JPH05330403A - 格納式ワイパ - Google Patents
格納式ワイパInfo
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- JPH05330403A JPH05330403A JP4144521A JP14452192A JPH05330403A JP H05330403 A JPH05330403 A JP H05330403A JP 4144521 A JP4144521 A JP 4144521A JP 14452192 A JP14452192 A JP 14452192A JP H05330403 A JPH05330403 A JP H05330403A
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 9
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造によりワイパブレード及びワイパ
アームを格納することができ、また、格納時には確実に
ワイパブレードのブレードラバーの劣化を防止すること
ができる格納式ワイパを得る。 【構成】 格納式ワイパ10のピボットシャフト16
は、インナホルダ20によって保持されている。インナ
ホルダ20はリングギヤ30に噛み合っており、軸線方
向に移動可能である。この軸線方向すなわちピボットシ
ャフト16の移動方向は、レバー50の通常の移動面に
対して傾斜されている。ワイパ格納時には、リングギヤ
30の回転によってピボットシャフト16が軸線に沿っ
て移動されると、レバー50の連結位置(連結ロッド5
2)が、ピボットシャフト16の回転面(軸線に直交す
る面)に対して実質的に回転移動され、これによりワイ
パアーム12A及びワイパブレード14Aが移動されて
格納状態となると共に、スプリングの係止位置も変位さ
れてアーム圧が低減される。
アームを格納することができ、また、格納時には確実に
ワイパブレードのブレードラバーの劣化を防止すること
ができる格納式ワイパを得る。 【構成】 格納式ワイパ10のピボットシャフト16
は、インナホルダ20によって保持されている。インナ
ホルダ20はリングギヤ30に噛み合っており、軸線方
向に移動可能である。この軸線方向すなわちピボットシ
ャフト16の移動方向は、レバー50の通常の移動面に
対して傾斜されている。ワイパ格納時には、リングギヤ
30の回転によってピボットシャフト16が軸線に沿っ
て移動されると、レバー50の連結位置(連結ロッド5
2)が、ピボットシャフト16の回転面(軸線に直交す
る面)に対して実質的に回転移動され、これによりワイ
パアーム12A及びワイパブレード14Aが移動されて
格納状態となると共に、スプリングの係止位置も変位さ
れてアーム圧が低減される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のウインドシールド
ガラス等の被払拭面に付着した雨滴を往復回動すること
によって払拭するワイパに係り、特に、ワイパブレード
及びワイパアームを格納できる格納式ワイパに関する。
ガラス等の被払拭面に付着した雨滴を往復回動すること
によって払拭するワイパに係り、特に、ワイパブレード
及びワイパアームを格納できる格納式ワイパに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパブレードを車両のウインドシール
ドガラス等の被払拭面に押圧しながら往復回動させるこ
とによって、このウインドシールドガラス面に付着した
雨滴を払拭するワイパのうち、ワイパブレード(ワイパ
アーム&ブレード)を例えばボンネット内に格納できる
格納式ワイパ(所謂、コンシールドワイパ)が知られて
いる(特開昭62−299452号、特開昭60−15
7945号、特開昭59−53255号、特開平3−2
31056号、特開平2−171366号公報等)。
ドガラス等の被払拭面に押圧しながら往復回動させるこ
とによって、このウインドシールドガラス面に付着した
雨滴を払拭するワイパのうち、ワイパブレード(ワイパ
アーム&ブレード)を例えばボンネット内に格納できる
格納式ワイパ(所謂、コンシールドワイパ)が知られて
いる(特開昭62−299452号、特開昭60−15
7945号、特開昭59−53255号、特開平3−2
31056号、特開平2−171366号公報等)。
【0003】このような格納式ワイパにおいては、さら
に、ワイパブレードのブレードラバーの経時的な劣化等
を防止するための劣化防止機構を併設したものがある。
このラバー劣化防止機構には種々のものがあるが、ワイ
パアーム&ブレードの格納位置においてブレードラバー
をウインドシールドガラス面から離間させる構成のもの
(所謂、リフトアップ機構)や、ワイパアーム&ブレー
ドの停止位置においてワイパアームのアーム圧を低減さ
せる構成のもの(例えば、特開昭61−125952
号、実開平1−112157号、実開平1−12525
0号、特開平3−176253号、特開平2−2999
57号、実開昭63−154372号公報等)が知られ
ている。
に、ワイパブレードのブレードラバーの経時的な劣化等
を防止するための劣化防止機構を併設したものがある。
このラバー劣化防止機構には種々のものがあるが、ワイ
パアーム&ブレードの格納位置においてブレードラバー
をウインドシールドガラス面から離間させる構成のもの
(所謂、リフトアップ機構)や、ワイパアーム&ブレー
ドの停止位置においてワイパアームのアーム圧を低減さ
せる構成のもの(例えば、特開昭61−125952
号、実開平1−112157号、実開平1−12525
0号、特開平3−176253号、特開平2−2999
57号、実開昭63−154372号公報等)が知られ
ている。
【0004】ここで、ワイパアーム&ブレードの格納位
置においてブレードラバーをウインドシールドガラス面
から離間させる構成のものにおいては、ワイパブレード
にスライダーを設けると共にこのスライダーに対応して
ボディー側に凸部(リフター)を固定し、ワイパアーム
&ブレードの格納の際にはスライダーがリフターに乗り
上げることによって、ワイパブレードのブレードラバー
がウインドシールドガラス面から離間される構成であ
る。
置においてブレードラバーをウインドシールドガラス面
から離間させる構成のものにおいては、ワイパブレード
にスライダーを設けると共にこのスライダーに対応して
ボディー側に凸部(リフター)を固定し、ワイパアーム
&ブレードの格納の際にはスライダーがリフターに乗り
上げることによって、ワイパブレードのブレードラバー
がウインドシールドガラス面から離間される構成であ
る。
【0005】しかしながら、このようなワイパブレード
を積極的にウインドシールドガラス面から離間させる構
成の従来のラバー劣化防止機構では、ワイパブレードや
ワイパアームにがたつきが生じた場合にはスライダーが
リフターにスムーズに乗り上がることができなくなる
等、各部の寸法に高精度が要求され、長期に渡って初期
の性能を維持することが困難であった。また、スライダ
ーがリフターに乗り上げる際に異音が発生し易い欠点も
あった。
を積極的にウインドシールドガラス面から離間させる構
成の従来のラバー劣化防止機構では、ワイパブレードや
ワイパアームにがたつきが生じた場合にはスライダーが
リフターにスムーズに乗り上がることができなくなる
等、各部の寸法に高精度が要求され、長期に渡って初期
の性能を維持することが困難であった。また、スライダ
ーがリフターに乗り上げる際に異音が発生し易い欠点も
あった。
【0006】一方、ワイパアーム&ブレードの停止位置
においてワイパアームのアーム圧を低減させる構成のも
のにおいては、ピボット軸の近傍にピストンを設けワイ
パアーム&ブレードの格納時にはこのピストンによって
ワイパアームを押圧してアーム圧を低減させるものや、
