JPH0534052Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0534052Y2 JPH0534052Y2 JP20002086U JP20002086U JPH0534052Y2 JP H0534052 Y2 JPH0534052 Y2 JP H0534052Y2 JP 20002086 U JP20002086 U JP 20002086U JP 20002086 U JP20002086 U JP 20002086U JP H0534052 Y2 JPH0534052 Y2 JP H0534052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- teeth
- tooth
- pinion
- continuous
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、自動車用走行距離計等に用いられる
積算計に関するものである。
積算計に関するものである。
[従来の技術]
従来この種の積算計として実開昭56−146209号
公報、実開昭57−185069号公報等が知られてい
る。
公報、実開昭57−185069号公報等が知られてい
る。
第8図乃至第13図は従来構造を示し、この場
合図示省略のフレーム等に設けられる支持軸1に
複数個の数字輪2を回転可能に貫挿し、各数字輪
2の下位桁側々面に20個の内歯々車状の連続歯3
を形成し、各数字輪2の上位桁側々面に2個の内
歯々車状の間欠歯4,5を形成し、各数字輪2間
にホルダー6をフレーム等に係止して固定的に設
け、該ホルダー6に連続歯と隣る間欠歯4,5と
に同時歯合可能な6個の歯7を設けたピニオン8
を設け、この歯7を歯幅の長い長歯7aと歯幅の
短い短歯7bを交互に設け、数字輪2の上位桁側
に短歯7bの一方側面に対向可能な係止面9及び
隣る2個の長歯7aの頂面に同時対向可能な係止
周面10を間欠歯4,5間の谷部11以外に設
け、最下位の数字輪2の連続歯3に駆動歯車12
を係合可能にして構成されている。
合図示省略のフレーム等に設けられる支持軸1に
複数個の数字輪2を回転可能に貫挿し、各数字輪
2の下位桁側々面に20個の内歯々車状の連続歯3
を形成し、各数字輪2の上位桁側々面に2個の内
歯々車状の間欠歯4,5を形成し、各数字輪2間
にホルダー6をフレーム等に係止して固定的に設
け、該ホルダー6に連続歯と隣る間欠歯4,5と
に同時歯合可能な6個の歯7を設けたピニオン8
を設け、この歯7を歯幅の長い長歯7aと歯幅の
短い短歯7bを交互に設け、数字輪2の上位桁側
に短歯7bの一方側面に対向可能な係止面9及び
隣る2個の長歯7aの頂面に同時対向可能な係止
周面10を間欠歯4,5間の谷部11以外に設
け、最下位の数字輪2の連続歯3に駆動歯車12
を係合可能にして構成されている。
しかして駆動歯車12を回動すると第10図の
実線矢印方向に最下位の数字輪2が一緒に回動
し、第11図の如く最下位の数字輪2が一回転す
ると間欠歯4,5がピニオン8に歯合してピニオ
ン8が1/3回動し、このピニオン8の上位桁側と
次列の数字輪2の連続歯3の歯合により次列の数
字輪2は1/10回転して桁送り運動がなされ、各数
字輪2により積算表示を行い得る。
実線矢印方向に最下位の数字輪2が一緒に回動
し、第11図の如く最下位の数字輪2が一回転す
ると間欠歯4,5がピニオン8に歯合してピニオ
ン8が1/3回動し、このピニオン8の上位桁側と
次列の数字輪2の連続歯3の歯合により次列の数
字輪2は1/10回転して桁送り運動がなされ、各数
字輪2により積算表示を行い得る。
また桁送り運動時以外では第10図の如く前記
ピニオン8の短歯7bが係止面9に対向しかつ隣
る2個の長歯7aの頂面が係止周面10に同時対
向し、ピニオン8に回動を規制して数字輪2の不
測の回動を防止している。
ピニオン8の短歯7bが係止面9に対向しかつ隣
る2個の長歯7aの頂面が係止周面10に同時対
