JPH05341583A - 現像方法 - Google Patents
現像方法Info
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- JPH05341583A JPH05341583A JP14535792A JP14535792A JPH05341583A JP H05341583 A JPH05341583 A JP H05341583A JP 14535792 A JP14535792 A JP 14535792A JP 14535792 A JP14535792 A JP 14535792A JP H05341583 A JPH05341583 A JP H05341583A
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Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Developing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡単で高画質高解像度の現像方法を提
供するものである。 【構成】 固定された磁石を内部に有する感光体ドラム
を用いる。コロナ帯電と露光により静電潜像を形成した
後、現像剤溜め内で現像剤と接触させ、現像剤を感光体
表面に磁力で吸着させる。さらに現像剤を交流電圧を印
加した電極板を通過させ、現像剤を十分帯電する。その
後、電圧を印加した電極ローラを通過させ、潜像を顕像
化する。
供するものである。 【構成】 固定された磁石を内部に有する感光体ドラム
を用いる。コロナ帯電と露光により静電潜像を形成した
後、現像剤溜め内で現像剤と接触させ、現像剤を感光体
表面に磁力で吸着させる。さらに現像剤を交流電圧を印
加した電極板を通過させ、現像剤を十分帯電する。その
後、電圧を印加した電極ローラを通過させ、潜像を顕像
化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ等に応用できる電子写真方法の現像方法に関するもの
である。
リ等に応用できる電子写真方法の現像方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方法の現像法として
は、カスケード現像法、タッチダウン現像法、ジャンピ
ング現像法などがある。
は、カスケード現像法、タッチダウン現像法、ジャンピ
ング現像法などがある。
【0003】そのなかで、トナーとキャリアとを混合し
現像剤を構成し、現像剤を直接感光体に振りかける現像
法として米国特許3105770に示されるカスケード
現像法が知られている。この現像法を図4を用いて説明
する。感光体1を帯電器2により帯電させ、その後原稿
光3を露光し静電潜像を形成する。トナーとガラスビー
ズよりなる現像剤4を現像剤溜め5からコンベア6で搬
送し、感光体1に振りかける。キャリアは重力で再び現
像剤溜5に戻る。感光体1上に残ったトナー像は転写帯
電器7を用いて転写紙8に転写する。
現像剤を構成し、現像剤を直接感光体に振りかける現像
法として米国特許3105770に示されるカスケード
現像法が知られている。この現像法を図4を用いて説明
する。感光体1を帯電器2により帯電させ、その後原稿
光3を露光し静電潜像を形成する。トナーとガラスビー
ズよりなる現像剤4を現像剤溜め5からコンベア6で搬
送し、感光体1に振りかける。キャリアは重力で再び現
像剤溜5に戻る。感光体1上に残ったトナー像は転写帯
電器7を用いて転写紙8に転写する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらカスケー
ド現像法は、ベタ画像の再現を苦手としていた。また、
構成が大がかりで、装置が大型複雑化するという問題点
を有していた。
ド現像法は、ベタ画像の再現を苦手としていた。また、
構成が大がかりで、装置が大型複雑化するという問題点
を有していた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、構成が簡単で
しかも高画質の現像方法を提供するものである。
しかも高画質の現像方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、固定磁石を内包する電子写真感光体ド
ラムを回転させる工程、感光体を帯電露光し静電潜像を
形成する工程、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤
を感光体に磁力により付着させる工程、感光体と間隙を
あけて設置しかつ交流電圧を印加した電極板との間に現
像剤を通過させる工程、感光体と間隙を介して設置した
電極ローラで現像剤を回収する工程、とより構成された
現像方法である。
めに、本発明は、固定磁石を内包する電子写真感光体ド
ラムを回転させる工程、感光体を帯電露光し静電潜像を
形成する工程、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤
を感光体に磁力により付着させる工程、感光体と間隙を
あけて設置しかつ交流電圧を印加した電極板との間に現
像剤を通過させる工程、感光体と間隙を介して設置した
