JPH05330253A - 被記録体 - Google Patents
被記録体Info
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- JPH05330253A JPH05330253A JP4139475A JP13947592A JPH05330253A JP H05330253 A JPH05330253 A JP H05330253A JP 4139475 A JP4139475 A JP 4139475A JP 13947592 A JP13947592 A JP 13947592A JP H05330253 A JPH05330253 A JP H05330253A
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- JP
- Japan
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- detection mark
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- light
- heat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録後に消失可能な検知マークを備えた被記
録体を提供する。 【構成】 基材の少なくとも一方の面に検知マークを形
成し、この検知マークを熱および/または光により消色
可能な検知マークとし、記録後に消色して消失するよう
にする。
録体を提供する。 【構成】 基材の少なくとも一方の面に検知マークを形
成し、この検知マークを熱および/または光により消色
可能な検知マークとし、記録後に消色して消失するよう
にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被記録体に係り、特に記
録時の見当合せに用いる検知マークを備えた被記録体に
関する。
録時の見当合せに用いる検知マークを備えた被記録体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターやワードプロセッ
サーの出力プリント、複写、OHPフィルムへの出力等
においてカラー化が進んでいる。例えば、熱転写方式に
よりOHPフィルム等の被記録体にカラー印字をする場
合には、基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキから
なる記録剤層あるいは昇華性染料を含む記録剤層が形成
された熱転写シートが使用されている。
サーの出力プリント、複写、OHPフィルムへの出力等
においてカラー化が進んでいる。例えば、熱転写方式に
よりOHPフィルム等の被記録体にカラー印字をする場
合には、基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキから
なる記録剤層あるいは昇華性染料を含む記録剤層が形成
された熱転写シートが使用されている。
【0003】そして、このような熱転写シートを用いた
カラー印字、画像形成は、記録剤層と被記録体とを重
ね、基材フィルムの背面からサーマルヘッドにより加熱
することにより行われる。この場合、記録剤層はシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の種々の色の着色
剤を含有しており、所定の色順序で被記録体の同一領域
に各色毎の画像が形成される。したがって、各色毎の画
像が正確な位置に形成され鮮明な画像を得るために、被
記録体には見当合せに用いる検知マークが予め設けられ
ている。
カラー印字、画像形成は、記録剤層と被記録体とを重
ね、基材フィルムの背面からサーマルヘッドにより加熱
することにより行われる。この場合、記録剤層はシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の種々の色の着色
剤を含有しており、所定の色順序で被記録体の同一領域
に各色毎の画像が形成される。したがって、各色毎の画
像が正確な位置に形成され鮮明な画像を得るために、被
記録体には見当合せに用いる検知マークが予め設けられ
ている。
【0004】また、カラー電子写真では、シアン、マゼ
ンタ、イエローの3色のトナー像を被記録体に位置ずれ
を生じることなく、しかも効率よく重ね合せる必要があ
る。このため、被記録体には上記と同様に見当合せに用
いる検知マークが予め設けられている。
ンタ、イエローの3色のトナー像を被記録体に位置ずれ
を生じることなく、しかも効率よく重ね合せる必要があ
る。このため、被記録体には上記と同様に見当合せに用
いる検知マークが予め設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような検知マークは画像形成後は不要なものであるにも
かかわらず、画像形成後も存在するため、検知マークと
形成された画像とが重なり、情報の欠落を生じることが
あった。このような情報の欠落等を防止するために被記
録体の画像形成領域の外側に検知マークを形成しても、
被記録体がOHPフィルムのように透明なものである場
合、被記録体がOHP装置に載置されて使用されたとき
に画像形成領域の外側に存在する検知マークも投影され
てしまい、投影画面に余分な画像が入り込むという問題
もあった。
ような検知マークは画像形成後は不要なものであるにも
かかわらず、画像形成後も存在するため、検知マークと
形成された画像とが重なり、情報の欠落を生じることが
あった。このような情報の欠落等を防止するために被記
録体の画像形成領域の外側に検知マークを形成しても、
被記録体がOHPフィルムのように透明なものである場
合、被記録体がOHP装置に載置されて使用されたとき
に画像形成領域の外側に存在する検知マークも投影され
てしまい、投影画面に余分な画像が入り込むという問題