向し、ピニオン8に回動を規制して数字輪2の不
測の回動を防止している。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながら上記従来構造のピニオン8は、第
12図、第13図の如く長歯7a及び短歯7bを
交互に6個設けた歯7になつており、この長歯7
a及び短歯7bの上位桁側を20個の連続歯3に歯
合し、2×6/6×20=1/10の減速比を得て隣る
数字輪2を36度宛送る構造であるため、一歯分に
相当する18度ずれたまま連続歯3とピニオン8を
組付けることがあり、各数字輪2に付した0乃至
9までの数字の不整列が生じたまま組付けてしま
うことがあるという不都合を有している。
12図、第13図の如く長歯7a及び短歯7bを
交互に6個設けた歯7になつており、この長歯7
a及び短歯7bの上位桁側を20個の連続歯3に歯
合し、2×6/6×20=1/10の減速比を得て隣る
数字輪2を36度宛送る構造であるため、一歯分に
相当する18度ずれたまま連続歯3とピニオン8を
組付けることがあり、各数字輪2に付した0乃至
9までの数字の不整列が生じたまま組付けてしま
うことがあるという不都合を有している。
[課題を解決するための手段]
本考案はこれらの不都合を解消することを目的
とするもので、その要旨は、支持軸に複数個の数
字輪を回動可能に設け、数字輪の下位桁側に複数
個の連続歯を形成し、数字輪の上位桁側に間欠歯
を形成し、連続歯と隣る間欠歯とに同時歯合可能
なピニオンを設けたものにおいて、上記ピニオン
の歯数と連続歯の歯数の公約数毎に、上記ピニオ
ン歯の歯幅又は歯丈を変化させ、これと対応して
上記連続歯の歯幅又は歯丈を変化させて設定した
位置特定手段を設けて構成したことを特徴とする
積算計にある。
とするもので、その要旨は、支持軸に複数個の数
字輪を回動可能に設け、数字輪の下位桁側に複数
個の連続歯を形成し、数字輪の上位桁側に間欠歯
を形成し、連続歯と隣る間欠歯とに同時歯合可能
なピニオンを設けたものにおいて、上記ピニオン
の歯数と連続歯の歯数の公約数毎に、上記ピニオ
ン歯の歯幅又は歯丈を変化させ、これと対応して
上記連続歯の歯幅又は歯丈を変化させて設定した
位置特定手段を設けて構成したことを特徴とする
積算計にある。
[作用]
ピニオンの歯数と連続歯の歯数の公約数毎に、
上記ピニオン歯の歯幅又は歯丈を変化し、これと
対応して上記連続歯の歯幅又は歯状を変化して設
定した位置特定手段により、上記ピニオン歯と上
記連続歯との歯合位置が特定される。
上記ピニオン歯の歯幅又は歯丈を変化し、これと
対応して上記連続歯の歯幅又は歯状を変化して設
定した位置特定手段により、上記ピニオン歯と上
記連続歯との歯合位置が特定される。
[実施例]
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示し、第
1図乃至第3図は第1実施例、第4図は第2実施
例、第5図乃至第7図は第3実施例である。
1図乃至第3図は第1実施例、第4図は第2実施
例、第5図乃至第7図は第3実施例である。
尚、前記第8図乃至第13図は従来構造と同一
態様部分には同符号を付す。
態様部分には同符号を付す。
第1図乃至第3図の第1実施例において、13
は位置特定手段であつて、この場合ピニオン8の
長歯7aの上位桁側のみを長さxだけ切欠形成し
てピニオン8の歯幅を一個置きに変化させて設
け、連続歯3間の谷部に、1個置きに切欠した長
歯7aの端面に対応して丘部14を設け、この丘
部14により連続歯3の歯幅を一個置きに変化さ
せることにより丘部14にはピニオン8の長歯7
aの上位桁側のみが対向可能となるよう構成した
ものである。
は位置特定手段であつて、この場合ピニオン8の
長歯7aの上位桁側のみを長さxだけ切欠形成し
てピニオン8の歯幅を一個置きに変化させて設
け、連続歯3間の谷部に、1個置きに切欠した長
歯7aの端面に対応して丘部14を設け、この丘
部14により連続歯3の歯幅を一個置きに変化さ