電極ローラで現像剤を回収する工程、とより構成された
現像方法である。
【0007】
【作用】本発明は、内部に固定された磁石を有する感光
体を用い、静電潜像を形成した感光体にトナーとキャリ
アとより成る現像剤を振りかけ磁気的に付着させ、交流
電圧を印加した電極板を用い感光体上で現像剤を運動さ
せ帯電させたのち、電極ローラ部まで担持搬送し、内部
に磁石を有した電極ローラにバイアスを印加し、感光体
上の現像剤を除去しトナー像を得る構成である。すなわ
ち、本発明はカスケード現像法に、(1)感光体内部に
磁石を設置し強制的に現像剤を感光体に引き寄せる、
(2)現像剤のガラスキャリアの代わりに磁性キャリア
を用いる、(3)感光体に対向した電極板に交流電圧を
印加し現像剤を感光体上で運動させ十分に帯電させる、
(4)電圧を印加しかつ内部に磁石を有する電極ローラ
で現像剤を強制的に回収する、という4点の改良を加
え、より小型化・高性能化したものである。ここで現像
剤をただ単に感光体に接触させるだけでは、現像剤の接
触面積が僅かで、しかも現像剤の動きが小さく現像剤の
帯電が不十分であるためにベタ部の濃度が薄く画質が悪
かった。そこで本発明では、感光体に対向した電極板を
新たに設け、それに交流電圧を印加し現像剤を感光体上
で激しく運動させることにより、現像剤を十分に帯電さ
せたため、ベタ部のトナー付着が十分になり極めて高画
質の画像が得られる結果となる。
体を用い、静電潜像を形成した感光体にトナーとキャリ
アとより成る現像剤を振りかけ磁気的に付着させ、交流
電圧を印加した電極板を用い感光体上で現像剤を運動さ
せ帯電させたのち、電極ローラ部まで担持搬送し、内部
に磁石を有した電極ローラにバイアスを印加し、感光体
上の現像剤を除去しトナー像を得る構成である。すなわ
ち、本発明はカスケード現像法に、(1)感光体内部に
磁石を設置し強制的に現像剤を感光体に引き寄せる、
(2)現像剤のガラスキャリアの代わりに磁性キャリア
を用いる、(3)感光体に対向した電極板に交流電圧を
印加し現像剤を感光体上で運動させ十分に帯電させる、
(4)電圧を印加しかつ内部に磁石を有する電極ローラ
で現像剤を強制的に回収する、という4点の改良を加
え、より小型化・高性能化したものである。ここで現像
剤をただ単に感光体に接触させるだけでは、現像剤の接
触面積が僅かで、しかも現像剤の動きが小さく現像剤の
帯電が不十分であるためにベタ部の濃度が薄く画質が悪
かった。そこで本発明では、感光体に対向した電極板を
新たに設け、それに交流電圧を印加し現像剤を感光体上
で激しく運動させることにより、現像剤を十分に帯電さ
せたため、ベタ部のトナー付着が十分になり極めて高画
質の画像が得られる結果となる。
【0008】
【実施例】本発明に用いるトナーはいわゆる2成分現像
剤用のトナーを用いることができる。これは、カーボン
ブラックやフタロシアニンなどの着色顔料を、スチレン
樹脂やアクリル樹脂などのバインダ樹脂に分散し粉砕後
分級したものである。このトナーは噴霧乾燥によって得
られる粉体でもよいし、またパール重合法等で化学的に
得られる粉体であっても良い。この場合にトナーの表面
にシリカ微粒子を付着させると、トナーの流動性が良く
なり、その結果地かぶりがなくなる効果がある。トナー
粒子はそのままキャリアに混合しても良いし、使用条件
によっては、フッ素樹脂微粉末、微細なプラスチック粉
末、ステアリン酸亜鉛等をトナーの表面に付着させたも
のであっても良い。用いるトナーの平均粒径は15μm
以下が望ましいが、12μm以下にするとさらにシャー
プな画像が得られた。
剤用のトナーを用いることができる。これは、カーボン
ブラックやフタロシアニンなどの着色顔料を、スチレン
樹脂やアクリル樹脂などのバインダ樹脂に分散し粉砕後
分級したものである。このトナーは噴霧乾燥によって得
られる粉体でもよいし、またパール重合法等で化学的に
得られる粉体であっても良い。この場合にトナーの表面
にシリカ微粒子を付着させると、トナーの流動性が良く
なり、その結果地かぶりがなくなる効果がある。トナー
粒子はそのままキャリアに混合しても良いし、使用条件
によっては、フッ素樹脂微粉末、微細なプラスチック粉
末、ステアリン酸亜鉛等をトナーの表面に付着させたも
のであっても良い。用いるトナーの平均粒径は15μm
以下が望ましいが、12μm以下にするとさらにシャー
プな画像が得られた。
【0009】本発明の2成分現像剤に用いるキャリア
は、鉄粉やフェライト粉などの磁性体、あるいはそれら
の表面を樹脂コートしたもの、フェライト粉やマグネタ
イトなどの微粉末を30〜80%程度の割合で、スチレ
ン樹脂、エポキシ樹脂、スチレンアクリル樹脂等に分散
混合し粉砕分級した磁性粉などが用いられる。キャリア
の平均粒径は300μm以下が好ましいが、特に150
μm以下にすると現像剤の運動が容易になりトナーを均
一に帯電することができより効果的である。
は、鉄粉やフェライト粉などの磁性体、あるいはそれら
の表面を樹脂コートしたもの、フェライト粉やマグネタ
イトなどの微粉末を30〜80%程度の割合で、スチレ
ン樹脂、エポキシ樹脂、スチレンアクリル樹脂等に分散
混合し粉砕分級した磁性粉などが用いられる。キャリア
の平均粒径は300μm以下が好ましいが、特に150