もあった。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、記録後に消失可能な検知マークを備え
た被記録体を提供することを目的とする。
れたものであり、記録後に消失可能な検知マークを備え
た被記録体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は基材と、該基材の少なくとも一方の
面に形成された検知マークとを備え、該検知マークは熱
および/または光により消色可能なものであるような構
成とした。
るために、本発明は基材と、該基材の少なくとも一方の
面に形成された検知マークとを備え、該検知マークは熱
および/または光により消色可能なものであるような構
成とした。
【0008】
【作用】少なくとも一方の面に検知マークを備えた被記
録体の基材に記録が行われ、検知マークが熱および/ま
たは光により消色可能なものであるため、記録時および
/または定着時等の熱、光、あるいは使用時の光により
検知マークが消色する。これにより、検知マークの存在
を考慮することなく被記録体への記録が可能となる。
録体の基材に記録が行われ、検知マークが熱および/ま
たは光により消色可能なものであるため、記録時および
/または定着時等の熱、光、あるいは使用時の光により
検知マークが消色する。これにより、検知マークの存在
を考慮することなく被記録体への記録が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の被記録体の一実施例の概略
断面図である。図1において、被記録体1は基材2と、
この基材フィルム2の一方の面に形成された検知マーク
3とを有している。
て説明する。図1は本発明の被記録体の一実施例の概略
断面図である。図1において、被記録体1は基材2と、
この基材フィルム2の一方の面に形成された検知マーク
3とを有している。
【0010】基材2としては、特に制限はなく、例えば
ポリオレフィン系、ポリスチレン系等の合成紙、上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂含浸紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴ
ムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等の各種
紙、セルロース繊維紙、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ
メタクリレート、ポリカーボネート、セロハン、酢酸セ
ルロース等の各種のプラスチックフィルムが好ましく使
用される。また、上記の合成樹脂に白色顔料や充填剤を
加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは発泡シー
ト等も基材2として使用することができる。さらに、こ
れらの複合体を基材シートとして使用することもでき、
例えばセルロース繊維紙と合成紙、セルロース繊維紙と
プラスチックフィルムとの積層体が挙げられる。
ポリオレフィン系、ポリスチレン系等の合成紙、上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂含浸紙、エマルジョン含浸紙、合成ゴ
ムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等の各種
紙、セルロース繊維紙、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ
メタクリレート、ポリカーボネート、セロハン、酢酸セ
ルロース等の各種のプラスチックフィルムが好ましく使
用される。また、上記の合成樹脂に白色顔料や充填剤を
加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは発泡シー
ト等も基材2として使用することができる。さらに、こ
れらの複合体を基材シートとして使用することもでき、
例えばセルロース繊維紙と合成紙、セルロース繊維紙と
プラスチックフィルムとの積層体が挙げられる。
【0011】このような基材2の厚さは、記録手段、要
求される強度等により適宜決定することができ、例え
ば、10〜300μm程度である。検知マーク3は、カ
ラー画像形成等において各色毎の画像が正確な位置に形
成され鮮明な画像を得るために設けられたものであり、
センサーから照射された光の反射率および/または透過
率が、検知マーク3部分と、検知マーク3が形成されて
いない部分とで異なることを利用して見当合せが行われ
る。
求される強度等により適宜決定することができ、例え
ば、10〜300μm程度である。検知マーク3は、カ
ラー画像形成等において各色毎の画像が正確な位置に形
成され鮮明な画像を得るために設けられたものであり、
センサーから照射された光の反射率および/または透過
率が、検知マーク3部分と、検知マーク3が形成されて
いない部分とで異なることを利用して見当合せが行われ
る。
【0012】本発明では、この検知マーク3は熱および
/または光により消色可能なものである。このような検
知マーク3の形成に用いられる材料としては、例えば以
下のようなものが挙げられる。 I.熱により透明となる材料: (1)高分子物質と液晶との組み合わせ:液晶が微結晶
となって分散している状態では白濁して可視状態であ
り、加熱により高分子物質と液晶がカルボン酸を介して
分子分散状態(透明)となる。あるいは、PDLCのよ
うに高分子中に分散した液晶成分がランダムに配列して
いる状態から磁場等によって一定方向に配列している状
態に変化することで不透明から透明に変化する。 (2)高分子物質と脂肪酸との組み合わせ:高分子中に
分散した脂肪酸の結晶構造が与えられた熱エネルギーに
よって変化することで、不透明状態から透明状態に変化
する。
/または光により消色可能なものである。このような検
知マーク3の形成に用いられる材料としては、例えば以