ワイパアーム&ブレードを付勢するスプリングの支持位
置を変更してアーム圧を減少させるもの等がある。
においてワイパアームのアーム圧を低減させる構成のも
のにおいては、ピボット軸の近傍にピストンを設けワイ
パアーム&ブレードの格納時にはこのピストンによって
ワイパアームを押圧してアーム圧を低減させるものや、
ワイパアーム&ブレードを付勢するスプリングの支持位
置を変更してアーム圧を減少させるもの等がある。
【0007】しかしながら、この種のアーム圧低減機構
では、ワイパブレードの押圧力を変更するためのピスト
ンやシリンダあるいはスプリングの支持位置を変更する
ための特別形状のカム等の専用部品が不可欠であるた
め、アーム圧低減機構自体の構造が複雑で大形の形状と
なり、またコスト高になる欠点があった。さらに、この
ようなアーム圧低減機構を、ワイパアーム&ブレードを
格納できる格納式ワイパに併設する場合には、ワイパア
ーム&ブレードを格納するための格納機構と、格納時に
アーム圧を低減させるための機構とを共に(別に)設け
る必要があり、これによっても、全体として部品点数が
増加して構造が複雑となりさらに重量やコストも増加し
てしまう。
では、ワイパブレードの押圧力を変更するためのピスト
ンやシリンダあるいはスプリングの支持位置を変更する
ための特別形状のカム等の専用部品が不可欠であるた
め、アーム圧低減機構自体の構造が複雑で大形の形状と
なり、またコスト高になる欠点があった。さらに、この
ようなアーム圧低減機構を、ワイパアーム&ブレードを
格納できる格納式ワイパに併設する場合には、ワイパア
ーム&ブレードを格納するための格納機構と、格納時に
アーム圧を低減させるための機構とを共に(別に)設け
る必要があり、これによっても、全体として部品点数が
増加して構造が複雑となりさらに重量やコストも増加し
てしまう。
【0008】このように、ブレードラバーの劣化防止機
構を併設した従来の格納式ワイパにおいては、何れの機
構もそれぞれに前述の如き欠点があり、これらを全て満
足できる格納式ワイパが求められていた。
構を併設した従来の格納式ワイパにおいては、何れの機
構もそれぞれに前述の如き欠点があり、これらを全て満
足できる格納式ワイパが求められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、簡単な構造によりワイパブレード及びワイパアー
ムを格納することができ、また、簡単な構造により格納
時には確実にワイパブレードのブレードラバーの劣化を
防止することができる格納式ワイパを得ることが目的で
ある。
慮し、簡単な構造によりワイパブレード及びワイパアー
ムを格納することができ、また、簡単な構造により格納
時には確実にワイパブレードのブレードラバーの劣化を
防止することができる格納式ワイパを得ることが目的で
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の格
納式ワイパは、ワイパブレードを保持するワイパアーム
が取り付けられ回転可能に支持されたピボットシャフト
と、前記ピボットシャフトに一体的に固定されたレバー
と、一端部が前記レバーに連結され他端部がワイパ駆動
用モータに連結されたロッドと、を備え、前記ワイパ駆
動用モータの駆動力を前記ロッド及びレバーを介して伝
達して前記ピボットシャフトを往復回転させる格納式ワ
イパにおいて、ワイパ作動時における前記レバーとロッ
ドの移動面に対して傾斜あるいは直交する方向へ前記ピ
ボットシャフトを移動させる移動手段を備えたことを特
徴としている。
納式ワイパは、ワイパブレードを保持するワイパアーム
が取り付けられ回転可能に支持されたピボットシャフト
と、前記ピボットシャフトに一体的に固定されたレバー
と、一端部が前記レバーに連結され他端部がワイパ駆動
用モータに連結されたロッドと、を備え、前記ワイパ駆
動用モータの駆動力を前記ロッド及びレバーを介して伝
達して前記ピボットシャフトを往復回転させる格納式ワ
イパにおいて、ワイパ作動時における前記レバーとロッ
ドの移動面に対して傾斜あるいは直交する方向へ前記ピ
ボットシャフトを移動させる移動手段を備えたことを特
徴としている。
【0011】請求項2に係る発明の格納式ワイパは、ピ
ボットシャフトに取り付けられてピボットシャフトと共
に往復回転するアームヘッドと、一端部が前記アームヘ
ッドに回転可能に軸支連結され他端部にワイパブレード
が取付けられたワイパアームと、一端部が前記ワイパア
ームに連結されて前記連結支軸周りに前記ワイパアーム
が回転する方向へ付勢しワイパアームの他端部に取付け
られた前記ワイパブレードを被払拭面へ押圧させる弾性
部材と、前記ピボットシャフトに一体的に固定されたレ
バーと、一端部が前記レバーに連結され他端部がワイパ
駆動用モータに連結されたロッドと、を備え、前記ワイ
パ駆動用モータの駆動力を前記ロッド及びレバーを介し
て伝達して前記ピボットシャフトを往復回転させる格納
式ワイパにおいて、ワイパ作動時における前記レバーと
ロッドの移動面に対して傾斜あるいは直交する方向へ前
記ピボットシャフトを移動させる移動手段と、前記弾性
部材の他端部を係止しかつこの弾性部材の係止位置を前
記ピボットシャフトの移動によって変位可能に前記アー
ムヘッドに回転可能に支持されたスプリングレバーと、
を備えたことを特徴としている。
ボットシャフトに取り付けられてピボットシャフトと共
に往復回転するアームヘッドと、一端部が前記アームヘ
ッドに回転可能に軸支連結され他端部にワイパブレード
が取付けられたワイパアームと、一端部が前記ワイパア
ームに連結されて前記連結支軸周りに前記ワイパアーム
が回転する方向へ付勢しワイパアームの他端部に取付け
られた前記ワイパブレードを被払拭面へ押圧させる弾性
部材と、前記ピボットシャフトに一体的に固定されたレ
バーと、一端部が前記レバーに連結され他端部がワイパ
駆動用モータに連結されたロッドと、を備え、前記ワイ
パ駆動用モータの駆動力を前記ロッド及びレバーを介し
て伝達して前記ピボットシャフトを往復回転させる格納
式ワイパにおいて、ワイパ作動時における前記レバーと
ロッドの移動面に対して傾斜あるいは直交する方向へ前
記ピボットシャフトを移動させる移動手段と、前記弾性
部材の他端部を係止しかつこの弾性部材の係止位置を前
記ピボットシャフトの移動によって変位可能に前記アー
ムヘッドに回転可能に支持されたスプリングレバーと、
を備えたことを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の格納式ワイパでは、通常のワ
イパ作動時には、ワイパ駆動用モータの駆動力がロッド
及びレバーを介して伝達されてピボットシャフトが往復
回転され、ワイパブレード及びワイパアームが往復回転
されて被払拭面を払拭する。
イパ作動時には、ワイパ駆動用モータの駆動力がロッド
及びレバーを介して伝達されてピボットシャフトが往復
回転され、ワイパブレード及びワイパアームが往復回転
されて被払拭面を払拭する。
【0013】一方、ワイパブレード及びワイパアームの
格納時には、ワイパ駆動用モータは停止されてロッド及
びレバーは停止状態とされ、さらに、移動手段によって
ピボットシャフトが移動される。ここで、このピボット
シャフトが、ワイパ作動時におけるレバーとロッドの移
動面に対して傾斜あるいは直交する方向に移動すると、
ロッドの長さが規制されているため、レバーとロッドの
互いの連結位置が、ピボットシャフトの回転面上を実質
的に回転移動することになる。このため、ピボットシャ
フトはこのレバーとロッドの連結位置の回転移動量に応
じて実質的に回転され、これにより、ワイパブレード及
びワイパアームが回転される。したがって、移動手段に
よるピボットシャフトの移動量、すなわちレバーとロッ
ドの互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード及
