[go: up one dir, main page]

JPH05336799A - ステッピングモータ制御方法 - Google Patents

ステッピングモータ制御方法

Info

Publication number
JPH05336799A
JPH05336799A JP17022692A JP17022692A JPH05336799A JP H05336799 A JPH05336799 A JP H05336799A JP 17022692 A JP17022692 A JP 17022692A JP 17022692 A JP17022692 A JP 17022692A JP H05336799 A JPH05336799 A JP H05336799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
motor
excitation
stepping motor
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17022692A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Ishida
克己 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP17022692A priority Critical patent/JPH05336799A/ja
Publication of JPH05336799A publication Critical patent/JPH05336799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップ数S0で静止しているステッピング
モータを、ステップ数S0+1に対応する励磁相でT1
時間励磁し、ついでステップ数S0+2に対応する励磁
相でT2時間励磁するとともに、T1>T2の関係に設
定しておくスローアップ制御の場合、ステッピングモー
タがスムースに加速されないで振動成分が重なり合って
くることがある。これを防止する技術を実現する。 【構成】 ステップ数S0+1に対応するT1時間の励
磁中に、S0+1に吸引する能力が低下した状態を一時
的に作り出す。すると始動時に速度が上りすぎて励磁相
とのマッチングがとれないという現象の発生が抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータの制
御方法に関し、特に静止しているステッピングモータを
スムースに加速してゆく制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステップ数S0で静止しているステッピ
ングモータを回転させ始める際に、S0+1のステップ
数に対応する励磁をT1時間、S0+2のステップ数に
対応する励磁をT2時間、S0+3のステップ数に対応
する励磁をT3時間(以下同じ)とし、T1>T2>T
3…の関係に設定しておくことによって、ステッピング
モータを加速してゆく制御方法が知られており、スロー
アップ制御と称される。なおここでいうステップ数はモ
ータの回転方向にとったものであり、そのステッピング
モータが絶対的ステップ数に基づいて制御されるもので
あり、その絶対的ステップ数が減少する側にモータが回
転される場合にも、モータの回転方向にステップ数をと
れば上述の記述がそのまま適用される。また通常ステッ
ピングモータは多段階に増速されてゆくが、最終速度が
低速の場合には2段階で最終速度となることがある。
【0003】このスローアップ制御は、ステッピングモ
ータの脱調を防止しながら加速してゆく良好な技術であ
るが、例えばこのステッピングモータが車両に搭載され
てバッテリーで駆動される場合には、バッテリー電圧が
低下した場合にもなお脱調が発生しないように充分な低
速度から増速してゆく必要がある。このように充分な低
速度から増速してゆくと、バッテリー電圧が高い場合に
は低速度励磁の間にステッピングモータが過大なトルク
を得てしまう結果、励磁相の切換とのマッチングがとれ
ず、ステッピングモータは振動しつつ増速されてゆくよ
うになる。この現象の存在は特開平1−308197号
公報に開示されている。特開平1−308197号公報
の技術では、そのために、バッテリー電圧が低いときは
低いパルスレートを用い、バッテリー電圧が高いときは
高いパルスレートを用いる技術を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】機器の高速化要求に対
応するために、モータを高いパルスレートで駆動できる
ように設定すると、トルクの大きなモータを用いること
になる。するとたとえスローアップの駆動制御技術を用
いても起動時のモータトルクは負荷に対し充分に大きな
値となり、振動の発生が避けられない。従来の技術で
は、モータの使用速度域が広くなってくると対応困難で
あり、起動時の振動抑制効果が充分に得られない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、ステップ数S0で静止しているステッピングモータ