μm以下にすると現像剤の運動が容易になりトナーを均
一に帯電することができより効果的である。
【0010】本発明に使用する感光体には、酸化亜鉛、
セレン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、さら
にフタロシアニンやアゾ顔料による有機感光体等を用い
ることができる。なお感光体の表面は、現像剤層の搬送
を促進するためにサンドブラスト等で粗面化してもよ
い。
セレン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、さら
にフタロシアニンやアゾ顔料による有機感光体等を用い
ることができる。なお感光体の表面は、現像剤層の搬送
を促進するためにサンドブラスト等で粗面化してもよ
い。
【0011】本発明には、感光体表面に対し直接開口部
を有する現像剤溜めを用いる。現像剤は現像剤溜めから
直接感光体に接触する構成であり、現像剤は帯電してい
るか否かに関わらず感光体に磁気的に吸着される。
を有する現像剤溜めを用いる。現像剤は現像剤溜めから
直接感光体に接触する構成であり、現像剤は帯電してい
るか否かに関わらず感光体に磁気的に吸着される。
【0012】本発明は、磁石を内包する電子写真感光体
ドラムを用いる。この磁石は回転せず感光体だけが回転
する。このとき、磁石と感光体を同軸に支えると、感光
体を駆動する機構が簡略化でき、しかも磁極位置の調整
が容易にできるという利点がある。
ドラムを用いる。この磁石は回転せず感光体だけが回転
する。このとき、磁石と感光体を同軸に支えると、感光
体を駆動する機構が簡略化でき、しかも磁極位置の調整
が容易にできるという利点がある。
【0013】電極板の材質は導電性であればよく、磁性
体、非磁性体のいずれであってもよい。現像剤の流動性
が悪いときには、電極板を磁性体にすると、感光体内部
の磁石からの磁力線が電極板にまで到達し、その結果現
像剤の搬送性と運動性が向上する。この様な材料とし
て、例えば軟鉄、磁性のステンレススチールあるいはニ
ッケル等がある。電極板と感光体との距離は、400μ
m〜4mm程度に設置される。
体、非磁性体のいずれであってもよい。現像剤の流動性
が悪いときには、電極板を磁性体にすると、感光体内部
の磁石からの磁力線が電極板にまで到達し、その結果現
像剤の搬送性と運動性が向上する。この様な材料とし
て、例えば軟鉄、磁性のステンレススチールあるいはニ
ッケル等がある。電極板と感光体との距離は、400μ
m〜4mm程度に設置される。
【0014】この電極板には、交流電圧を印加する。も
ちろんパルス波、三角波形であってもよく、感光体との
間で実効的に交番電界がかかればよい。この交流電圧の
周波数は、像形成のプロセス速度、あるいは電極板の幅
によっても変わるが、おおよそ50Hzから10kHz
の範囲であって、好ましくは300から3000Hzの
範囲が良い。交流電圧の値は、ゼロ・ツー・ピークの値
で、感光体の帯電電位のおおよそ0.5から3倍の値が
良く、さらには0.5から2倍の値が好ましい。交流電
圧に直流電圧を重畳してもよい。この直流電圧は感光体
の帯電電位と同等かあるいはそれより数10%低い値に
設定すれば、良好な画像が得られる。正規現像の場合に
は感光体の露光電位と同等かあるいはそれより数10%
高い値に設定すれば、良好な画像が得られる。
ちろんパルス波、三角波形であってもよく、感光体との
間で実効的に交番電界がかかればよい。この交流電圧の
周波数は、像形成のプロセス速度、あるいは電極板の幅
によっても変わるが、おおよそ50Hzから10kHz
の範囲であって、好ましくは300から3000Hzの
範囲が良い。交流電圧の値は、ゼロ・ツー・ピークの値
で、感光体の帯電電位のおおよそ0.5から3倍の値が
良く、さらには0.5から2倍の値が好ましい。交流電
圧に直流電圧を重畳してもよい。この直流電圧は感光体
の帯電電位と同等かあるいはそれより数10%低い値に
設定すれば、良好な画像が得られる。正規現像の場合に
は感光体の露光電位と同等かあるいはそれより数10%
高い値に設定すれば、良好な画像が得られる。
【0015】電極ローラの材質は導電性であればよく、
非磁性体であってもよい。現像剤の流動性が悪いときに
は、電極ローラを磁性体にすると、感光体内部の磁石か
らの磁力線が電極ローラにまで到達し、その結果現像剤
の搬送性が向上する。この様な材料として、例えば軟
鉄、磁性のステンレススチールあるいはニッケル等があ
る。電極ローラの表面は、研磨されたものでもよく、ま
たサンドブラスト加工等により表面に凹凸をつけたも
の、または溝を彫ったものでもよい。電極ローラは内部
に固定された磁石を有する非磁性ローラの構成が最も好
ましい。この電極ローラ内部の磁石の磁極は、感光体内
部の磁石の磁極とは逆極性が好ましい。電極ローラと感
光体との距離は、500μm〜4mm程度に設置する。
非磁性体であってもよい。現像剤の流動性が悪いときに
は、電極ローラを磁性体にすると、感光体内部の磁石か
らの磁力線が電極ローラにまで到達し、その結果現像剤
の搬送性が向上する。この様な材料として、例えば軟
鉄、磁性のステンレススチールあるいはニッケル等があ
る。電極ローラの表面は、研磨されたものでもよく、ま
