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JPH05335212A - 位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置 - Google Patents

位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置

Info

Publication number
JPH05335212A
JPH05335212A JP4164230A JP16423092A JPH05335212A JP H05335212 A JPH05335212 A JP H05335212A JP 4164230 A JP4164230 A JP 4164230A JP 16423092 A JP16423092 A JP 16423092A JP H05335212 A JPH05335212 A JP H05335212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
wafer
mark
parameter
processing parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4164230A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takakura
伸 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4164230A priority Critical patent/JPH05335212A/ja
Publication of JPH05335212A publication Critical patent/JPH05335212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子を製造する際にレチクルとウエハ
との位置合わせを高精度に行なうことができる位置合わ
せ装置及びそれを用いた投影露光装置を得ること。 【構成】 投影光学系を介して撮像手段面上に結像させ
たウエハマーク信号を利用してウエハと撮像手段との位
置合わせを行う際、ウエハマーク信号に対して処理パラ
メータを変化させることにより得られる該マーク信号の
特徴量の変化に基づいて第1アライメント手段のパラメ
ータを決定すると共に第2アライメント手段でウエハマ
ークを検出し、このとき得られるマーク信号に対して処
理パラメータを変化させることにより得られる該マーク
信号の特徴量の変化より該第2アライメント手段のパラ
メータを決定し、該第1、第2アライメント手段に係る
特徴量に基づいて選択したアライメント手段に係るマー
ク信号の処理パラメータを決定し、該選択したアライメ
ント手段と選択した処理パラメータとを用いて位置合わ
せを行っていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所望の位置に物体上の複
数の領域を順にアライメント(位置合わせ)をする位置
合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置に関し、特に
半導体素子の製造装置用のステップアンドリピートタイ
プの投影露光装置において、半導体ウエハ上のショット
領域に関連する位置を計測し各ショットをアライメント
する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用のステップア
ンドリピートタイプの投影露光装置、即ちステッパーに
おいて、レチクルを半導体ウエハ上のショット領域に位
置合わせする位置合わせ装置が種々と提案されている。
【0003】例えば本出願人は特開昭63−23232
1号公報において、ウエハ上のショット領域に関する位
置を計測するだけで、レチクルに関連する位置にウエハ
上の全てのショット領域を高精度にアライメントするこ
とができる極めて優れた位置合わせ装置を提案してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に半導体素子は複
数のプロセスを経て作成される。この為ウエハ下地の物
質、アライメントマーク段差、感光材(レジスト)のカ
バーリングの変化及び膜厚等によって各プロセス毎にア
ライメントマークの光学的作用が種々と変化する。
【0005】従来の位置合わせ方法では、これに対処す
るために複数のアライメント手段を有し、これらを適宜
