JPH0536515B2

JPH0536515B2 -

Info

Publication number: JPH0536515B2
Application number: JP63243499A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Ikeda; Katsuya Hosono
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1988-09-28
Filing date: 1988-09-28
Publication date: 1993-05-31
Also published as: JPH0293093A

Description

[Detailed description of the invention]

（産業上の利用分野）この発明は主として家電製品、事務用機器、家
具、音響機器等に用いられる薄鋼板であつて、主
にプレス加工等の成形加工を行つた後、無塗装で
使用される意匠性が高く、スポツト溶接性に優れ
た着色鋼板に関する。（従来の技術）亜鉛又は亜鉛合金めつき（以下、まとめて亜鉛
めつきということがある）を施した鋼板は、耐食
性に優れ、安価に量産できるため広く使用されて
いる。しかし、めつきのままでは美観に乏しく、
耐食性も不十分なことがあり、これを補うためユ
ーザー側で成形加工した後に吹きつけ塗装、静電
塗装等の方法で塗装を施すことが多い。最近、消費者の審美感の変化に伴い、金属その
ものの美しさを活かして意匠性の高い製品を作る
傾向が強くなり、一方では塗装コストの節減の要
望もあつて、亜鉛めつき鋼板なども無塗装でその
まま、あるいは簡単にシルク印刷などを施して使
用されることが増えてきた。このように塗装をせ
ずに使用することを、俗に裸使用と言つている。
しかし、裸使用といつても、亜鉛めつきのままと
いうことではなく、美観と耐食性の向上のため
に、鋼板のメーカー側で着色処理やプレコートが
施されている。裸使用を目的とした着色鋼板として現在知られ
ているのには、緑色クロメート、黒色クロメートの如く、ク
ロメートにより着色したもの（例えば、広信社
発行、表面技術総覧−めつき・陽極酸化偏−
334〜335頁参照）、 Co、Niの酸化物、水酸化物などで発色させ
たもの（特公昭61−38276号公報、特開昭61−
143582号公報）、マイクロクラツク法により発色させたもの
（特開昭61−30683号公報、同62−297490号公
報）、などがある。しかし、これらの着色皮膜は概ね1μｍ以下の
厚みであり、このため、その鋼板を裸使用した場
合、外観的に軽い印象、又は安つぽい印象を与え
る。従つて、これらの鋼板の用途は、あまり人目
につかない内部部品や製品背面の部品などに限ら
れてしまい、いわゆる外観部品の適用は困難であ
つた。前記のように、従来は外観部品はもつぱら塗装
によつていたが、近年、工程省略によるコストダ
ウンを図ろうとする動きが活発になつており、加
工後の塗装を省略しても十分に意匠性を有する材
料を要望する声が高くなつている。かかる要望に
沿うものとして、いわゆるプレコート鋼板があ
る。これは、成形加工前の鋼板に厚さ約20μｍ前
後の塗装を施したものである。しかし、プレコート鋼板は、前述の薄膜発色皮
膜タイプのものに比べて、コストが高い、加
工形態が限定される（絞り加工などができない）、
スポツト溶接ができない、といつた欠点がある
ため、利用分野が限られている。（発明が解決しようとする課題）本発明は、安価で加工がしやすく溶接も可能で
あり、しかも外観部品用として適用するのに十分
な意匠性をもつ薄膜タイプの表面処理鋼板、特
に、裸使用を前提とした意匠性が高く、スポツト
溶接性に優れた着色鋼板を提供することを目的と
する。（課題を解決するための手段）前述した従来の薄膜タイプの着色鋼板が、外装
材として好まれないのは、前記のように見た目の
印象が軽くて量感に乏しいからである。そこで、
本発明者は、同じ薄膜タイプの表面処理でもつて
重厚で深みのある色調、感触（以下、これを［肉
もち感」という）を得る工夫をした。その結果、
鋼板（母材）の表面粗度、特に中心線平均粗さ
（Ra）に大きく影響されること、および母材表面
のめつき皮膜、クロメート皮膜等の膜厚も影響す
ること、等を知つた。かかる知見に基づく本発明
は、下記およびをその要旨とするものであ
る。表面粗度が中心線平均粗さRaで1.3〜2.4μｍ
の鋼板表面に付着量が５〜50ｇ／m²の亜鉛又は
亜鉛系合金電気めつき皮膜を有し、その上層に
厚さ1.0μｍ以下の発色皮膜を有することを特徴
とする意匠性およびスポツト溶接性に優れた着
色鋼板。発色皮膜の上層に更に金属クロムとして付着
量200mg／m²以下のクロメート皮膜もしくは厚
さ2.5μｍ以下のクリアー皮膜、又はその両者を
有する上記の意匠性およびスポツト溶接性に
優れた着色鋼板。上記およびにおける発色皮膜としては、金
属酸化物、金属水酸化物、金属硫化物のうちの１
種類又は２種類以上からなるもの、或いはマイク
ロラクツクによる光吸収性の皮膜が利用できる。（作用）第１図は、前記の本発明鋼板を示す表層部断
面図である。図示のとおり、母材鋼板１の上に亜
鉛めつき皮膜２があり、その上に発色皮膜３があ
る。なお、これらの皮膜は必ずしも鋼板の両面に
あることを要しない。鋼板の用途によつては、片
面だけにこれらの皮膜を形成させてもよい。本発明の鋼板の優れた肉もち感は、表面処理後
（発色皮膜形成後）の表面粗度に負うところが大
きい。即ち、この粗度が、中心線平均粗さ（Ra）
デおよそ1.2〜2.4μｍである時、肉もち感が優れ
る。発色皮膜形成後のRaが1.2μｍ未満では肉も
ち感が得られず、2.4μｍを超えると凹凸感が強く
むしろ肉もち感が損なわれる。このような発色皮
膜形成後の表面粗度を得るには、母材として用い
る鋼板１の表面のRaを1.3〜2.4μｍにする必要が
ある。これは、めつきや発色皮膜形成により、表
面が若干平滑化するため、母材表面を幾分粗めに
しておく必要があるからである。鋼板のRaを1.3
〜2.4μｍの範囲に管理することで、発色皮膜形成
後のRaを1.2〜2.4μｍの範囲内にすることができ
る。なお、鋼板表面をRa1.3〜2.4μｍの範囲にす
るには、シヨツトブラスト法その他の表面加工法
でダル加工を施したロールをワークロールとし
て、鋼板を圧延（例えば、調質圧延）する方法が
使用できる。めつき皮膜２は、付着量が５〜50ｇ／m²の電気
めつき皮膜とする必要がある。溶融めつきでは、
母材鋼板表面のマツトが平滑化されてしまうた
め、本発明の目的には適当でない。電気めつき皮
膜も、50ｇ／m²を越えると鋼板のマツトが平滑化
されるので好ましくない。また、５ｇ／m²未満で
は、裸使用したときに耐食性が十分でない。亜鉛系合金めつき皮膜としては、Zn−Ni系、
Zn−Fe系、Zn−Co系などがあるが、鋼板の用途
に応じて選択すればよい。これらの合金めつき、
および亜鉛めつきの１種以上を組み合わせて多層
めつきにすることもできる。発色皮膜３としては、前掲の特公昭61−38276
号公報、特開昭61−143582号公報にあるようなコ
バルト酸化物、ニツケル酸化物などの金属酸化物
をはじめ、金属水酸化物、金属硫化物等からなる
皮膜を用いることができる。また、特開昭61−
30683号公報、同62−297490号公報のマイクロク
ラツク法による光吸収性の皮膜を適用することも
できる。発色皮膜の厚さは、要求される発色の度合いに
よつて決めればよいが、最小限の厚さは、発色の
効果を確実にするためには0.01μｍ程度とするの
が望ましい。ただし、1.0μｍを超える厚さになる
と、母材鋼板マツトが平滑化されるばかりでな
く、スポツト溶接性も低下するので、上限は1.0μ
ｍまでにしなければならない。第２図は、本発明のの鋼板の表層部断面図で
ある。この鋼板は前記のめつき皮膜２、発色皮膜
３の上に、更にクロメート皮膜または／およびク
リアー皮膜４を持つている。この場合も、母材鋼
板の表面粗度はRaで1.3〜2.4μｍでなければなら
ない。クロメート皮膜または／およびクリアー皮膜
は、鋼板の使用環境によつてより優れた耐食性を
要求される場合に形成させる。クロメート皮膜は、反応型クロメート、電解ク
ロメートあるいは塗布型クロメート等を一般に用
いられている手法によつて形成する。付着量は、
金属クロムとして、およそ１mg／m²程度以上であ
れば目的は達せられる。ただし、その付着量は金
