JPH05324018A - Pcの制御回路 - Google Patents
Pcの制御回路Info
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- JPH05324018A JPH05324018A JP12736492A JP12736492A JPH05324018A JP H05324018 A JPH05324018 A JP H05324018A JP 12736492 A JP12736492 A JP 12736492A JP 12736492 A JP12736492 A JP 12736492A JP H05324018 A JPH05324018 A JP H05324018A
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- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 28
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 20
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
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- Advance Control (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シーケンス命令を実行するPCの制御回路に
おいて、処理速度をより高速化する。 【構成】 プロセッサ1は、1実行サイクル中に同一ア
ドレスの2つのシーケンス命令を同時にシーケンスプロ
グラム用メモリ3から読み込み、かつ同実行サイクル中
に前回実行サイクルで読み込んだ2つのシーケンス命令
のデータをデュアルポートRAM2から読み込んで処理
する。これにより、1実行サイクル中に2つのシーケン
ス命令の読み込みと処理とを同時に行うことができる。
おいて、処理速度をより高速化する。 【構成】 プロセッサ1は、1実行サイクル中に同一ア
ドレスの2つのシーケンス命令を同時にシーケンスプロ
グラム用メモリ3から読み込み、かつ同実行サイクル中
に前回実行サイクルで読み込んだ2つのシーケンス命令
のデータをデュアルポートRAM2から読み込んで処理
する。これにより、1実行サイクル中に2つのシーケン
ス命令の読み込みと処理とを同時に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーケンス命令を実行す
るPC(プログラマブル・コントローラ)の制御回路に
関し、特にシーケンス命令の読み込みと処理とを同時に
行うことのできるPCの制御回路に関する。
るPC(プログラマブル・コントローラ)の制御回路に
関し、特にシーケンス命令の読み込みと処理とを同時に
行うことのできるPCの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PCでシーケンス命令を実行す
る場合には、ビットアドレス単位でデータ処理が行われ
ている。このため、制御回路には、PC専用のプロセッ
サが用いられることが多い。このPCで制御する機械点
数は年々増大しており、処理速度の高速化が重要となっ
ている。
る場合には、ビットアドレス単位でデータ処理が行われ
ている。このため、制御回路には、PC専用のプロセッ
サが用いられることが多い。このPCで制御する機械点
数は年々増大しており、処理速度の高速化が重要となっ
ている。
【0003】処理速度を高速にする方法としては、ま
ず、シーケンス命令や演算データを格納するメモリにア
クセスタイムが高速なものを使用し、シーケンス命令の
読み込み時間やデータ演算時間を短くする方法がある。
また、シーケンス命令を格納するメモリのデータ幅を広
くし、命令コードやオペランドの読み込みサイクルを短
くする方法がある。
ず、シーケンス命令や演算データを格納するメモリにア
クセスタイムが高速なものを使用し、シーケンス命令の
読み込み時間やデータ演算時間を短くする方法がある。
また、シーケンス命令を格納するメモリのデータ幅を広
くし、命令コードやオペランドの読み込みサイクルを短
くする方法がある。
【0004】しかし、これらの方法だけでは、処理速度
にも限界がある。そこで、シーケンス命令を格納するメ
モリのバスと、演算データを格納するメモリのバスとを
分離してプロセッサと結合する方法が一般に用いられて
いる。
にも限界がある。そこで、シーケンス命令を格納するメ
モリのバスと、演算データを格納するメモリのバスとを
分離してプロセッサと結合する方法が一般に用いられて
いる。
【0005】図4は各メモリのバスを分離してプロセッ
サと結合させた従来のPCの制御回路の概略構成を示す
ブロック図である。プロセッサ21はPC専用に製造さ
れたものであり、ビットアドレス単位でデータを処理す
る。プロセッサ21は、制御信号線C1、アドレスバス
