[go: up one dir, main page]

JPH05328505A - 列車モニタリング装置 - Google Patents

列車モニタリング装置

Info

Publication number
JPH05328505A
JPH05328505A JP12577892A JP12577892A JPH05328505A JP H05328505 A JPH05328505 A JP H05328505A JP 12577892 A JP12577892 A JP 12577892A JP 12577892 A JP12577892 A JP 12577892A JP H05328505 A JPH05328505 A JP H05328505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
abnormality
train
monitoring device
train monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12577892A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Ishida
啓二 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP12577892A priority Critical patent/JPH05328505A/ja
Publication of JPH05328505A publication Critical patent/JPH05328505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】車両1〜2,記録装置4,記録出力装置5,信
号伝送路6,端末装置7a,7b,搭載機器8a,8
b,8c,8dは従来の列車モニタリング装置と同様な
構成で、これに、乗務員の操作する記録指令スイッチ9
を接続する。乗務員は異常発生と感じた場合には、この
スイッチを操作する。するとこの列車モニタリング装置
は、その時点及びその前後の走行状態を記録する。 【効果】乗務員は異常と認識したが列車モニタリング装
置は異常を検知しなかったために異常発生時及び、その
前後の走行状態が記録されず、異常発生の原因が不明の
ままとなり、その後、異常が再発することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両において各搭
載機器の状態を記録する列車モニタリング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道車両には電子装置が大幅に取
り入れられ高機能化しつつ信頼性も上昇傾向にある。反
面、時系列的に特定の操作及び条件が成立すると突発的
に発生する異常の割合が大きくなってきた。
【0003】鉄道車両では、ダイヤの混乱を極力防止す
るために、異常発生時にはあらゆる応急処置及び操作を
行い機能を復帰させようとする。この突発的な異常は装
置の電源の再投入により復帰することが多く、その後の
再現性にとぼしい。このため、異常の原因究明が困難に
なることを防ぐため、特開平1−99401号公報の様に異常
の発生前後の走行状態を記録したり、機器の異常の検知
方法の改良が図られた列車モニアリング装置が開発され
てきた。
【0004】しかし、これらの記録項目及び異常の検知
方法は列車モニタリング装置の製作時、つまり、車両の
製作時に決定されるのが常であるが実際には車両完成
後、列車モニタリング装置に異常検知されない異常が多
発する場合がある。これは車両の設計時にはその車両の
故障しやすい部位がわかりかねること(わかれば設計時
に対策をする)及び車両の使用年月により故障しやすい
部位が変化することによる。
【0005】また、鉄道の車両車庫には専門の整備員が
おり、車両完成後はこの整備員が常時整備を行いその時
点での車両の状態を最も把握していながらその感覚を列
車モニタリング装置の異常の検知方法等に取り入れるた
めには多くの労力を要するため、その時々での整備員の
感覚を利用できていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、 (1)列車モニタリング装置の製作時に決定した異常の検
知方法では検知できない異常が発生した場合に、乗務員
の判断を利用する点が考慮されておらず、乗務員が異常
と感じたとしてもその時点及びその前後の走行状態を記
録できない問題があった。
【0007】(2)機器に不具合が生じ原因究明等のため
走行試験を実施する際列車モニタリング装置の製作時に
決定した記録項目以外を記録する必要が生じることがあ
る点に考慮がされておらず、記録のためには専用の記録
装置を搭載し布設を実施しなければならない問題があっ
た。
【0008】(3)車両整備員の発見した機器の故障の前
兆となる異常を検知するための基準値を列車モニタリン
グ装置へ容易に組み込む方法が考慮されておらず、整備
員の発見を故障の未然防止に役立てることができない問
題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は列車モニタリング装置に (1)乗務員の操作により記録装置に記録指令を出力する
記録指令スイッチを設けた。
【0010】(2)記録項目を記録装置に選択・設定でき
る記録項目設定器を設けた。
【0011】(3)異常検知基準値を設定する基準値設定
装置を設けた。
【0012】
【作用】(1)乗務員が異常と感じたけれども、列車モニ
タリング装置が異常を検知しない場合、乗務員は記録指
令スイッチを押す。これを検知した列車モニタリング装
置は、異常を検知したと同様その時点及び前後の走行状
態を記録できる。
【0013】(2)列車モニタリング装置の製作時に決定
した記録項目以外の項目を走行中に記録する必要が生じ
た場合、記録したい記録項目を記録項目設定器によって
設定する。この項目が列車モニタリング装置に入力され
ている信号ならばその走行状態を記録できる。
【0014】(3)機器の故障の前兆となる異常を検知す
るための基準値を発見した場合、基準値設定装置により
基準値を設定することによりその基準値に従って列車モ
ニタリング装置は異常の検知を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例で車両1〜2で構
成される列車のうち所定の車両1に、記録装置4及び記
録出力装置5を設置すると共に各車両1〜2にこれらと
信号伝送器6により接続された端末装置7a,7bを設
置し、さらにこの各端末装置を搭載機器8a,8b,8
c,8dにそれぞれ接続する。また、運転台では、記録
装置4と接続した記録指令スイッチ9を乗務員10の操
作できる範囲に設置し列車モニタリング装置を構成す
る。
【0017】車両1〜2が走行中に乗務員10が異常を
感じた場合、記録指令スイッチ9を操作する。これによ