属クロムとして200mg／m²以下にする必要がある。
200mg／m²を超えると、クロメート皮膜自体の干
渉色が生じるため、外観が著しく悪くなる。ま
た、この上にクリアー皮膜を形成された場合、ク
ロメートの付着量が200mg／m²を超えているとそ
の密着性が劣化するので好ましくない。クリアー皮膜というのは、着色顔料を含まない
透明な有機樹脂皮膜である。ただし、この皮膜に
は必要に応じてSiO₂等の無機顔料、あるいは塗
料を添加することができる。この皮膜を付ける場
合、その厚さはおよそ0.1μｍから2.5μｍとする。
クリアー皮膜は、肉もち感を低下させることはほ
とんどないが、スポツト溶接をしなければならな
い用途に適用する場合はクリアー膜厚の上限を
2.5μｍ以下、好ましくは2μｍ以下にする必要があ
る。この厚みを超えるとクリアー皮膜の絶縁性の
ためにスポツト溶接が難しくなる。実施例１表面粗度（Ra）の異なるJIS G3141の冷延鋼
板（SPCC、板厚0.8mm）を母材として、下記のめ
つき皮膜および発色皮膜を両面に施した。 Zn−12wt％Ni電気めつき皮膜付着量：50ｇ／m²と20ｇ／m² 発色皮膜めつき皮膜表装を５％NHO₃水溶液浸漬によ
り酸化させ、0.6μｍの黒色Ni酸化物皮膜を形
成。第３図は上記によつて得た鋼板の母材の粗度と
皮膜形成後の表面粗度との関係を調べた結果を示
すものである。めつきの付着量が20ｇ／m²の場
合、発色皮膜形成後の粗度は母材鋼板の粗度とほ
ぼ同じである。付着量が50ｇ／m²でも、発色皮膜
形成後のRaは、母材鋼板のRaの90％以上となつ
ている。実施例２実施例１と同じ条件で、Raが1.3〜2.4μｍのJIS
G3141の冷延鋼板を用いて、めつき付着量を変え
た試料を作製し、その付着量と皮膜形成後の表面
粗さ（Ra）との関係を調べた。その結果を第４
図に示す。付着量が50ｇ／m²を超えると発色皮膜
形成後のRaが母材鋼板のRaの90％以下に低下す
ることがわかる。第３図および第４図から、めつき皮膜の厚さは
付着量で50ｇ／m²までにとどめるべきことがわか
る。実施例３ Ra＝1.3〜2.4μｍの実施例１と同じ冷延鋼板の
母材に、下記のめつき皮膜および発色皮膜を両面
に施した。 Zn−11wt％Ni電気めつき皮膜付着量：20ｇ／m² 発色皮膜めつき皮膜表装を６％NHO₃のエツチングに
よりマイクロクラツクを付けたものと、２％の
硝酸ナトリウムと１％のりん酸を添加した水溶
液中で陽極酸化を施して黒色変したものの２種
類を実施。第５図に、上記発色皮膜の厚さと、発色処理
後のRa（母材鋼板のRaとの比）との関係を示
す。図示のとおり、いずれの発色皮膜の場合
も、その厚さが1.0μｍを超えるとRaの低下が
大きくなる。実施例４実施例３と同様に（但し、めつきはZn−20％
Fe電気めつき、付着量20ｇ／m²）マイクロクラ
ツク法により着色処理（皮膜厚3.0μｍ）を施した
後、36mg／m²のクロメート付着量になるように反
応型クロメート処理を施し、さらに、アクリル系
のクリアー皮膜（1.2μｍ厚）を施した。第６図は、上記の鋼板について目視による肉も
ち感の評価を行つた結果である。肉もち感を
“良”、“中”、“劣”の三段階にわけると、図示の
ように、母材鋼板のRaが1.3〜2.4の範囲で“良”
となつている。実施例５〜７、および比較例実施例１の鋼板を母材として各種の表面処理を
施し、外観、肉もち感、および溶接性を評価し
た。第１表に形成した皮膜の種類その他を、第２
表に評価結果をそれぞれまとめて示す。 (Industrial Application Field) This invention relates to thin steel sheets mainly used for home appliances, office equipment, furniture, audio equipment, etc., which are mainly used without painting after being subjected to forming processing such as press working. This invention relates to a colored steel sheet that has a high design quality and excellent spot weldability. (Prior Art) Steel plates coated with zinc or zinc alloy (hereinafter sometimes referred to as galvanizing) are widely used because they have excellent corrosion resistance and can be mass-produced at low cost. However, it is not aesthetically pleasing if it is left as it is.
Corrosion resistance may also be insufficient, and to compensate for this, the user often performs molding and then paints it using methods such as spray painting or electrostatic painting. Recently, as consumers' aesthetic sense has changed, there has been a strong tendency to make products with high design that take advantage of the beauty of metal itself.On the other hand, there is also a desire to reduce painting costs, and galvanized steel sheets are also being manufactured. Increasingly, it is being used unpainted as it is, or with simple silk printing. This use without painting is commonly referred to as naked use.
However, even though it is used bare, it does not mean that it is still galvanized; instead, the steel sheet manufacturer applies coloring or pre-coating to improve its appearance and corrosion resistance. Currently known colored steel sheets intended for bare use include those colored with chromate, such as green chromate and black chromate (for example, Koshinsha Publishing, Surface Technology Directory - Plating/Anodizing Polarization)
(see pages 334-335), colored with Co, Ni oxides, hydroxides, etc.