A1、およびデータバスD1を介して、RAM22およ
びインタフェース回路24と結合されている。また、プ
ロセッサ21は、制御信号線C2、アドレスバスA2、
およびデータバスD2を介してシーケンスプログラム用
メモリ23と結合されている。
サと結合させた従来のPCの制御回路の概略構成を示す
ブロック図である。プロセッサ21はPC専用に製造さ
れたものであり、ビットアドレス単位でデータを処理す
る。プロセッサ21は、制御信号線C1、アドレスバス
A1、およびデータバスD1を介して、RAM22およ
びインタフェース回路24と結合されている。また、プ
ロセッサ21は、制御信号線C2、アドレスバスA2、
およびデータバスD2を介してシーケンスプログラム用
メモリ23と結合されている。
【0006】次に、このような従来のPCの制御回路に
よるシーケンス命令の実行手順を示す。図5はラダープ
ログラムの一例を示す図である。ここで、WA〜WFは
信号名称である。このラダープログラムをコーディング
すると以下のようになる。
よるシーケンス命令の実行手順を示す。図5はラダープ
ログラムの一例を示す図である。ここで、WA〜WFは
信号名称である。このラダープログラムをコーディング
すると以下のようになる。
【0007】 RD WA AND.NOT WB AND WC AND WD OR WE WRT WF プロセッサ21は、このシーケンスプログラムを命令番
号〜まで順番に実行していく。
号〜まで順番に実行していく。
【0008】図6はこのラダープログラムを従来のPC
の制御回路によって実行する場合の手順を示すタイムチ
ャートである。プロセッサ21は、まず、命令番号の
シーケンス命令を1実行サイクル内にシーケンスプログ
ラム用メモリ23から読み込んでくる(F)。そし
て、次の実行サイクルで命令番号のシーケンス命令を
実行し(E)、その一方で、命令番号のシーケンス
命令を読み込んでくる(F)。ここで、シーケンス命
令の実行とは、そのシーケンス命令に必要なデータをプ
ロセッサ21がRAM22から読み込み、さらにそれを
命令通りに演算処理することを言う。
の制御回路によって実行する場合の手順を示すタイムチ
ャートである。プロセッサ21は、まず、命令番号の
シーケンス命令を1実行サイクル内にシーケンスプログ
ラム用メモリ23から読み込んでくる(F)。そし
て、次の実行サイクルで命令番号のシーケンス命令を
実行し(E)、その一方で、命令番号のシーケンス
命令を読み込んでくる(F)。ここで、シーケンス命
令の実行とは、そのシーケンス命令に必要なデータをプ
ロセッサ21がRAM22から読み込み、さらにそれを
命令通りに演算処理することを言う。
【0009】こうして、以下、命令番号まで同様の処
理が繰り返される。このように、従来のPCの制御回路
では、RAM22とシーケンスプログラム用メモリ23
とを別のバスを介してプロセッサ21と結合させること
により、プロセッサ21では、シーケンス命令の読み込
みとその実行を1実行サイクル内で同時に行うようにし
ている。
理が繰り返される。このように、従来のPCの制御回路
では、RAM22とシーケンスプログラム用メモリ23
とを別のバスを介してプロセッサ21と結合させること
により、プロセッサ21では、シーケンス命令の読み込
みとその実行を1実行サイクル内で同時に行うようにし
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のPCの
制御回路では、1実行サイクル内では読み込みおよび実
行ともに一つのシーケンス命令しか取り扱うことができ
なかった。このため、処理速度に限界があった。
制御回路では、1実行サイクル内では読み込みおよび実
行ともに一つのシーケンス命令しか取り扱うことができ
なかった。このため、処理速度に限界があった。
【0011】そこで、さらに高速化を図る方法として、
シーケンスプログラム用メモリ23のデータバスD2の
データ幅をシーケンス命令の語長の整数倍とし、プロセ
ッサ21側にもそれに対応するデータバスを設けること
により、複数のシーケンス命令を同時に読み込んで実行
するようにする方法が考えられる。
シーケンスプログラム用メモリ23のデータバスD2の
データ幅をシーケンス命令の語長の整数倍とし、プロセ
ッサ21側にもそれに対応するデータバスを設けること
により、複数のシーケンス命令を同時に読み込んで実行
するようにする方法が考えられる。
【0012】しかし、RAM22からのデータのアクセ
スは一つずつ順番にしか行えず、さらに、従来のプロセ
ッサ21には、複数のデータの演算処理を同時に行う機
能が設けられていない。このため、シーケンス命令を複
数同時に読み込めても、実際に演算を行う場合には一つ
ずつしかデータを扱うことができない。特にPCにおい
ては、シーケンス命令の大半がデータメモリのアクセス
を必要とするので、データのアクセス時間が従来と同じ
では、高速化を期待することができない。
スは一つずつ順番にしか行えず、さらに、従来のプロセ
ッサ21には、複数のデータの演算処理を同時に行う機