びワイパアームの格納移動量に応じて適宜設定すること
により、ワイパブレード及びワイパアームを格納状態と
することができる。また、異なる型式の種々のワイパブ
レード及びワイパアームであっても適用することができ
る。
格納時には、ワイパ駆動用モータは停止されてロッド及
びレバーは停止状態とされ、さらに、移動手段によって
ピボットシャフトが移動される。ここで、このピボット
シャフトが、ワイパ作動時におけるレバーとロッドの移
動面に対して傾斜あるいは直交する方向に移動すると、
ロッドの長さが規制されているため、レバーとロッドの
互いの連結位置が、ピボットシャフトの回転面上を実質
的に回転移動することになる。このため、ピボットシャ
フトはこのレバーとロッドの連結位置の回転移動量に応
じて実質的に回転され、これにより、ワイパブレード及
びワイパアームが回転される。したがって、移動手段に
よるピボットシャフトの移動量、すなわちレバーとロッ
ドの互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード及
びワイパアームの格納移動量に応じて適宜設定すること
により、ワイパブレード及びワイパアームを格納状態と
することができる。また、異なる型式の種々のワイパブ
レード及びワイパアームであっても適用することができ
る。
【0014】請求項2に記載の格納式ワイパでは、通常
のワイパ作動時には、ワイパアームに取付けられたワイ
パブレードは弾性部材によって押圧力が付与されてウイ
ンドシールドガラス面に押し付けられ、この状態でワイ
パ駆動用モータの駆動力がロッド及びレバーを介して伝
達されてピボットシャフトが往復回転され、ワイパブレ
ードがワイパアーム及びアームヘツドと共に往復回転さ
れて被払拭面を払拭する。
のワイパ作動時には、ワイパアームに取付けられたワイ
パブレードは弾性部材によって押圧力が付与されてウイ
ンドシールドガラス面に押し付けられ、この状態でワイ
パ駆動用モータの駆動力がロッド及びレバーを介して伝
達されてピボットシャフトが往復回転され、ワイパブレ
ードがワイパアーム及びアームヘツドと共に往復回転さ
れて被払拭面を払拭する。
【0015】一方、ワイパブレード及びワイパアームの
格納時には、ワイパ駆動用モータは停止されてロッド及
びレバーは停止状態とされ、さらに、移動手段によって
ピボットシャフトが移動される。ここで、このピボット
シャフトが、ワイパ作動時におけるレバーとロッドの移
動面に対して傾斜あるいは直交する方向に移動すると、
ロッドの長さが規制されているため、レバーとロッドの
互いの連結位置が、ピボットシャフトの回転面上を実質
的に回転移動することになる。このため、ピボットシャ
フトはこのレバーとロッドの連結位置の回転移動量に応
じて実質的に回転され、これにより、ワイパブレード及
びワイパアームが回転される。したがって、移動手段に
よるピボットシャフトの移動量、すなわちレバーとロッ
ドの互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード及
びワイパアームの格納移動量に応じて適宜設定すること
により、ワイパブレード及びワイパアームを格納状態と
することができる。また、異なる型式の種々のワイパブ
レード及びワイパアームであっても適用することができ
る。
格納時には、ワイパ駆動用モータは停止されてロッド及
びレバーは停止状態とされ、さらに、移動手段によって
ピボットシャフトが移動される。ここで、このピボット
シャフトが、ワイパ作動時におけるレバーとロッドの移
動面に対して傾斜あるいは直交する方向に移動すると、
ロッドの長さが規制されているため、レバーとロッドの
互いの連結位置が、ピボットシャフトの回転面上を実質
的に回転移動することになる。このため、ピボットシャ
フトはこのレバーとロッドの連結位置の回転移動量に応
じて実質的に回転され、これにより、ワイパブレード及
びワイパアームが回転される。したがって、移動手段に
よるピボットシャフトの移動量、すなわちレバーとロッ
ドの互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード及
びワイパアームの格納移動量に応じて適宜設定すること
により、ワイパブレード及びワイパアームを格納状態と
することができる。また、異なる型式の種々のワイパブ
レード及びワイパアームであっても適用することができ
る。
【0016】さらにこの場合、移動手段によってピボッ
トシャフトが移動されると、スプリングレバーが移動さ
れて弾性部材の他端部係止位置が変位される。このた
め、弾性部材によってワイパブレードに付与される押圧
力が変化する。したがって、ワイパブレード及びワイパ
アームの格納時点で押圧力が減少するように、すなわち
スプリングレバーによる弾性部材の係止位置が変位する
ように、ワイパブレード及びワイパアームの格納位置に
対応させてスプリングレバー等の各部の寸法を設定する
ことにより、ワイパブレード及びワイパアームの格納状
態においてワイパアームのアーム圧を低減させ、ワイパ
ブレード(ブレードラバー)の劣化を防止することがで
きる。また、この場合、ワイパブレード及びワイパアー
ムの格納位置においてのみ(換言すれば、移動手段作動
時においてのみ)、スプリングレバーによる弾性部材の
係止位置が変位してワイパブレードの押圧力が減少する
ため、通常のワイパ作動状態ではワイパブレードの押圧
力が減少することはなく払拭性能が低下することは無
い。さらに、ワイパブレード及びワイパアームの格納移
動量を減らし又はほとんど無くすことによって、ワイパ
ブレード及びワイパアームの停止位置(上記格納位置に
相当)でアーム圧のみを減少させることも可能である。
トシャフトが移動されると、スプリングレバーが移動さ
れて弾性部材の他端部係止位置が変位される。このた
め、弾性部材によってワイパブレードに付与される押圧
力が変化する。したがって、ワイパブレード及びワイパ
アームの格納時点で押圧力が減少するように、すなわち
スプリングレバーによる弾性部材の係止位置が変位する
ように、ワイパブレード及びワイパアームの格納位置に
対応させてスプリングレバー等の各部の寸法を設定する
ことにより、ワイパブレード及びワイパアームの格納状
態においてワイパアームのアーム圧を低減させ、ワイパ
ブレード(ブレードラバー)の劣化を防止することがで
きる。また、この場合、ワイパブレード及びワイパアー
ムの格納位置においてのみ(換言すれば、移動手段作動
時においてのみ)、スプリングレバーによる弾性部材の
係止位置が変位してワイパブレードの押圧力が減少する
ため、通常のワイパ作動状態ではワイパブレードの押圧
力が減少することはなく払拭性能が低下することは無
い。さらに、ワイパブレード及びワイパアームの格納移
動量を減らし又はほとんど無くすことによって、ワイパ
ブレード及びワイパアームの停止位置(上記格納位置に
相当)でアーム圧のみを減少させることも可能である。
【0017】
【実施例】図3には本発明の第1実施例に係る車両用の
格納式ワイパ10の全体構成が概略斜視図にて示されて
おり、図4には格納式ワイパ10の主要部の構成が正面
図にて示されている。
格納式ワイパ10の全体構成が概略斜視図にて示されて
おり、図4には格納式ワイパ10の主要部の構成が正面
図にて示されている。
【0018】格納式ワイパ10は、基本的に同一構造の
右ワイパ10A及び左ワイパ10Bによって構成されて
所謂並行連動式とされている。左右ワイパは、それぞれ
ワイパアーム12Aとワイパブレード14A、ワイパア
ーム12Bとワイパブレード14Bを備えており、後に
詳述する機構によってワイパブレード14A、14Bが
ワイパアーム12A、12Bと共に往復回動されて車両
のフロントウインドガラス等の被払拭面に付着した雨滴
等を払拭する。
右ワイパ10A及び左ワイパ10Bによって構成されて