選択しアライメントマークの検出における処理パラメー
タを固定、又はマニュアルで入力することにより対応し
ていた。この為アライメント手段の選択やアライメント
パラメータの選択に多大な時間を有するのみならず、必
ずしも最適なアライメント手段や最適のアライメントパ
ラメータを選択していることにはなっていなかった。
【0006】本発明はアライメント手段及びアライメン
トパラメータ等を適切に設定することにより、種々のプ
ロセスを経てもウエハ面上のアライメントマークを高精
度に、しかも効率良く検出し、レチクルとウエハとの位
置合わせを高精度に行なうことができる、特にステップ
アンドリピート型の投影露光装置に好適な位置合わせ装
置及びそれを用いた投影露光装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の位置合わせ装置
は、物体面上に設けたアライメントマークを投影光学系
を介して撮像手段面上に結像させ、該撮像手段から得ら
れる信号を利用して該物体と該撮像手段との相対的な位
置合わせを行う際、検出手段で該アライメントマークを
検出し、このとき得られるマーク信号に対して処理パラ
メータを変化させることにより得られる該マーク信号の
特徴量の変化に基づいて第1アライメント手段のパラメ
ータを決定すると共に第2アライメント手段で該物体面
上のアライメントマークを検出し、このとき得られるマ
ーク信号に対して処理パラメータを変化させることによ
り得られる該マーク信号の特徴量の変化より該第2アラ
イメント手段のパラメータを決定し、該第1、第2アラ
イメント手段に係る特徴量に基づいて選択したアライメ
ント手段に係るマーク信号の処理パラメータを決定し、
該選択したアライメント手段と選択した処理パラメータ
とを用いて位置合わせを行っていることを特徴としてい
る。
【0008】又本発明の投影露光装置は、ウエハ面上に
設けたアライメントマークを投影光学系を介してレチク
ルと同期をとった撮像手段面上に結像させ、該撮像手段
から得られる信号を利用して該ウエハと該撮像手段との
相対的な位置合わせを行い、レチクル面上のパターンを
該投影光学系により該ウエハ面上に投影露光する際、検
出手段で該アライメントマークを検出し、このとき得ら
れるマーク信号に対して処理パラメータを変化させるこ
とにより得られる該マーク信号の特徴量の変化に基づい
て第1アライメント手段のパラメータを決定すると共に
第2アライメント手段で該ウエハ面上のアライメントマ
ークを検出し、このとき得られるマーク信号に対して処
理パラメータを変化させることにより得られる該マーク
信号の特徴量の変化より該第2アライメント手段のパラ
メータを決定し、該第1、第2アライメント手段に係る
特徴量に基づいて選択したアライメント手段に係るマー
ク信号の処理パラメータを決定し、該選択したアライメ
ント手段と選択した処理パラメータとを用いて位置合わ
せを行っていることを特徴としている。
【0009】
【実施例】図1は本発明の位置合わせ装置を用いた半導
体素子製造用の投影露光装置(ステッパー)の要部概略
図である。
【0010】同図においてRはレチクルであり、その面
上には電子回路パターンが形成されており、レチクルス
テージR1に支持されている。レチクルRは照明系10
1により露光光で照明されている。Wはウエハ(物体)
であり、その表面の一部には位置検出用のウエハアライ
メントマークWMが一辺が位置検出方向と平行となるよ
うに形成されている。
【0011】114はXYZステージ(ステージ)であ
り、ウエハWを載置しており、XY方向及びZ方向に移
動可能となっている。11は投影光学系であり、レチク
ルR面上の回路パターンをウエハW面上に縮小投影して
いる。
【0012】本実施例では照明系101から照射された
露光光は、電子回路パターンが形成されたレチクルRを
照明し、投影光学系11を介してステージ114に載置
されたウエハWに該電子パターンを投影露光する。
【0013】本実施例ではこの露光動作に先立ち、レチ
クルRとウエハWの相対的な位置合わせを次のようにし
て行っている。
【0014】図1において、12はHeNeレーザによ
る位置合わせ用の照明光源で発振主波長は632.8n
m、13はハロゲン灯による位置合わせ用の照明光源で
発振主波長が612nmとなっている。これらの照明光
源12,13はウエハマークWMの表面状態に応じてシ
ャッター14,15を交互に動作させることにより切替
えられるものとなっている。
【0015】照明光源12(13)からの光束はミラー
