好で嵌着されている。この第二弾性弁
体V2は次なる構成部分による一体成形となつて
いる。即ち、第一弾性弁体V1側の流通孔13に
連通する注出管14が設けられ、この注出管14
の内部には流通孔13を開閉する開閉弁15が設
けられている。また、注出管14の先端開口端に
はこれを閉塞する止栓キヤツプ16が着脱自在と
なつており、この止栓キヤツプ16は本体19か
ら長く屈曲自在に延びる繋ぎ帯17に繋止されて
いる。
更に、前記第二弾性弁体V2には注出管14に
連なつてドーム状の弾性弁キヤツプ18が設けら
れている。この弾性弁キヤツプ18の指圧操作に
よつて、押圧時は内部の内容物を流通孔13,1
3を経由して注出管14から押出し、また押出を
解放した時に生じる内部負圧によつて逆止弁12
を開いて、容器本体10内の内容物を貫通孔10
aから吸引するようになつている。
連なつてドーム状の弾性弁キヤツプ18が設けら
れている。この弾性弁キヤツプ18の指圧操作に
よつて、押圧時は内部の内容物を流通孔13,1
3を経由して注出管14から押出し、また押出を
解放した時に生じる内部負圧によつて逆止弁12
を開いて、容器本体10内の内容物を貫通孔10
aから吸引するようになつている。
一方、容器本体10の後端部側においては、こ
の平断面形状を第2図a,bに示すように、後端
開口部10dが短軸D1、長軸D2の楕円状に形成
され、この短軸D1の寸法が容器本体10の胴部
10cの内径dにほぼ等しくなつている。
の平断面形状を第2図a,bに示すように、後端
開口部10dが短軸D1、長軸D2の楕円状に形成
され、この短軸D1の寸法が容器本体10の胴部
10cの内径dにほぼ等しくなつている。
このように楕円状に形成された容器本体10の
後端開口部10dからは可動底蓋22が挿入され
る。この可動底蓋22は容器本体10の胴部10
cの内周面に気液密的に摺動自在に嵌装されるよ
う平断面が真円となつており、可動底蓋22の外
周側縁は胴部10cの内周面に摺接して容器内部
を気液密的に保持するシール鍔部22aとなつて
いる。即ち、容器本体10の後端開口部10dで
は、この後端開口部10dの長軸D2側の内周面
と可動底蓋22のシール鍔部22aの外周面との
間にエア抜き用クリアランスCが生じるように設
定されている。
後端開口部10dからは可動底蓋22が挿入され
る。この可動底蓋22は容器本体10の胴部10
cの内周面に気液密的に摺動自在に嵌装されるよ
う平断面が真円となつており、可動底蓋22の外
周側縁は胴部10cの内周面に摺接して容器内部
を気液密的に保持するシール鍔部22aとなつて
いる。即ち、容器本体10の後端開口部10dで
は、この後端開口部10dの長軸D2側の内周面
と可動底蓋22のシール鍔部22aの外周面との
間にエア抜き用クリアランスCが生じるように設
定されている。
以上のような構成による実施例の注出容器にあ
つて、注出ヘツドHを装着した状態で容器本体1
0を倒立させて内容物の充填に備える。所要量の
内容物が充填された後は、容器本体10の後端開
口部10dから単体で用意された可動底蓋22を
挿入する。この時、可動底蓋22の挿入によつて
容器本体10の内部に封じ込められたエアは、可
動底蓋22の外周面と後端開口部10dの長軸
D2側の内周面との間に生じたエア抜き用クリア
ランスCから大気中に放出される。可動底蓋22
が後端開口部10dの楕円形状部分を過ぎ、胴部
10cの内周面に密接嵌合した段階でエア抜きが
終了する。このエア抜きの終了と同時に胴部10
cとの嵌合で内部が密封される。
つて、注出ヘツドHを装着した状態で容器本体1
0を倒立させて内容物の充填に備える。所要量の
内容物が充填された後は、容器本体10の後端開
口部10dから単体で用意された可動底蓋22を
挿入する。この時、可動底蓋22の挿入によつて
容器本体10の内部に封じ込められたエアは、可
動底蓋22の外周面と後端開口部10dの長軸
D2側の内周面との間に生じたエア抜き用クリア
ランスCから大気中に放出される。可動底蓋22
が後端開口部10dの楕円形状部分を過ぎ、胴部
10cの内周面に密接嵌合した段階でエア抜きが
終了する。このエア抜きの終了と同時に胴部10
cとの嵌合で内部が密封される。
使用に際しては、先ず注出管14の先端開口端
を閉塞している止栓キヤツプ16を取り外し、弾
性弁キヤツプ18を押圧すると、内部圧力の高ま
りで内容物が流通孔13を経由して開閉弁15を
下方から押し上げて開き、注出管14から注出さ
れる。弾性弁キヤツプ18に対する押圧を解除す
ると、自らの弾性力で元の形状に復元する際に弾
性弁キヤツプ18の内側に負圧が発生する。この
負圧によつて第一弾性弁体V1側の逆止弁12が
開き、これに同期的に容器本体10内の内容物が
弾性弁キヤツプ18の内側に吸引される。この状
態で弾性弁キヤツプ18の再度の押圧による押出
し注出に備える。内容物の減少によつて可動底蓋
22は次第に容器本体10の先方に向かつて上昇
する。
を閉塞している止栓キヤツプ16を取り外し、弾
性弁キヤツプ18を押圧すると、内部圧力の高ま
りで内容物が流通孔13を経由して開閉弁15を
下方から押し上げて開き、注出管14から注出さ
れる。弾性弁キヤツプ18に対する押圧を解除す
ると、自らの弾性力で元の形状に復元する際に弾
性弁キヤツプ18の内側に負圧が発生する。この
負圧によつて第一弾性弁体V1側の逆止弁12が
開き、これに同期的に容器本体10内の内容物が
弾性弁キヤツプ18の内側に吸引される。この状
態で弾性弁キヤツプ18の再度の押圧による押出
し注出に備える。内容物の減少によつて可動底蓋
22は次第に容器本体10の先方に向かつて上昇
する。
以上説明したように、本考案による注出容器
は、容器本体の倒立状態でクリーム状等の内容物
が充填された後、上位となつている容器本体の後
端開口部から可動底蓋を嵌装せしめると、この間
に容器本体の内部に封じ込められたエアが、可動
底蓋の外周面と後端開口部の長軸側の内周面との
間に生じたエア抜き用クリアランスから大気中に
放出され、このエア抜き後に可動底蓋が容器本体
の胴部内周面に密接嵌合して密封する構造となつ