能が設けられていない。このため、シーケンス命令を複
数同時に読み込めても、実際に演算を行う場合には一つ
ずつしかデータを扱うことができない。特にPCにおい
ては、シーケンス命令の大半がデータメモリのアクセス
を必要とするので、データのアクセス時間が従来と同じ
では、高速化を期待することができない。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、処理速度をより高速化することのできるPC
の制御回路を提供することを目的とする。
のであり、処理速度をより高速化することのできるPC
の制御回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、シーケンス命令を実行するPC(プログ
ラマブル・コントローラ)の制御回路において、同一ア
ドレスに複数のシーケンス命令が格納されるシーケンス
プログラム用メモリと、データが格納されたマルチポー
トRAMと、1実行サイクル中に前記同一アドレスの複
数のシーケンス命令を同時に読み込み、かつ同実行サイ
クル中に前回実行サイクルで読み込んだ複数のシーケン
ス命令のデータを前記マルチポートRAMから読み込ん
で処理するプロセッサと、を有することを特徴とするP
Cの制御回路が提供される。
決するために、シーケンス命令を実行するPC(プログ
ラマブル・コントローラ)の制御回路において、同一ア
ドレスに複数のシーケンス命令が格納されるシーケンス
プログラム用メモリと、データが格納されたマルチポー
トRAMと、1実行サイクル中に前記同一アドレスの複
数のシーケンス命令を同時に読み込み、かつ同実行サイ
クル中に前回実行サイクルで読み込んだ複数のシーケン
ス命令のデータを前記マルチポートRAMから読み込ん
で処理するプロセッサと、を有することを特徴とするP
Cの制御回路が提供される。
【0015】
【作用】プロセッサは、1実行サイクル中に同一アドレ
スの複数のシーケンス命令を同時にシーケンスプログラ
ム用メモリから読み込み、かつ同実行サイクル中に前回
実行サイクルで読み込んだ複数のシーケンス命令のデー
タをマルチポートRAMから読み込んで処理する。これ
により、1実行サイクル中に複数のシーケンス命令の読
み込みと処理とを同時に行うことができる。
スの複数のシーケンス命令を同時にシーケンスプログラ
ム用メモリから読み込み、かつ同実行サイクル中に前回
実行サイクルで読み込んだ複数のシーケンス命令のデー
タをマルチポートRAMから読み込んで処理する。これ
により、1実行サイクル中に複数のシーケンス命令の読
み込みと処理とを同時に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例のPCの制御回路の概略構成を
示すブロック図である。本実施例のPCの制御回路は、
主にPC専用のプロセッサ1、デュアルポートRAM
2、シーケンスプログラム用メモリ3、およびインタフ
ェース回路4から構成されている。
明する。図1は本実施例のPCの制御回路の概略構成を
示すブロック図である。本実施例のPCの制御回路は、
主にPC専用のプロセッサ1、デュアルポートRAM
2、シーケンスプログラム用メモリ3、およびインタフ
ェース回路4から構成されている。
【0017】デュアルポートRAM2は、一般市販され
ているRAMの一種で、2つのポートP0およびポート
P1を有しており、2つのポートから同時にアクセスす
ることができる。ポートP0は、制御信号線CS1、ア
ドレスバスAB1、およびデータバスDB1を介してプ
ロセッサ1と結合されている。一方、ポートP1は、制
御信号線CS2、アドレスバスAB2、およびデータバ
スDB2を介してプロセッサ1およびインタフェース回
路4と結合されている。
ているRAMの一種で、2つのポートP0およびポート
P1を有しており、2つのポートから同時にアクセスす
ることができる。ポートP0は、制御信号線CS1、ア
ドレスバスAB1、およびデータバスDB1を介してプ
ロセッサ1と結合されている。一方、ポートP1は、制
御信号線CS2、アドレスバスAB2、およびデータバ
スDB2を介してプロセッサ1およびインタフェース回
路4と結合されている。
【0018】シーケンスプログラム用メモリ3には、同
一アドレスに2つのシーケンス命令が格納されている。
プロセッサ1は、シーケンスプログラム用メモリ3から
2つのシーケンス命令を同時に読み込むと、次の実行サ
イクルで各シーケンス命令で取り扱うデータをデュアル
ポートRAM2から同時に読み込む。ただし、2つのデ
ータを読み込む場合には、一方のデータをポートP0か
ら、他方のデータをポートP1から読み込む。
一アドレスに2つのシーケンス命令が格納されている。
プロセッサ1は、シーケンスプログラム用メモリ3から
2つのシーケンス命令を同時に読み込むと、次の実行サ
イクルで各シーケンス命令で取り扱うデータをデュアル
ポートRAM2から同時に読み込む。ただし、2つのデ
ータを読み込む場合には、一方のデータをポートP0か
ら、他方のデータをポートP1から読み込む。