143582), those developed by the microcracking method (Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 61-30683 and 62-297490). However, these colored films generally have a thickness of 1 μm or less, and therefore, when the steel plate is used bare, it gives an impression of being light or cheap in appearance. Therefore, the use of these steel plates is limited to internal parts and parts on the back of products that are not very noticeable, and it has been difficult to apply them to so-called external parts. As mentioned above, in the past, external parts were painted exclusively, but in recent years there has been an active movement to reduce costs by omitting processes, and it is now sufficient to omit painting after processing. There is an increasing demand for materials with decorative features. There is a so-called pre-painted steel sheet that meets this demand. This is a steel plate coated with a coating approximately 20 μm thick before forming. However, pre-coated steel sheets are more expensive than the thin colored film type mentioned above, and have limited processing options (drawing cannot be performed, etc.).
The field of use is limited due to the disadvantage that spot welding cannot be performed. (Problems to be Solved by the Invention) The present invention provides a thin-film type surface-treated steel sheet that is inexpensive, easy to process, can be welded, and has a sufficient design to be applied to external parts, particularly a bare steel sheet. The purpose of the present invention is to provide a colored steel sheet that has a high design quality and excellent spot weldability for use. (Means for Solving the Problems) The reason why the conventional thin film type colored steel sheet described above is not preferred as an exterior material is because, as mentioned above, it has a light appearance and lacks volume. Therefore,
The present inventor devised a method to obtain a rich and deep color tone and feel (hereinafter referred to as "fleshly feeling") with the same thin film type surface treatment. the result,
I learned that the surface roughness of the steel plate (base material), especially the center line average roughness (Ra), is greatly affected, and that the thickness of the plating film, chromate film, etc. on the surface of the base material also has an effect. . The gist of the present invention based on this knowledge is as follows. Surface roughness is center line average roughness Ra of 1.3 to 2.4μm
Design and spot welding characterized by having a zinc or zinc-based alloy electroplated film with an adhesion amount of 5 to 50 g/m ² on the surface of a steel sheet, and having a colored film with a thickness of 1.0 μm or less on the upper layer. Colored steel plate with excellent properties. The above-mentioned colored steel sheet having excellent design and spot weldability, further comprising a chromate film with a coating amount of 200 mg/m ² or less as metallic chromium or a clear film with a thickness of 2.5 μm or less, or both, on the upper layer of the colored film. The colored film in the above and above is one of metal oxides, metal hydroxides, and metal sulfides.
A type or a combination of two or more types, or a light-absorbing film made by microlacquer can be used. (Function) FIG. 1 is a sectional view of the surface layer of the steel plate of the present invention. As shown in the figure, there is a galvanized film 2 on a base steel plate 1, and a colored film 3 on top of that. Note that these films do not necessarily need to be on both sides of the steel plate. Depending on the use of the steel plate, these films may be formed on only one side. The excellent texture of the steel sheet of the present invention is largely due to the surface roughness after the surface treatment (after the formation of the colored film). In other words, this roughness is the center line average roughness (Ra)
