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JPH0535971B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0535971B2
JPH0535971B2 JP29808686A JP29808686A JPH0535971B2 JP H0535971 B2 JPH0535971 B2 JP H0535971B2 JP 29808686 A JP29808686 A JP 29808686A JP 29808686 A JP29808686 A JP 29808686A JP H0535971 B2 JPH0535971 B2 JP H0535971B2
Authority
JP
Japan
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azimuth
calculation unit
magnetic
signal
gyro
Prior art date
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Application number
JP29808686A
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English (en)
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JPS63150622A (ja
Inventor
Takeshi Hojo
Tsurashi Yamamoto
Mikio Morohoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokimec Inc filed Critical Tokimec Inc
Priority to JP29808686A priority Critical patent/JPS63150622A/ja
Priority to US07/121,873 priority patent/US4831544A/en
Publication of JPS63150622A publication Critical patent/JPS63150622A/ja
Publication of JPH0535971B2 publication Critical patent/JPH0535971B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジヤイロ、加速度計及び磁気方位セン
サーを用いた航空機、自動車等の航行体の姿勢検
出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、航空機には、周知の如く、方位を指示す
るDG(デイレクシヨナルジヤイロ)と、磁気コ
ンパス(或はフラツクスバルブコンパス)と、姿
勢角を指示するVG(水平儀)と、垂直軸まわり
の旋回角速度及びバンク角を指示する旋回計とが
搭載され、パイロツトの感覚を補い、如何なる条
件下においても、安全な飛行が可能となるように
なされている。
次に、上記従来の装置を、第4乃至第9図を参
照して説明する。
第4図は現在航空機で使用されているデイレク
シヨナルジヤイロの一例の斜視図である。図示の
如く、このジヤイロでは、スピン軸100,10
0aが略々水平で高速回転しているジヤイロロー
タ101がそのスピン軸100,100aでジヤ
イロケースである水平環102によつて、回転自
在に支持されている。水平環102は、スピン軸
100,100aと直角な位置に、水平軸10
3,103aを有し、これ等水平軸103,10
3aが、垂直環104の対応する位置に固設され
た水平軸軸受105,105a(105aは図示
せず)に回動的に嵌合している。垂直環104
は、上記水平軸軸受105,105aと直交する
位置に、上下に突出する垂直軸106,106a
を有し、これ等垂直軸106,106aが、航空
機に固定される基台107Bの対応する位置に固
