JPH05337910A - セメント系硬化物の流し込み成形方法 - Google Patents
セメント系硬化物の流し込み成形方法Info
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- JPH05337910A JPH05337910A JP15184992A JP15184992A JPH05337910A JP H05337910 A JPH05337910 A JP H05337910A JP 15184992 A JP15184992 A JP 15184992A JP 15184992 A JP15184992 A JP 15184992A JP H05337910 A JPH05337910 A JP H05337910A
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Landscapes
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】気泡が少なくて品質の均一なセメント系硬化物
を得ることができる、セメント系硬化物の流し込み成形
方法を提供する。 【構成】シリコンゴムからなる外型12を備えた成形型
1のキャビティ13内に、振動装置3により振動させつ
つ、内型11のエアー抜き孔111よりエアー抜きを行
いながら、開口部131からセメント系ペースト2を流
し込み、キャビティ13に沿わせて賦形した後、加温、
高湿下にて一定時間養生する。成形型1を脱型すること
により、セメント系硬化物を得る。
を得ることができる、セメント系硬化物の流し込み成形
方法を提供する。 【構成】シリコンゴムからなる外型12を備えた成形型
1のキャビティ13内に、振動装置3により振動させつ
つ、内型11のエアー抜き孔111よりエアー抜きを行
いながら、開口部131からセメント系ペースト2を流
し込み、キャビティ13に沿わせて賦形した後、加温、
高湿下にて一定時間養生する。成形型1を脱型すること
により、セメント系硬化物を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡の少なく品質が均
一なセメント系硬化物を、流し込み成形により成形する
方法に関するものである。
一なセメント系硬化物を、流し込み成形により成形する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント瓦等のセメント系硬化物
を成形する場合、成形用原料の金型内での流動性を良く
したり、補強繊維の分散性を良くしたりするために、成
形用原料に過剰水を含有させておいて、その過剰水を成
形時に除去する方法を採用することがある。
を成形する場合、成形用原料の金型内での流動性を良く
したり、補強繊維の分散性を良くしたりするために、成
形用原料に過剰水を含有させておいて、その過剰水を成
形時に除去する方法を採用することがある。
【0003】例えば、実開昭55─58311号公報に
記載の如く、昇降自在な上型と定置した下型とを有し、
低圧状態で充填加圧し、且つ搾水ができるように、上型
の下面に複数の吸引孔を設けたものや、実開昭55─6
3711号公報に記載の如く、昇降自在な上型と定置し
た下型とを有し、上型の下面に多数の吸引孔を設け、こ
の吸引孔を真空ブロアーに接続したもの等が提案されて
いる。
記載の如く、昇降自在な上型と定置した下型とを有し、
低圧状態で充填加圧し、且つ搾水ができるように、上型
の下面に複数の吸引孔を設けたものや、実開昭55─6
3711号公報に記載の如く、昇降自在な上型と定置し
た下型とを有し、上型の下面に多数の吸引孔を設け、こ
の吸引孔を真空ブロアーに接続したもの等が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、いず
れも、プレス成形により、開いた状態のプレス成形用金
型に過剰水を含有する成形用原料を供給し、金型を閉じ
てプレス成形する段階で、加圧して余剰水を搾水する方
法である。
れも、プレス成形により、開いた状態のプレス成形用金
型に過剰水を含有する成形用原料を供給し、金型を閉じ
てプレス成形する段階で、加圧して余剰水を搾水する方
法である。
【0005】しかし、キャビティの容積が一定の流し込
み成形用成形型を用いて成形を行う流し込み成形におい
ては、プレス成形の如く急激な搾水ができないので、上
記の如き方法を採用した場合には、成形時間が長くな
