JPH0533498U - 黒鉛電極の接続部構造 - Google Patents
黒鉛電極の接続部構造Info
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- JPH0533498U JPH0533498U JP081701U JP8170191U JPH0533498U JP H0533498 U JPH0533498 U JP H0533498U JP 081701 U JP081701 U JP 081701U JP 8170191 U JP8170191 U JP 8170191U JP H0533498 U JPH0533498 U JP H0533498U
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Discharge Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 人造黒鉛電極の接続時に電極のネジ山の欠損
を生じることがなく、確実なネジ込みによる接続を可能
とする。 【構成】 黒鉛電極10の接続端部にテーパー穴を穿設
してその内周面にテーパーネジ11を刻設し、このテー
パーネジ11に新電極の接続端部に取付けたニップル1
4のテーパーネジ15を螺合して接続するものにおい
て、黒鉛電極10のテーパー穴の内周面に刻設するテー
パーネジ11のネジ山12の頂面13およびニップル1
4のテーパーネジ15のネジ山16の頂面17を黒鉛電
極10の軸線に対し略平行な円筒面としたことを特徴と
する。
を生じることがなく、確実なネジ込みによる接続を可能
とする。 【構成】 黒鉛電極10の接続端部にテーパー穴を穿設
してその内周面にテーパーネジ11を刻設し、このテー
パーネジ11に新電極の接続端部に取付けたニップル1
4のテーパーネジ15を螺合して接続するものにおい
て、黒鉛電極10のテーパー穴の内周面に刻設するテー
パーネジ11のネジ山12の頂面13およびニップル1
4のテーパーネジ15のネジ山16の頂面17を黒鉛電
極10の軸線に対し略平行な円筒面としたことを特徴と
する。
Description
【0001】
本考案は電気炉において用いられる人造黒鉛電極の接続部構造にかかり、特に 接続用のネジを改良した黒鉛電極の接続部構造に関する。
【0002】
電気製鋼炉において用いられる人造黒鉛電極(以下単に電極という)は、その 先端におけるアーク消耗により短くなった場合、図2に示すように新たな電極1 (以下新電極という)をニップル2を介してネジ込みにより接続し、順次使用す るようになされている。
【0003】 上記電極は、電気製鋼炉の大型化に伴なって近時では24″φ、28″φと巨 大化し、重量も1本当り1.2〜1.8tと急増するに至っている。
【0004】 この電極同士の接続には、電極の接続端部にテーパー穴を穿設してこのテーパ ー穴の内周面にネジ山を刻設し、ニップルにはこのネジ山に螺合するよう上下の テーパー部の外周面にテーパーネジを刻設してこのニップルを新電極の下端に取 付けたのち走行クレーン等により使用中の電極の上に吊下し、ニップルのテーパ ーネジを電極のテーパーネジに整合させて新電極を回転させることによりネジ込 んで接続するようになされる。
【0005】 ところで従来の電極のネジ構造は、図3に断面を示すように電極1の接続端部 に穿設されたテーパー穴の内周にテーパーネジ3を刻設しているので、ネジ山4 の頂面5がテーパー穴のテーパー角と等しい角度θをもってテーパー状に形成さ れている。
【0006】
しかるに上記従来の構造では、電極のテーパーネジ3のネジ山4の頂面5がテ ーパー状となっているので、ニップルの挿入時には図4のように新電極をゆっく り降下させたとき電極1のネジ山4の上にニップル2のネジ山6が丁度載ったと きは問題はないが、図5のようにネジ山4,6の頂面同士のテーパーが合致して 互いに接した場合、ネジ込むにつれてネジ山4,6同士が互いに押し合うことに なり、その結果電極のネジ山4あるいはニップル2のネジ山6の欠損乃至破損に 至る。これらのネジ山4,6が欠損すると、その破片がネジ山間に入り込み、摩 擦が非常に大きくなって途中でネジ込みが不能となったり、規定のトルクでの十 分な締着強度が得られないことになって、操業中衝撃等により接続部分での折損 や、不良接続部分での電気抵抗が増大して局部赤熱を起こすことなどの問題をも たらし、巨大化した電極の場合特に大きな問題となる。万一折損により電極が炉 中に落下した場合にはその電極を炉内から引出すことが容易でなく、危険な熱間 作業を要し、場合によっては大幅に操業を中断しなければならないなど、その損 失は甚大なものとなる。
