JPH05342804A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JPH05342804A JPH05342804A JP14525792A JP14525792A JPH05342804A JP H05342804 A JPH05342804 A JP H05342804A JP 14525792 A JP14525792 A JP 14525792A JP 14525792 A JP14525792 A JP 14525792A JP H05342804 A JPH05342804 A JP H05342804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- tape cassette
- cassette
- tape
- cassette body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のテープカセットにおける蓋を全開とし
たときに蓋構造のカセット本体外への占有空間が大きく
なる問題を解決し、蓋全開時でもカセット本体の開口部
の上部空間を確保しながら蓋構造の外部への占有空間を
小さくし、蓋の回動に必要な力を抑えたテープカセット
を提供することを目的とする。 【構成】 一組のリールを収納し側面の案内溝および上
面の案内面を設けたカセット本体と、前記カセット本体
に軸支され回動する前蓋と、前記前蓋と連動し前記カセ
ット本体で案内され移動する上蓋とよりなる。
たときに蓋構造のカセット本体外への占有空間が大きく
なる問題を解決し、蓋全開時でもカセット本体の開口部
の上部空間を確保しながら蓋構造の外部への占有空間を
小さくし、蓋の回動に必要な力を抑えたテープカセット
を提供することを目的とする。 【構成】 一組のリールを収納し側面の案内溝および上
面の案内面を設けたカセット本体と、前記カセット本体
に軸支され回動する前蓋と、前記前蓋と連動し前記カセ
ット本体で案内され移動する上蓋とよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に使用
するテープカセットに関するものである。
するテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ヘッド式磁気テープ装置に使
用されるテープカセットは磁気テープを引き出すための
テープ引出部材を挿入するマウス部を形成したもので、
特開平1−320693号公報に示されるような構成の
テープカセットが一般的であった。
用されるテープカセットは磁気テープを引き出すための
テープ引出部材を挿入するマウス部を形成したもので、
特開平1−320693号公報に示されるような構成の
テープカセットが一般的であった。
【0003】以下、その構成について図5および図6を
参照しながら説明する。図に示すように、磁気テープ装
置に使用するテープカセット91は磁気テープ92を巻
回した供給リール93および巻取リール94を収納し、
磁気テープ92は供給リール93と巻取リール94の間
を回転ヘッドを搭載したドラム(図示せず)へ磁気テー
プ92をテープカセット91より引出し巻回するテープ
引出部材を挿入するための開口部95を形成して架張さ
れている。架張された磁気テープ92は前蓋96と後蓋
97で覆われ容易には磁気テープ92に触れられないよ
うになっており、使用時には前蓋96と後蓋97が上方
に回動して磁気テープ92が露出し、テープ引出し部材
により回転ヘッドを搭載したドラムに磁気テープが引出
される。
参照しながら説明する。図に示すように、磁気テープ装
置に使用するテープカセット91は磁気テープ92を巻
回した供給リール93および巻取リール94を収納し、
磁気テープ92は供給リール93と巻取リール94の間
を回転ヘッドを搭載したドラム(図示せず)へ磁気テー
プ92をテープカセット91より引出し巻回するテープ
引出部材を挿入するための開口部95を形成して架張さ
れている。架張された磁気テープ92は前蓋96と後蓋
97で覆われ容易には磁気テープ92に触れられないよ
うになっており、使用時には前蓋96と後蓋97が上方
に回動して磁気テープ92が露出し、テープ引出し部材
により回転ヘッドを搭載したドラムに磁気テープが引出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のテープカセット91では前蓋96と後蓋9
7を回動全開した時に両者が開口部95の真上に位置し
て上下2重構造となり、回転ヘッドを搭載したドラムへ
磁気テープ92を引出し巻付けるテープ引出部材の上フ
ランジ等の逃げに必要な上部隙間をとる為に必然的にテ
ープカセット91の本体外への占有空間が大きくなるな
どの問題があった。
ような従来のテープカセット91では前蓋96と後蓋9
7を回動全開した時に両者が開口部95の真上に位置し
て上下2重構造となり、回転ヘッドを搭載したドラムへ