り、又、成形型の成形用原料を流し込む開口部付近の成
形用原料の供給が遅くなり、成形不良を引き起こすとい
う問題点がある。
み成形用成形型を用いて成形を行う流し込み成形におい
ては、プレス成形の如く急激な搾水ができないので、上
記の如き方法を採用した場合には、成形時間が長くな
り、又、成形型の成形用原料を流し込む開口部付近の成
形用原料の供給が遅くなり、成形不良を引き起こすとい
う問題点がある。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、成形時間が短く、気泡が少なくて品質の均一なセメ
ント系硬化物を得ることができる、セメント系硬化物の
流し込み成形方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
し、成形時間が短く、気泡が少なくて品質の均一なセメ
ント系硬化物を得ることができる、セメント系硬化物の
流し込み成形方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、開閉可能な内型と外型とを備え、その内型と外型と
の間に成形すべきセメント系硬化物を成形するキャビテ
ィが設けられ、キャビティの上方にそのキャビティに連
通する開口部が設けられた流し込み成形用成形型を用
い、その成形型のキャビティ内に開口部からセメント系
ペーストを流し込んで賦形養生するセメント系硬化物の
流し込み成形方法において、外型としてゴム材料からな
るものを用い、内型としてエアー抜き孔が設けられたも
のを用い、その内型のエアー抜き孔のキャビティ側を濾
布で覆い、閉じた状態の成形型を振動装置により振動さ
せつつ、成形型のキャビティ内に開口部からセメント系
ペーストを流し込んで賦形するセメント系硬化物の流し
込み成形方法である。
は、開閉可能な内型と外型とを備え、その内型と外型と
の間に成形すべきセメント系硬化物を成形するキャビテ
ィが設けられ、キャビティの上方にそのキャビティに連
通する開口部が設けられた流し込み成形用成形型を用
い、その成形型のキャビティ内に開口部からセメント系
ペーストを流し込んで賦形養生するセメント系硬化物の
流し込み成形方法において、外型としてゴム材料からな
るものを用い、内型としてエアー抜き孔が設けられたも
のを用い、その内型のエアー抜き孔のキャビティ側を濾
布で覆い、閉じた状態の成形型を振動装置により振動さ
せつつ、成形型のキャビティ内に開口部からセメント系
ペーストを流し込んで賦形するセメント系硬化物の流し
込み成形方法である。
【0008】本願の請求項2の発明は、請求項1におい
て、成形型のキャビティ内に開口部からセメント系ペー
ストを流し込んで賦形する際に、内型のエアー抜き孔か
らエアーを真空吸引するセメント系硬化物の流し込み成
形方法である。
て、成形型のキャビティ内に開口部からセメント系ペー
ストを流し込んで賦形する際に、内型のエアー抜き孔か
らエアーを真空吸引するセメント系硬化物の流し込み成
形方法である。
【0009】本発明において、セメント系ペーストは、
セメントと、水と、必要に応じて添加される、合成繊
維、減水剤、シリカヒューム、珪砂、川砂、フライアッ
シュ、ベントナイト、セピオライト、ウォラストナイ
ト、炭酸カルシウム、マイカ、高炉スラグ等の添加物と
が混合されたものである。
セメントと、水と、必要に応じて添加される、合成繊
維、減水剤、シリカヒューム、珪砂、川砂、フライアッ
シュ、ベントナイト、セピオライト、ウォラストナイ
ト、炭酸カルシウム、マイカ、高炉スラグ等の添加物と
が混合されたものである。
【0010】セメントとは、ポルトランドセメント、ア
ルミナセメント、高炉セメント等の水硬性をものを指
す。
ルミナセメント、高炉セメント等の水硬性をものを指
す。
【0011】本発明において、水の添加量は、セメント
100重量部に対して、25〜45重量部が好適であ
る。添加量が25重量部未満の場合には、セメントと反
応する量が不足して、セメント系硬化物の耐久性、強度
が十分でない傾向があり、逆に、45重量部を超える場
合には、層分離を起こして、耐久性、強度が低下する傾
向がある。
100重量部に対して、25〜45重量部が好適であ
る。添加量が25重量部未満の場合には、セメントと反
応する量が不足して、セメント系硬化物の耐久性、強度
が十分でない傾向があり、逆に、45重量部を超える場
合には、層分離を起こして、耐久性、強度が低下する傾