たサンドブラスト加工等により表面に凹凸をつけたも
の、または溝を彫ったものでもよい。電極ローラは内部
に固定された磁石を有する非磁性ローラの構成が最も好
ましい。この電極ローラ内部の磁石の磁極は、感光体内
部の磁石の磁極とは逆極性が好ましい。電極ローラと感
光体との距離は、500μm〜4mm程度に設置する。
【0016】電極ローラの回転速度は、感光体の移動速
度と同速か、あるいはそれ以上が好ましい。電極ローラ
の移動速度が速いほど、感光体非画像部のトナーを丁寧
に取り去ることができるため、地かぶりが発生しにくく
なる。この電極ローラの速度が余りに遅いと、感光体と
電極ローラとの間で現像剤が搬送不良を起こし、つまり
を生じることがある。そのため、電極ローラの速度は、
感光体の移動速度の0.3〜2.0の範囲がよい。
度と同速か、あるいはそれ以上が好ましい。電極ローラ
の移動速度が速いほど、感光体非画像部のトナーを丁寧
に取り去ることができるため、地かぶりが発生しにくく
なる。この電極ローラの速度が余りに遅いと、感光体と
電極ローラとの間で現像剤が搬送不良を起こし、つまり
を生じることがある。そのため、電極ローラの速度は、
感光体の移動速度の0.3〜2.0の範囲がよい。
【0017】(実施例1)以下本発明の電子写真装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0018】図1において、9はフタロシアニンをポリ
カーボネイト樹脂に分散した有機感光体ドラム、10は
感光体9と同軸で固定された磁石で、11は感光体をマ
イナスに帯電するコロナ帯電器、12は感光体9の帯電
電位を制御するグリッド電極、13は信号光、14は現
像剤溜め、15は表面をシリコーン樹脂でコートした粒
径100μmの鉄粉キャリア16とカーボンブラックで
着色したトナー17を混合した2成分現像剤、18は感
光体9とギャップ500μmを開けて設定した非磁性の
電極板、19は感光体9とギャップ550μmを開けて
設定した非磁性電極ローラ、20は電極ローラ19の内
部に設置された磁石、21は電極板18に電圧を印加す
る交流高圧電源、22は電極ローラ19に電圧を印加す
る直流高圧電源、23は電極ローラ上の現像剤をかきお
とすポリエステルフィルム製のスクレーパ、24は感光
体上のトナー像を紙25に転写する転写コロナ帯電器で
ある。
カーボネイト樹脂に分散した有機感光体ドラム、10は
感光体9と同軸で固定された磁石で、11は感光体をマ
イナスに帯電するコロナ帯電器、12は感光体9の帯電
電位を制御するグリッド電極、13は信号光、14は現
像剤溜め、15は表面をシリコーン樹脂でコートした粒
径100μmの鉄粉キャリア16とカーボンブラックで
着色したトナー17を混合した2成分現像剤、18は感
光体9とギャップ500μmを開けて設定した非磁性の
電極板、19は感光体9とギャップ550μmを開けて
設定した非磁性電極ローラ、20は電極ローラ19の内
部に設置された磁石、21は電極板18に電圧を印加す
る交流高圧電源、22は電極ローラ19に電圧を印加す
る直流高圧電源、23は電極ローラ上の現像剤をかきお
とすポリエステルフィルム製のスクレーパ、24は感光
体上のトナー像を紙25に転写する転写コロナ帯電器で
ある。
【0019】感光体9表面での磁束密度は800Gsで
ある。電極ローラ19表面での磁束密度は800Gsで
ある。図1に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速180mm/sで感光体の進行
方向とは同方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
ある。電極ローラ19表面での磁束密度は800Gsで
ある。図1に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速180mm/sで感光体の進行
方向とは同方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
【0020】感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板18の前を通過させた。このとき、電極
板18には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク
1.5kV)の交流電圧(周波数3kHz)を印加し
た。こうすると、現像剤15は電極板18と感光体9と
の間で運動し、十分に帯電した。次に現像剤15を表面
に担持した感光体9を電極ローラ19の前に対向させ
た。感光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ19
には直流高圧電源22により、0Vの直流電圧を印加し
た。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た感光体9の通過時には、電極ローラ19には直流高圧
電源22により、−400Vの直流電圧を印加した。す
ると感光体9に付着した現像剤は電極ローラ19に回収
され、感光体9上には画像部にのみネガポジ反転したト
ナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ19に