所謂並行連動式とされている。左右ワイパは、それぞれ
ワイパアーム12Aとワイパブレード14A、ワイパア
ーム12Bとワイパブレード14Bを備えており、後に
詳述する機構によってワイパブレード14A、14Bが
ワイパアーム12A、12Bと共に往復回動されて車両
のフロントウインドガラス等の被払拭面に付着した雨滴
等を払拭する。
【0019】ここで、図1には一方のワイパアーム12
Aの基端部(回動軸周辺部分)の断面図が示されてい
る。なお、他方のワイパアーム12Bの基端部も同一構
造とされている。
Aの基端部(回動軸周辺部分)の断面図が示されてい
る。なお、他方のワイパアーム12Bの基端部も同一構
造とされている。
【0020】ワイパアーム12Aの基端部においては、
ピボットシャフト16が配置されている。ピボットシャ
フト16は、移動手段を構成するアウタホルダ18及び
インナホルダ20によって保持されている。アウタホル
ダ18は、ブロック状に形成されてビス22によって車
両ボディー24に固定されている。一方、インナホルダ
20の外形は略直方体に形成されており、アウタホルダ
18に対し回転しないようにかつ軸線方向のみにスライ
ド移動可能に配置されている。ピボットシャフト16
は、このインナホルダ20に同軸的に取り付けられてC
リング26によって保持されており、インナホルダ20
と相対回転可能でかつ軸線方向への移動は阻止された状
態で支持されている。インナホルダ20の外周側壁部分
には、ねじ部28が形成されている。
ピボットシャフト16が配置されている。ピボットシャ
フト16は、移動手段を構成するアウタホルダ18及び
インナホルダ20によって保持されている。アウタホル
ダ18は、ブロック状に形成されてビス22によって車
両ボディー24に固定されている。一方、インナホルダ
20の外形は略直方体に形成されており、アウタホルダ
18に対し回転しないようにかつ軸線方向のみにスライ
ド移動可能に配置されている。ピボットシャフト16
は、このインナホルダ20に同軸的に取り付けられてC
リング26によって保持されており、インナホルダ20
と相対回転可能でかつ軸線方向への移動は阻止された状
態で支持されている。インナホルダ20の外周側壁部分
には、ねじ部28が形成されている。
【0021】一方、インナホルダ20の外方(アウタホ
ルダ18の内部)には、移動手段を構成するリングギヤ
30が配置されている。リングギヤ30は、略リング状
に形成されており、中間部に突出形成された突起32
が、アウタホルダ18から突出されるガイド突起34の
外側に位置した状態で、アウタホルダ18に対して相対
回転可能に保持されている。リングギヤ30の内周部分
にはネジ部36が形成されており、このネジ部36がイ
ンナホルダ20のネジ部28に噛み合っている。このた
め、リングギヤ30が軸線回りに回転することによっ
て、インナホルダ20が軸線に沿ってスライド移動する
構成である。また、リングギヤ30の外周部分にはギヤ
部38が形成されている。このギヤ部38は、はすば歯
車とされており、図2にも示す如くモータ40の回転軸
42に形成されたウォームギヤ44と噛み合っている。
このため、モータ40によってウォームギヤ44が回転
すると、リングギヤ30がアウタホルダ18に保持され
た状態で軸線回りに回転される構成である。
ルダ18の内部)には、移動手段を構成するリングギヤ
30が配置されている。リングギヤ30は、略リング状
に形成されており、中間部に突出形成された突起32
が、アウタホルダ18から突出されるガイド突起34の
外側に位置した状態で、アウタホルダ18に対して相対
回転可能に保持されている。リングギヤ30の内周部分
にはネジ部36が形成されており、このネジ部36がイ
ンナホルダ20のネジ部28に噛み合っている。このた
め、リングギヤ30が軸線回りに回転することによっ
て、インナホルダ20が軸線に沿ってスライド移動する
構成である。また、リングギヤ30の外周部分にはギヤ
部38が形成されている。このギヤ部38は、はすば歯
車とされており、図2にも示す如くモータ40の回転軸
42に形成されたウォームギヤ44と噛み合っている。
このため、モータ40によってウォームギヤ44が回転
すると、リングギヤ30がアウタホルダ18に保持され
た状態で軸線回りに回転される構成である。
【0022】リングギヤ30の下面には、図2に概略的
に示す如く、回転位置検出用のカムパターン46及びコ
ンタクトレバー48が設けられており、リングギヤ30
の回転位置を検出可能である。この回転位置検出信号に
基づいてモータ40が正逆方向に回転及び停止される。
に示す如く、回転位置検出用のカムパターン46及びコ
ンタクトレバー48が設けられており、リングギヤ30
の回転位置を検出可能である。この回転位置検出信号に
基づいてモータ40が正逆方向に回転及び停止される。
【0023】以上の構成によって支持されたピボットシ
ャフト16の下端部には、ピボットシャフト16の軸線
に直交する状態でレバー50が取り付けられている。レ
バー50の先端部には連結ピン52が固着されており、
さらに図3及び図4にも示す如く、連結ピン52にはロ
ッド54の一端部が連結されている。ロッド54の他端
部は、ワイパモータ56のリンクロッド58に連結され
ている。このため、ワイパモータ56が回転することに
より、この回転駆動力はロッド54及びレバー50を介
してピボットシャフト16へ伝達され、これによりピボ
ットシャフト16が往復回動する構成である。
ャフト16の下端部には、ピボットシャフト16の軸線
に直交する状態でレバー50が取り付けられている。レ
バー50の先端部には連結ピン52が固着されており、
さらに図3及び図4にも示す如く、連結ピン52にはロ
ッド54の一端部が連結されている。ロッド54の他端
部は、ワイパモータ56のリンクロッド58に連結され
ている。このため、ワイパモータ56が回転することに
より、この回転駆動力はロッド54及びレバー50を介
してピボットシャフト16へ伝達され、これによりピボ
ットシャフト16が往復回動する構成である。
【0024】一方、ピボットシャフト16の上端部に
は、アームヘツド60がナツト62によって固定されて
いる。アームヘツド60は下方に開口する略箱形に形成
されており、側壁部60Aがピボットシャフト16を覆
い包む状態となって固定されている。図6及び図7に示
す如く、アームヘッド60の先端部には、リテーナ64
が軸66によって回動可能に連結されている。
は、アームヘツド60がナツト62によって固定されて
いる。アームヘツド60は下方に開口する略箱形に形成
されており、側壁部60Aがピボットシャフト16を覆
い包む状態となって固定されている。図6及び図7に示
す如く、アームヘッド60の先端部には、リテーナ64
が軸66によって回動可能に連結されている。
【0025】また、軸66近傍のアームヘッド60に
は、スプリングレバー68が取り付けられている。スプ
リングレバー68は、アームヘッド60に固定されたピ
ン70によって回動可能に取り付けられており、先端部
は略L字状に屈曲形成されてアウタホルダ18の上端部
18Aに係合可能である。スプリングレバー68の中間
部にはピン72が固着されており、フック74を介して
弾性部材としてのスプリング76の一端部が掛け止めさ
れている。スプリング76の他端部はリテーナ64の軸
線方向先端部に固着されたピン78に掛け止めされてい
る。このため、リテーナ64はスプリング76によって
常に軸66を中心として図6及び図7の反時計方向の回
転力を受け、この回転力でワイパブレード14Aが被払
拭面に押し付けられている。この場合、スプリングレバ
ー68がピン70周りに回動することによって、ピン7
2によるスプリング76の係止位置を変更でき、これに
より、ワイパアーム12A(ワイパブレード14A)の
アーム圧(換言すれば、ワイパブレード14Aの被払拭