磁気テープ92を引出し巻付けるテープ引出部材の上フ
ランジ等の逃げに必要な上部隙間をとる為に必然的にテ
ープカセット91の本体外への占有空間が大きくなるな
どの問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、スラ
イダの摺動により前蓋をテープ引出部材の挿入される開
口部の上部空間をとって回動し摺動した時でもカセット
本体外への占有空間が小さく、かつ上蓋と連動して前蓋
を開蓋させるとき上蓋のカセット本体との摺動によって
生じる抵抗力を小さく抑えたテープカセットを提供する
ことを目的とする。
イダの摺動により前蓋をテープ引出部材の挿入される開
口部の上部空間をとって回動し摺動した時でもカセット
本体外への占有空間が小さく、かつ上蓋と連動して前蓋
を開蓋させるとき上蓋のカセット本体との摺動によって
生じる抵抗力を小さく抑えたテープカセットを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープカセットは、上ハーフと下ハーフとよ
りなり、磁気テープを巻回した供給リールおよび巻取リ
ールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張し、側面
に案内溝を設けたカセット本体と、前記カセット本体開
口部前面を覆い、前記カセット本体に回動自在に軸支さ
れる前蓋と、前記カセット本体の上面と当接する球状突
起および前記カセット本体の案内溝に係合する係合突起
を形成し、前記カセット本体開口部上面を覆い、前記前
蓋に回動可能に軸支された上蓋とより構成される。
に本発明のテープカセットは、上ハーフと下ハーフとよ
りなり、磁気テープを巻回した供給リールおよび巻取リ
ールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張し、側面
に案内溝を設けたカセット本体と、前記カセット本体開
口部前面を覆い、前記カセット本体に回動自在に軸支さ
れる前蓋と、前記カセット本体の上面と当接する球状突
起および前記カセット本体の案内溝に係合する係合突起
を形成し、前記カセット本体開口部上面を覆い、前記前
蓋に回動可能に軸支された上蓋とより構成される。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、前蓋の支点を中
心とした上方への回動と、前蓋の回動に連動しカセット
本体の案内溝で案内される上蓋の後方への移動により、
カセット本体の開口部の前部および上部を開放し、テー
プ引出し部材が挿入される開口部の上部空間を大きくと
れ、かつ蓋の全開時にカセット本体外への占有空間を小
さくできる。また上蓋と連動して前蓋を開蓋させると
き、上蓋のカセット本体との摺動によって生じる抵抗力
を小さく抑えることが可能となる。
心とした上方への回動と、前蓋の回動に連動しカセット
本体の案内溝で案内される上蓋の後方への移動により、
カセット本体の開口部の前部および上部を開放し、テー
プ引出し部材が挿入される開口部の上部空間を大きくと
れ、かつ蓋の全開時にカセット本体外への占有空間を小
さくできる。また上蓋と連動して前蓋を開蓋させると
き、上蓋のカセット本体との摺動によって生じる抵抗力
を小さく抑えることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1〜4を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0009】図に示すように上ハーフ1aおよび下ハー
フ1bよりなるテープカセット1に磁気テープ2を巻回
した供給リール3と巻取リール4が収納され、磁気テー
プ2はテープカセット1に形成された固定ポスト12
s,12tに架張され、開口部11を囲んでいる。テー
プカセット1の側面には案内溝13sおよび13tが形
成されている。
フ1bよりなるテープカセット1に磁気テープ2を巻回
した供給リール3と巻取リール4が収納され、磁気テー
プ2はテープカセット1に形成された固定ポスト12
s,12tに架張され、開口部11を囲んでいる。テー
プカセット1の側面には案内溝13sおよび13tが形
成されている。
【0010】前蓋5はテープカセット1の固定ポスト1
2sおよび12tに架張された磁気テープ2を前面から
覆い、両端のリブ51sおよび51tに形成された軸5
4sおよび54tでテープカセット1の側面に形成され
た孔14sおよび14tと係合している。またバネ(図
示せず)によって閉蓋状態となる向きに常時付勢されて
いる。
2sおよび12tに架張された磁気テープ2を前面から
覆い、両端のリブ51sおよび51tに形成された軸5
4sおよび54tでテープカセット1の側面に形成され
た孔14sおよび14tと係合している。またバネ(図
示せず)によって閉蓋状態となる向きに常時付勢されて
いる。
【0011】上蓋6はテープカセット1の開口部11を
上面から覆い、両端のリブ61sおよび61tに形成さ