115(116)で反射し、ビームスプリッター16、
ミラー18、投影光学系11を介してステージ114に
載置されたウエハWに形成されているウエハアライメン
トマークWMを照明する。ウエハアライメントマークW
Mは図2(A)に示すように複数のバー状のマーク(バ
ーマーク、WM1〜WM4)を等間隔で配列したものよ
り成っている。
【0016】ウエハアライメントマークWMで反射した
光束は再び投影光学系11とミラー18を介してビーム
スプリッター16に到達し、ビームスプリッター16を
透過して結像光学系17を介して撮像装置19の撮像面
にウエハアライメントマークWMの像を形成する。撮像
装置19によりウエハアライメントマークWMの像を光
電変換し、電気信号を得ている。
【0017】本実施例では以上の各要素12(13),
14(15),115(116),16,18,17,
19は検出手段の一要素を構成している。
【0018】110はA/D変換装置であり、撮像装置
19により光電変換されたウエハアライメントマークW
Mの像を2次元デジタル信号列に変換する。111は積
算装置であり、図2(B)において示したようなウエハ
アライメントマークWMの複数の異なる位置に設定した
処理ウインドウWk (k=1〜12)の各々でウエハア
ライメントマーク位置を検出する方向(この場合はX方
向)に直角な方向(この場合はY方向)にA/D変換装
置110からの各画素値を積算し、1次元のデジタル信
号列Sk (x)を得る。画像メモリ上の画素データ値を
P(X,Y)としたウインドウWk のY方向の範囲をY
k1≦Y≦Yk2とすればSk (x)は
【0019】
【数1】 と表わされる。
【0020】実際には図2(B)に示すように12個の
ウインドウWk を設定し、各々のウインドウWk に関し
て図2(C)に示すようなデジタル信号列を得ている。
【0021】一般に撮像した画像においてはウエハアラ
イメントマークWMのエッジ信号部分は、他の部分に比
べてコントラストが急激に変化する。この為デジタル信
号列Sk (X)は積算方向に直角な方向(X方向)のコ
ントラストが強調され、S/Nが高められるので該信号
部分には急峻なピークや落ち込みが観測される。
【0022】本実施例において撮像装置19に対するウ
エハWとの位置合わせをデジタル信号Sk (X)から各
々のウエハアライメントマークWMの位置を検出するこ
とにより行っている。尚、このとき照明光源12を用い
る系を第1アライメント手段、照明光源13を用いる系
を第2アライメント手段としている。
【0023】ウエハアライメントマークWMの位置検出
においては図2(B)の各デジタル信号列S1 (X)か
らS12(X)について同一の処理が行なわれている。以
下の説明では任意のデジタル信号列Sk (X)を例にと
っている。検出は各々のバーマーク(WM1〜WM4)
についてその位置をテンプレートマッチング法にて計測
し各々の位置の平均位置をウエハアライメントマークW
Mの計測位置としている。1本のバーマークのデジタル
信号部分を図3(A)に示すS(x)とし、テンプレー
トを図3(B)とすると下式で示すマッチング評価式に
より、任意の点の任意の点xにおけるマッチング度E
(x)が得られる。
【0024】
【数2】 上式中のパラメータC,Wはテンプレートの有効範囲を
意味し、Cは有効範囲の中心、Wは有効範囲の幅を表わ
したものになっている。マッチ度E(x)が最大値にな
るx座標値をXP とし、XP を中心としたXP まわりの
数点におけるマッチ度Eの重心位置の計算によりウエハ
アライメントマークの位置を計測している。
【0025】このように各々のバーマークの位置を算出
したのちに全ての位置の平均値を計算し、デジタル信号
列Sk (X)におけるウエハアライメントマークWMの
位置を検出している。
【0026】ここでテンプレートとしては本実施例では
該デジタル波形が半導体素子の製造工程あるいはレジス
ト膜厚などの影響で変化するため、数種類用意し各々に
ついて同様にマッチング評価を行ない、その内でもっと
も大きいマッチ度を示すテンプレートを採用している。
【0027】このようにしてそれぞれのウインドウWk
において検出されたウエハアライメントマークWMの位
置をPWMk (k=1〜12)とする。最終的なウエハ
アライメントマークの位置PWMは下の式によって計算
している。
【0028】
【数3】 本実施例ではレチクルRとウエハWとの位置合わせの際
には、予め別の手段により、まずレチクルRと撮像装置
19との相対位置は計測されている。即ちレチクルRと
