JPH05343779A - 磁気パルス圧縮回路 - Google Patents
磁気パルス圧縮回路Info
- Publication number
- JPH05343779A JPH05343779A JP17147392A JP17147392A JPH05343779A JP H05343779 A JPH05343779 A JP H05343779A JP 17147392 A JP17147392 A JP 17147392A JP 17147392 A JP17147392 A JP 17147392A JP H05343779 A JPH05343779 A JP H05343779A
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- JP
- Japan
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- terminal
- reset
- ring
- winding
- saturable reactor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、リング状鉄心の分割数を多くして
もリセット電流の引出し線の数が多くならず小形で安価
な磁気パルス圧縮回路を提供することを目的とする。 【構成】 二重同心円筒状のタンク10に収納される複
数個のリング状鉄心C1,C2,C3と、絶縁カバ―2
0に取付けられた複数個の端子R1,R2,R3と1個
の共通端子R0と、それぞれの一端が共通に前記共通端
子に接続されそれぞれの他端が各別に前記N個の端子に
それぞれ接続されるN本のリセット巻線RW1,RW
2,RW3と、一端が前記共通端子R0に接続され他端
がそれぞれ前記N個の端子に接続されるリセット電源と
ブロッキングリアクトルから成るN個の直列回路から成
り、前記リング状鉄心C1,C2,C3をリセット出来
るようにしたことを特徴とする磁気パルス圧縮回路。
もリセット電流の引出し線の数が多くならず小形で安価
な磁気パルス圧縮回路を提供することを目的とする。 【構成】 二重同心円筒状のタンク10に収納される複
数個のリング状鉄心C1,C2,C3と、絶縁カバ―2
0に取付けられた複数個の端子R1,R2,R3と1個
の共通端子R0と、それぞれの一端が共通に前記共通端
子に接続されそれぞれの他端が各別に前記N個の端子に
それぞれ接続されるN本のリセット巻線RW1,RW
2,RW3と、一端が前記共通端子R0に接続され他端
がそれぞれ前記N個の端子に接続されるリセット電源と
ブロッキングリアクトルから成るN個の直列回路から成
り、前記リング状鉄心C1,C2,C3をリセット出来
るようにしたことを特徴とする磁気パルス圧縮回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電励起レ―ザ装置の
励起用電源に使用される磁気パルス圧縮回路に関する。
励起用電源に使用される磁気パルス圧縮回路に関する。
【0002】
【従来の技術】放電励起レ―ザ装置に使われるパルス電
源では、しばじは励起電流の立上がりを100ns以下と
いう超高速が要求され、その要求に答えるために磁気パ
ルス圧縮回路が良く用いられている。磁気パルス圧縮回
路とは磁性体の非線形性を利用した装置で鉄心入りのリ
アクトルの非飽和時の大きなインダクタンスと飽和時の
低インダクタンスという性質の違いを利用し、高速のス
イッチとして用いるものである。ところが、磁器パルス
圧縮回路のスイッチの動作点は入力される電圧の高さと
波形によって決り、入力電圧を大きく変えると正常に動
作しなくなという欠点がある。その為にレ―ザ等の装置
において調整の電圧を可変にして動作させようとすると
きはその都度、磁気パルス圧縮回路を作り直さなければ
ならなかった。この欠点を解消するために例えば特開平
3―142980号のような回路が提案されている。
源では、しばじは励起電流の立上がりを100ns以下と
いう超高速が要求され、その要求に答えるために磁気パ
ルス圧縮回路が良く用いられている。磁気パルス圧縮回
路とは磁性体の非線形性を利用した装置で鉄心入りのリ
アクトルの非飽和時の大きなインダクタンスと飽和時の
低インダクタンスという性質の違いを利用し、高速のス