【0019】プロセッサ1は、シーケンスプログラム用
メモリ3から読み込んだシーケンス命令が書き込み命令
の場合には、その命令に従ってデータをデュアルポート
RAM2に書き込む。
メモリ3から読み込んだシーケンス命令が書き込み命令
の場合には、その命令に従ってデータをデュアルポート
RAM2に書き込む。
【0020】また、プロセッサ1は、図示されていない
スイッチ等からのデータをインタフェース回路4を介し
てデュアルポートRAM2に書き込む。さらに、プロセ
ッサ1は、デュアルポートRAM2内のデータをインタ
フェース回路4を介して図示されていないリレー等に送
る。このデュアルポートRAM2とインタフェース回路
4との間のデータのやり取りは、ポートP1によって行
われる。
スイッチ等からのデータをインタフェース回路4を介し
てデュアルポートRAM2に書き込む。さらに、プロセ
ッサ1は、デュアルポートRAM2内のデータをインタ
フェース回路4を介して図示されていないリレー等に送
る。このデュアルポートRAM2とインタフェース回路
4との間のデータのやり取りは、ポートP1によって行
われる。
【0021】図2はプロセッサ1内部の構成を示すブロ
ック図である。プロセッサ1にはコントロール回路11
が設けられており、プロセッサ1内の回路全体を制御す
る。コントロール回路11は、1実行サイクル毎に同一
アドレスに格納された2つのシーケンス命令をシーケン
スプログラム用メモリ3からデータバスDB3を介して
読み込む。
ック図である。プロセッサ1にはコントロール回路11
が設けられており、プロセッサ1内の回路全体を制御す
る。コントロール回路11は、1実行サイクル毎に同一
アドレスに格納された2つのシーケンス命令をシーケン
スプログラム用メモリ3からデータバスDB3を介して
読み込む。
【0022】コントロール回路11は、シーケンスプロ
グラム用メモリ3から読み込んだ各シーケンス命令を解
読し、次の実行サイクルで、それぞれのシーケンス命令
で扱うデータをデュアルポートRAM2の各ポートP0
およびP1から読み込む。ここで、各データの読み込み
は、各制御信号線CS1およびCS2にリード制御信号
を、また、各アドレスバスAB1およびAB2にアドレ
スデータを送ることにより実行される。
グラム用メモリ3から読み込んだ各シーケンス命令を解
読し、次の実行サイクルで、それぞれのシーケンス命令
で扱うデータをデュアルポートRAM2の各ポートP0
およびP1から読み込む。ここで、各データの読み込み
は、各制御信号線CS1およびCS2にリード制御信号
を、また、各アドレスバスAB1およびAB2にアドレ
スデータを送ることにより実行される。
【0023】これにより、デュアルポートRAM2から
は、データバスDB1およびDB2を介して2つのデー
タが同時にプロセッサ1に読み込まれる。なお、2つの
データの読み込みは、実行順番の早い方のデータがポー
トP0のデータバスDB1から、遅い方のデータがポー
トP1のデータバスDB2から読み込まれる。データバ
スDB1から読み込まれたデータはマルチプレクサ(M
UX)12に、データバスDB2から読み込まれたデー
タはマルチプレクサ(MUX)13に、それぞれ送られ
る。
は、データバスDB1およびDB2を介して2つのデー
タが同時にプロセッサ1に読み込まれる。なお、2つの
データの読み込みは、実行順番の早い方のデータがポー
トP0のデータバスDB1から、遅い方のデータがポー
トP1のデータバスDB2から読み込まれる。データバ
スDB1から読み込まれたデータはマルチプレクサ(M
UX)12に、データバスDB2から読み込まれたデー
タはマルチプレクサ(MUX)13に、それぞれ送られ
る。
【0024】コントロール回路11は、各マルチプレク
サ12および13にそれぞれデータが送られると、まず
マルチプレクサ12にビットアドレス選択信号を送り、
適度なタイミングを計ってからマルチプレクサ13にビ
ットアドレス選択信号を送る。
サ12および13にそれぞれデータが送られると、まず
マルチプレクサ12にビットアドレス選択信号を送り、
適度なタイミングを計ってからマルチプレクサ13にビ
ットアドレス選択信号を送る。
【0025】また、コントロール回路11は、シーケン
スプログラム用メモリ3から読み込んだ各シーケンス命
令を解読し、演算器(ALU)14および演算器(AL
U)15のそれぞれに、AND、ORの演算を行うため
の演算指令信号を送る。ただし、ここでは、演算指令信
号は先に演算器14に送られる。
スプログラム用メモリ3から読み込んだ各シーケンス命
令を解読し、演算器(ALU)14および演算器(AL
U)15のそれぞれに、AND、ORの演算を行うため
の演算指令信号を送る。ただし、ここでは、演算指令信
号は先に演算器14に送られる。
【0026】さらに、コントロール回路11は、シーケ
ンスプログラム用メモリ3から読み込んだシーケンス命
令に書き込み命令がある場合には、データ置換回路17
またはデータ置換回路18にデータ書き込み信号を送
る。
ンスプログラム用メモリ3から読み込んだシーケンス命