下のようなものが挙げられる。 I.熱により透明となる材料: (1)高分子物質と液晶との組み合わせ:液晶が微結晶
となって分散している状態では白濁して可視状態であ
り、加熱により高分子物質と液晶がカルボン酸を介して
分子分散状態(透明)となる。あるいは、PDLCのよ
うに高分子中に分散した液晶成分がランダムに配列して
いる状態から磁場等によって一定方向に配列している状
態に変化することで不透明から透明に変化する。 (2)高分子物質と脂肪酸との組み合わせ:高分子中に
分散した脂肪酸の結晶構造が与えられた熱エネルギーに
よって変化することで、不透明状態から透明状態に変化
する。
【0013】・使用可能な高分子物質:ポリエステル、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂等。
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂等。
【0014】・使用可能な脂肪酸:ステアリン酸やベヘ
ン酸等の飽和モノカルボン酸、飽和ジカルボン酸、飽和
カルボン酸エステル等。 (3)2種以上の高分子物質の組み合わせ:相分離状態
では可視状態であり、ある熱エネルギーを与えられるこ
とにより相溶状態になり透明となるような高分子ブレン
ド系等が考えられる。これには、LCST(Lower Crit
ical SolutionTemperature)タイプと、UCST(Upper
Critiacl Solution Temperature)タイプの2種のブレ
ンド系が考えられる。 (4)加熱により相変化を生じて透明となる有機物質:
ベゼンチオール・ジビニルベンゼン共重合体、イソフタ
ルアミド誘導体等。 (5)加熱により構造変化を生じて透明となる高分子物
質:スチレン・ブタジエンブロック共重合体、スチレン
・イソプレンブロック共重合体、スチレン・エチレン/
ブタジエンブロック共重合体、スチレン・エチレン/プ
ロピレンブロック共重合体、にステアリン酸等の脂肪酸
を添加したもの。 (6)加熱により表面形状変化(マット状→平滑)を生
じて透明となる物質:ポリエステル系樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ハロゲ
ン化樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂等を1〜100μm程度の微粒子にして塗工す
ることでマット状の表面を得る。 (7)加熱により分解あるいは構造変化を生じる色素:
ジアゾ、トリスアゾ等のアゾ系色素、インドフェノー
ル、インドナフトール等のインドール系色素、フタロシ
アニン系色素等を樹脂中に溶融あるいは分散させる。 (8)加熱により分解あるいは分離を生じる包接化合
物:ポリビニルアルコールやデンプン、α−シクロデキ
ストリン等のホストに、ヨウ素等のハロゲンや二色性色
素をゲストとして包接した化合物。 (9)色素と消色剤との組み合わせ:色素と消色剤を多
層コートあるいはマイクロカプセル化しておき、加熱に
より色素と消色剤とが反応して透明となる。代表的な例
としてはロイコ染料の酸化還元反応を利用する方法が考
えられる。 (10)発泡性(多孔質)樹脂あるいはマイクロカプセ
ル形成樹脂:発泡(多孔)状態あるいはマイクロカプセ
ル状態では可視状態であり、加熱により消泡(消孔)あ
るいはマイクロカプセルが破壊されることにより透明と
なる。
ン酸等の飽和モノカルボン酸、飽和ジカルボン酸、飽和
カルボン酸エステル等。 (3)2種以上の高分子物質の組み合わせ:相分離状態
では可視状態であり、ある熱エネルギーを与えられるこ
とにより相溶状態になり透明となるような高分子ブレン
ド系等が考えられる。これには、LCST(Lower Crit
ical SolutionTemperature)タイプと、UCST(Upper
Critiacl Solution Temperature)タイプの2種のブレ
ンド系が考えられる。 (4)加熱により相変化を生じて透明となる有機物質:
ベゼンチオール・ジビニルベンゼン共重合体、イソフタ
ルアミド誘導体等。 (5)加熱により構造変化を生じて透明となる高分子物
質:スチレン・ブタジエンブロック共重合体、スチレン
・イソプレンブロック共重合体、スチレン・エチレン/
ブタジエンブロック共重合体、スチレン・エチレン/プ
ロピレンブロック共重合体、にステアリン酸等の脂肪酸
を添加したもの。 (6)加熱により表面形状変化(マット状→平滑)を生
じて透明となる物質:ポリエステル系樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ハロゲ
ン化樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂等を1〜100μm程度の微粒子にして塗工す
ることでマット状の表面を得る。 (7)加熱により分解あるいは構造変化を生じる色素:
ジアゾ、トリスアゾ等のアゾ系色素、インドフェノー
ル、インドナフトール等のインドール系色素、フタロシ
アニン系色素等を樹脂中に溶融あるいは分散させる。 (8)加熱により分解あるいは分離を生じる包接化合
物:ポリビニルアルコールやデンプン、α−シクロデキ
ストリン等のホストに、ヨウ素等のハロゲンや二色性色
素をゲストとして包接した化合物。 (9)色素と消色剤との組み合わせ:色素と消色剤を多
層コートあるいはマイクロカプセル化しておき、加熱に
より色素と消色剤とが反応して透明となる。代表的な例
としてはロイコ染料の酸化還元反応を利用する方法が考
えられる。 (10)発泡性(多孔質)樹脂あるいはマイクロカプセ
ル形成樹脂:発泡(多孔)状態あるいはマイクロカプセ
ル状態では可視状態であり、加熱により消泡(消孔)あ
るいはマイクロカプセルが破壊されることにより透明と
なる。
【0015】・使用可能な発泡性(多孔質)樹脂:スチ