付着したトナーは、スクレーパ23によってかきとり、
再び現像剤溜め14内に戻し次の像形成に用いた。こう
して感光体9上に得られたトナー像を、紙25に、転写
帯電器24によって転写した後、定着器(図示せず)に
より熱定着した。その結果、横線の乱れやトナーの飛び
散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の16本/m
mの画線をも再現した極めて高画質高解像度の画像が得
られた。
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板18の前を通過させた。このとき、電極
板18には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク
1.5kV)の交流電圧(周波数3kHz)を印加し
た。こうすると、現像剤15は電極板18と感光体9と
の間で運動し、十分に帯電した。次に現像剤15を表面
に担持した感光体9を電極ローラ19の前に対向させ
た。感光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ19
には直流高圧電源22により、0Vの直流電圧を印加し
た。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た感光体9の通過時には、電極ローラ19には直流高圧
電源22により、−400Vの直流電圧を印加した。す
ると感光体9に付着した現像剤は電極ローラ19に回収
され、感光体9上には画像部にのみネガポジ反転したト
ナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ19に
付着したトナーは、スクレーパ23によってかきとり、
再び現像剤溜め14内に戻し次の像形成に用いた。こう
して感光体9上に得られたトナー像を、紙25に、転写
帯電器24によって転写した後、定着器(図示せず)に
より熱定着した。その結果、横線の乱れやトナーの飛び
散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の16本/m
mの画線をも再現した極めて高画質高解像度の画像が得
られた。
【0021】(実施例2)図2において、9は感光体ド
ラム、26は感光体9と同軸で固定された磁石で、11
は感光体をマイナスに帯電するコロナ帯電器、12は感
光体9の帯電電位を制御するグリッド電極、13は信号
光、14は現像剤溜め、15は表面をシリコーン樹脂で
コートした粒径100μmの鉄粉キャリアとカーボンブ
ラックで着色したトナーとを混合した2成分現像剤、2
7は感光体9とギャップ500μmを開けて設定した幅
5mmの非磁性電極板、28は感光体9とギャップ60
0μmを開けて設定した非磁性電極ローラ、29は電極
ローラ28の内部に設置された磁石、21は電極板27
に電圧を印加する交流高圧電源、22は電極ローラ28
に直流電圧を印加する直流高圧電源、30は電極ローラ
上の現像剤をかきおとす燐青銅板製のスクレーパ、24
は感光体上のトナー像を紙25に転写する転写コロナ帯
電器である。
ラム、26は感光体9と同軸で固定された磁石で、11
は感光体をマイナスに帯電するコロナ帯電器、12は感
光体9の帯電電位を制御するグリッド電極、13は信号
光、14は現像剤溜め、15は表面をシリコーン樹脂で
コートした粒径100μmの鉄粉キャリアとカーボンブ
ラックで着色したトナーとを混合した2成分現像剤、2
7は感光体9とギャップ500μmを開けて設定した幅
5mmの非磁性電極板、28は感光体9とギャップ60
0μmを開けて設定した非磁性電極ローラ、29は電極
ローラ28の内部に設置された磁石、21は電極板27
に電圧を印加する交流高圧電源、22は電極ローラ28
に直流電圧を印加する直流高圧電源、30は電極ローラ
上の現像剤をかきおとす燐青銅板製のスクレーパ、24
は感光体上のトナー像を紙25に転写する転写コロナ帯
電器である。
【0022】感光体9表面での磁束密度は600Gsで
ある。電極ローラ28表面での磁束密度は800Gsで
ある。図2に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速160mm/sで感光体の進行
方向とは逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
ある。電極ローラ28表面での磁束密度は800Gsで
ある。図2に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速160mm/sで感光体の進行
方向とは逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
【0023】感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板27の前を通過させた。このとき、電極
板27には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した350V0-p(ピーク・ツー・ピーク7
00V)の交流電圧(周波数3kHz)を印加した。こ
うすると、現像剤15は電極板18と感光体9との間で