ているので、従来のように内容物の充填後にエア
が容器本体の内部に封じ込められた状態で放置さ
れるという不具合が解消される。
は、容器本体の倒立状態でクリーム状等の内容物
が充填された後、上位となつている容器本体の後
端開口部から可動底蓋を嵌装せしめると、この間
に容器本体の内部に封じ込められたエアが、可動
底蓋の外周面と後端開口部の長軸側の内周面との
間に生じたエア抜き用クリアランスから大気中に
放出され、このエア抜き後に可動底蓋が容器本体
の胴部内周面に密接嵌合して密封する構造となつ
ているので、従来のように内容物の充填後にエア
が容器本体の内部に封じ込められた状態で放置さ
れるという不具合が解消される。
第1図は本考案による注出容器の一実施例の全
体断面図、第2図aは第1図のX1−X1線の平断
面図、第2図bは第1図のX2−X2線の平断面図
である。第3図a,bは従来例の使用前、使用後
のそれぞれを示す断面図である。 10……容器本体、10c……胴部、10d…
…後端開口部、11……第一弾性弁体の本体、1
2……逆止弁、14……注出管、15……開閉
弁、18……第二弾性弁体の弾性弁キヤツプ、2
2……可動底蓋、22a……シール鍔部、dφ…
…容器本体胴部の内周径、D1……後端開口部の
短軸、D2……後端開口部の長軸。
体断面図、第2図aは第1図のX1−X1線の平断
面図、第2図bは第1図のX2−X2線の平断面図
である。第3図a,bは従来例の使用前、使用後
のそれぞれを示す断面図である。 10……容器本体、10c……胴部、10d…
…後端開口部、11……第一弾性弁体の本体、1
2……逆止弁、14……注出管、15……開閉
弁、18……第二弾性弁体の弾性弁キヤツプ、2
2……可動底蓋、22a……シール鍔部、dφ…
…容器本体胴部の内周径、D1……後端開口部の
短軸、D2……後端開口部の長軸。
Claims (1)
- 平断面円形の容器胴部10cを有する容器本体
10の先端に、内容物を注出するポンプ機構を備
えた注出ヘツドHを設け、容器本体10の後端開
口部10dの平断面形状を、短軸D1の寸法が容
器胴部10cの内径dにほぼ等しい楕円状に成形
し、後端開口部10dから可動底蓋22を容器胴
部10cの内周面に気液密的に摺動自在に嵌装す
ると共に、後端開口部10dではこの後端開口部
10dの長軸D2側の内周面と可動底蓋22の外
周面との間にエア抜き用クリアランスCが生じる
ようにしたことを特徴とする注出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3859487U JPH0539092Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3859487U JPH0539092Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63147486U JPS63147486U (ja) | 1988-09-28 |
JPH0539092Y2 true JPH0539092Y2 (ja) | 1993-10-04 |
Family
ID=30850985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3859487U Expired - Lifetime JPH0539092Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539092Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2522514Y2 (ja) * | 1989-02-03 | 1997-01-16 | ライオン株式会社 | 粘稠剤用容器 |
WO2006126366A1 (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-30 | Mitani Valve Co., Ltd. | チップストップ機構,チップストップ機構を備えたポンプ式製品および、チップストップ機構を備えたエアゾール式製品 |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP3859487U patent/JPH0539092Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63147486U (ja) | 1988-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3635594B2 (ja) | 液状またはペースト状製品用ディスペンサー | |
JPH0539092Y2 (ja) | ||
JP3631321B2 (ja) | 注出栓 | |
JP4342022B2 (ja) | 容器 | |
JPS6139234B2 (ja) | ||
JPH074216Y2 (ja) | 容 器 | |
JPH0211314Y2 (ja) | ||
JPH066055Y2 (ja) | 圧出容器 | |
JP3686711B2 (ja) | ポンプ付き吐出容器 | |
JPH089007Y2 (ja) | 液体吐出機構 | |
JPH0518295Y2 (ja) | ||
JPH0516128Y2 (ja) | ||
JPH0226851Y2 (ja) | ||
JPS6240919Y2 (ja) | ||
JPS6016522Y2 (ja) | キャップ付定量栓 | |
JPH0113083Y2 (ja) | ||
JPH0239954Y2 (ja) | ||
JPH0739816Y2 (ja) | 注出ポンプ付キャップ | |
JP2506318Y2 (ja) | クリ―ム状物注出容器 | |
JPH066058Y2 (ja) | 注出容器 | |
JPH0513741Y2 (ja) | ||
JPH078444Y2 (ja) | クリ−ム状物注出容器 | |
JPH0113085Y2 (ja) | ||
JP3000655U (ja) | 液体容器 | |
JPS588683Y2 (ja) | 定量栓 |