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JPH05339851A - 経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構 - Google Patents

経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構

Info

Publication number
JPH05339851A
JPH05339851A JP15047192A JP15047192A JPH05339851A JP H05339851 A JPH05339851 A JP H05339851A JP 15047192 A JP15047192 A JP 15047192A JP 15047192 A JP15047192 A JP 15047192A JP H05339851 A JPH05339851 A JP H05339851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
cutter
value
cutting
separated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15047192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Doi
隆雄 土肥
Satoshi Ito
聡 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Todo Seisakusho Ltd
Original Assignee
Todo Seisakusho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Todo Seisakusho Ltd filed Critical Todo Seisakusho Ltd
Priority to JP15047192A priority Critical patent/JPH05339851A/ja
Publication of JPH05339851A publication Critical patent/JPH05339851A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 経糸準備機械の糸仕掛フレームに仕掛けられ
た経糸が、張力にむらがあっても、切れ易い弱い経糸で
あっても、糸の張力や強弱には無関係に、又、経糸の断
面が非円形であっても、毛羽立っていても、正確に判定
することができ、且つ、高速判定が可能な経糸分離装置
用の2本糸検出機構を提供する。 【構成】 移動する経糸2を切断するカッター13と、
このカッター13に係合するように配され、前記経糸2
の切断時に経糸2を切断するために前記カッター13に
加わる力を測定する圧電センサ6と、この力の測定値に
関する前記圧電センサ6からの電気信号を処理し演算す
ると共にこの演算結果が所定基準値に対して有する偏差
値を演算し、この偏差値から前記の分離された経糸2の
本数を判定し前記の分離ミスを検出する演算部9とを備
えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製織用経糸準備工程に
おいて行う、経継機による経糸の結び継ぎ、綜絖引込機
による綜絖引込み、筬通し機による筬通し等の作業を行
う経糸準備機械の経糸分離装置で使用され、経糸を2本
以上一緒に分離する分離ミスを検出する経糸分離装置用
の2本糸検出方法とその2本糸検出機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の経糸分離装置用の2本糸検出方法
とその2本糸検出機構としては、分離した経糸を、張力
測定部材に押し付けて、その張力を測定し、その張力の
大きさによって、分離した経糸が1本か2本かを判定す
る2本糸検出機構を経継機に組み込んだものが、特開昭
62−6945号に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、数千本以上もある経糸を糸仕掛フレームに並べると
きに、どうしても張力にむらが発生するので、張力によ
る判定では誤判定を起こすという問題点がある。
【0004】又、アセテート糸等のように細くて切れ易
い弱い糸の場合には、弱い張力で糸仕掛フレームに仕掛