令に書き込み命令がある場合には、データ置換回路17
またはデータ置換回路18にデータ書き込み信号を送
る。
【0027】このように、各回路に演算指令を送る一方
で、コントロール回路11は次のシーケンス命令をシー
ケンスプログラム用メモリ3から読み込む。すなわち、
コントロール回路11は、1実行サイクル中にシーケン
ス命令を読み込むと同時に、前回の実行サイクルで読み
込んだシーケンス命令を実行する。
で、コントロール回路11は次のシーケンス命令をシー
ケンスプログラム用メモリ3から読み込む。すなわち、
コントロール回路11は、1実行サイクル中にシーケン
ス命令を読み込むと同時に、前回の実行サイクルで読み
込んだシーケンス命令を実行する。
【0028】マルチプレクサ12には、データバスDB
1を介して例えば16ビットのデータが入力される。マ
ルチプレクサ12は、コントロール回路11からビット
アドレス選択信号を受け取ると、指定されたビットアド
レスにあるビットデータのみを取り出して演算器14に
送る。
1を介して例えば16ビットのデータが入力される。マ
ルチプレクサ12は、コントロール回路11からビット
アドレス選択信号を受け取ると、指定されたビットアド
レスにあるビットデータのみを取り出して演算器14に
送る。
【0029】一方、マルチプレクサ13には、データバ
スDB2を介して同じく16ビットのデータが入力され
る。マルチプレクサ13は、コントロール回路11から
ビットアドレス選択信号を受け取ると、指定されたビッ
トアドレスにあるビットデータのみを取り出して演算器
15に送る。
スDB2を介して同じく16ビットのデータが入力され
る。マルチプレクサ13は、コントロール回路11から
ビットアドレス選択信号を受け取ると、指定されたビッ
トアドレスにあるビットデータのみを取り出して演算器
15に送る。
【0030】演算器14は、コントロール回路11から
の演算指令信号に従って、マルチプレクサ12から送ら
れるビットデータと後述のアキュームレータ(ACC)
16からの最終演算結果データとを演算し、その演算結
果データを演算器15に送る。
の演算指令信号に従って、マルチプレクサ12から送ら
れるビットデータと後述のアキュームレータ(ACC)
16からの最終演算結果データとを演算し、その演算結
果データを演算器15に送る。
【0031】演算器15は、コントロール回路11から
の演算指令信号に従って、マルチプレクサ13から送ら
れるビットデータと演算器14から送られる演算データ
とを演算し、その最終演算結果データをアキュームレー
タ16に送る。
の演算指令信号に従って、マルチプレクサ13から送ら
れるビットデータと演算器14から送られる演算データ
とを演算し、その最終演算結果データをアキュームレー
タ16に送る。
【0032】アキュームレータ16は、この最終演算結
果データを受け取ると、新たな最終演算結果データが送
られるまでその値を保持し、その間、演算器14、デー
タ置換回路17およびデータ置換回路18に送る。
果データを受け取ると、新たな最終演算結果データが送
られるまでその値を保持し、その間、演算器14、デー
タ置換回路17およびデータ置換回路18に送る。
【0033】データ置換回路17は、コントロール回路
11からデータ書き込み信号が送られると、最終演算結
果データを他の演算しないビットと合成してデータバス
DB1に出力する。すなわち、演算処理が1ビットずつ
処理するのに伴い、他のビットはそのまま演算しない状
態で読み出し、演算処理したビットと同時に該当するア
ドレスに書き込む。また、データ置換回路18において
も同様の処理がなされ、新しいデータがデータバスDB
2に出力される。
11からデータ書き込み信号が送られると、最終演算結
果データを他の演算しないビットと合成してデータバス
DB1に出力する。すなわち、演算処理が1ビットずつ
処理するのに伴い、他のビットはそのまま演算しない状
態で読み出し、演算処理したビットと同時に該当するア
ドレスに書き込む。また、データ置換回路18において
も同様の処理がなされ、新しいデータがデータバスDB
2に出力される。
【0034】次に、このようなプロセッサ1を有する本
実施例のPCの制御回路によるシーケンス・プログラム
の実行手順を説明する。なお、ここでは、従来技術の説
明で使用した図5のラダープログラムを一例としてその
実行手順を説明する。
実施例のPCの制御回路によるシーケンス・プログラム
の実行手順を説明する。なお、ここでは、従来技術の説
明で使用した図5のラダープログラムを一例としてその
実行手順を説明する。
【0035】図5のラダープログラムをコーディングす
ると、以下のようになる。 RD WA AND.NOT WB AND WC AND WD OR WE WRT WF これらのラダープログラムは、シーケンスプログラム用
メモリ3内では、1アドレスに2つのシーケンス命令が
格納されている。すなわち、命令番号ととが同一ア
ドレスに、同じく命令番号と、命令番号ととが
それぞれ同一アドレスに格納されている。