向がある。
【0012】必要に応じて、セメント系ペースト中に添
加される合成繊維としては、例えば、ビニロン、ポリア
ミド、ポリプロピレン等の繊維が使用され、太さ2〜4
0デニール、長さ3〜15mmのものが好適に使用され
る。
加される合成繊維としては、例えば、ビニロン、ポリア
ミド、ポリプロピレン等の繊維が使用され、太さ2〜4
0デニール、長さ3〜15mmのものが好適に使用され
る。
【0013】合成繊維の添加量は、セメント100重量
部に対して、0.3〜3重量部が好適である。添加量が
0.3重量部未満の場合には、硬化物の所望の強度が低
下する傾向があり、逆に、3重量部を超える場合には、
合成繊維の分散が悪くなり、しかも流し込み成形の際の
流動性が悪くなる傾向がある。
部に対して、0.3〜3重量部が好適である。添加量が
0.3重量部未満の場合には、硬化物の所望の強度が低
下する傾向があり、逆に、3重量部を超える場合には、
合成繊維の分散が悪くなり、しかも流し込み成形の際の
流動性が悪くなる傾向がある。
【0014】合成繊維を添加する場合には、セメントと
水とからなるセメント系ペースト中に、合成繊維を揺動
混合により混合するのが好適である。
水とからなるセメント系ペースト中に、合成繊維を揺動
混合により混合するのが好適である。
【0015】揺動混合とは、攪拌羽を用いず、円板状の
揺動盤上に可撓自在のゴム製容器を取付けた装置で、揺
動盤がその傾斜方向と角度を連続的に変化させることに
より、混合される材料が入れられたゴム製容器が変形し
ながら揺動し、内容物を加速し、その速度、方向に変化
を与えてランダム方向に飛散させて混合することをい
う。揺動盤の動きの1サイクルは1〜3回/秒で行われ
る。
揺動盤上に可撓自在のゴム製容器を取付けた装置で、揺
動盤がその傾斜方向と角度を連続的に変化させることに
より、混合される材料が入れられたゴム製容器が変形し
ながら揺動し、内容物を加速し、その速度、方向に変化
を与えてランダム方向に飛散させて混合することをい
う。揺動盤の動きの1サイクルは1〜3回/秒で行われ
る。
【0016】セメント系ペーストは、その中にシリカヒ
ュームが添加されると、合成繊維に対して適度な粘度と
滑り性を有するので、合成繊維を均一に分散させること
ができ好適である。
ュームが添加されると、合成繊維に対して適度な粘度と
滑り性を有するので、合成繊維を均一に分散させること
ができ好適である。
【0017】シリカヒュームの添加量は、セメント10
0重量部に対して、3〜30重量部である。添加量が3
重量部未満の場合には、上記の如き所望の硬化を期待す
ることができず、逆に、30重量部を超える場合には、
セメント系ペーストの粘度が増大して、流し込み成形用
として用いることが難しくなる傾向がある。
0重量部に対して、3〜30重量部である。添加量が3
重量部未満の場合には、上記の如き所望の硬化を期待す
ることができず、逆に、30重量部を超える場合には、
セメント系ペーストの粘度が増大して、流し込み成形用
として用いることが難しくなる傾向がある。
【0018】セメント系ペースト中に、減水剤が添加さ
れると、水の添加量が少なくとも、適度な流動性がある
ので、流し込み成形用として好適である。そして、水の
添加量が多い場合に見られるような層分離を起こすこと
がなく、得られたセメント系硬化物は耐久性、強度が増
大する。
れると、水の添加量が少なくとも、適度な流動性がある
ので、流し込み成形用として好適である。そして、水の
添加量が多い場合に見られるような層分離を起こすこと
がなく、得られたセメント系硬化物は耐久性、強度が増
大する。
【0019】減水剤の添加量は、セメント100重量部
に対して、0.1〜5重量部である。添加量が0.1重
量部未満の場合には、上記の如き所望の効果を期待する
ことができず、逆に、5重量部を超える場合には、セメ
ント系ペーストの硬化が遅延する。
に対して、0.1〜5重量部である。添加量が0.1重
量部未満の場合には、上記の如き所望の効果を期待する
ことができず、逆に、5重量部を超える場合には、セメ
ント系ペーストの硬化が遅延する。
【0020】本発明において、流し込み成形用成形型と
しては、開閉可能な内型と外型とを備え、その内型と外
型との間に成形すべきセメント系硬化物を成形するキャ
ビティが設けられ、キャビティの上方にそのキャビティ
に連通する開口部が設けられたものが使用される。
しては、開閉可能な内型と外型とを備え、その内型と外
