[go: up one dir, main page]

JPH05327621A - 光海底通信システムの監視方法 - Google Patents

光海底通信システムの監視方法

Info

Publication number
JPH05327621A
JPH05327621A JP13258192A JP13258192A JPH05327621A JP H05327621 A JPH05327621 A JP H05327621A JP 13258192 A JP13258192 A JP 13258192A JP 13258192 A JP13258192 A JP 13258192A JP H05327621 A JPH05327621 A JP H05327621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
landing
metal tube
voltage
constant current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13258192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Suzuki
勝男 鈴木
Tatsuo Matsumoto
達夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP13258192A priority Critical patent/JPH05327621A/ja
Publication of JPH05327621A publication Critical patent/JPH05327621A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光海底通信システムの監視方法に関し、光ケ
ーブルの切断には到らない接地障害(損傷)を検出し
て、損傷点迄の距離を高確度で標定する監視方法を提供
することを目的とする。 【構成】 光海底ケーブルの金属管に一方の陸揚局から
定電流を供給し、他方の陸揚局では金属管をアースし
て、電流供給側の陸揚局で電圧を測定することを双方の
陸揚局に対して行って損傷を検出し、損傷を検出した場
合には、一方の陸揚局から金属管に流し込む方向で定電
流を供給し、他方の陸揚局では金属管から定電流源を流
し出す方向で定電流を供給して双方の陸揚局で金属管の
電圧を測定することを交互に行って、測定電圧値を演算
して損傷点迄の距離を標定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバと、光ファ
イバを取り囲む金属管を有する光海底ケーブルを使用し
て2つの陸揚局の間で通信する光海底通信システムにお
いて、光海底ケーブルの接地障害を監視し、障害点迄の
距離を標定する方法に関する。光海底通信システムにお
いて、光海底ケーブルは海底に敷設されている為、光海
底ケーブルに切断には到らない接地障害(これをケーブ
ル損傷という)が生じた場合、イオン化した物質を含む
海水がケーブル内に浸透(これを水走りという)する。
【0002】図8は、光海底ケーブルの構造の略図であ
る。図8において、51は金属管、52は複数の光ファ
イバ、53は光ファイバを補強する為の鋼線、54は鋼
線に海水が接することを防止する水走り防止材、55は
光海底ケーブル全体を補強する金属補強材と、その金属
補強材に海水が接することを防止する水走り防止材とで
構成される複合部、56は金属管と海水の間を絶縁する
絶縁物、57は光海底ケーブルの被覆である。ケーブル
損傷が生じて、被覆、絶縁物、金属管に隙間や穴ができ
ると、ゆっくりとした速さで水走りが発生し、複合部を
構成する金属補強材を電気化学的に腐食させて、光海底
ケーブルの強度を弱め、最悪の場合、複合部が光海底ケ
ーブルにかかる張力に耐えられなくなると、光海底ケー
ブルの切断に到り、当然光ファイバも切断される。
【0003】従って、ケーブル損傷(以下では損傷と略
記する)を早期に検出し、その位置を正確に標定できる
技術の実現が要望されている。
【0004】
【従来の技術】従来海底光通信システムの監視において
は、監視陸揚局で通信信号に監視信号を重畳して伝送
し、中継器や陸揚局で監視信号を通信信号から分離し、
逆方向の通信回線に、中継器や陸揚局の認識符号を付加
して監視信号を重畳し直し、監視陸揚局に向けて伝送す
る。監視陸揚局では送り返されてくる監視信号に付加さ
れた認識符号を識別して、監視信号が送り返されてくる
最遠の中継器の次の区間で障害が生じたと判定してい
る。しかしながら、このような従来の監視方法では、監
視信号が送り返されてくる最遠の中継器の次の区間で、
光海底ケーブルが切断された場合にも、中継器が故障し
た場合にも、この区間からは監視信号が送り返されない
ので、光海底ケーブルの障害と中継器の障害の切り分け
が不可能な他、送り返されてくる監視信号には中継器や
陸揚局の認識符号しか付加されないので、障害点迄の距
離を標定することはできない。また、障害が損傷である
場合には、光海底ケーブルを介した通信は継続されてい
るので、このような従来の方法では損傷は検出できず、