面に対する押圧力)を変更することができる。
は、スプリングレバー68が取り付けられている。スプ
リングレバー68は、アームヘッド60に固定されたピ
ン70によって回動可能に取り付けられており、先端部
は略L字状に屈曲形成されてアウタホルダ18の上端部
18Aに係合可能である。スプリングレバー68の中間
部にはピン72が固着されており、フック74を介して
弾性部材としてのスプリング76の一端部が掛け止めさ
れている。スプリング76の他端部はリテーナ64の軸
線方向先端部に固着されたピン78に掛け止めされてい
る。このため、リテーナ64はスプリング76によって
常に軸66を中心として図6及び図7の反時計方向の回
転力を受け、この回転力でワイパブレード14Aが被払
拭面に押し付けられている。この場合、スプリングレバ
ー68がピン70周りに回動することによって、ピン7
2によるスプリング76の係止位置を変更でき、これに
より、ワイパアーム12A(ワイパブレード14A)の
アーム圧(換言すれば、ワイパブレード14Aの被払拭
面に対する押圧力)を変更することができる。
【0026】アームヘッド60の、スプリングレバー6
8の先端部近傍に対応する位置には、ストッパピン80
が固着されており、スプリング76の引張力によるスプ
リングレバー68の移動を制限していて、ワイパ作動時
(アーム圧を低減させていない状態)にスプリングレバ
ー68の先端部がアウタホルダ18の上端部18Aに接
触しないようにしている。
8の先端部近傍に対応する位置には、ストッパピン80
が固着されており、スプリング76の引張力によるスプ
リングレバー68の移動を制限していて、ワイパ作動時
(アーム圧を低減させていない状態)にスプリングレバ
ー68の先端部がアウタホルダ18の上端部18Aに接
触しないようにしている。
【0027】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の格納式ワイパ10(右ワイパ10A)では、通常は、
ワイパブレード14Aはスプリング76によって押圧力
が付与されて被払拭面に押し付けられている。すなわ
ち、通常の状態では、図6に示す如く、スプリングレバ
ー68はストッパピン80に当接状態となっており、ワ
イパブレード14Aにはスプリング76の所定の引張力
が付与されている。
の格納式ワイパ10(右ワイパ10A)では、通常は、
ワイパブレード14Aはスプリング76によって押圧力
が付与されて被払拭面に押し付けられている。すなわ
ち、通常の状態では、図6に示す如く、スプリングレバ
ー68はストッパピン80に当接状態となっており、ワ
イパブレード14Aにはスプリング76の所定の引張力
が付与されている。
【0028】格納式ワイパ10(右ワイパ10A)の通
常の作動時には、ワイパブレード14Aは被払拭面に押
し付けられた状態でワイパモータ56が作動される。ワ
イパモータ56が作動されると、このワイパモータ56
の駆動力がロッド54及びレバー50を介して伝達され
てピボットシャフト16が往復回転され、ワイパブレー
ド14Aがワイパアーム12Aと共に往復回動し、被払
拭面に付着した雨滴等を払拭する。
常の作動時には、ワイパブレード14Aは被払拭面に押
し付けられた状態でワイパモータ56が作動される。ワ
イパモータ56が作動されると、このワイパモータ56
の駆動力がロッド54及びレバー50を介して伝達され
てピボットシャフト16が往復回転され、ワイパブレー
ド14Aがワイパアーム12Aと共に往復回動し、被払
拭面に付着した雨滴等を払拭する。
【0029】一方、ワイパブレード14A及びワイパア
ーム12Aの格納時には、ワイパモータ56が停止され
て、ロッド54及びレバー50は停止状態とされる。次
いで、モータ40が回転される。
ーム12Aの格納時には、ワイパモータ56が停止され
て、ロッド54及びレバー50は停止状態とされる。次
いで、モータ40が回転される。
【0030】モータ40の回転によってウォームギヤ4
4が回転すると、リングギヤ30が軸線回りに回転さ
れ、このため、リングギヤ30に噛み合わされたインナ
ホルダ20が自身の軸線に沿ってスライド移動される。
ここで、インナホルダ20にはピボットシャフト16が
相対回転可能でかつ軸線方向への移動は阻止された状態
で支持されているため、インナホルダ20のスライド移
動によってピボットシャフト16もこれと共に軸線方向
(図5矢印A方向)へ移動される。
4が回転すると、リングギヤ30が軸線回りに回転さ
れ、このため、リングギヤ30に噛み合わされたインナ
ホルダ20が自身の軸線に沿ってスライド移動される。
ここで、インナホルダ20にはピボットシャフト16が
相対回転可能でかつ軸線方向への移動は阻止された状態
で支持されているため、インナホルダ20のスライド移
動によってピボットシャフト16もこれと共に軸線方向
(図5矢印A方向)へ移動される。
【0031】さらにここで、ピボットシャフト16の移
動方向(軸線方向)は、ワイパ作動時におけるレバー5
0とロッド54の移動面に対して傾斜あるいは直交する
方向とされているため、レバー50とロッド54の互い
の連結位置すなわち連結ピン52が、図5に概略的に示
す如く、ピボットシャフト16の回転面(軸線に直交す
る面)上を実質的に回転移動することになる(図5矢印
B方向)。このため、ピボットシャフト16は、このレ
バー50とロッド54の連結位置(連結ピン52)の回
転移動量に応じて実質的に回転される。これにより、ピ
ボットシャフト16に支持されたワイパアーム12A及
びワイパブレード14Aが回転される(図5矢印C方
向)。ワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが
所定量回転されると、リングギヤ30に設けられたカム
パターン46及びコンタクトレバー48によってこれが
検出され、この回転位置検出信号に基づいてモータ40
が停止される。これにより、ワイパアーム12A及びワ
イパブレード14Aが格納状態となる。
動方向(軸線方向)は、ワイパ作動時におけるレバー5
0とロッド54の移動面に対して傾斜あるいは直交する
方向とされているため、レバー50とロッド54の互い
の連結位置すなわち連結ピン52が、図5に概略的に示
す如く、ピボットシャフト16の回転面(軸線に直交す
る面)上を実質的に回転移動することになる(図5矢印
B方向)。このため、ピボットシャフト16は、このレ
バー50とロッド54の連結位置(連結ピン52)の回
転移動量に応じて実質的に回転される。これにより、ピ
ボットシャフト16に支持されたワイパアーム12A及
びワイパブレード14Aが回転される(図5矢印C方
向)。ワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが
所定量回転されると、リングギヤ30に設けられたカム
パターン46及びコンタクトレバー48によってこれが
検出され、この回転位置検出信号に基づいてモータ40
が停止される。これにより、ワイパアーム12A及びワ
イパブレード14Aが格納状態となる。
【0032】このように、リングギヤ30の回転によっ
てレバー50(連結ピン52)が実質的に回転されてピ
ボットシャフト16が回転され、ワイパアーム12A及
びワイパブレード14Aを格納状態とすることができ
る。したがって、リングギヤ30の回転によるピボット
シャフト16の移動量、すなわちレバー50とロッド5
4の互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード1
4A及びワイパアーム12Aの格納移動量に応じて適宜
設定することにより、異なる型式の種々のワイパブレー
ド及びワイパアームであっても適用することができる。
てレバー50(連結ピン52)が実質的に回転されてピ
ボットシャフト16が回転され、ワイパアーム12A及