ロール系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリビニルホルマー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ボ
リエーテル、セルロース誘導体、ゴム系材料、ポリプロ
ピレン、エポキシ樹脂等。 II.光により透明となる材料: (11)フォトクロミズム物質:OHP等の透明被記録
体に光が照射されている時のみ、照射光により消色され
る。
ロール系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリビニルホルマー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ボ
リエーテル、セルロース誘導体、ゴム系材料、ポリプロ
ピレン、エポキシ樹脂等。 II.光により透明となる材料: (11)フォトクロミズム物質:OHP等の透明被記録
体に光が照射されている時のみ、照射光により消色され
る。
【0016】・使用可能なフォトクロミズム物質:スピ
ロピラン系、スピロオキサジン系、アントラセン系、フ
ルギド系、アゾ系、フタロシアニン系、ポルフィリン
系、トリアリールメタン系、ジエン系、芳香族オレフィ
ン系等。
ロピラン系、スピロオキサジン系、アントラセン系、フ
ルギド系、アゾ系、フタロシアニン系、ポルフィリン
系、トリアリールメタン系、ジエン系、芳香族オレフィ
ン系等。
【0017】上記のような材料により形成される検知マ
ーク3の基材2上への形成位置、形状、数等には特に制
限はなく、画像形成手段(印字手段)に応じて任意に決
定することができる。
ーク3の基材2上への形成位置、形状、数等には特に制
限はなく、画像形成手段(印字手段)に応じて任意に決
定することができる。
【0018】本発明では基材2の画像形成面に、画像形
成を容易にするとともに、形成された画像を維持するた
めの加工を施してもよい。例えば、昇華性染料を含む記
録剤層が形成された熱転写シートを使用する昇華熱転写
方式の場合には、熱転写シートから移行してくる昇華性
染料を受容し、形成された画像を維持するための染料受
容層を形成することができる。
成を容易にするとともに、形成された画像を維持するた
めの加工を施してもよい。例えば、昇華性染料を含む記
録剤層が形成された熱転写シートを使用する昇華熱転写
方式の場合には、熱転写シートから移行してくる昇華性
染料を受容し、形成された画像を維持するための染料受
容層を形成することができる。
【0019】染料受容層を形成するための樹脂として
は、例えばポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポ
リマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビ
ニルポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン
等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹
脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ま
しいものはビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂である。
は、例えばポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポ
リマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビ
ニルポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン
等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹
脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ま
しいものはビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂である。
【0020】染料受容層は、上記のような樹脂に必要に
応じて添加剤を添加したものを適当な溶剤に溶解または
分散して調製したインキを、基材上に公知の手段により
塗布・乾燥させて形成される。この染料受容層の厚さは
1〜20μm程度が好ましい。
応じて添加剤を添加したものを適当な溶剤に溶解または
分散して調製したインキを、基材上に公知の手段により
塗布・乾燥させて形成される。この染料受容層の厚さは
1〜20μm程度が好ましい。
【0021】尚、染料受容層は、検知マークを設けた面
と同一の面あるいは反対の面のいずれかに設けてもよ
い。検知マークと同一の面に設ける場合には、検知マー
クの上に染料受容層を設けてもよく、あるいは染料受容
層に検知マークを設けてもよい。
と同一の面あるいは反対の面のいずれかに設けてもよ
い。検知マークと同一の面に設ける場合には、検知マー
クの上に染料受容層を設けてもよく、あるいは染料受容
層に検知マークを設けてもよい。
【0022】また、基材2としてOHPシート用の透明
プラスチックフィルムを用いる場合には、基材2の少な
くとも一方の面に耐曇剤を塗布してもよい。また、電子
写真に用いる基材2としては、ポリビニルアルコール等
の水溶性樹脂を両面に塗工して平滑性を高めカール発生
を防止したもの、塩化ナトリウム等の導電剤を添加して
適度の電気抵抗を具備させたもの等を用いることができ
る。
プラスチックフィルムを用いる場合には、基材2の少な
くとも一方の面に耐曇剤を塗布してもよい。また、電子
写真に用いる基材2としては、ポリビニルアルコール等
の水溶性樹脂を両面に塗工して平滑性を高めカール発生
を防止したもの、塩化ナトリウム等の導電剤を添加して
適度の電気抵抗を具備させたもの等を用いることができ
る。
【0023】次に、実験例を示して本発明を更に詳細に
