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JPH0537266Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0537266Y2
JPH0537266Y2 JP4296686U JP4296686U JPH0537266Y2 JP H0537266 Y2 JPH0537266 Y2 JP H0537266Y2 JP 4296686 U JP4296686 U JP 4296686U JP 4296686 U JP4296686 U JP 4296686U JP H0537266 Y2 JPH0537266 Y2 JP H0537266Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
badge
area
exposure
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4296686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62155379U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4296686U priority Critical patent/JPH0537266Y2/ja
Publication of JPS62155379U publication Critical patent/JPS62155379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0537266Y2 publication Critical patent/JPH0537266Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〈本考案の利用分野〉 本考案は、原子力関係施設で使用される識別手
段を備えた携帯式放射線被曝計測装置に関するも
のである。
〈従来の技術〉(第3図) 従来から、原子力発電所その他、放射性の各種
線源を取り扱う施設に於ては、その施設で作業す
る作業者の各個人別の放射線被曝量を的確に把握
するために、直読式放射線量計並びにフイルムバ
ツジ等を作業者に携帯させ、作業者個人が許容限
度を超えて被曝しないように、線量計やフイルム
バツジを、それを使用する特定の個人と関連付け
て管理していた。
そのような管理の方法として、最も単純なもの
は、各線量計に番号を付し、使用者各個人に特定
の番号を振り分け、使用者が常にその特定された
番号の線量計を使用するように義務付け、その番
号に沿つて記録を取る方法で、かなり長期にわた
つてこのような管理が行なわれていた。
この方法の欠点は、線量計の携帯が、それを使
用する作業者の自覚によつてのみ完全に管理され
得ると言う点にあり、携帯を失念したり、面倒で
あると言う理由で携帯を放棄したりする場合が想
定されるので、長期にわたる被曝量の管理の方法
としては不適当であると言わざるを得ない。
このような事態を除去するために、放射線に対
する被曝状況を管理する必要がある地域に出入す
る際に、線量計を携帯していなければ入域が許さ
れないようにする、自動的な管理方法が案出され
た。これには各種の方法が利用されたが、一般的
な方法として、第3図に示すごとく、線量計(図
示例ではフイルムバツジ)1にバーコードラベル
Bを貼付し、入域、退域の際には、このバーコー
ドラベルBを鍵として使用し、管理地域の出入口
にバーコード読み取り装置(図示せず)を設置
し、線量計1の携帯者は、入域の際に線量計1の
バーコードラベルBをバーコード読み取り装置に
かけ、読み取り結果をコンピユーターにより識別
し、コードの適確性の確認、携帯者の特定、それ
までの一定期間内に於る被曝総量の計算、等を演
算させ、それらすべての結果が適当と認められた
場合にのみ出入口の解錠が行なわれるようにし、
管理地域への出入に線量計の携帯が必ず要求され
るようにした。
この方法によると、適切な線量計を携帯しない
作業者は、管理地域に出入できないため、作業者
の被曝量確認の管理が確実に行なえ、安全性と管
理の確実性は飛躍的に向上するが、バーコードラ
ベル2とバーコード読み取り装置の間の接触が避
けられないため、最悪の場合には接触による汚染
が発生し、それがバーコード読み取り装置を介し
て伝播する可能性があつた。
〈本考案の目的〉 本考案は上記のような欠点を除去し、管理をコ
ンピユーターで確実に行ない得るとともに、接触
汚染の心配の無い携帯式放射線線量計を得ること
を目的とするものである。
〈本考案の実施例〉(第1図、第2図) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図および第2図に示されているのは、従来
から使用されているフイルムバツジ1で、本体部
3と蓋体4の一側が相互に蝶番5により開閉自在
に接続されている。6は本体部3の内側に凹設さ
れたフイルム収容部、7は蓋体4の内側に凸設さ
れ蓋体4が本体部3と重合された際にフイルム収
容部6に陥入するフイルム支持部である。フイル
ム収容部6には透過窓8が外部に向つて穿設さ
れ、その二分の一は合成樹脂板9により閉鎖され
るとともに、各種の金属からなるフイルター1
0,11,12,13が埋設されている。フイル
ム支持部7にもフイルム収容部6のフイルター1
0,11,12,13に対応して同質のフイルタ
ー10,11,12,13が埋設されている。
14は本体部3のフイルム収容部6上方に設置
された凹陥、15は前述の凹陥14の中央に突設
された本体部3と蓋体4の重合の際に使用される
固定用突起である。固定用突起15は両者が重合
された際に、蓋体4のフイルム支持部7の上方に
凹設された固定用凹陥16に陥入し、両者を相互
に重合固定する。
17は本体部3の側面に凹設された分離用凹
陥、18は本体部3及び蓋体4の蝶番5に対向す
る端部の表面に、相互に平行に穿設されたスリツ
トで、第3図に示されたクリツプ19を挿入し、
クリツプ19によつてフイルムバツジ1を使用者
の身体に取り付けることが可能になる。20は本
体部3の凹陥14に挿入されている受動的遠隔識
別素子、また第2図に於る21は、フイルム収容
部6内に収容されフイルム支持部7により支持さ