せることにより丘部14にはピニオン8の長歯7
aの上位桁側のみが対向可能となるよう構成した
ものである。
よつて組み付け作業時に誤つてピニオン8が通
常組み付けられる連続歯とピニオン8の歯合位置
に対して一歯分だけずれて歯合しようとした場
合、つまりピニオン8の短歯7bが連続歯3の丘
部14のある谷部に歯合しようとすると、ピニオ
ン8と連続歯3とは組み付けが不可能となること
によつて、作業者はピニオン8と連続歯3とが通
常の組み付け位置に対して誤つた位置関係にある
ことを認識できる。
常組み付けられる連続歯とピニオン8の歯合位置
に対して一歯分だけずれて歯合しようとした場
合、つまりピニオン8の短歯7bが連続歯3の丘
部14のある谷部に歯合しようとすると、ピニオ
ン8と連続歯3とは組み付けが不可能となること
によつて、作業者はピニオン8と連続歯3とが通
常の組み付け位置に対して誤つた位置関係にある
ことを認識できる。
この第1実施例は上記構成であるから位置特定
手段13によりピニオン8の短歯7bは丘部14
のない谷部に歯合し、長歯7aは丘部14のある
谷部にのみ歯合できることになり、連続歯3とピ
ニオン8の歯合位置を特定でき、このためピニオ
ン8の取り付け位置がずれることを防止できる。
手段13によりピニオン8の短歯7bは丘部14
のない谷部に歯合し、長歯7aは丘部14のある
谷部にのみ歯合できることになり、連続歯3とピ
ニオン8の歯合位置を特定でき、このためピニオ
ン8の取り付け位置がずれることを防止できる。
第4図の第2実施例は位置特定手段13の別例
を示し、この場合連続歯3の谷部の深さhを1個
置きに変えて歯丈を変化させ、ピニオン8の歯丈
もhに合わせて1個置きに変えたものである。
を示し、この場合連続歯3の谷部の深さhを1個
置きに変えて歯丈を変化させ、ピニオン8の歯丈
もhに合わせて1個置きに変えたものである。
本実施例においては、ピニオン8に長歯7aの
歯丈を高く形成するとともに短歯3の歯丈を低く
形成しており、歯丈を高く形成した長歯7bは、
連続歯3の深さhの深い方の谷部のみに歯合し、
歯丈を低く形成した短歯3は、連続歯3の深さh
の浅い方の谷部のみに歯合できるようになつてい
るものである。
歯丈を高く形成するとともに短歯3の歯丈を低く
形成しており、歯丈を高く形成した長歯7bは、
連続歯3の深さhの深い方の谷部のみに歯合し、
歯丈を低く形成した短歯3は、連続歯3の深さh
の浅い方の谷部のみに歯合できるようになつてい
るものである。
この第2実施例にあつても、連続歯3とピニオ
ン8の歯合位置を特定でき、第1実施例と同様の
作用効果を得る。
ン8の歯合位置を特定でき、第1実施例と同様の
作用効果を得る。
第5,6,7図の第3実施例は、いわゆるアウ
ターピニオン型の積算計に本考案を用いたもの
で、この場合連続歯3の谷部の奥行Bを1個置き
に変えてピニオン8の歯幅をBにあわせて1個置
きに変えたものである。
ターピニオン型の積算計に本考案を用いたもの
で、この場合連続歯3の谷部の奥行Bを1個置き
に変えてピニオン8の歯幅をBにあわせて1個置
きに変えたものである。
この第3実施例にあつても、連続歯3とピニオ
ン8の歯合位置を特定でき、第1、2実施例と同
様の作用効果を得る。
ン8の歯合位置を特定でき、第1、2実施例と同
様の作用効果を得る。
尚、上記実施例ではピニオン8の歯を1個置き
に歯幅又は歯丈を変形させているが、たとえばピ
ニオン8の歯数と連続歯3の歯数との公約数毎に
変化させても良い等、本考案は上記実施例に限ら
れるものではない。
に歯幅又は歯丈を変形させているが、たとえばピ
ニオン8の歯数と連続歯3の歯数との公約数毎に
変化させても良い等、本考案は上記実施例に限ら
れるものではない。
[考案の効果]
本考案は上述の如く、支持軸に複数個の数字輪
を回動可能に設け、数字輪の下位桁側に複数個の
連続歯を形成し、数字輪の上位桁側に間欠歯を形
成し、連続歯と隣る間欠歯とに同時歯合可能なピ
ニオンを設けたものにおいて、上記ピニオンの歯