When the thickness is approximately 1.2 to 2.4 μm, the meat has an excellent chewy texture. If Ra after the formation of the colored film is less than 1.2 μm, no texture will be obtained, and if it exceeds 2.4 μm, the texture will be strong and the texture will be impaired. In order to obtain such a surface roughness after forming the colored film, it is necessary to set Ra of the surface of the steel plate 1 used as the base material to 1.3 to 2.4 μm. This is because the surface of the base material needs to be made somewhat rough because the surface becomes slightly smooth due to plating or the formation of a colored film. Ra of steel plate is 1.3
By controlling it within the range of ~2.4 μm, the Ra after forming the colored film can be within the range of 1.2 ~ 2.4 μm. In addition, in order to make the steel plate surface in the range of Ra 1.3 to 2.4 μm, the steel plate is rolled (for example, temper rolling) using a roll that has been dulled by shot blasting or other surface treatment methods as a work roll. method can be used. The plating film 2 needs to be an electroplated film with a coating weight of 5 to 50 g/m ² . In melt plating,
Since the matte on the surface of the base steel plate is smoothed, it is not suitable for the purpose of the present invention. Electroplated coatings are also unfavorable because if the coating weight exceeds 50 g/m ² , the matte of the steel sheet will be smoothed. Moreover, if it is less than 5 g/m ² , corrosion resistance will not be sufficient when used naked. Zinc-based alloy plating films include Zn-Ni,
There are Zn-Fe-based, Zn-Co-based, etc., and it may be selected depending on the use of the steel plate. These alloy plating,
It is also possible to combine one or more types of galvanizing and galvanizing to form multilayer plating. As the coloring film 3, the above-mentioned Special Publication No. 61-38276
Coatings made of metal oxides such as cobalt oxide and nickel oxide, as well as metal hydroxides, metal sulfides, etc., as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-143582, can be used. Also, JP-A-61-
It is also possible to apply a light-absorbing film formed by the microcracking method disclosed in Japanese Patent No. 30683 and Japanese Patent No. 62-297490. The thickness of the coloring film may be determined depending on the degree of coloring required, but the minimum thickness is preferably about 0.01 μm in order to ensure the coloring effect. However, if the thickness exceeds 1.0μm, not only will the base steel plate mat be smoothed, but the spot weldability will also deteriorate, so the upper limit is 1.0μm.
It must be done by m. FIG. 2 is a sectional view of the surface layer of the steel plate of the present invention. This steel plate further has a chromate film and/or a clear film 4 on the plating film 2 and coloring film 3. In this case as well, the surface roughness of the base steel plate must be 1.3 to 2.4 μm in Ra. A chromate film and/or a clear film are formed when superior corrosion resistance is required depending on the environment in which the steel plate is used. The chromate film is formed by a commonly used method such as reactive chromate, electrolytic chromate, or coating chromate. The amount of adhesion is
The purpose can be achieved if the amount of metallic chromium is about 1 mg/m ² or more. However, the amount of chromium deposited must be 200 mg/m ² or less as metallic chromium.
If it exceeds 200 mg/m ² , interference color of the chromate film itself will occur, resulting in a significantly poor appearance. Further, when a clear film is formed on this, if the amount of chromate deposited exceeds 200 mg/m ² , the adhesion will deteriorate, which is not preferable. A clear film is a transparent organic resin film that does not contain colored pigments. However, if necessary, an inorganic pigment such as SiO ₂ or a paint can be added to this film. When this film is applied, its thickness is approximately 0.1 μm to 2.5 μm.