けるので、判定が不安定になるという問題点がある。
【0005】更に、前記張力測定部材は張力を機械的に
測定する機構なので応答速度が遅くて、高速判定ができ
ないという問題点がある。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決し、糸仕掛
フレームに仕掛けられた経糸の張力にむらがあっても、
切れ易い弱い経糸であっても、糸の張力や強弱には無関
係に、又、経糸の断面が非円形であっても、毛羽立って
いても、正確に判定することができ、且つ、高速判定が
可能な経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検
出機構を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決るための手段】本発明の経糸分離装置用の
2本糸検出方法は、上記の課題を解決するために、経糸
の結び継ぎ、綜絖引込み、筬通し等の製織用経糸準備作
業を行う経糸準備機械に付属し、経糸準備機械の両端に
ある経糸クリップによって保持されシート状に密接して
一列に並んだ経糸群から経糸を一本ずつ分離して引き出
す経糸分離装置で使用され、経糸を2本以上一緒に分離
する分離ミスを検出する2本糸検出方法において、前記
経糸分離装置が分離して引き出した経糸をカッターで切
断し、この経糸切断時に、経糸を切断するためにカッタ
ーに加わる力を測定し、この力の測定値が所定基準値に
対して有する偏差値から、その分離された経糸の本数を
判定し、前記分離ミスを検出することを特徴とする。
【0008】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出機構
は、上記の課題を解決するために、経糸の結び継ぎ、綜
絖引込み、筬通し等の製織用経糸準備作業を行う経糸準
備機械に付属し、経糸準備機械の両端にある経糸クリッ
プによって保持されシート状に密接して一列に並んだ経
糸群から経糸を一本ずつ分離して引き出す経糸分離装置
で使用され、経糸を2本以上一緒に分離する分離ミスを
検出する2本糸検出機構において、前記経糸分離装置が
分離して引き出した経糸が移動する軌跡上に配されて、
前記軌跡上を移動する経糸を切断するカッターと、この
カッターに係合するように配され、前記経糸の切断時に
経糸を切断するために前記カッターに加わる力を測定す
る圧電センサと、この力の測定値に関する前記圧電セン
サからの電気信号を処理し演算すると共にこの演算結果
が所定基準値に対して有する偏差値を演算し、この偏差
値から前記の分離された経糸の本数を判定し前記の分離
ミスを検出する演算部とを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出方法は、
経糸分離装置が分離して引き出した経糸をカッターで切
断し、この経糸切断時に、経糸を切断するためにカッタ
ーに加わる力を測定し、この力の測定値が所定基準値に
対して有する偏差値から、その分離された経糸の本数を
判定し、前記分離ミスを検出するものであり、判定基準
に使用する、経糸を切断するためにカッターに加わる力
が、経糸の張力に無関係なので、経糸準備機械の両端に
ある経糸クリップによって保持されシート状に密接して
一列に並んだ経糸群が、張力にむらがあっても、切れ易
い弱い経糸であっても、正確に判定することができ、且
つ、経糸を切断するためにカッターに加わる力は、張力
よりも短時間で測定できるので、高速判定が可能であ
る。又、経糸の断面形状や毛羽立ちにも影響されずに、
正確に判定できる。
【0010】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出機構
は、カッターが、経糸分離装置が分離して引き出した経
糸が移動する軌跡上に配されて、前記軌跡上を移動する
経糸を切断し、圧電センサが、前記カッターに係合する
ように配され、前記経糸の切断時に経糸を切断するため
に前記カッターに加わる力を測定してこの力の測定値に
関する電気信号を発信し、演算部が、前記圧電センサか
らの電気信号を処理し演算すると共にこの演算結果が所
定基準値に対して有する偏差値を演算し、この偏差値か
ら前記の分離された経糸の本数を判定し前記の分離ミス
を検出するものであり、判定基準に使用する、経糸を切
断するためにカッターに加わる力が経糸の張力に無関係
なので、経糸準備機械の両端にある経糸クリップによっ
て保持されシート状に密接して一列に並んだ経糸群が、
張力にむらがあっても、切れ易い弱い経糸であっても、