運動し、十分に帯電した。感光体の移動速度が160m
m/sで電極板の幅が5mmであるため、周波数3kH
zではこの電極板と感光体との間で現像剤は約100回
往復運動することになる。次に現像剤15を表面に担持
した感光体9を電極ローラ28の前に対向させた。感光
体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ28には直流
高圧電源22により、0Vの直流電圧を印加した。その
後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体
9の通過時には、電極ローラ28には直流高圧電源22
により、−400Vの直流電圧を印加した。すると感光
体9に付着した現像剤は電極ローラ28に回収され、感
光体9上には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が
残った。矢印方向に回転する電極ローラ28に付着した
トナーは、スクレーパ30によってかき落とし、再び現
像剤溜め14内に戻し次の像形成に用いた。このような
現像剤溜め14内での現像剤15の動きを破線矢印で示
した。こうして感光体9上に得られたトナー像を、紙2
5に、転写帯電器24によって転写した後、定着器(図
示せず)により熱定着した。その結果、横線の乱れやト
ナーの飛び散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の
16本/mmの画線をも再現した極めて高画質高解像度
の画像が得られた。
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板27の前を通過させた。このとき、電極
板27には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した350V0-p(ピーク・ツー・ピーク7
00V)の交流電圧(周波数3kHz)を印加した。こ
うすると、現像剤15は電極板18と感光体9との間で
運動し、十分に帯電した。感光体の移動速度が160m
m/sで電極板の幅が5mmであるため、周波数3kH
zではこの電極板と感光体との間で現像剤は約100回
往復運動することになる。次に現像剤15を表面に担持
した感光体9を電極ローラ28の前に対向させた。感光
体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ28には直流
高圧電源22により、0Vの直流電圧を印加した。その
後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体
9の通過時には、電極ローラ28には直流高圧電源22
により、−400Vの直流電圧を印加した。すると感光
体9に付着した現像剤は電極ローラ28に回収され、感
光体9上には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が
残った。矢印方向に回転する電極ローラ28に付着した
トナーは、スクレーパ30によってかき落とし、再び現
像剤溜め14内に戻し次の像形成に用いた。このような
現像剤溜め14内での現像剤15の動きを破線矢印で示
した。こうして感光体9上に得られたトナー像を、紙2
5に、転写帯電器24によって転写した後、定着器(図
示せず)により熱定着した。その結果、横線の乱れやト
ナーの飛び散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の
16本/mmの画線をも再現した極めて高画質高解像度
の画像が得られた。
【0024】(実施例3)図3において、9は感光体ド
ラム、26は感光体9内磁石で、11はコロナ帯電器、
12はグリッド電極、13は信号光、14は現像剤溜
め、15は表面をシリコーン樹脂でコートした粒径10
0μmの鉄粉キャリアとカーボンブラックで着色したト
ナーとを混合した2成分現像剤、31は感光体9とギャ
ップ1mmを開けて設定した非磁性の電極板、28は感
光体9とギャップ1.5mmを開けて設定した非磁性電
極ローラ、29は電極ローラ28内部の磁石、21は電
極板31に電圧を印加する交流高圧電源、23は電極ロ
ーラ28に電圧を印加する交流高圧電源、30は電極ロ
ーラ上の現像剤をかきおとす燐青銅板製のスクレーパ、
24は感光体上のトナー像を紙25に転写する転写コロ
ナ帯電器である。
ラム、26は感光体9内磁石で、11はコロナ帯電器、
12はグリッド電極、13は信号光、14は現像剤溜
め、15は表面をシリコーン樹脂でコートした粒径10
0μmの鉄粉キャリアとカーボンブラックで着色したト
ナーとを混合した2成分現像剤、31は感光体9とギャ
ップ1mmを開けて設定した非磁性の電極板、28は感
光体9とギャップ1.5mmを開けて設定した非磁性電
極ローラ、29は電極ローラ28内部の磁石、21は電
極板31に電圧を印加する交流高圧電源、23は電極ロ
ーラ28に電圧を印加する交流高圧電源、30は電極ロ
ーラ上の現像剤をかきおとす燐青銅板製のスクレーパ、
24は感光体上のトナー像を紙25に転写する転写コロ
ナ帯電器である。
【0025】感光体9表面での磁束密度は600Gsで
ある。電極ローラ28表面での磁束密度は800Gsで