ると、以下のようになる。 RD WA AND.NOT WB AND WC AND WD OR WE WRT WF これらのラダープログラムは、シーケンスプログラム用
メモリ3内では、1アドレスに2つのシーケンス命令が
格納されている。すなわち、命令番号ととが同一ア
ドレスに、同じく命令番号と、命令番号ととが
それぞれ同一アドレスに格納されている。
【0036】図3はこのラダープログラムを本実施例の
PCの制御回路によって実行する場合の手順を示すタイ
ムチャートである。プロセッサ1は、まず、命令番号
とのシーケンス命令を1実行サイクル内にシーケンス
プログラム用メモリ3から読み込んでくる(F)。
そして、次の実行サイクルで命令番号およびのシー
ケンス命令を実行し(E)、その一方で、命令番号
およびのシーケンス命令を読み込んでくる(F
)。
PCの制御回路によって実行する場合の手順を示すタイ
ムチャートである。プロセッサ1は、まず、命令番号
とのシーケンス命令を1実行サイクル内にシーケンス
プログラム用メモリ3から読み込んでくる(F)。
そして、次の実行サイクルで命令番号およびのシー
ケンス命令を実行し(E)、その一方で、命令番号
およびのシーケンス命令を読み込んでくる(F
)。
【0037】命令番号およびのシーケンス命令を読
み込むと、次の実行サイクルではこれらを実行し(E
)、その一方で、命令番号およびのシーケンス命
令を読み込む(F)。ここで、命令番号のシーケ
ンス命令は、書き込み命令であるので、次の実行サイク
ルでは命令番号のシーケンス命令のみを実行する(E
)。そして、命令番号を実行した後の実行サイクル
で命令番号のシーケンス命令を実行する。
み込むと、次の実行サイクルではこれらを実行し(E
)、その一方で、命令番号およびのシーケンス命
令を読み込む(F)。ここで、命令番号のシーケ
ンス命令は、書き込み命令であるので、次の実行サイク
ルでは命令番号のシーケンス命令のみを実行する(E
)。そして、命令番号を実行した後の実行サイクル
で命令番号のシーケンス命令を実行する。
【0038】このように、本実施例では、データメモリ
としてデュアルポートRAM2を用い、シーケンスプロ
グラム用メモリ3には同一アドレス中に2つのシーケン
ス命令を格納するようにし、さらに、プロセッサ1の機
能として、同一アドレスに含まれた2つのシーケンス命
令を次の実行サイクル中に同時に実行するようにしたの
で、処理速度の高速化を図ることができる。
としてデュアルポートRAM2を用い、シーケンスプロ
グラム用メモリ3には同一アドレス中に2つのシーケン
ス命令を格納するようにし、さらに、プロセッサ1の機
能として、同一アドレスに含まれた2つのシーケンス命
令を次の実行サイクル中に同時に実行するようにしたの
で、処理速度の高速化を図ることができる。
【0039】なお、本実施例では、マルチポートRAM
としてデュアルポートRAM2を用いたが、3つ以上の
ポートを有するRAMであっても本発明を実施すること
が可能である。すなわち、1アドレス中のシーケンス命
令をマルチポートRAMのポートの数と同じにし、さら
にプロセッサ1の1実行サイクル中の処理データ数も同
一となるように設計すればよい。
としてデュアルポートRAM2を用いたが、3つ以上の
ポートを有するRAMであっても本発明を実施すること
が可能である。すなわち、1アドレス中のシーケンス命
令をマルチポートRAMのポートの数と同じにし、さら
にプロセッサ1の1実行サイクル中の処理データ数も同
一となるように設計すればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、一つの
プロセッサで1実行サイクル中に複数のシーケンス命令
の読み込みと処理とを同時に行うようにしたので、処理
速度の高速化を図ることができる。
プロセッサで1実行サイクル中に複数のシーケンス命令
の読み込みと処理とを同時に行うようにしたので、処理
速度の高速化を図ることができる。
【図1】本実施例のPCの制御回路の概略構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】プロセッサ内部の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】ラダープログラムを本実施例のPCの制御回路
によって実行する場合の手順を示すタイムチャートであ
る。
によって実行する場合の手順を示すタイムチャートであ
る。
【図4】従来のPCの制御回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】ラダープログラムの一例を示す図である。
【図6】ラダープログラムを従来のPCの制御回路によ
って実行する場合の手順を示すタイムチャートである。
って実行する場合の手順を示すタイムチャートである。
1 プロセッサ 2 デュアルポートRAM 3 シーケンスプログラム用メモリ 4 インタフェース回路
Claims (2)
- 【請求項1】 シーケンス命令を実行するPC(プログ