従って損傷点迄の距離の標定もできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一旦切断障害が発生し
た場合、当然のことながら通信は途絶する上、ケーブル
敷設船を派遣してケーブルを海上に引き揚げて行う障害
箇所の補修に長大な時間を必要とするなど様々な不都合
をきたす。本発明は、光海底通信システムにおいて致命
的な光海底ケーブルの切断に到る前に、海底区間におけ
る損傷を検出すると共に、損傷点迄の距離を標定する方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する図である。第一の陸揚局で定電流供給手段1aに
より、光海底ケーブルの金属管51に定電流を供給し、
第二の陸揚局で金属管51をアースする。第一の陸揚局
では監視制御手段2aによって金属管51の電圧を測定
(片端測定)する。次に第一の陸揚局側で金属管51を
アースし、第二の陸揚局側で金属管51に定電流を供給
して、第二の陸揚局で金属管51の電圧を測定(片端測
定)し、これら両陸揚局における電圧測定結果の正常、
異常を判定する。
【0007】異常を検出した場合、第一の陸揚局では監
視制御手段2aから自局の定電流供給手段1aを制御す
ると共に、一方の局では金属管51に電流を流し込む方
向に、他方の局では金属管51から電流を流し出す方向
に定電流を供給して、双方の局で金属管51の電圧を測
定(両端測定)し、次に双方の局で同時に電流の方向を
逆転させて再び金属管51の電圧を測定(両端測定)
し、それらの結果を演算することにより、損傷点までの
距離を標定する。
【0008】
【作用】図1において、第一の陸揚局の定電流供給手段
1aの出力端子を光ケーブルの金属管51に接続して定
電流を該金属管に供給し、第二の陸揚局においては定電
金属管51をアースして、第一の陸揚局において監視制
御手段2aによって金属管51の電圧を測定する。光海
底ケーブルが正常な場合には、この電圧は定電流供給手
段の電流と2つの陸揚局間の金属管の抵抗の積に等しい
電圧になるのに対して、損傷がある場合には電圧の測定
値は、供給電流と損傷点迄の金属管の抵抗の積に等しく
なり、正常時に比べて低い電圧となるので、電圧の異常
を検出できる。しかし、損傷点が相手局の近傍の場合に
は、金属管の電圧は損傷がない場合と際立った差がな
い。そこで、第一の陸揚局で金属管51をアースし、第
二の陸揚局で金属管51に定電流を供給して、第二の陸
揚局で金属管51の電圧を測定すれば、第二の陸揚局近
傍でも電圧異常を検出できるので、検出確度をあげるこ
とができる。
【0009】電圧の異常を検出した場合は、監視制御手
段2aから、自局の定電流供給手段1aを制御すると共
に、一方の局では金属管51に電流を流し込む方向、他
方の局では金属管51から電流を流し出す方向に定電流
を供給して、双方の局で金属管51の電圧を測定し、次
に双方の局で同時に電流の方向を逆転させて再び金属管
51の電圧を測定する。これらの測定結果には、損傷点
における接地抵抗と、損傷点と陸揚局の間の地電位差
が、同様に寄与している。従って、一方の局での2つの
電圧測定結果の差をとれば、損傷点における接地抵抗と
損傷点と陸揚局の間の地電位差を消去でき、2つの電圧
測定結果の差を、定電流の大きさと単位長当たりの金属
管の抵抗の積の2倍で割り算すれば、陸揚局から損傷点
迄の距離を正確に求めることができる。
【0010】
【実施例】図2は本発明の第一の実施例を説明する図で
ある。図2のA、B両陸揚局は基本的には対称な構成で
あるので、以下においてはAの陸揚局を中心として説明
する。1aは図1で説明した定電流供給手段で、定電流
源11a、切り換え部12aを有する。定電流源11a
の出力端子111a、112aは切り換え部の端子12
1a、122aに接続される。切り換え部は手動の制御
信号により以下に示す乃至のように接続を切り換
え、金属管に供給される定電流源の電流の方向を切り換
えるとともに、金属管をアースするものである。
【0011】端子121aと123a、端子122a
と124aを接続して定電流源の電流を金属管に流し込
む。 端子122aと123a、端子121aと124aを
接続して定電流源の電流を金属管から流し出す。 端子123aと124aを接続して金属管をアースす
る。
【0012】2aは監視制御手段で、電圧測定部21
a、演算制御部22a、表示部24aを有する。電圧測
定部21aは切り換え部の端子123a、124aに接
続されて、金属管51のAの陸揚局側の電圧を測定す
る。電圧値は演算制御部22aに導かれる。演算制御部
22aでは電圧値を演算して、電圧値と演算結果を表示
部23aに送出する。
【0013】4aは通信信号を伝送する光伝送装置で、
打合せ回線装置を含む。5は光海底ケーブル、51は金
属管、52は光ファイバである。具体的には、図3のフ
ローに従って、次のようにして検出、標定を行う。 (イ)A局で片端測定。切り換え部12aの端子121
a、123aを接続し、端子122a、124aを接続
し、切り換え部12bの端子123b、124bを接続
して、A局では定電流源11aを金属管51に接続し、
B局では金属管51をアースして、A局で金属管51の
電圧Va”を測定する。
