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JPH05326271A - 複合インダクタ部品 - Google Patents

複合インダクタ部品

Info

Publication number
JPH05326271A
JPH05326271A JP4158780A JP15878092A JPH05326271A JP H05326271 A JPH05326271 A JP H05326271A JP 4158780 A JP4158780 A JP 4158780A JP 15878092 A JP15878092 A JP 15878092A JP H05326271 A JPH05326271 A JP H05326271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inductor
ferrite
internal electrode
composite
inductor parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4158780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3089832B2 (ja
Inventor
Katsuhisa Imada
勝久 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP04158780A priority Critical patent/JP3089832B2/ja
Publication of JPH05326271A publication Critical patent/JPH05326271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3089832B2 publication Critical patent/JP3089832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化やそれによる実装の高密度化を妨げる
ことなく、インダクタ部に高インピーダンスを付与し
て、ノイズ除去性能を向上させる。 【構成】 フェライト層11と内部電極層12を交互に
積層し、各内部電極層12を導通させることによりコイ
ル形状に形成した複数のインダクタ部2(2a,2b)
の、互に隣接する各インダクタ部2(2a,2b)が、
フェライト積層体1の内部の互に異なる2つの平面上に
位置するように、複数のインダクタ部2(2a,2b)
を一つずつ交互に異なる平面上に配設するとともに、フ
ェライト積層体1の外側に、各インダクタ部2(2a,
2b)と導通する複数の外部電極3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インダクタ部品に関
し、詳しくは、フェライト積層体中に複数のインダクタ
部を配設してなる複合インダクタ部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどのOA機器のイ
ンターフェースラインに使用されるノイズ除去インター
フェース(ノイズ除去フィルタ素子)として、例えば、
図5に示すような複合インダクタ部品が使用されてい
る。この複合インダクタ部品は、実装面積を小さくし
て、高密度実装を行うことができるように、複数のフェ
ライト層を積層してなるフェライト積層体51の層間
に、帯状でまっすぐな内部電極(ストレート内部電極)
52を複数個(この従来例では4個)配設するととも
に、フェライト積層体51の外側に、各ストレート内部
電極52と導通する複数の外部電極53を配設すること
により形成された一体焼成型の複合インダクタ部品であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の複
合インダクタ部品においては、フェライト積層体51の
層間に配設された内部電極(ストレート内部電極)52
が帯状でまっすぐな形状に形成されているため、高イン
ピーダンスを得ることができず、十分なノイズ除去効果
を得ることができないという問題点がある。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、小型化やそれによる実装(表面実装)の高密度化
を妨げることなく高インピーダンスを得ることが可能
で、優れたノイズ除去効果を有する複合インダクタ部品
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の複合インダクタ部品は、フェライト層と
内部電極層を交互に積層し、各内部電極層を導通させる
ことにより、フェライト積層体の内部に複数のコイル形
状のインダクタ部を形成してなる複合インダクタ部品で
あって、互に隣接する各インダクタ部がフェライト積層
体の内部の異なる2つの平面上に位置するように、複数
のインダクタ部を一つずつ交互に異なる平面上に配設す
るとともに、フェライト積層体の外側に、各インダクタ
部と導通する複数の外部電極を形成したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】複数のインダクタ部は、フェライト積層体内部
の2つの平面上に、隣接する各インダクタ部が互に異な
る平面上に位置するように配設されているため、製品を
小型化して実装の高密度化を図ることが可能で、また、
各インダクタ部がそれぞれコイル形状に形成されている
ため、高インピーダンスを得ることができるとともに、
コイルの巻数を変えることによりインピーダンス特性を
調整することが可能になり、設計の自由度が向上してノ
イズを効果的に除去することができるようになる。
【0007】また、隣接する各インダクタ部が異なる平
面上に位置しているため、同一平面上に各インダクタ部
を配設する場合に比べて、隣接するインダクタ部間の距
離を大きくとることが可能になり、磁器結合や容量結合
を抑制してクロストーク特性を向上させ、ノイズや信号
が他のインダクタ部に飛び移ることを防止して信号伝達
の信頼性を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例にかかる複合インダク
タ部品を示す斜視図であり、図2はその製造方法を示す
分解斜視図である。
【0009】この実施例の複合インダクタ部品において
は、図1に示すように、内部電極層12(図2)をコイ
ル形状に形成してなる複数個(この実施例では4個)の
インダクタ部2(2a,2b)が、フェライト層11,
21(図2)を積層してなるフェライト積層体1の内部
に配設されており、フェライト積層体1の外側には、引
出し電極部13を介して上記の各インダクタ部2(2
a,2b)と導通する複数の外部電極3が配設されてい
る。
【0010】そして、インダクタ部2は、互に隣接する
各インダクタ部2a,2bが、フェライト積層体1の内
部の2つの互に異なる2つの平面上に位置するように、
一つずつ交互に異なる平面上に配設されている。なお、
図1において、インダクタ部2aは一方の平面上に配設