【0007】 前記ネジ込み不良の原因を考察すると、図5のように電極1のネジ山4にニッ プル2のネジ山6が載らず、ネジ山4,6の頂面のテーパー面同士の接触が出現 する確率は、ピッチ1/4インチ(6.35mm)に対しネジ山4の幅が1.32 mmであるとき、ネジ山の双方で1.32×2であるから41.6%となり、きわ めて高い確率で発生することが判る。またネジ山4,6の頂面同士の圧力は、1 /3テーパーであるとき電極重量の約3倍の力が加わることになり、電極の回転 に要する力がきわめて大きくなる。
【0008】 このようなネジの欠損を防ぐとともに接続作業の作業性を改善するものとして 、両電極の接近時に新電極を回転させながら下降させてネジ込む。U字型の スペーサーに柄をつけた治具を用意し、これを使用中の電極の上に置き、新電極 のニップルのネジが使用中の電極のネジに衝突することを避けるためにこのスペ ーサーの上に一旦新電極を受けたのちスペーサーを抜き外し、静かに電極をおろ してネジ込む。電極吊りのフックを改造して電極とニップルのネジとを同じく 1回転で1/4インチ下降する機構を付加し、円滑にネジ込む。ニップルに縦 溝を形成しておき、ネジ山が欠損した場合その欠損粒子を縦溝を通じてネジの下 方に落下させ、ネジ山間に噛込まないようにするなどの手段を採用することによ り解決を図るようにしているが、これらの手段を用いて慎重に接続作業を行なっ たとしても、電極のネジ山が前述の構造である限り前記の問題点の根本的な解決 手段とはならず、統計的にみて10回の接続作業のうち4回は電極の回転が悪く なっている事実と前記の確率とから勘案しても接続不良の出現をなくすることは できなかった。
【0009】 本考案はこれに鑑み、電極の接続時に電極のネジ山の欠損を生じることがなく 、確実なネジ込みによる接続を可能とする黒鉛電極の接続部構造を提供すること を目的としてなされたものである。
【0010】
上記従来の技術が有する問題点を解決するため、本考案は、黒鉛電極の接続端 部にテーパー穴を穿設してその内周面にテーパーネジを刻設し、このテーパーネ ジに新電極の接続端部に取付けたニップルのテーパーネジを螺合して接続するも のにおいて、黒鉛電極のテーパー穴の内周面に刻設するテーパーネジのネジ山の 頂面およびニップルのテーパーネジのネジ山の頂面を黒鉛電極の軸線に対し略平 行な円筒面としたことを特徴とする。
【0011】
電極の接続端部のテーパー穴内に新電極の下端のニップルを挿入すると、ニッ プルのテーパーネジの山径が電極のテーパーネジの山径より大径であるときはそ のネジ山同士が引掛って止まる。したがってネジ山の頂面に大きな圧縮力が負荷 されることがなく、ネジ山の破損も僅少となり、爾後の回転操作により同一ピッ チ、同一速度で円滑にネジ込まれ、最終トルクも正常な状態で締着されて電極の 端面圧力も規定の圧力値が確保される。ニップル挿入時にニップルのテーパーネ ジの山径が電極のテーパーネジの山径に対し同一もしくは小径のときはネジ山の 頂面同士が押し合うことなく素通りし、電極のテーパーネジの山径がニップルの 山径より小径となるところで止まる。
【0012】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0013】 図1に断面を示すように、電極10の接続端部に穿設されたテーパー穴の内周 面にテーパーネジ11が刻設され、このテーパーネジ11のネジ山12の頂面1 3は電極10の軸線A−Aに対し平行な円筒面に形成されている。
【0014】 このテーパーネジ11に螺合するニップル14のテーパーネジ15のネジ山1 6の頂面17もニップル14の軸線A−Aに対し平行な円筒面とされている。な おこれら頂面13,17は若干逆テーパーとしてもよい。
【0015】 したがって電極10の接続端部のテーパー穴に新電極の下端に取付けたニップ ル14の下端を挿入すると、ニップル14のテーパーネジ15のネジ山16の山 径が電極10のテーパーネジ11のネジ山12の山径より大径であるときはその ネジ山12,16同士が引掛って止まり、ネジ山12の頂面13に圧縮力が負荷 されることがない。ニップル14の挿入時にニップル14のテーパーネジ15の ネジ山16の山径が電極10のテーパーネジ11のネジ山12の山径と同一か、 もしくは小さいうちはその頂面13,17同士が押し合うことなく素通りし、電 極10側の山径の方が小さくなったところで直ちにネジ山12,16同士が引掛 り、前記の状態となる。