イッチとして用いるものである。ところが、磁器パルス
圧縮回路のスイッチの動作点は入力される電圧の高さと
波形によって決り、入力電圧を大きく変えると正常に動
作しなくなという欠点がある。その為にレ―ザ等の装置
において調整の電圧を可変にして動作させようとすると
きはその都度、磁気パルス圧縮回路を作り直さなければ
ならなかった。この欠点を解消するために例えば特開平
3―142980号のような回路が提案されている。
【0003】図3は上記の特開平3―142980号公
報に記載されている回路を簡略に示したものである。こ
の回路によれば、一般の磁気スイッチは3個の可飽和リ
アクトルSR1,SR2,SR3に分割して構成され可
飽和リアクトルSR1,SR2,SR3にはそれぞれR
W1,RW2,RW3というリセット巻線が巻回され更
にリセット巻線RW1にはスイッチSW1と直流電源P
S1が、又、リセット巻線RW2にはスイッチSW2と
直流電源PS2が、更に、リセット巻線RW3にはスイ
ッチSW3と直流電源PS3がそれぞれ直列に接続され
ている。このように構成するとスイッチSW1,SW
2,SW3の切換えにより一つの可飽和リアクトルにだ
けリセット電流を選択的に流すことができ実質的に小さ
な可飽和リアクトルと同等の性能が得られるので入力電
圧を小さくしても正常な回路動作が行われる。
報に記載されている回路を簡略に示したものである。こ
の回路によれば、一般の磁気スイッチは3個の可飽和リ
アクトルSR1,SR2,SR3に分割して構成され可
飽和リアクトルSR1,SR2,SR3にはそれぞれR
W1,RW2,RW3というリセット巻線が巻回され更
にリセット巻線RW1にはスイッチSW1と直流電源P
S1が、又、リセット巻線RW2にはスイッチSW2と
直流電源PS2が、更に、リセット巻線RW3にはスイ
ッチSW3と直流電源PS3がそれぞれ直列に接続され
ている。このように構成するとスイッチSW1,SW
2,SW3の切換えにより一つの可飽和リアクトルにだ
けリセット電流を選択的に流すことができ実質的に小さ
な可飽和リアクトルと同等の性能が得られるので入力電
圧を小さくしても正常な回路動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の従来の
ものでは可飽和リアクトルの分割数を多くしてより滑ら
かに動作電圧を変化させようとすると次のような欠点が
ある。即ち、従来のものでは一つの可飽和リアクトルに
対して2本のリセット電流通電用の引出し線が必要にな
るので、n分割すると2n本の引出し線が必要になる。
ところが、一般に可飽和リアクトルは冷却と絶縁のた
め、絶縁油で満されたタンクに封入されているのが普通
である。従って、リセット電流引き出しのためには前記
タンクにフランジ等を設けてブッシングなどを通じて外
部の電源に接続する必要があり、リアクトルの分割数が
多くなった場合、2n本もの電流引出し線を設けるのは
引出し線相互及びタンクとの間の絶縁も考慮すると困難
になる。そのため、絶縁距離を確保しようとするとタン
ク外形が大きくなり、コストも増大する等の弊害が発生
する。
ものでは可飽和リアクトルの分割数を多くしてより滑ら
かに動作電圧を変化させようとすると次のような欠点が
ある。即ち、従来のものでは一つの可飽和リアクトルに
対して2本のリセット電流通電用の引出し線が必要にな
るので、n分割すると2n本の引出し線が必要になる。
ところが、一般に可飽和リアクトルは冷却と絶縁のた
め、絶縁油で満されたタンクに封入されているのが普通
である。従って、リセット電流引き出しのためには前記
タンクにフランジ等を設けてブッシングなどを通じて外
部の電源に接続する必要があり、リアクトルの分割数が
多くなった場合、2n本もの電流引出し線を設けるのは
引出し線相互及びタンクとの間の絶縁も考慮すると困難
になる。そのため、絶縁距離を確保しようとするとタン
ク外形が大きくなり、コストも増大する等の弊害が発生
する。
【0005】又、前記の特開平3―142980号公報
ではこの問題を解消するような例として図4のようにリ
セット巻線RW1,RW2,RW3を直列接続してスイ
ッチSW1,SW2,SW3により切換えるような方法
も示されているがこの場合、3つのリセット巻線RW
1,RW2,RW3のリセット電流を独立に変化される
ことができないため磁気パルス圧縮回路の動作電圧を自