設された垂直軸軸受107,107a(107a
は図示せず)に回動的に嵌合する。上部の垂直軸
106aには、起立トルカ108と、コンパスカ
ード109とが取付けられる。下側の垂直軸10
6には、受信シンクロ110及び発信シンクロ1
11が取付けられる。
水平環102には、スピン軸100,100a
の水平面に対いする傾斜を検出する電解液レベル
112が取付けられる。電解液レベル112の出
力は、増幅器113を介して起立トルカ108に
フイードバツクされ、上記ジヤイロロータ101
のスピン軸100,100aを常に水平に保持す
る。このループを起立ループと称している。航空
機の機体の方位角を磁気的に検出するフラツクス
バルブ114の磁気方位出力は、受信シンクス1
10に送られ、ここで、磁気方位出力と、スピン
軸100,100aの方位、即ちジヤイロ方位と
の偏差信号を作り、この偏差信号を増幅器114
Aを介して、水平軸103に設けたスレーブトル
カ115にフイードバツクし、ジヤイロ方位を磁
気方位に一致させる。このループを方位拘束ルー
プと称する。機体の激しい運動下においては、ジ
ヤイロ方位を出力し、ジヤイロドリフトによる方
位角の誤差は、フラツクスバルブ114からの磁
気方位に拘束させ、精度を保持する。機体方位
は、垂直軸106aに取付けたコンパスカード1
09によつて読みとる。
第5図は、現在使用されている航空機の機体の
傾斜角(ロール角、ピツチ角)を検出する水平儀
の一例である。この例では、内部ジンバル132
は、その内部に、スピン軸131を略々垂直に保
持して高速で回転するジヤイロロータ130を内
蔵する。内部ジンバル132は、スピン軸131
と直交する水平の位置にピツチ軸133,133
aを有し、これ等ピツチ軸133,133aが外
部ジンバル135の対応位置に固設したピツチ軸
軸受134,134a(ピツチ軸軸受134は見
えない)に回動的に嵌合する。外部ジンバル13
5は、上記ピツチ軸134,134aと直交する
位置に、ロール軸136,136aを有し、これ
等ロール軸136,136aが、機体の首尾線方
向に取付けたロール基台138,138aに設け
たロール軸軸受137,137aに回動的に嵌合
する。内部ジンバル132は、スピン軸131の
ロール軸136,136aまわりの水平面に対す
る傾斜を検出するロール電解液レベル139及び
ピツチ軸133,133aまわりの傾斜を検出す
るピツチ電解液レベル142を有する。
ロール電解液レベル139の出力は、ロール増
幅器140を介してピツチ軸133に取付けたロ
ールトルカ141に、上記ロール電解液レベル1
39の出力がゼロとなるようにフイードバツクす
る。このループは、ロール起立系と称される。一
方、ピツチ電解液レベル142の出力は、ピツチ
増幅器143を介してロール軸136に取付けた
ピツチトルカ144にフイードバツクされ、スピ
ン軸131のピツチ軸133,133aまわりの
傾斜をゼロに保持する。このループは、ピツチ起
立系と称される。機体のロール角は、ロール軸1
36aに取付けたロール角発信器145より、
又、ピツチ角は、ピツチ軸133aに取付けたピ
ツチ角発信器146よりそれぞれ出力される。
第6図は、現在航空機で使用されている旋回計
の表示部を示す。基線151及び指針152を用
いて、第7図に示すジヤイロによつて、機体の旋
回角速度を表示する。表示部の下半分はバンク角
表示部154で、曲率を有する円環内に封入した
ボール155の位置により、バンク角を出力表示
する。
第7図は、上記旋回計の旋回角速度を検出する
レートジヤイロの部分を示す。ジヤイロロータ1
70を内蔵するジヤイロケース171が、ジヤイ
ロロータ170のスピン軸172の軸線XX′と直
交する位置に、出力軸173,173aを有し、
これ等出力軸173,173aが、機体に固定さ
れる基台174に固設した出力軸軸受175,1
75aに回動的に嵌合する。ジヤイロケース17
1と基台174との間には、復元バネ176、ダ
ンピングポツト177が設けられている。
出力軸軸線YY′及びスピン軸172の軸線