撮像装置19とは予め同期をとっている。この為ウエハ
Wと撮像装置19との相対的位置合わせを行ない、これ
によりレチクルRとウエハWとの位置合わせ(アライメ
ント)を行なっている。
【0029】次にウエハアライメントマーク計測用のア
ライメント照明光及び計測パラメータの最適化の方法に
ついて説明する。
【0030】計測のパラメータとしては、例えば各ウイ
ンドウにおける積算幅やテンプレート形状、テンプレー
ト有効範囲(中心C、幅W)などがあるが、ここでは精
度に関して主な要因となるテンプレート有効範囲を調整
している。
【0031】半導体素子製造の各プロセスで変化するア
ライメントに関する要因の一つにアライメントマークの
線幅変動がある。例えば図4(A)はウエハアライメン
トマーク部分41をエッチングし、アルミニウム(A
l)42をスパッタリングにより蒸着した場合のウエハ
アライメントマークの断面である。同図より明らかなよ
うにレチクルより転写された線幅よりも内側にエッジ4
2aが現われ、ウエハアライメントマークのエッジ位置
が狭くなっている。
【0032】一方、図4(B)はウエハアライメントマ
ーク以外の部分をエッチングし、アルミニウム(Al)
42を蒸着した場合を示しているが、この場合にはレチ
クルにより転写された線幅よりも広い位置にウエハアラ
イメントマークのエッジ42aが現われることがわか
る。
【0033】このような線幅の変化は、そのウエハアラ
イメントマークの形成されたプロセスによっては大きく
ことなる場合がある。その場合、ウエハアライメントマ
ークのエッジ信号の出現する位置が変動し、固定したテ
ンプレート有効幅からエッジ信号部分が外れることによ
りS/Nの低下が発生する。いい替えればS/N的に最
適なパラメータはエッジ信号部分を過不足なく捉えるこ
とである。
【0034】上記S/Nの観点から最適なパラメータを
設定する場合の評価尺度としては、定常ランダムなノイ
ズの影響を強く受ける。ウエハアライメントマークの異
なった部分を計測した際の計測ばらつきを採用すること
が可能である。つまり、一般には定常ランダムなノイズ
の影響が大きくなるほどこれらの計測のばらつき、即ち
分散は大きくなる傾向があるからである。
【0035】図5は図1のパラメータの最適化部分を説
明する図である。図5の撮像装置19、A/D変換装置
110、積算装置111、パラメータ発生装置51、位
置検出装置112はウエハアライメントマーク検出部分
と同様である。
【0036】図5においてパラメータセット発生装置5
1は、テンプレート有効範囲を意味ある範囲で変化させ
たパラメータの組を発生させて位置検出装置112に渡
している。113は特徴量抽出装置であり、ここで各ウ
インドウWk ごとのウエハアライメントマークWMの位
置PWk の分散を
【0037】
【数4】 で求めパラメータの組と各々の組に対応するウインドウ
間の計測位置の分散値を保持する。
【0038】次にパラメータ発生装置51が新しいパラ
メータの組を発生させ、位置検出をした後、特徴量抽出
装置113が新しいパラメータの組と上記分散値を保持
する。このループをパラメータ発生装置51が新しいパ
ラメータを発生し終るまで繰り返し、最終的にはこれら
のパラメータの組の内でもっとも分散の小さい組を最適
なパラメータとして出力する。
【0039】ここで、σの代わりにサーボフィードバッ
クさせ安定した状態にあるウエハW上のウエハアライメ
ントマークWMを複数回計測し、その計測ばらつきを採
用してもよい。パラメータ発生装置51は、網羅的にパ
ラメータの組を発生させても良いし、評価値である分散
値をフィードバックすることにより、所謂山登り探索的
な手法でパラメータを発生させ極小値を求めてもほぼ同
様な効果が得られる。
【0040】図6(A)はウエハプロセスにおけるウエ
ハアライメントマークの積算後のデジタル信号列の例を
示している。図6(B)は横軸にテンプレートの有効範
囲の中心Cをとり、縦軸にテンプレート有効範囲の幅W
を取った際のウインドウ間の計測値の分散値の変化を示
す等高線グラフである。
【0041】図6(B)の61は分散が最小を示す位置
であり、その位置のパラメータの組がS/N的には最適
であることを示している。又図7(A)は別の線幅の異
なるパターンの積算後のデジタル信号列の例を示してい
る。
【0042】図7(B)は図6(B)と同様に分散の変
化を表わした等高線グラフであるが、この場合71に示
すように分散値の最小値を示す位置が図6(B)の場合
と異なっており、最適なパラメータの組が変化したこと