【0014】(ロ)電圧測定値Va”の正常、異常の判
定。金属管の電圧測定値Va”が、定電流の値と両陸揚
局間の金属管の抵抗値との積に等しい場合に正常と、定
電流の値と両陸揚局間の金属管の抵抗値との積より低い
場合に、異常と判定する。 (ハ)Va”が正常な場合、B局で片端測定。
【0015】切り換え部12aの端子123a、124
aを接続してA局側で金属管51をアースし、切り換え
部12bの端子121b、123bを接続し、122
b、124bを接続して、B局で定電流源11bを金属
管51に接続し、B局側で金属管51の電圧Vb”を測
定する。 (ニ)電圧測定値Vb”の正常、異常の判定。
【0016】金属管の電圧測定値Vb”が、定電流の値
と両陸揚局間の金属管の抵抗値との積に等しい場合に正
常と、定電流の値と両陸揚局間の金属管の抵抗値との積
より低い場合に、異常と判定する。Vb”も正常なら、
上記(エ)に戻り、一定周期で測定を続ける。かつ、こ
れらの電圧Va”、Vb”を定電流源11a、11bの
電流値Iで割り算すれば、原理的には損傷点迄の距離の
標定も可能である。しかし、実際には損傷点での接地抵
抗は必ずしも零ではなく、また損傷点とA、B両陸揚局
の間には地電位差が存在して、これらが標定結果に重大
な誤差を与える。
【0017】200Kmのケーブルの中心で損傷が発生
した(即ちA局から損傷点迄の距離は100Km)とし
て、誤差を検証してみる。金属管の単位長当たりの抵抗
を1オーム/Km、定電流供給手段の電流を1アンペア
として、例示する。 例1 損傷点の接地抵抗が10オームで、地電位差が
ない場合、A局での金属管の電圧は約110ボルトとな
り、1アンペアで割り算すると損傷点迄の距離は110
Kmとなって、10Kmの誤差を生ずる。
【0018】例2 損傷点での接地抵抗は零で、損傷
点の地電位がA局より0.1ボルト/Km高い場合、A
点での金属管の電圧は110ボルトとなり、やはり10
Kmの誤差を生ずる。しかも、定電流源の電流値が小さ
い程、この誤差は大きくなる。これを避ける為、以下
(ホ)乃至(ト)の手順で損傷点迄の距離を標定、結果
を表示、通報する。
【0019】(ホ)両端測定 Va”、Vb”の一方が、定電流の値と両陸揚局間の金
属管の抵抗値の積に比較して、異常に低い値である場合
には、切り換え部を制御して金属管51の両端で定電流
源11a、11bを接続する。先ず、A局側の切り換え
部12aの端子121aと123a、端子122aと1
24aを接続、B局側の切り換え部12bの端子121
bと123b、端子122bと124bを接続して、A
局側から金属管51に電流を流し込み、B局側で金属管
51から電流を流し出す接続にしてA、B局で金属管5
1の電圧Va、Vbを測定する。次に切り換え部12a
の端子121aと124a、端子122aと123aを
接続、切り換え部12bの端子121bと124b、端
子122bと123bを接続して、B局側から金属管5
1に電流を流し込み、A局側で金属管51から電流を流
しだす接続にしてA、B局で金属管51の電圧Va’、
Vb’を測定する。
【0020】以下において、等価回路を用いて電圧、電
流、各部の抵抗の関係を説明する。図4(a) は、監視と
標定の為の定電流が流れる系の等価回路である。図4
(a)では、両端測定の場合を図示している。図4(b)
は、光海底ケーブルの金属管上の電圧分布を示す図であ
り、片端測定における正常時の電圧分布と、両端測定に
おける異常時の電圧分布を図示している。
【0021】図4(a) に示すように、定電流供給手段の
電流をI、金属管の単位長あたりの抵抗をr、A局から
損傷点までの距離をLa、B局から損傷点迄の距離をL
b、損傷点における接地抵抗をRs、A局と損傷点の間
の地電位差をVea、B局と損傷点の間の地電位差をV
ebとする。両端測定であるので、金属管を通って損傷
点に流入する電流と、金属管を通って損傷点から流出す
る電流は等しい。従って、接地抵抗Rsを通ってアース
に流れる電流が零になり、損傷点の電位はアース電位
(零ボルト)になる。この関係に着目すれば、Va、V
a’、Vb、Vb’は
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】
【数3】
【0025】
【数4】 として求められる。 (ヘ)損傷点の標定 従って、損傷点迄の距離La、Lbは
【0026】
【数5】
【0027】
【数6】 によって求められるので、この数式による演算を行う。 (ト)結果の表示、通報 結果を表示部23a、23bに表示して、警報を出すな
どして、通報する。異常で、損傷の検出と損傷点迄の距
離の標定のフローが終了する。
【0028】図5は、本発明の第二の実施例を示す図で
ある。図5において、A局、B局は対称な構成なので、
主にA局について説明する。1a、11a、12a、2
a、21a、23a、4a、5、51、52は図2の構
成要素と同一である。22a’は演算部であるが、図2
の22aに電圧測定部の測定結果を判定する機能と、切
り換え部を自動的に制御する機能が付加されている。
【0029】3aは多重化手段で、多重部31aとモデ
ム32aを有する。多重部31aは、演算部22a’か
ら入力される電圧値信号や、B局側を制御する制御信号
