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JPH0537077Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0537077Y2
JPH0537077Y2 JP1986015394U JP1539486U JPH0537077Y2 JP H0537077 Y2 JPH0537077 Y2 JP H0537077Y2 JP 1986015394 U JP1986015394 U JP 1986015394U JP 1539486 U JP1539486 U JP 1539486U JP H0537077 Y2 JPH0537077 Y2 JP H0537077Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
link plate
bushing
seal ring
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986015394U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62202561U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986015394U priority Critical patent/JPH0537077Y2/ja
Publication of JPS62202561U publication Critical patent/JPS62202561U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0537077Y2 publication Critical patent/JPH0537077Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2枚のリンクプレート間の間隙、又
はリンクプレート、ローラ間の間隙にシールリン
グを介在させることにより、ピン、ブシユ間又は
ローラ、ブシユ間の間隙に塵埃の進入を防止しう
るチエーンに関する。
〔従来の技術〕
例えば塵埃の多い雰囲気において運転されるチ
エーンでは、チエーンの屈折部を形成するピン、
ブシユ間に、塵埃が2枚のリンクプレートの間の
間隙から進入することによつて、その摺動面の摩
耗を促進させる。
このような塵埃の進入を排除するため、前記間
隙にリング状のシールを介在させたものも存在す
るが、シールは気密に保持するため柔らかいもの
が用いられていた。しかしこのようなシールはチ
エーンの横方向からの作用力が働いた場合には、
その作用によつてシールが圧縮破壊するという問
題がある。この一端を解決すべく第9図のように
内、外リンクプレートa,b間の間隙gにブシユ
cの端部dを突出させ、チエーンに横荷重が作用
した際にはブシユcの端部dを外リンクプレート
bに当接させシールeの破壊を防ぐものが提案さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこのようなものでは、外リンクプレート
bとブシユcの端面が当接しつつ回動することに
よつて、当接面の摩耗が促進され外リンクプレー
トbの強度を低下させる。他方リンクプレートb
に、前記端部dが食い込むことによつてシールe
の圧縮される量が大となりシールeの破壊を招く
恐れがある。なおブシユcとローラfの間隙にも
内リンクプレートaとローラf端面の間の隙間か
ら塵埃が進入しがちであり、従つて前記したよう
な問題点が存在する。
本考案は、2枚のリンクプレート間の隙間又は
リンクプレート、ローラ間の隙間にリツプ部を周
設したシールリングを介在させることを基本とし
て、前記間隙を密閉できかつチエーンの横方向か
ら作用力が加わる場合であつても円滑に作動で
き、チエーンの耐久性を向上しうるチエーンの提
供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
以下前記した目的を達成でき、問題点を解決し
うる考案の手段の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1〜4図においてチエーン1は、リンクプレ
ート2の外面3とリンクプレート4の内面5とが
向き合う第1の間隙g1、又はリンクプレート4
の内面6とローラ7の端面9との第2の間隙g2
に、シールリング10を介在している。
チエーン1は本実施例ではローラチエーンであ
つて、対置される前記リンクプレート2,2の
夫々にピツチ間隙を隔て穿設される一対の透孔に
ブシユ11,11が挿通し内リンクを形成する。
従つて、本例では、ブシユ11により連結される
前記リンクプレート2は内リンクプレート21と
して形成される。
又リンクプレート4,4は前記各内リンクプレ
ートの外側に夫々形成されかつピツチ間隙を隔て
て当接される一対の透孔に前記ブシユ11,11
の夫々を通るピン12の先端部を嵌入することに
よつて、外リンクを形成する。従つて、本例では
ピン12により結合される前記リンクプレート4