由に変更できないという新たな問題が発生する。
ではこの問題を解消するような例として図4のようにリ
セット巻線RW1,RW2,RW3を直列接続してスイ
ッチSW1,SW2,SW3により切換えるような方法
も示されているがこの場合、3つのリセット巻線RW
1,RW2,RW3のリセット電流を独立に変化される
ことができないため磁気パルス圧縮回路の動作電圧を自
由に変更できないという新たな問題が発生する。
【0006】本発明は以上のような従来の磁気パルス圧
縮回路の欠点を除去するためになされたもで、磁気パル
ス圧縮回路の動作電圧が滑らかに変化するように分割数
を多くしてもリセット電流の引出し線の数が多くなら
ず、小形で安価な磁気パルス圧縮回路を提供することを
目的とする。
縮回路の欠点を除去するためになされたもで、磁気パル
ス圧縮回路の動作電圧が滑らかに変化するように分割数
を多くしてもリセット電流の引出し線の数が多くなら
ず、小形で安価な磁気パルス圧縮回路を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、複数個(N個)のリング状鉄心が二重同心
円筒状のタンクの中心円筒部を貫通して収納され、タン
ク内部と外気とを遮断する絶縁カバ―を備えた可飽和リ
アクトルを有する磁気パルス圧縮回路において、前記絶
縁カバ―を貫通して設けられるN個の端子と1個の共通
端子と、それぞれの一端が共通に前記共通端子に接続さ
れそれぞれの他端が各別に前記N個の端子にそれぞれ接
続されるN本のリセット巻線と、一端が前記共通端子に
接続され他端がそれぞれ前記N個の端子に接続されるリ
セット電源とブロッキングリアクトルから成るN個の直
列回路から成り、前記第1のリセット巻線は前記N個の
リング状鉄心の全てを囲うように配置し、前記第2のリ
セット巻線は前記(N−1)個の前記リング状鉄心を囲
うように配置し、前記第Nのリセット巻線は第1の前記
リング状鉄心を囲うように配置して、前記リング状鉄心
をリセット出来るようにしたことを特徴とするものであ
る。
するために、複数個(N個)のリング状鉄心が二重同心
円筒状のタンクの中心円筒部を貫通して収納され、タン
ク内部と外気とを遮断する絶縁カバ―を備えた可飽和リ
アクトルを有する磁気パルス圧縮回路において、前記絶
縁カバ―を貫通して設けられるN個の端子と1個の共通
端子と、それぞれの一端が共通に前記共通端子に接続さ
れそれぞれの他端が各別に前記N個の端子にそれぞれ接
続されるN本のリセット巻線と、一端が前記共通端子に
接続され他端がそれぞれ前記N個の端子に接続されるリ
セット電源とブロッキングリアクトルから成るN個の直
列回路から成り、前記第1のリセット巻線は前記N個の
リング状鉄心の全てを囲うように配置し、前記第2のリ
セット巻線は前記(N−1)個の前記リング状鉄心を囲
うように配置し、前記第Nのリセット巻線は第1の前記
リング状鉄心を囲うように配置して、前記リング状鉄心
をリセット出来るようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】前述のように構成することにより、N個の鉄心
を備えた可飽和リアクトルを使用する場合、従来リセッ
ト電流用の引出し線が2N本必要であったのに対し、本
発明によれば(N+1)だけで良く、従来より(N−
1)本だけ減らすことが出来るため、小形化を図ること
ができる。
を備えた可飽和リアクトルを使用する場合、従来リセッ
ト電流用の引出し線が2N本必要であったのに対し、本
発明によれば(N+1)だけで良く、従来より(N−
1)本だけ減らすことが出来るため、小形化を図ること
ができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1の回路図を参照
して説明する。本発明でば可飽和リアクトルSR1乃至
SR3を3分割しているのは従来例と同様である。可飽
和リアクトル全体の入力端子Aは入力コンデンサCに接
続され、出力端子Bは負荷ZL 及び放電安定化リアクト
ルLに接続される。又、各可飽和リアクトルには3種類
のリセット巻線RW1,RW2,RW3が巻回される。
リセット巻線RW1は可飽和リアクトルSR1乃至SR
3の全てをリセットするように巻回され、リセット巻線
RW2は可飽和リアクトルSR2と可飽和リアクトルS