を伝送フォーマットに変換し、またB局から受信され
る、電圧値信号と制御信号をのせた信号を逆変換して、
電圧値信号、制御信号に戻す機能を有する。モデム32
aは多重部31aの出力信号を変調して光伝送装置4a
に出力し、また光伝送装置4aからの受信信号を復調し
て多重部31aに送出する機能を有する。多重化手段3
aを設けることにより、該多重化手段に導かれた電圧値
信号、制御信号は光伝送装置4a、光ファイバ52を通
してB局に伝送される。B局では、A局と逆の順序で電
圧値信号と制御信号に逆変換され、演算部22b’に導
かれ、電圧値信号は表示部23bに転送されて表示され
ると共に、制御信号は切り換え部12bに転送されて該
切り換え部を制御する。
【0030】ここに用いられる演算部では、プロセッサ
ーを適用したプログラム制御も、論理回路による所謂ハ
ードロジック制御も可能であるが、機能の変更や追加、
A局とB局の機能に差を持たせる等の場合に、プログラ
ムの変更によって容易に対応できるプログラム制御の方
が一般的に有効である。損傷の検出、損傷点迄の距離の
標定のフローは図3に示されて、かつ第一の実施例の説
明において詳述されたフローと全く同じである。しか
し、第一の実施例では、両陸揚局で人手によって制御、
測定などの作業を進める方法を採用しているのに対し
て、第二の実施例の特徴は、全ての作業を演算部の制御
によって、自動的に進める方法を採用している点と、従
って無人でも定常的に監視を継続できる点でにある。
【0031】これまでは説明を簡略にする為に、無中継
の光海底通信システムを対象に、損傷の検出と、損傷点
迄の距離の標定の方法について説明してきた。しかし以
下に説明するように、本発明の方法の適用対象は無中継
の光海底通信システムに限定されるものではない。図6
は中間に一つの中継器が設置されている場合を例として
光海底通信システムを説明する図である。図6におい
て、6a、6bは給電装置で、通常は中継器への直流電
力の供給に使用しているが、検出、標定の為の定電流源
としても使用する。陸揚局のその他の構成要素は図2、
図5と同じ為に省略している。5’、5”は光海底ケー
ブルでそれぞれ金属管51’、光ファイバ52’、金属
管51”、光ファイバ52”を有する。7は中継器で、
71は主信号の中継部、72は定電圧ダイオードであ
る。給電の方向に定電流を流す時には、中継部71を動
作させる電圧Vzを発生させ、給電とは逆方向に定電流
を流す時には順方向電圧Vfを発生させる。
【0032】図7(a) は図4(a) に対応する、図6の定
電流が流れる系の等価回路で、損傷がA局から見て中継
器より遠い所で発生している場合について図示してい
る。Vz、Vf以外の電流、電圧、抵抗の記号は図4
(a) と一致させている。図7(b)は図7(a) に対応する
電圧分布を示す図で、中継器において定電圧ダイオード
の電圧降下が発生する点だけが図4(b) とは異なる。
【0033】損傷がA局から見て中継器より近い点で発
生した時には、Va、Vb、Va’、Vb’は次の連立
方程式で表される。
【0034】
【数7】
【0035】
【数8】
【0036】
【数9】
【0037】
【数10】 一方、A局から見て中継器より遠い点で損傷が発生した
時にはVa、Vb、Va’、Vb’は次の連立方程式で
表される。
【0038】
【数11】
【0039】
【数12】
【0040】
【数13】
【0041】
【数14】 実際には、損傷点の位置は判らないので、測定されたV
a、Vb、Va’、Vb’を双方の連立方程式から2組
のLa、Lbを求めてみる。ところで、LaとLbの和
は既知の陸揚局間の距離に等しいが、上で求められた2
組のLa、Lbの内一方だけが陸揚局間の距離に関する
条件に合致する。かかる条件に合致した組のLa、Lb
が陸揚局から損傷点迄の距離である。
【0042】ここでは中継器が一つ設置されている場合
を例に説明したが、複数の中継器が設置されている場合
にも、上と同様な連立方程式を必要な回数解いて、和が
陸揚局間の距離に一致するLa、Lbを以て損傷点迄の
距離とする。このような試行錯誤は、図示されない演算
部のプログラムによって繰り返し行う。
【0043】なお、厳密にはVz、Vfは中継器に使用
される定電圧ダイオード毎にばらつきを持っている。特
に、Vzのばらつきは無視できないことがあるが、この
場合には光海底通信システムを構築する際に、中継器毎
のVzを測定して、演算部に記憶させて、試行錯誤の際
のデータとして使用すれば、標定確度を一層高められ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、光海底通信システムに
おいて、ケーブル切断には到らない接地障害(損傷)を
検出すると共に、接地抵抗、損傷点と局の間の地電位差
や、中間中継器が設置されている場合の、定電圧ダイオ
ードの電圧ばらつきに左右されないで、損傷点迄の距離
の標定を高確度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の実施例を示す図
【図3】 本発明のフローを示す図
【図4】 監視、標定系の等価回路と電圧分布を示す図
【図5】 本発明の第二の実施例を示す図
【図6】 中間中継器が設置された場合の、光海底通信