びワイパブレード14Aを格納状態とすることができ
る。したがって、リングギヤ30の回転によるピボット
シャフト16の移動量、すなわちレバー50とロッド5
4の互いの連結位置の回転移動量を、ワイパブレード1
4A及びワイパアーム12Aの格納移動量に応じて適宜
設定することにより、異なる型式の種々のワイパブレー
ド及びワイパアームであっても適用することができる。
【0033】またさらにこの場合、リングギヤ30の回
転によってインナホルダ20と共にピボットシャフト1
6が軸線方向(図5矢印A方向)へ移動されると、すな
わちワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが格
納状態とされると、ピボットシャフト16と共にアーム
ヘッド60もピボットシャフト16の軸線方向へ移動さ
れる。このため、アームヘッド60に取り付けられたス
プリングレバー68の先端部がアウタホルダ18の上端
部18Aに係合し、ピボットシャフト16(アームヘッ
ド60)の移動に伴って押圧される。このため、図7に
示す如く、スプリングレバー68が押し上げられてピン
70回りに回転され、ピン72によるスプリング76の
係止位置が、軸66に接近する側に変位される。したが
って、ワイパアーム12A(リテーナ64)のアーム圧
(換言すれば、ワイパブレード14Aの被払拭面への押
圧力)が減少される。これにより、ワイパブレード14
A(ブレードラバー)の劣化を防止することができる。
転によってインナホルダ20と共にピボットシャフト1
6が軸線方向(図5矢印A方向)へ移動されると、すな
わちワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが格
納状態とされると、ピボットシャフト16と共にアーム
ヘッド60もピボットシャフト16の軸線方向へ移動さ
れる。このため、アームヘッド60に取り付けられたス
プリングレバー68の先端部がアウタホルダ18の上端
部18Aに係合し、ピボットシャフト16(アームヘッ
ド60)の移動に伴って押圧される。このため、図7に
示す如く、スプリングレバー68が押し上げられてピン
70回りに回転され、ピン72によるスプリング76の
係止位置が、軸66に接近する側に変位される。したが
って、ワイパアーム12A(リテーナ64)のアーム圧
(換言すれば、ワイパブレード14Aの被払拭面への押
圧力)が減少される。これにより、ワイパブレード14
A(ブレードラバー)の劣化を防止することができる。
【0034】このように、格納式ワイパ10では、ピボ
ットシャフト16の格納状態への移動に伴って自動的に
スプリングレバー68によるスプリング76の係止位置
が変更されてワイパブレード14A(ワイパアーム12
A)のアーム圧が減少され、ワイパブレード14A及び
ワイパアーム12Aの格納状態においてワイパブレード
14A(ブレードラバー)の劣化を防止することができ
る。したがって、ワイパブレード14A及びワイパアー
ム12Aの格納時点でアーム圧が減少するように、すな
わちスプリングレバー68によるスプリング76の係止
位置が変位するように、ワイパブレード14A及びワイ
パアーム12Aの格納位置に対応させてスプリングレバ
ー68等の各部の寸法を設定することにより、異なる型
式の種々のワイパブレード及びワイパアームであっても
適用することができワイパブレード14A(ブレードラ
バー)の劣化を防止することができる。
ットシャフト16の格納状態への移動に伴って自動的に
スプリングレバー68によるスプリング76の係止位置
が変更されてワイパブレード14A(ワイパアーム12
A)のアーム圧が減少され、ワイパブレード14A及び
ワイパアーム12Aの格納状態においてワイパブレード
14A(ブレードラバー)の劣化を防止することができ
る。したがって、ワイパブレード14A及びワイパアー
ム12Aの格納時点でアーム圧が減少するように、すな
わちスプリングレバー68によるスプリング76の係止
位置が変位するように、ワイパブレード14A及びワイ
パアーム12Aの格納位置に対応させてスプリングレバ
ー68等の各部の寸法を設定することにより、異なる型
式の種々のワイパブレード及びワイパアームであっても
適用することができワイパブレード14A(ブレードラ
バー)の劣化を防止することができる。
【0035】また、この場合、ワイパブレード14A及
びワイパアーム12Aの格納位置においてのみ(換言す
れば、リングギヤ30の回転によるピボットシャフト1
6の回転時においてのみ)、スプリングレバー68によ
るスプリング76の係止位置が変位してワイパブレード
14Aの押圧力(アーム圧)が減少するため、通常のワ
イパ作動状態ではワイパブレード14Aのアーム圧が減
少することはなく払拭性能が低下することは無い。
びワイパアーム12Aの格納位置においてのみ(換言す
れば、リングギヤ30の回転によるピボットシャフト1
6の回転時においてのみ)、スプリングレバー68によ
るスプリング76の係止位置が変位してワイパブレード
14Aの押圧力(アーム圧)が減少するため、通常のワ
イパ作動状態ではワイパブレード14Aのアーム圧が減
少することはなく払拭性能が低下することは無い。
【0036】次に本発明の第2実施例について説明す
る。なお、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前
記第1実施例と同一の符号を付与してその説明を省略し
ている。
る。なお、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前
記第1実施例と同一の符号を付与してその説明を省略し
ている。
【0037】図8には第2実施例に係る格納式ワイパ9
0のピボットシャフト16周辺部分の断面図が示されて
いる。
0のピボットシャフト16周辺部分の断面図が示されて
いる。
【0038】格納式ワイパ90においては、ピボットシ
ャフト16はインナホルダ92によって保持されてい
る。このインナホルダ92は、自身の軸線a−aがピボ
ットシャフト16の軸線に対して傾斜した状態で軸線a
−aに沿った方向にスライド移動可能に配置されてお
り、ピボットシャフト16をその軸線に対して傾斜する
状態で保持している。したがって、リングギヤ30の回
転によってインナホルダ92はピボットシャフト16の
軸線に対して傾斜する方向(図8矢印D方向)へスライ
ド移動する構成である(なお、矢印D方向はインナホル
ダ92の軸線a−a方向と同じである)。
ャフト16はインナホルダ92によって保持されてい
る。このインナホルダ92は、自身の軸線a−aがピボ
ットシャフト16の軸線に対して傾斜した状態で軸線a
−aに沿った方向にスライド移動可能に配置されてお
り、ピボットシャフト16をその軸線に対して傾斜する
状態で保持している。したがって、リングギヤ30の回
転によってインナホルダ92はピボットシャフト16の
軸線に対して傾斜する方向(図8矢印D方向)へスライ
ド移動する構成である(なお、矢印D方向はインナホル
ダ92の軸線a−a方向と同じである)。
【0039】上記構成の格納式ワイパ90では、通常の
作動時には、前記第1実施例に係る格納式ワイパ10と
同様に、ワイパブレード14Aは被払拭面に押し付けら
れた状態でワイパモータ56が作動され、ロッド54及
びレバー50を介して駆動力が伝達されてピボットシャ
フト16が往復回転され、ワイパブレード14Aがワイ
パアーム12Aと共に往復回動される。
作動時には、前記第1実施例に係る格納式ワイパ10と
同様に、ワイパブレード14Aは被払拭面に押し付けら
れた状態でワイパモータ56が作動され、ロッド54及
びレバー50を介して駆動力が伝達されてピボットシャ
フト16が往復回転され、ワイパブレード14Aがワイ
パアーム12Aと共に往復回動される。
【0040】一方、ワイパブレード14A及びワイパア