数と連続歯の歯数の公約数毎に、上記ピニオン歯
の歯幅又は歯丈を変化させ、これと対応して上記
連続歯の歯幅又は歯丈を変化させて設定した位置
特定手段を設けて構成したので、連続歯とピニオ
ンの歯合位置を特定でき、このためピニオンの組
み付け位置のずれを防止できる。
を回動可能に設け、数字輪の下位桁側に複数個の
連続歯を形成し、数字輪の上位桁側に間欠歯を形
成し、連続歯と隣る間欠歯とに同時歯合可能なピ
ニオンを設けたものにおいて、上記ピニオンの歯
数と連続歯の歯数の公約数毎に、上記ピニオン歯
の歯幅又は歯丈を変化させ、これと対応して上記
連続歯の歯幅又は歯丈を変化させて設定した位置
特定手段を設けて構成したので、連続歯とピニオ
ンの歯合位置を特定でき、このためピニオンの組
み付け位置のずれを防止できる。
以上、所期の目的を充分達成することができ
る。
る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は第1実施例の分解斜視図、第2図はその断面
図、第3図はそのピニオンの側面図、第4図は第
2実施例の部分断面図、第5図は第3実施例の正
面図、第6図はその断面図、第7図はその部分斜
視図、第8図は従来構造の分解斜視図、第9図は
その断面図、第10,11図はその作動説明図、
第12図はそのピニオンの正面図、第13図はそ
の側面図である。 1……支持軸、2……数字輪、3……連続歯、
4,5……間欠歯、8……ピニオン、13……位
置特定手段。
は第1実施例の分解斜視図、第2図はその断面
図、第3図はそのピニオンの側面図、第4図は第
2実施例の部分断面図、第5図は第3実施例の正
面図、第6図はその断面図、第7図はその部分斜
視図、第8図は従来構造の分解斜視図、第9図は
その断面図、第10,11図はその作動説明図、
第12図はそのピニオンの正面図、第13図はそ
の側面図である。 1……支持軸、2……数字輪、3……連続歯、
4,5……間欠歯、8……ピニオン、13……位
置特定手段。
Claims (1)
- 支持軸に複数個の数字輪を回動可能に設け、数
字輪の下位桁側に複数個の連続歯を形成し、数字
輪の上位桁側に間欠歯を形成し、連続歯と隣る間
欠歯とに同時歯合可能なピニオンを設けたものに
おいて、上記ピニオンの歯数と連続歯の歯数の公
約数毎に、上記ピニオン歯の歯幅又は歯丈を変化
させ、これと対応して上記連続歯の歯幅又は歯丈
を変化させて設定した位置特定手段を設けて構成
したことを特徴とする積算計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002086U JPH0534052Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002086U JPH0534052Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63107078U JPS63107078U (ja) | 1988-07-11 |
JPH0534052Y2 true JPH0534052Y2 (ja) | 1993-08-30 |
Family
ID=31162187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20002086U Expired - Lifetime JPH0534052Y2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534052Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP20002086U patent/JPH0534052Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63107078U (ja) | 1988-07-11 |
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