XX′の双方に直交する入力軸ZZ′まわりに旋回角
度Ωが印加されると、ジヤイロ作用により、旋回
角速度Ωに比例したトルクが、出力軸軸線YY′ま
わりに発生する。このトルクは、ジヤイロケース
171以内を、出力軸軸線YY′まわりに回転さ
せ、その変角に応じて復元バネ176によるトル
クが発生し、釣り合い状態を作る。即ち、入力角
速度Ωが出力軸軸線YY′まわりの回転角に変換さ
れたことになり、この変角を出力軸173aに取
付けた指針178(これは第6図の指針152に
対応する)により表示出力する。
第8図はフラツクスバルブコンパスと呼ばれる
磁気方位センサー7の一例を示す一部断面図であ
る。この例では、基台7−1の中心からユニバー
サルジヨイント7−2を介して磁気方位検出部7
−3を振子状に吊り下げる。ボウル7−4が基台
7−1の下面に取付けられ、磁気方位検出部7−
3に対する容器を構成する。この容器の内部にダ
ンピングオイル7−5を充填し、磁気方位検出部
7−3の振子運動を減衰させる。ユニバーサルジ
ヨイント7−2の作用により、航行体の傾斜に拘
わらず磁気方位検出部7−3は、常に水平に保持
され、傾斜による方位誤差の発生が防止できる。
第9図は磁気方位検出部7−3の斜視図であ
る。中心部には巻装したエキサイターコイル70
を交流電源にて励磁する。高透磁率材で作つた3
個の等角間隔を以てエキサイターコイル70に固
定したスポーク71−1,71−2,71−3に
巻装した3個のピツクアツプコイル72−1,7
2−2,72−3に航行体の方位に対応した交流
電圧が120゜の位相をもつて発生する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の装置は、機構的
に複雑で、且つ組立及び調整に熟練及び時間を必
要とし、コストが高いと同時に、ボールベアリン
グや、摺動電路等の摩耗部品がある為、定期的な
保守点検が必須であり、且つ振動、衝撃に弱い等
の問題点があつた。
又、磁気方位センサーは、その磁気方位検出部
をユニバーサルジヨイントで支持すると共に、そ
のダンピングのために、オイルが必要等で、大
型、大重量且つコスト高である。このため、磁気
方位検出部を直接航行体に取り付ければ小型化、
軽量化することができるが、航行体の傾斜により
地磁気の垂直成分を検出してしまうため、方位誤
差が大きくなる欠点がある。
従つて、本発明は、従来の装置の問題点を解決
した新規な姿勢検出装置を提供するものである 〔問題点を解決するための手段〕 本発明による姿勢検出装置は、航行体の主要3
軸にそれ等の入力軸が夫々一致するように航行体
に取り付けた3個のジヤイロ1,2,3及び3個
の加速度計4,5,6、1個の磁気センサー7
A、上述3個のジヤイロ、3個の加速度計及び1
個の磁気センサーの出力を入力とする信号変換部
8、この信号変換部の出力を入力とする演算部
9、この演算部の出力を入力とし、外部へ姿勢信
号を出力する信号出力部10を有し、上記磁気方
位センサーの磁気方位検出部7−3を直接航行体
に取付けると共に、磁気方位センサーの傾斜に起
因する誤差を修正するための傾斜誤差演算部60
を設け、CTM演算部から得られる航行体の方位
角、ロール角、ピツチ角と傾斜誤差修正演算部に
設けた地磁気の水平成分及び垂直成分の値から磁
気方位センサーの方位誤差を演算し、修正する。
〔作 用〕
航行体の主要3軸方向にそれぞれの入力軸を一
致させて取付けた3個のジヤイロ12,3の出力
を、バイアス修正器50,51,52を介して座
標変換マトリクス(CTM)演算部53に入力し、
CTMを演算させる。上記ジヤイロ1,2,3の
入力軸とそれ等の入手軸が平行となるように機体
に取付けた3個の加速度計4,5,6の出力と、
上述CTM信号とから水平成分演算部54におい
て、重力加速度の水平成分α,βを演算する。
CTMが正しければ、水平成分α,βはゼロであ
るが、CTMに誤差があると、水平成分α,βは
有限の値となるため、起立トルク演算部56にお
いてCTMが正しい値になるような東西方向及び
南北方向のトルキング信号ET1,ET2に変換し
て、CTM演算部53に送る。