型との間に成形すべきセメント系硬化物を成形するキャ
ビティが設けられ、キャビティの上方にそのキャビティ
に連通する開口部が設けられたものが使用される。
【0021】内型としては、少なくともキャビティ内で
成形すべきセメント硬化物のエアー抜きが必要な箇所に
対応する部分に、エアー抜き孔が設けられたものが使用
される。流し込み成形時、少なくとも内型のエアー抜き
孔のキャビティ側を濾布で覆う。濾布としては、ポリエ
チレン、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、そ
の他の合成繊維からなる全面同一組織の織布が使用され
る。
成形すべきセメント硬化物のエアー抜きが必要な箇所に
対応する部分に、エアー抜き孔が設けられたものが使用
される。流し込み成形時、少なくとも内型のエアー抜き
孔のキャビティ側を濾布で覆う。濾布としては、ポリエ
チレン、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、そ
の他の合成繊維からなる全面同一組織の織布が使用され
る。
【0022】外型としては、ゴム材料からなるものが使
用され、例えば、シリコンゴム、ウレタンゴム等が好適
に使用される。
用され、例えば、シリコンゴム、ウレタンゴム等が好適
に使用される。
【0023】本発明において、成形型のキャビティ内に
開口部からセメント系ペーストを流し込んで賦形する際
に、成形型を振動装置により振動させつつ行う。振動装
置による成形型の振動は、振動数が1000〜4000
VPMで行うのが好適である。振動数が1000VPM
未満の場合には、振動の効果が得られない傾向があり、
逆に、4000VPMを超える場合には、もはや充分な
振動の効果は得られており、これ以上にするのは設備的
にも不経済となる傾向がある。
開口部からセメント系ペーストを流し込んで賦形する際
に、成形型を振動装置により振動させつつ行う。振動装
置による成形型の振動は、振動数が1000〜4000
VPMで行うのが好適である。振動数が1000VPM
未満の場合には、振動の効果が得られない傾向があり、
逆に、4000VPMを超える場合には、もはや充分な
振動の効果は得られており、これ以上にするのは設備的
にも不経済となる傾向がある。
【0024】
【作用】本願の請求項1のセメント系硬化物の流し込み
成形方法は、外型としてゴム材料からなるものを用い、
内型としてエアー抜き孔が設けられたものを用い、その
内型のエアー抜き孔のキャビティ側を濾布で覆い、閉じ
た状態の成形型を振動装置により振動させつつ、成形型
のキャビティ内に開口部からセメント系ペーストを流し
込んで賦形することによって、気泡のない均一な品質を
有するセメント系硬化物を成形することができる。又、
外型がゴム材料からなるので、賦形養生後のセメント系
硬化物から脱型する場合に、外型12を弾性変形させる
ようにして簡単に行うことができる。
成形方法は、外型としてゴム材料からなるものを用い、
内型としてエアー抜き孔が設けられたものを用い、その
内型のエアー抜き孔のキャビティ側を濾布で覆い、閉じ
た状態の成形型を振動装置により振動させつつ、成形型
のキャビティ内に開口部からセメント系ペーストを流し
込んで賦形することによって、気泡のない均一な品質を
有するセメント系硬化物を成形することができる。又、
外型がゴム材料からなるので、賦形養生後のセメント系
硬化物から脱型する場合に、外型12を弾性変形させる
ようにして簡単に行うことができる。
【0025】本願の請求項2のセメント系硬化物の流し
込み成形方法は、請求項1において、成形型のキャビテ
ィ内に開口部からセメント系ペーストを流し込んで賦形
する際に、内型のエアー抜き孔からエアーを真空吸引す
ることにより、より積極的にエアー抜き孔よりエアーを
抜きつつ、セメント系ペーストを成形型のキャビティ内
に均一に充填することができ、そのままキャビティ内に
て賦形養生することによって、より気泡のない均一な品
質を有するセメント系硬化物を成形することができる。
込み成形方法は、請求項1において、成形型のキャビテ
ィ内に開口部からセメント系ペーストを流し込んで賦形
する際に、内型のエアー抜き孔からエアーを真空吸引す
ることにより、より積極的にエアー抜き孔よりエアーを
抜きつつ、セメント系ペーストを成形型のキャビティ内
に均一に充填することができ、そのままキャビティ内に
て賦形養生することによって、より気泡のない均一な品