正確に判定することができ、且つ、経糸を切断するため
にカッターに加わる力は、張力よりも短時間で測定でき
るので、高速判定が可能である。又、経糸の断面形状や
毛羽立ちにも影響されずに、正確に判定できる。
【0011】
【実施例】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出方法を
使用した2本糸検出機構の一実施例を図1〜図11に基
づいて説明する。
【0012】図1は、本実施例の2本糸検出機構を組み
込んだ経糸分離装置を使用した綜絖引込機の要部を示す
側面図である。
【0013】図1は、綜絖引込機への、本実施例の2本
糸検出機構の圧電センサ6の組み込み位置を示す。経糸
ビーム39から引き出された経糸群2′は、綜絖引込機
の上部と下部にある経糸クリップ1によって保持されシ
ート状に密接して一列に並んでいる。前記の上部にある
経糸クリップ1の下に配された経糸分離装置34が、経
糸群2′の最前側の経糸を1本ずつ順次分離して切断し
保持する。経通しフック37が、綜絖群(図示せず)か
ら1本ずつ引き出された綜絖36の綜絖穴36′を通し
て経糸群2′の近傍まで挿入されて、前記の切断されて
経糸分離装置34に保持されている経糸を引っ掛けて、
綜絖36の綜絖穴36′を通して1本ずつ順次引き抜
き、ガイド棒38に掛けて、図1の経糸2のように綜絖
36の綜絖穴36′に1本ずつ順次引き通す。
【0014】図1において、本実施例の2本糸検出機構
は、その圧電センサ6その他が経糸分離装置34に組み
込まれて、経糸分離装置34が、上記のようにして、経
糸群2′から経糸2を1本分離して切断する際に、経糸
を2本以上一緒に分離する分離ミスの有無を検出するも
のである。
【0015】図2は、本実施例の2本糸検出機構の構成
を示す。
【0016】図2において、経糸群2′は、綜絖引込機
(図1参照)の上部と下部にある経糸クリップ1によっ
て保持されシート状に密接して一列に並び、経糸クリッ
プ1の矢印方法の移動によって移動する。経糸群2′の
上記の移動方向の最前側にある経糸2が、セレクトニー
ドル10の下降によって、セレクトニードル10の分離
フック10′に引っ掛けられて分離されて下方に下がる
(規制レバー11、規制スプリング12については、後
述の図3の説明参照)。この分離されて下がった経糸2
が、フィラー14の前端部を下方に押すと同時に、運糸
レバー16にある経糸ホルダー3に引っ掛かる。経糸ホ
ルダー3は、スプリング3′とカラー3″の作用によっ
て、運糸レバー16側に付勢されていて、前記の分離さ
れて下がってきた経糸2を挟んで保持する。一方、前端
部を下方に押されたフィラー14の反対側にあるフック
17が、運糸レバー16の係止突起16′から外れ、運
糸レバー16はスプリング18とレバー19との作用
で、ガイドピン4とガイド穴5にガイドされて、図2の
右方向に移動する。この移動に伴って、経糸ホルダー3
は、カッター13の固定刃13Bと可動刃13Aとの開
口部に、保持している経糸2を運ぶ、この経糸2が、固
定刃13Bと可動刃13Aとの開口部にきたときに、可
動刃13Aを矢印が示す方向に動作させ前記経糸2を切
断する。この場合、固定刃13Bは圧電センサ6によっ
て固定位置に支えられており、この圧電センサ6に、前
記経糸切断時に、経糸2を切断するためにカッター13
Bに加わる力が伝わり、圧電センサ6は、この力を測定
し、この力の測定値に関する電気信号を、ケーブル20
を介して、演算部9に発信する。演算部9は、この電気
信号を受けて処理し演算すると共に、この演算結果が所
定基準値に対して有する偏差値を演算し、この偏差値か
ら前記の分離された経糸の本数を判定し前記の分離ミス
を検出する。
【0017】図3は、セレクトニードル10の動作を示
す詳細図で、規制スプリング12は、常時、セレクトニ
ードル10を経糸群2′の方向に付勢している。又、規
制レバー11は、セレクトニードル10が、経糸群2′
を押し過ぎないように規制し、セレクトニードル10
が、常に、適正な位置で適正な力で経糸群2′を押すよ
うになっている。
【0018】次に、上記の諸動作の詳細説明を、全体構
成を示す図1、図2と要部を示す図4〜図6に基づいて
説明する。
【0019】図2は、セレクトニードル10が下方に移
動し始める前の状態を示し、図4は、セレクトニードル
10が、図2の経糸群2′から、最前側の1本の経糸2
を分離フック10′に引っ掛けて分離した状態を示す。
分離された経糸2は、押し下げられて運糸レバー16の