は、外リンクプレート22として形成される。
又、内リンクプレート21,21の向き合う前
記内面6,6の間には前記ブシユ11に外挿され
るローラ7が介在する。
内リンクプレート21の外面と外リンクプレー
ト22の内面5との間には、前記第1の間隙g1
が介在し、第1の間隙g1はブシユ11の内孔と
ピン12との間の隙間に導通する。又内リンクプ
レート21の内面6とローラ7の端面9との間に
は第2の間隙g2が介在するとともに、第2の間
隙g2はローラ7の孔部とブシユ11の外周面と
の間の隙間に通じる。
又、本実施例では前記第1の間隙g1に第1の
シールリング10Aを介在させるとともに、第1
のシールリング10Aと略同構成の第2のシール
リング10Bを前記第2の間隙g2にも介装す
る。
第1のシールリング10Aは、中心にピン12
を遊嵌しうる孔24を具える円環状の基部13
と、該基部13周囲にコーン部14とを具える。
なお本例ではシールリング10Aは前記基部13
とコーン部14とを弾性材を型成形等により一体
のものとして形成される。弾性材は、例えば66ナ
イロン、ウレタンゴム等圧縮強さと弾性伸びが大
きくかつ滑り摩擦抵抗が少ない合成樹脂材が用い
られる。
基部13は円環座金状をなし両側面25,26
は略平行に仕上げられる。
コーン部14は前記基部13の外縁からその外
周方向にのびるとともに側面26側に傾斜すると
ともに、外縁に向かつて漸次板厚を減じる皿形の
座金状をなす。又コーン部14には、その外縁に
コーン部14の傾斜方向、即ち側面26の向きに
リツプ部15を周設する。リツプ部15は、内リ
ンクプレート21又は外リンクプレート22がピ
ン12の軸方向の変位によつて、第1の間隙gが
広がるばあいであつても前記第1の間隙g1を塞
ぎうるよう該リツプ部15の突出量を定める。
リツプ部15は、本例では先端に向かつて先細
の尖頭状に形成され該先端に接触することにより
弾性変形し、その接触面と気密に接する。シール
リング10Aは前記第1の間隙g1に、外リンク
プレート22の内面5を当接しかつ内リンクプレ
ート21の外面3にリツプ部を接触させるととも
に孔部24にピン12を遊嵌させて嵌入される。
前記第1のシールリング10Aの嵌入によつてピ
ン12とブシユ11との間の隙間は外気との導通
が遮られ、その隙間に塵埃が進入するのを阻止で
きる。又リツプ部15内側の側面26と外面3と
がなす空間Fにはグリス等の潤滑剤が封入され
る。
なお、第1のシールリング10Aは前記とは逆
の向きに、即ち側面25を内リンクプレート21
の外面に当接させかつリツプ部15を外リンクプ
レート22の内面5に接触するごとく前記第1の
間隙g1に嵌入することもできる。従つて前記第
1の間隙g1に、外リンクプレート22の内面5
若しくは内リンクプレート21の外面3に当接し
かつ他方の面にリツプ部15を接触させかつピン
12を挿通する第1のシールリング10Aを介在
させうる。
第2のシールリング10Bは、中心にブシユ1
1が遊嵌する孔29を設ける他は前記第1のシー
ルリング10Aとほぼ同様に形成され、リツプ部
15をローラ7の端面9に接触させかつブシユ1
1を囲んで第2の間隙g2に嵌入される。なお第
2のシールリング10Bはリツブ部15を内リン
クプレート21内面6に接触させ嵌め入れること
もできる。従つて第2の間隙g2に、ブシユ11
を挿通するとともに、内リンクプレート21の内
面6若しくはローラ7の端面9の各一方の面に当
接しかつリツプ部15が他方の面に接触するシー
ルリング10Bを介在させることができる。
〔作用〕
然して、チエーン1は、各間隙g1,g2に向
く面と接触を保ちつつ、スプロケツトホイールと
の噛み合い時において円滑に屈曲でき、又ローラ
7はレール等の上を軽快に転動する。
さらにチエーン1のピン12、ブシユ11間の
間隙及びローラ7、ブシユ11間の隙間は、前記
第1、第2の間隙g1,g2をシールリング10
A,10Bによつて閉塞されているため塵埃の進
入が防止でき各摺動面を保護する。
なお空間Fに潤滑剤を貯えることによつて前記
摺動面への長期潤滑が可能となる。
さらに又、チエーン1に横方向の荷重が作用す
ることによつて、内、外リンクプレート21,2
2のいずれか一方、又はローラがピン12の軸方
向に移動した場合にあつても、第4図に示すよう
に、前記間隙g1,g2のリツプ部15が接触す
る面が該リツプ部15を押圧し変形させ、リツプ
部15が後退することにより、基部13がリツプ
部15の向く側面26と当接し、チエーン1に加
わる横方向の作用力を支承する。基部13は前記
リツプ部15の接触面に比べ大きく、大きな作用
力をも受けることができる。なお反対側の第1、
第2の隙間g1,g2は、間隙寸度が拡大される
にかかわらずリツプ部15と、その接触面とは常
に接触を保ち内部の気密を保持する。
〔実施例〕
なお、リールリング10は、第5図に示すよう
に、リツプ部15の反対側の側面25に沿う座金
状の基板34からコーン部14を囲んでリツプ部
15側に張出すフランジ部35を側出すととも
に、フランジ部35先端がリツプ部15側の側面
26寄りに若干控える移動制限具36を付設する