を回転させ始める際に、S0+1のステップ数に対応す
る励磁をT1時間、S0+2のステップ数に対応する励
磁をT2時間とし、T1>T2の関係におくことによっ
てステッピングモータの速度を加速してゆく制御方法に
おいて、前記S0+1のステップ数に対応するT1時間
の通電中に、前記S0+1のステップに吸引する能力が
低下した態様の通電状態を付加することを特徴とするス
テッピングモータ制御方法を創り出した。
【0006】
【作用】図1に示すように、通電時間をT1→T2→T
3→T4と切換えてゆくと、図中実線カーブで示すよう
に最初のT1の通電期間中にモータ速度が上がりすぎる
現象が発生するし、図中実線カーブで示すように振動し
つつ増速されてゆく現象が発生する。それに対し、本発
明では、T1の通電中に、S0+1のステップに吸引す
る能力が低下した状態が付加されているため、図1中点
線のカーブに示すように過度な速度上昇が抑制され、モ
ータは点線のようにスムースに増速されてゆく。
【0007】なお本発明でいう吸引能力が低下した通電
状態とは、図1中実線のカーブのように増大してしまう
速度を点線のように抑制できるものをいう。このため、
一時的に励磁電圧や励磁電流を低下させるもの、あるい
は一時的に通電を停止してしまうもの、あるいは一時的
に対応しない励磁相に通電してブレーキ作用を営ませる
もの等が含まれる。
【0008】
【実施例】次に本発明を具現化した一実施例を図面を参
照して説明する。図2はエンジンのスロットル制御装置
のシステム図を示しており、ステッピングモータ8が本
発明によって制御される。
【0009】図中2はエンジンを示しており、吸気管4
中で開閉するスロットルバルブ6がステッピングモータ
8で制御されることによってエンジン2の出力が調整さ
れる。ステッピングモータ8は制御装置12によって制
御され、その制御装置12にアクセル開度センサ10の
検出値が入力される。制御装置12はこのアクセル開度
センサ10の検出値ならびに図示しない車両の状態信号
に基づいてスロットルバルブ6を調整するためにステッ
ピングモータ8を回転させる目標ステップ数TARGE
Tを算出する。この制御装置12はCPU18とROM
22とRAM20を主体とするマイクロコンピュータシ
ステムで構成されており、アクセル開度センサ10の信
号はI/Oインターフェイス14とA/Dコンバータ1
6を介してCPU18に入力される。またCPU18は
前記目標ステップ数TARGETを算出し、これに基づ
く出力信号を駆動回路24に送り、駆動回路24はステ
ッピングモータ8の回転角を目標ステップ数TARGE
Tに一致させる。
【0010】図3はスピードレベルと励磁時間の関係を
示すものであり、スピードレベル1では1/400 秒励磁
し、以後スピードレベルが増大するとともに励磁時間は
短くなり、最大スピードレベルであるレベル8では1/18
00秒で励磁相が切換えられてゆく。すなわちこの実施例
では図1のT1が1/400 秒、T2が1/600 秒となってい
る。
【0011】図4はROM22に記憶されているプログ
ラムに従ってCPU18が処理する手順を示している。
この処理はエンジン2の始動時にまず実行され、以後ス
テップS8でセットされる割込時間となる毎に実行され
る。またエンジン2の始動時フラグFLGはゼロに初期
化されている。
【0012】今フラグFLGがゼロであり、しかもステ
ッピングモータ8の現実のステップ数STEPが目標ス
テップ数TARGETに等しい場合には、ステップS2
がイエスとなり、またステップS4もイエスとなり、ス
テップS6が実行される。ステップS6では、割込時間
を決定する変数TWにTXを代入する。ここでTXは今
回始めてステップS4がイエスとなったとき、すなわち
今回始めて目標ステップ数に達したときにはモータを完
全に停止させるに必要な比較的長時間が設定されてお
り、前回もステップS4がイエスのとき、すなわちモー
タが目標ステップ数に達して静止しているときは比較的
短い時間が設定されている。ステップS6の実行後ステ
ップS8が実行され、ステップS6でセットされた時間
経過後に再度図4の処理が実行されるようにする。
【0013】再度図4の処理が実行されるときに目標ス
テップ数が変動していると、ステップS4がノーとな
る。このときはモータを回転させるためにステップS1
0以後が実行される。まずステップS10で現在のステ
ップ数STEPを前回のステップ数STEPOとして記
憶する。次にSTEPを更新する(S12)。ここでは
TARGET>STEPならSTEPを1加算し、TA
RGET<STEPならSTEPを1減ずる。次に現在
のスピードレベルSPDLVLを前回のスピードレベル
SPDLVL0に記憶する(S14)。次にステップS
16でスピードレベルを更新する。ここではスローアッ
プ、スローダウン制御が実行されるため、ステップS1
6ではそれが実行される毎にスローアップ、スローダウ
ン特性に従い、目標値との関連でスピードレベルSPD
LVLが更新されてゆく。
【0014】以上の処理の終了後ステップS18が実行
される。ここでは前回のスピードレベルSPDLVL0