説明する。 (実験例1)基材として厚さ100μmのポリエチレン
テレフタレート(東レ(株)製ルミラー)の表面の画像
形成領域の外側の所定位置に、下記の組成の検知マーク
用塗工液をグラビアロールコート法により塗布(塗布量
=5.0g/m2 (乾燥時))して検知マークを形成
し、本発明の被記録体であるOHP用シート(試料−
1)を得た。
説明する。 (実験例1)基材として厚さ100μmのポリエチレン
テレフタレート(東レ(株)製ルミラー)の表面の画像
形成領域の外側の所定位置に、下記の組成の検知マーク
用塗工液をグラビアロールコート法により塗布(塗布量
=5.0g/m2 (乾燥時))して検知マークを形成
し、本発明の被記録体であるOHP用シート(試料−
1)を得た。
【0024】 (検知マーク用塗工液の組成) ・ポリ塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 … 20重量部 ・直鎖状モノカルボン酸 … 1重量部 ・直鎖状ジカルボン酸 … 1重量部 ・テトラヒドロフラン … 100重量部 (実験例2)検知マーク用塗工液として下記の組成の塗
工液を用いて多孔層を形成した他は実験例1と同様にし
て本発明の被記録体であるOHPシート(試料−2)を
得た。 (検知マーク用塗工液の組成) ・ポリエチレン樹脂 … 100部 ・発泡剤 … 7部 ・架橋剤 … 5部 上記のOHPシート(試料1,2)をキャノン(株)製
カラーレーザーコピアにて印字したところ、定着ローラ
の熱によって検知マークは透明化された。その後、画像
が形成されたOHP用シート(試料−1,2)をOHP
装置上に載置して投影を行った結果、透明状態になった
検知マークは投影されず、画像情報のみが投影された。
工液を用いて多孔層を形成した他は実験例1と同様にし
て本発明の被記録体であるOHPシート(試料−2)を
得た。 (検知マーク用塗工液の組成) ・ポリエチレン樹脂 … 100部 ・発泡剤 … 7部 ・架橋剤 … 5部 上記のOHPシート(試料1,2)をキャノン(株)製
カラーレーザーコピアにて印字したところ、定着ローラ
の熱によって検知マークは透明化された。その後、画像
が形成されたOHP用シート(試料−1,2)をOHP
装置上に載置して投影を行った結果、透明状態になった
検知マークは投影されず、画像情報のみが投影された。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば検
知マークが熱および/または光により消色可能なもので
あるため、記録時の熱、光、あるいは使用時の光により
検知マークが消色し、検知マークと記録画像との重なり
や、OHPにおける検知マークの投影が防止され、検知
マークの存在を考慮することなく被記録体への記録が可
能となる。
知マークが熱および/または光により消色可能なもので
あるため、記録時の熱、光、あるいは使用時の光により
検知マークが消色し、検知マークと記録画像との重なり
や、OHPにおける検知マークの投影が防止され、検知
マークの存在を考慮することなく被記録体への記録が可
能となる。
【図1】本発明の被記録体の一実施例の概略断面図であ
る。
る。
1…被記録体 2…基材 3…検知マーク
Claims (1)
- 【請求項1】 基材と、該基材の少なくとも一方の面に
形成された検知マークとを備え、該検知マークは熱およ
び/または光により消色可能なものであることを特徴と
する被記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139475A JPH05330253A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 被記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139475A JPH05330253A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 被記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330253A true JPH05330253A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15246115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4139475A Pending JPH05330253A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 被記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05330253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000062362A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-02-29 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体の製造方法および情報記録転写箔 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4139475A patent/JPH05330253A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000062362A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-02-29 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体の製造方法および情報記録転写箔 |
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