れた軸63sおよび63tでテープカセット1の案内溝
13sおよび13tと係合し、両端のリブ61sおよび
61tに形成された軸65sおよび65tで前蓋5の側
面のリブ51sおよび51tに形成された孔55sおよ
び55tと係合している。また上蓋6本体となる上板6
0の後端部には、上蓋6がテープカセット1と摺動する
間テープカセット1の上面のカム面16と当接して上蓋
6を案内する球状突起66が形成されている。
上面から覆い、両端のリブ61sおよび61tに形成さ
れた軸63sおよび63tでテープカセット1の案内溝
13sおよび13tと係合し、両端のリブ61sおよび
61tに形成された軸65sおよび65tで前蓋5の側
面のリブ51sおよび51tに形成された孔55sおよ
び55tと係合している。また上蓋6本体となる上板6
0の後端部には、上蓋6がテープカセット1と摺動する
間テープカセット1の上面のカム面16と当接して上蓋
6を案内する球状突起66が形成されている。
【0012】スライダー7はテープカセット1の開口部
11を底面から覆い、その両端はテープカセット1の側
面へ縦壁71sおよび71tが立ち上がりテープカセッ
ト1に摺動自在に装着される。さらにテープカセット1
の前面側に縦壁72が立ち上がり、縦壁72とテープカ
セット1の間に装着するバネ(図示せず)によってスラ
イダー7はテープカセット1の前方に向って常時押圧さ
れている。
11を底面から覆い、その両端はテープカセット1の側
面へ縦壁71sおよび71tが立ち上がりテープカセッ
ト1に摺動自在に装着される。さらにテープカセット1
の前面側に縦壁72が立ち上がり、縦壁72とテープカ
セット1の間に装着するバネ(図示せず)によってスラ
イダー7はテープカセット1の前方に向って常時押圧さ
れている。
【0013】上記の構成でテープカセット1の開蓋動作
を説明するが、テープカセット1は供給リール側と巻取
リール側は対称であるため供給リール側を中心に説明す
る。まず図3aに示すテープカセット1の閉蓋状態から
テープカセット1を保持して磁気記録再生装置に装填す
るカセットホルダーなどへテープカセット1を挿入する
ことにより、カセットホルダーに形成された係止部など
によって押圧されてスライダー7がバネの付勢力に抗し
てテープカセット1の後方に向って摺動することで、図
3bに示すように開口部11の底面は開放され磁気記録
再生装置の磁気テープ2引出し部材を挿入可能となる。
次に磁気記録再生装置に設けられた開蓋部材によって前
蓋5はバネの付勢力に抗して下方から押圧され、軸54
sを中心として回動を始める。前蓋5の回動より孔55
sに係合した軸65sに連動して上方に回動し、上蓋6
はその前部が上方へ持上げられるとともにテープカセッ
ト1の後方に向って押圧され移動する。このとき上蓋6
は上板60の後端部の球状突起66でテープカセット1
の上面のカム面16に当接しさらに押圧されるが、カム
の働きにより上蓋6の後端部はテープカセット1の上面
の高さを越えるまで持上げられる。上蓋6の軸63sは
テープカセット1の案内溝13sと係合しているが、図
3cに示すように案内溝13sはその始点近傍から水平
な壁面18sに到る部分におけるテープカセット1後方
側の壁面17sをテープカセット1前方側の壁面15s
よりも傾斜をねかせて、上蓋6の後端部がテープカセッ
ト1の上面に到るまでに軸63sと案内溝13sの後方
側の壁面17sは当接しないように設定されており、上
蓋6が後方に押圧される力は案内溝13sでは受けられ
ることはない。図3dに示すように上蓋6の後端部がテ
ープカセット1の上面の高さを越えてさらにテープカセ
ット1の上面と摺動した段階で、上蓋6の軸63sはテ
ープカセット1の案内溝13sの後方壁面17sに当接
し、以後図3eに示すように前蓋5の回動に伴って上蓋
6の軸63sは傾斜を大きくねかせた壁面17sで案内
されて水平な壁面18sに到り、さらに摺動して上蓋6
が後方に移動し最終的に図3fの状態となる。
を説明するが、テープカセット1は供給リール側と巻取
リール側は対称であるため供給リール側を中心に説明す
る。まず図3aに示すテープカセット1の閉蓋状態から
テープカセット1を保持して磁気記録再生装置に装填す
るカセットホルダーなどへテープカセット1を挿入する
ことにより、カセットホルダーに形成された係止部など
によって押圧されてスライダー7がバネの付勢力に抗し
てテープカセット1の後方に向って摺動することで、図
3bに示すように開口部11の底面は開放され磁気記録
再生装置の磁気テープ2引出し部材を挿入可能となる。
次に磁気記録再生装置に設けられた開蓋部材によって前
蓋5はバネの付勢力に抗して下方から押圧され、軸54
sを中心として回動を始める。前蓋5の回動より孔55
sに係合した軸65sに連動して上方に回動し、上蓋6
はその前部が上方へ持上げられるとともにテープカセッ
ト1の後方に向って押圧され移動する。このとき上蓋6
は上板60の後端部の球状突起66でテープカセット1
の上面のカム面16に当接しさらに押圧されるが、カム