を示している。
【0043】本発明において、このような原則は最適な
ウエハアライメントマークの照明光の選択にも適用する
ことができる。単一の波長の光束でウエハアライメント
マークWMを照明した場合、図8に示すようにレジスト
81の表面からの反射光と下地82からの反射光の干渉
により厚さa,bが下記の式 a=kλ/4 ‥‥‥‥(8) b=lλ/4 ‥‥‥‥(9) (k,lは任意の自然数)を満足する場合には著しくウ
エハアライメントマークのコントラストが損なわれる場
合がある。尚、図8において83はウエハアライメント
マークである。
【0044】この場合にはウエハアライメントマーク8
3の照明光の波長を変化させることにより上記条件から
外れることによりウエハアライメントマークのコントラ
ストが向上しS/Nが改善される。
【0045】一般にコントラストの向上は上記分散値を
小さくする効果がある。そこで、アライメント照明光の
波長を変化させ各アライメント光においてウエハアライ
メントマークを観察し最適パラメータを算出し、全ての
アライメント光において各々の最適パラメータを算出し
た後に、その内でもっとも低い分散値を持ったアライメ
ント光とパラメータの組を選択することにより、最適な
アライメント光源とパラメータの組を決定している。
【0046】次にこのような本実施例の位置合わせの手
順を説明する。まず、ウエハWを搬送ハンド機構(不図
示)によってウエハステージ114上に送り込み、真空
吸着によりウエハステージ114上に固定する。
【0047】次にウエハWの観察しようとするショット
のウエハアライメントマークWMを投影光学系11の光
軸下の位置にウエハステージ114により送り込み撮像
装置19にて観察可能な位置に保持する。
【0048】次に照明光源12のHeNeレーザからの
光によりウエハアライメントマークWMを照明し、計測
パラメータの最適化を行ない第1アライメント手段とし
ての最適パラメータの組を保持する。次に照明光源13
のハロゲン光による照明に切替え再び第2アライメント
手段としての計測パラメータの最適化を行なう。
【0049】このようにして得られた2組のパラメータ
の組とその分散値を比較し、分散値の小さい照明光とパ
ラメータの組を選択し不図示の制御コンピュータの記憶
装置に記憶させ、次にアライメント動作に入る際にこの
照明光と、計測パラメータの組を使用する。
【0050】このように、一つのショットで照明光の選
択とパラメータの選択を行なってもよいが、より最適化
の精度を上げるためにはウエハW内の複数のショットで
パラメータの最適化を行ない、そのパラメータの平均値
と分散の平均値を出力し、各々の照明光における分散値
の平均を比較し、もっとも小さい値を示す照明光源とパ
ラメータを選択し、このときの処理パラメータを制御コ
ンピュータに記憶させアライメント動作時に選択された
照明光とパラメータを使用してもよい。
【0051】次に制御コンピュータに記憶されたアライ
メント照明光とパラメータを使用し、ウエハWのアライ
メントを行ないアライメントした位置に従って不図示の
ステージ制御装置によりウエハステージ114を駆動さ
せ、ステップアンドリピートで露光している。
【0052】更に計測したウエハWと同じプロセス条件
のウエハをアライメントする際には、前記制御コンピュ
ータ内の記憶装置に記憶された最適な照明光と最適なパ
ラメータを参照することによりアライメントを行なって
いる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば以上のようにアライメン
ト手段及びアライメントパラメータ等を適切に設定する
ことにより、種々のプロセスを経てもウエハ面上のアラ
イメントマークを高精度に、しかも効率良く検出し、レ
チクルとウエハとの位置合わせを高精度に行なうことが
できる、特にステップアンドリピート型の投影露光装置
に好適な位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置
を達成することができる。
【0054】この他本発明によればアライメントマーク
の形状の変化及び光学的反射条件の変化に対して、予め
アライメントマークを複数のアライメント手段で観察
し、各々のアライメント手段において処理パラメータを
変化させた時の計測精度に関連する特徴量としてアライ
メントマークの異なるいくつかの部分でのアライメント
マークの位置の計測ばらつきの程度を採用し、ばらつき
の精度がもっとも小さくなるような処理パラメータを、
アライメントマークをもっとも精度良く検出するような