一方、CTM演算部53内の方位角信号ASと、
磁気方位センサー7Aからの磁気方位信号MAS
を傾斜誤差修正演算部60を通じて傾斜誤差を修
正した磁気方位信号MASIとを、方位拘束トルク
演算部57において、比較演算等を行い、方位軸
まわりのトルキング信号を作り、これを両者の差
がなくなるようにCTM演算部53にフイードバ
ツクする。
一方、ジヤイロにドリフトがあると、起立トル
ク演算部56及び方位拘束トルク演算部57の出
力は、ゼロとはならず、ジヤイロドリフトに対応
した有限な値をもつ。これ等の出力信号を、ジヤ
イロバイアス演算部58にCTM信号と共に入力
し、演算したバイアス修正信号を各ジヤイロのバ
イアス修正器50,51,52に入力し、ジヤイ
ロドリフトがゼロとなるように修正する。
CTM演算部53からの航行体のロール角、ピ
ツチ角、方位角、バイアス修正器50,51,5
2からの航行体の角速度及びY加速度計5からの
横すべり信号を、それぞれ出力する。航行体が旋
回、増減速度等の加速度運動を行つている時は、
起立トルク演算部56への入力をカツトオフし、
加速度の影響を削除する。他のセンサーから速度
信号が得られるときにはこれと、CTM信号とを
加速度修正演算部55へ供給し、加速度の影響を
とり除く。
〔実施例〕
以下、第1及び第2図を参照して、本発明の一
実施例を説明する。
第1図は本発明の姿勢検出装置の1例の全体を
示すブロツク図である。同図の例では、例えば振
動ジヤイロ、ガスレートジヤイロ等の非回転型の
ジヤイロより成るXジヤイロ1、Yジヤイロ2、
Zジヤイロ3と、X加速度計4、Y加速度計5、
Z加速度計6と、ジンバルを持たない磁気方位セ
ンサー7Aとを、航行体(図示せず)の主要直交
3軸、即ちX,Y,Z軸に、それぞれの入力軸が
一致するように取付ける(矢印参照)。これ等よ
りの出力信号を、信号変換部8を介して演算部9
に入力する。演算部9において、座標変換マトリ
クスCTMの演算、ジヤイロドリフト修正演算、
加速度修正演算等を実施した後、航行体の制御、
運航に必要なロール角、ピツチ角、方位角、X,
Y,Z角速度、バンク角、スベリ角等の信号を、
信号出力部10を介して送出する。
第2図は第1図の演算部9の一例の構成を示す
ブロツク図である。第1図に示す信号変換部8か
らのX,Y及びZジヤイロ1,2及び3よりのジ
ヤイロ信号XG,YG及びZGを、夫々バイアス修
正器50,51,52を介してXレート、Yレー
ト及びZレートとして第1図に示す信号出力部1
0に供給すると共に、CTM(座標変換マトリク
ス)演算部53に入力し、CTMを演算する。
一方、第1図に示す信号変換部8からのX,
Y,Z及びZ加速度計4,5及び6よりの加速度
信号XA,YA及びZAは、CTM演算部53から
のCTM信号CSと共に、水平成分演算部54に入
力され、そこで、東西、南北両方向の加速度の水
平成分α,βを算出する。水平成分α,βは、機
体の加速度計よりの速度信号SSと共に、加速度
修正演算部55に入力され、そこで、航行体の運
動加速度の成分を除いた後、起立トルク演算部5
6に入力し、起立トルク演算を行つた後、CTM
演算部53に入力して、水平成分α,βがゼロと
なるようにCTMをトルキングする。
CTM演算部53からの方位角信号ASと、傾斜
誤差修正演算部60からの磁気方位信号MAS1
とは、方位拘束トルク演算部57に供給され、そ
こにおいて、比較演算拘束トルク演算を行い、そ
の出力トルキングTSを上記CTM演算部53にフ
イードバツクし、CTMを主として方位軸まわり
にトルキングすることにより、CTM方位を磁気
方位に拘束させる。傾斜誤差修正演算部60は、
CTM演算部53から得られる航行体の方位角、
ロール角、ピツチ角と傾斜誤差修正演算部内に設
けた地磁気の水平成分及び垂直成分の値とから下
記の式(1)に示す磁気方位センサの方位誤差を演算
し、磁気方位センサーの傾斜に起因する誤差を修
正する。
Δφ=Hhcosφ{sinφ(cosθ−cosφ)+cosφ・sinθ
sinψ}/Hh(sin2φcosθ+cos2φcosφ+cosφsinφs