の働きにより上蓋6の後端部はテープカセット1の上面
の高さを越えるまで持上げられる。上蓋6の軸63sは
テープカセット1の案内溝13sと係合しているが、図
3cに示すように案内溝13sはその始点近傍から水平
な壁面18sに到る部分におけるテープカセット1後方
側の壁面17sをテープカセット1前方側の壁面15s
よりも傾斜をねかせて、上蓋6の後端部がテープカセッ
ト1の上面に到るまでに軸63sと案内溝13sの後方
側の壁面17sは当接しないように設定されており、上
蓋6が後方に押圧される力は案内溝13sでは受けられ
ることはない。図3dに示すように上蓋6の後端部がテ
ープカセット1の上面の高さを越えてさらにテープカセ
ット1の上面と摺動した段階で、上蓋6の軸63sはテ
ープカセット1の案内溝13sの後方壁面17sに当接
し、以後図3eに示すように前蓋5の回動に伴って上蓋
6の軸63sは傾斜を大きくねかせた壁面17sで案内
されて水平な壁面18sに到り、さらに摺動して上蓋6
が後方に移動し最終的に図3fの状態となる。
【0014】次にテープカセット1の閉蓋動作を説明す
る。前蓋5を押圧していた磁気記録再生装置の開蓋部材
が取除かれると、前蓋5はバネ(図示せず)の付勢力に
よって軸54sを中心として閉蓋方向に回動を始める。
これに伴って前蓋5の孔55sおよび上蓋6の軸65s
の位置がテープカセット1前方向に移動し、上蓋6は前
蓋5に引張られるかたちで前方向に移動する。このとき
図4aおよび図4bに示すように上蓋6の軸63sはテ
ープカセット1の案内溝13sの前方および上方の壁面
15sに当接摺動し、前蓋5回動中の上蓋6の軌跡は壁
面15sの形状によって常に決められたまま前蓋5と上
蓋6がテープカセット1の開口部11の前面と上面を閉
鎖する状態まで移行する。さらにテープカセット1を保
持して磁気記録再生装置に装填していたカセットホルダ
ーからテープカセット1が排出されるのに伴って、スラ
イダー7をテープカセット1後方へ押圧していたカセッ
トホルダーに形成された係止部が取除かれると、バネに
よる付勢力によってスライダー7はテープカセット1の
開口部11の底面を前蓋5とともに完全に閉鎖するまで
移動し、テープカセット1は閉蓋状態となる。
る。前蓋5を押圧していた磁気記録再生装置の開蓋部材
が取除かれると、前蓋5はバネ(図示せず)の付勢力に
よって軸54sを中心として閉蓋方向に回動を始める。
これに伴って前蓋5の孔55sおよび上蓋6の軸65s
の位置がテープカセット1前方向に移動し、上蓋6は前
蓋5に引張られるかたちで前方向に移動する。このとき
図4aおよび図4bに示すように上蓋6の軸63sはテ
ープカセット1の案内溝13sの前方および上方の壁面
15sに当接摺動し、前蓋5回動中の上蓋6の軌跡は壁
面15sの形状によって常に決められたまま前蓋5と上
蓋6がテープカセット1の開口部11の前面と上面を閉
鎖する状態まで移行する。さらにテープカセット1を保
持して磁気記録再生装置に装填していたカセットホルダ
ーからテープカセット1が排出されるのに伴って、スラ
イダー7をテープカセット1後方へ押圧していたカセッ
トホルダーに形成された係止部が取除かれると、バネに
よる付勢力によってスライダー7はテープカセット1の
開口部11の底面を前蓋5とともに完全に閉鎖するまで
移動し、テープカセット1は閉蓋状態となる。
【0015】このように本発明の実施例によれば、前蓋
5の軸63sおよび63tを中心とした上方への回動
と、前蓋の回動に連動しテープカセット1の案内溝13
sおよび13tで案内される上蓋6の後方への摺動によ
り、テープカセット1の開口部11の前部および上部を
開放し、磁気記録再生装置のテープ引出し部材が挿入さ
れる開口部11の上部空間を大きくとることができ、か
つ開蓋時の前蓋5および上蓋6によるテープカセット1
外の占有空間を小さくできる。また上蓋6を連動させて
前蓋5を開蓋させるときに、前蓋5の回動初期には上蓋
6は上板60の後端部の球状突起66でテープカセット
1の上面のカム面16に当接摺動し、前蓋5の回動途中
から軸63sで案内溝13sおよび13tの壁面17s
および17tと壁面18sおよび18tに当接摺動させ
る構成とすることにより、前蓋5の回動初期での上蓋6
とテープカセット1との摺動時の圧力角を小さく抑える
と共に、前蓋5の回動が進むのに伴って上蓋6とテープ
カセット1との摺動圧力角が増加していくのを防ぎ、上
蓋6のテープカセット1との摺動を滑らかにすることが
可能となる。
5の軸63sおよび63tを中心とした上方への回動
と、前蓋の回動に連動しテープカセット1の案内溝13
sおよび13tで案内される上蓋6の後方への摺動によ
り、テープカセット1の開口部11の前部および上部を
開放し、磁気記録再生装置のテープ引出し部材が挿入さ
れる開口部11の上部空間を大きくとることができ、か
つ開蓋時の前蓋5および上蓋6によるテープカセット1
外の占有空間を小さくできる。また上蓋6を連動させて