システムの原理図
【図7】 中間中継器が設置された場合の、等価回路と
電圧分布を示す図
【図8】 光海底ケーブルの構造を示す略図
【符号の説明】
1a、1b 定電流供給手段 2a、2b 監視制御手段 3a、3b 多重化手段 4a、4b 光伝送装置 5 光海底ケーブル 6 給電装置 7 中継器 11a、11b 定電流源 12a、12b 切り換え部 21a、21b 電圧測定部 22a、22b 演算制御部 23a、23b 表示部 31a、31b 多重部 32a、32b モデム 51、51’、51” 金属管 52、52’、52” 光ファイバ 71 中継部 72 定電圧ダイオード 111a、112a、111b、112b 定電流源の
端子 121a、122a、123a、124a、121b、
122b、123b、124b 切り換え部の端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管(51)で囲まれた光ファイバ
    (52)を介して、光伝送装置(4a)、(4b)によ
    って、2つの陸揚局間で主信号の通信を行う海底通信シ
    ステムの監視方法において、 第一の陸揚局に設けられた定電流供給手段(1a)から
    金属管(51)へ定電流を供給し、第二の陸揚局で該金
    属管(51)をアースして、第一の陸揚局で監視制御手
    段(2a)によって金属管(51)の電圧を測定すると
    ともに、次いで第二の陸揚局から、定電流供給手段(1
    b)によって金属管(51)に定電流を供給し、第一の
    陸揚局でアースして、第二の陸揚局で、監視制御手段
    (2b)によって金属管(51)の電圧を測定し、 いずれか一方の陸揚局での電圧測定結果に異常を検出し
    た場合に、第一の陸揚局では金属管(51)に電流を流
    し込む方向に、一方第二の陸揚局では金属管(51)か
    ら電流を流し出す方向に定電流を供給して、双方の陸揚
    局で金属管(51)の電圧を測定し、次に双方の陸揚局
    で同時に電流の方向を逆転させて再び双方の陸揚局で金
    属管(51)の電圧を測定し、その測定結果を演算して
    光海底ケーブルの接地障害点を標定することを特徴とす
    る光海底通信システムの監視方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の光海底通信システムの監視方
    法において、 第一、第二の陸揚局に、対向局の監視制御手段と定電流
    供給手段を制御する制御信号と、自局の測定結果のデー
    タ信号とを多重化して変調する、多重化手段(3a)、
    (3b)を設け、光伝送装置(4a)、(4b)には、
    主信号に対して制御信号とデータ信号を挿入、分岐する
    機能を具備し、 第一の陸揚局の監視制御手段(2a)から、自局の定電
    流供給手段(1a)を制御すると共に、第二の陸揚局に
    は多重化手段(3a)と光通信装置(4a)を介して制
    御信号を送信し、第二の陸揚局では光通信装置(4
    b)、多重化手段(3b)を介して制御信号とデータ信
    号を得て、監視制御手段(2b)に導いて、 一方の陸揚局で金属管に定電流供給手段を接続し、他方
    の陸揚局で金属管をアースして、一方の陸揚局で金属管
    の電圧を測定し、次いで金属管に定電流供給手段を接続
    する陸揚局を変えて、再び金属管の電圧を測定し、その
    測定結果を第一の陸揚局の監視制御手段(2a)に伝送
    して、 該監視制御手段において、いずれか一方の陸揚局での電
    圧測定結果に異常を検出した場合に、第一の陸揚局の監
    視制御手段(2a)から、自局の定電流供給手段(1
    a)を制御すると共に、第二の陸揚局には多重化手段
    (3a)と光通信装置(4a)を介して制御信号を送信
    し、一方の局では金属管(51)に電流を流し込む方向
    に、他方の局では金属管(51)から電流を流し出す方
    向に定電流を供給して、双方の局で金属管(51)の電
    圧を測定し、次いで両局で同時に電流の方向を逆転させ
    て、再び両局で金属管(51)の電圧を測定し、その測
    定結果を第一の陸揚局の監視制御手段(2a)に伝送し
    て、該監視制御手段において測定結果を演算して、接地
    障害点までの距離を自動的に標定することを特徴とする
    光海底通信システムの監視方法。