質を有するセメント系硬化物を成形することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明のセメント系硬化物の製造方法の一例を説明する
断面図である。図1に示す如く、本発明に使用する流し
込み成形用成形型1は内型11と外型12とからなる。
内型11と外型との間に成形すべき硬化物の外面形状に
対応する断面略L字状に屈曲するキャビティ13が設け
られている。キャビティ13は上方に開口部131が設
けられており、その開口部131からセメント系ペース
ト2をキャビティ13内に流し込むことができるように
されている。
本発明のセメント系硬化物の製造方法の一例を説明する
断面図である。図1に示す如く、本発明に使用する流し
込み成形用成形型1は内型11と外型12とからなる。
内型11と外型との間に成形すべき硬化物の外面形状に
対応する断面略L字状に屈曲するキャビティ13が設け
られている。キャビティ13は上方に開口部131が設
けられており、その開口部131からセメント系ペース
ト2をキャビティ13内に流し込むことができるように
されている。
【0027】内型11は、繊維強化熱硬化性樹脂(FR
P)からなり、断面略L字状に屈曲するキャビティ13
の水平部分の上側に対応する部分に、上下方向に貫通す
る複数個のエアー抜き孔111が設けられている。流し
込み成形時に、内型11のエアー抜き孔111の部分を
含むキャビティ13側の面が20〜100メッシュ程度
の濾布で覆われる。尚、内型11は、上記のものに限定
されず、通常の金型材料からなるものであってもよい。
P)からなり、断面略L字状に屈曲するキャビティ13
の水平部分の上側に対応する部分に、上下方向に貫通す
る複数個のエアー抜き孔111が設けられている。流し
込み成形時に、内型11のエアー抜き孔111の部分を
含むキャビティ13側の面が20〜100メッシュ程度
の濾布で覆われる。尚、内型11は、上記のものに限定
されず、通常の金型材料からなるものであってもよい。
【0028】外型12は、ゴム材料からなるものであ
る。外型12をゴム材料とすることにより、形成型1の
キャビティ13内にセメント系ペースト2を流し込む際
に、振動装置により与えられる振動により外型12が厚
み方向に伸縮するので、キャビティ13内へのセメント
系ペーストの均一な充填を図ることができ、又、賦形養
生後のセメント系硬化物から脱型する場合に、外型12
を弾性変形させるようにして簡単に脱型を行うことがで
きる利点がある。
る。外型12をゴム材料とすることにより、形成型1の
キャビティ13内にセメント系ペースト2を流し込む際
に、振動装置により与えられる振動により外型12が厚
み方向に伸縮するので、キャビティ13内へのセメント
系ペーストの均一な充填を図ることができ、又、賦形養
生後のセメント系硬化物から脱型する場合に、外型12
を弾性変形させるようにして簡単に脱型を行うことがで
きる利点がある。
【0029】内型11と外型12とを閉じた状態の成形
型1を振動装置3上に載置し、その振動装置3により成
形型1を振動させることができるようにされている。
型1を振動装置3上に載置し、その振動装置3により成
形型1を振動させることができるようにされている。
【0030】まず、図1に示す如く、成形型1のキャビ
ティ13内に、振動装置3により振動させつつ、開口部
131からセメント系ペースト2を流し込み、内型11
のエアー抜き孔111よりエアー抜きを行いながら、セ
メントペースト2をキャビティ13に沿わせて賦形す
る。
ティ13内に、振動装置3により振動させつつ、開口部
131からセメント系ペースト2を流し込み、内型11
のエアー抜き孔111よりエアー抜きを行いながら、セ
メントペースト2をキャビティ13に沿わせて賦形す
る。
【0031】次に、この状態にて、加温、高湿下にて一
定時間養生する。次いで、図示しないが、型1を脱型す
ることにより、セメント系硬化物を得る。
定時間養生する。次いで、図示しないが、型1を脱型す
ることにより、セメント系硬化物を得る。
【0032】図2は、本発明のセメント系硬化物の製造
方法の別の例を説明する断面図である。内型11′は中
空体からなり、断面L字状のキャビティ13に対面する
2面に複数のエアー抜き孔111′が設けられている。
内型11′の中空部は真空吸引装置5に連結され、その
真空吸引装置により、エアー抜き孔111′を通じて、
−20〜70cmHg程度の真空吸引を行うとが可能と