R3をリセットするように巻回され、更にリセット巻線
RW3は可飽和リアクトルSR3のみをリセットするよ
うに巻回される。各リセット巻線RW1,RW2,RW
3の端子の内の片方は共通に接続されて端子R0を通じ
て接地される。又もう一方の端子にはそれぞれ端子R
1,R2,R3を通じてブロッキングリアクトルLB1
とリセット電源1、ブロッキングリアクトルLB2とリ
セット電源2、ブロッキングリアクトルLB3とリセッ
ト電源3の直列回路が接続される。
して説明する。本発明でば可飽和リアクトルSR1乃至
SR3を3分割しているのは従来例と同様である。可飽
和リアクトル全体の入力端子Aは入力コンデンサCに接
続され、出力端子Bは負荷ZL 及び放電安定化リアクト
ルLに接続される。又、各可飽和リアクトルには3種類
のリセット巻線RW1,RW2,RW3が巻回される。
リセット巻線RW1は可飽和リアクトルSR1乃至SR
3の全てをリセットするように巻回され、リセット巻線
RW2は可飽和リアクトルSR2と可飽和リアクトルS
R3をリセットするように巻回され、更にリセット巻線
RW3は可飽和リアクトルSR3のみをリセットするよ
うに巻回される。各リセット巻線RW1,RW2,RW
3の端子の内の片方は共通に接続されて端子R0を通じ
て接地される。又もう一方の端子にはそれぞれ端子R
1,R2,R3を通じてブロッキングリアクトルLB1
とリセット電源1、ブロッキングリアクトルLB2とリ
セット電源2、ブロッキングリアクトルLB3とリセッ
ト電源3の直列回路が接続される。
【0010】図2は、図1の磁気パルス圧縮回路の断面
図である。C1乃至C2はそれぞれリング状の鉄心であ
り、二重同心円筒状のタンク10に封入されている。こ
の二重同心円筒状のタンク10は導体でできており、可
飽和リアクトルの巻線を兼ねている。更に、中心円筒と
外側のフランジ部はそれぞれ可飽和リアクトルの端子A
と端子Bとなり通常は端子Aから端子Bの方向へ矢印の
ように電流が流れる。又、タンク内に封入される絶縁油
(図示せず)が外部に洩れることを防ぐため絶縁物でで
きたカバ―20が取付けられている。前記絶縁カバ―2
0には端子R0乃至R3が貫通して取付けられ、タンク
内では端子R1からでたリ―ド線は鉄心C1から鉄心C
3の全てを巻回して端子R0に接続され、端子R2から
でたリ―ド線は鉄心C2と鉄心C3を巻回して端子R0
に接続され、端子R3からでたリ―ド線は鉄心C3のみ
を巻回して端子R0に接続される。
図である。C1乃至C2はそれぞれリング状の鉄心であ
り、二重同心円筒状のタンク10に封入されている。こ
の二重同心円筒状のタンク10は導体でできており、可
飽和リアクトルの巻線を兼ねている。更に、中心円筒と
外側のフランジ部はそれぞれ可飽和リアクトルの端子A
と端子Bとなり通常は端子Aから端子Bの方向へ矢印の
ように電流が流れる。又、タンク内に封入される絶縁油
(図示せず)が外部に洩れることを防ぐため絶縁物でで
きたカバ―20が取付けられている。前記絶縁カバ―2
0には端子R0乃至R3が貫通して取付けられ、タンク
内では端子R1からでたリ―ド線は鉄心C1から鉄心C
3の全てを巻回して端子R0に接続され、端子R2から
でたリ―ド線は鉄心C2と鉄心C3を巻回して端子R0
に接続され、端子R3からでたリ―ド線は鉄心C3のみ
を巻回して端子R0に接続される。
【0011】前述のように構成した実施例では可飽和リ
アクトルのリセットは次のように行われる。
アクトルのリセットは次のように行われる。
【0012】即ち、リセット電源1の電流は、リセット
電源1,リセット巻線RW1,ブロッキングリアクトル
LB1,リセット電源1の経路で流れて可飽和リアクト
ルSR1,SR2,SR3の全てのリセットに寄与す
る。同様にリセット電源2の電流はリセット電源2,リ
セット巻線RW2,ブロッキングリアクトルLB2,リ
セット電源2の経路で流れて可飽和リアクトルSR2,
SR3のリセットに寄与する。又、リセット電源3の電
流はリセット電源3,リセット巻線RW3,ブロッキン
グリアクトルLB3,リセット電源3の経路で流れて可
飽和リアクトルSR3のリセットに寄与する。又、各リ
セット巻線RW1,RW2,RW3の巻回数は全て1タ
―ンであることから単位電流当りの各リセット巻線の起
磁力は同一である。以上の関係から各可飽和リアクトル