ラマブル・コントローラ)の制御回路において、 同一アドレスに複数のシーケンス命令が格納されるシー
ケンスプログラム用メモリと、 データが格納されたマルチポートRAMと、 1実行サイクル中に前記同一アドレスの複数のシーケン
ス命令を同時に読み込み、かつ同実行サイクル中に前回
実行サイクルで読み込んだ複数のシーケンス命令のデー
タを前記マルチポートRAMから読み込んで処理するプ
ロセッサと、 を有することを特徴とするPCの制御回路。 - 【請求項2】 前記プロセッサ内部には、前記同一アド
レスの複数のシーケンス命令と同数であり、かつ前記シ
ーケンス命令の順番に従って直列に演算を行うように配
列された演算器を有することを特徴とする請求項1記載
のPCの制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12736492A JPH05324018A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Pcの制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12736492A JPH05324018A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Pcの制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05324018A true JPH05324018A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14958138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12736492A Pending JPH05324018A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | Pcの制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05324018A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010055629A (ja) * | 2009-11-30 | 2010-03-11 | Panasonic Corp | 画像音声信号処理装置及びそれを用いた電子機器 |
US10230991B2 (en) | 2003-08-21 | 2019-03-12 | Socionext Inc. | Signal-processing apparatus including a second processor that, after receiving an instruction from a first processor, independantly controls a second data processing unit without further instrcuction from the first processor |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12736492A patent/JPH05324018A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10230991B2 (en) | 2003-08-21 | 2019-03-12 | Socionext Inc. | Signal-processing apparatus including a second processor that, after receiving an instruction from a first processor, independantly controls a second data processing unit without further instrcuction from the first processor |
US11563985B2 (en) | 2003-08-21 | 2023-01-24 | Socionext Inc. | Signal-processing apparatus including a second processor that, after receiving an instruction from a first processor, independantly controls a second data processing unit without further instruction from the first processor |
JP2010055629A (ja) * | 2009-11-30 | 2010-03-11 | Panasonic Corp | 画像音声信号処理装置及びそれを用いた電子機器 |
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