ある。図3に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速160mm/sで感光体の進行
方向とは逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
ある。電極ローラ28表面での磁束密度は800Gsで
ある。図3に示すように、感光体内部の磁力と電極ロー
ラ内部の磁力は対向部で互いに引き合うように構成し
た。感光体9の直径は30mmで、周速160mm/s
で図中の矢印方向に回転させ用いた。電極ローラ19の
直径は16mmで、周速160mm/sで感光体の進行
方向とは逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用いた。
【0026】感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板27の前を通過させた。このとき、電極
板27には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク
1.5kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印加し
た。こうすると、現像剤15は電極板31と感光体9と
の間で運動し、十分に帯電した。次に現像剤15を表面
に担持した感光体9を電極ローラ28の前に対向させ
た。感光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ28
には交流高圧電源32により、0Vの直流電圧を印加し
た。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た感光体9の通過時には、電極ローラ28には交流高圧
電源32により、−400Vの直流電圧を重畳した75
0V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電
圧(周波数3kHz)を印加した。すると感光体9に付
着した現像剤は電極ローラ28に回収され、感光体9上
には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。
矢印方向に回転する電極ローラ28に付着したトナー
は、スクレーパ30によってかきとり、再び現像剤溜め
14内に戻し次の像形成に用いた。このような現像剤溜
め14内での現像剤15の動きを破線矢印で示した。こ
うして感光体9上に得られたトナー像を、紙25に、転
写帯電器24によって転写した後、定着器(図示せず)
により熱定着した。その結果、横線の乱れやトナーの飛
び散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の16本/
mmの画線をも再現した極めて高画質高解像度の画像が
得られた。
5.5kV、グリッド12の電圧−500V)で、−5
00Vに帯電させた。この感光体9にレーザ光13を照
射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露光電位
は−90Vであった。この感光体9表面上に、現像剤1
5を現像剤溜め14内で磁力により付着させた。次に感
光体9を電極板27の前を通過させた。このとき、電極
板27には交流高圧電源21により、−500Vの直流
電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク
1.5kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印加し
た。こうすると、現像剤15は電極板31と感光体9と
の間で運動し、十分に帯電した。次に現像剤15を表面
に担持した感光体9を電極ローラ28の前に対向させ
た。感光体9の未帯電域の通過時には、電極ローラ28
には交流高圧電源32により、0Vの直流電圧を印加し
た。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た感光体9の通過時には、電極ローラ28には交流高圧
電源32により、−400Vの直流電圧を重畳した75
0V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電
圧(周波数3kHz)を印加した。すると感光体9に付
着した現像剤は電極ローラ28に回収され、感光体9上
には画像部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。
矢印方向に回転する電極ローラ28に付着したトナー
は、スクレーパ30によってかきとり、再び現像剤溜め
14内に戻し次の像形成に用いた。このような現像剤溜
め14内での現像剤15の動きを破線矢印で示した。こ
うして感光体9上に得られたトナー像を、紙25に、転
写帯電器24によって転写した後、定着器(図示せず)
により熱定着した。その結果、横線の乱れやトナーの飛
び散りなどがなくベタが均一で濃度が1.5の16本/
mmの画線をも再現した極めて高画質高解像度の画像が
得られた。
【0027】
【発明の効果】本発明は、固定磁石を内包する電子写真
感光体ドラムを用い、感光体に静電潜像を形成したの