こともできる。移動制限具36は、前記リツプ部
13が接触する面の前進によつて基部13が極度
の圧縮で破壊されるのを防止することができる。
又シールリング10は第6図に示すように、基
部13を硬質の弾性材で、コーン部14を弾性に
とむ比較的柔らかい弾性材で形成することもで
き、さらにシールリング10の内部に金属等のバ
ネ板を介在させてもよい。
第7図は本考案の他の実施例を示し、本例では
チエーン1はオフセツト形のチエーンとして形成
される。
リンクプレート41は該リンクプレート41の
板厚に略等しい段差を介してブシユ11により連
結されるリンクプレート2とブシユ11とが一体
のものとして結合している。
本例では、一端部にブシユ11が挿入するプレ
ート41を、段差を有してZ字状に折り曲げるこ
とにより、その他端部に該ブシユ11とピツチ間
隔を隔てて配されるピン12を挿通させるととも
に、ブシユ11に隣接するリンクプレート41の
ピンを挿入しており、又リンクプレート41の前
記一端部にはブシユ11に外挿するローラを具え
る。該リンクプレート41は、ブシユ11より連
結されるリンクプレート2と該リンクプレート2
の外側に配されるピン11により結合されるリン
クプレート4とを一体のものとして形成してい
る。本例ではシールリング10をリンクプレート
2の外面3とリンクプレート4の内面とが向き合
う第1の間隙g1のみに介在する。
なお、第8図に示すように、ローラ7端部に膨
出部8が介在する場合には、第2のシールリング
10Bの基部13を、該膨出部8に挿通させてロ
ーラの側面9に当接させることもできる。
このように本考案のチエーンは種々な態様に変
化でき、又シールリングは第1の間隙g1,g2
の双方又は何れか一方のみに介在させることもで
きる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案のチエーンは、リンクプレ
ート間の第1の間隙又はリンクプレート、ローラ
間の第2の間隙に、ピンまたはブシユを挿通する
とともに該隙間の一方に当接しかつ他の面に接触
するリツプ部を設けた弾性材からなるシールリン
グを介在差せたため、ピンブシユ間のすきま、ブ
シユローラ間の隙間に塵埃の進入が防止でき、又
チエーンに横方向の力が作用する際にもチエーン
の屈曲または走行性能を損なうことなう円滑にそ
の作用力を受けることができ、伝動効率を高め安
全性を向上しうる。さらにシールリング内に潤滑
剤の封入が可能となり高速伝動にも採用でき、チ
エーンの耐久性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面の平
面図、第2図はその正面図、第3図はシールリン
グを拡大して示す断面図、第4図はシールリング
の取付けを示す断面図、第5,6図はシールリン
グの他の例を示す断面図、第7,8図は他の実施
例示す断面図、第9図は従来技術を示す断面図で
ある。 2,4,21,22,41……リンクプレー
ト、3……外面、5,6……内面、7……ロー
ラ、8……膨出部、9……端面、10,10A,
10B……シールリング、11……ブシユ、12
……ピン、13……基部、14……コーン部、1
5……リツプ部、g1……第1の間隙、g2……
第2の間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブシユにより連結されるリンクプレートの外面
    と前記ブシユを通るピンにより結合されかつ該リ
    ンクプレートの外側に配したリンクプレートの内
    面とが向き合う第1の間隙、又は前記ブシユに外
    挿するローラの端面とブシユにより連結される前
    記リンクプレートの内面が向き合う第2の間隙
    に、弾性材を用いて形成するとともに、前記間隙
    で向き合う前記ピン又はブシユの各一方の面に当
    接しかつ前記ピン、ブシユを挿通しうる円環状の
    基部周囲に他方の面に向いて傾斜しかつ外縁に向
    かつて板厚を減ずるコーン部を具えるとともに該
    コーン部の外縁に、前記他方の面に当接し弾性変
    形することにより該他方の面に気密に接触するリ
    ツプ部を周設した座金状をなすシールリングを介
    在させてなるチエーン。
JP1986015394U 1986-02-04 1986-02-04 Expired - Lifetime JPH0537077Y2 (ja)

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JP1986015394U JPH0537077Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

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JPS62202561U JPS62202561U (ja) 1987-12-24
JPH0537077Y2 true JPH0537077Y2 (ja) 1993-09-20

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