されたインダクタ部2を示しており、インダクタ部2b
は他方の平面上に配設されたインダクタ部2を示してい
る。
【0011】次に、この複合インダクタ部品の製造方法
を図2に基づいて説明する。まず、所定の位置にスルー
ホール14が形成された複数のフェライトシート(フェ
ライト層)11のインダクタ部2(2a)(図1)を形
成すべき位置に導体パターン(内部電極層)12を配設
することにより、第1のフェライトシート群11aを形
成する。なお、フェライトシート群11aの導体パター
ン12のうちの最上層及び最下層の導体パターン12
a,12bには、それぞれ引出し電極部13が一体に形
成されている。
【0012】そして、同様の方法により、複数のフェラ
イトシート(フェライト層)21の、インダクタ部2
(2b)(図1)を形成すべき所定の位置に導体パター
ン(内部電極層)12を配設することにより、第2のフ
ェライトシート群21aを形成する。なお、導体パター
ン(内部電極層)12は、例えば、未焼成のフェライト
グリーンシートに所定のパターンになるように導電ペー
ストを印刷することにより形成することができる。
【0013】そして、このようにして形成されたフェラ
イトシート群11a,21aの間に導体パターンが形成
されていないフェライトシート16を挿入するととも
に、さらに上下両面側から導体パターンが形成されてい
ないフェライトシート15を積層して圧着し、各フェラ
イトシート11,21に形成された導体パターン12を
スルーホール14を介して接続することにより、全体で
所定の巻数(数ターン)となるようなコイルパターン
(インダクタ部)2(2a,2b)を形成する。次に、
このようなユニットが複数個形成されたブロックを所定
の位置でカットして焼成を行う。
【0014】それから、焼成されたフェライト積層体1
の外側に、上記引出し電極部13を介してインダクタ部
2(2a,2b)と導通する複数の外部電極3を形成す
ることにより、図1に示すような複合インダクタ部品が
形成される。なお、外部電極3は、例えば、内部電極層
12を形成するのに用いたものと同一の、あるいは異な
る導電ペーストを印刷して焼き付けることにより形成す
ることが可能であり、またメッキや蒸着などの他の方法
によって形成することも可能である。
【0015】上記のようにして形成された複合インダク
タ部品は、複数のインダクタ部2(2a,2b)が、隣
接する各インダクタ部2(2a,2b)が互に異なる平
面上に位置するように配設されているため、製品を小型
化して実装の高密度化を図ることができる。また、各イ
ンダクタ部2(2a,2b)がそれぞれコイル形状に形
成されているため、高インピーダンスを得ることができ
るとともに、コイルの巻数を変えることによりインピー
ダンス特性を調整することができるため、ノイズを効果
的に除去することができる。
【0016】また、隣接する各インダクタ部2(2a,
2b)が異なる平面上に位置しているため、同一平面上
に各インダクタ部2(2a,2b)を配設する場合に比
べて、隣接するインダクタ部2(2a,2b)間の距離
を大きくとることができるため、磁器結合や容量結合を
抑制してクロストーク特性を向上させ、ノイズや信号が
他のインダクタ部に飛び移ることを防止して信号伝達の
信頼性を向上させることができる。
【0017】なお、上記実施例においては、4個のイン
ダクタ部を配設した複合インダクタ部品について説明し
たが、配設するインダクタ部の数には特に制約はなく、
使用条件や用途などに応じてその数を増減することが可
能である。また、上記実施例では、図3に示すように、
上面からみた場合に、複数のインダクタ部2(2a,2
b)がまっすぐ一列に並ぶように配設した場合について
説明したが、インダクタ部は、必ずしもまっすぐ一列に
配設する必要はなく、例えば、図4に示すように、イン
ダクタ部2(2a,2b)をジグザグ状に配設すること
も可能であり、この場合、各インダクタ部2(2a,2
b)間の距離をより大きくとることが可能になる。
【0018】また、インダクタ部を構成するコイルパタ
ーンの形状や巻数(ターン数)などについても特に制約
はなく、使用条件や用途などを考慮して好ましい形状や
巻数などを選択することができる。
【0019】また、フェライト層、内部電極層、外部電
極などを構成する材料や形状などについても、この発明
の効果を損わない範囲において種々の応用を加えること
が可能である。
【0020】
【発明の効果】上述のように、この発明の複合インダク
タ部品は、互に隣接する各インダクタ部が互に異なる2
つの平面上に位置するように、複数のインダクタ部を一
つずつ交互に異なる平面上に配設するとともに、フェラ
イト積層体の外側に、各インダクタ部と導通する複数の
外部電極を形成するようにしているので、小型化やそれ
による実装の高密度化を妨げることなく高インピーダン
ス特性を得ることができるとともに、コイルの巻数を変
えることにより所望のインピーダンス特性を引き出して
ノイズを効果的に除去することができる。
【0021】さらに、隣接するインダクタ部間の距離を
大きくとることができるため、磁器結合や容量結合を抑
制して、クロストーク特性を向上させ、信号伝達の信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる複合インダクタ部
品を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる複合インダクタ部
品の製造方法を示す分解斜視図である。
【図3】この発明の一実施例にかかる複合インダクタ部
品を示す平面図である。
【図4】この発明の他の実施例にかかる複合インダクタ
部品を示す平面図である。
【図5】従来の複合インダクタ部品を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フェライト積層体 2 インダクタ部 2a 一方の平面上に形成されたインダクタ部 2b 他方の平面上に形成されたインダクタ部 3 外部電極 11,21 フェライト層(フェライトシート) 12 内部電極層 13 引出し電極部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト層と内部電極層を交互に積層
    し、各内部電極層を導通させることにより、フェライト
    積層体の内部に複数のコイル形状のインダクタ部を形成
    してなる複合インダクタ部品であって、互に隣接する各
    インダクタ部がフェライト積層体の内部の異なる2つの
    平面上に位置するように、複数のインダクタ部を一つず
    つ交互に異なる平面上に配設するとともに、フェライト
    積層体の外側に、各インダクタ部と導通する複数の外部
    電極を形成したことを特徴とする複合インダクタ部品。
JP04158780A 1992-05-25 1992-05-25 複合インダクタ部品 Expired - Lifetime JP3089832B2 (ja)

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