ーム12Aの格納時には、ワイパモータ56が停止され
て、ロッド54及びレバー50は停止状態とされる。次
いで、モータ40が回転される。
ーム12Aの格納時には、ワイパモータ56が停止され
て、ロッド54及びレバー50は停止状態とされる。次
いで、モータ40が回転される。
【0041】モータ40の回転によってウォームギヤ4
4が回転すると、リングギヤ30が軸線回りに回転さ
れ、インナホルダ92が軸線a−aに沿ってスライド移
動される。ここで、インナホルダ92にはその軸線に対
してピボットシャフト16が傾斜する状態で保持されて
いるため、インナホルダ92のスライド移動によって、
ピボットシャフト16がインナホルダ92の軸線a−a
に沿って移動される。このため、ピボットシャフト16
に固着されたレバー50とロッド54の互いの連結位置
すなわち連結ピン52が、ピボットシャフト16の回転
面(軸線に直交する面)上を実質的に回転移動すること
になる(図8矢印E方向)。このため、前記第1実施例
と同様に、ピボットシャフト16はこのレバー50とロ
ッド54の連結位置(連結ピン52)の回転移動量に応
じて実質的に回転される。これにより、ピボットシャフ
ト16に支持されたワイパアーム12A及びワイパブレ
ード14Aが回転されて(図8矢印F方向)、ワイパア
ーム12A及びワイパブレード14Aが格納状態とな
る。
4が回転すると、リングギヤ30が軸線回りに回転さ
れ、インナホルダ92が軸線a−aに沿ってスライド移
動される。ここで、インナホルダ92にはその軸線に対
してピボットシャフト16が傾斜する状態で保持されて
いるため、インナホルダ92のスライド移動によって、
ピボットシャフト16がインナホルダ92の軸線a−a
に沿って移動される。このため、ピボットシャフト16
に固着されたレバー50とロッド54の互いの連結位置
すなわち連結ピン52が、ピボットシャフト16の回転
面(軸線に直交する面)上を実質的に回転移動すること
になる(図8矢印E方向)。このため、前記第1実施例
と同様に、ピボットシャフト16はこのレバー50とロ
ッド54の連結位置(連結ピン52)の回転移動量に応
じて実質的に回転される。これにより、ピボットシャフ
ト16に支持されたワイパアーム12A及びワイパブレ
ード14Aが回転されて(図8矢印F方向)、ワイパア
ーム12A及びワイパブレード14Aが格納状態とな
る。
【0042】このように、第2実施例に係る格納式ワイ
パ90においても、リングギヤ30の回転によって連結
ピン52(レバー50)が実質的に回転されてピボット
シャフト16が回転され、ワイパアーム12A及びワイ
パブレード14Aを格納状態とすることができる。
パ90においても、リングギヤ30の回転によって連結
ピン52(レバー50)が実質的に回転されてピボット
シャフト16が回転され、ワイパアーム12A及びワイ
パブレード14Aを格納状態とすることができる。
【0043】またさらにこの場合、リングギヤ30の回
転によってインナホルダ92と共にピボットシャフト1
6がインナホルダ92の軸線に沿って移動されると(す
なわちワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが
格納状態とされると)、前記第1実施例と同様に、スプ
リングレバー68が押し上げられてスプリング76の係
止位置が変更され、ワイパブレード14Aのアーム圧が
低減される。これにより、ワイパブレード14A(ブレ
ードラバー)の劣化を防止することができる。この第2
実施例においても、ワイパブレード14A及びワイパア
ーム12Aの格納位置においてのみ(リングギヤ30の
回転によるピボットシャフト16の回転時においての
み)、スプリングレバー68によるスプリング76の係
止位置が変位してワイパブレード14Aの押圧力(アー
ム圧)が減少するため、通常のワイパ作動状態ではワイ
パブレード14Aのアーム圧が減少することはなく払拭
性能が低下することは無い。
転によってインナホルダ92と共にピボットシャフト1
6がインナホルダ92の軸線に沿って移動されると(す
なわちワイパアーム12A及びワイパブレード14Aが
格納状態とされると)、前記第1実施例と同様に、スプ
リングレバー68が押し上げられてスプリング76の係
止位置が変更され、ワイパブレード14Aのアーム圧が
低減される。これにより、ワイパブレード14A(ブレ
ードラバー)の劣化を防止することができる。この第2
実施例においても、ワイパブレード14A及びワイパア
ーム12Aの格納位置においてのみ(リングギヤ30の
回転によるピボットシャフト16の回転時においての
み)、スプリングレバー68によるスプリング76の係
止位置が変位してワイパブレード14Aの押圧力(アー
ム圧)が減少するため、通常のワイパ作動状態ではワイ
パブレード14Aのアーム圧が減少することはなく払拭
性能が低下することは無い。
【0044】さらに、第2実施例においては、インナホ
ルダ92は自身の軸線が傾斜した状態でアウタホルダ9
4内に配置され、ピボットシャフト16をその軸線に対
して傾斜する状態で保持しており、ピボットシャフト1
6の軸線に対して傾斜する方向へスライド移動する構
成、換言すれば、ピボットシャフト16がインナホルダ
92の軸線に沿って傾斜する方向へ移動される構成であ
るため、仮に、ピボットシャフト16の軸線が通常のワ
イパ作動時におけるレバー50とロッド54の移動面に
対して直交した状態とされた場合であっても、レバー5
0をピボットシャフト16の回転面(ピボットシャフト
16の軸線に直交する面)上で実質的に回転移動させる
ことができる。したがって、インナホルダ92の形状、
すなわち、ピボットシャフト16を保持する際の傾斜度
合(インナホルダ92の軸線とピボットシャフト16の
軸線との傾斜度合)を適宜設定することにより、格納時
におけるピボットシャフト16の回転移動量を容易に増
減させることができ、より一層適用の範囲も拡大する。
ルダ92は自身の軸線が傾斜した状態でアウタホルダ9
4内に配置され、ピボットシャフト16をその軸線に対
して傾斜する状態で保持しており、ピボットシャフト1
6の軸線に対して傾斜する方向へスライド移動する構
成、換言すれば、ピボットシャフト16がインナホルダ
92の軸線に沿って傾斜する方向へ移動される構成であ
るため、仮に、ピボットシャフト16の軸線が通常のワ
イパ作動時におけるレバー50とロッド54の移動面に
対して直交した状態とされた場合であっても、レバー5
0をピボットシャフト16の回転面(ピボットシャフト
16の軸線に直交する面)上で実質的に回転移動させる
ことができる。したがって、インナホルダ92の形状、
すなわち、ピボットシャフト16を保持する際の傾斜度
合(インナホルダ92の軸線とピボットシャフト16の
軸線との傾斜度合)を適宜設定することにより、格納時
におけるピボットシャフト16の回転移動量を容易に増
減させることができ、より一層適用の範囲も拡大する。
【0045】なお、前述においては、格納式ワイパ1
0、90の右ワイパ10Aについて主に説明したが、左
ワイパ10Bにおいても同様の作用でワイパブレード1
4B及びワイパアーム12Bが移動されて格納状態とさ
れると共に、格納状態ではアーム圧が低減されてワイパ
ブレードの劣化を防止することができる。
0、90の右ワイパ10Aについて主に説明したが、左
ワイパ10Bにおいても同様の作用でワイパブレード1
4B及びワイパアーム12Bが移動されて格納状態とさ
れると共に、格納状態ではアーム圧が低減されてワイパ
ブレードの劣化を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る格納式ワ
イパは、簡単な構造によりワイパブレード及びワイパア
ームを格納することができ、また、簡単な構造により格
納時には確実にワイパブレードのブレードラバーの劣化