がゼロか否か判別される。すなわち前回は停止してお
り、今回始めて動き出すのかどうかが判別される。ここ
でイエスならば次に今回のスピードレベルSPDLVL
が1か否か判別される。ここでもイエスであれば、すな
わち前回は静止しており、今回はスピードレベル1(T
1の通電時間に相当)で駆動する場合には、フラグFL
Gに1をセットし(ステップS22)、かつ変数TWに
TAを代入する。ここではTAは図1に示すようにT1
以内に設定されており、スピードレベル1のパルスの励
磁開始後TA時間はその通電を継続する時間となってい
る。これはそのモータの特性に合わせて過大な速度上昇
を引起さない時間に設定されている。次にステップS2
8でステップ数に合わせた励磁相を決定するための変数
XSTを算出し、ステップS30では決定された変数X
STに応じた励磁相で通電を開始する。これによってロ
ータはステップS12で更新されたステップ数に吸引さ
れ始める。次にステップS8が実行され、TA時間後に
再度図4の処理が実行されるようにする。
【0015】TA時間が経過して次に図4の処理が実行
される場合、ステップS2がノーとなる。そしてこのと
きはステップS32がイエスとなる。そこでその場合に
はフラグFLGに2をセットし(S34)、次の実行時
にはステップS32がノーとなるようにする。そして次
に変数TWにTBを代入する。ここでTBは図1に示す
ものであり、ステップS12で更新されたステップST
EPに吸引する能力が低下した態様の通電を維持する時
間が設定されている。この実施例ではこの時間TBの
間、ステップS38によって前回のステップ数STEP
0に応じた励磁がなされるようにする。すなわち前ステ
ップ数STEP0から今回のステップ数STEPに向っ
ているモータに対して前ステップ数SPEPOに戻す力
を加えてロータにブレーキをかけるのである。このよう
にしてブレーキを作用させるため、モータ速度の上昇率
は押えられ、図1の点線カーブに示すように、モータ速
度は滑らかに上昇するようになる。ステップS30で前
ステップ数SPEPOに応じた励磁を始めた後、ステッ
プS8でTB時間経過後に再度図4の処理が実行される
ようにする。
【0016】TB時間が経過すると、今度はステップS
32がノーとなる。このときはフラグFLGに0をセッ
トし、次の実行時にはステップS4以後が実行されるよ
うにする。そして次に変数TWにTCを代入する。ここ
でTCは図1に示されているように、再度STEPに吸
引するための励磁時間を示している。ここでTA+TB
+TC=T1の関係にセットされている。以上の処理の
終了後、励磁相を示す変数XSTをステップS12で更
新されたSTEPに対応する値とし、ステップS30で
その励磁相で通電を開始する。そしてステップS8では
TC時間経過後、再度、図4の処理が実行されるように
する。
【0017】TC時間経過すると、今度はステップS2
がイエスとなる。次にステップS16で目標値との関係
でスローアップ制御となるときは、スピードレベルが
“2”とされる。この結果ステップS22とS24はス
キップされ、かわりにステップS26が実行される。す
なわち図1のT2時間経過後に図4の処理が実行される
ようにする。このときはTA,TB,TCといった処理
がなく、T2時間の間、同一励磁が維持される。以後同
様にしてT3,T4…時間の励磁に続いてゆく。
【0018】このようにして、本実施例では、停止状態
から動きだす場合に限りT1の通電時間中TBの間はス
テップS12で更新されたステップ数(図1ではS0+
1のステップに相当する)に吸引する力が減じられ、む
しろその反対向きの力を作用させてブレーキをかける工
程が付加されている。
【0019】さて上述の実施例のうち、TA,TB,T
Cはモータとそのモータによって駆動される系の特性に
応じて決定されるべきものである。それらの系によって
はTC=0が望ましいこともあればTA=0が望ましい
こともある。本発明はこれらを一実施例として含む。ま
たステップS0+1に吸引する力が弱まった通電のなか
には、TBの期間中、通電を停止するもの、励磁電圧や
電流を小さくするもの、あるいは1−2相励磁の場合に
は半分の相の通電を停止するもの、さらには前々回の励
磁相に通電して微弱なブレーキ作用を営ませる態様が含
まれる。これらは系の特性に応じて選択されるべきもの
である。また系の特性によってはTB時間を複数回設け
ることが好ましいこともある。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、トルクの大きい始動時
には一時的にトルク増加を抑制する態様の通電が付加さ
れるために、モータが過大なトルクを得て振動をし始め
ることが抑制される。このためトルクの大きいモータが
利用可能となる。またトルクの大きいモータを用いても
振動が生じないために、回動開始時の制御精度が向上す
る。さらにまた充分な低速度から小刻みに増速してゆく
ことができるためにパルスレートを多段階にわたって設
けることができ、モータ速度の制御精度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明する図
【図2】実施例のシステム図