り記録指令が記録装置4に入力され信号伝送路6及び端
末装置7a,7bを介して得られた搭載機器8a,8
b,8c,8dの走行状態が記録される。こうして記録
された走行状態は車両1〜2が車庫に入庫した際に記録
出力装置5より出力される。
【0018】従って、本実施例によれば、列車の走行中
乗務員が異常と感じた時点、及び、その前後の走行状態
を列車モニタリング装置の異常検知方法に関わらず確実
に記録することができる。
【0019】なお、この動作説明で記録出力装置5は車
両に常時設置する様に説明したが、記録出力を行う場合
のみ車両上に設置しても良い。
【0020】次に図2は本発明の次の実施例で、車両1
〜2,記録装置4,記録出力装置5,信号伝送路6,端
末装置7a,7b,搭載機器8a,8b,8c,8dは
図1と同様に構成し、これに記録項目設定器11を記録
装置4に接続して列車モニタリング装置が構成する。
【0021】今、搭載機器8cが走行中に不調を生じて
いるらしい状況にあるとする。記録装置の記録項目にあ
らかじめ搭載機器8cの項目が設定されていない場合、
記録項目設定器11により必要な記録項目を設定するこ
とにより走行状態を記録することができる。
【0022】また、この様な不調の場合、原因究明のた
めには当初搭載機器8cから端末装置7aへ入力してい
る信号以外にも搭載機器8cの信号を記録する必要が生
じることがある。この場合には、端末装置7aに設けた
予備入力回路に搭載機器8cより必要な信号を試験用に
接続し、この説明と同様にこの信号を記録項目の一つに
設定することによりその走行状態を記録することができ
る。
【0023】従って、本実施例によれば必要な走行状態
を記録できると共に、試験用の配線を長々と布線するこ
と及び専用の記録器を準備する必要もなく試験走行の準
備が簡単になる。
【0024】次に、図3は本発明の次の実施例で、車両
1〜2,記録装置4,記録出力装置5,信号伝送路6,
端末装置7a,7b,搭載機器8a,8b,8c,8d
は図1と同様に構成し、これに記録装置4を異常検知装
置に接続し、さらにこれに接続された基準値設定装置1
3を接続して列車モニタリング装置が構成する。
【0025】今説明のため、搭載機器8cの定格出力を
100V±10Vとする。列車モニタリング装置は搭載
機器8cの異常を検知する場合、出力の定格(90V以
上,110V以下)を異常検知の基準値として異常検知
装置12に設定することにより搭載機器8cの異常を検
知することができる。
【0026】ここで、この搭載機器8cには通常は出力
が100V±3Vの範囲にあるが異常となる数日前から
走行中の出力の範囲が100V±7Vに広がる傾向が発
見されたとする。実際にはこれらの値は多くの場合整備
員の感覚的なものである。そして、整備員は基準値設定
装置13より異常検知装置12に搭載機器の異常予告の
基準値を100V±5Vと設定する。これにより、搭載
機器8cの出力の範囲が走行中に広がりはじめたことを
知ることができ異常発生に対して事前に対処することが
できる。
【0027】本実施例によれば、整備員の毎日の車両整
備での感覚を生かすことにより車両の走行中の異常を未
然に防止できることが多くなる。
【0028】以上、本発明の実施例では、記録装置4,
記録出力装置5,記録出力スイッチ9,記録項目設定器
11,異常検知装置12,基準値設定装置13を個別の
装置として説明しているが同一装置内にそれぞれの機能
を組み込んでも良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)乗務員は異常と認識したが列車モニタリング装置は
異常を検知しなかったために異常発生時及びその前後の
走行状態が記録されず、異常発生の原因が不明のままと
なり、その後、異常が再発することを防止できる。
【0030】(2)搭載機器の走行状態の記録を、適時、
適切な項目について実施することができ異常の原因究明
を速やかに行うことができる。
【0031】また、試験用の配線を長々と布線する必要
もなく試験準備のため車両を長時間拘束する必要もなく
なる。
【0032】(3)整備員の毎日の車両整備での感覚を有
効利用することにより、異常の発生を未然に防ぐことが
できる。また、車両の使用年月に伴う発生異常の変化に
対してもより適切に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステムのブロック
図。
【図2】本発明の次の一実施例を示すシステムのブロッ
ク図。
【図3】本発明の次の一実施例を示すシステムのブロッ
ク図。
【符号の説明】
1〜2…車両、4…記録装置、5…記録出力装置、6…
信号伝送路、7a,7b…端末装置、8a,8b,8
c,8d…搭載機器、9…記録指令スイッチ、10…乗
務員、11…記録項目設定器、12…異常検知装置、1
3…基準値設定装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の車両に、記録装置及び記録出力装置
    を設置すると共に各車両にこれらと信号伝送路により接
    続された端末装置を設置し、前記端末装置に各搭載機器
    を接続した列車において、乗務員の操作により前記記録
    装置に記録指令を出力する記録指令スイッチを設けたこ
    とを特徴とする列車モニアリング装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各端末装置の入力
    信号のうちから前記記録装置の記録項目を選択・設定で
    きる記録項目設定器を設けた列車モニアリング装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記信号伝送路に接続
    されあらかじめ設定された基準値と前記各搭載機器の状
    態を比較し異常信号を発生し前記記録装置に記録させる
    異常検知装置を設けた列車の前記異常検知装置に前記基
    準値を設定する基準値設定装置を設けた列車モニタリン
    グ装置。
JP12577892A 1992-05-19 1992-05-19 列車モニタリング装置 Pending JPH05328505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12577892A JPH05328505A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 列車モニタリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12577892A JPH05328505A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 列車モニタリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05328505A true JPH05328505A (ja) 1993-12-10