前蓋5を開蓋させるときに、前蓋5の回動初期には上蓋
6は上板60の後端部の球状突起66でテープカセット
1の上面のカム面16に当接摺動し、前蓋5の回動途中
から軸63sで案内溝13sおよび13tの壁面17s
および17tと壁面18sおよび18tに当接摺動させ
る構成とすることにより、前蓋5の回動初期での上蓋6
とテープカセット1との摺動時の圧力角を小さく抑える
と共に、前蓋5の回動が進むのに伴って上蓋6とテープ
カセット1との摺動圧力角が増加していくのを防ぎ、上
蓋6のテープカセット1との摺動を滑らかにすることが
可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればテープカセットの開蓋状態においてテープ引出
し部材が挿入される開口部の上部空間を大きくとれ、か
つカセット本体外への占有空間を小さくでき、また上蓋
と連動して前蓋を開蓋させるときの上蓋のカセット本体
との摺動を滑らかにしたテープカセットを提供できる。
によればテープカセットの開蓋状態においてテープ引出
し部材が挿入される開口部の上部空間を大きくとれ、か
つカセット本体外への占有空間を小さくでき、また上蓋
と連動して前蓋を開蓋させるときの上蓋のカセット本体
との摺動を滑らかにしたテープカセットを提供できる。
【図1】本発明の実施例におけるテープカセットの開蓋
状態の斜視図
状態の斜視図
【図2】本発明の実施例におけるテープカセットの閉蓋
状態の平面図および側面図
状態の平面図および側面図
【図3】本発明の実施例におけるテープカセットの開蓋
時の蓋の構成を示す側面図
時の蓋の構成を示す側面図
【図4】本発明の実施例におけるテープカセットの閉蓋
時の蓋の構成を示す側面図
時の蓋の構成を示す側面図
【図5】従来のテープカセットの閉蓋状態の斜視図
【図6】従来のテープカセットの蓋の構成を示す側面図
1 テープカセット 5 前蓋 6 上蓋 7 スライダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 二郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとよりなり、磁気テ
ープを巻回した供給リールおよび巻取リールを収納し、
前記磁気テープを開口部に架張し、側面に案内溝を設け
たカセット本体と、 前記カセット本体開口部前面を覆い、前記カセット本体
に回動自在に軸支される前蓋と、 前記カセット本体の上面と当接する球状突起および前記
カセット本体の案内溝に係合する係合突起を形成し、前
記カセット本体開口部上面を覆い、前記前蓋に回動可能
に軸支された上蓋とよりなるテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525792A JPH05342804A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525792A JPH05342804A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342804A true JPH05342804A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15380954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14525792A Pending JPH05342804A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05342804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988002541A1 (en) * | 1986-10-03 | 1988-04-07 | Sony Corporation | Optical card recording apparatus |
US5537280A (en) * | 1994-02-04 | 1996-07-16 | Tdk Corporation | Tape cassette |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14525792A patent/JPH05342804A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988002541A1 (en) * | 1986-10-03 | 1988-04-07 | Sony Corporation | Optical card recording apparatus |
US5537280A (en) * | 1994-02-04 | 1996-07-16 | Tdk Corporation | Tape cassette |
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