JP13258192A 1992-05-25 1992-05-25 光海底通信システムの監視方法 Withdrawn JPH05327621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13258192A JPH05327621A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 光海底通信システムの監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13258192A JPH05327621A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 光海底通信システムの監視方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05327621A true JPH05327621A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15084682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13258192A Withdrawn JPH05327621A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 光海底通信システムの監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05327621A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7657176B2 (en) 2005-03-22 2010-02-02 Fujitsu Limited Method, apparatus, and system for evaluating faulty point in multi-stage optical amplifying and repeating transmission line
CN113567809A (zh) * 2021-07-29 2021-10-29 武汉三相电力科技有限公司 一种电缆接头的故障定位设备、系统和方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7657176B2 (en) 2005-03-22 2010-02-02 Fujitsu Limited Method, apparatus, and system for evaluating faulty point in multi-stage optical amplifying and repeating transmission line
CN113567809A (zh) * 2021-07-29 2021-10-29 武汉三相电力科技有限公司 一种电缆接头的故障定位设备、系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0594741B1 (en) Fault location in optical systems
JPH05291987A (ja) 海底ケーブル通信システムの給電監視システム
EP0371445B1 (en) Transmission line monitoring system
CN110389416B (zh) 一种野战光缆、野战光缆故障快速定位系统及定位方法
AU756808B2 (en) Electric power feeding line switching method, electric power feeding line switching apparatus and electric power feeding line switching system
US11742574B2 (en) Distributed antenna systems
CA2212465C (en) Method for monitoring fiber optic cables
JPH05327621A (ja) 光海底通信システムの監視方法
JP2001144684A (ja) 海底通信システムとそのためのランディングステージ
CN112385148B (zh) 通信系统、用于通信系统的监测设备和监测方法
US4134099A (en) System for land seismic cable fault location
US6507277B2 (en) Danger signalling system
JP2001322547A (ja) 列車情報通信システムおよび列車情報通信方法
JP3016477B2 (ja) 海底ケーブルシステムにおける監視情報の送受信装置
JP3460184B2 (ja) 電力線探査装置
US7269353B2 (en) Branching unit for an optical transmission system
KR102825427B1 (ko) 영상신호 전송 시스템
US20250070820A1 (en) Power supply system, branching apparatus, and power supply method
US20240097438A1 (en) Branching device, optical submarine cable system, and power supply method
JPH0243832A (ja) 海底中継システム
JP3273541B2 (ja) 車両制御用地上装置及び車両制御装置
JPH08267722A (ja) 印刷機用バスシステム
JPH01289323A (ja) 海底中継伝送路の給電切替方式
JPS607575Y2 (ja) 中継器監視方式
JPH0327055B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803