経糸ホルダー3に引っ掛かっており、図5に進む。
【0020】図5は、分離された経糸2が、フィラー1
4の前端部を押し、フィラー14の反対側のフック17
が、運糸レバー16の係止突起16′から外れた状態を
示す。更に運糸レバー16が矢印の方向に移動すると、
経糸ホルダー3に保持された経糸2は、カッター13の
固定刃13Bと可動刃13Aとの開口部に運ばれる。
【0021】経糸2がこの開口部にくると、可動刃13
Aが矢印方向に動作して経糸2を切断する。固定刃13
は、圧電センサ6に支えられて固定位置にあり、圧電セ
ンサ6は、経糸2の切断時に固定刃13Bに加えられる
力を検出し、図6に進む。
【0022】図6は、カッター13が、分離された経糸
2を切断し、運糸レバー16の経糸ホルダー3は、分離
され切断された経糸2の片側を保持して待機し、分離・
切断され経糸ホルダー3に保持された経糸2は、図1に
示す経通しフック37の動作によって、経糸ホルダー3
から外され、綜絖36の綜絖穴36′を通して1本ずつ
順次引き抜かれ、ガイド棒38に掛って、図1の経糸2
のように綜絖36の綜絖穴36′に1本ずつ順次引き通
される。
【0023】次に、圧電センサ6の詳細を図7、図8に
基づいて説明する。
【0024】図7と図8とは、圧電センサ6を係合させ
たカッター13の正面図と側面図とを示す。
【0025】図7、図8において、カッター13は、可
動刃13Aと固定刃13Bとを有する。可動刃13Aと
固定刃13Bとは共に固定軸13Cに回動自在に支持さ
れている。そして、固定刃13Bは、圧電センサ6の感
圧面で下から支えられて固定位置に位置決めされ、且
つ、可動刃13Aが上方に移動する際に、可動刃13A
に連れられて上方に移動しないように、ピン13Dによ
って上方への移動を規制されている。
【0026】圧電センサ6は、圧電素子6A(圧電セラ
ミックス等)と電極6B、6Bとリード線20、20と
を有し、前記固定刃13Bを支えている圧電センサ6の
感圧面の反対側の感圧面をホルダー7に当接して、接着
剤などによって、ホルダー7に取り付けられている。そ
して、ホルダー7は、ネジ8によって図示していない台
に固定され、ホルダー7に取り付けられた圧電センサ6
の感圧面が、前記のように、固定刃13Bを下から支え
るようになっている。
【0027】この状態で、前記のように、経糸ホルダー
3に保持された経糸2が、カッター13の固定刃13B
と可動刃13Aとの開口部に運ばれてくると、可動刃1
3Aの一端13Eを矢印の方向に動作させる機構(図示
せず)が作動し、可動刃13Aが矢印の方向に動作す
る。この動作によって、固定刃13Bと可動刃13Aと
の開口部に運ばれてきた経糸2が、固定刃13Bと可動
刃13Aとによって切断される。この時、経糸2切断の
ために、可動刃13Aが経糸2に加えた力は、経糸2が
切断するまで、固定刃13Bに加えられる。この固定刃
13Bに加えられた力は圧電センサ6の感圧面に伝わ
り、圧電センサ6によって測定される。
【0028】この場合、圧電センサ6は、圧電感度は極
めて大きいが、図9に示す、コンデンサと抵抗が直列の
等価回路を有し、静的感度を持たないので、上記のよう
に、圧電センサ6が固定刃13Bを支えているだけのと
きには、圧電センサ6からの出力が無く、経糸2の切断
時に、経糸2を切断するための力が固定刃13Bに加わ
ったときに、圧電センサ6からその力に対応する出力が
発生する。そして、経糸を切断するに要する力の大きさ
は経糸の断面積に比例するので、切断した経糸が1本か
2本かによって、圧電センサ6からの出力が異なる。
【0029】図10は、切断した経糸が1本の場合と2
本の場合に、圧電センサ6が出力する電圧波形を示すも
ので、2本の場合の電圧は、1本の場合の電圧の2倍よ
りも大きくなる傾向が認められる。これは、2本の場合
には、2本が並んで切断されるので、1本の場合に比
べ、切断に要する力が2倍になるが、切断に要する時間
が同じなので、力の増加速度が大きくなり、図9の等価
回路から判断して、この力の増加速度が大きくなった分
だけ感度が大きくなるためと推定される。その結果、切
断に要する力を管理することによって、分離された経糸
2が、1本か2本かを、都合良く判断できる。
【0030】図10は、圧電セラミックスを圧電素子6
Aとして使用した圧電センサ6が、経糸を1本又は2本
切断した時にカッター13の固定刃13Bにかかる力を
受けた場合の起電力を示した比較図で、2本の場合は、