を防止することができるという優れた効果を有してい
る。
イパは、簡単な構造によりワイパブレード及びワイパア
ームを格納することができ、また、簡単な構造により格
納時には確実にワイパブレードのブレードラバーの劣化
を防止することができるという優れた効果を有してい
る。
【図1】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパのピボ
ットシャフト周辺部分の構成を示す断面図である。
ットシャフト周辺部分の構成を示す断面図である。
【図2】ピボットシャフトの周辺に配置されたギヤのカ
ムパターン及びウォームギヤの配置関係を示す底面図で
ある。
ムパターン及びウォームギヤの配置関係を示す底面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパの全体
構成を示す概略斜視図である。
構成を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパの主要
部の構成を示す正面図である。
部の構成を示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパにおけ
るピボットシャフトの移動状態とワイパアーム及びワイ
パブレードの回転状態との対応関係を示す概略構成図で
ある。
るピボットシャフトの移動状態とワイパアーム及びワイ
パブレードの回転状態との対応関係を示す概略構成図で
ある。
【図6】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパにおけ
る通常時のスプリング係止状態を示すピボットシャフト
周辺部の断面図である。
る通常時のスプリング係止状態を示すピボットシャフト
周辺部の断面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る格納式ワイパにおけ
る格納時のスプリング係止状態を示す図6に対応したピ
ボットシャフト周辺部の断面図である。
る格納時のスプリング係止状態を示す図6に対応したピ
ボットシャフト周辺部の断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る格納式ワイパにおけ
るピボットシャフト周辺部分の構成及びピボットシャフ
トの移動状態とワイパアーム及びワイパブレードの回転
状態との対応関係を示す図5に対応する概略構成図であ
る。
るピボットシャフト周辺部分の構成及びピボットシャフ
トの移動状態とワイパアーム及びワイパブレードの回転
状態との対応関係を示す図5に対応する概略構成図であ
る。
10 格納式ワイパ 10A 右ワイパ 10B 左ワイパ 12A ワイパアーム 12B ワイパアーム 14A ワイパブレード 14B ワイパブレード 16 ピボットシャフト 18 アウタホルダ(移動手段) 20 インナホルダ(移動手段) 30 リングギヤ(移動手段) 40 モータ(移動手段) 50 レバー 54 ロッド 56 ワイパモータ 60 アームヘッド 68 スプリングレバー 76 スプリング(弾性部材) 90 格納式ワイパ 92 インナホルダ(移動手段) 94 アウタホルダ(移動手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイパブレードを保持するワイパアーム
が取り付けられ回転可能に支持されたピボットシャフト
と、前記ピボットシャフトに一体的に固定されたレバー
と、一端部が前記レバーに連結され他端部がワイパ駆動
用モータに連結されたロッドと、を備え、前記ワイパ駆
動用モータの駆動力を前記ロッド及びレバーを介して伝
達して前記ピボットシャフトを往復回転させる格納式ワ
イパにおいて、 ワイパ作動時における前記レバーとロッドの移動面に対
して傾斜あるいは直交する方向へ前記ピボットシャフト
を移動させる移動手段を備えたことを特徴とする格納式
ワイパ。 - 【請求項2】 ピボットシャフトに取り付けられてピボ
ットシャフトと共に往復回転するアームヘッドと、一端
部が前記アームヘッドに回転可能に軸支連結され他端部
にワイパブレードが取付けられたワイパアームと、一端
部が前記ワイパアームに連結されて前記連結支軸周りに
前記ワイパアームが回転する方向へ付勢しワイパアーム
の他端部に取付けられた前記ワイパブレードを被払拭面
へ押圧させる弾性部材と、前記ピボットシャフトに一体
的に固定されたレバーと、一端部が前記レバーに連結さ
れ他端部がワイパ駆動用モータに連結されたロッドと、
を備え、前記ワイパ駆動用モータの駆動力を前記ロッド
及びレバーを介して伝達して前記ピボットシャフトを往
復回転させる格納式ワイパにおいて、 ワイパ作動時における前記レバーとロッドの移動面に対
して傾斜あるいは直交する方向へ前記ピボットシャフト
を移動させる移動手段と、前記弾性部材の他端部を係止
しかつこの弾性部材の係止位置を前記ピボットシャフト
の移動によって変位可能に前記アームヘッドに回転可能
に支持されたスプリングレバーと、 を備えたことを特徴とする格納式ワイパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4144521A JPH05330403A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 格納式ワイパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4144521A JPH05330403A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 格納式ワイパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330403A true JPH05330403A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15364275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4144521A Pending JPH05330403A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 格納式ワイパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05330403A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160049840A (ko) * | 2014-10-28 | 2016-05-10 | 두산인프라코어 주식회사 | 와이퍼 장치 |
CN109334614A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-02-15 | 浙江警察学院 | 一种汽车侧车窗刮雨装置 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4144521A patent/JPH05330403A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160049840A (ko) * | 2014-10-28 | 2016-05-10 | 두산인프라코어 주식회사 | 와이퍼 장치 |
CN109334614A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-02-15 | 浙江警察学院 | 一种汽车侧车窗刮雨装置 |
CN109334614B (zh) * | 2018-11-28 | 2023-10-10 | 浙江警察学院 | 一种汽车侧车窗刮雨装置 |
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