SR1,SR2,SR3をリセットするアンペアタ―ン
と、各電流源の電流の関係は次のように表すことができ
る。
電源1,リセット巻線RW1,ブロッキングリアクトル
LB1,リセット電源1の経路で流れて可飽和リアクト
ルSR1,SR2,SR3の全てのリセットに寄与す
る。同様にリセット電源2の電流はリセット電源2,リ
セット巻線RW2,ブロッキングリアクトルLB2,リ
セット電源2の経路で流れて可飽和リアクトルSR2,
SR3のリセットに寄与する。又、リセット電源3の電
流はリセット電源3,リセット巻線RW3,ブロッキン
グリアクトルLB3,リセット電源3の経路で流れて可
飽和リアクトルSR3のリセットに寄与する。又、各リ
セット巻線RW1,RW2,RW3の巻回数は全て1タ
―ンであることから単位電流当りの各リセット巻線の起
磁力は同一である。以上の関係から各可飽和リアクトル
SR1,SR2,SR3をリセットするアンペアタ―ン
と、各電流源の電流の関係は次のように表すことができ
る。
【0013】 IR1=I1 ……(1) IR2=I1+I2 ……(2) IR3=I1+I2+I3 ……(3) ここで、IR1乃至IR3はそれぞれ可飽和リアクトル
SR1,SR2,SR3をリセットするアンペアタ―
ン、I1乃至I3はそれぞれリセット電源1,リセット
電源2,リセット電源3に流れる電流である。ここでI
1、I2、I3を未知数と考えると、(1)(2)
(3)式は未知数が3つの連立方程式と考えることがで
きる。未知数と方程式の数が等しく、しかもこれらは明
らかに独立であるから、任意のIR1,IR2,IR3
に対して必ず解が存在する。即ち、3つのリセット電源
1,2,3の電流を制御することによって各可飽和リア
クトルSR1,SR2,SR3のリセット値を自由に設
定することができ、可飽和リアクトルSR1,SR2,
SR3の動作電圧を可変にすることができる。しかも図
2から解るようにリセット電流の引出し線は4本でよ
い。
SR1,SR2,SR3をリセットするアンペアタ―
ン、I1乃至I3はそれぞれリセット電源1,リセット
電源2,リセット電源3に流れる電流である。ここでI
1、I2、I3を未知数と考えると、(1)(2)
(3)式は未知数が3つの連立方程式と考えることがで
きる。未知数と方程式の数が等しく、しかもこれらは明
らかに独立であるから、任意のIR1,IR2,IR3
に対して必ず解が存在する。即ち、3つのリセット電源
1,2,3の電流を制御することによって各可飽和リア
クトルSR1,SR2,SR3のリセット値を自由に設
定することができ、可飽和リアクトルSR1,SR2,
SR3の動作電圧を可変にすることができる。しかも図
2から解るようにリセット電流の引出し線は4本でよ
い。
【0014】ここでは説明を簡単にするために、リアク
トルの分割数を3個で説明してが一般的にN個に分割し
た場合リセット電流の引出し線が(N+1)本になるの
は明らかである。
トルの分割数を3個で説明してが一般的にN個に分割し
た場合リセット電流の引出し線が(N+1)本になるの
は明らかである。
【0015】以上説明のように前記実施例によれば、可
飽和リアクトルを複数個のリング状鉄心に分割し、リセ
ット巻線をその磁束が全てのリング状鉄心を通るものか
ら1つのリング状鉄心を通るものまでN個に分けて設
け、各リセット巻線の片側の端子は共通に接続して接地
し他の端子には各々独立して制御できる電流源を接続し
たので少ないリセット電流引出し線で可飽和リアクトル
の動作電圧を可変にできる。
飽和リアクトルを複数個のリング状鉄心に分割し、リセ
ット巻線をその磁束が全てのリング状鉄心を通るものか
ら1つのリング状鉄心を通るものまでN個に分けて設
け、各リセット巻線の片側の端子は共通に接続して接地
し他の端子には各々独立して制御できる電流源を接続し
たので少ないリセット電流引出し線で可飽和リアクトル
の動作電圧を可変にできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
セット電流の引出し線を少なくして可飽和リアクトルの
動作電圧を可変にできるので小形で安価な磁気パルス圧
縮回路を得るこができる。
セット電流の引出し線を少なくして可飽和リアクトルの
動作電圧を可変にできるので小形で安価な磁気パルス圧
縮回路を得るこができる。