1本の場合の2倍以上になることを示している。本実施
例では、経糸を切断する時の発生電圧を、演算部9(図
2、図11参照)で処理し演算して、その演算結果を所
定基準値と比較して、カッター13が切断した経糸の本
数を判定し、経糸分離ミスを検出している。
【0031】図11は、図2の演算部9の構成を示すブ
ロック図である。
【0032】図11において、演算部9は、圧電センサ
6から発信される発生電圧のピーク値信号を増幅・発信
するアンプ23と、このアンプ23からのピーク値信号
(図10参照)を受けて、このピーク値を記憶するピー
クホールド回路25と、このピークホールド回路25が
記憶するピーク値をA/D変換すると共に、最初の4回
のデータを基準データ作成回路29(後述)に送り、第
5回以後のデータを比較回路27(後述)に送るA/D
変換回路26と、オフセット量を調節するオフセット量
調節信号を基準データ作成回路29に送るオフセット量
調節回路28と、A/D変換回路26から最初の4回の
データを受けてその平均値を演算すると共に、オフセッ
ト量調節回路28からのオフセット量調節信号を受けて
前記の所定基準値を作成する基準データ作成回路29
と、この基準データ作成回路29からの所定基準値を記
憶する基準データ記憶回路30と、この基準データ記憶
回路30からの所定基準値とA/D変換回路26からの
第5回以後のデータとを比較して分離された経糸の本数
を判定する比較回路27と、この比較回路27の判定結
果に基づいて経糸分離装置34(図1)等の機構部33
を停止させるなどの制御をするメカ制御回路31とを有
する。
【0033】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出方法
とその2本糸検出機構は、上記の実施例に限らず種々の
態様が可能である。例えば下記の通りである。
【0034】本実施例では、圧電センサ6の圧電素子6
Aに圧電セラミックスを使用しているが、圧電性を有す
るものであれば、圧電セラミックスに限らない。
【0035】本実施例では、カッター13に、鋏を使用
しているが、鋏に限らず、平行刃等でも良く、その設計
は自由である。
【0036】セレクトニードル10、カッター13、フ
ィラー14、運糸レバー16、係止突起16′、フック
17、スプリング18、レバー19等の構成部品の設計
は、本実施例の設計に限らず、目的に合わせて自由に設
計できる。
【0037】演算部9の構成と役割分担は、本実施例の
構成に限らず、目的に合わせて自由に設計できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の経糸分離装置用の2本糸検出方
法とその2本糸検出機構は、経糸をカッターで切断する
のにに必要な力で判断しているので、経糸準備機械の両
端にある経糸クリップによって保持されシート状に密接
して一列に並んだ経糸群が、張力にむらがあっても、切
れ易い弱い経糸で張力の調整が困難であっても、張力に
無関係に正確に判定することができ、且つ、従来例に比
較して高速判定が可能である。又、経糸の断面が非円形
であっても、毛羽立っていても、1本と2本の差を検出
できるので、本発明を経糸準備機械の経糸分離装置に使
用すれば、経糸準備機械の作業能率と信頼性が向上し、
且つ、作業者の負担を大幅に軽減できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の経糸準備機械への組込み位
置を示す側面図である。
【図2】図1の実施例の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の一部拡大動作図である。
【図4】図2の一部拡大動作図である。
【図5】図2の一部拡大動作図である。
【図6】図2の一部拡大動作図である。
【図7】図2のカッターと圧電センサの正面図である。
【図8】図2のカッターと圧電センサの側面図である。
【図9】図2の圧電センサの等価回路図である。
【図10】図2の圧電センサの出力電圧図である。
【図11】図2の演算部のブロック図である。
【符号の説明】
1 経糸クリップ 2 経糸 2′ 経糸群 3 経糸ホルダー 3′ スプリング 3″ カラー 4 ガイドピン 5 ガイド穴 6 圧電センサ 6A 圧電素子 6B 電極 7 ホルダー 8 ネジ 9 演算部 10 セレクトニードル 10′ 分離フック 11 規制バー 12 規制スプリング 13 カッター 13A 移動刃 13B 固定刃 14 フィラー 16 運糸レバー 16′ 係止突起 17 フック 18 スプリング 19 レバー 20 ケーブル 23 アンプ 25 ピークホールド回路 26 A/D変換回路 27 比較回路 28 オフセット量調節回路 29 基準データ作成回路 30 基準データ記憶回路 31 メカ制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸の結び継ぎ、綜絖引込み、筬通し等