The clear film hardly reduces the feel of the material, but if it is used in applications that require spot welding, the upper limit of the clear film thickness should be set.
It needs to be 2.5 μm or less, preferably 2 μm or less. If this thickness is exceeded, spot welding becomes difficult due to the insulating properties of the clear film. Example 1 JIS G3141 cold-rolled steel plates (SPCC, plate thickness 0.8 mm) with different surface roughnesses (Ra) were used as base materials, and the following plating films and colored films were applied to both sides. Zn-12wt%Ni electroplated film Deposition amount: 50g/m ² and 20g/m ² Colored film The plating film surface is oxidized by immersion in a 5% NHO ₃ aqueous solution to form a 0.6 μm black Ni oxide film. FIG. 3 shows the results of investigating the relationship between the roughness of the base material of the steel plate obtained above and the surface roughness after film formation. When the plating weight is 20 g/m ² , the roughness after the colored film is formed is almost the same as the roughness of the base steel sheet. Even with a coating weight of 50 g/m ² , the Ra after the colored film is formed is 90% or more of the Ra of the base steel sheet. Example 2 Under the same conditions as Example 1, JIS with Ra of 1.3 to 2.4 μm
Using G3141 cold-rolled steel sheets, we prepared samples with varying amounts of plating and investigated the relationship between the amount of plating and the surface roughness (Ra) after film formation. The result is the fourth
As shown in the figure. It can be seen that when the amount of adhesion exceeds 50 g/m ² , the Ra after the formation of the colored film decreases to 90% or less of the Ra of the base steel sheet. From FIG. 3 and FIG. 4, it can be seen that the thickness of the plating film should be kept within 50 g/m ² in terms of deposit amount. Example 3 The following plating film and colored film were applied to both sides of the base material of the same cold-rolled steel sheet as in Example 1 with Ra=1.3 to 2.4 μm. Zn-11wt%Ni electroplated film Deposit amount: 20g/m ² Colored film The plating film surface is etched with micro-cracks using 6% _NHO3 , 2% sodium nitrate and 1% phosphoric acid. Two types of products were anodized in an aqueous solution containing . FIG. 5 shows the relationship between the thickness of the colored film and the Ra (ratio to Ra of the base steel sheet) after coloring treatment. As shown in the figure, in the case of any colored film, when the thickness exceeds 1.0 μm, the decrease in Ra becomes large. Example 4 Same as Example 3 (however, the plating was Zn-20%
Fe electroplating, coating amount 20 g/m ² ) After coloring treatment (film thickness 3.0 μm) using the microcracking method, reactive chromate treatment was applied to give a chromate coating amount of 36 mg/m ² , and then , an acrylic clear film (1.2 μm thick) was applied. FIG. 6 shows the results of a visual evaluation of the feel of the steel plate described above. If the meatiness is divided into three levels: "good", "medium", and "poor", as shown in the figure, "good" is when the Ra of the base steel plate is in the range of 1.3 to 2.4.
It is becoming. Examples 5 to 7 and Comparative Example The steel plate of Example 1 was used as a base material and subjected to various surface treatments, and the appearance, stiffness, and weldability were evaluated. The type of film formed in Table 1 and other details are shown in Table 2.
The evaluation results are summarized in the table.