inθsinψ) −Hv(sinφSinθ−cosφcosθsinψ)/
…(1) ここで、φ:航行体の方位角 θ:航行体のピツチ角 φ:航行体のロール角 Hh:地磁気の水平成分 Hv:地磁気の垂直成分 Δφ:磁気方位センサーの方位誤差 傾斜誤差修正演算部は、上記の式(1)で得られた
方位誤差Δφを磁気方位センサーの出力信号MAS
に加算し、誤差を修正する。
尚、式(1)において、航行体のロール角、ピツチ
角が小さい時は、演算を簡単化するために、次の
式(2)を使用してもよい。
Δφ=Hhθ・cos2φ−Hv(φsinφ−φcosφ)
/Hh(1+θφcosφsinφ)…(2) 更に、航行体のロール角、ピツチ角が微小の時
は、式(2)の代わりに次の式(3)を使用してもよい。
Δφ=θφcos2φ−Hv/Hh(θsinφ−φcosφ) …(3) この式(3)において、Hv/Hh=tan(伏角)であ
り、この時は地磁気の水平成分及び垂直成分の値
を傾斜誤差修正演算部に設ける代わりに伏角の値
を設けるようにしてもよい。
方位拘束トルク演算部57及び起立トルク演算
部56の出力は、CTM演算部53のCTM信号
CSと共に、ジヤイロバイアス演算部58に入力
され、そこで、X,Y,Zジヤイロ1,2,3の
各バイアス修正信号を演算し、その出力即ち、バ
イアス修正信号BCを、バイアス修正器50,5
1,52に送出する。
尚、所望の精度の速度信号SSが得られないと
きには、磁気方位信号MAS或いは、X,Y,Z
加速度信号XA,YA,ZA等から作つたカツトオ
フ信号COSを加速度修正演算55に供給し、加
速度作用時に、起立トルク演算部56への入力を
カツトオフするようになしても良い。
第3図は、本発明による磁気方位センサー7A
の断面図である。同図に於て、7A−1は箱体
で、その内部に第8及び第9図に示すと同様な磁
気方位検出部7−3を有する。7A−2は箱体7
A−1のカバー、7A−3はリード線で、箱体7
A−1及びカバー7A−2内に配設されている磁
気方位検出部7−3に電力を供給すると共に、そ
れより磁気方位信号を取り出すに供する。
航行体の主要3軸方向に入力軸を一致させて取
付けた3個のX,Y,Zジヤイロ1,2,3の出
力信号XG,YG,ZGをバイアス修正器50,5
1,52を介して座標変換マトリクス(CTM)
を演算するCTM演算部53に入力し、CTMを演
算させる。上記ジヤイロの入力軸とその入力軸が
平行となるように機体に取付けた3個のX,Y,
Z加速度計4,5,6の出力と、上記CTM信号
CSとから水平成分演算部54において、重力加
速度の水平成分α,βを演算する。CTMが正し
ければ、水平成分α,βはゼロであるが、CTM
に誤差があると、水平成分α,βは、有限の値と
なるため、起立トルク演算部56において、
CTMが正しい値になるようなトルキング信号に
変換して、CTM演算部53に送り、これを正し
い方向を向くように回転させる。
一方、CTM演算部53よりの方位角信号AS
と、磁気方位センサー7Aからの磁気方位信号
MASとを、方位拘束トルク演算部57において、
比較演算等を行い、方位軸まわりのトルキング信
号を作り、これを両者の差がなくなるように
CTM演算部53にフイードバツクする。
一方、ジヤイロドリフトがあると、起立トルク
演算部56の出力ET1,ET2及び方位拘束トル
ク演算部57の出力ATはゼロとならず、ジヤイ
ロドリフトに対応した有限な値をもつ。これ等の
信号をジヤイロバイアス演算部58にCTM信号
CSと共に入力し、演算したバイアス修正信号BC
を、各ジヤイロ1,2,3のバイアス修正器5
0,51,52に入力し、ジヤイロドリフトがゼ
ロとなるように修正する。
CTM演算部53からの航行体のロール角、ピ
ツチ角、方位角、バイアス修正器50,51,5
2からの航行体の角速度、Xレート、Yレート、
Zレート及びY加速度計5からの横すべり信号
LSを、それぞれ出力する。
航行体が旋回、増減速等の加速度運動を行つて
いるときは、起立トルク演算部56への入力をカ
ツトオフし、加速度の影響を削除する。図示せず