    の製織用経糸準備作業を行う経糸準備機械に付属し、経
    糸準備機械の両端にある経糸クリップによって保持され
    シート状に密接して一列に並んだ経糸群から経糸を一本
    ずつ分離して引き出す経糸分離装置で使用され、経糸を
    2本以上一緒に分離する分離ミスを検出する2本糸検出
    方法において、前記経糸分離装置が分離して引き出した
    経糸をカッターで切断し、この経糸切断時に、経糸を切
    断するためにカッターに加わる力を測定し、この力の測
    定値が所定基準値に対して有する偏差値から、その分離
    された経糸の本数を判定し、前記分離ミスを検出するこ
    とを特徴とする経糸分離装置用の2本糸検出方法。
  2. 【請求項2】 経糸の結び継ぎ、綜絖引込み、筬通し等
    の製織用経糸準備作業を行う経糸準備機械に付属し、経
    糸準備機械の両端にある経糸クリップによって保持され
    シート状に密接して一列に並んだ経糸群から経糸を一本
    ずつ分離して引き出す経糸分離装置で使用され、経糸を
    2本以上一緒に分離する分離ミスを検出する2本糸検出
    機構において、前記経糸分離装置が分離して引き出した
    経糸が移動する軌跡上に配されて、前記軌跡上を移動す
    る経糸を切断するカッターと、このカッターに係合する
    ように配され、前記経糸の切断時に経糸を切断するため
    に前記カッターに加わる力を測定する圧電センサと、こ
    の力の測定値に関する前記圧電センサからの電気信号を
    処理し演算すると共にこの演算結果が所定基準値に対し
    て有する偏差値を演算し、この偏差値から前記の分離さ
    れた経糸の本数を判定し前記の分離ミスを検出する演算
    部とを備えることを特徴とする経糸分離装置用の2本糸
    検出機構。
JP15047192A 1992-06-10 1992-06-10 経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構 Pending JPH05339851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15047192A JPH05339851A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構

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JP15047192A JPH05339851A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05339851A true JPH05339851A (ja) 1993-12-21

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JP15047192A Pending JPH05339851A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 経糸分離装置用の2本糸検出方法とその2本糸検出機構

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JP (1) JPH05339851A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103643391A (zh) * 2013-11-21 2014-03-19 诸暨市凯利纺织机械有限公司 股线在结经机上完整送线的送线装置和送线方法
CN108442027A (zh) * 2017-02-16 2018-08-24 诸暨市凯利纺织机械有限公司 具有高性能纱线分离的结经机机头
CN118531552A (zh) * 2024-05-23 2024-08-23 北京小鹿科技有限公司 一种基于数据分析的结经系统

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