【表】で行つた。
[Table]

【表】（発明の効果）本発明の鋼板は薄膜タイプの着色方法にもかか
わらず裸のままで十分外観部品に適用できるだけ
の肉持ち感をもつ意匠性の高い着色鋼板である。
この鋼板の皮膜は、薄膜着色タイプであるため、
スポツト溶接も可能であり、従来プレコート鋼板
の適用できなかつた部品にも使用が可能である。[Table] (Effects of the Invention) Despite the thin film type coloring method, the steel sheet of the present invention is a highly designed colored steel sheet that has enough texture to be applied to external parts even when it is bare.
The coating on this steel plate is a thin film colored type, so
Spot welding is also possible, and it can be used for parts to which conventional prepainted steel sheets could not be applied.

[Brief explanation of the drawing]

第１図と第２図は、本発明の着色鋼板の断面模
式図である。第３図は、実施例において調べた母
材鋼板表面のRaと発色皮膜形成後のRaとの関係
図、第４図は、同じくめつき付着量とRaの変化
率の関係図、第５図は、同じく発色皮膜の厚さと
Raの変化率の関係図、第６図は、母材鋼板表面
のRaと肉もち感との関係図、である。 FIG. 1 and FIG. 2 are schematic cross-sectional views of the colored steel sheet of the present invention. Figure 3 is a relationship diagram between Ra on the surface of the base steel sheet and Ra after coloring film formation, which was investigated in the example, Figure 4 is a relationship diagram between the plating amount and the rate of change in Ra, and Figure 5 is the thickness of the colored film as well.
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the rate of change in Ra and the texture of the surface of the base steel sheet.

Claims

[Claims] 1. Surface roughness is center line average roughness Ra of 1.3 to 2.4 μm
The surface of the steel sheet has a zinc or zinc-based alloy electroplated film with an adhesion amount of 5 to 50 g/ ^m2 , and the upper layer has a thickness of
A colored steel sheet with excellent design and spot weldability, characterized by having a colored film of 1.0 μm or less. 2. A chromate film with an amount of 200 mg/ ^m2 or less or a thickness of metallic chromium on the upper layer of the colored film.
A colored steel sheet with excellent design and spot weldability according to claim 1, which has a clear film of 2.5 μm or less, or both.