【図3】スピードレベルと通電時間を示す図
【図4】実施例の処理手順を示す図
【符号の説明】
T1:ステップS0+1に吸引する励磁時間 TB:ステップS0+1に吸引する能力が低下した励磁
時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステップ数S0で静止しているステッピ
    ングモータを回転させ始める際に、 S0+1のステップ数に対応する励磁をT1時間、 S0+2のステップ数に対応する励磁をT2時間、 とし、T1>T2の関係におくことによってステッピン
    グモータの速度を加速してゆく制御方法において、 前記S0+1のステップ数に対応するT1時間の通電中
    に、前記S0+1のステップに吸引する能力が低下した
    態様の通電状態を付加することを特徴とするステッピン
    グモータ制御方法。
JP17022692A 1992-06-03 1992-06-03 ステッピングモータ制御方法 Pending JPH05336799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17022692A JPH05336799A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ステッピングモータ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17022692A JPH05336799A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ステッピングモータ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05336799A true JPH05336799A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15901010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17022692A Pending JPH05336799A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ステッピングモータ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05336799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089153A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 リコーイメージング株式会社 駆動装置、カメラの絞り駆動装置及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089153A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 リコーイメージング株式会社 駆動装置、カメラの絞り駆動装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS611549A (ja) 自動車用車速制御装置
JP2002078386A (ja) ステッピングモータ駆動回路
JPH05336799A (ja) ステッピングモータ制御方法
JPH09238490A (ja) 電動機制御装置
JPH09193689A (ja) 車両速度の制御ないし制限方法および装置
JPH11252994A (ja) ステッピングモータの制御装置および制御方法
JP3148449B2 (ja) ステップモータの制御装置
JPH0333534B2 (ja)
JP2001339973A (ja) モータの制御方法
JP3210073B2 (ja) ステップモータ制御装置
JP3156358B2 (ja) 電気自動車用制動装置
JP3020714B2 (ja) ステッピングモータの駆動方法とその装置
JP2000293234A (ja) モータ制御ゲイン切替方法
EP0324531B1 (en) Brake-initiated release of an electric motor driven cruise control apparatus
JP3793907B2 (ja) インバータ制御車両の制御装置
JP3020713B2 (ja) ステッピングモータの駆動方法とその装置
JP2819561B2 (ja) 可変リラクタンスモータの回転制御装置
JP2964743B2 (ja) ステップモータの駆動方法
JP2781032B2 (ja) 定速走行制御装置
JP4246302B2 (ja) 駆動ユニットの設定要素の制御方法及び装置
JPH06233594A (ja) ステップモータの制御装置
JPH0734183Y2 (ja) スロットルアクチュエ−タ制御装置
JPS61166734A (ja) 自動車用定速走行装置
JPH08196005A (ja) 電気自動車用モータの駆動制御装置
JPH06117454A (ja) 自動車用クラッチの制御装置