【図1】本発明の一実施例を示す磁気パルス圧縮回路を
用いた回路図。
用いた回路図。
【図2】本発明の一実施例を示す磁気パルス圧縮回路の
断面図。
断面図。
【図3】従来の磁気パルス圧縮回路の回路図。
【図4】従来の磁気パルス圧縮回路の別の例を示す回路
図。
図。
1,2,3 ……可変直流電流源 LB1,LB2,LB3 ……ブロッキングリアクト
ル SR1,SR2,SR3 ……可飽和リアクトル C1,C2,C3 ……可飽和鉄心 RW1,RW2,RW3 ……リセット巻線 10 ……タンク 20 ……絶縁カバ―
ル SR1,SR2,SR3 ……可飽和リアクトル C1,C2,C3 ……可飽和鉄心 RW1,RW2,RW3 ……リセット巻線 10 ……タンク 20 ……絶縁カバ―
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個(N個)のリング状鉄心が二
重同心円筒状のタンクの中心円筒部を貫通して収納さ
れ、タンク内部と外気とを遮断する絶縁カバ―を備えた
可飽和リアクトルを有する磁気パルス圧縮回路におい
て、前記絶縁カバ―を貫通して設けられるN個の端子と
1個の共通端子と、それぞれの一端が共通に前記共通端
子に接続されそれぞれの他端が各別に前記N個の端子に
それぞれ接続されるN本のリセット巻線と、一端が前記
共通端子に接続され他端がそれぞれ前記N個の端子に接
続されるリセット電源とブロッキングリアクトルから成
るN個の直列回路から成り、前記第1のリセット巻線は
前記N個のリング状鉄心の全てを囲うように配置し、前
記第2のリセット巻線は前記(N−1)個の前記リング
状鉄心を囲うように配置し、前記第Nのリセット巻線は
第1の前記リング状鉄心を囲うように配置して、前記リ
ング状鉄心をリセット出来るようにしたことを特徴とす
る磁気パルス圧縮回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17147392A JPH05343779A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 磁気パルス圧縮回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17147392A JPH05343779A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 磁気パルス圧縮回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343779A true JPH05343779A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15923761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17147392A Pending JPH05343779A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 磁気パルス圧縮回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05343779A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4830929A (en) * | 1985-12-09 | 1989-05-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Molded wooden products |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP17147392A patent/JPH05343779A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4830929A (en) * | 1985-12-09 | 1989-05-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Molded wooden products |
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