も、他のセンサーから速度信号SS等が得られる
ときには、これと、CTM信号CSとを加速度修正
演算部55へ供給し、加速度の影響をとり除く。
〔発明の効果〕
本発明では、従来のレートジヤイロ、水平儀及
びデイレクシヨナルジヤイロを、3個のジヤイロ
及び3個の加速度計で置きかえた為、従来装置の
ジンバル、発信器、トルカ及び起立装置等の複雑
な素子が不要となり、簡単且つ低価格な姿勢検出
装置が得られる。
又、ジヤイロに振動ジヤイロ、ガスレートジヤ
イロ等の非回転型のものを用いることにより、軸
受やスリツプリング等を必要とする部品がなくな
るため、本発明の姿勢検出装置は、長寿命且つ殆
ど保守不要の装置となる。
更に、軸受、シンクロ発信器、トルカ等の部品
がないため、装置の組立てに熟練を必要としな
い。
加えて、ジヤイロバイアス演算部を設け、ジヤ
イロバイアスをシステム内で補正するようにした
ことにより、安価な振動ジヤイロやガレートジヤ
イロを使用しても、良好なシステム性能を確保で
きる。
またユニバーサルジヨイントのない磁気方位セ
ンサーを用いると共に、傾斜誤差修正演算部を設
け、傾斜に起因する方位誤差を修正するように構
成したので、装置が小型、軽量、高精度となり、
価格も低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の姿勢検出装置のシステム構成
図、第2図は第1図における演算部9のブロツク
図、第3図は本発明の磁気方位センサーの断面
図、第4図は従来のデイレクシヨナルジヤイロの
斜視図、第5図は従来の水平儀の斜視図、第6図
は従来の旋回計の表示部の正面図、第7図はその
旋回計を構成するレートジヤイロの斜視図、第8
図は従来の磁気方位センサーの一部断面図、第9
図はその磁気方位検出部の斜視図である。 図において1,2,3はジヤイロ、4,5,6
は加速度計、7Aは磁気方位センサー、8は信号
変換部、9は演算部、10は信号出力部、50,
51,52はバイアス修正器、53はCTM演算
部、54は水平成分演算部、56は起立トルク演
算部、57は方位拘束トルク演算部、58はジヤ
イロバイアス演算部、60は傾斜誤差修正演算部
をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 航行体の主要3軸方向にそれらの入力軸がそ
    れぞれ一致するように航行体に取り付けた3個の
    ジヤイロ及び3個の加速度計と、1個の磁気方位
    センサーと、上記3個のジヤイロ及び3個の加速
    度計及び1個の磁気方位センサーの出力を入力と
    する演算部と、該演算部の出力を入力とし外部に
    姿勢信号を出力する信号出力部とを含む姿勢検出
    装置において、 上記磁気方位センサーの磁気方位検出部を直接
    航行体に取り付け、上記演算部に座標変換マトリ
    クスを演算する座標変換マトリクス演算部と上記
    磁気方位センサーの傾斜に起因する方位誤差を修
    正するための傾斜誤差修正演算部とを設け、上記
    座標変換マトリクス演算部から得られる航行体の
    方位角、ロール角、ピツチ角と上記傾斜誤差修正
    演算部に設けられた地磁気の水平成分及び垂直成
    分の値とから上記磁気方位センサーの傾斜に起因
    する方位誤差を演算して修正するように構成され
    た姿勢検出装置。
JP29808686A 1985-12-28 1986-12-15 姿勢検出装置 Granted JPS63150622A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29808686A JPS63150622A (ja) 1986-12-15 1986-12-15 姿勢検出装置
US07/121,873 US4831544A (en) 1985-12-28 1987-11-17 Attitude and heading reference detecting apparatus

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