されている。上記以外の点については、図1の例と同様
であるので詳細な説明は省略する。
方法の別の例を説明する断面図である。内型11′は中
空体からなり、断面L字状のキャビティ13に対面する
2面に複数のエアー抜き孔111′が設けられている。
内型11′の中空部は真空吸引装置5に連結され、その
真空吸引装置により、エアー抜き孔111′を通じて、
−20〜70cmHg程度の真空吸引を行うとが可能と
されている。上記以外の点については、図1の例と同様
であるので詳細な説明は省略する。
【0033】実施例1 普通ポルトランドセメント100重量部に、シリカヒュ
ーム5重量部を添加して、混合機にて混合した。この混
合物に、水36重量部と、アルキルアリルスルホン酸塩
を主成分とする減水剤(花王社製:商品名「マイティ1
50」)0.5重量部を添加して、混合機にて混合し
た。
ーム5重量部を添加して、混合機にて混合した。この混
合物に、水36重量部と、アルキルアリルスルホン酸塩
を主成分とする減水剤(花王社製:商品名「マイティ1
50」)0.5重量部を添加して、混合機にて混合し
た。
【0034】この混合物に、合成繊維としてビニロン繊
維(繊維長4mm、太さ1.8デニール)1重量部を添
加して、混合機にて揺動混合して、合成繊維を均一に分
散させ、セメント系ペーストを得た。尚、以上の混合機
として、千代田技術社製オムニミキサー(容量5l)を
使用した。
維(繊維長4mm、太さ1.8デニール)1重量部を添
加して、混合機にて揺動混合して、合成繊維を均一に分
散させ、セメント系ペーストを得た。尚、以上の混合機
として、千代田技術社製オムニミキサー(容量5l)を
使用した。
【0035】このセメント系ペーストを用い、外型12
としてシリコンゴム(信越化学社製:商品名「SSA−
240」)からなるものを用い、振動装置により、振動
数2500VPMにて振動を与えて、図1を参照して説
明した工程に従って成形し、60℃、90%RHの条件
にて養生してセメント系硬化物を得た。
としてシリコンゴム(信越化学社製:商品名「SSA−
240」)からなるものを用い、振動装置により、振動
数2500VPMにて振動を与えて、図1を参照して説
明した工程に従って成形し、60℃、90%RHの条件
にて養生してセメント系硬化物を得た。
【0036】得られたセメント系硬化物について、JI
S Z 8807に準じて、比重を測定したところ、
1.72であった。又、JIS A 1408に準じ
て、曲げ強さを測定したところ、141kg/cm2 で
あった。
S Z 8807に準じて、比重を測定したところ、
1.72であった。又、JIS A 1408に準じ
て、曲げ強さを測定したところ、141kg/cm2 で
あった。
【0037】実施例2 図2を参照して説明した工程に従って成形したこと以外
は、実施例1と同様にしてセメント系硬化物を得た。
尚、真空吸引装置による真空吸引は、25cmHgにて
行った。得られたセメント系硬化物について、実施例1
と同様に比重を測定したところ、1.71であった。
又、実施例と同様にして曲げ強さを測定したところ16
5kg/cm2 であった。
は、実施例1と同様にしてセメント系硬化物を得た。
尚、真空吸引装置による真空吸引は、25cmHgにて
行った。得られたセメント系硬化物について、実施例1
と同様に比重を測定したところ、1.71であった。
又、実施例と同様にして曲げ強さを測定したところ16
5kg/cm2 であった。
【0038】比較例 外型12として、通常の金型材料からなるものを使用し
たこと、振動装置による振動を行うことなく、成形型1
のキャビティ13内にセメント系ペーストを供給したこ
と以外は、実施例1と同様にしてセメント系硬化物を得
た。得られたセメント系硬化物について、実施例1と同
様に比重を測定したところ、1.70であった。又、実
施例と同様にして曲げ強さを測定したところ105kg
/cm2 であった。
たこと、振動装置による振動を行うことなく、成形型1
のキャビティ13内にセメント系ペーストを供給したこ
と以外は、実施例1と同様にしてセメント系硬化物を得
た。得られたセメント系硬化物について、実施例1と同
様に比重を測定したところ、1.70であった。又、実
施例と同様にして曲げ強さを測定したところ105kg
/cm2 であった。
【0039】
【発明の効果】本願の請求項1の発明は、上記の如き構
成とされているので、セメント系ペーストをエアーを抜