処理パラメータと決定することにより、アライメントし
ウエハを焼付けて誤差検定用のバーニアマークを計測す
ることなくアライメント手段と処理パラメータを自動で
フィッティングすることが可能となり、アライメント精
度を向上させることが可能となる。
【0055】更に本発明によればアライメント手段と処
理パラメータを変化させてアライメントマークを観察す
る際にアライメントマークを複数回計測し、その計測ば
らつきをアライメント手段と処理パラメータを変化させ
たときの計測精度に関連する特徴量とすることにより、
アライメントしウエハを焼付けて誤差検定用のバーニア
マークを計測することなくアライメント手段と処理パラ
メータを自動でフィッティングすることが可能となり、
アライメント精度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投影露光装置の実施例1の要部概略
【図2】 本発明に係るアライメントマークの説明図
【図3】 本発明に係るテンプレートの説明図
【図4】 ウエハ面上のアライメントマークの説明図
【図5】 図1の一部分の説明図
【図6】 本発明に係るアライメントマークの信号処理
の説明図
【図7】 本発明に係るアライメントマークの信号処理
の説明図
【図8】 ウエハ面上のレジストからの反射光の説明図
【符号の説明】
11 投影光学系 12,13 照明光源 14,15 シャッター 16 ビームスプリッター 17 結像光学系 18 ミラー 19 撮像装置 R レチクル W ウエハ WM ウエハアライメントマーク 101 照明系 114 XYZステージ 115 ミラー 116 ハーフミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体面上に設けたアライメントマークを
    投影光学系を介して撮像手段面上に結像させ、該撮像手
    段から得られる信号を利用して該物体と該撮像手段との
    相対的な位置合わせを行う際、検出手段で該アライメン
    トマークを検出し、このとき得られるマーク信号に対し
    て処理パラメータを変化させることにより得られる該マ
    ーク信号の特徴量の変化に基づいて第1アライメント手
    段のパラメータを決定すると共に第2アライメント手段
    で該物体面上のアライメントマークを検出し、このとき
    得られるマーク信号に対して処理パラメータを変化させ
    ることにより得られる該マーク信号の特徴量の変化より
    該第2アライメント手段のパラメータを決定し、該第
    1、第2アライメント手段に係る特徴量に基づいて選択
    したアライメント手段に係るマーク信号の処理パラメー
    タを決定し、該選択したアライメント手段と選択した処
    理パラメータとを用いて位置合わせを行っていることを
    特徴とする位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 ウエハ面上に設けたアライメントマーク
    を投影光学系を介してレチクルと同期をとった撮像手段
    面上に結像させ、該撮像手段から得られる信号を利用し
    て該ウエハと該撮像手段との相対的な位置合わせを行
    い、レチクル面上のパターンを該投影光学系により該ウ
    エハ面上に投影露光する際、検出手段で該アライメント
    マークを検出し、このとき得られるマーク信号に対して
    処理パラメータを変化させることにより得られる該マー
    ク信号の特徴量の変化に基づいて第1アライメント手段
    のパラメータを決定すると共に第2アライメント手段で
    該ウエハ面上のアライメントマークを検出し、このとき
    得られるマーク信号に対して処理パラメータを変化させ
    ることにより得られる該マーク信号の特徴量の変化より
    該第2アライメント手段のパラメータを決定し、該第
    1、第2アライメント手段に係る特徴量に基づいて選択
    したアライメント手段に係るマーク信号の処理パラメー
    タを決定し、該選択したアライメント手段と選択した処
    理パラメータとを用いて位置合わせを行っていることを
    特徴とする投影露光装置。
JP4164230A 1992-05-29 1992-05-29 位置合わせ装置及びそれを用いた投影露光装置 Pending JPH05335212A (ja)

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