Family

ID=14918613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12577892A Pending JPH05328505A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 列車モニタリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05328505A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07177081A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Nec Corp 移動体通信システムおよびその端末装置
JP2007228721A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 回生・力行機能故障防止装置
JP2011205852A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 編成車両における各車両機器の動作情報出力方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07177081A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Nec Corp 移動体通信システムおよびその端末装置
JP2007228721A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 回生・力行機能故障防止装置
JP2011205852A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 編成車両における各車両機器の動作情報出力方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4113321A (en) Anti-skid electronic control system having an error detecting circuit
EP0082859B1 (de) Antiblockierregelsystem
US4305556A (en) Railway control signal dynamic output interlocking systems
WO2019225500A1 (ja) 通信システム、接続装置、制御装置、通信線遮断方法及びコンピュータプログラム
JP3902929B2 (ja) 車上装置
JPH05328505A (ja) 列車モニタリング装置
EP1361448B1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Fehlfunktion einer Fahrzeugbatteries
JPH02501960A (ja) 計算機により制御される操作素子の監視方法及び回路装置
JP3310195B2 (ja) 車両の分割・併合モニタ装置
JPH0519362B2 (ja)
DE10251590A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung eines batterielosen Fahrzeugbetriebs
EP0503170B1 (de) Busorientiertes Multiplexsystem
JP3630824B2 (ja) 補助リレー駆動回路
JPH0343841B2 (ja)
JPS6289401A (ja) 列車における各種車載機器類の監視システム
JP3124196B2 (ja) 故障検出機能付きスイッチ回路
JP2846745B2 (ja) Atc装置
JPS59157703A (ja) 多重系制御装置の切換方式
JPS6319098A (ja) 線路異常監視システム
JPH0779239A (ja) フェイルセーフ機能付通信バス
SU1305745A1 (ru) Устройство дл сигнализации об отклонении технологического параметра
JPS61221998A (ja) プラントチエツクシステム
JPH05113776A (ja) 表示装置の制御装置
JPH0345465A (ja) 列車のモニタ装置
JPH0556506A (ja) 列車監視方式