きつつ成形型のキャビティ内に均一に充填することがで
き、そのキャビティ内にて賦形養生することによって、
気泡のない品質の均一なセメント系硬化物を成形するこ
とができ、又、外型の脱型が容易である。
成とされているので、セメント系ペーストをエアーを抜
きつつ成形型のキャビティ内に均一に充填することがで
き、そのキャビティ内にて賦形養生することによって、
気泡のない品質の均一なセメント系硬化物を成形するこ
とができ、又、外型の脱型が容易である。
【0040】本願の請求項2の発明は、上記の如き構成
とされているので、より積極的にエアー抜き孔よりエア
ーを抜きつつセメント系ペーストを成形型のキャビティ
内に均一に充填することができ、そのキャビティ内にて
賦形養生することによって、より気泡のない品質の均一
なセメント系硬化物を成形することができる。
とされているので、より積極的にエアー抜き孔よりエア
ーを抜きつつセメント系ペーストを成形型のキャビティ
内に均一に充填することができ、そのキャビティ内にて
賦形養生することによって、より気泡のない品質の均一
なセメント系硬化物を成形することができる。
【0041】
【図1】本発明のセメント系硬化物の流し込み成形方法
の一例を説明する断面図である。
の一例を説明する断面図である。
【図2】本発明のセメント系硬化物の流し込み成形方法
の別の例を説明する断面図である。
の別の例を説明する断面図である。
1 型 2 セメント系ペースト 3 振動装置 4 セメント系硬化物 11,11′ 内型 12 外型 13 キャビティ 111,111′ 水抜き孔 131 開口部
Claims (2)
- 【請求項1】 開閉可能な内型と外型とを備え、その内
型と外型との間に成形すべきセメント系硬化物を成形す
るキャビティが設けられ、キャビティの上方にそのキャ
ビティに連通する開口部が設けられた流し込み成形用成
形型を用い、その成形型のキャビティ内に開口部からセ
メント系ペーストを流し込んで賦形養生するセメント系
硬化物の流し込み成形方法において、外型としてゴム材
料からなるものを用い、内型としてエアー抜き孔が設け
られたものを用い、その内型のエアー抜き孔のキャビテ
ィ側を濾布で覆い、閉じた状態の成形型を振動装置によ
り振動させつつ、成形型のキャビティ内に開口部からセ
メント系ペーストを流し込んで賦形することを特徴とす
るセメント系硬化物の流し込み成形方法。 - 【請求項2】 請求項1において、成形型のキャビティ
内に開口部からセメント系ペーストを流し込んで賦形す
る際に、内型のエアー抜き孔からエアーを真空吸引する
ことを特徴とするセメント系硬化物の流し込み成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15184992A JPH05337910A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | セメント系硬化物の流し込み成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15184992A JPH05337910A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | セメント系硬化物の流し込み成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337910A true JPH05337910A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15527619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15184992A Pending JPH05337910A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | セメント系硬化物の流し込み成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05337910A (ja) |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP15184992A patent/JPH05337910A/ja active Pending
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