れた被曝計測用フイルムである。
受動的遠隔識別素子20は、工場に於る製造段
階で事前にプログラミングされたシリコンチツプ
をポリウレタンカプセルに封入したもので、低周
波からなる電磁波を当てることにより、プログラ
ムされたコードを識別できるようになつており、
35ビツト+5パリテイコードのデータ量を有する
ため、理論的に340億通りの一連の識別コードを
確保することができる。
このような商品は、パツシブ・インテグレイテ
ツド・トランスポンダー(PASSIVE
INTEGRATED TRANSPONDER)なる名称
で、米国アイデンテイフイケイシヨン・デバイス
社(IDENTIFICATION DEVICES,INC)よ
り、家畜、各種機械製品等の識別装置として発売
されている。
〈上記実施例の使用方法および作用〉 実施例に示したフイルムバツジは、特定の一個
を特定の個人に貸与し、その個人は常にそのフイ
ルムバツジを使用することになる。
使用に際しては、第2図に示すごとく、本体部
3のフイルム収容部6内に被曝計測用フイルム2
1を装填し、蓋体4を閉じてクリツプ19をスリ
ツト18に挿入し、一定の保管場所に収容してお
く。
管理地域に当該フイルムバツジ1の使用者が入
域する場合には、保管場所から自己のフイルムバ
ツジ1を取り、それを携帯して管理地域に至り、
管理地域入口に設置された低周波からなる電磁波
を発信する励起装置の前を通過する。励起装置に
よりフイルムバツジ1に設置されている受動的遠
隔識別素子20は、その固有のコードを発信し、
発信されたコードが読み取られれば、それ以後の
処理はコンピユーターにより演算され、そのコー
ドの所有者、所有者のそれまでの被曝総量、所有
者のそれ以後の一定期間に於る被曝許容量、等々
を即時に算出し、入域を許される場合には管理地
域の扉を解錠し、入域が許されない場合には扉を
施錠したままの状態で警告信号が発生される。
この間のコンピユーターによる運用は、各作業
場の必要性に応じて、プログラムを決定すること
により自由に選択できる。
次に、管理地域から退出する際しても、入域の
際と同様の手順を踏み、そのコードに係るフイル
ムバツジ1の所有者の管理地域内に於る活動時間
等が迅速に記録される。
退域後、フイルムバツジ1の使用者はフイルム
バツジ1を所定の保管場所に収容し、次に使用す
るまでそのままそこに保管しておく。
その間に、被曝量を測定するため、測定者が当
該フイルムバツジ1のコードを読み取らせた後に
収容されている被曝計測用フイルム21をフイル
ムバツジ1から抜き取り、新規の被曝計測用フイ
ルム21をフイルムバツジ1に装填して、それを
元の保管場所に戻す。
測定者は被曝計測用フイルム21を、フイルム
バツジ1の固有のコードと確実に対応させた状態
で、現象・計測を行ない、その結果をコンピユー
ターに入力しておく。このように、フイルムバツ
ジ1に付設された受動的遠隔識別素子20による
コードに従つて、すべての必要なデータが分類・
演算され、そのフイルムバツジ1に関する過去・
現在の被曝状況、未来に於る被曝の許容限度等々
が迅速確実に活用できる状態が得られる。
以上の説明に於ては、フイルムバツジに受動的
遠隔識別素子20を適用した例が示されたが、本
考案は、携帯式の放射線の線量を計測する装置の
すべてに適用が可能で、一般的に併用されている
直読式放射線線量計とフイルムバツジほ両方に適
用すれば、管理状態はほぼ完壁なものになる。
〈本考案の効果〉 以上説明したように、本考案によると、 (a) 管理地域に入・退域する際の鍵として使用で
きる携帯式放射線被曝計測装置を簡単に得るこ
とができ、 (b) 放射線被曝計測装置を携帯しない者の入域・
退域を阻止し、 (c) 被曝に関する監視、確認、管理等々の全てを
容易に制御可能な、 携帯式放射線被曝計測装置を供給することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したフイルムバツジに於
る実施例の内部説明のための斜面図、第2図は使
用状態に於る中央部縦断面図、第3図は従来形式
のフイルムバツジの分解斜面図である。 1……フイルムバツジ、B……バーコードラベ
ル、3……本体部、4……蓋体、5……蝶番、6
……フイルム収容部、7……フイルム支持部、8
……透過窓、9……合成樹脂板、10,11,1
2,13……金属性フイルター、14……凹陥、
15……固定用突起、16……固定用凹陥、17
……分離用凹陥、18……スリツト、19……ク
リツプ、20……受動的遠隔識別素子、21……
被曝計測用フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受動的遠隔識別素子を有する識別手段を備えた
    携帯式放射線被曝計測装置。
JP4296686U 1986-03-26 1986-03-26 Expired - Lifetime JPH0537266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4296686U JPH0537266Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4296686U JPH0537266Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62155379U JPS62155379U (ja) 1987-10-02
JPH0537266Y2 true JPH0537266Y2 (ja) 1993-09-21

Family

ID=30859382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4296686U Expired - Lifetime JPH0537266Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP5629334B2 (ja) * 2013-01-16 2014-11-19 日立アロカメディカル株式会社 個人線量計

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JPS62155379U (ja) 1987-10-02

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