【0016】 これにより電極10側のネジ山12の頂面13に大きな圧縮力の負荷が生じな いので、ネジ山12の破損も僅かとなり、爾後の回転操作も軽く同一ピッチ、同 一速度で円滑にネジ込まれ、最終トルクも正常な状態で締着されて電極10と新 電極との端面の圧接力も規定の圧力値が得られ、折損や局部赤熱等の不具合いの 発生もなくなる。
【0017】
以上説明したように本考案によれば、黒鉛電極の接続端部のテーパー穴の内周 面に刻設するテーパーネジのネジ山の頂面およびニップルのテーパーネジのネジ 山の頂面を電極の軸線に略平行な円筒面としたので、消耗した電極に新電極をニ ップルを介してネジ込みにより接続するとき電極のテーパーネジのネジ山を欠損 させることが大幅に減少し、接続不良に伴なう折損事故や局部赤熱等の問題点を 解消することができ、接続作業を容易迅速に行なえるなどの種々優れた効果が得 られる。
【図1】本考案による電極のテーパーネジとニップルの
テーパーネジとの係合状況を示す一部の断面図。
テーパーネジとの係合状況を示す一部の断面図。
【図2】本考案を適用する電極接続部を断面で示す正面
図。
図。
【図3】従来の電極のテーパーネジを示す部分拡大断面
図。
図。
【図4】従来技術の作用説明図。
【図5】従来技術の作用説明図。
1,10 電極 2,14 ニップル 3,11 テーパーネジ 4,6,12,16 ネジ山 5,13,17 頂面
Claims (1)
- 【請求項1】黒鉛電極の接続端部にテーパー穴を穿設し
てその内周面にテーパーネジを刻設し、このテーパーネ
ジに新電極の接続端部に取付けたニップルのテーパーネ
ジを螺合して接続するものにおいて、黒鉛電極のテーパ
ー穴の内周面に刻設するテーパーネジのネジ山の頂面お
よびニップルのテーパーネジのネジ山の頂面を黒鉛電極
の軸線に対し略平行な円筒面としたことを特徴とする黒
鉛電極の接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP081701U JPH0533498U (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 黒鉛電極の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP081701U JPH0533498U (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 黒鉛電極の接続部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533498U true JPH0533498U (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=13753688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP081701U Pending JPH0533498U (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 黒鉛電極の接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533498U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340294A (ja) * | 1986-06-17 | 1988-02-20 | ユニオン、カ−バイド、コ−ポレ−ション | 電極、連結ピンおよび電極連結方法 |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP081701U patent/JPH0533498U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340294A (ja) * | 1986-06-17 | 1988-02-20 | ユニオン、カ−バイド、コ−ポレ−ション | 電極、連結ピンおよび電極連結方法 |
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