ち、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤を感光体に
磁力により付着させ、さらに感光体と間隙をあけて設置
しかつ交流電圧を印加した電極板との間で現像剤を運動
させることにより、現像剤を十分に帯電させることがで
きる。そのため、この現像剤を前記感光体と間隙を介し
て設置しかつ磁石を内包する電極ローラで回収すること
により、解像度が高く、さらに十分な画像濃度の高画質
高解像度の画像が得られる効果がある。
感光体ドラムを用い、感光体に静電潜像を形成したの
ち、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤を感光体に
磁力により付着させ、さらに感光体と間隙をあけて設置
しかつ交流電圧を印加した電極板との間で現像剤を運動
させることにより、現像剤を十分に帯電させることがで
きる。そのため、この現像剤を前記感光体と間隙を介し
て設置しかつ磁石を内包する電極ローラで回収すること
により、解像度が高く、さらに十分な画像濃度の高画質
高解像度の画像が得られる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例における電子写真装置の
構成図
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における電子写真装置の
構成図
構成図
【図3】本発明の第3の実施例における電子写真装置の
構成図
構成図
【図4】従来例における電子写真装置の構成図
9 感光体 10 磁石 11 コロナ帯電器 12 グリッド電極 13 レーザ露光 14 現像剤溜め 15 現像剤 18・27・31 電極板 19・28 電極ローラ 20・29 磁石 21・32 交流高圧電源 22 直流高圧電源 23・30 スクレーパ
Claims (5)
- 【請求項1】固定磁石を内包する電子写真感光体ドラム
を回転させる工程、前記感光体を帯電露光し静電潜像を
形成する工程、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤
を前記感光体に磁力により付着させる工程、前記感光体
と間隙をあけて設置し、かつ交流電圧を印加した電極板
との間で前記現像剤を運動させ帯電させる工程、前記感
光体から前記現像剤を除去する工程、とよりなる現像方
法。 - 【請求項2】固定磁石を内包する電子写真感光体ドラム
を回転させる工程、前記感光体を帯電露光し静電潜像を
形成する工程、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤
を前記感光体に磁力により付着させる工程、前記感光体
と間隙をあけて設置し、かつ交流電圧を印加した電極板
との間に前記現像剤を通過させる工程、前記感光体と間
隙を介して設置しかつ磁石を内包する電極ローラで前記
現像剤を回収する工程、とよりなる現像方法。 - 【請求項3】電極板と感光体間の距離が電極ローラと感
光体間の距離よりも狭い請求項2記載の現像方法。 - 【請求項4】固定磁石を内包する電子写真感光体ドラム
を回転させる工程、前記感光体を帯電露光し静電潜像を
形成する工程、トナーとキャリアとより成る磁性現像剤
を前記感光体に磁力により付着させる工程、前記感光体
の非画像部電位に対してより大きい電位及びより小さい
電位になるような交流電圧を前記感光体と間隙をあけて
設置した電極板に印加し前記間隙において前記現像剤に
交番電界を印加する工程、前記感光体から前記現像剤を
除去する工程、とよりなる現像方法。 - 【請求項5】交流電圧が電極板と感光体の間で現像剤に
かかる電界の向きが少なくとも一回反転する周波数を有
する交流電圧であることを特徴とする請求項4記載の現
像方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14535792A JPH05341583A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14535792A JPH05341583A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 現像方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05341583A true JPH05341583A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15383327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14535792A Pending JPH05341583A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05341583A (ja) |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14535792A patent/JPH05341583A/ja active Pending
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